JP3147484B2 - 床面清掃車 - Google Patents

床面清掃車

Info

Publication number
JP3147484B2
JP3147484B2 JP10800792A JP10800792A JP3147484B2 JP 3147484 B2 JP3147484 B2 JP 3147484B2 JP 10800792 A JP10800792 A JP 10800792A JP 10800792 A JP10800792 A JP 10800792A JP 3147484 B2 JP3147484 B2 JP 3147484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
engine
dust
vehicle
air cleaner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10800792A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05300856A (ja
Inventor
昇 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP10800792A priority Critical patent/JP3147484B2/ja
Publication of JPH05300856A publication Critical patent/JPH05300856A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3147484B2 publication Critical patent/JP3147484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cleaning Of Streets, Tracks, Or Beaches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は床面清掃車に係り、詳し
くは車両の底部にて回転し、床面、路面等(以下、単に
床面という)の塵埃をダストボックス内に掃き上げるメ
インブラシを備え、作業者が搭乗した状態で床面を清掃
する床面清掃車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の床面清掃車は車両の前側にダス
トボックスが設けられ、車両の底部中央に設けられたメ
インブラシの回転に伴って床面の塵埃がダストボックス
へ向かって掃き上げられ、ダストボックス内に収集され
る。そして、ダストボックス内に塵埃がある程度収集さ
れた後、ダストボックスから塵埃が排出されるようにな
っている。
【0003】床面清掃車のエンジンには軽量でメンテナ
ンスも簡単なことから空冷式エンジンが使用されてい
る。エンジンは車体後部に配設され、エンジンルーム及
び燃料タンクを覆うエンジンフードの上に運転席が設け
られている。従来、エアクリーナはエンジンフードの外
側で座席の横に配設されていた。又、空冷式冷却装置は
エンジンルーム内の空気を冷却用に使用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】メンテナンス作業を簡
単にするため、エンジンフードを車両の後部全体を覆う
ように一体形成するとともに、車両の後側へ開く構成と
した場合、エアクリーナの空気取入れ口をエンジンフー
ド上に設けるのは難しい。そのためこの場合にはエアク
リーナはエンジンルーム内に配設され、エンジンルーム
内の空気がエアクリーナに取入れられる。ところが、床
面清掃車のエンジンルームはメインブラシに近く、しか
も乗用車等の場合と異なって簡単な構造のため、メイン
ブラシの回転により生じたほこりがエンジンルーム内に
侵入し易い。従って、エンジンルーム内の空気をエアク
リーナに取入れた場合は、メンテナンスを頻繁に行う必
要があるばかりでなく、エアクリーナの耐久性ひいては
エンジン自身の耐久性が低くなるという問題がある。
又、空冷式エンジンの空冷式冷却装置がほこりの多いエ
ンジンルーム内の空気を冷却用に使用すると、ほこりの
侵入によりスターターの故障が発生し易いという問題も
ある。又、空冷式冷却装置の排気を車両の下方に排出す
ると、ほこりの発生原因となるという問題もある。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、第1の目的はエンジンフードを車両の後部
全体を覆うように一体形成するとともに、車両の後側へ
開く構成とした場合にも、エアクリーナにほこりの少な
い空気を取入れることができ、エアクリーナ及びエンジ
ンの耐久性を向上することができる床面清掃車を提供す
ることにある。
【0006】又、第2の目的は前記の目的に加えて空冷
式冷却装置の排気がほこりの発生原因となるのを確実に
防止することができる床面清掃車を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため請求項1に記載の発明では、車両の底部にて回転
し、床面の塵埃を車両前部に配設されたダストボックス
内に掃き上げるメインブラシを備え、エンジンフードに
覆われた空冷式エンジンを有する床面清掃車において、
エンジンルーム内にエアクリーナを設け、エアクリーナ
の空気取入れ口あるいはエンジンの空冷式冷却装置の空
気取入れ口のうちの少なくともエアクリーナの空気取入
