JP3240886B2 - テープレコーダ - Google Patents

テープレコーダ

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JP3240886B2
JP3240886B2 JP19457095A JP19457095A JP3240886B2 JP 3240886 B2 JP3240886 B2 JP 3240886B2 JP 19457095 A JP19457095 A JP 19457095A JP 19457095 A JP19457095 A JP 19457095A JP 3240886 B2 JP3240886 B2 JP 3240886B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープレコーダに係
り、特に磁気テープの走行方向を切り換える際における
ギア機構の噛合状態に特徴を有するテープレコーダに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テープレコーダにあっては省電力
化の要望は著しいものがあり、様々な改良が加えられて
きている。ところで、停止状態から早送りレバーの規制
を解除して巻き戻しや早送り状態に移行する際には、同
軸にかつ一体的に、圧縮ばねによって回転負荷を付与さ
れた状態で回転自在なように、早送りレバーに枢支され
た第1,第2の早送りギアのうち、第1の早送りギアが
メインギアに噛合した状態で、早送りレバーが所定角度
回動し、第2の早送りギアを正転又は反転リール駆動ギ
アに噛合させ、正転又は反転リールギアを介して正転又
は反転リールを高速で回転させるものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たようなテープレコーダでは、第1の早送りギアがメイ
ンギアに噛合した状態で、早送りレバーを所定角度回動
させる力を、前記圧縮ばねの摩擦力に頼っているので、
停止状態から早送りレバーの規制を解除して巻き戻しや
早送り状態に移行する際の走行負荷が大きくなるという
問題があった。
【0004】本発明は、このような従来のテープレコー
ダにあった問題点に鑑みてなされたものであり、停止状
態から早送りレバーの規制を解除して巻き戻しや早送り
状態に移行する際の走行負荷を可及的に小さくし、移行
時間を短縮できるテープレコーダを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明のテープレコーダは、磁気テープ巻き取
り用リールを回転させるギア機構と、このギア機構にモ
ータの回転を伝達するメインギアを含む回転伝達機構
と、磁気テープの走行方向を切り換えるべく前記ギア機
構の噛合状態を変更するモード切り換え機構と、前記メ
インギアと噛合可能な第1の早送りギアと、この第1の
早送りギアと同軸でかつ一体的に回転自在であり前記メ
インギアの回転力を所定時に正転又は反転リール駆動ギ
アに噛合して伝達する第2の早送りギアと、巻き戻し又
は早送りのモード切り換えに対応して所定角度移動可能
でかつ前記第1の早送りギア及び第2の早送りギアを一
定の回転負荷を付与して回転自在に枢支した早送りレバ
ーと、モード切り換えに対応して早送りレバーの動作位
置を規制する第1の制御レバーと、前記切換モードに対
応して前記早送りレバーを前記メインギア側に移動して
当該早送りレバーに枢支した第1の早送りギアをメイン
ギアに噛合可能とする第2の制御レバーと、該第2の制
御レバーの先端に設けられ巻き戻し又は早送りのモード
切り換えに際して前記早送りレバーの移動動作に応じて
前記第2の早送りギアが噛合するラックギアを備え、前
記モード切り換え機構が停止モードであるとき、そのモ
ード切り換えに対応して移動する第2の制御レバーによ
り、前記第1の早送りギアがメインギアに噛合すると共
に、この停止状態から前記第1の制御レバーの早送りレ
バーへの規制を解除し、当該早送りレバーを所定角度移
動させて巻き戻し又は早送り状態に移行する際、第1の
早送りギアがメインギアにより回転することにより、前
記第2の早送りギアがラックギアに噛合されるように構
成したものである。
【0006】
【作用】本発明のテープレコーダは、前記手段により、
モード切り換え機構が停止モードであるとき、第1の早
送りギアがメインギアに噛合すると共に、この停止状態
から前記第1の制御レバーの早送りレバーへの規制を解
除し、当該早送りレバーを所定角度移動させて巻き戻し
又は早送り状態のモードに移行する際、第2の制御レバ
ーの移動によって、第1の早送りギアがメインギアによ
り回転することにより、前記第2の早送りギアがラック
ギアに噛合されるため、早送りレバーに対する第1及び
第2の早送りギアの回転負荷に関係なく、メインギアに
