JP3148714B2 - リール台駆動装置 - Google Patents

リール台駆動装置

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JP3148714B2
JP3148714B2 JP07946598A JP7946598A JP3148714B2 JP 3148714 B2 JP3148714 B2 JP 3148714B2 JP 07946598 A JP07946598 A JP 07946598A JP 7946598 A JP7946598 A JP 7946598A JP 3148714 B2 JP3148714 B2 JP 3148714B2
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    • G11B15/444Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive transfer means therefor reversing arrangements

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  • Gear Transmission (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTR(ビデオテ
ープレコーダ)、DAT(デジタルオーディオテープレコ
ーダ)等の磁気記録再生装置において、モータによって
供給リール台及び巻取りリール台を回転駆動するリール
台駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、VTRにおいては図8に示す如
く、キャプスタンモータ(13)の回転を、クラッチ回転機
構(194)、摩擦動力伝達機構(190)、首振りアイドラー機
構(5)、及び中継ギア(60)を介して、供給リール台のリ
ールギア(73)若しくは巻取りリール台のリールギア(74)
へ伝達することが行なわれている。キャプスタンモータ
(13)の出力軸には原動プーリ(14)が取り付けられ、該原
動プーリ(14)は、ベルト(15)を介して、クラッチ回転機
構(194)の従動プーリ(195)に繋がっている。従動プーリ
(195)には第1ギア(196)が固定されており、第1ギア(1
96)が摩擦動力伝達機構(190)の第1ギア(191)と噛合し
ている。摩擦動力伝達機構(190)の第1ギア(191)と第2
ギア(192)の間には、フェルト板(図示省略)が介在して
いる。摩擦動力伝達機構(190)の第2ギア(192)は、クラ
ッチ回転機構(194)の第2ギア(197)と噛合している。該
第2ギア(197)には第3ギア(198)が固定されており、該
第3ギア(198)は、首振りアイドラー機構(5)を構成す
るアイドラー(52)の小径ギア(55)と噛合している。該小
径ギア(55)には大径ギア(54)が固定されており、アイド
ラー(52)の首振り動作によって、大径ギア(54)が何れか
一方の中継ギア(60)へ選択的に噛合する。これによっ
て、キャプスタンモータ(13)の回転が何れか一方のリー
ルギア(73)(74)へ選択的に伝えられ、供給リール台又は
巻取りリール台がテープ巻取り方向へ回転駆動されるの
である。
【0003】ところで、VTRにおいては、磁気テープ
をキャプスタンや回転ヘッドシリンダーに巻き付けたテ
ープローディング状態で、巻取りリール台(リールギア
(74))をテープ巻取り方向(時計方向)に回転駆動して磁
気テープを再生する順方向再生モード(以下、PALY
モードという)と、供給リール台(リールギア(73))をテ
ープ巻取り方向(反時計方向)に回転駆動して磁気テープ
を再生する逆方向再生モード(以下、REVモードとい
う)の設定が可能である。又、巻取りリール台をテープ
巻取り方向に高速回転させるテープ早送りモード(以
下、FFモードという)と、供給リール台をテープ巻取
り方向に高速回転させるテープ巻戻しモード(以下、R
EWモードという)の設定が可能である。
【0004】PLAYモード及びREVモードでは、ク
ラッチ回転機構(194)の第1ギア(196)と第2ギア(197)
を相対回転可能な非係合状態に設定し、キャプスタンモ
ータ(13)の回転を、摩擦動力伝達機構(190)を介して、
首振りアイドラー機構(5)に伝える。これに対し、FF
モード及びREWモードにおいては、クラッチ回転機構
(194)の第1ギア(196)と第2ギア(197)とを一体回転可
能に係合させ、キャプスタンモータ(13)の回転を、クラ
ッチ回転機構(194)から直接に首振りアイドラー機構