れ口をエンジンフードの後部に設けた透孔と対向する位
置に配置した。
【0008】又、第2の目的を達成するため請求項2に
記載の発明では、前記の構成に加えてエンジン冷却に使
用された後の空気を導くダクトの排気口をエンジンフー
ドの側部に形成した透孔と対向する位置に配置した。
【0009】
【作用】清掃作業のため車両の底部中央に配設されたメ
インブラシが回転すると、メインブラシの回転によりほ
こりが発生する。発生したほこりの一部は車両の後部に
配設されたエンジンルーム内にも侵入する。エンジンル
ーム内のほこりの量はメインブラシから遠い位置すなわ
ち、車両後部側ほど少ない。エアクリーナにはエンジン
フードの後部に設けられた透孔を経て外部の空気が主に
取入れられる。エアクリーナの空気取入れ口はエンジン
ルーム内で最もほこりの少ないエンジンフードの後部に
設けられ、しかも前記透孔を介して外部に臨んでいるた
め、清掃作業に伴って発生したほこりがエンジンルーム
内に侵入しても、エアクリーナにはほこりの少ない空気
が取入れられる。空冷式冷却装置への空気供給ダクトの
空気取入れ口も前記透孔と対向する位置に配設した場合
は、エンジンの冷却にもほこりの少ない空気が使用され
る。
【0010】又、請求項2に記載の発明ではエンジン冷
却に使用された後の空気がエンジンフードの側部から外
部に排出される。従って、排気が床面に吹きつけられて
ほこりの原因となったり、エンジンルーム内のほこりを
掻き回すこともない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。図2に示すように、床面清掃車は車両
1の前部に側面略L字状に形成されたダストボックス2
が配設され、車両1の底部中央には車両1の幅方向(図
2の紙面と直交する方向)に沿ってメインブラシ室3が
設けられている。メインブラシ室3内にはメインブラシ
4が回転可能に配設され、メインブラシ4の回転により
塵埃がダストボックス2内に掃き上げられるようになっ
ている。
【0012】車両1の後部、メインブラシ室3の後方上
部には、エンジンルーム5が設けられ、エンジンルーム
5は車両1の後部全体を覆うように一体形成されたエン
ジンフード6によって覆われている。エンジンフード6
は図示しないヒンジを介してその後部下端を中心に図2
の時計方向に回動され、車両1の後側へ開く構成となっ
ている。エンジンフード6の後壁にはその中央下部に透
孔6a(図4に図示)が、右側壁には透孔6b(図1及
び図3に図示)がそれぞれ形成されている。エンジンフ
ード6の上面左側には座席7が固定され、エンジンルー
ム5内には座席7の下方位置に燃料タンク(図示せず)
が配設されている。
【0013】エンジンルーム5内の右側には空冷式のエ
ンジン8が配設されている。空冷式冷却装置9はエンジ
ン8のクランク軸8aに対して一体回転可能に固定され
たシロッコファン10(図2に図示)と、該シロッコフ
ァン10及びエンジン8のシリンダヘッド等を覆うよう
に形成されたダクト11とから構成されている。ダクト
11はその空気取入れ口11aがエンジンフード6の後
部に形成された透孔6aと対向する位置に配置されてい
る。又、エンジン8の冷却に使用された後の空気を導く
ダクトの排気口11bはエンジンフード6の側部に形成
された透孔6bと対向する位置に配置されている。
【0014】エンジン8のエアクリーナ12はエンジン
ルーム5内に設けられている。エアクリーナ12には吸
気ホース13が接続され、エアクリーナ12の空気取入
れ口としての吸気ホース13の入口13aが前記透孔6
aと対向する位置に配置されている。又エアクリーナ1
2はホース14を介してエンジン8に接続されている。
エンジン8の排気を導く排気管15の出口端部は車両1
の後部に配設されている。
【0015】次に前記のように構成された床面清掃車の
作用について説明する。メインブラシ4を回転させた状
態で車両1を走行させると、床面にある塵埃はメインブ
ラシ4によりダストボックス2内に掃き上げられて収集
される。又、ダストボックス2内は図示しないブロアー
モータの作用により負圧となっており、メインブラシ4
の回転により発生したほこりの多くはダストボックス2
内に吸引されるとともに図示しないフィルタに付着して
収集される。
【0016】メインブラシ4の回転により発生したほこ
りの一部はエンジンルーム5内にも侵入する。エンジン
ルーム5内のほこりの量はメインブラシ4から遠い位置
すなわち、車両1の後部側ほど少ない。エアクリーナ1
2には吸気ホース13の入口aから空気が取入れられ
る。入口13aはエンジンルーム5内で最もほこりの少
ないエンジンフード6の後部に設けられ、しかも透孔6
aを介して外部に臨んでいる。従って、エアクリーナ1
2には透孔6aを経て外部の空気が主に取入れられ、エ
ンジンルーム5内の空気が取入れられる割合は少ない。
エンジンルーム5内の空気が取入れられても、入口13
aがエンジンルーム内で最もほこりの少ないエンジンフ
ードの後部に配置されているため、エアクリーナ12に
はほこりの少ない空気が取入れられる。
【0017】エアクリーナ12がほこりの多い空気を取
入れる場合は、エアクリーナ12に装備されたフィルタ
の目詰まりが起こり易く、メンテナンスを頻繁に行う必
要がある。しかし、前記のようにエアクリーナ12には
ほこりの少ない空気が取入れられるため、メンテナンス
の周期が長くなるとともに、エアクリーナ12の耐久性
ひいてはエンジン8の耐久性も向上する。