噛合する第1の早送りギアの回転力が早送りレバーに伝
達されることとなる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のテープレコーダを図1〜図2
6に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明の一
実施例におけるテープレコーダの要部の外観を示す平面
図、図2は同テープカセットの背面から見た状態を示す
磁気ヘッド部の正面図、図3は同裏面図、図4は同早送
りレバーを規制した停止時の状態を示す略平面図、図5
は同停止状態からモータを反転させて第1の制御レバー
による早送りレバーの規制を解除する動作状態を示す略
平面図、図6は同解除する瞬間の状態を示す略平面図、
図7は同解除後の状態を示す略平面図、図8は同巻き戻
し時の状態を示す略平面図、図9は同早送り時の状態を
示す略平面図、図10は同停止時又は巻き戻し時の状態
から正転再生時への移行時の状態を示す略平面図、図1
1は同正転再生時の状態を示す略平面図、図12は同反
転再生時の状態を示す略平面図、図13は主としてギア
等の回転部品の状態を示すもので、早送りレバーの規制
を解除後の停止状態を示す略平面図、図14は同正転再
生時の状態を示す略平面図、図15は反転再生時の状態
を示す略平面図、図16は同早送り時の状態を示す略平
面図、図17は同巻き戻し時の状態を示す略平面図、図
18は本発明の他の実施例における図4に対応する図、
図19は同図5に対応する図、図20は同図6に対応す
る図、図21は同図7に対応する図、図22は同図8に
対応する図、図23は同図9に対応する図、図24
(a)は主としてピンチローラ,磁気ヘッド等の動作状
態を示すもので、早送り時,巻き戻し時,停止時の状態
を示す略平面図、(b)は(a)図の制御ロッド,ピン
チローラアーム制御軸等の動作状態を示す部分平面図、
図25(a)は同正転再生時の状態を示す略平面図、
(b)は(a)図の部分平面図、図26(a)は同反転
再生時の状態を示す略平面図、(b)は(a)図の部分
平面図である。
【0008】図面において、1aは磁気テープを正転再
生走行させる第1のキャプスタン、1bは前記第1のキ
ャプスタン1aと回転方向が異なる反転再生走行用の第
2のキャプスタンであり、これら第1及び第2のキャプ
スタン1a,1bにはそれぞれ第1のフライホイール2
aと第2のフライホイール2bが一体的に回転すべく同
軸に取り付けられている。
【0009】3は正転,反転のいずれにも回転可能なモ
ータであり、このモータ3の回転は第1のベルト4aを
介して前記第2のフライホイール2b及び第2のキャプ
スタン1bに伝達される。そして、この第2のフライホ
イール2bに伝えられた回転は、この第2のフライホイ
ール2bと一体的に回転すべく同軸に取り付けられた大
径ギア2baに噛合する大径ギア5aを設けた中継ギア
プーリ5に伝達され、この中継ギアプーリ5から第2の
ベルト4bを介して前記第1のフライホイール2a及び
第1のキャプスタン1aに伝達され、第1のフライホイ
ール2aと第2のフライホイール2bを反対方向に回転
させる。
【0010】6は磁気テープ巻き取り用の正転リール7
a又は反転リール7bに前記モータ3の回転を伝達する
ギア機構であり、以下のような構成となされている。6
aは前記大径ギア5aに噛合する大径ギア6aaと小径
ギア6abを同軸に取り付けた回転自在な第1の中継ギ
アで、この小径ギア6abはメインギア6bに噛合して
いる。このメインギア6bは、フリクションプーリ6c
に圧入保持されたフリクションギア6d(図13〜17
参照)の軸部に回転自在に取り付けられ、例えば圧縮ば
ねによりフェルトを介して前記フリクションプーリ6c
に圧接するように構成されている。
【0011】6e(図13〜17参照)は前記フリクシ
ョンギア6dに噛合するプレイギアであり、軸8を中心
として回動するプレイレバー9に立設した軸9aに回転
自在に設けられている。このプレイギア6eは、プレイ
レバー9の前記回動によって、後述する正転リールギア
6h或いは反転リールギア6jにその回転力を伝達した
り、またこれら両者に伝達しなかったりする。6fは回
転自在に設けられたアイドルギアであり、前記プレイギ
ア6eと噛合可能に構成されている。6gは回転自在に
設けられた正転リール駆動ギアであり、前記アイドルギ
ア6fの回転を正転リール7aと同軸に設けられた正転
リールギア6hに伝えるべく噛合している。6iは回転
自在に設けられた反転リール駆動ギアであり、前記プレ
イギア6eと噛合可能に構成され、プレイギア6eとの
噛合時、プレイギア6eの回転を反転リール7bと同軸
に設けられた反転リールギア6jに伝えるよう反転リー
ルギア6jに噛合している。
【0012】6kaは前記メインギア6bに噛合可能な