(5)へ伝える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】VTRにおいては、供
給リール台から回転ヘッドシリンダーを経てキャプスタ
ンに至るまでのテープ走行経路の負荷が大きい。ここ
で、PLAYモードにおいては、磁気テープを供給リー
ル台から回転ヘッドシリンダーを経てキャプスタンまで
走行させるために、キャプスタンのテープ搬送力が加わ
るのに対し、REVモードにおいては、磁気テープをキ
ャプスタンから回転ヘッドシリンダーを経て供給リール
台まで走行させるために、キャプスタンのテープ搬送力
が加わらない。従って、REVモードでは、PLAYモ
ードに比べて、大きなトルクで供給リール台を駆動する
必要がある。そこで、従来のVTRにおいては、供給リ
ール台のリールギア(73)の減速比と巻取りリール台のリ
ールギア(74)の減速比を変えることによって、REVモ
ードにおける供給リール台の駆動トルクを、PLAYモ
ードにおける巻取りリール台の駆動トルクよりも大きく
設定していた。
【0006】しかしながら、上記の如く供給リール台の
リールギア(73)の減速比と巻取りリール台のリールギア
(74)の減速比が異なることによって、REWモードにお
けるテープの巻取り速度がFFモードにおけるテープの
巻取り速度よりも遅くなって、操作感が悪い問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、FFモード及びREWモ
ードにおけるモータから供給リール台へ至る動力伝達経
路の減速比と、モータから巻取りリール台へ至る動力伝
達経路の減速比を同一とした上で、REVモードにおけ
る供給リール台の駆動トルクを、PLAYモードにおけ
る巻取りリール台の駆動トルクよりも大きく設定するこ
とが出来るリール台駆動装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るリール台駆動
装置においては、キャプスタンモータ(13)から供給リー
ル台(7)及び巻取りリール台(71)へ至る動力伝達経路
に、同軸上で互いに相対回転可能な入力回転体(プーリ
(21))と出力回転体(PLAYディスク(32)及びREVデ
ィスク(26))の間に摩擦部材(フェルト板(23))を介在さ
せてなる摩擦動力伝達機構(2)が配備されている。摩擦
動力伝達機構(2)の出力回転体は、摩擦部材の外周側領
域若しくは内周側領域の何れか一方の領域に摺接する第
1回転部材(PLAYディスク(32))と、摩擦部材の他方
の領域に摺接する第2回転部材(REVディスク(26))
と、両回転部材の間に介在する一方向クラッチ機構(一
方向クラッチスプリング(27))とを具え、第1回転部材
(PLAYディスク(32))から動力が出力される。
【0009】ここで、一方向クラッチ機構(一方向クラ
ッチスプリング(27))は、REVモードにて第1回転部
材(PLAYディスク(32))と第2回転部材(REVディ
スク(26))を互いに連結する一方、PLAYモードにて
両回転部材の連結を切り離すものである。
【0010】上記本発明のリール台駆動装置において、
PLAYモードが設定されると、一方向クラッチスプリ
ング(27)の連結切離しにより、PLAYディスク(32)と
REVディスク(26)とが互いに相対回転可能となる。こ
の状態で、プーリ(21)が回転駆動されると、PLAYデ
ィスク(32)には負荷がかかっているので、フェルト板(2
3)とPLAYディスク(32)の間にスリップが生じる。一
方、REVディスク(26)は、PLAYディスク(32)と相
対回転が自由であるから、プーリ(21)及びフェルト板(2
3)と一体に回転し、REVディスク(26)とフェルト板(2
3)の間にはスリップは生じない。従って、フェルト板(2
3)とPLAYディスク(32)の間のスリップに伴う摩擦ト
ルクがPLAYディスク(32)から出力されることにな
る。
【0011】これに対し、REVモードが設定される
と、一方向クラッチスプリング(27)の連結により、PL
AYディスク(32)とREVディスク(26)とが互いに一体
回転することになる。この状態で、プーリ(21)が回転駆
動されると、PLAYディスク(32)には負荷がかかって
いるので、フェルト板(23)とPLAYディスク(32)の間
にスリップが生じる。又、REVディスク(26)は、PL
AYディスク(32)と一体回転するから、フェルト板(23)
とREVディスク(26)の間にもスリップが生じる。従っ
て、フェルト板(23)とPLAYディスク(32)の間のスリ
ップに伴う摩擦トルクに、フェルト板(23)とREVディ
スク(26)の間のスリップに伴う摩擦トルクが加わり、両
