JP3648814B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、作業車の特に電気部品やエアクリーナーの取付に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、公報番号は不知であるが、下方に走行装置を設けた機体フレームの上方位置に設けた運転座席と、該運転座席の下方に設けたエンジンと、該エンジンに接続する空気供給口および外気を空気する吸気口を有するエアクリーナーとを設け、運転座席近傍にコントローラボックス等の電装品を設けた作業車は、公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記公知例は、エンジンの周辺に単にエアクリーナーを設けているので、エアクリーナーの周辺は塵埃が多く、エアクリーナーの吸気効率が悪く、また、エアクリーナーも詰まりやすく耐久性に課題がある。
また、エンジン周辺はエンジンからの放熱により温度が高く、エアクリーナーがエンジンに供給する空気の温度も高く、燃焼効率が低いという課題がある。
また、エアクリーナーが吸気する際に騒音が発生するので、騒音対策用の装置を設ける必要があり、重量、コストが嵩むという課題がある。
また、作業車の場合、エンジン近傍の運転座席の周囲に電装品を設けているが、エンジンからの放熱により雰囲気温度が上昇すること、塵埃が付着すること等の理由で、耐久性に課題がある。
【0004】
【発明の目的】
エアクリーナーの吸気効率の向上、エアクリーナーの耐久性向上、エンジンの燃焼効率の向上、騒音発生防止、騒音対策における重量、コストの削減、電装品の耐久性の向上、空間利用効率の向上、メンテナンスの容易化。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、運転座席(8)と防塵体(45)を有してエンジン(20)を覆うエンジンカバー(44)を構成し、前記エンジン(20)の右側方後部の機体フレーム(1)に縦支持枠(18)を立設して設け、該縦支持枠(18)には縦軸芯からなる座席取付部材(19)を設け、該座席取付部材(19)を軸芯として前記運転座席(8)と防塵体(45)とエンジンカバー(44)を機体外側方に回動可能に設け、さらに、前記防塵体(45)とエンジン(20)との間にラジエター(21)を設けると共に前記縦支持枠(18)には縦軸芯からなるラジエター取付部材(24)を設け、該ラジエター取付部材(24)を軸芯としてラジエター(21)を機体外側方に回動可能に構成したことを特徴とする作業車としたものである。
本発明は、前記運転座席(8)の後側であって前記エンジン(20)の上方に吸気ボックス(33)を設けるにあたり、該吸気ボックス(33)は開口部のない閉塞空間から構成し、吸気ボックス(33)内にはエンジン(20)へ空気を供給するエアクリーナ(40)を設けると共に、エアクリーナ(40)の吸気口(41)を前記吸気ボックス(33)内に開口させて構成し、前記防塵体(45)を通過した空気のみを吸気ボックス(33)内に吸引させてエアクリーナ(40)の吸気口(41)へ供給させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の作業車としたものである。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を図面により説明すると、1は作業車の機体フレームであり、コンバインの例にて説明する。機体フレーム1の下方には左右一対のクローラ2からなる走行装置3を設け、走行装置3の上方の一側には脱穀装置を設け、脱穀装置の側部には該脱穀装置により脱穀した穀粒を貯留するグレンタンク5を設け、該グレンタンク5の前側には操縦部6を設ける。操縦部6は作業者の立つステップ7および作業者の着座する運転座席8および運転座席8の前側に設けたスイッチやレバー類を有する操作ボックス9等により構成する。10はステップ7に乗降する乗降口である。
前記運転座席8は、取付フレーム12に取付ける。取付フレーム12は、上部横枠13の外端に上部前後枠14の前端を連設して平面視逆L型形状に形成し、上部前後枠14の後端に側部縦枠15の上端を連設し、側部縦枠15の下部に前後方向の側部前後枠16の後端を連設する。前記グレンタンク5の前側の前記乗降口10側の機体フレーム1には縦支持枠18の下部を設け、縦支持枠18に座席取付部材19、19により前記取付フレーム12を回動自在に取付ける。