第1の早送りギア、6kbは前記正転リール駆動ギア6
g及び反転リール駆動ギア6iに噛合可能な第2の早送
りギアであり、これらは同軸にかつ一体的に、圧縮ばね
によって回転負荷を付与された状態で回転自在なように
早送りレバー10に取り付けられている。この早送りレ
バー10には、第2の制御レバー11の先端に設けた軸
11aに係合する円弧状長孔10aと、軸12に係合す
る円弧状長孔10bが設けられ、図3,図4,図13に
示すように、第1の早送りギア6kaがメインギア6b
に噛合した状態で前記軸11a,12に案内されて所定
角度回動し、前記第2の早送りギア6kbが正転リール
駆動ギア6g或いは反転リール駆動ギア6iに噛合した
り、またこれら両者に噛合しなかったりするように構成
されている(図8,9及び図16,17並びに図22,
23参照)。
【0013】13は磁気テープの走行方向を切り換える
べく前記ギア機構6の噛合状態を変更するモード切り換
え機構であり、以下のように構成されている。13aは
前記メインギア6bに噛合する大径ギア13aa及びこ
れと同軸の小径ギア(図示省略)を一体となした第2の
中継ギア、13bはこの第2の中継ギア13aの小径ギ
ア(図示省略)に噛合する大径ギア13ba及びこれと
同軸の小径ギア13bbを一体となした第3の中継ギア
で、この第3の中継ギア13bの小径ギア13bbに噛
合するようにカムギア13cが設けられている。このカ
ムギア13cには、そのギア部に、第1,第2,第3の
欠歯部13ca,13cb,13ccが形成されるとと
もに、さらに表裏面側には溝状に形成された第1のカム
13cdと第2のカム13ceを、また表面側の外周部
に形成された第3カム13cfと第4のカム13cgを
備えている。
【0014】13dはソレノイドで、非通電状態では永
久磁石(図示省略)により吸着片13daが吸着部13
dbに吸着され、通電すると永久磁石による吸着片13
daの吸着が解除されるようになっている。13eはば
ね13fによって吸着片13daを吸着部13dbから
引き離す方向に付勢されたソレノイドアームであり、そ
の一端に前記吸着片13daが取り付けられ、また他端
の軸部13ea(図4参照)は前記第2のカム13ce
に当接し案内されて係止するように構成されている。
【0015】13gは軸18に回動自在に設けられた切
り換えレバーであり、一端のカム軸13gaは前記第1
のカム13cdに係合し、他端のレバー軸13gbは制
御ロッド13hに係合されている。この制御ロッド13
hには、図2及び図24〜26に示すように、第1,第
2のピンチローラアーム制御軸13ha,13hbがそ
れぞれアーム13heに保持された状態で取り付けられ
ている。すなわち、アーム13heは制御ロッド13h
に立設した軸13hfに回動自在に保持され、かつばね
13hgにより第1,第2のピンチローラ17a,17
b側に付勢されており、その付勢力は突起13hhで規
制されるようになっている。そして、これら第1,第2
のピンチローラアーム制御軸13ha,13hbは、ホ
ルダー本体15に、軸16aa,16baを支点として
回動自在に取り付けられた第1,第2のピンチローラア
ーム16a,16bに形成された制御部16ab,16
bbに当接し、これら第1,第2のピンチローラアーム
16a,16bに取り付けられた第1,第2のピンチロ
ーラ17a,17bを前記第1,第2のキャプスタン1
a,1bに圧接及び離間させるように制御する。
【0016】本実施例では、これら第1,第2のピンチ
ローラアーム16a,16bをどちら側の回動方向にも
付勢せずに回転自在となすとともに、再生及び録音時の
み第1又は第2のピンチローラ17a又は17bが第1
又は第2のキャプスタン1a又は1bに圧接し、早送り
及び巻き戻し時には第1又は第2のピンチローラ17a
又は17bが第1又は第2のキャプスタン1a又は1b
と非圧接となるように構成している。なお、14a,1
4bはホルダー本体15を回動自在に支持する第1,第
2のホルダー支持台である。
【0017】13iは軸19を支点として回動自在な中
継レバーであり、一端は前記制御ロッド13hの軸13
hcに係合され、他端に設けた軸13iaは前記プレイ
レバー9に設けた長孔9bに係合されている。20は前
記ホルダー本体15に軸20aを支点として回動自在に
取り付けたヘッドアームであり、その前面側中央部には
磁気ヘッド21が、また後面側には制御部20bが設け
られている。このヘッドアーム20はばね22によって
常時は磁気テープから離反する方向に付勢されており、
再生,録音時には前記制御ロッド13hに立設したヘッ
ドアーム制御軸13hdが前記制御部20bを押し、ヘ
ッドアーム20をばね22の付勢力に抗して磁気テープ
側に押し出す。本実施例では、このヘッドアーム制御軸