摩擦トルクの合計値がPLAYディスク(32)から出力さ
れることになる。
【0012】具体的構成においては、更に、摩擦動力伝
達機構(2)の入力回転体(プーリ(21))及び出力回転体
(PLAYディスク(32)及びREVディスク(26))と同軸
上にクラッチ回転体(クラッチギア(4))を具え、該クラ
ッチ回転体は、出力回転体の第1回転部材(PLAYデ
ィスク(32))と常時係合して一体回転すると共に、入力
回転体(プーリ(21))と係脱可能であって、入力回転体と
係合して一体回転する。
【0013】ここで、クラッチ回転体(クラッチギア
(4))には、FFモード及びREWモードにて、クラッ
チ回転体を入力回転体(プーリ(21)のキャップディスク
(37))と係合せしめる一方、PLAYモード及びREV
モードにて前記係合を解除せしめる制御機構が連繋して
いる。
【0014】上記具体的構成において、FFモード又は
REWモードが設定されると、制御機構の動作によっ
て、クラッチギア(4)がPLAYディスク(32)と係合し
たまま、プーリ(21)のキャップディスク(37)とも係合す
る。この結果、プーリ(21)とクラッチギア(4)とが互い
に連結されることとなり、クラッチギア(4)はプーリ(2
1)と一体に回転する。従って、プーリ(21)を高速回転さ
せることによって、供給リール台(7)又は巻取りリール
台(71)を高速回転させることが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るリール台駆動装置において
は、PLAYモードとREVモードで摩擦トルクを切り
換えることによって、REVモードにおけるリール台駆
動トルクをPLAYモードにおけるリール台駆動トルク
よりも大きく設定する構成が採用されているので、モー
タから両リール台へ至るまでの減速比を同一に設定する
ことが出来る。これによって、FFモードとREWモー
ドでテープの巻取り速度は同一となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明をVTRに実施した
形態につき、図面に沿って具体的に説明する。本発明に
係るリール台駆動装置は、図2に示す如く、キャプスタ
ンモータ(13)の回転を、摩擦動力伝達機構(2)、クラッ
チギア(4)、首振りアイドラー機構(5)、及び中継ギア
(6)を介して、各リール台のリールギア(72)へ伝達する
ものである。キャプスタンモータ(13)の出力軸には原動
プーリ(14)が取り付けられ、該原動プーリ(14)がベルト
(15)を介して摩擦動力伝達機構(2)の従動プーリ(21)に
繋がっている。摩擦動力伝達機構(2)には、後述の如
く、小径ギア(41)及び大径ギア(42)からなるクラッチギ
ア(4)が係合しており、小径ギア(41)若しくは大径ギア
(42)から首振りアイドラー機構(5)へ回転を伝える。こ
れによって、首振りアイドラー機構(5)のアイドラー(5
2)が首振り動作を行なって、アイドラー(52)の大径ギア
(54)が何れか一方の中継ギア(6)に噛合し、一方のリー
ルギア(72)がテープ巻取り方向へ回転駆動されるのであ
る。
【0017】図1に示す如くシャーシ(1)には、枢軸(1
1)が垂直に支持されており、該枢軸(11)の下部に摩擦動
力伝達機構(2)が回転自由に取り付けられている。又、
枢軸(11)の上部には、クラッチギア(4)が回転自由且つ
上下に摺動可能に取り付けられている。
【0018】摩擦動力伝達機構(2)は、前述の従動プー
リ(21)と、従動プーリ(21)の上面に貼着固定された円形
のフェルト板(23)と、従動プーリ(21)に対して相対回転
可能に嵌まったREVディスク(26)と、REVディスク
(26)に対して相対回転可能に嵌まったPLAYディスク
(32)とを具え、従動プーリ(21)にはキャップディスク(3
7)が一体回転可能に嵌合している。ここで、PLAYデ
ィスク(32)の下面はフェルト板(23)の外周領域と摺接
し、REVディスク(26)の下面はフェルト板(23)の内周
領域と摺接している。
【0019】PLAYディスク(32)とキャップディスク
(37)の間にはPLAYスプリング(33)が介在し、PLA
Yディスク(32)をフェルト板(23)へ向けて押圧してい
る。REVディスク(26)とキャップディスク(37)の間に
はREVスプリング(29)が介在し、REVディスク(26)
をフェルト板(23)へ向けて押圧している。PLAYディ
スク(32)とREVディスク(26)の間には、一方向クラッ
チスプリング(27)が介在している。一方向クラッチスプ
リング(27)の内周面は、REVディスク(26)の外周面に
