JP3136469B2 - 車輌用灯具 - Google Patents

車輌用灯具

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JP3136469B2
JP3136469B2 JP08106125A JP10612596A JP3136469B2 JP 3136469 B2 JP3136469 B2 JP 3136469B2 JP 08106125 A JP08106125 A JP 08106125A JP 10612596 A JP10612596 A JP 10612596A JP 3136469 B2 JP3136469 B2 JP 3136469B2
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克忠 白井
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Koito Manufacturing Co Ltd
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  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規な車輌用灯具に
関する。詳しくは、合成樹脂製のランプボディ内に電球
の光源部が配置され、該電球を反射鏡にその背面側から
弾接させた状態で反射鏡に取り付けるためのセットスプ
リングを備えた車輌用灯具において、セットスプリング
の反射鏡への取付を容易に行えるようにする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製の反射鏡に形成された電球取
付孔を通して電球の光源部を反射鏡内に位置させるため
に、セットスプリングを用いて電球を反射鏡に取り付け
るように構成された車輌用灯具が、本出願人にかかる実
開昭62−165601号等で知られている。
【0003】上記実開昭62−165601号に記載さ
れた自動車用灯具の反射鏡(A)にはそのバルブ取付穴
(1)の口縁(1a)にセットスプリング(B)を支持
するための係着部(2)が形成されている。
【0004】係着部(2)にはセットスプリング(B)
の係合部(B1)が嵌合される嵌合溝(2a)が形成さ
れ、また、該嵌合溝(2a)の近傍にビス(4)が螺合
される。
【0005】そして、ビス(4)は係着部(2)に対し
てワッシャ(4b)を介して螺合され、該ワッシャ
(b)が上記嵌合溝(2a)の一部を覆うようになって
いる。
【0006】しかして、セットスプリング(B)はその
係合部(B1)が嵌合溝(2a)に嵌合された状態で、
ビス(4)をワッシャ(4b)を介して係着部(2)に
螺合することにより、反射鏡(1)の背面に起伏動自在
に取り付けられることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な反射鏡(A)へのセットスプリング(B)の取付で
は、そのためにビス(4)を必須の構成要素としなけれ
ばならず部品点数が増大すると共に、ビス止め工程が必
須となり組立作業性が悪いという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、セットスプリングの反
射鏡への取付を容易に行えるようにすることを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明車輌用灯具は、上
記した課題を解決するために、合成樹脂製の反射鏡内に
反射鏡に形成された電球取付孔を通して電球の光源部が
配置され、該電球を背面側から反射鏡に弾接させた状態
で反射鏡に取り付けるためのセットスプリングを備え、
該セットスプリングは主部と該主部に対して略直角に突
出した両腕部とによって略コ字状をしていて反射鏡の支
持部に支持される被支持部と電球の背面部を前方に押圧
する2つの長辺部とこれら長辺部のうち少なくとも一方
の先端に形成され反射鏡の引掛部に掛止される被引掛部
とを有し、上記支持部は、支持部材と該支持部材を挟ん
で両脇に位置すると共にこれらの配列方向に見て支持部
材との間にセットスプリングの被支持部の主部が挿入さ
れる空間を有するガイド部材とを有し、支持部材にはガ
イド部材が配列された側に突出した係止突部が形成さ
