JP3150168B2 - プラズマディスプレイ基板の厚膜パターン形成方法 - Google Patents

プラズマディスプレイ基板の厚膜パターン形成方法

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JP3150168B2
JP3150168B2 JP20558391A JP20558391A JP3150168B2 JP 3150168 B2 JP3150168 B2 JP 3150168B2 JP 20558391 A JP20558391 A JP 20558391A JP 20558391 A JP20558391 A JP 20558391A JP 3150168 B2 JP3150168 B2 JP 3150168B2
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマディスプレイ
パネルの製造工程において、プラズマディスプレイ基板
上に障壁パターンを形成するプラズマディスプレイ基板
の厚膜パターン形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマディスプレイ基板の厚膜
パターン形成方法としては、ガラスやセラミックの基板
上に導体或いは絶縁体用のペーストをスクリーン印刷に
よりパターン状に印刷を行った後にこのペーストを乾
燥、焼成する工程を繰り返して厚膜パターンを形成する
方法が知られている。また、最近では、ガラス等の基板
の上にセラミック材料で厚膜パターンを形成することが
種々の分野で行われてきているが、この場合にも、セラ
ミック材料をバインダー中に分散させてペースト状とし
たものを用い、前記したのと同様にして、スクリーン印
刷により重ね印刷を行った後に乾燥、焼成する工程を繰
り返すことにより厚膜パターンを形成するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスクリーン印刷
によりプラズマディスプレイ基板上に厚膜パターンを形
成する方法においては、上述のように複数回のスクリー
ン印刷により重ね刷りをして所定の厚さにする必要があ
るが、この方法では例えば50〜100μmの厚膜を得
るために5〜10回の重ね刷りを必要とし、そのたびご
とに乾燥工程が入ることとなり、その結果として極めて
生産性が悪く歩留りを低下させるという問題点があっ
た。さらに、ペーストの粘度、チクソトロピー等により
パターンの線幅精度が損なわれるという問題点もあっ
た。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消するために創案されたものであり、生産性を改善し
歩留りを向上させ、かつ良好な線幅精度を得ることので
きるプラズマディスプレイ基板の厚膜パターン形成方法
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプラズマディスプレイ基板の厚膜パターン
形成方法は、電極パターンが形成された基板上に障壁パ
ターンを形成するパターン形成材料を予め所定の膜厚で
塗布し、基板を加熱してパターン形成材料の上部にドラ
イフィルムをラミネートした後、該ドライフィルムをフ
ォトリソグラフィー法によりパターニングして所望パタ
ーンに応じたサンドブラスト用マスクを形成し、そのサ
ンドブラスト用マスクを介してサンドブラスト処理を行
ってから、最後に焼成を行って障壁を基板上で結着させ
ることにより、電極パターンが形成された基板上に目的
とする障壁パターンを得ることを特徴とするものであ
る。
【0006】この厚膜パターン形成方法を図1により具
体的に説明する。まず、(a)に示すように、ガラス基
板1の上にパターン形成材料2を塗布し、基板を加熱し
てパターン形成材料2の上部にドライフィルムをラミ
ネートした後、目的パターンに合った露光マスク4を介
して紫外線5により露光してから現像することにより、
(b)に示すように、パターン形成材料2の上面にドラ
イフィルム3からなるサンドブラスト用マスク6を形成
する。しかる後、(c)に示すように、サンドブラスト
7により不要部分の除去を行うことによりパターンを形
成する。次いで、焼成或いは薬品処理を行うことによ
り、(d)に示すように、サンドブラスト用マスク6を
除去して目的とする厚膜パターンを得る。
【0007】
【作用】上記構成の厚膜パターン形成方法によれば、基
板上に所定の厚さでパターン形成材料を塗布した後、マ
スクを介してサンドブラストにより不要部分を除去する
ことにより、最終的に必要とする厚さのパターンが1回
の操作で形成される。
【0008】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。
【0009】図2及び図3は本発明に係るプラズマディ
スプレイ基板の厚膜パターン形成方法の実施例を示す工
程図であり、図2は電極パターンを形成する工程を、ま
た、図3はその電極の間に障壁を形成する工程を示して
いる。
【0010】ここで、本実施例においては、サンドブラ
スト用マスクを構成するドライフィルムとして、光硬化
型ドライフィルム(東京応化工業製、OSBRフィル
ム)を用いた。しかしながら、この選択は本発明を限定
するものではなく、目的とするパターン寸法、パターン
形成材料の種類、サンドブラスト処理のマスクとしての
適性に応じて適切なドライフィルムを適宜選択すればよ
いものである。
【0011】以下、図2に示す各工程を順を追って説明
する。
【0012】まず、(a)に示すように、ガラス基板1
1の上にパターン形成材料である電極ペースト12をス
クリーン印刷により塗布しその厚みを20μmとした。
そして、電極ペースト12中の有機バインダーに含まれ
る溶剤を除去するために基板11ごと100〜160℃
で乾燥を行って次の工程へ供した。次いで、(b)に示