【0007】
前記運転座席8の下方にはエンジン20を設け、エンジン20の前記乗降口10側にはラジエター21を配置する。ラジエター21はラジエターフレーム22に取付け、ラジエターフレーム22の後部縦枠23をラジエター取付部材24、24により前記縦支持枠18に回動自在に取付ける。
しかして、機体フレーム1の前側部分には前記操作ボックス9の操作ボックスフレーム27を設け、操作ボックスフレーム27に前後方向の側部フレーム30の前端を固定し、側部フレーム30の後端をエンジン20の後側に設けたエンジンリヤフレーム31に固定し、エンジンリヤフレーム31に前記縦支持枠18および縦フレーム杆32を固定する。
しかして、前記運転座席8の後側であって前記エンジン20の上方には、吸気ボックス33を設ける。吸気ボックス33は、開口部のない閉塞空間を形成する箱形状に形成し、実施例では天板34と底板35と前板36と後板37と内側側板38と外側側板39とにより形成する。
【0008】
吸気ボックス33内には、エアクリーナー40を設ける。エアクリーナー40は、エアクリーナ用ステー46の上端を固定し、エアクリーナ用ステー46の下端を底板35に固定して取付ける。エアクリーナー40は吸気口41を吸気ボックス33内に開口させ、空気供給口42とエンジン20とを接続する。
前記外側側板39にはダクト43を設け、ダクト43はエアクリーナー40および前記エンジン20を包囲するエンジンカバー44に当接させる。エンジンカバー44はいわゆる中空形状に形成し、エンジンカバー44の外側面には網、フィルター等により形成した防塵体45を設け、該防塵体45を通過した空気のみをダクト43を通して吸気ボックス33内に吸引するように構成する。
したがって、吸気ボックス33内はエンジンカバー44の防塵体45を通過した清浄な空気のみが入る。
なお、前記防塵体45はエンジンカバー44に設けず、ダクト43に設けてもよい。
【0009】
しかして、前記エアクリーナー40の本体はエアクリーナ用ステー46により取付けて吸気ボックス33内に位置するが、エアクリーナー40の外側側部は外側側板39より外側に位置させ、外側側板39の外側部分のエアクリーナー40には着脱自在の蓋48を設け、蓋48を開けるとエアクリーナー40内のエアクリーナーエレメント(図示省略)の交換可能に構成する。
前記吸気ボックス33内にはコントローラ用ステー50を設け、コントローラ用ステー50にはコントローラボックス51を設ける。また、前記吸気ボックス33内には種々の装置用のリレー52を複数設け、吸気ボックス33内の上部にはヒューズボックス用ステー53を設け、ヒューズボックス用ステー53にはヒューズボックス54を取付ける。
そして、前記吸気ボックス33は、特別の骨格フレームを設けず、天板34と底板35と前板36と後板37と内側側板38と外側側板39およびエアクリーナ用ステー46とエアクリーナー40およびコントローラ用ステー50およびヒューズボックス用ステー53等により相互に補強し合う強度メンバーとして構成し、強度を確保している。なお、特別の骨格フレームを設けても勿論可能である。
【0010】
また、運転座席8の周囲には、キャビン55を設け、前記縦支持枠18およびエンジンリヤフレーム31と、キャビン55の後側フレーム56の間に吸気ボックス33を設け、吸気ボックス33をキャビン55のフレームの一部としている。
また、図9は、吸気ボックス33の底板35を平坦に形成し、この吸気ボックス33を縦支持枠18およびエンジンリヤフレーム31と、キャビン55の後側フレーム56の間に設け、キャビン55のフレームの一部としている。
しかして、前記天板34には開閉自在に上部カバー57を設け、前記後板37には後部カバー58を開閉自在に設けてメンテナンスを容易にする。
しかして、前記エンジンカバー44は前記取付フレーム12に取付け固定し、運転座席8および取付フレーム12と共にエンジンカバー44も、座席取付部材19中心に外側回動する。それゆえ、エンジンカバー44と運転座席8が外方後側回動し、エンジンカバー44に続いて、ラジエター21も独立して同一方向である外方後側回動する。
【0011】
また、前記ラジエターフレーム22のエンジンカバー44側には弾性体59を設け、弾性体59をエンジンカバー44の内面に当接させ、エンジンカバー44およびラジエター21の振動発生を防止する。