接触すると共に、その一端にL字状の突片(28)が形成さ
れ、該突片(28)がPLAYディスク(32)に開設した孔(3
0a)に係止されている。又、キャップディスク(37)とク
ラッチギア(4)の間には、クラッチスプリング(47)が介
在して、クラッチギア(4)を押し上げている。
【0020】図5に示す如く、従動プーリ(21)には上向
きに円筒部(22)が突設される一方、キャップディスク(3
7)には下向きに円筒部(36)が突設され、両円筒部(22)(3
6)が互いに嵌合する。又、REVディスク(26)は円板部
(24)及び円筒部(25)から構成され、該円筒部(25)の外周
面に一方向クラッチスプリング(27)が嵌められる。PL
AYディスク(32)は、円板部(30)の上面に複数の爪片(3
1)を突設してなり、円板部(30)に前記孔(30a)が開設さ
れている。キャップディスク(37)は円板部(34)の上面に
複数の突起(35)を形成してなり、円板部(34)に前記円筒
部(36)が形成されている。
【0021】クラッチギア(4)は、ギア本体(44)の上面
に円板(46)を設置して構成され、ギア本体(44)は、小径
ギア(41)及び大径ギア(42)を具え、大径ギア(42)の下面
に、前記PLAYディスク(32)の爪片(31)と噛合すべき
複数の爪片(43)が下向きに突設されている。又、ギア本
体(44)には、前記キャップディスク(37)の突起(35)が嵌
入すべき複数の円弧状スリット(45)が開設されている。
【0022】クラッチギア(4)は、図3に示す上昇端と
図4に示す下降端の間で往復移動が可能であり、該往復
移動によっても、クラッチギア(4)の爪片(43)とPLA
Yディスク(32)の爪片(31)の噛合は維持される。又、図
3に示す如くクラッチギア(4)が上昇端に設置された状
態で、クラッチギア(4)のスリット(45)とキャップディ
スク(37)の突起(35)とは互いに離間しており、クラッチ
ギア(4)と従動プーリ(21)とは相対回転が可能である
が、図4に示すクラッチギア(4)が下降端まで移動する
と、クラッチギア(4)のスリット(45)にキャップディス
ク(37)の突起(35)が嵌入して、クラッチギア(4)と従動
プーリ(21)とが一体に連結されることになる。
【0023】クラッチギア(4)には、図6及び図7に示
す制御機構が連繋している。該制御機構は、VTRのテ
ープローディングやブレーキ動作を制御するための制御
スライド板(9)を具え、該制御スライド板(9)の動き
を、第1レバー(92)、第2レバー(94)、及び昇降駆動機
構(8)を介して、クラッチギア(4)に伝えるものであ
る。尚、制御スライド板(9)の駆動機構は周知のところ
であるので(例えば特開平7-21624号参照)、図示及び説
明を省略する。
【0024】昇降駆動機構(8)は、図1に示す如く、シ
ャーシ(1)上の支軸(82)に垂直面内で揺動可能に支持さ
れた揺動レバー(81)を具え、該揺動レバー(81)の一端は
クラッチギア(4)の円板(46)の上面へ伸びて、その先端
部に、円板(46)と摺接すべき凸部(84)を有している。揺
動レバー(81)の他端(85)には、スプリング(83)を介し
て、第3レバー(95)が連結されている。
【0025】図6は、クラッチギア(4)を上昇端に保持
した状態を表わしており、この状態から制御スライド板
(9)が矢印の方向に駆動されると、図7に示す如く、制
御スライド板(9)のカム溝(91)によって第1レバー(92)
が反時計方向に回動し、該第1レバー(92)に突設されて
いるピン(93)によって、第2レバー(94)が矢印の方向へ
牽引される。これに伴って、該第2レバー(94)と連結さ
れている第3レバー(95)が反時計方向に回動し、スプリ
ング(83)が引っ張られることになる。この結果、図4に
示す如く、揺動レバー(81)が時計方向に回動し、クラッ
チギア(4)が前記クラッチスプリング(47)に抗して押し
下げられるのである。又、制御スライド板(9)が図8の
位置から図7の位置に戻ることによって、図3に示す如
く、揺動レバー(81)が反時計方向に回動し、これに伴っ
て、クラッチギア(4)がクラッチスプリング(47)により
押し上げられるのである。
【0026】図3及び図4に示す如く、首振りアイドラ
ー機構(5)は、枢軸(11)の上端部に枢支されたアーム(5
1)と、アーム(51)の自由端部に立設されたシャフト(53)
に回転自由に嵌まるアイドラー(52)と、アーム(51)とア
イドラー(52)の間に介在するフェルト板(56)とから構成
され、アイドラー(52)は、クラッチギア(4)の小径ギア
(41)と噛合可能な大径ギア(54)と、クラッチギア(4)の
