JP3152039B2 - Lan接続装置 - Google Patents

Lan接続装置

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JP3152039B2
JP3152039B2 JP30361793A JP30361793A JP3152039B2 JP 3152039 B2 JP3152039 B2 JP 3152039B2 JP 30361793 A JP30361793 A JP 30361793A JP 30361793 A JP30361793 A JP 30361793A JP 3152039 B2 JP3152039 B2 JP 3152039B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の端末を接続しネ
ットワークを構成するためのLAN接続装置に係り、特
に、フレームの衝突を減少できるLAN接続装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】スター型ネットワークの規格として、米
国電気電子学会IEEEの定めるIEEE802.3
10BASE−Tが広く知られている。この規格に定め
られた中継装置は、複数の入力ポートと、入力ポートの
対になる複数の出力ポートとを備え、これら入出力ポー
ト間でフレームの中継を行う。図5に、この中継装置を
利用したスター型ネットワークの構成例を示す。このス
ター型ネットワークは、中継装置301と、複数の端末
302a,302b,302c,302dと、これらを
結合する双方向リンク303a,303b,303c,
303dとから構成されている。各端末は中継装置30
1を介して互いにフレームをやり取りすることができ
る。
【0003】図6に、より多くの端末を複数の中継装置
に接続して構成した、スター型ネットワークの構成例を
示す。複数の中継装置を用いることにより、端末数の増
加に対して柔軟に対処することができる。この構成例で
は、中継装置401cの1つのポートが前段の中継装置
401bに接続され、中継装置401bの1つのポート
がさらに前段の中継装置401aに接続されている。そ
して、例えば、端末402aと端末403aとは中継装
置401a及び中継装置401bを介して中継されると
いうように、多数の端末間でのフレーム中継が可能とな
っている。
【0004】また、図7に示すように、IEEE80
2.3 10BASE5或いは10BASE2に準ずる
伝送路505を幹線とし、この幹線に中継装置501
a、501b,501cを接続したネットワークの構成
もある。
【0005】図3、図4又は図5の構成例において使用
される中継装置は、いずれも以下のような特徴を有す
る。
【0006】(1)いずれかの入力ポートにフレームが
到着した際、中継装置内に他の中継フレームがなけれ
ば、中継装置は直ちにそのフレームを中継する。
【0007】(2)ある入力ポートに到着したフレーム
は、この入力ポートと対になった出力ポートには中継さ
れない。即ち、中継装置はフレームの送信元にはフレー
ムを送り返さないという選択的な中継を行う。
【0008】(3)いずれかの入力ポートにフレームが
到着した際に、現在中継中のフレームがあった場合、こ
の現在中継中のフレーム及び到着したフレームの中継は
いずれも失敗となる。このとき中継装置は中継を中止
し、全ポートに対して「ジャム」と呼ばれる信号を送信
し、中継の失敗を通知する。このような状況を「(フレ
ームの)衝突」と言う。
【0009】また、上記規格に定められた通信制御方式
により、各端末は以下のような特徴を有する通信を行
う。
【0010】(1)フレームの長さに制限がある。
【0011】(2)端末においてフレーム送信要求が発
生した場合、端末は自身の受信ポートの検知を行い、一
定の間隔以上に亘って他の端末による送信フレームがな
いことを確認し、直ちにフレームの送信を行う。他の端
末による送信フレームがあったときには、その送信フレ
ームが終了し、さらに一定の間隔以上に亘って他の端末
による送信フレームがないことを確認した後、フレーム
の送信を行う。
【0012】(3)上記(2)の送信の条件が満たさ
れ、フレーム送信を行っている最中も端末は受信ポート
の検知を行う。
【0013】(4)フレーム送信中に受信ポートに送信
フレームが検知された場合、フレームの衝突が発生した
ものとみなし、ジャムを送信する。
【0014】(5)フレームの送信が失敗したとき、端
末は所定の時間経過後に再送を試みる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】IEEE802.3