しかして、前記取付フレーム12の上部横枠13の内端には、前後方向の板支持部材60を設け、板支持部材60にU型形状の取付部材61を固定し、取付部材61に軸62を回転自在に軸装し、該軸62に係合フック63を固定し、係合フック63は前記側部フレーム30に設けた係合杆64に係合させ、運転座席8およびエンジンカバー44の回動を停止させる。前記軸62には図示は省略するが係合フック63を常時係合方向に付勢するバネを設ける。軸62の前端は前方に突出させてロック操作レバー65に形成する。
また、軸62には係合杆64の上面に係合する支持杆66の基部を回転自在に取付け、支持杆66の先端の係合突起を軸62に係合させる。支持杆66は、図示は省略するが取付部材61に設けたストッパーにより係合杆64よりも下方への回動が規制され、それゆえ、ロック操作レバー65により係合フック63を下方回動させてロック解除してもこの回動には干渉せず、また、係合フック63が係合杆64にロックするときに下方回動しても、そのままの位置を保持し、係合フック63がロックすると、係合突起48が係合杆64に係合して運転座席8に掛かる荷重を支持する。したがって、取付フレーム12は片持にならず、確実に荷重を支持する。
67は運転座席8を上下調節するダンパー、68は操作レバーである。
【0012】
次に実施例の作用を述べる。
運転座席8に着座し、エンジン20を始動させ、走行装置3を走行させて、作業を行う。
しかして、運転座席8の後側でエンジン20の上方には、天板34と底板35と前板36と後板37と内側側板38と外側側板39とにより形成した吸気ボックス33を設け、吸気ボックス33内に吸気口41を開口させたエアクリーナー40を設け、吸気ボックス33にはエンジンカバー44の外側面の防塵体45を通過した空気がダクト43を通して流入するから、吸気ボックス33内の空気は常に浄化され、この空気をエアクリーナー40を介してエンジン20に供給する。
したがって、エアクリーナー40の吸気効率は向上し、エンジン20の燃焼効率を向上させる。
また、エアクリーナー40は吸気ボックス33内の清浄な空気を吸気するから、塵埃等の詰まりを防止して、耐久性を向上させる。
【0013】
しかして、エアクリーナー40は吸気ボックス33によりエンジン20からの放熱より遮断されているから、エアクリーナー40自体が高温になるのを防止する。また、吸気ボックス33には、エアクリーナー40の吸引作用によりエンジン20の放熱から遮断された常に新鮮で冷たい外気が入ることから、吸気ボックス33内の温度も上昇しない。また、吸気ボックス33内には吸引されて風が発生するから、この風でエアクリーナー40が冷却される。
それゆえ、エアクリーナー40からエンジン20に供給する空気の温度も通常より低くなるので、エンジン20の燃焼効率を一層向上させる。
しかして、エアクリーナー40の吸気口41を略密閉閉塞された吸気ボックス33内に開口し、吸気ボックス33はエンジンカバー44の外側面の防塵体45を通過する外気とダクト43により連通しているから、ダクト43とエアクリーナー40の吸気口41とをホース等により接続する必要がなく、構造を簡単にし、軽量化、コスト削減に貢献する。
【0014】
なお、ダクト43に防塵体45を設けると、構成を簡単にし、防塵体45を必要としないエンジンカバー44を共用でき、コスト削減に貢献する。
しかして、ダクト43を介して吸気ボックス33内を通過させてから吸気口41より吸気するので、吸気ボックス33はエアチャンバーとなり波動が減少して、吸気するときの騒音発生を防止する。即ち、吸気口41からエアクリーナー40の間に騒音防止装置等を設けることなく、吸気ボックス33内にエアクリーナー40を設けることで、騒音防止でき、重量およびコストの削減に貢献する。また、騒音防止装置等を設けないので、エアクリーナー40の吸気効率を低下するのも回避する。
しかして、吸気ボックス33内は、前記したように、常に新鮮で低温度の外気が流入するから、コントローラボックス51、リレー52、ヒューズボックス54等の電装品の一部または全部を設けることが可能になる。
即ち、吸気ボックス33は閉塞した空間を形成するから、コントローラボックス51、リレー52、ヒューズボックス54等の電装品を塵埃からの汚染を防止し(清浄作用)や、温度上昇の防止でき(冷却作用)、耐久性を向上させる。したがって、制御等の作用も確実に行え、作業を確実にする。
【0015】