13hdを、図24〜図26の(b)に示すように、樹
脂ばねで構成し、磁気ヘッド21が一定量以上磁気テー
プ側に入り込まないように反磁気テープ側に逃げるよう
にしたものを開示している。
【0018】23は第1の制御レバーであり、基端が前
記第3のカム13cfに係合し、この第3のカム13c
fとの係合によって中央部を支点23aとして回動する
ものであって、その先端の軸部23bに前記早送りレバ
ー10に設けた凹溝10cが嵌合したり、また凹溝10
cが離脱したりすることで、早送りレバー10の位置を
規制したり、また位置を解除し、その解除によって早送
り時と巻き戻し時とのモード変更時に第1の早送りギア
6kaにメインギア6bの回転を伝達し、この第1の早
送りギア6kaの早送りレバー10に対する回転負荷で
早送りレバー10を移動させることにより第2の早送り
ギア6kbの噛合位置を変えて正転リール駆動ギア6g
又は反転リール駆動ギア6iに噛合するようにしてい
る。
【0019】また、前記第2の制御レバー11は、第1
の制御レバー23と同じ回動支点23aを中心として回
動可能であり、基端が前記第4のカム13cgに係合
し、その先端に設けた軸11aの近傍にラックギア11
bを設けている。このラックギア11bは、第2の制御
レバー11の軸11aに長孔10aが係合された早送り
レバー10の回動動作に応じて、第2の早送りギア6k
bに噛合するようになっている。そして、第2の制御レ
バー11の基端が第4のカム13cgに係合して、軸1
1a及びラックギア11bがメインギア6b側に振られ
た状態で、第1の早送りギア6kaがメインギア6bに
噛合可能である。その噛合動作は、後述する早送りレバ
ー10の動きを第1の制御レバー23の軸部23bによ
って規制している停止状態からその早送りレバー10の
規制を解除する際と、規制を解除した後における早送り
状態から巻き戻し状態への切り換え時と、その逆の切り
換え時とにおいてそれぞれ行われるようになっている。
このラックギア11bに対する第2の早送りギア6kb
の添接噛合により、早送りレバー10は当該早送りレバ
ー10に対する第1,第2の早送りギア6ka,6kb
の回転負荷に関係なく、メインギア6bに噛合する第1
の早送りギア6kaの回転力が早送りレバー10に伝達
されることとなる。なお、25は第1の制御レバー23
及び第2の制御レバー11の基端を、第3,第4のカム
13cf,13cgに摺接する方向に付勢するばねであ
る。
【0020】24は、その先端に係止爪24bを設け、
また基端側は二股状に形成され、その中央部を支点24
aとして回動する第3の制御レバーであり、図18〜図
23に示す本発明の他の実施例に付設されるものであ
る。この係止爪24bも、早送りレバー10の回動動作
に応じて、前記ラックギア11bと同様に第2の早送り
ギア6kbに噛合するようになっている。すなわち、図
18に示す早送りレバーを規制した停止状態では、第1
の制御レバー23の軸部23bでロックされているので
早送りレバー10は動かない。そして、この早送りレバ
ー10の規制を解除するに際しては、ばね25の付勢力
で第1の制御レバー23の基端が、第3のカム13cf
に係合するまで振られる。これによって、軸部23bは
凹溝10cの外周側を押し、早送りレバー10を図20
に矢印で示す方向(時計回り方向)へ回動させるととも
に、図21に示すように係止爪24bを第2の早送りギ
ア6kbに噛合させる。この係止爪24bの第2の早送
りギア6kbに対する添接噛合により、メインギア6b
に噛合する第1の早送りギア6kaの回転力を早送りレ
バー10に伝達するに際し、早送りレバー10に対する
第1,第2の早送りギア6ka,6kbの回転負荷をさ
らに小さくできることとなる。
【0021】本発明のテープレコーダは以上説明したよ
うに構成されており、以下、その動作について説明す
る。先ず、各モードの動作を説明する前に、カムギア1
3cの作用について説明する。このカムギア13cは、
各欠歯部13ca,13cb,13ccが第3の中継ギ
ア13bの小径ギア13bbと対向している状態で各モ
ードの保持状態であり、欠歯部13caが対向する状態
が正転再生、欠歯部13cbが対向する状態が反転再
生、欠歯部13ccが対向する状態が停止と早送り及び
巻き戻し状態である。また、そのカムギア13cの回転
位置に対応して、各々のカム13cd〜13cgも各モ
ードに対応した働きをしている。第1のカム13cd
は、切り換えレバー13gの一端カム軸13gaを制御
するもので、各モードに応じて切り換えレバー13gを
介して制御ロッド13hの位置を決定するものである。
また、第2のカム13ceは、ソレノイド13dの作用
によりカムギア13cにモード切り換えのトリガを与え
るもので、通電により吸着片13daの吸着が解除され