れ、2つのガイド部材の互いに遠い側の側面、即ち、外
側面間の間隔がセットスプリングの被支持部の両腕部間
の間隔と略等しくされたものである。
【0010】従って、本発明車輌用灯具にあっては、セ
ットスプリングの反射鏡への取付にネジ止めのような面
倒な作業が必要なく、セットスプリングの被支持部の主
部を支持部材とガイド部材との間に挿入し支持部材の係
止突部に引っ掛けるだけでセットスプリングを反射鏡に
支持することができ、部品点数が減少し、且つ、取付作
業性も向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明車輌用灯具の実施
の形態を図示した各実施例に従って説明する。
【0012】図1乃至図7は本発明車輌用灯具の第1の
実施例を示すものである。
【0013】1は前照灯であり、前方に開口した容器状
をしたランプボディ2と、該ランプボディ2の開口を前
方から覆う前面レンズ3とによって灯具空間4が画成さ
れている。
【0014】ランプボディ2は合成樹脂で形成されてお
り、前方に向かって開口した凹部2aを有している。そ
して、その前面開口縁には前面レンズ3を取り付けるた
めのレンズ据付部5が形成され、該レンズ据付部5には
前方に向かって開口した据付溝5aが形成されている。
【0015】ランプボデイ2の後面壁6には後方に突出
した円筒状の筒部7が一体に形成されている。
【0016】前面レンズ3はランプボディ2の上記凹部
2aの前面を覆う前面部8と該前面部8の周縁から後方
へ突出した周壁部9とが合成樹脂により一体に形成され
て成る。そして、周壁部9の後端部10がランプボディ
2の据付溝5a内にシール剤11を介して嵌合され、そ
の状態で板バネ製のクリップ12、12、・・・(図1
参照。)により周壁部9の後端部10と据付部5とを側
方から挟み込むことで、前面レンズ3がランプボディ2
に固定される。
【0017】13は合成樹脂製の反射鏡である。尚、図
示は省略するが、反射鏡13は図示しないエイミング機
構により灯具空間4内において上下及び左右に傾動可能
なようにランプボディ2に支持されている。
【0018】反射鏡13は所定の反射面が形成された有
効反射部14aと、該有効反射部14aの周縁から前方
へ突出した側面部14bとが一体に形成されて成る。そ
して、有効反射部14aの後端部のほぼ中央部には、図
3に示すように、筒部15が後方に向かって突設されて
おり、該筒部15内に電球取付孔16が形成されている
(図1参照。)。
【0019】上記筒部15の内周面から内フランジ17
が突設されており、該内フランジ17の内側が電球挿通
孔18とされ、また、内フランジ17の後面19が後述
する電球の光軸方向での位置決めをする位置決め面とさ
れている。
【0020】上記筒部15の内フランジ17から後方の
部分の内面にはその後端に達する位置決め切欠20、2
0、20が形成されており、これによって、後述する電
球の光軸周り方向における位置決めが為される。
【0021】セットスプリング21は線バネ材料で形成
され、被支持部22と2つの長辺部23、23とこれら
長辺部23、23の先端に各別に連設された被引掛部2
4、24とが一体に形成されて成る。
【0022】被支持部22は、全体が反射鏡13の光軸
(略前後方向に延びる。)に対して略垂直に位置した状
態で、主部22aと該主部22aの両端から主部22a
に対して略直角を為すように延び互いに平行を為す2つ
の腕部22b、22bとが前後方向から見て略コ字状を
為すように形成されている。
【0023】長辺部23、23は被支持部22の腕部2
2b、22bの先端から前後方向から見て互いに平行に
延び、側方から見て略く字状を為し、各長辺部23は被
支持部22の腕部22bの先端から斜め前方へ延びる第
1の節23aと該第1の節23aの先端から斜め後方へ
延びる第2の節23bとから成り、第1の節23aと第
2の節23bとの結節部23cが後述する電球のフラン
ジを押圧する押圧部となる。
【0024】被引掛部24、24は長辺部23、23の
第2の節23b、23bの先端に連設されている。各被
引掛部24は長辺部23の第2の節23bの先端から略
前方へ延びる基片24aと該基片24aの前端に連設さ
れ長辺部23から遠ざかる方向へ延びる引掛片24bと
から成る。
【0025】セットスプリング21の被支持部22を支