大径ギア(42)と噛合可能な小径ギア(55)とを同軸上に具
えている。図3に示す様にクラッチギア(4)が上昇端に
設置された状態では、該クラッチギア(4)の小径ギア(4
1)がアイドラー(52)の大径ギア(54)と噛合し、図4に示
す様にクラッチギア(4)が下降端に設置された状態で
は、該クラッチギア(4)の大径ギア(42)がアイドラー(5
2)の小径ギア(55)と噛合することになる。又、アイドラ
ー(52)の大径ギア(54)は、アーム(51)の首振り動作によ
って、前述の如く何れか一方の中継ギア(6)と噛合する
ことになる。
【0027】上記VTRにおいて、PLAYモードが設
定されると、図1に示す如くクラッチギア(4)が上昇端
に保持された状態で、従動プーリ(21)が反時計方向に回
転駆動される。このとき、PLAYディスク(32)には負
荷がかかっているので、フェルト板(23)とPLAYディ
スク(32)の間にスリップが生じる。又、フェルト板(23)
の反時計方向の回転に伴って、REVディスク(26)が反
時計方向に回転するが、PLAYディスク(32)にはスリ
ップが生じているから、PLAYディスク(32)は、RE
Vディスク(26)よりも回転速度が低く、REVディスク
(26)に対して時計方向に相対回転することになる。この
結果、該PLAYディスク(32)に係止されている一方向
クラッチスプリング(27)が、内径を拡大する方向に変形
し、REVディスク(26)の外周面に対する締め付けを解
除して、REVディスク(26)とPLAYディスク(32)の
間の連結を切り離す。これによってREVディスク(26)
と従動プーリ(21)は一体に回転し、REVディスク(26)
とフェルト板(23)の間にスリップは生じない。
【0028】従って、フェルト板(23)とPLAYディス
ク(32)の間のスリップに伴う摩擦トルクがPLAYディ
スク(32)からクラッチギア(4)を経て、首振りアイドラ
ー機構(5)へ伝えられることになる。そして、図3に示
す様に、アイドラー(52)の大径ギア(54)が巻取りリール
台(71)側の中継ギア(6)に噛合し、巻取りリール台(71)
が時計方向に回転駆動される。
【0029】REVモードが設定されると、従動プーリ
(21)が時計方向に回転駆動される。このとき、PLAY
ディスク(32)には負荷がかかっているので、フェルト板
(23)とPLAYディスク(32)の間にスリップが生じる。
又、PLAYディスク(32)の時計方向の回転に伴って、
一方向クラッチスプリング(27)の突片(28)に回転力が加
わり、一方向クラッチスプリング(27)は、内径を縮小す
る方向に変形する。この結果、一方向クラッチスプリン
グ(27)の内周面がREVディスク(26)の外周面に圧着
し、REVディスク(26)とPLAYディスク(32)が一体
に連結される。これによって、REVディスク(26)はP
LAYディスク(32)と一体に時計方向に回転し、REV
ディスク(26)とフェルト板(23)の間にもスリップが生じ
る。
【0030】従って、フェルト板(23)とPLAYディス
ク(32)の間のスリップに伴う摩擦トルクに、フェルト板
(23)とREVディスク(26)の間のスリップに伴う摩擦ト
ルクが加わり、両摩擦トルクの合計値が、PLAYディ
スク(32)からクラッチギア(4)を経て、首振りアイドラ
ー機構(5)へ伝えられることになる。そして、図3に示
す様に、アイドラー(52)の大径ギア(54)が供給リール台
(7)側の中継ギア(6)に噛合し、供給リール台(7)が反
時計方向に回転駆動される。
【0031】FFモード又はREWモードが設定される
と、前述の如く昇降駆動機構(8)の揺動レバー(81)がク
ラッチギア(4)を押し下げて、図4に示す如く、クラッ
チギア(4)とキャップディスク(37)とを互いに係合させ
る。クラッチギア(4)の爪片(43)とPLAYディスク(3
2)の爪片(31)は互いの噛合状態を維持している。この結
果、プーリ(21)とPLAYディスク(32)及びクラッチギ
ア(4)とが互いに連結されることとなり、クラッチギア
(4)は従動プーリ(21)と一体に回転する。ここで、摩擦
動力伝達機構(2)は一体となって回転し、従動プーリ(2
1)とPLAYディスク(32)及びREVディスク(26)との
間にスリップは生じない。
【0032】従って、従動プーリ(21)の回転が直接にク
ラッチギア(4)に伝わり、更に首振りアイドラー機構
(5)の小径ギア(55)及び大径ギア(54)を経て、中継ギア
(6)に伝わって、供給リール台(7)又は巻取りリール台
(71)が高速で回転駆動されることになる。
【0033】上記リール台駆動装置においては、PLA