ると、ソレノイドアーム13eの先端の軸部13eaが
当該第2のカム13ceの傾斜部に当接し、この際、カ
ムギア13cはわずかに時計方向に回転してギア部が小
径ギア13bbと噛み合う状態となり(図10参照)、
モータ3による第3の中継ギア13bの回転によりカム
ギア13cは次の欠歯部まで回転することになる。次
に、第3のカム13cfは、第1の制御レバー23の基
端が係合され、モードに応じて当該第1の制御レバー2
3の先端の軸部23bの位置が制御される。更に、第4
のカム13cgは、第2の制御レバー11の基端が係合
され、モードに応じて、早送りレバー10すなわち第
1,第2の早送りギア6ka,6kbのメインギア6b
に対する位置を制御するものである。
【0022】〔停止時(図4,18,24参照)〕停止
時は図4(他の実施例では図18)に示すように、第3
の中継ギア13bの小径ギア13bbの噛合位置に、カ
ムギア13cの第3の欠歯部13ccを位置させた状態
である。この停止位置では、前記第1のカム13cdの
作用によって切り換えレバー13gを介して制御ロッド
13hは中立位置に位置して、図24に示すように、第
1,第2のピンチローラアーム制御軸13ha,13h
bは第1,第2のピンチローラアーム16a,16bの
制御部16ab,16bbを押さず、第1,第2のピン
チローラ17a,17bは第1,第2のキャプスタン1
a,1bと非接触状態となる。この時、中継レバー13
i,プレイレバー9を介してプレイギア6eは反転リー
ル駆動ギア6i及びアイドルギア6fとの噛合が解除さ
れている。また、ヘッドアーム制御軸13hdはヘッド
アーム20の制御部20bの押圧が解除され(図24参
照)、磁気ヘッド21を取り付けたヘッドアーム20は
ばね22の付勢力によって後退し、磁気ヘッド21は磁
気テープと浅く接触している。この図4(他の実施例で
は図18)の状態は、停止モードになった直後であり、
モータ3の正転によりメインギア6bと噛合する第1の
早送りギア6kaが回転状態にあっても、早送りレバー
10の凹溝10cが第1の制御レバー23の軸部23b
に嵌合しているため、早送りレバー10の移動が規制さ
れており、第2の早送りギア6kbは反転リール駆動ギ
ア6iに噛合することはなく、反転リール7bは回転せ
ず、従ってこの停止時への移行時における磁気テープの
独走を阻止することができる。
【0023】〔早送りレバー規制解除(図5〜7,図1
3,図19〜21参照)〕図4(他の実施例では図1
8)の停止状態は、早送りレバー10の規制を解除する
ことにより、カムギア13cの状態を変えることなく、
巻き戻し状態及び早送り状態に移行することができる。
すなわち、前記停止規制状態からモータ3を反転方向に
回転させることにより、図5〜7(他の実施例では図1
9〜21)に示すように、先ずメインギア6bの反転に
よりこれと噛合している第1の早送りギア6kaが回転
し、この第1の早送りギア6kaと早送りレバー10と
の間の回転負荷により、早送りレバー10は軸11a,
12に案内されて時計方向へ回動し(図5,19の状
態)、この回動により第2の早送りギア6kbはラック
ギア11bに噛合し、この両早送りギア6ka,6kb
の回転力が回転負荷に無関係に早送りレバー10に伝達
されて当該早送りレバー10を更に時計方向へ回動する
こととなる。これにより、第1の制御レバー23の軸部
23bが早送りレバー10の凹溝10cから外れて早送
りレバー10の規制を解除することになるが、その解除
の瞬間が図6(他の実施例では図20)であり、このと
き第1の制御レバー23の軸部23bは凹溝10cの端
部に設けた凸部10caから外れ、図7(他の実施例で
は図21)に示す解除後の状態となるもので、図13は
この図7(他の実施例では図21)に示す早送りレバー
10規制状態解除後の停止状態である。図19〜図21
に示す他の実施例では、この図21に示す状態の時に係
止爪24bが第2の早送りギア6kbに噛合する。ま
た、この停止状態における第1の制御レバー23の基端
は、第3のカム13cfの凹部に対向し、図4の規制状
態及び図5,6(他の実施例では図19,20)の解除
の瞬間までは非接触状態にあり、図6(他の実施例では
図20)に示す解除によりばね25の付勢力で当該第1
の制御レバー23は時計方向に回動して、その基端は第
3のカム13cfに当接し、図7(他の実施例では図2
1)に示す係合状態となる。
【0024】〔巻き戻し時(図8,17,22,24参
照)〕前記図7,13(他の実施例では図21)の規制
解除の状態から、モータ3を正転駆動させることによ
り、メインギア6bは反時計方向に回転する。この時、
第2の制御レバー11は第4のカム13cgに係合して
軸11aにより早送りレバー10をメインギア6b方向
に振っており、第1の早送りギア6kaとメインギア6
