JP3151744B2 - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP3151744B2
JP3151744B2 JP33517797A JP33517797A JP3151744B2 JP 3151744 B2 JP3151744 B2 JP 3151744B2 JP 33517797 A JP33517797 A JP 33517797A JP 33517797 A JP33517797 A JP 33517797A JP 3151744 B2 JP3151744 B2 JP 3151744B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、灯具本体側に突設
された係合手段を車体の灯具取付面側に設けた係合孔に
押圧して係合させることで車体に取付け固定される車両
用灯具に係り、特に、車軸に垂直な面に対し上下方向に
傾斜している灯具取付面に取付固定される車両用灯具に
関する。
【0002】
【従来の技術】図9(a),(b)は、この種の灯具の
従来技術を示すもので、ランプ本体1には、ランプボデ
ィ2と前面レンズ3によって灯室S1 ,S2 が画成さ
れ、灯室S1 ,S2 内には、それぞれ光源であるバルブ
4a,4bが収容されている。
【0003】ランプボディ2の背面には、係合手段であ
るスナップ5a,5bが突設され、一方、車体6には、
前方に向けた水平に開口するランプ収容部8が形成さ
れ、ランプ収容部8内には、スナップ5a,5bの係合
できる係合孔7a,7bを設けた灯具取付面7が設けら
れている。そして、矢印に示すように、ランプ本体1を
灯具取付面7に向かって略垂直方向から押圧し、スナッ
プ5a,5bを係合孔7a,7bに弾性係合させること
で、ランプ本体1が車体に取付固定される構造となって
いる。なお、図9(a)は、ランプ取付面7が車軸と垂
直な面Fに対し平行な面で構成され、図9(b)は、ラ
ンプ取付面7が車軸と垂直な面Fに対し上向きに傾斜す
る面で構成されている場合を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図9(b)に
示すように、ランプ取付面7が車軸と垂直な面Fに対し
上向きに傾斜している場合には、ランプ本体1を車体に
取り付ける際の進入路上に車体6の一部6aが突出した
形態となって、ランプ本体1のランプボディ2の上側壁
(仮想線参照)が車体6(6a)と干渉するおそれがあ
る。このため、灯具本体1を車体6に取付ける際にラン
プボディ2が車体6と干渉しないように、ランプボディ
2の上側壁が仮想線位置から内側に狭めた形状に形成さ
れている。この結果、灯室S1 内の有効反射面が狭めら
れて、それだけランプの光量が低下するという問題があ
った。
【0005】さらに、ランプボディ2の狭められた部位
により、前面レンズ3に非発光部が形成されるため、こ
の非発光部位に臨むランプボディ前面2aに擬似リフレ
クターを形成して、非点灯時の見栄えを改善する工夫が
必要となり、それだけ灯具の構造が複雑となって、コス
ト高となるという問題もあった。
【0006】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、灯具本体側に設けた係合手段
を灯具取付面に対し傾斜する形態に構成することで、灯
室を狭めることのない車両用灯具を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係る車両用灯具においては、灯具本体の
背面には、係合手段が突設され、一方、車体に形成され
た前方又は後方に向けて水平に開口する灯具本体収容部
内に設けられた灯具取付面には、前記係合手段が係合で
き、係合状態の係合手段を抜け止めする係合孔が形成さ
れ、前記灯具取付面に灯具本体を押圧し係合手段を係合
孔に弾性係合させることで灯具本体が車体に取付固定さ
れる車両用灯具において、前記灯具取付面を、車軸に垂
直な面に対し上下方向に傾斜させて延在させるととも
に、前記係合手段を、車軸方向に水平に突設して灯具取
付面に対し傾斜するように構成したものである。灯具取
付面に対し傾斜する(車軸と平行な)方向に灯具本体を