YモードとREVモードで摩擦動力伝達機構(2)の伝達
摩擦トルクを大小に切り換えることによって、REVモ
ードにおけるリール台駆動トルクをPLAYモードにお
けるリール台駆動トルクよりも大きく設定するので、キ
ャプスタンモータ(13)から両リール台(7)(71)へ至るま
での動力伝達経路の減速比は同一に設定することが出来
る。従って、両リール台(7)(71)を共通の仕様で設計す
ることが可能となるばかりでなく、FFモードとREW
モードでテープの巻取り速度が同一となり、良好な操作
感が得られる。又、摩擦動力伝達機構(2)とクラッチギ
ア(4)とが共通の枢軸(11)に取り付けられて、ユニット
化されているので、従来の如くクラッチ回転機構(194)
と摩擦動力伝達機構(190)を分離した構成に比べて、装
置全体がコンパクトとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリール台駆動装置の要部を拡大し
て表わす断面図である。
【図2】該リール台駆動装置の動力伝達経路を示す平面
図である。
【図3】PLAYモード及びREVモードにおけるリー
ル台駆動装置の断面図である。
【図4】FFモード及びREWモードにおけるリール台
駆動装置の断面図である。
【図5】摩擦動力伝達機構及びクラッチギアの分解斜視
図である。
【図6】PLAYモード及びREVモードにおける昇降
駆動機構の駆動系を表わす平面図である。
【図7】FFモード及びREWモードにおける同上の平
面図である。
【図8】従来のリール台駆動装置の動力伝達経路を示す
平面図である。
【符号の説明】
(1) シャーシ (11) 枢軸 (2) 摩擦動力伝達機構 (21) 従動プーリ (23) フェルト板 (26) REVディスク (27) 一方向クラッチスプリング (32) PLAYディスク (31) 爪片 (37) キャップディスク (35) 突起 (4) クラッチギア (43) 爪片 (45) スリット (5) 首振りアイドラー機構 (7) 供給リール台 (71) 巻取りリール台 (72) リールギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/26 G11B 15/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータによって供給リール台及び巻取りリ
    ール台を回転駆動するリール台駆動装置において、モー
    タから両リール台へ至る動力伝達経路に、同軸上で互い
    に相対回転可能な入力回転体と出力回転体の間に摩擦部
    材を介在させてなる摩擦動力伝達機構が配備され、摩擦
    動力伝達機構の出力回転体は、摩擦部材の外周側領域若
    しくは内周側領域の何れか一方の領域に摺接する第2回
    転部材と、摩擦部材の他方の領域に摺接する第1回転部
    材と、両回転部材の間に介在する一方向クラッチ機構と
    を具え、当該一方向クラッチ機構は前記第2回転部材に
    接触するとともにその一端に突片が形成された一方向ク
    ラッチスプリングを有し、当該突片が前記第1回転部材
    に係止され、前記出力回転体から動力が出力されること
    を特徴とするリール台駆動装置。
  2. 【請求項2】一方向クラッチ機構は、供給リール台をテ
    ーブ巻取り方向に回転駆動して磁気テープを再生する逆
    方向再生モードにて第1回転部材と第2回転部材を互い
    に連結する一方、巻取りリール台をテーブ巻取り方向に
    回転駆動して磁気テーブを再生する順方向再生モードに
    て両回転部材の連結を切り離す請求項1に記載のリール
    台駆動装置。
  3. 【請求項3】更に、摩擦動力伝達機構の入力回転体及び
    出力回転体と同軸上にクラッチ回転体を具え、該クラッ
    チ回転体は、出力回転体の第1回転部材と常時係合して
    一体回転すると共に、入力回転体と係脱可能であって、
    入力回転体と係合して一体回転する請求項1又は請求項
    2に記載のリール台駆動装置。
  4. 【請求項4】クラッチ回転体には、供給リール台又は巻
    取りリール台をテーブ巻取り方向に高速回転させる早送
    り/巻戻しモードにてクラッチ回転体を入力回転体と係
    合せしめる一方、供給リール台又は巻取りリール台をテ
    ープ巻取り方向に回転させて磁気テープを再生する再生
    モードにて前記係合を解除せしめる制御機横が連繋して
    いる請求項1乃至請求項3の何れかに記載のリール台駆
    動装置。
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