10BASE−Tの規格に基づいた中継装置を利用した
ネットワークには以下の問題がある。
【0016】即ち、フレームの衝突があると、現在送信
中のフレームの送信と後から送信されたフレームの送信
とが両方とも失敗する。両方フレームとも再送されるこ
とになるので、そのぶんトラフィックが増加する。フレ
ームの衝突が増加すると、トラフィックがいっそう増加
し、フレームの到着遅延が極端に増大する。
【0017】上記の現象は、特に、図6、図7のような
ネットワーク構成において多数の端末が接続される場合
に顕著となる。
【0018】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、フレームの衝突を減少できるLAN接続装置を提供
することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数の入出力ポートとリピータとを具備
し、このリピータにより入出力ポート間のフレームの中
継を行うLAN接続装置において、少なくとも1つの入
出力ポートを幹線に接続し、各入出力ポートへ到着した
フレームから送信元アドレスを検出する送信元アドレス
検出器を設けると共に中継しようとするフレームから宛
先アドレスを検出する宛先アドレス検出器を設け、この
宛先アドレスが上記各入出力ポートで検出した送信元ア
ドレスのいずれかと一致したとき幹線の入出力ポートに
は中継をさせない制御部を設けたものである。
【0020】上記送信元アドレス検出器がリピータの各
入出力ポート側に接続され、入出力ポート毎に到着した
フレームから送信元アドレスを検出してもよい。
【0021】上記送信元アドレス検出器がリピータの幹
線側に接続され、リピータが幹線に中継しようとするフ
レームから送信元アドレスを検出してもよい。
【0022】また、複数の入出力ポートのそれぞれに到
着フレームの送信元アドレスと宛先アドレスとを検出す
る送信元アドレス検出器及び宛先アドレス検出器を設
け、上記送信元アドレスを入出力ポートに対応させて登
録すると共に宛先アドレスに一致する送信元アドレスが
登録されている入出力ポートを検索するアドレス検索部
を設け、各入出力ポートから第1の中継回線をそれぞれ
引き出し、これら第1の中継回線にそれぞれ中継スイッ
チを介して複数の第2の中継回線を掛け渡し、フレーム
の到着した入出力ポートの第1の中継回線と上記検索さ
れた入出力ポートの第1の中継回線とを第2の中継回線
で短絡するべく中継スイッチを閉路する制御部を設けた
ものである。
【0023】上記アドレス検索部が該当する入出力ポー
トを検索できなかった場合、制御部は全入出力ポートの
中継スイッチを閉路してもよい。
【0024】到着フレームがブロードキャストフレーム
であるとき、制御部は全入出力ポートの中継スイッチを
閉路してもよい。
【0025】
【作用】上記構成により、LAN接続装置の送信元アド
レス検出器は、各入出力ポートへ到着したフレームから
送信元アドレスを検出する。この送信元アドレスは、そ
の入出力ポートへフレームを送信した端末のアドレスで
あるから、LAN接続装置の入出力ポートに接続されて
いる端末が認識されたことになる。宛先アドレス検出器
は、中継しようとするフレームから宛先アドレスを検出
する。ここで宛先がLAN接続装置の入出力ポートに接
続されている端末になっているときには、当該フレーム
を幹線に中継する必要はない。そこで、制御部は、検出
された宛先アドレスが上記各入出力ポートで検出した送
信元アドレスのいずれかと一致したとき幹線の入出力ポ
ートには中継をさせない。
【0026】幹線に中継しなくてよいフレームが中継さ
れなくなることにより、幹線のトラフィックは減少す
る。従って、フレーム中継時における衝突の発生回数は
少なくなる。
【0027】送信元アドレス検出器がリピータの各入出
力ポート側に接続される構成にあっては、入出力ポート
毎に到着したフレームから送信元アドレスを検出するこ
とになる。
【0028】送信元アドレス検出器がリピータの幹線側
に接続される構成にあっては、リピータが幹線に中継し
ようとするフレームから送信元アドレスを検出すること
になる。
【0029】また、複数の入出力ポートのそれぞれに設
けられた送信元アドレス検出器及び宛先アドレス検出器
は、到着フレームの送信元アドレスと宛先アドレスとを
検出する。アドレス検索部には、上記検出された送信元
アドレスが入出力ポートに対応させて登録される。この
送信元アドレスは、その入出力ポートへフレームを送信
した端末のアドレスであるから、LAN接続装置の入出
