JP3152622U - ヒノキペレットを内包する枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】寝心地もよく、ヒノキの香り成分を長期間にわたり放出できる枕を提供する。【解決手段】枕本体と、充填材から成る枕であって、該充填材の一部又は全部が、通気性及び通香性を有する袋体に収納されたヒノキのペレット及びヒノキのおが粉で構成され、該充填材を枕本体所定箇所に交換可能に配設できることとした。また、枕本体の素材に低反発ウレタンを用いる構成や、枕本体を複数に分割して縫製し、前記ヒノキのペレット及びヒノキのおが粉で構成された充填材を、該分割中央部に配設する構成にもできる。【選択図】図1

Description

本考案は、ヒノキペレット及びヒノキのおが粉で構成された充填材を内包する枕に関する。
人生の三分の一を占める睡眠をいかに快適なものにできるかどうかは、健康維持のため極めて重要である。しかし、ストレス社会と言われる今日においては、睡眠障害を抱える人は増加するばかりである。そこで、寝具には多種多様の機能が求められるようになった。最近では、鎮静作用があるテルペン類を含む木材を枕等の寝具へ利用することで、森林浴効果による芳香療法も取り入れられている。係る森林浴効果をもたらす香り成分は一般的にフィトンチッドとも呼ばれているが(以下、「香り成分」という)、天然の木材の香り成分は比較的に早く消失するため、その効果が長持ちしないという問題がある。
また、森林伐採による環境破壊が世界的に問題視されている昨今、製材過程において発生する余材やおが粉をどのように有効活用するかも極めて重要な問題である。従来、製材中に産出されるおが粉の用途としては、家畜の敷料やキノコ栽培が一般的であったが、最近では燃料ペレットの原料としてその用途が拡大している。木質ペレットは木材に含まれるリグニンを凝固材としておが粉を固形化したもので、燃焼によってCOxを発生するものの、化石燃料の燃焼とは異なり炭素循環の枠内でその総量を増加させるものではないため、統計上は排出しないものとして取り扱うことができ、さらに二酸化炭素を排出しないので地球環境に優しい燃料である。また、近年の原油価格高騰に対抗するコスト削減の観点から急速に注目を浴びるようになってきた。しかしながら、ペレットストーブはわが国においてはまだ一般的に広く普及しておらず、他にも有効活用できる分野が求められている。
このような問題を解決すべく、従来から種々の技術が提案されている。例えば、ヒノキのチップを充填材として利用する枕に係る技術が提案されている(特許文献1・2参照)。しかし、係る技術ではヒノキのチップを用いているため、チップ表面の香り成分は早期に放出されるものの、チップ内部の香り成分が放出しにくく、香りが持続しないという問題がある。また、木質ペレットを利用した技術で、よもぎペレットにそば殻を混合して内包した枕に係る技術が提案されている(特許文献3参照)。しかし、そば殻は硬いため寝心地が悪く、また、摩擦により木質ペレットを早期に粉砕してしまうため充填材の交換サイクルが早まるという問題がある。またさらに、おが粉を入れた布袋を収納した枕に係る技術も提案されている(特許文献4参照)。しかし、係る技術はヒノキのおが粉を用いているため、ヒノキの香り成分が放出しやすく、香りが早期に消失してしまうため、前記同様充填材の交換サイクルが早まるというという問題が残されている。従って、寝心地もよく、ヒノキの香り成分を長期間に渡り放出できる枕であること、という課題が残されている。
実用新案登録第3011322号 実用新案登録第3011322号 特開2005―152041号公報 実用新案登録第3005410号
そこで、本考案は、上述の問題点に鑑み、寝心地もよく、ヒノキの香り成分を長期間に渡り放出できる枕の提供を図るものである。
前記目的を達成するため、請求項1の考案は、枕本体と、充填材から成る枕であって、該充填材の一部又は全部が、通気性及び通香性を有する袋体に収納されたヒノキのペレット及びヒノキのおが粉で構成されており、該充填材が枕本体所定箇所に交換可能に配設できることを特徴とする枕とした。
また、請求項2の考案は、前記枕本体の素材に、低反発ウレタンを用いたことを特徴とする枕とした。
またさらに、請求項3の考案は、前記枕本体を複数に分割して縫製し、前記ヒノキのペレット及びヒノキのおが粉で構成された充填材を、該分割中央部に配設したことを特徴とする枕とした。
本考案に係る枕によれば、製材及び間伐の過程で産出されるおが粉の有効活用ができるという優れた効果を奏する。
また、本考案に係る枕によれば、充填材にヒノキのペレットとヒノキのおが粉を含んでいるため、初期段階ではおが粉により香り成分が放出され、使用によりヒノキペレットが少しずつ崩れていくことで、ペレット内部の香り成分が徐々に放出され、香りが長持ちするというという優れた効果を奏する。
可能となる
