JPH065024U - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ランプソケットの傾きを防止することができる
照明器具を提供する。 【構成】器具本体１と、この器具本体１の前側を被覆す
る断面略Ｖ字形の反射板２と、器具本体１の両端部に取
付けられソケット係止部９を形成したソケット台３と、
ソケット台３を被覆するものであって反射板２の両端の
内側に係合する受け段部１０を縁部に有するとともにそ
の縁部の一対のソケット係止部９に整合する位置にソケ
ット挿通用切欠部１１を有するエンドプレート４と、一
対のソケット係止部９に係止する係止溝１２を両側に有
するとともに反射板２の両端の内側に係合する当接部１
３をソケット挿通用切欠部１１を貫通する位置に有して
エンドプレート４から突出したランプソケット５とを備
えている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、照明器具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来例を図６および図７に示す。すなわち、この照明器具は、矩形板状の器具 本体７０と、両端にソケット挿通部７１を有し器具本体７０につまみねじ７９に より取付けられて器具本体７０の前側を被覆する断面略Ｖ字形の反射板７２と、 器具本体７０の両端部に基端部が取付けられて先端部に相対向する一対のソケッ ト係止部７３を切欠形成したソケット台７４と、ソケット係止部７３に係止する 係止溝７５を両側に有してソケット挿通部７１より突出したランプソケット７６ と、反射板７２の両端部に設けられたエンドプレート７７とを備えている。この ランプソケット７６はランプ装着部にソケットカバー７８を有し、一方のランプ ソケット７６にランプ８０を軸方向に押し込んで他方のランプソケット（図示せ ず）にランプ８０の端部を装着する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、この照明器具は、ランプソケット７６の係止溝７５とソケット 係止部７３との隙間ａ、ソケット台７４の取付部８１のがたつき、器具本体７２ の変形および各部品のばらつき等により、ランプ８０をランプソケット７６に装 着するときにランプソケット７６が図の想像線のように傾きδを生じたりがたつ きを生じ、ソケット間隔の精度が悪くなるという欠点があった。

【０００４】 したがって、この考案の目的は、ランプソケットの傾きを防止することができ る照明器具を提供することである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案の照明器具は、矩形板状の器具本体と、この器具本体に取付けられて 前記器具本体の前側を被覆する断面略Ｖ字形の反射板と、前記器具本体の両端部 の前記反射板の外側に基端部が取付けられて先端部に相対向する一対のソケット 係止部を形成したソケット台と、前記器具本体の両端部に取付けられて前記ソケ ット台を被覆するものであって前記反射板の両端の内側に係合する受け段部を縁 部に有するとともにその縁部の前記一対のソケット係止部に整合する位置にソケ ット挿通用切欠部を有するエンドプレートと、前記一対のソケット係止部に係止 する係止溝を両側に有するとともに前記反射板の両端の内側に係合する当接部を 前記ソケット挿通用切欠部を貫通する位置に有して前記エンドプレートから突出 したランプソケットとを備えたものである。

【０００６】

【作用】

この考案の構成によれば、器具本体にソケット台を取付け、エンドプレートを 取付け、ランプソケットをソケット台に取付けて反射板を器具本体に取付ける。 この場合、反射板の両端部がランプソケットの当接部に係合しているため、ラン プソケットの係止溝とソケット係止部との隙間、ソケット台の取付部のがたつき 、器具本体の変形および各部品のばらつき等があっても、ランプソケットの傾き やがたつきを防止することができ、ソケット間隔の精度がよくなる。しかも反射 板に係合する当接部を付加するだけのためコストも高くならない。

【０００７】

【実施例】

この考案の一実施例を図１ないし図５により説明する。すなわち、この照明器 具は、器具本体１と、反射板２と、ソケット台３と、エンドプレート４と、ラン プソケット５とを有する。 器具本体１は矩形板状をなしているが、実施例では両側に垂下片６を形成して おり、天井（図示せず）に取付けられる。また反射板２を取付けるため、図４に 示すように略Ω形の挟持ばね７を内面に取付けている。