力ポートに接続されている端末が認識されたことにな
る。さらに、アドレス検索部は、検出された宛先アドレ
スに一致する送信元アドレスが登録されている入出力ポ
ートを検索する。即ち、到着したフレームの宛先が、L
AN接続装置の入出力ポートに接続されている端末であ
るかどうかが判明し、かつその入出力ポートが特定され
ることになる。
【0030】各入出力ポートから引き出された第1の中
継回線にはそれぞれ中継スイッチを介して複数の第2の
中継回線が掛け渡されている。第1の中継回線と第2の
中継回線とはマトリクス状の回路を形成し、その交点に
あるいずれかの中継スイッチが閉路されれば、その中継
スイッチを介して1つの第1の中継回線と1つの第2の
中継回線とが短絡される。制御部は、1つの中継スイッ
チを閉路してフレームの到着した入出力ポートの第1の
中継回線と任意に選んだ第2の中継回線とを短絡し、別
の中継スイッチを閉路して上記検索された入出力ポート
の第1の中継回線と先に選んだ第2の中継回線とを短絡
する。これによりフレームの到着した入出力ポートと検
索された入出力ポートとが短絡されたことになる。即
ち、フレームを送信している端末とその宛先である端末
とがLAN接続装置を介して接続されたことになり、こ
のフレームの中継が達成される。
【0031】このフレームの中継中、別のフレームが空
いている入出力ポートに到着し、かつこの別のフレーム
が他の空いている入出力ポートへの中継を必要とするも
のである場合、制御部は、未使用の第2の中継回線にお
いて中継スイッチを閉路し、この別のフレームを送信し
ている端末とその宛先である端末とを接続することがで
きる。即ち、中継中のフレームと別のフレームとの衝突
は回避される。従って、フレーム中継時における衝突の
発生回数は少なくなる。
【0032】アドレス検索部が該当する入出力ポートを
検索できなかった場合に、制御部が全入出力ポートの中
継スイッチを閉路すると、全入出力ポートが短絡され、
到着フレームは全入出力ポートに中継されることにな
る。これにより登録されている送信元アドレスの中に検
出された宛先アドレスに一致するものがないなど、中継
する入出力ポートが特定できないときのみ全入出力ポー
トへの中継が行われ、いずれかの入出力ポートに宛先ア
ドレスを有する端末があれば中継が達成されることにな
る。
【0033】到着フレームがブロードキャストフレー
ム、即ち全端末へ宛てられたフレームであるとき、制御
部がこのフレームを前記検索できなかったフレームと同
等に扱う。即ち、全入出力ポートの中継スイッチの閉路
により、全入出力ポートが短絡される。従って、このブ
ロードキャストフレームは全入出力ポートに中継される
ことになる。
【0034】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0035】図1に示されるように、本発明のLAN接
続装置101の各入出力ポート(ポート1〜ポートN)
は、対応する双方向リンク110を介してリピータユニ
ット(リピータ)102の各ポートに接続される。この
リピータユニット102は、前述の中継装置301と同
様にポート間でフレームの中継を行うものである。リピ
ータユニット102の1つのポートは双方向リンク11
2に接続される。
【0036】入出力ポートに接続される端末の局アドレ
スを検知することを目的として、送信元局アドレス検出
器(送信元アドレス検出器)103が単方向リンク11
3を介して双方向リンク110に接続される。また、リ
ピータユニット102が中継したフレームの宛先局アド
レスを検出することを目的として、双方向リンク112
がA点で単方向リンク114と単方向リンク115とに
分岐され、このうち単方向リンク114に宛先局アドレ
ス検出器(宛先アドレス検出器)105が接続される。
【0037】リピータユニット102が中継したフレー
ムを幹線側に中継するか否かを判定する間に当該中継フ
レームを遅延させることを目的として、単方向リンク1
14にFIFO104が接続される。FIFO104で
遅延された中継フレームを幹線側に伝送することを目的
として、FIFO104に単方向リンク119を介して
連動スイッチ107の回路2のa接点が接続される。連
動スイッチ107の回路2のコモン接点は単方向リンク
117を介して双方向リンク111のB点に接続され
る。LAN接続装置101の幹線ポートはこのB点に双
方向リンク111を介して接続される。幹線側からのフ
レームをリピータユニット102に伝送することを目的
として、B点に単方向リンク116を介して連動スイッ
チ107の回路1のコモン接点が接続される。連動スイ