すように、基板11を50〜80℃に加熱し、前記のサ
ンドブラスト用マスクを構成するドライフィルム13を
ラミネートした後、(c)に示すように、超高圧水銀灯
を光源とする平行光をプリンターを用い、線幅60μ
m、ピッチ120μmのラインパターンマスク14を介
して紫外線15によりパターン露光を行った。露光条件
は、365nmで測定した時に、強度200μw/cm
2 、照射量70mJ/cm2 である。続いて、(d)に
示す現像工程では、無水炭酸ナトリウム0.2wt%水
溶液により液温30〜50℃でスプレー現像を行った。
以上の工程により線幅60μm、ピッチ120μmのサ
ンドブラスト用マスク16が得られた。その後、乾燥工
程を経て(e)のサンドブラスト17による不要部分の
除去処理を行った。ここでは、研磨材として褐色溶融ア
ルミナ#800を用い、噴出圧力1kg/cm2 でサン
ドブラスト処理を行うことにより、線幅60μm、ピッ
チ120μm、高さ20μmの電極18のパターンを得
た。
【0013】次に、図3に示す工程を順を追って説明す
る。
【0014】まず、(a)に示すように、障壁パターン
形成材料としてのセラミック材料19を図2の工程で得
られたパターンの上から基板11にブレードコート法に
より塗布し、厚みを200μmとした。そして、100
〜160℃で乾燥を行い、次の工程へ供した。次いで、
(b)に示すように、基板を50〜80℃に加熱し、前
記したのと同じドライフィルム20をラミネートした
後、(c)に示すように、線幅60μm、ピッチ120
μmのラインパターンマスク21を介して紫外線22に
よりパターン露光を行った。露光条件は、図2(c)の
場合と同様である。続いて、前記条件と同様の条件で現
像を行い、(d)に示すように、線幅60μm、ピッチ
120μmのサンドブラスト用マスク23を得た。その
後、(e)のサンドブラスト24による不要部分の除去
工程では、研磨材として褐色溶融アルミナ#400を用
い、噴出圧力3kg/cm2 でサンドブラスト処理を行
うことにより、線幅60μm、ピッチ120μm、高さ
200μmの前記セラミック材料による障壁25のパタ
ーンを得た。この際、電極18の上部には先のマスク1
6が残っており、これが電極18の表面を保護している
ため、電極18はダメージを受けない。そして、続く
(f)に示す工程では、ピーク温度585℃、保持時間
10〜20分の条件で焼成を行い、前記電極18及び障
壁25をガラス基板11上で結着させると同時にサンド
ブラスト用マスク16,23を焼失せしめた。以上の工
程により線幅60μm、ピッチ120μm、高さ18μ
mの電極18、及び線幅60μm、ピッチ120μm、
高さ180μmの障壁25の厚膜パターンが得られた
【0015】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
【0016】1回の操作で高さ100μm以上の厚膜パ
ターンが得られるため、これまでのスクリーン印刷法に
よる厚膜パターン形成の積層法に比べ、処理時間が短縮
されると共に、位置合わせ等の操作も1回でよいため、
工程の簡略化を図ることができる。
【0017】また、サンドブラスト用マスクの形成にフ
ォトリソグラフィー法を用いることにより、高精細パタ
ーン及び基板の大型化への対応が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラズマディスプレイ基板の厚膜パタ
ーン形成方法を説明するための工程図である。
【図2】極パターン形成の工程図である。
【図3】壁パターン形成の工程図である。
【符号の説明】
1,11 基板 2,12,19 パターン形成材料 3,13,20 ドライフィルム 6,16,23 サンドブラスト用マスク 7,17,24 サンドブラスト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−242548(JP,A) 特開 平3−86477(JP,A) 特開 平3−294180(JP,A) 特開 平2−301934(JP,A) 特開 平4−123744(JP,A) (社)日本プリント回路工業会編, 「プリント回路技術便覧」,日刊工業新 聞社,昭和52年2月28日,p.480−485 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/02 H01J 17/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極パターンが形成された基板上に障壁
    パターンを形成するパターン形成材料を予め所定の膜厚
    で塗布し、基板を加熱してパターン形成材料の上部にド
    ライフィルムをラミネートした後、該ドライフィルムを
    フォトリソグラフィー法によりパターニングして所望パ
    ターンに応じたサンドブラスト用マスクを形成し、その
    サンドブラスト用マスクを介してサンドブラスト処理を
    行ってから、最後に焼成を行って障壁を基板上で結着さ
    せることにより、電極パターンが形成された基板上に
    的とする障壁パターンを得ることを特徴とするプラズマ
    ディスプレイ基板の厚膜パターン形成方法。
JP20558391A 1991-07-23 1991-07-23 プラズマディスプレイ基板の厚膜パターン形成方法 Expired - Lifetime JP3150168B2 (ja)

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JP2008124030A (ja) * 2007-11-30 2008-05-29 Jsr Corp 導電性ペースト組成物、転写フィルムおよびプラズマディスプレイパネル

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