持する支持部25は反射鏡13の筒部15のうち下側に
位置した部分の一部を切り欠いた部分に形成される。上
記位置決め面19と同じ平面内に位置した平面25aの
上記電球挿通孔18から稍離れた位置から角柱状をした
支持部材26が後方へ向けて突設されている。支持部材
26の電球挿通孔18側の面には係止突部27が形成さ
れている。係止突部27は前方を向いた係止面27aを
有しており、該係止面27aから後方の面27bは後方
へ行くに従って上記電球挿通孔18から遠ざかるように
傾斜した傾斜面とされている。そして、側方から見たと
きの上記位置決め面19と同じ平面内にある面25aと
係止面27aとの間の間隔はセットスプリング21の被
支持部22の主部22aの線径より稍大きくされてい
る。
【0026】上記位置決め面19と同じ平面内にある面
25a内のうち支持部材26の略両脇の位置にガイド部
材28、28が後方へ向けて突設されている。該ガイド
部材28、28の位置は、側方から見てガイド部材2
8、28の支持部材26側に位置した面28a、28a
と支持部材26の電球挿通孔18側に面した面との間の
間隔がセットスプリング21の被支持部22の主部22
aの線径より僅かに大きくなるようになっており、従っ
て、上記面28a、28aと係止突部27の先端との間
の側方から見た間隔はセットスプリング21の被支持部
22の主部22aの線径より小さくされている。また、
ガイド部材28、28の互いに反対側に位置した面、即
ち、外側面28b、28b間の間隔はセットスプリング
21の被支持部22の腕部22b、22b間の間隔と略
同じか僅かに小さく形成されている。尚、ガイド部材2
8、28の上記支持部材26側の面28a、28aと外
側面28b、28bとは略直角を為している。
【0027】ガイド部材28、28の電球挿通孔18側
の面28c、28cは後方から見て曲面に形成され、上
記電球取付孔16の内面の一部を為すようになってい
る。
【0028】尚、ガイド部材28、28の後端面と各側
面とが為す角部は面取が施されている。
【0029】上記筒部15を形成している壁のうちガイ
ド部材28、28の外側面28b、28bに対向した端
部からは外方へ向かって、かつ、該外側面28b、28
bと平行を為す壁部29、29が突設されており、該壁
部29、29とガイド部材28、28の外側面28b、
28bとの間にセットスプリング21の被支持部22の
腕部22b、22bの線径と略同じか僅かに大きい幅の
案内溝30、30が形成されている。
【0030】上記内フランジ17及び上記平面25aの
うち支持部材26の係止突部27の係止面27aの前方
に対応した部分には切欠31が形成され、該切欠31が
係止突部27の係止面27aを形成するための金型の型
抜き孔となっている。
【0031】しかして、このような支持部25にセット
スプリング21は以下のようにして支持される。
【0032】セットスプリング21の被支持部22の腕
部22b、22bを上記案内溝30、30内に、また、
主部22aを支持部材26とガイド部材28、28との
間に、それぞれ後方から挿入して行く。この間に、主部
22aは係止突部27の傾斜面27b上を滑ってガイド
部材28、28側に寄せられて行く。係止突部27の先
端とガイド部材28、28の支持部材26側の面28
a、28aとの間の側方から見た状態における間隔が主
部22aの線径より小さくされているので、該主部22
aはその中央部が上記傾斜面27bに迫られて上方へ撓
み、これによって、主部22aの中央部は係止突部27
の先端を前側に通過することが出来る。主部22aの中
央部は係止突部27が先端を前側に通過したところで、
撓んでいた主部22aが元に戻り、該主部22aの中央
部は係止突部27の係止面27aの前側に位置し、これ
によって、主部22aは支持部材26とガイド部材2
8、28との間の位置から抜け止めされた状態、即ち、
支持部25に主部22aを回動中心として回動し得る状
態で支持された状態となる。
【0033】セットスプリング21がこのように支持さ
れた状態で、ガイド部材28、28の支持部材26側の
面28a、28aと外側面28b、28bとの為す角部
がセットスプリング21の被支持部22の主部22aと
腕部22b、22bとの為す角部の内側に近接乃至は軽
く接触するので、セットスプリング21のガイド部材2