ッチ107の回路1のa接点は単方向リンク115を介
してA点に接続される。
【0038】双方向リンク111は、図6における双方
向リンク406等、或いは図7における双方向リンク5
06等に相当する。
【0039】フレームを幹線側に中継しないと判断して
いる間に幹線側からフレームが到着した場合にジャム信
号を幹線側に送信することを目的として、連動スイッチ
107の回路1のb接点が単方向リンク118を介して
ジャム信号発生装置108に接続され、さらにジャム信
号発生装置108の出力が単方向リンク120を介して
連動スイッチ107の回路2のb接点に接続されてい
る。
【0040】フレームを幹線側に中継するか否かを判定
することを目的として、制御部106が設けられ、この
制御部106には宛先局アドレス検出器105が信号線
122を介して接続され、各入出力ポートの送信元局ア
ドレス検出器103が信号線123を介して接続され
る。連動スイッチ107を制御することを目的として、
連動スイッチ107が信号線121を介して制御部10
6に接続される。制御部106の出力により、連動スイ
ッチ107の回路1及び回路2がa接点又はb接点のい
ずれかに連動して切り替わるようになっている。
【0041】次に実施例の作用を述べる。
【0042】LAN接続装置101において、入出力ポ
ート(ポート1〜ポートN)のいずれかに到着したフレ
ームは、双方向リンク110によりリピータユニット1
02に伝送される。これと同時に、単方向リンク113
により送信元局アドレス検出器103にもフレームが伝
送される。送信元局アドレス検出器103はこのフレー
ムから送信元局アドレスを検出し、これを保持すると共
に信号線123により制御部106に出力する。これに
より、この入出力ポートに接続された端末の局アドレス
が登録されたことになる。
【0043】一方、リピータユニット102は前述した
中継装置301と同様に到着したフレームをそのフレー
ムが到着した入出力ポート以外の入出力ポートに対応す
る双方向リンク110及び双方向リンク112に中継す
る。
【0044】双方向リンク112に中継されたフレーム
は、A点において分岐された単方向リンク114を介し
て、FIFO104及び宛先局アドレス検出器105に
伝送される。宛先局アドレス検出器105は、このフレ
ームから宛先局アドレスを検出し、これを信号線112
により制御部106に出力する。
【0045】制御部106は、宛先局アドレス検出器1
05の出力と各送信元局アドレス検出器103の出力と
を比較し、一致するものがあった場合、即ち、双方向リ
ンク112に中継されたフレームがこのLAN接続装置
101の入出力ポートに接続されていることが登録され
ている端末宛てのフレームである場合には、信号線12
1により連動スイッチ107を制御し、回路1及び回路
2を共にb接点に切り替える。逆に、一致するものがな
かった場合、即ち、双方向リンク112に中継されたフ
レームがこのLAN接続装置101の入出力ポートに接
続されていることが登録されている端末以外の端末宛て
のフレームである場合には、連動スイッチ107を制御
せず、回路1及び回路2を共にa接点に保持する。
【0046】連動スイッチ107の回路1及び回路2が
共にb接点に切り替わっているとき、FIFO104で
遅延された中継フレームは行き先がなく廃棄されること
になる。このため幹線側にはフレームが中継されない。
逆に、回路1及び回路2が共にa接点に保持されている
とき、FIFO104で遅延された中継フレームは、単
方向リンク119、117、双方向リンク111を経て
幹線ポートへ伝送される。こうして幹線側にフレームが
中継される。
【0047】連動スイッチ107の回路1及び回路2が
共にb接点に切り替わっているとき、即ち、幹線側には
フレームを中継しないと判断したときに、幹線ポートに
フレームが到着した場合、その到着フレームは単方向リ
ンク116、連動スイッチ107の回路1のb接点、単
方向リンク118を経由してジャム信号発生装置108
に伝送される。ジャム信号発生装置108はジャム信号
を発生し、そのジャム信号が単方向リンク120、連動
スイッチ107の回路2のb接点、単方向リンク117
を経由して幹線ポートへ伝送される。幹線側には、リピ
ータユニット102への中継が不首尾に終わったことが
通知されたことになる。
【0048】リピータユニット102には、市販されて
いるリピータLSIを使用することができる。市販のリ
ピータLSIとしては、AMD社製のAm79C98
0、ナショナルセミコンダクタ社製のDP83950等
がある。