押圧し、係合手段を灯具取付面の係合孔に弾性係合させ
ることで、灯具本体を灯具取付面に取り付けることがで
きる。灯具本体収容部の開口方向と灯具本体の押し込み
方向とが平行であるため、車体が灯具本体の押し込みを
妨げるものではなく、車軸と垂直に形成されている灯具
取付面に取り付ける場合の灯具本体と同じ大きさの灯具
本体であっても、車体と干渉させることなく、灯具本体
を灯具取付面にスムーズに取り付けることができる。ま
た、係合手段を係合孔に弾性係合させることで、灯具本
体が車体に対し位置決めされ、かつ仮り止めされた状態
となる。請求項2に係る車両用灯具においては、請求項
1に記載の車両用灯具において、前記係合手段を上下方
向に複数設けるようにしたものである。灯具本体が上方
方向複数箇所で車体に固定されることで、灯具本体は車
体に対し確実に位置決めかつ仮り止めされた状態とな
る。請求項3に係る車両用灯具においては、請求項1又
は2に記載の車両用灯具において、前記灯具本体収容部
を車体側方に向けて開口させるとともに、前記ランプボ
ディに、灯具本体を車体にボルト・ナット締結するため
の部位を設け、前記係合手段を、灯具本体側の係合手段
保持部に対し車軸と直交する方向に装脱着できるように
構成したものである。ボルト・ナット締結を解除した状
態で、係合手段が灯具本体側の係合手段保持部から逸脱
される方向に灯具本体を移動させることで、灯具本体を
車体から側方に取り外すことができる。また、前記した
様に、灯具本体を車体からスライドさせて取り外した
後、係合手段が灯具本体側の係合手段保持部に挿着され
る方向に灯具本体を移動させることで、灯具本体を車体
にスライドさせて取り付けることができる。請求項4に
係る車両用灯具においては、請求項1〜3のいずれかに
記載の車両用灯具において、前記係合手段を、灯具本体
に固定保持されるベースと、このベースから前方に突出
し、前記係合孔に挿入される筒型の挿入部と、前記挿入
部の側壁の一部を形成して外方に舌片状に延出し、前記
係合孔の周縁部をベースと協働して挟持する弾性挟持片
とを備えるように構成したものである。筒型の挿入部が
係合孔に挿入されると、係合孔の周縁部に押された舌片
状の弾性挟持片が挿入部内側に弾性変形して、弾性挟持
片が灯具取付面の裏面側に至り、係合孔の周縁部が弾性
挟持片とベースに挟持された状態となる。請求項5に係
る車両用灯具においては、請求項4に記載の車両用灯具
において、前記舌片状の弾性挟持片を左右対称に同一形
状に一対設けるように構成したものである。左右の弾性
挟持片は同一の形状で、灯具取付面は左右方向に傾斜し
ていないため、係合孔周縁部の左右の挟持力が同一で、
係合手段と係合孔間におけるランプの固定保持力が一方
向に偏らない。請求項6に係る車両用灯具においては、
請求項4又は5に記載の車両用灯具において、前記舌片
状の弾性挟持片の先端部に係合孔の周縁部と係合できる
段差部を設けるようにしたものである。弾性挟持片の段
差部が係合孔周縁部に係合し、係合手段が係合孔に対し
ガタつかない。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図8は、本発明の一実施例であるテ
ール&ストップランプとターンシグナルランプとを一体
化したリヤコンビネーションランプを示すもので、図1
は、同リヤコンビネーションランプの正面図、図2は同
ランプの縦断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面
図)、図3は同ランプの背面図、図4は同ランプの水平
断面図(図1に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5係合
手段であるスナップと車体側の係合孔との係合部におけ
る縦断面図、図6は係合手段であるスナップと係合孔と
の係合部における水平断面図(図5に示す線VI−VIに沿
う断面図)、図7は同係合部における横断面図(図5に
示す線VII −VII に沿う断面図)、図8は係合手段で
あるスナップとこのスナップを固定保持するケースの斜
視図で、(a)は係合手段であるスナップがスナップ保
持ケースに係合固定された状態の斜視図、(b)は係合