8、28の配列方向、即ち、左右方向へのガタ付きが防
止され、例えば、後述する引掛部に引掛片24b、24
bを掛止する操作を行い易く、また、後述する電球を反
射鏡13に取り付けた状態が安定する等の効果を奏す
る。
【0034】また、支持部25の左右両側部には案内溝
30、30が形成されているので、該案内溝30、30
に腕部22b、22bを案内させながら主部22aを支
持部材26とガイド部材28、28との間に挿入して行
けば良く、セットスプリング21の支持部25への支持
操作が極めて容易である。
【0035】更に、ガイド部材28、28は柱状を為し
ており、反射鏡13に一体に形成されるので、構造が簡
単であり、安価に製造することが出来る。
【0036】更にまた、係止突部27の係止面27aの
前側で対応した位置に型抜き孔31が形成されているの
で、係止面27aを形成するための金型部分を本来の金
型の抜き方向である前方へ抜くことができ、係止面27
aの形成のためにスライド金型を用いる必要が無く、金
型を安価に形成することができると共に、成形工程も簡
単となり、コストの低減に寄与する。
【0037】引掛部32、32は反射鏡13の筒部15
の上側に位置する部分に形成される。引掛部32、32
は上側に位置した位置決め切欠20の両脇に位置するよ
うに左右に並んで形成され、且つ、左右対称に形成され
ているので、その一方について詳細に説明する。
【0038】引掛部32は位置決め切欠20の側部を限
定する壁20aに対向するように上方から見て略L字状
を為す突部33を上記位置決め面19と同じ平面内にあ
る平面から後方へ向けて突設することによって形成され
る。これによって、上方から見て略L字状をした係合切
欠34が形成され、該係合切欠34は、前後方向に延び
る導入部34aと該導入部34aの前端部から側方へ延
びる係合部34bとを有する。上記突部33のうち上記
壁20aに向かって突出している部分33aの後面33
bは壁20aに近づくに従って前方へ変位する傾斜面に
形成されている。また、上記部分33aの前面33cは
上記壁20aから遠ざかるに従って後方へ変位する係止
面とされている。尚、該係止面33cはその最も後方に
位置する部分33d(以下、「奥部」と言う。)が上記
位置決め面19より僅かに後方に位置するように形成さ
れている。
【0039】また、反射鏡13の少なくとも上記突部3
3の部分33aの前側に対応した部分には内面に達する
型抜き孔35が形成されている。これによって、突部3
3の部分33aをスライド金型を使用せずに成形するこ
とが出来る。
【0040】上記反射鏡13に電球を取り付けるには、
以下のようにする。
【0041】36は電球であり、フィラメント37が封
入されたガラス球38が口金部39に支持されて成り、
口金部39には位置決めフランジ40が形成され、該位
置決めフランジ40の外周縁からは位置決め突片41、
41、41が突設されている。
【0042】しかして、電球36はそのガラス球38が
反射鏡13の後方から電球挿通孔18を通して反射鏡1
3の内側に挿通され、且つ、位置決め突片41、41、
41が筒部15の内面に形成された位置決め切欠20、
20、20に係合されて、位置決めフランジ40が反射
鏡13の位置決め面19に当接する。これによって、電
球36は反射鏡13に対して位置決めされる。即ち、位
置決めフランジ40が位置決め面19に当接することに
より、光軸方向における位置決めが為され、位置決め突
片41、41、41が位置決め切欠20、20、20と
係合することにより、光軸周り方向における位置決めが
為される。
【0043】そこで、セットスプリング21を上方へ回
動させる。すると、セットスプリング21の長辺部2
3、23の結節部23c、23cが電球36の位置決め
フランジ40の後面に当接する。そこで、長辺部23、
23を撓めながら被引掛部24、24の側を前方へ押し
込んで、引掛片24b、24bを引掛部32、32の係
合切欠34、34の導入部34a、34aに導入して行
く。引掛片24b、24b間の間隔は上記係止面33
c、33cの奥部33d、33dに対応した間隔となっ
ているが、該引掛片24b、24bは、長辺部23、2
3がその先端間が互いに近づくように撓むことによっ
て、互いに近づくように突部33の傾斜面33b、33
bを滑って上記導入部34a、34aに挿入されて行