【0049】以上の実施例において、フレームが到着し
たとき、検出された宛先アドレスが登録されている送信
元アドレスのいずれかと一致すると、このフレームは幹
線の入出力ポートには中継されない。このため、幹線の
トラフィックが減少し、フレーム中継時における衝突の
発生回数は少なくなる。
【0050】次に本発明の他の実施例を説明する。
【0051】図2に示されるLAN接続装置201は、
複数の入出力ポート、リピータユニット202を有し、
1つの入出力ポートが幹線に接続されている。先の図1
の例では送信元局アドレス検出器103がリピータユニ
ット102の各入出力ポート側に接続されていたのに対
し、この図2の例では送信元局アドレス検出器203が
リピータユニット202の幹線側に接続される。各入出
力ポートに対応する送信元局アドレス検出器203は送
信元局アドレス検出部209に集積され、この送信元局
アドレス検出部209は単方向リンク224、双方向リ
ンク202を介してリピータユニット202の1つのポ
ートに接続されている。また、リピータユニット202
のいずれのポートにフレームが到着したかを送信元局ア
ドレス検出部209に通知することを目的として、その
信号線213を介してリピータユニット202と送信元
局アドレス検出部209とが接続される。A点より幹線
側の構成は図1の例と同じである。
【0052】図2において、いずれかの入出力ポートに
到着したフレームは、双方向リンク210によりリピー
タユニット202に伝送される。リピータユニット20
2は前述した中継装置301と同様に到着したフレーム
をそのフレームが到着した入出力ポート以外の入出力ポ
ートに対応する双方向リンク210及び双方向リンク2
12に中継する。双方向リンク212に中継されたフレ
ームは、単方向リンク214を介して送信元局アドレス
検出部209に伝送される。これと同時に、リピータユ
ニット202はいずれのポートにフレームが到着したか
を送信元局アドレス検出部209に通知する。送信元局
アドレス検出部209はこの情報からフレームの到着し
た入出力ポートに対応する送信元局アドレス検出器20
3を選択し、単方向リンク214から伝送されたフレー
ムより送信元局アドレスを検知して登録する。
【0053】制御部206は、宛先局アドレス検出器2
05の出力と送信元局アドレス検出部209に集積され
ている各送信元局アドレス検出器203の出力とを比較
し、一致するものがあった場合、幹線側にはフレームを
中継させない。
【0054】図2の構成によれば、各送信元局アドレス
検出器203が1箇所にまとまっているので、フレーム
から情報を読み取るための波形整形回路やタイミング同
期回路が1回路あればよいことになる。
【0055】次に本発明の他の実施例を説明する。
【0056】図3に示されるLAN接続装置1101
は、複数の双方向リンク1108に対応する複数の入出
力ポート(ポート1〜ポートn)にそれぞれ送受信部1
102が設けられ、双方向リンク1108が送受信部1
102内で単方向リンク1125及び単方向リンク11
27に分岐されている。単方向リンク1125には、到
着フレームの送信元局アドレスを検出する送信元局アド
レス検出器1111と、宛先局アドレスを検出する宛先
局アドレス検出器1112と、フレームを遅延させるた
めのFIFO1113が接続されている。FIFO11
13の出力側は単方向リンク1126に接続され、単方
向リンク126は上記単方向リンク1127と合流され
て双方向リンク(第1の中継回線)1104に接続され
る。なお、単方向リンク1127は当該入出力ポートの
出力に使用される。
【0057】各送信元局アドレス検出器1111の出力
は、送信元局アドレスを入出力ポートに対応させて登録
する局アドレス検索回路(アドレス検索部)1106に
接続されている。
【0058】各入出力ポートの第1の中継回線である双
方向リンク1104には、それぞれ4つの中継スイッチ
1103a〜1103dが設けられ、各双方向リンク1
104上の全ての中継スイッチ1103aは双方向リン
ク1105a(第2の中継回線#1)に接続されてい
る。同様に、中継スイッチ1103b以降も双方向リン
ク105b以降(第2の中継回線#2以降)に接続され
ている。第1の中継回線1104と第2の中継回線11
05a〜1105dとによりマトリクス状の回路が形成
され、その交点にあるいずれかの中継スイッチが閉路さ
れれば、その中継スイッチを介して1つの第1の中継回
線と1つの第2の中継回線とが短絡されるようになって
いる。
【0059】中継スイッチ1103a〜1103dを制
御するために、制御部1107が信号線1123に接続