【０００８】 反射板２は、器具本体１に取付けられて器具本体１の前側を被覆する断面略Ｖ 字形であり、実施例では図４に示すように両側２１を内向きに折曲した板状の取 付具８を内側の斜面間に架設し、取付具８を挟持ばね７に押し込むことにより反 射板２を器具本体１に取付けている。 ソケット台３は、器具本体１の両端部の反射板２の外側に基端部が取付けられ て先端部に相対向する一対のソケット係止部９を形成している。実施例では板材 を略Ｕ字形に折曲してその両端を基端部としてその取付部を垂下片６に取付具１ ４により取付け、一対のソケット係止部９は切欠により縁部に形成している。

【０００９】 エンドプレート４は、器具本体１の両端部に取付けられてソケット台３を被覆 するものであって、反射板２の両端の内側に係合する受け段部１０を縁部に有す るとともにその縁部の一対のソケット係止部９に整合する位置にソケット挿通用 切欠部１１を有する。実施例ではエンドプレート４の取付部１８を器具本体１の 端部の切曲部１９にねじ１７により固定している。

【００１０】 ランプソケット５は、一対のソケット係止部９の縁部に係止する係止溝１２を 両側に有するとともに、反射板２の両端の内側に係合する当接部１３をソケット 挿通用切欠部１１を貫通する位置に有してエンドプレート４から突出している。 実施例のランプソケット５はエンドプレート４の内側に係合する突出部２０を基 端部の両側に設け、その表面に係止溝１２を形成し、また当接部１３は突出部２ ０の上側に舌片状に形成している。そして、一対のランプソケット５の一方にラ ンプ１５の一端の口金を押し込んで他端の口金を他方のランプソケット（図示せ ず）に装着することにより、ランプ１５をランプソケット５に接続している。１ ６は口金を被覆するソケットカバーである。

【００１１】 この実施例によれば、器具本体１にソケット台３を取付け、エンドプレート４ を取付け、ランプソケット５をソケット台３に取付けて反射板２を器具本体１に 取付ける。この場合、反射板２の両端部がランプソケット５の当接部１３に係合 しているため、ランプソケット５の係止溝１２とソケット係止部９との隙間、ソ ケット台３の取付部のがたつき、器具本体１の変形および各部品のばらつき等が あっても、ランプソケット５の傾きやがたつきを防止することができ、ソケット 間隔の精度がよくなる。しかも反射板２に係合する当接部１３を付加するだけの ためコストも高くならない。

【００１２】 なお、前記実施例は１灯であったが、略Ｖ字形の反射板２の各傾斜面に各ラン プ１５が対向する２灯型であってもよい。また器具本体１に取付具を設け、反射 板２を取付ねじで取付具に取付けてもよい。

【００１３】

【考案の効果】

この考案の照明器具によれば、反射板の両端部がランプソケットの当接部に係 合しているため、ランプソケットの係止溝とソケット係止部との隙間、ソケット 台の取付部のがたつき、器具本体の変形および各部品のばらつき等があっても、 ランプソケットの傾きやがたつきを防止することができ、ソケット間隔の精度が よくなる。しかも反射板に係合する当接部を付加するだけのためコストも高くな らないという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施例の部分断面図である。

【図２】反射板の取付前の部分斜視図である。

【図３】ランプソケットの部分斜視図である。

【図４】反射板の取付状態の部分断面図である。

【図５】全体の正面図である。

【図６】従来例の正面図である。

【図７】その部分断面図である。

【符号の説明】

１ 器具本体 ２ 反射板 ３ ソケット台 ４ エンドプレート ５ ランプソケット ９ ソケット係止部 １０ 受け段部 １１ ソケット挿通用切欠部 １２ 係止溝 １３ 当接部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 矩形板状の器具本体と、この器具本体に
   取付けられて前記器具本体の前側を被覆する断面略Ｖ字
   形の反射板と、前記器具本体の両端部の前記反射板の外
   側に基端部が取付けられて先端部に相対向する一対のソ
   ケット係止部を形成したソケット台と、前記器具本体の
   両端部に取付けられて前記ソケット台を被覆するもので
   あって前記反射板の両端の内側に係合する受け段部を縁
   部に有するとともにその縁部の前記一対のソケット係止
   部に整合する位置にソケット挿通用切欠部を有するエン
   ドプレートと、前記一対のソケット係止部に係止する係
   止溝を両側に有するとともに前記反射板の両端の内側に
   係合する当接部を前記ソケット挿通用切欠部を貫通する
   位置に有して前記エンドプレートから突出したランプソ
   ケットとを備えた照明器具。