bは噛合状態にある。この第1の早送りギア6kaとメ
インギア6bの噛合により、第2の早送りギア6kbを
反転リール駆動ギア6iに噛合させ、反転リールギア6
jを介して反転リール7bを高速で回転させ、巻き戻し
を行う。この巻き戻し時には、第1,第2のピンチロー
ラ17a,17bは第1,第2のキャプスタン1a,1
bと非接触状態であり、磁気ヘッド21を取り付けたヘ
ッドアーム20はばね22の付勢力によって磁気テープ
とは浅く接触していることは停止時と同様である。
【0025】〔早送り時(図9,16,23,24参
照)〕前記巻き戻し状態又は図7,13(他の実施例で
は図21)の状態からモータ3を反転方向に回転させる
ことにより、メインギア6bは時計方向に回転し、第1
の早送りギア6kaとメインギア6bの噛合により、早
送りレバー10を時計方向に回動する。この早送りレバ
ー10の回動途中において、第2の早送りギア6kbは
ラックギア11b,係止爪24bと噛合し、その添接駆
動により早送りレバー10は高速に移動することにな
り、図9,16(他の実施例では図23)に示すよう
に、第2の早送りギア6kbを正転リール駆動ギア6g
に噛合させ、正転リールギア6hを介して正転リール7
aを高速で回転させ、早送りを行う。この早送り時に
も、第1,第2のピンチローラ17a,17bは第1,
第2のキャプスタン1a,1bと非接触状態であり、磁
気ヘッド21を取り付けたヘッドアーム20はばね22
の付勢力によって磁気テープとは浅く接触していること
は停止時と同様である。
【0026】〔正転再生時(図11,14,25参
照)〕以上の停止,巻き戻し,早送りの各状態において
はカムギア13cの欠歯部13ccが第3の中継ギア1
3bの小径ギア13bbに対向した状態であるが、この
状態からソレノイド13dに通電して永久磁石による吸
着片13daの吸着を解除することにより、ソレノイド
アーム13eの軸部13eaの第2のカム13ceへの
作用によってカムギア13cをわずかに時計方向に回転
させる。その状態が図10であり、この時カムギア13
cは小径ギア13bbと噛合する状態となっており、モ
ータ3を正転方向に回転させることによりメインギア6
bの反時計方向の回転力を第2,第3の中継ギア13
a,13bを介して伝達し、カムギア13cを時計方向
に回転させることができる。この状態からモータ3を更
に正転方向に回転させ、第3の中継ギア13bの小径ギ
ア13bbの噛合位置に、カムギア13cの第1の欠歯
部13caを停止させた状態が図11,14に示す正転
再生状態である。この正転再生への移行時、第2の制御
レバー11は第4のカム13cgの作用で、図10の状
態から一旦反時計方向に回動し、第1の早送りギア6k
aがメインギア6bと噛合することにより早送りレバー
10を反時計方向に回動すると共に、第3のカム13c
fの作用で第1の制御レバー23が反時計方向に回動す
るので、その先端軸部23bが早送りレバー10の凹溝
10cに嵌入してゆき、早送りレバー10を規制しつつ
図11,14に示す正転再生状態となる。この時、第2
の制御レバー11は第4のカム13cgの作用により、
早送りレバー10を第1の早送りギア6kaがメインギ
ア6bより離脱する方向に振っており、メインギア6b
の回転は第1,第2の早送りギア6ka,6kbに伝達
されず、その回転負荷もモータ3の回転力の負荷になる
こともない。この正転再生位置では、前記第1のカム1
3cdの作用によって切り換えレバー13gを介して制
御ロッド13hが停止時の中立位置から第1のキャプス
タン1a側に移動して、図25に示すように、第1のピ
ンチローラアーム制御軸13haが第1のピンチローラ
アーム16aの制御部16abを押し、第1のピンチロ
ーラ17aを第1のキャプスタン1aに押しつけるとと
もに、制御ロッド13hの前記移動によって中継レバー
13i,プレイレバー9を介してプレイギア6eをアイ
ドルギア6fに噛合させ、正転リール駆動ギア6g,正
転リールギア6hを介して正転リール7aを正転させ、
正転再生を行う。この時、ヘッドアーム制御軸13hd
でヘッドアーム20の制御部20bを押し(図25参
照)、磁気ヘッド21を取り付けたヘッドアーム20を
ばね22の付勢力に抗して磁気テープ側に押し出す。
【0027】〔反転再生時(図12,15,26参
照)〕上記正転再生状態でソレノイド13dに通電して
永久磁石による吸着片13daの吸着を解除することに
よりカムギア13cを第3の中継ギア13bに噛合させ
た後、正転再生時から更にモータ3を正転方向に回転さ
せ、第3の中継ギア13bの小径ギア13bbの噛合位
置に、カムギア13cの第2の欠歯部13cbを停止さ
せた状態が図12,15に示す反転再生状態である。こ
の反転再生位置では、前記第1のカム13cdの作用に