【0018】又、空冷式冷却装置9のダクト11の空気
取入れ口11aも前記透孔6aと対向する位置に配設さ
れているため、空気取入れ口11aから前記と同様にし
てほこりの少ない空気が取入れられる。すなわち、エン
ジン8の冷却にもほこりの少ない空気が使用されるた
め、ほこりの多い空気を使用した場合に比較してスター
ターの故障が発生し難くなり、エンジン8の耐久性がよ
り向上する。
【0019】ダクト11の排気口11bがエンジンフー
ド6の側部に形成された透孔6bと対向する位置に配置
されているため、エンジン8の冷却に使用された後の空
気は、透孔6bを経てエンジンフード6の側部からから
外部に排出される。従って、排気が床面に吹きつけられ
てほこりの原因となったり、エンジンルーム内のほこり
を掻き回すこともない。
【0020】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、ダクト11や吸気ホース13を延
ばして空気取入れ口11a及び入口13aの位置を後部
中央ではなく排気管15の端部からより離れた位置、す
なわちエンジンルーム5の後部左側に配置してもよい。
又、ダクト11及び吸気ホース13の空気取入れ口11
a及び入口13aを共通に形成して途中から分岐する構
成としたり、空気取入れ口11aと入口13aとを離れ
た位置に配置するとともに、それに対応してエンジンフ
ード6に透孔6aを2ヵ所設けてもよい。又、吸気ホー
ス13の入口13aのみを透孔6aと対向する位置に設
けて、空冷式冷却装置9の冷却空気としてエンジンルー
ム5内の空気を使用する構成としてもよい。さらには、
透孔6a,6bにフィルタを設けてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、清掃作業によって発生したほこりがエンジ
ンルーム内に侵入しても、ほこりの少ない空気が確実に
エアクリーナに取入れられるため、エアクリーナ及びエ
ンジンの耐久性を向上させることができる。又、空冷式
冷却装置への空気供給ダクトの空気取入れ口も前記透孔
と対向する位置に配設した場合は、エンジンの冷却にも
ほこりの少ない空気が使用され、エンジンの耐久性をよ
り向上させることができる。又、エンジンルーム内のほ
こりを掻き回す作用を避けることができる。
【0022】又、請求項2に記載の発明によれば、前記
の効果に加えて空冷式冷却装置の排気がエンジンフード
の側部から外部に排出されるため、排気がほこりの発生
原因となるのを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の一部破断概略平
面図である。
【図2】同じく一部破断概略左側面図である。
【図3】同じく右側面図である。
【図4】同じく背面図である。
【符号の説明】
1…車両、4…メインブラシ、6…エンジンフード、6
a,6b…透孔、7…座席、8…エンジン、9…空冷式
冷却装置、11…ダクト、11a…空気取入れ口、11
b…排気口、12…エアクリーナ、13a…エアクリー
ナの空気取入れ口としての入口。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の底部にて回転し、床面の塵埃を
    両前部に配設されたダストボックス内に掃き上げるメイ
    ンブラシを備え、エンジンフードに覆われた空冷式エン
    ジンを有する床面清掃車において、 エンジンルーム内にエアクリーナを設け、エアクリーナ
    の空気取入れ口あるいはエンジンの空冷式冷却装置の空
    気取入れ口のうちの少なくともエアクリーナの空気取入
    れ口をエンジンフードの後部に設けた透孔と対向する位
    置に配置した床面清掃車。
  2. 【請求項2】 車両の底部にて回転し、床面の塵埃を
    両前部に配設されたダストボックス内に掃き上げるメイ
    ンブラシを備え、エンジンフードに覆われた空冷式エン
    ジンを有する床面清掃車において、 エンジンルーム内にエアクリーナを設け、エアクリーナ
    の空気取入れ口あるいはエンジンの空冷式冷却装置の空
    気取入れ口のうちの少なくともエアクリーナの空気取入
    れ口をエンジンフードの後部に設けた透孔と対向する位
    置に配置し、エンジン冷却に使用された後の空気を導く
    ダクトの排気口をエンジンフードの側部に形成した透孔
    と対向する位置に配置した床面清掃車。
JP10800792A 1992-04-27 1992-04-27 床面清掃車 Expired - Fee Related JP3147484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10800792A JP3147484B2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 床面清掃車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10800792A JP3147484B2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 床面清掃車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05300856A JPH05300856A (ja) 1993-11-16
JP3147484B2 true JP3147484B2 (ja) 2001-03-19