手段であるスナップがスナップ保持ケースから分離され
た状態の斜視図ある。
【0010】これらの図において、符号10は、前方か
ら左側方(ランプを正面から見て左側方)に開口する正
面視矩形容器状のランプボディで、ランプボディ10の
内部は、正面視横向きU字形状に延びるシェード15に
よって、上方のテール&ストップランプの灯室空間A
と、シェード15で囲まれた下方のターンシグナルラン
プの灯室空間Bとに画成されている。
【0011】灯室空間A,Bに対応するランプボディ1
0の内周面には、反射塗装処理された放物面形状のリフ
レクタ14A,14Bが形成され、各々の灯室空間A,
Bには、各々の灯室空間に対応するランプボディ後頂部
に開けられたバルブ挿着孔12A,12Bに挿着された
光源である白色バルブ16A,アンバーバルブ16Bが
配置されている。
【0012】ランプボディ10の前面開口部には、連続
するシール溝17が周設されており、前面レンズ20背
面側に周設されたシール脚22がこのシール溝17に係
合されて、ランプとして一体化されている。なお符号1
8は、シール溝17に装填されているシール材である。
【0013】前面レンズ20は、車体50の外形に連続
する外側に凸なる湾曲した形状に形成されており、灯室
空間Aを含むランプボディ10の前面開口部全体に整合
する大きさのテール&ストップランプ用の赤色レンズ2
0Aと、灯室空間Bに整合する大きさのターンシグナル
ランプ用の白色レンズ20Bが、それぞれの側縁部を付
き合わせた形態に成形一体化された複合レンズによって
構成されている。
【0014】なお、シェード15の前端部は、赤色レン
ズ20Aと白色レンズ20B間の接合部に向かう光を遮
光できる形状に形成されて、前面レンズ20の灯室空間
A,Bに対応する領域がテール&ストップランプの赤色
光とターンシグナルランプのアンバー光とが混ざり合う
ことなく、それぞれのランプの機能色に発光するように
なっている。
【0015】ランプボディ10の右(正面から見た右)
側縁部側には、プレート状のブラケット30が延出形成
されており、このブラケット30が車体50のランプ取
付面(車軸に対し左右方向に垂直で上向きに傾斜する取
付面)50A(図4参照)にボルト・ナット締結される
ことで、ランプ右側縁部が車体50に固定されている。
符号31,32はボルト挿通孔で、ボルト挿通孔31
は、左右に長い長孔とされて、車体50側のボルト挿通
孔との左右方向のずれを吸収できる。符号34,35は
ボルト,ナットを示す。
【0016】一方、ランプボディ10の左(正面から見
た左)側縁部側には、係合手段であるスナップ60を固
定保持した上下に長いスナップ保持ケース70がランプ
ボディ背面壁にねじ固定されて、ランプボディ10の後
方にスナップ60が車軸と平行に突設された形態となっ
ている。そして、このスナップ60が車体50のランプ
取付面(車軸に対し左右方向に垂直で上向きに傾斜する
取付面)50B(図4,5参照)に形成されている係合
孔53に弾性係合されることで、ランプ左側縁部が車体
50に固定されている。なお、車体50のコーナ部に
は、図2,4に示すように、側方(図5左方)から後方
(図5下方)にかけて水平に開口するランプ収容部51
が形成されており、このランプ収容部51内に前記ラン
プ取付面50Aと50Bが設けられ、ランプ取付面50
Aと50Bは、互いに平行に形成されている。
【0017】スナップ保持ケース70は、図5,8に拡
大して示されるように、外観が矩形ブロック状のケース
本体71の長手方向両端部にブラケット72,73が延
出形成され、ブラケット72,73には、ねじ挿通孔7
4が設けられている。
【0018】一方、ランプボディ10の背面壁における
保持ケース70側のねじ挿通孔74に対応する位置に
は、図5に示されるように、ボス11が突設されるとと
もに、保持ケース70がねじ75によってこのボス11
に固定されて、スナップ60が保持ケース70を介して
ランプボディ背面壁に固定保持されている。
【0019】また、保持ケース本体71には、スナップ
60がスライド係合できる矩形状の横穴76が設けられ
ている。横穴76は、車両幅方向内側に向けて開口し、