よって切り換えレバー13gを介して制御ロッド13h
が第1のキャプスタン1a側の位置から停止時の中立位
置を介して第2のキャプスタン1b側に移動して、図2
6に示すように、第2のピンチローラアーム制御軸13
hbが第2のピンチローラアーム16bの制御部16b
bを押し、第2のピンチローラ17bを第2のキャプス
タン1bに押しつけるとともに、制御ロッド13hの前
記移動によって中継レバー13i,プレイレバー9を介
してプレイギア6eを反転リール駆動ギア6iに噛合さ
せ、反転リールギア6jを介して反転リール7bを反転
させ、反転再生を行う。この時、ヘッドアーム制御軸1
3hdでヘッドアーム20の制御部20bを押し(図2
6参照)、磁気ヘッド21を取り付けたヘッドアーム2
0をばね22の付勢力に抗して磁気テープ側に押し出
す。
【0028】なお、この反転再生状態で、ソレノイド1
3dに通電して吸着片13daの吸着を解除すると、ソ
レノイドアーム13eの先端の軸部13eaが第2のカ
ム13ceに作用することによりカムギア13cが時計
回り方向にわずかに回転し、小径ギア13bbと噛合
し、モータ3の正転方向の回転により当該小径ギア13
bbによりカムギア13cは回転して、第3の欠歯部1
3ccが小径ギア13bbに対向する位置(すなわち図
4の停止状態)で停止する。この停止状態で、第2の制
御レバー11が第4のカム13cgにより反時計方向に
回動して第1の早送りギア6kaがメインギア6bと噛
合する状態となっても、早送りレバー10は凹溝10c
が第1の制御レバー23の軸部23bが嵌合されている
ため、第2の早送りギア6kbが反転リール駆動ギア6
iに噛合することなく、従って磁気テープの独走を阻止
することができる構成となっている。
【0029】以上、本実施例のテープレコーダのギア機
構6及びモード切り換え機構13の構成とその動作につ
いて詳細に説明したが、これらの駆動力はその全てがモ
ータ3の回転力を中継して伝達されるものであり、省電
力化に寄与するものである。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のテープレ
コーダは、磁気テープ巻き取り用リールを回転させるギ
ア機構と、このギア機構にモータの回転を伝達するメイ
ンギアを含む回転伝達機構と、磁気テープの走行方向を
切り換えるべく前記ギア機構の噛合状態を変更するモー
ド切り換え機構と、前記メインギアと噛合可能な第1の
早送りギアと、この第1の早送りギアと同軸でかつ一体
的に回転自在であり前記メインギアの回転力を所定時に
正転又は反転リール駆動ギアに噛合して伝達する第2の
早送りギアと、巻き戻し又は早送りのモード切り換えに
対応して所定角度移動可能でかつ前記第1の早送りギア
及び第2の早送りギアを一定の回転負荷を付与して回転
自在に枢支した早送りレバーと、モード切り換えに対応
して早送りレバーの動作位置を規制する第1の制御レバ
ーと、前記切換モードに対応して前記早送りレバーを前
記メインギア側に移動して当該早送りレバーに枢支した
第1の早送りギアをメインギアに噛合可能とする第2の
制御レバーと、該第2の制御レバーの先端に設けられ
き戻し又は早送りのモード切り換えに際して前記早送り
レバーの移動動作に応じて前記第2の早送りギアが噛合
するラックギアを備え、前記モード切り換え機構が停止
モードであるとき、そのモード切り換えに対応して移動
する第2の制御レバーにより、前記第1の早送りギアが
メインギアに噛合すると共に、この停止状態から前記第
1の制御レバーの早送りレバーへの規制を解除し、当該
早送りレバーを所定角度移動させて巻き戻し又は早送り
状態に移行する際、第1の早送りギアがメインギアによ
り回転することにより、前記第2の早送りギアがラック
ギアに噛合されるように構成したものであり、早送りレ
バーに対する第1及び第2の早送りギアの回転負荷に関
係なく、メインギアに噛合する第1の早送りギアの回転
力を早送りレバーに伝達することができる。従って、第
1の早送りギアがメインギアに噛合した状態で、早送り
レバーを所定角度移動させる力を、第1及び第2の早送
りギアと早送りレバーとの間における大きな回転負荷を
付与する圧縮ばねの摩擦力に頼らなくてもよくなるの
で、停止状態から巻き戻しや早送り状態に移行する際の
負荷を可及的に小さくできると共に、巻き戻し又は早送
りのモード時にメインギヤより第1の早送りギア及び第
2の早送りギアを介して正転又は反転リール駆動ギアに
回転力を伝達する走行負荷をも小さくできるため、その
巻き戻し又は早送り状態での大幅な省電力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるテープレコーダの要
部の外観を示す平面図
【図2】同テープカセットの背面から見た状態を示す磁