Family

ID=14473629

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10800792A Expired - Fee Related JP3147484B2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 床面清掃車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3147484B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10342454B4 (de) * 2003-09-15 2008-01-03 Hako-Werke Gmbh Bodenreinigungsmaschine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05300856A (ja) 1993-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3786891A (en) Engine enclosure for a harvesting machine
US6408969B1 (en) Road roller
JP2004160102A5 (ja)
JPH08119146A (ja) 作業車
EP1103405B1 (en) Air cleaner and hood ducting arrangement
JP3147484B2 (ja) 床面清掃車
JP4415235B2 (ja) 低騒音型転圧車両
JPH0458921A (ja) アップライト型電気掃除機
JP4023939B2 (ja) 建設機械のエンジン吸気装置
JP2511364Y2 (ja) 作業車両
JP3648814B2 (ja) 作業車
JPS61274003A (ja) 路面清掃車
JPH0732901Y2 (ja) 防音型エンジン作業機
JPH0985029A (ja) 空気清浄機
JP3108613B2 (ja) 作業車
JP2554744Y2 (ja) 車両用エンジンの吸気構造
JPH0636984Y2 (ja) コンバインのエンジン部装置
JPH0563567B2 (ja)
JP4076274B2 (ja) オイルクーラの異物侵入防止装置
JPS5941229Y2 (ja) 動力走行式掃除機における掃除形態切換式ブロアシャッタ機構
JPH0636987Y2 (ja) エンジン部の吸気構造
JPH04108612U (ja) 床面清掃車
JP3108614B2 (ja) 作業車
JPH0138296Y2 (ja)
JPH0513344Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100112

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110112

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120112

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees