JP3149867B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP3149867B2
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寿樹 大原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のサンプルを
自動分析する装置に関し、測定時間の短縮を図った装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の自動分析装置の一実施例を
鉄分分析に応用した構成図である。図において、laは
図示しない液槽から搬送液(例えば純水)を送出する第
1ポンプであり,1bは図示しない液槽から第1反応液
(例えば1規定の塩酸)を送出する第2ポンプ,1cは
図示しない液槽から第2反応液(還元剤;例えば塩酸ヒ
ドロキシルアミン10%溶液)を送出する第3ポンプ,
1dは図示しない液槽から発色液(例えばTPTZ
(2,4,6−トリ−2ピリジル−1,3,5トリアジ
ン)0.001mo1/l溶液)を送出する第4ポン
プ,leは図示しない液槽から緩衝液(例えば酢酸アン
モニウム50%溶液)を送出する第5ポンプである。
【0003】2はサンプル液(若しくは標準液)を注入
する場合に使用する切換弁である。計量管aの一部は
耐薬品性があり,高温,高圧に耐えるポリエーテルエー
テルケトン(PEEK)等の第l反応コイル5で構成さ
れている。7は第1反応コイル5内に封じ込まれた液体
を加熱する加熱手段(例えばマイクロ波加熱器)であ
る。
【0004】なお,加熱手段としてマイクロ波加熱器を
使用する場合は,加熱器内にマグネトロンの自己加熱を
防ぐための保護用の水循環チュープ(内径4mm,長さ
数m程度…図示せず)を配置しておく。この第1反応コ
イルの後段には絞りとしての抵抗管6が接続されてい
る。この抵抗管は例えば内径0.2mm,長さ5〜10
m程度のもので冷却管としても機能する。上記第1,第
2ポンプ(1a,1b),切換弁2〜抵抗管6までは前
処理部4として機能する。
【0005】10aは抵抗管6の後段に配置された第2
反応コイルであり、このコイルの前段には第3ポンプl
cからの還元剤が注入される。10bは第2反応コイル
の後段に接続された第3反応コイルであり、このコイル
の前段には第4ポンプ1dからの発色液が注入される。
10cは第3反応コイル10bの後段に配置された第4
反応コイルであり、このコイルの前段には第5ポンプl
eからの緩衝剤が注入される。
【0006】15は第4反応コイル10cの後段に配置
され鉄分の検出を行う可視吸光検出器であり、上記発色
試薬,発色条件を用いた場合の検出器15の検出波長は
596nm付近に設定する。なお,反応コイル10a,
10b,10cは測定値の再現性を向上させるために4
0℃程度の恒温槽20に収納されている。また,図では
省略するが切換弁の切換えのタイミングを自動的に制
御する制御装置を有している。
【0007】上記の構成において第1ポンプ1aからの
純水は切換弁2の実線の経路を経て第1反応コイル5,
抵抗管6,第2〜第4反応コイル10a,10b,10
cを通り可視吸光検出器15側へ流れており,第2〜第
5ポンプ1b〜1eからの反応液も所定の量と濃度で注
入されている。この時サンプル液は切換弁2の矢印Aに
注入され実線に沿って流れ計量管2aを介して矢印B方
向に排出されている。この時第1反応コイル5を通過す
る混合液は抵抗管6により5〜40kgf/c 2 程度
に昇圧されている。また,各反応チューブは内径0.5
mm,長さ数m程度のETFEチューとし,各ポンプ
の吐出量はそれぞれ毎分0.1〜2.0ml程度の適当
な量とされる。
【0008】次に所定のタイミングで切換弁2が点線で
示す経路に切換わると第1ポンプ1aから送出される
水は計量管2aを流れていたサンプル液を取り込んで流
れる。サンプル液を取り込んだ純水は第2ポンプ1bか
ら注入された第l反応液と共に第l反応コイル5へと所
定の速度で流れる。
【0009】サンプル液は加熱器7により100℃以上
で所定の時間(例えば1分)加熱されるが上述のように
5〜40kgf/cm2程度に加圧されているので沸騰
することはない。この加熱器7での加熱はマイクロ波加
熱を用いる場合は必要に応じてオンオフするが,電熱抵
抗線を用いた加熱器の場合は常時加熱状態としておくも
のとし,何れの場合も鉄粒子が十分に酸溶解される程度
の加熱条件とする。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構成において、複数箇所イ,ロ,ハからのサンプル液を
連続して測定する場合、はじめ(イ)のストップ弁30
cを開にして(ロ),(ハ)のストップ弁を閉とする。
【0011】そして(イ)のサンプル液を切換弁2に導
入し、先に述べた順序で分析を行ない、次に(ロ)のサ
ンプルを分析する場合はストップ弁30bを開、
(イ),(ハ)のストップ弁30a,30cを閉にして
同様に分析を行なう。次に(ハ)のサンプル液の分析を
行なう場合も同様である。
【0012】しかしながら、上記の分析法においては、
3種類(イ,ロ,ハ)のサンプル液を一つの切換弁2を
用いて行なっているため3種類の分析が終了するまで時
間がかかるという問題があった。図4は(イ)液を注入
し、これが純水に搬送されて検出器15に達して分析が
行なわれた後、(ロ)液が計量管2aに取入れられ、こ
れが分析された後、(ハ)液が計量管2aに取入れられ
て分析したタイムチャートを示すものである。
【0013】図に示すように、一つの液体の分析に例え
ば5分かかるとすると(イ)液を注入してから(ハ)液
の分析完了までは15分かかることになる。なお、3個
所のサンプルイ,ロ,ハに対して3つの検出器を備えれ
ば分析速度は速まるがコストが高くなるという問題があ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、計量管付き切換弁でサンプル液を計
量し、計量したサンプル液を後段に配置された分析手段
に搬送して前記サンプル液に含まれる分析成分を分析す
るようにした自動分析装置において、複数のサンプル液
を導入するに際しては、サンプル液を採取する前記切換
弁を複数個設け、所定の時間経過毎に前記切換弁を切換
えてサンプル液を連続して注入し、1サイクル終了ごと
に標準サンプルを注入するようにしたことを特徴とす
る。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を詳しく
説明する。図1は本発明の実施の形態の一例を示す概略
構成図である。
【0018】なお、図3と同一要素には同一符号を付し
て重複する説明は省略する。本発明と図3に示す従来例
とでは切換弁30,31を付加した点のみが異なる。図
1において、2,30,31は濃度の異なるサンプル
(イ)〜(ハ)液を導入する切換弁であり、非測定状態
では実線で示すように接続されて矢印Aで示す接続口か
ら計量管(2a,30a,31a)を経由してBで示す排出
口に排出されている。その間第1ポンプ1aからの純水
は実線のように流れている。
【0019】そして(イ)のサンプル液を分析する場合
は第1切換弁2が点線で示すように切換わり、計量管2
aにトラップされたサンプル液イが純水により可視吸光
検出器15側に搬送される。
【0020】(イ)のサンプル液が検出器15側に搬送
されて所定の時間が経過したら、第1切換弁2を実線の
状態に戻し、第2切換弁30を点線で示すように切換え
る。その結果、今度は、計量管30aにトラップされた
(ロ)のサンプル液が純水により可視吸光検出器15側
に搬送される。
【0021】更に所定の時間が経過したら、第2切換弁
30を実線の状態に戻し、第3切換弁31を点線で示す
ように切換える。その結果、今度は、計量管31aにト
ラップされた(ハ)のサンプル液が純水により可視吸光
検出器15側に搬送される。
【0022】図4は本発明による分析のタイムチャート
を示すもので、ここでは時間零で(イ)のサンプル液が
注入され、その後1.5分経過したら(ロ)のサンプル
液が注入され、更に3分経過したら(ハ)の液が注入さ
れ、5分を1サイクルとして3種類の液を注入する。そ
の結果、 検出器15では注入タイミング毎に分析が行
われるので、5分を1サイクルとして分析することが可
能となる。
【0023】なお、サンプル液の濃度が異なるような場
合には同じ計量管の容量が同じとすると薄い濃度の場合
は感度が悪くなるという問題がある。そのような場合は
計量管の容量を大きくしたり、小さくしたりして所望の
感度が得られるようにすることができる。
【0024】また、液の種類が更に増え、かつ、濃度
(出力)に差がないような場合、サンプル液と出力の対
応付けがわからなくなる場合がある。そのようなときは
1サイクル毎に既知の濃度の標準液を注入し、サンプル
液との対応づけを行なうとともに校正も行なうことがで
きる。
【0025】なお、本発明の以上の説明は、説明および
例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎな
い。したがって本発明はその本質から逸脱せずに多くの
変更、変形をなし得ることは当業者に明らかである。例
えば、測定対象は全鉄に限ることなく他の成分測定であ
ってもよい。また、サンプル液の数も増減可能である。
特許請求の範囲の欄の記載により定義される本発明の範
囲は、その範囲内の変更、変形を包含するものとする。
【0026】
【発明の効果】複数のサンプル液を導入するに際して
は、サンプル液を採取する前記切換弁を複数個設け、所
定の時間経過毎に前記切換弁を切換えてサンプル液を連
続して注入し、1サイクル終了ごとに標準サンプルを注
入するようにしたので、サンプル液との対応づけができ
1サイクル毎に校正を行うことができ、簡単な構成で分
析時間の短縮化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動分析装置の実施の形態の一例
を示す構成図である。
【図2】本発明の装置を用いて測定した場合の検出器の
出力状態を示す説明図である。
【図3】従来の自動分析装置の一例を示す構成図であ
る。
【図4】従来の装置で測定した場合の検出器の出力状態
を示す構成図である。
【符号の説明】
1a〜1e 第1〜第5ポンプ 2 第1切換弁 30 第2切換弁 31 第3切換弁 2a,30a,31a 計量管 4 前処理装置 5 第1反応コイル 6 抵抗管 7 加熱器 10a〜10c 第2〜第4反応コイル 15 可視吸光検出器 20 恒温層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−126691(JP,A) 特開 昭62−81544(JP,A) 特開 昭60−67861(JP,A) 特開 昭50−27595(JP,A) 特公 昭51−2836(JP,B2) 実公 昭60−17727(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 35/00 - 35/10 G01N 1/00 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】計量管付き切換弁でサンプル液を計量し、
    計量したサンプル液を後段に配置された分析手段に搬送
    して前記サンプル液に含まれる分析成分を分析するよう
    にした自動分析装置において、複数のサンプル液を導入
    するに際しては、サンプル液を採取する前記切換弁を複
    数個設け、所定の時間経過毎に前記切換弁を切換えてサ
    ンプル液を連続して注入し、1サイクル終了ごとに標準
    サンプルを注入するようにしたことを特徴とする自動分
    析装置。
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