この場合、コントローラボックス51、リレー52、ヒューズボックス54等の電装品は、エアクリーナ用ステー46、コントローラ用ステー50、ヒューズボックス用ステー53等により取付け、エアクリーナ用ステー46、コントローラ用ステー50、ヒューズボックス用ステー53は吸気ボックス33の補強フレームを兼用するように配置しているから、吸気ボックス33に特別にフレームを設けなくても、吸気ボックス33を構成する天板34と底板35と前板36と後板37と内側側板38と外側側板39およびエアクリーナ用ステー46とエアクリーナー40およびコントローラ用ステー50およびヒューズボックス用ステー53等により相互に補強し合う強度メンバーとして構成でき、強度を確保できる。
また、縦支持枠18およびエンジンリヤフレーム31と、キャビン55の後側フレーム56の間に吸気ボックス33を設けているから、吸気ボックス33をキャビン55のフレームの一部と構成し、フレームの簡素化でき、軽量化に貢献する(図1、図9)。
【0016】
しかして、エンジン20およびエアクリーナー40の側面はエンジンカバー44により包囲し、エンジンカバー44は運転座席8を取付けた取付フレーム12に取付けられ、取付フレーム12は機体フレーム1に設けた縦支持枠18に回動自在に座席取付部材19により取付けているから、エンジンカバー44は運転座席8と共に、外側回動して、エンジン20の上部、前部周囲を開放できるだけでなく、エアクリーナー40の側面も開放するのでメンテナンスを容易にする。
この場合、エアクリーナー40の本体はエアクリーナ用ステー46により取付けて吸気ボックス33内に位置させるが、エアクリーナー40の外側側部は吸気ボックス33の外側側板39より外側に露出させ、該露出部分には着脱(開閉)自在の蓋48を設け、蓋48内のエアクリーナー40にはエアクリーナーエレメントを設けているから、エンジンカバー44を開放させると、すぐに、蓋48を開けることができ、蓋48を開けてエアクリーナーエレメントの交換をする。
しかして、天板34には開閉自在に上部カバー57を設け、後板37には後部カバー58を開閉自在に設けているから、上部カバー57および後部カバー58を開けると、前記コントローラボックス51、リレー52、ヒューズボックス54等の電装品の点検、修理、交換等のメンテナンスを容易に行える。特に、上部カバー57を開けると、運転座席8側から可能になる。
しかして、エンジンカバー44とエンジン20の間にはラジエター21を配置し、ラジエター21はラジエター取付部材24、24により縦支持枠18に回動自在に取付けているから、エンジンカバー44を回動させた後、ラジエター21を回動させると、エンジン20の側部を開放する。したがって、エンジン20のメンテナンスのみならず、ラジエター21のメンテナンスも容易になる。
【0017】
【効果】
本発明は、運転座席(8)と防塵体(45)を有してエンジン(20)を覆うエンジンカバー(44)を構成し、前記エンジン(20)の右側方後部の機体フレーム(1)に縦支持枠(18)を立設して設け、該縦支持枠(18)には縦軸芯からなる座席取付部材(19)を設け、該座席取付部材(19)を軸芯として前記運転座席(8)と防塵体(45)とエンジンカバー(44)を機体外側方に回動可能に設け、さらに、前記防塵体(45)とエンジン(20)との間にラジエター(21)を設けると共に前記縦支持枠(18)には縦軸芯からなるラジエター取付部材(24)を設け、該ラジエター取付部材(24)を軸芯としてラジエター(21)を機体外側方に回動可能に構成したことを特徴とする作業車、および、前記運転座席(8)の後側であって前記エンジン(20)の上方に吸気ボックス(33)を設けるにあたり、該吸気ボックス(33)は開口部のない閉塞空間から構成し、吸気ボックス(33)内にはエンジン(20)へ空気を供給するエアクリーナ(40)を設けると共に、エアクリーナ(40)の吸気口(41)を前記吸気ボックス(33)内に開口させて構成し、前記防塵体(45)を通過した空気のみを吸気ボックス(33)内に吸引させてエアクリーナ(40)の吸気口(41)へ供給させるように構成したことを特徴とする作業車としたものであるから、吸気ボックス(33)内の清浄な空気を吸気するのでエアクリーナ(40)の吸気効率を向上させると共に、塵埃等の詰まりを防止してエアクリーナ(40)の耐久性を向上させることができる効果を奏する。