させて設けられ、この制御部1107には信号線112
2を介して宛先局アドレス検出器1112、信号線11
24を介して局アドレス検索回路1106が接続され
る。
【0060】次に、ポート1に接続された端末がポート
2に接続された端末に対しフレームを送信する場合の動
作を説明する。ポート1に到着したフレームは、送信元
局アドレス検出器1111、宛先局アドレス検出器11
12、FIFO1113のそれぞれに伝送される。送信
元局アドレス検出器1111は送信元局アドレスを検出
して局アドレス検索回路1106に通知する。局アドレ
ス検索回路1106にポート1に接続された端末が登録
されたことになる。宛先局アドレス検出器1112は宛
先局アドレスを検出して制御部1107に通知する。
【0061】制御部1107は、初めにこの宛先局アド
レスを局アドレス検索回路1106に渡して局アドレス
の検索を要求する。局アドレス検索回路1106は登録
されている局アドレスから宛先局アドレスに一致するも
のを検索し、該当するものがあればその入出力ポートを
制御部1107に回答する。この例では宛先局アドレス
がポート2に接続されている端末であるから、ポート2
において上記登録がなされていれば、ポート2が回答さ
れる。そこで、制御部1107は、第2の中継回線#1
〜#4から未使用のもの(ここでは#1)を選び、その
第2の中継回線#1上の中継スイッチ1103aのう
ち、フレームの到着した入出力ポート及び検索された入
出力ポートに対応する中継スイッチ1103aを閉路す
る。この例ではポート1とポート2とに対応する中継ス
イッチ1103aが閉路され、それぞれの端末がLAN
接続装置を介して短絡されたことになる。
【0062】上記中継経路が形成されている期間に、F
IFO1113では到着フレームが遅延される。遅延の
後、単方向リンク1126に出力されたフレームは、双
方向リンク1104−中継スイッチ1103a−双方向
リンク1105a−中継スイッチ1103a−双方向リ
ンク1104を経由してポート2の送受信部1102に
中継される。ポート2の送受信部1102では、図示省
略した単方向リンク1127により当該フレームが出力
される。
【0063】上記動作例において中継回線#1を使用し
てフレーム中継が行われている最中にも、他の中継回線
#2〜#4を使用して中継を行うことができる。例とし
て、ポートiに接続された端末がポートnに接続された
端末にフレームを送信する場合、ポートiに対応する双
方向リンク1104−ポートiに対応する中継スイッチ
1103b−双方向リンク1105b−ポートnに対応
する中継スイッチ1103b−ポートnに対応する双方
向リンク1104を経由して、ポートiに対応する送受
信部1102からポートnに対応する送受信部1102
への中継が行われる。
【0064】次に、制御部1107の詳細な動作を図4
を用いて説明する。
【0065】宛先局アドレス検出器1112から局アド
レスが通知された後、判断2201において当該局アド
レスを局アドレス検索回路1106で検索する。検索で
きたときには判断2202に進む。検索できなかったと
きには、全てのポートに中継することを目的として、判
断2203に進む。
【0066】判断2202において、中継回線#1〜#
4からどれかひとつを確保し判断2204に進む。確保
できなかったときには中継が不首尾に終わったことを通
知することを目的として、処理2208に進む。一方、
判断2203においても同様に、中継回線#1〜#4か
らどれかひとつを確保し判断2205に進み、確保でき
なかったときには処理2208に進む。
【0067】判断2204において、中継先のポートが
使用されていないときには、中継可能と判断して処理2
206に進む。中継先のポートが使用されていたときに
は、中継不能と判断して処理2208に進む。一方、判
断2205においては、中継先、即ち送信元を除く全て
のポートが使用されていないとき、中継可能と判断して
処理2207に進む。送信元を除くポートのうち1つで
も使用されていたら、中継不能と判断して処理2208
に進む。
【0068】処理2206においては、先に説明したよ
うに中継スイッチを選択的に閉路し、中継経路を形成す
る。一方、処理2207においては、確保した中継回線
上にある全ての中継スイッチを閉路し、全ポートへの中
継経路を形成する。
【0069】なお、イーサネットにおけるフレームには
同一ネットワーク上の全局宛てに送信するフレーム(ブ
ロードキャストフレーム)が存在する。このフレームの
宛先局アドレスは特定の局アドレスとなっている。ブロ