ケース本体71の前面には、横穴76に連絡する左右に
延びるスライド溝77が設けられている。
【0020】また、スナップ60は、ベースである円盤
状のフランジ部61の前面に、一対の弾性挟持片64,
64をもつ矩形筒型の挿入部62がフランジ部61に対
し傾斜するように突出形成された構造で、挿入部62
は、ランプ取付面50Bに形成された矩形状の係合孔5
3と整合する大きさに形成されている。弾性挟持片6
4,64は、挿入部62の左右の側壁にコ字状のスリッ
ト63が設けられることで、挿入部62の先端側からフ
ランジ部61側に舌片状に延出形成されるとともに、そ
の肉厚が延出端側に行くに従って徐々に厚くなるように
形成されることで、弾性挟持片64の先端部が挿入部6
2の左右方向外側に張り出した構造となっている。
【0021】また、図5,6に示されるように、挟持片
64の延出先端部には、係合孔53の周縁部と係合でき
る段差部64aが設けられており、挿入部62が係合孔
53に挿入されると、挟持片64とフランジ部61が協
動して係合孔53の周縁部を挟持するが、この段差部6
4aが係合孔53に係合した形態となることで、スナッ
プ60が係合孔53に対し全くガタつくことがない。
【0022】符号65は、フランジ部61の前面に配置
されたシート材で、スナップ60が係合孔53に係合し
た時に、ランプ取付面50Bとフランジ部61間に介在
されて、ランプ取付面50Bとフランジ部61間のガタ
を吸収する作用がある。
【0023】また、フランジ部61の背面側には、保持
ケース70に形成されたスライド溝77に係合可能な横
長断面の首部66を介して円盤状の抜け止め部67が形
成されている。
【0024】また、この首部66の上下面には、スライ
ド溝77の上下の壁面に設けられた抜け止め用の凹条7
7aに係合できる凸条66a(図7参照)が設けられて
いる。そして、首部66をスライド溝77にスライド圧
入すると、凸条66aが凹条77aに係合することで、
スナップ60は、スライド溝77長手方向に位置決めさ
れかつ抜け止めされるとともに、抜け止め部67がスラ
イド溝77の周縁部に係合して挿入部62延出方向にも
抜け止めされる。
【0025】また、スナップ60がスライド溝77に挿
着されている状態で、スナップ60を横穴76の開口側
に強く押した場合には、首部66側の凸条66aとスラ
イド溝77側の凹条77aとの間の係合を外すことがで
きるので、ブラケット30がランプ取付面50Aに締結
されていない状態では、ランプ取付面50Bにスナップ
60を介し取り付けられているランプを車両巾外方(図
4左向矢印方向)に強く引っ張ることで、ランプを車体
50(ランプ収容部51)から簡単に取り外すことがで
きる。
【0026】次に、ランプを車体に取り付ける手順につ
いて説明する。
【0027】まず、ランプボディ10にねじ固定されて
いる保持ケース70に、スナップ60を装着一体化して
おく。次に、ランプを持ってランプ収容部51に正対
し、図2矢印に示す車軸と平行な方向にランプを押し込
む。ランプの押し込み方向とランプ収容部51の開口方
向はいずれも水平であるため、車体50と干渉すること
なくランプをスムーズにランプ収容部51内に押し込む
ことができる。さらに、図5矢印に示すように、ランプ
収容部51の奥に形成されているランプ取付面50Bの
係合孔53にスナップ60の挿入部62を圧入する。す
ると、弾性挟持片64が係合孔53の周縁部に押されて
挿入部62の内側に弾性変形し、弾性挟持片64の先端
段差部64aが係合孔53の周縁部に係合して、スナッ
プ60が係合孔53に抜け止め固定され、ランプはその
左側部が車体に対し固定された仮り止め状態となる。こ
のとき、ランプ右側縁部側のブラケット30は、ランプ
取付面50Aに近接した状態となっているので、ボルト
・ナット34,35によりブラケット30をランプ取付
面50Aに固定し、これによりランプの取付けが完了す
る。
【0028】次に、バルブを交換する場合等で、ランプ
を車体から取り外す場合について説明する。
【0029】まず、ボルト・ナット34,35締結を外
すことで、ブラケット30とランプ取付面50A間の固
定を解除する。次に、ランプを図4左向矢印方向に力強