さらに、本考案に係る枕によれば、充填材がヒノキペレットとヒノキのおが粉で構成されているため、チップのみやペレットのみで構成された充填材、或いはカットパイプ材やビーンズ材のみを充填材とする枕と比較して、柔らかい感触を創出できるという効果も発揮する。
本考案に係る枕1は、ヒノキのペレット及びヒノキのおが粉で構成された充填材3aを用いていることを最大の特徴とする。以下、本考案に係る枕1の実施形態を実施例毎に図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の第1の実施形態に係る枕1の全体構成を示す説明斜視図である。枕1の本体2aは、図に示すように複数に分割して縫製され、各部袋体毎に充填材3a又は充填材3bを収用する空間と充填材挿入口5を有し、該充填材挿入口5には各々ファスナー6が設けられている。なお、分割は図に示すような5分割構造が望ましい。
充填材3aは、通気性及び通香性を有する不織布等の袋体の開口部にファスナー6を有し、ヒノキのペレットとヒノキのおが粉を内包する。ただし、素材は不織布に限定されるものではなく、強度に優れ、通気性及び通香性を有する人体に無害な素材であればよい。また、ペレットとおが粉の比率も特に限定されるものではないが、体積比でおよそ9対1から5対5程度の範囲内であることが望ましい。また、スギのペレットをブレンドすることも有用である。スギの余材の有効利用もでき、また、スギにもヒノキと同様なフィトンチッドが含まれているので、森林浴効果や防虫効果によるダニの繁殖を抑えるという効果が妨げられることもないからである。そして、充填材3aは、前記本体略中央部付近の凹部に、嵌合等により着脱自在に装着され、香り成分が消失の後、交換する。
充填材3bは、前記充填材3aを用いてもよいが、ある程度の硬さを確保するために、カットパイプ材やビーンズ材を使用したり、逆にスポンジや綿、羽毛など柔らかいものを各分割された袋体に詰める構成でもよい。適度な硬さと弾力性は好みによって調整する。
枕本体2aに充填材3aを配置した後、枕カバー4で包んで使用する。
次に、本考案に係る枕1の第2の実施形態について説明する。図2及び図3は、本考案の第2の実施形態に係る枕1の全体構成を示す説明斜視図である。図2は充填材3aを本体2b内部に配設する場合を、図3は充填材3aを本体2bの外部から配設する場合をそれぞれ表している。
枕1の本体2bの素材には低反発ウレタンを使用する。図中に表している枕本体2bの全体形態は、低反発ウレタン枕の一般的な形状を例示したものであり、全体形状を特定したものではないが、係る形状を用いた場合の実施例として説明する。図2に示すような充填材挿入貫通穴8を設け、該充填材挿入貫通穴8に充填材3aを挿入し、両端の充填材挿入口5に蓋体7を嵌装する。また、充填材挿入貫通穴8とせず、図3に示すように、両側壁面付近に充填材挿入深穴9を設け、人間の頭部の左右に充填材3aが配置されるようにして、頭部下部は低反発ウレタンの弾力特性を生かす構成とすることも有効である。
また、図4に示すような、充填材3aを本体2bの外部から配設する構成を採用する場合は、枕本体2bに溝部を設けて、該溝に嵌装する。また、図示はしていないが、前記同様、両側壁面付近に溝部を設け、人間の頭部の左右に充填材3aが配置されるようにして、頭部下部は低反発ウレタンの弾力特性を生かす構成とすることも有効である。
図5は、本考案の第2の実施形態に係る枕1の全体構成を示す断面図である。低反発ウレタンを素材とした枕の最大の欠点は、熱を吸収し放熱しにくいことから、夏場の使用では体温により暖まった熱が逃げず、寝心地が悪くなることである。そこで、本体2bの表面に、通気性が高く熱を伝えにくい多孔質シート素材を被装することが望ましい。具体的には、例えば、旭化成せんい株式会社のフュージョン(登録商標)などが考えられる。
第1の実施形態に係る枕1の全体構成を示す説明斜視図である。 第2の実施形態に係る充填材配設状態を示す説明斜視図である。 第2の実施形態に係る充填材配設状態を示す説明斜視図である。 第2の実施形態に係る充填材配設状態を示す説明斜視図である。 第2の実施形態に係る枕に多孔質シート素材を被装した状態を示す断面図である。
1 枕
2a 本体
2b 本体
3a 充填材
3b 充填材
4 枕カバー
5 充填材挿入口
6 ファスナー
7 蓋体
8 充填材挿入貫通穴
9 充填材挿入深穴
10 多孔質シート素材

Claims (3)

  1. 枕本体と、充填材から成る枕であって、
    該充填材の一部又は全部が、通気性及び通香性を有する袋体に収納されたヒノキのペレット及びヒノキのおが粉で構成されており、該充填材が枕本体所定箇所に交換可能に配設できることを特徴とする枕
  2. 前記枕本体の素材に、低反発ウレタンを用いたことを特徴とする請求項1に記載の枕
  3. 前記枕本体を複数に分割して縫製し、前記ヒノキのペレット及びヒノキのおが粉で構成された充填材を、該分割中央部に配設したことを特徴とする請求項1に記載の枕
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