ードキャストフレームが到着した場合、局アドレス検索
回路1106が検索できない局アドレスを有するフレー
ムとなるので、図4の判断2201において判断220
3に進むことになる。
【0070】局アドレス検索回路1106は内容アドレ
スメモリ(CAM)と呼ばれるメモリを使用すると簡単
に構成することができる。また、制御部1107はマイ
クロコンピュータを使用して構成することができる。
【0071】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0072】(1)幹線に中継しなくてよいフレームが
中継されなくなることにより、幹線のトラフィックは減
少し、フレームの衝突の発生回数は少なくなる。
【0073】(2)一対のポート間でフレーム中継して
いる間に、他の対のポート間でもフレーム中継ができる
ので、フレームの衝突の発生回数は少なくなる。
【0074】(3)LAN接続装置は簡単なハードウェ
アで構成され、メモリによるバッファを必要としないの
で、少ない遅延で中継できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すLAN接続装置の構成
図である。
【図2】本発明の他の実施例を示すLAN接続装置の構
成図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すLAN接続装置の構
成図である。
【図4】本発明の他の実施例における制御部のフローチ
ャートである。
【図5】中継装置を用いたネットワークの構成図であ
る。
【図6】複数の中継装置を用いたネットワークの構成図
である。
【図7】複数の中継装置を用いたネットワークの構成図
である。
【符号の説明】
102 リピータ(リピータユニット) 103 送信元(局)アドレス検出器 105 宛先(局)アドレス検出器 106 制御部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入出力ポートとリピータとを具備
    し、このリピータにより入出力ポート間のフレームの中
    継を行うLAN接続装置において、少なくとも1つの入
    出力ポートを幹線に接続し、各入出力ポートへ到着した
    フレームから送信元アドレスを検出する送信元アドレス
    検出器を設けると共に中継しようとするフレームから宛
    先アドレスを検出する宛先アドレス検出器を設け、この
    宛先アドレスが上記各入出力ポートで検出した送信元ア
    ドレスのいずれかと一致したとき幹線の入出力ポートに
    は中継をさせない制御部を設けたことを特徴とするLA
    N接続装置。
  2. 【請求項2】 上記送信元アドレス検出器がリピータの
    各入出力ポート側に接続され、入出力ポート毎に到着し
    たフレームから送信元アドレスを検出することを特徴と
    する請求項1記載のLAN接続装置。
  3. 【請求項3】 上記送信元アドレス検出器がリピータの
    幹線側に接続され、リピータが幹線に中継しようとする
    フレームから送信元アドレスを検出することを特徴とす
    る請求項1記載のLAN接続装置。
  4. 【請求項4】 複数の入出力ポートのそれぞれに到着フ
    レームの送信元アドレスと宛先アドレスとを検出する送
    信元アドレス検出器及び宛先アドレス検出器を設け、上
    記送信元アドレスを入出力ポートに対応させて登録する
    と共に宛先アドレスに一致する送信元アドレスが登録さ
    れている入出力ポートを検索するアドレス検索部を設
    け、各入出力ポートから第1の中継回線をそれぞれ引き
    出し、これら第1の中継回線にそれぞれ中継スイッチを
    介して複数の第2の中継回線を掛け渡し、フレームの到
    着した入出力ポートの第1の中継回線と上記検索された
    入出力ポートの第1の中継回線とを第2の中継回線で短
    絡するべく中継スイッチを閉路する制御部を設けたこと
    を特徴とするLAN接続装置。
  5. 【請求項5】 上記アドレス検索部が該当する入出力ポ
    ートを検索できなかった場合、制御部は全入出力ポート
    の中継スイッチを閉路することを特徴とする請求項4記
    載のLAN接続装置。
  6. 【請求項6】 到着フレームがブロードキャストフレー
    ムであるとき、制御部は全入出力ポートの中継スイッチ
    を閉路することを特徴とする請求項4又は5記載のLA
    N接続装置。
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