く。そして、引掛片24b、24bが係合部34b、3
4bに対応したところに達すると、長辺部23、23が
撓められていたことによる反発力によって、引掛片24
b、24bが互いに遠ざかるように移動し、そこで、被
引掛部24、24を前方へ押圧していた力を除けば、長
辺部23、23が撓められることによって蓄えられてい
た弾発力によって引掛片24b、24bは後方へ移動
し、引掛部32、32の係止面33c、33cの奥部3
3d、33dと係合する。この状態でも、セットスプリ
ング21の長辺部23、23はその先端が前方へ行くよ
うに撓められた状態となっているため、その結節部23
c、23cが電球36の位置決めフランジ40を前方へ
押圧し、これによって、位置決めフランジ40が反射鏡
13の位置決め面19にしっかりと当接し、電球36は
反射鏡13に確実に支持されることになる。
【0044】尚、上記したように、2つの長辺部23、
23の先端部に被引掛部24、24を有するセットスプ
リング21を用い、これら2つの被引掛部24、24を
各別の引掛部32、32に係止するようにすると、電球
36の位置決めフランジ40に左右均等に力が加わり、
電球36の反射鏡13への取付状態が安定する。しかし
ながら、被引掛部24が一方の長辺部23の先端部にの
み設けられたものであっても、電球36の取付には支障
が無い。
【0045】尚、上記型抜き孔35、35は、成形時の
型抜きに寄与するばかりでなく、この型抜き孔35、3
5の存在により、引掛部32、32の係止面33c、3
3cを位置決め面19により近い位置に、場合によって
は、位置決め面19より前側に位置させても、セットス
プリング21の係止片24b、24bを該係止面33
c、33cに係止することができ、これによって、セッ
トスプリング21の長辺部23、23の撓みを大きくし
て、より強い力で電球36の位置決めフランジ40を反
射鏡13の位置決め面19に押し付けることが出来る。
【0046】図8は本発明車輌用灯具の第2の実施例を
示すものである。
【0047】該第2の実施例は、支持部及び引掛部が上
記第1の実施例におけるそれらと相異する他は第1の実
施例におけると同様であるので、該相異する部分につい
て詳細に説明し、第1の実施例におけると同様の部分に
ついては、第1の実施例における同様の部分に付した符
号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0048】反射鏡13Aの後端部のほぼ中央部には筒
部42が後方に向かって突設されており、該筒部42内
に電球取付孔43が形成されている。そして、該筒部4
2の内周面から第1の実施例におけると同様の図示しな
い内フランジが突設されており、該内フランジの内側が
電球挿通孔とされ、また、内フランジの後面が電球36
の光軸方向での位置決めをする位置決め面とされてい
る。
【0049】上記筒部42の内フランジから後方の部分
の内面にはその後端に達する位置決め切欠44、44、
44が形成されており、これによって、電球36の光軸
周り方向における位置決めが為される。
【0050】上記筒部42の下部が更に下方へ延長され
て、該延長部45にセットスプリング21の被支持部2
2を支持する支持部46が形成される。
【0051】上記延長部45の後面の下方に寄った位置
で左右方向における略中央部に柱状をした支持部材47
が後方へ向けて突設されている。支持部材47の電球取
付孔43側の面、即ち、上側の面には係止突部48が形
成されている。係止突部48は前方を向いた係止面48
aを有しており、該係止面48aから後方の面48bは
後方へ行くに従って上記電球取付孔43から遠ざかるよ
うに傾斜した傾斜面とされている。そして、側方から見
たときの延長部45の後面と係止面48aとの間の間隔
はセットスプリング21の被支持部22の主部22aの
線径と同じか又は稍大きくされている。
【0052】上記延長部45の後面のうち支持部材47
の略両脇の位置に相当すると共に稍電球取付孔43側に
寄った位置にガイド部材49、49が後方へ向けて突設
されている。該ガイド部材49、49の位置は、より詳
細に述べれば、側方から見てガイド部材49、49の支
持部材47側に位置した面49a、49aと支持部材4
7の電球取付孔43側に面した面との間の間隔がセット
スプリング21の被支持部22の主部22aの線径より