く引っ張ると、スライド溝77の凹条77aとスナップ
60の首部66の凸条66a間の係合が外れ、ランプ取
付面50Bの係合孔53に係合固定されているスナップ
60の首部66に沿ってスライド溝77がスライドし、
即ち、ランプをスナップ60に対しスライドさせて、図
4左向矢印方向にランプ収容部51から抜き出すことが
できる。
【0030】また、バルブ交換等の終了したランプを再
び車体に取り付けるには、保持ケース70のスライド溝
77を、ランプ取付面50Bに固定されているスナップ
60の首部66に位置合わせして、ランプを図4右向矢
印方向に力強く押し込むと、スライド溝77がスナップ
60の首部66に沿ってスライドし、凹条77aが凸条
66aに係合して、ランプの左側部がランプ取付面50
Bに固定された状態、即ち、ランプが仮り止めされた状
態となる。そこで、ブラケット30をランプ取付面50
Aにボルト・ナット締結し、ランプの右側部を車体に固
定することで、ランプのランプ収容部51内への取り付
けが完了する。
【0031】なお、前記した実施例では、車体後方から
側方にかけて開口するランプ収容部51に収容されるリ
ヤコンビネーションランプについて説明したが、車体前
方から側方にかけて開口するランプ収容部に収容される
フロントターンシグナルランプその他のランプにも適用
できる。
【0032】また、前記した実施例では、スナップ60
のスライド係合可能なスナップ保持ケース70が1個だ
け設けられていたが、スナップ60を係合させたスナッ
プ保持ケース70を上下方向に2個以上並設するように
してもよい。
【0033】また、前記実施例では、スナップ保持ケー
ス70に1個のスナップ60がスライド係合する構造と
なっているが、上下方向に長く形成したスナップ保持ケ
ース70にスライド溝77が上下方向所定距離離間させ
て並設され、それぞれのスライド溝77にスナップ60
がスライド係合するとともに、ランプ取付面50Bに
は、2個のスナップ60がそれぞれ係合できる2つの係
合孔53が設けられた構造であってもよい。
【0034】そして、このように構成した場合(スナッ
プ60を2個設けた構造とした場合)には、車体に係合
固定されたスナップ60だけでランプを支持する仮り止
め状態が、上下2個所のスナップ60で行われることに
なるので、それだけランプの仮り止めが安定しかつ確実
となる。また、各スナップ60に作用する負荷も小さく
て済み、それだけ長期使用にもスナップ60が耐え得る
こととなる。
【0035】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、請求項1
に係る車両用灯具によれば、灯室を狭めなくてもよいの
で、灯具の光量が低下することもなく、灯室を広く見せ
るための擬似リフレクターを設ける必要もないので、灯
具構造が複雑となることもない。また、係合手段が係合
孔に係合することで、灯具本体が車体に対し位置決めさ
れるので、灯具本体を所定位置に正確に固定できる。ま
た、係合手段が係合孔に係合して灯具本体が車体に仮り
止めされるので、灯具本体を車体に取り付ける作業も容
易となる。請求項2によれば、位置決めおよび仮り止め
が上下方向複数個所で行われるため、それだけ正確な位
置決めと確実な仮り止めが可能となる。また、灯具本体
の上下方向複数箇所が車体に固定されるので、上下の振
動に対する強度が高く、灯具本体と車体間の取付固定部
における耐久性も保証される。請求項3によれば、灯具
取付面に沿った方向に灯具本体をスライドさせて車体側
方から灯具本体を装脱着できるので、灯具本体の点検修
理が容易となる。請求項4によれば、係合手段の係合孔
との係合部が筒型であるため、係合手段の強度が高く、
それだけ灯具と車体間の取付部における耐久性が保証さ
れる。請求項5によれば、弾性挟持片による付勢力(ベ
ースと協働して係合孔周縁部を挟持する挟持力)が係合
孔の左右において均一であるため、灯具本体が車体に対
しガタつくことがない。請求項6によれば、弾性挟持片
と係合孔周縁部との係合が確保されるので、灯具本体が
車体に対し全くガタつくことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるテール&ストップラン