また、運転座席(8)と防塵体(45)とエンジンカバー(44)と、座席取付部材(19)とは、同じ縦支持枠(18)を軸芯として回動するので、これらを支持するための別部材が不要となって、コスト削減でき、空間利用率を向上させることができる。さらに、ラジエター(21)も縦支持枠(18)を共用して回動するので、別部材が不要となり、コスト削減でき、空間利用率を向上させることができる。
また、吸気ボックス(33)内にエアクリーナ(40)を設けたので、エンジン(20)の放熱から遮断され、エンジン(20)に供給する空気温度を低下させるので、エンジン(20)の燃焼効率を向上させる。また、ダクト(43)を介して吸気ボックス(33)内を通過させてから吸気口(41)より吸気するので、吸気ボックス(33)はエアチャンバーとなり波動が減少して、吸気するときの騒音発生を防止することができ、また、騒音対策における重量、コストの削減をできる効果を奏する。
また、吸気ボックス(33)内の空気は常時清浄・低温であるので、コントローラボックス等の電装品の耐久性を向上させ、また、スペースを有効利用でき、メンテナンスも容易にする効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 作業車(コンバイン)の側面図。
【図2】 操縦部のフレーム等の斜視図。
【図3】 吸気ボックス、エンジン、エンジンカバーの背面図。
【図4】 エアクリーナーの周辺の平面図。
【図5】 操縦部フレームの正面図。
【図6】 吸気ボックス、エンジン、エンジンカバー等の側面図。
【図7】 吸気ボックスの背面図。
【図8】 吸気ボックスの一部拡大背面図。
【図9】 フレームの側面図。
【図10】 吸気ボックスの他の実施例の斜視図。
【図11】 エンジンカバー等を回動させた状態の平面図。
【符号の説明】
1…機体フレーム、2…クローラ、3…走行装置、4…脱穀装置、5…グレンタンク、6…操縦部、7…ステップ、8…運転座席、9…操作ボックス、10…乗降口、12…取付フレーム、13は上部横枠、14は上部前後枠、15…側部縦枠、16…側部前後枠、18…縦支持枠、19…座席取付部材、20…エンジン、21…ラジエター、22…ラジエターフレーム、23…後部縦枠、24…ラジエター取付部材、27…操作ボックスフレーム、28…連結フレーム、29…操縦部フレーム、30…側部フレーム、31…エンジンリヤフレーム、32…縦フレーム杆、33…吸気ボックス、34…天板、35…底板、36…前板、37…後板、38…内側側板、39…外側側板、40…エアクリーナー、41…吸気口、42…空気供給口、43…ダクト、44…エンジンカバー、45…防塵体、46…エアクリーナ用ステー、48…蓋、50…コントローラ用ステー、51…コントローラボックス、52…リレー、53…ヒューズボックス用ステー、54…ヒューズボックス、56…後側フレーム、57…上部カバー、58…後部カバー、59…弾性体、60…板支持部材、61…取付部材、62…軸62、63…係合フック、64…係合杆、65…ロック操作レバー、66…支持杆。

Claims (2)

  1. 運転座席(8)と防塵体(45)を有してエンジン(20)を覆うエンジンカバー(44)を構成し、前記エンジン(20)の右側方後部の機体フレーム(1)に縦支持枠(18)を立設して設け、該縦支持枠(18)には縦軸芯からなる座席取付部材(19)を設け、該座席取付部材(19)を軸芯として前記運転座席(8)と防塵体(45)とエンジンカバー(44)を機体外側方に回動可能に設け、さらに、前記防塵体(45)とエンジン(20)との間にラジエター(21)を設けると共に前記縦支持枠(18)には縦軸芯からなるラジエター取付部材(24)を設け、該ラジエター取付部材(24)を軸芯としてラジエター(21)を機体外側方に回動可能に構成したことを特徴とする作業車
  2. 前記運転座席(8)の後側であって前記エンジン(20)の上方に吸気ボックス(33)を設けるにあたり、該吸気ボックス(33)は開口部のない閉塞空間から構成し、吸気ボックス(33)内にはエンジン(20)へ空気を供給するエアクリーナ(40)を設けると共に、エアクリーナ(40)の吸気口(41)を前記吸気ボックス(33)内に開口させて構成し、前記防塵体(45)を通過した空気のみを吸気ボックス(33)内に吸引させてエアクリーナ(40)の吸気口(41)へ供給させるように構成したことを特徴とする請求項1記載の作業車
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