僅かに大きくなるようになっており、従って、上記面4
9a、49aと係止突部48の先端との間の側方から見
た間隔はセットスプリング21の被支持部22の主部2
2aの線径より小さくされている。また、ガイド部材4
9、49の互いに反対側に位置した面、即ち、外側面4
9b、49b間の間隔はセットスプリング21の被支持
部22の腕部22b、22b間の間隔と略同じか僅かに
小さく形成されている。尚、ガイド部材49、49の上
記支持部材47側の面49a、49aと外側面49b、
49bとは略直角を為している。
【0053】上記延長部45のうち支持部材47の係止
突部48の係止面48aの前方に対応した部分を含みそ
こから電球取付孔43及び図示しない電球挿通孔に達し
且つ反射鏡13Aの内面に開口する切欠50が形成さ
れ、該切欠50が係止突部48の係止面48aを形成す
るための金型の型抜き孔となっている。
【0054】しかして、このような支持部46にセット
スプリング21は以下のようにして支持される。
【0055】セットスプリング21の被支持部22の腕
部22b、22bがガイド部材49、49の外側面49
b、49bに軽く接触乃至は近接する状態で、主部22
aを支持部材47とガイド部材49、49との間に、そ
れぞれ後方から挿入して行く。この間に、主部22aは
係止突部48の傾斜面48b上を滑ってガイド部材4
9、49側に寄せられて行く。係止突部48の先端とガ
イド部材49、49の支持部材47側の面49a、49
aとの間の側方から見た状態における間隔が主部22a
の線径より小さくされているので、該主部22aはその
中央部が上記傾斜面48bに迫られて上方へ撓み、これ
によって、主部22aの中央部は係止突部48の先端を
前側に通過することが出来る。主部22aの中央部は係
止突部48が先端を前側に通過したところで、撓んでい
た主部22aが元に戻り、該主部22aの中央部は係止
突部48の係止面48aの前側に位置し、これによっ
て、主部22aは支持部材47とガイド部材49、49
との間の位置から抜け止めされた状態、即ち、支持部4
6に主部22aを回動中心として回動し得る状態で支持
された状態となる。
【0056】セットスプリング21がこのように支持さ
れた状態で、ガイド部材49、49の支持部材47側の
面49a、49aと外側面49b、49bとの為す角部
がセットスプリング21の被支持部22の主部22aと
腕部22b、22bとの為す角部の内側に近接乃至は軽
く接触するので、セットスプリング21のガイド部材4
9、49の配列方向、即ち、左右方向へのガタ付きが防
止され、例えば、後述する引掛部に引掛片24b、24
bを掛止する操作を行い易く、また、電球36を反射鏡
13に取り付けた状態が安定する等の効果を奏する。
【0057】引掛部51、51は電球取付孔43を挟ん
で支持部46の反対側、即ち、筒部42の上部に形成さ
れている。筒部42を形成している壁部に筒部42の内
外を連通する2つの係合切欠52、52が形成されてい
る。係合切欠52、52は、上方から見て、その一方の
ものは略L字状を為し、他方のものは略逆L字状を為し
ている。即ち、係合切欠52、52は後端に開口し略前
後方向に延びる導入部52a、52aと該導入部52
a、52aの前端から側方へ延びる係合部52b、52
bとから成り、係合部52b、52bの後側の面、即
ち、係止面52c、52cは導入部52a、52aから
遠ざかるに従って後方へ変位するように傾斜されてい
る。
【0058】また、係合切欠52、52の導入部52
a、52aの互いに反対側に位置した開口縁には後方へ
稍突出した突部53、53が形成されており、該突部5
3、53を含み導入部52a、52aの互いに反対側に
位置した側面53a、53aは後方へ行くに従って互い
に遠ざかるように傾斜した傾斜面とされている。
【0059】しかして、電球36のガラス球38を反射
鏡13Aの後方から図示しない電球挿通孔を通して反射
鏡13Aの内側に挿通し、且つ、位置決め突片41、4
1、41を筒部42の内面に形成された位置決め切欠4
4、44、44に係合させ、且つ、位置決めフランジ4
0を反射鏡13Aの図示しない位置決め面に当接させ
る。
【0060】このようにして、電球36を反射鏡13A
に対して位置決めした状態で、セットスプリング21を
上方へ回動させる。すると、セットスプリング21の長