プとターンシグナルランプとを一体化したリヤコンビネ
ーションランプの正面図
【図2】同ランプの縦断面図(図1に示す線II−IIに沿
う断面図)
【図3】同ランプの背面図
【図4】同ランプの水平断面図(図1に示す線IV−IVに
沿う断面図)
【図5】係合手段であるスナップと車体側の係合孔との
係合部における縦断面図
【図6】係合手段であるスナップと係合孔との係合部に
おける水平断面図(図5に示す線VI−VIに沿う断面図)
【図7】同係合部における横断面図(図5に示す線VII
−VII に沿う断面図)
【図8】(a)係合手段であるスナップがスナップ保持
ケースに係合固定された状態の斜視図 (b)係合手段であるスナップがスナップ保持ケースか
ら分離された状態の斜視図
【図9】(a)従来のリヤコンビネーションランプ(ラ
ンプ取付面が車軸と垂直)の縦断面図 (b)従来のリヤコンビネーションランプ(ランプ取付
面が車軸に対し傾斜)の縦断面図
【符号の説明】
10 ランプボディ 12A,12B バルブ挿着孔 14A,14B リフレクター 16A,16B 光源であるバルブ 20 前面レンズ 20A 赤色レンズ 20B 白色レンズ 30 ブラケット 34,35 ボルト・ナット 50 車体 50A,50B ランプ取付面 51 ランプ収容部 53 係合孔 60 係合手段であるスナップ 61 ベースであるフランジ部 62 挿入部 64 舌片状の弾性係止片 64a 段差部 66 首部 70 スナップ保持ケース 77 スライド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60Q 1/26

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 灯具本体の背面には、係合手段が突設さ
    れ、一方、車体に形成された前方又は後方に向けて水平
    に開口する灯具本体収容部内に設けられた灯具取付面に
    は、前記係合手段が係合でき、係合状態の係合手段を抜
    け止めする係合孔が形成され、前記灯具取付面に灯具本
    体を押圧し係合手段を係合孔に弾性係合させることで灯
    具本体が車体に取付固定される車両用灯具において、 前記灯具取付面は、車軸に垂直な面に対し上下方向に傾
    斜して延在するとともに、前記係合手段は、車軸方向に
    水平に突設されて灯具取付面に対し傾斜するように構成
    されたことを特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】 前記係合手段は、上下方向に複数設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 【請求項3】 前記灯具本体収容部は、車体側方に向け
    て開口するとともに、前記ランプボディには、灯具本体
    を車体にボルト・ナット締結するための部位が設けら
    れ、前記係合手段は、灯具本体側の係合手段保持部に対
    し車軸と直交する方向に装脱着できるように構成された
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用灯具。
  4. 【請求項4】 前記係合手段は、灯具本体に固定保持さ
    れるベースと、このベースから前方に突出し、前記係合
    孔に挿入される筒型の挿入部と、前記挿入部からの側壁
    の一部を形成して外方に舌片状に延出し、前記係合孔の
    周縁部をベースと協働して挟持する弾性挟持片とを備え
    たことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の車
    両用灯具。
  5. 【請求項5】 前記舌片状の弾性挟持片は、左右対称に
    同一形状に一対設けられたことを特徴とする請求項4に
    記載の車両用灯具。
  6. 【請求項6】 前記舌片状の弾性挟持片の先端部には、
    係合孔の周縁部と係合できる段差部が設けられたことを
    特徴とする請求項4又は5に記載の車両用灯具。
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