気ヘッド部の正面図
【図3】同裏面図
【図4】同早送りレバーを規制した停止時の状態を示す
略平面図
【図5】同停止状態からモータを反転させて第1の制御
レバーによる早送りレバーの規制を解除する動作状態を
示す略平面図
【図6】同解除する瞬間の状態を示す略平面図
【図7】同解除後の状態を示す略平面図
【図8】同巻き戻し時の状態を示す略平面図
【図9】同早送り時の状態を示す略平面図
【図10】同停止時又は巻き戻し時の状態から正転再生
時への移行時の状態を示す略平面図
【図11】同正転再生時の状態を示す略平面図
【図12】同反転再生時の状態を示す略平面図
【図13】主としてギア等の回転部品の状態を示すもの
で、早送りレバーの規制を解除後の停止状態を示す略平
面図
【図14】同正転再生時の状態を示す略平面図
【図15】反転再生時の状態を示す略平面図
【図16】同早送り時の状態を示す略平面図
【図17】同巻き戻し時の状態を示す略平面図
【図18】本発明の他の実施例における図4に対応する
【図19】同図5に対応する図
【図20】同図6に対応する図
【図21】同図7に対応する図
【図22】同図8に対応する図
【図23】同図9に対応する図
【図24】(a)は主としてピンチローラ,磁気ヘッド
等の動作状態を示すもので、早送り時,巻き戻し時,停
止時の状態を示す略平面図 (b)は(a)図の制御ロッド,ピンチローラアーム制
御軸等の動作状態を示す部分平面図
【図25】(a)は同正転再生時の状態を示す略平面図 (b)は(a)図の部分平面図
【図26】(a)は同反転再生時の状態を示す略平面図 (b)は(a)図の部分平面図
【符号の説明】
6 ギア機構 6b メインギア 6g 正転リール駆動ギア 6i 反転リール駆動ギア 6ka 第1の早送りギア 6kb 第2の早送りギア 10 早送りレバー 11 第2の制御レバー 11b ラックギア 13 モード切り換え機構 23 第1の制御レバー 23a 支点 24 第3の制御レバー 24b 係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/44

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ巻き取り用リールを回転させ
    るギア機構と、このギア機構にモータの回転を伝達する
    メインギアを含む回転伝達機構と、磁気テープの走行方
    向を切り換えるべく前記ギア機構の噛合状態を変更する
    モード切り換え機構と、前記メインギアと噛合可能な第
    1の早送りギアと、この第1の早送りギアと同軸でかつ
    一体的に回転自在であり前記メインギアの回転力を所定
    時に正転又は反転リール駆動ギアに噛合して伝達する第
    2の早送りギアと、巻き戻し又は早送りのモード切り換
    えに対応して所定角度移動可能でかつ前記第1の早送り
    ギア及び第2の早送りギアを一定の回転負荷を付与して
    回転自在に枢支した早送りレバーと、モード切り換えに
    対応して早送りレバーの動作位置を規制する第1の制御
    レバーと、前記切換モードに対応して前記早送りレバー
    を前記メインギア側に移動して当該早送りレバーに枢支
    した第1の早送りギアをメインギアに噛合可能とする第
    2の制御レバーと、該第2の制御レバーの先端に設けら
    巻き戻し又は早送りのモード切り換えに際して前記早
    送りレバーの移動動作に応じて前記第2の早送りギア
    噛合するラックギアを備え、 前記モード切り換え機構が停止モードであるとき、その
    モード切り換えに対応して移動する第2の制御レバーに
    より、前記第1の早送りギアがメインギアに噛合すると
    共に、この停止状態から前記第1の制御レバーの早送り
    レバーへの規制を解除し、当該早送りレバーを所定角度
    移動させて巻き戻し又は早送り状態に移行する際、第1
    の早送りギアがメインギアにより回転することにより、
    前記第2の早送りギアがラックギアに噛合されるように
    構成したことを特徴とするテープレコーダ。
  2. 【請求項2】 早送りレバーの移動動作に応じて、第2
    の早送りギアに噛合する係止爪をその先端に設け、その
    中央部を支点として回動する第3の制御レバーを付設
    し、 早送りレバーを所定角度移動させて巻き戻し又は早送り
    状態に移行する際、第1の早送りギアがメインギアによ
    り回転することにより、前記係止爪を前記第2の制御レ
    バーのラックギヤと共に第2の早送りギヤに噛合するよ
    うに構成したことを特徴とする請求項1記載のテープレ
    コーダ。
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