辺部23、23の結節部23c、23cが電球36の位
置決めフランジ40の後面に当接する。そこで、長辺部
23、23を撓めながら被引掛部24、24の側を前方
へ押し込んで、引掛片24b、24bを引掛部51、5
1の係合切欠52、52の導入部52a、52aに導入
して行く。引掛片24b、24b間の間隔は上記係止面
52c、52cの奥部52d、52dに対応した間隔と
なっているが、該引掛片24b、24bは、長辺部2
3、23がその先端間が互いに近づくように撓むことに
よって、互いに近づくように上記傾斜面53a、53a
を滑って上記導入部52a、52aに挿入されて行く。
そして、引掛片24b、24bが係合部52b、52b
に対応したところに達すると、長辺部23、23が撓め
られていたことによる反発力によって、引掛片24b、
24bが互いに遠ざかるように移動し、そこで、被引掛
部24、24を前方へ押圧していた力を除けば、長辺部
23、23が撓められることによって蓄えられていた弾
発力によって引掛片24b、24bは後方へ移動し、引
掛部51、51の係止面52c、52cの奥部52d、
52dと係合する。この状態でも、セットスプリング2
1の長辺部23、23はその先端が前方へ行くように撓
められた状態となっているため、その結節部23c、2
3cが電球36の位置決めフランジ40を前方へ押圧
し、これによって、位置決めフランジ40が反射鏡13
Aの図示しない位置決め面にしっかりと当接し、電球3
6は反射鏡13Aに確実に支持されることになる。
【0061】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明車輌用灯具は、合成樹脂製の反射鏡内に反射
鏡に形成された電球取付孔を通して電球の光源部が配置
され、該電球を背面側から反射鏡に弾接させた状態で反
射鏡に取り付けるためのセットスプリングを備え、該セ
ットスプリングは主部と該主部に対して略直角に突出し
た両腕部とによって略コ字状をしていて反射鏡の支持部
に支持される被支持部と電球の背面部を前方に押圧する
2つの長辺部とこれら長辺部のうち少なくとも一方の先
端に形成され反射鏡の引掛部に掛止される被引掛部とを
有し、上記支持部は、支持部材と該支持部材を挟んで両
脇に位置すると共にこれらの配列方向に見て支持部材と
の間にセットスプリングの被支持部の主部が挿入される
空間を有するガイド部材とを有し、支持部材にはガイド
部材が配列された側に突出した係止突部が形成され、2
つのガイド部材の互いに遠い側の側面、即ち、外側面間
の間隔がセットスプリングの被支持部の両腕部間の間隔
と略等しくされたことを特徴とする。
【0062】従って、本発明車輌用灯具にあっては、セ
ットスプリングの反射鏡への取付にネジ止めのような面
倒な作業が必要なく、セットスプリングの被支持部の主
部を支持部材とガイド部材との間に挿入し支持部材の係
止突部に引っ掛けるだけでセットスプリングを反射鏡に
支持することができ、部品点数が減少し、且つ、取付作
業性も向上する。
【0063】尚、上記した各実施例に示した各部の具体
的形状乃至構造は、何れも本発明を実施するに際しての
具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあ
ってはならないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図7と共に本発明車輌用灯具の第1の
実施例を示すものであり、本図は縦断側面図である。
【図2】要部の拡大背面図である。
【図3】反射鏡の要部の拡大背面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う拡大断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う拡大断面図である。
【図6】セットスプリングの拡大斜視図である。
【図7】電球を取り付けた状態を示す要部の拡大斜視図
である。
【図8】本発明車輌用灯具の第2の実施例を示す要部の
拡大斜視図である。
【符号の説明】
1…前照灯(車輌用灯具)、13…反射鏡、16…電球
取付孔、19…位置決め面、21…セットスプリング、
22…被支持部、22a…主部、22b…腕部、23…
長辺部、24…被引掛部、25…支持部、26…支持部
材、27…係止突部、28…ガイド部材、28a…支持
部材側の面、28b…外側面、29…壁部、30…案内
溝、31…型抜き用の孔、32…引掛部、35…型抜き
孔(空間)、36…電球、37…フィラメント(光源
部)、40…位置決めフランジ(フランジ)、13A…
反射鏡、43…電球取付孔、46…支持部、47…支持
部材、47…支持部材、48…係止突部、49…ガイド
部材、49a…支持部材側の面、49b…外側面、50
…切欠(型抜き用の孔)、51…引掛部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10 F21V 19/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の反射鏡内に反射鏡に形成さ
    れた電球取付孔を通して電球の光源部が配置され、該電
    球を背面側から反射鏡に弾接させた状態で反射鏡に取り
    付けるためのセットスプリングを備え、 該セットスプリングは主部と該主部に対して略直角に突
    出した両腕部とによって略コ字状をしていて反射鏡の支
    持部に支持される被支持部と電球の背面部を前方に押圧
    する2つの長辺部とこれら長辺部のうち少なくとも一方
    の先端に形成され反射鏡の引掛部に掛止される被引掛部
    とを有し、 上記支持部は、支持部材と該支持部材を挟んで両脇に位
    置すると共にこれらの配列方向に見て支持部材との間に
    セットスプリングの被支持部の主部が挿入される空間を
    有するガイド部材とを有し、 支持部材にはガイド部材が配列された側に突出した係止
    突部が形成され、 2つのガイド部材の互いに遠い側の側面、即ち、外側面
    間の間隔がセットスプリングの被支持部の両腕部間の間
    隔と略等しくされたことを特徴とする車輌用灯具。
  2. 【請求項2】 ガイド部材の配列方向に見た支持部材と
    ガイド部材との間の空間がセットスプリングの被支持部
    の主部の線径より僅かに大きくされ、 ガイド部材の配列方向に見た係止突部の先端とガイド部
    材との間の間隔がセットスプリングの被支持部の主部の
    線径より小さくされたことを特徴とする請求項1に記載
    の車輌用灯具。
  3. 【請求項3】 前後方向に見て上記係止突部に対応した
    部分に反射鏡の内面側に貫通した型抜き用の孔が形成さ
    れていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の車輌用灯具。
  4. 【請求項4】 上記ガイド部材が柱状を為し、外側面と
    これに隣接する支持部材側の面とが略直角に交わり、こ
    の略直角を為す角部がセットスプリングの被支持部の主
    部と両腕部が交わる部分の内側に近接又は軽く接触し、
    これによってセットスプリングの被支持部の主部が延び
    る方向への動きを規制するようにしたことを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3に記載の車輌用灯具。
  5. 【請求項5】 ガイド部材の外側面に近接して壁部が形
    成され、該壁部とガイド部材の外側面との間にセットス
    プリングの被支持部の腕部が挿入される案内溝が形成さ
    れたことを特徴とする請求項4に記載の車輌用灯具。
  6. 【請求項6】 2つの長辺部の先端にそれぞれ各別の引
    掛部に掛止される被引掛部が形成されたことを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4又は請求項
    5に記載の車輌用灯具。
  7. 【請求項7】 上記電球にはフランジが形成されると共
    に反射鏡には該フランジを位置決めする位置決め面が形
    成され、 セットスプリングの被引掛部を掛止する引掛部の前方に
    は被引掛部を上記位置決め面より前方へ移動させること
    を許容するための空間が形成されていることを特徴とす
    る請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5
    又は請求項6に記載の車輌用灯具。
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