JP3146531B2 - 圧砕機の制御回路 - Google Patents

圧砕機の制御回路

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JP3146531B2 JP19065591A JP19065591A JP3146531B2 JP 3146531 B2 JP3146531 B2 JP 3146531B2 JP 19065591 A JP19065591 A JP 19065591A JP 19065591 A JP19065591 A JP 19065591A JP 3146531 B2 JP3146531 B2 JP 3146531B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の作業アタッ
チメント先端部に取付けた圧砕機の制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、圧砕機1を取付けた油圧ショベ
ルの側面図である。図において、2は油圧ショベルの下
部走行体、3は上部旋回体、4は作業アタッチメント、
5は作業アタッチメントのブーム、6はアーム、7は圧
砕機用旋回軸受、8は圧砕機1の固定側ロッカビーム、
9は可動側ロッカビーム、10は圧砕機シリンダ(圧砕
機の種類によっては2本のものもある)、11は圧砕機
用旋回モータ、12はバケットシリンダ、13はアーム
シリンダ、14はブームシリンダ、15は上部旋回体用
旋回モータ、16は走行モータである。図5は、圧砕機
1の従来技術の制御回路図である。図において、17は
圧砕機シリンダ10のボトム側油室、18はロツド側油
室、19は足踏操作式の圧砕機用油圧リモコン弁、20
は圧砕機用パイロット切換弁、21は圧砕機旋回用油圧
リモコン弁、22は圧砕機旋回用パイロット切換弁、2
3及び24はそれぞれメインポンプ、25はパイロット
ポンプ、26は油タンク、27は圧砕機用旋回モータ1
1のブレーキ弁、A及びBはそれぞれ各種油圧アクチュ
エータ制御用の多連弁である。
【0003】図5における制御回路では、圧砕機旋回用
油圧リモコン弁21を操作すると圧砕機旋回用パイロッ
ト切換弁22がイ位置又はロ位置に切換わる。圧砕機用
旋回モータ11が正転又は逆転するので、圧砕機1を所
要の回転角度にきめることができる。そして圧砕機用油
圧リモコン弁19を操作すると、圧砕機用パイロット切
換弁20はハ位置又はニ位置に切換わる。圧砕機シリン
ダ10は伸長又は縮小作動するので、圧砕機1による圧
砕作業を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】構築物などを解体する
圧砕機をそなえた建設機械では、通常、足踏操作式の油
圧リモコン弁を操作して圧砕作業を行う。圧砕機の中で
も特にコンクリート小割り用圧砕機の場合には、連続的
に圧砕機を開閉(詳くは圧砕機のロッカビームを開口閉
口すること)させるために、1日に何万回もの踏込操作
を行う。圧砕機の操作時にはブーム,アームなどの操作
なども同時に行うので、運転者の疲労は非常に大きかっ
た。また1日に何万回の踏込操作を行うので、運転者は
足と足の裏を痛めていた。本発明は、上記の問題点を解
決できる圧砕機の制御回路を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧砕用パイロ
ツト切換弁の左右のパイロット圧受圧部の入口にそれぞ
れシャトル弁を配置し、その左右一対のシャトル弁とパ
イロット圧油圧源とをオートマチック切換弁を介して連
通し、上記シャトル弁が圧砕機用油圧リモコン弁又はオ
ートマチック切換弁からのパイロット圧を高圧選択でき
るようにし、かつ上記両パイロット圧の同時作用時には
圧砕機用油圧リモコン弁から導出されるパイロット圧を
優先選択可能に設定し、一方、圧砕機シリンダのボトム
側油室及びロッド側油室に通じる管路にそれぞれ圧力ス
イッチを設け、またコントローラ用のモード切換スイッ
チを設け、そのモード切換スイッチを連続モード位置に
操作することにより圧砕機シリンダを伸縮作動させた場
合、上記圧力スイッチに作用する圧力が所定の設定圧力
に達したときその圧力信号をコントローラに入力するこ
とにより、コントローラでは判断し、オートマチック切
換弁に対して作動方向切換指令信号を出力するととも
に、上記圧砕機シリンダの伸縮サイクルを連続的に繰返
すように構成した。またコントローラに手動操作自動復
帰接点スイッチを設け、圧砕機シリンダの伸縮サイクル
を連続的に繰返している場合に上記手動操作自動接点ス
イッチを操作したとき、その時点におけるオートマチッ
ク切換弁の作動方向を逆にするようにした。またモード
切換スイッチを1サイクルモード位置に操作したとき圧
砕機シリンンダが1サイクルだけの伸縮サイクルを行う
ことにより、圧砕機が開口の状態により閉口作動し、再
び開口の状態に戻るようにした。あるいはまた、コント
ローラに手動操作自動復帰接点スイッチを設け、モード
切換スイッチを1サイクルモード位置に操作して圧砕機
シリンダを1サイクルだけ伸縮作動させた後に、上記手
動操作自動復帰接点スイッチを操作することによりもう
1サイクルだけ圧砕機シリンダの伸縮サイクルを行うよ
うにした。あるいはまた、圧砕機シリンダのロッド側油
室に通じる管路に設けた圧力スイッチを、圧砕機シリン
ダの縮小時ストロークエンドを検出できるリミットスイ
ッチに置き換えて配置し、そのリミットスイッチからの
信号をコントローラに入力するようにした。あるいはま
た、圧砕機シリンダのボトム側油室及びロッド側油室に
通じる管路にそれぞれ設けた圧力スイッチの代りに、ス
トロークセンサを配置して圧砕機シリンダの動きを検出
し、その検出信号をコントローラに入力するようにし
た。
【0006】
【実施例】図1は、本発明請求項1〜4の制御回路を示
す図である。図において、従来技術と同一構成要素を使
用するものに対しては同符号を付す。1aは圧砕機、2
8及び29は圧砕用パイロット切換弁20の左右のパイ
ロツト圧受圧部、30及び31はそれぞれシャトル弁、
32はオートマチック切換弁、33及び34はオートマ
チック切換弁32の左右のソレノイド、35及び36は
それぞれ圧力スイッチ、37はコントローラ、38はコ
ントローラ37内の圧砕機作動遅延用タイマ、39はモ
ード切換スイッチ、40は手動操作自動復帰接点スイッ
チである。
【0007】次に、本発明請求項1〜4の圧砕機1aの
制御回路の構成を図1について述べる。圧砕用パイロッ
ト切換弁20の左右のパイロット圧受圧部29,28の
入口にそれぞれシャトル弁31,30を配置し、その左
右一対のシャトル弁31,30と、パイロツト圧油圧源
(この場合のパイロット圧油圧源はパイロットポンプ2
5である)とをオートマチック切換弁32を介して連通
し、上記シャトル弁31,30が圧砕機用油圧リモコン
弁19又はオートマチック切換弁32からのパイロツト
圧を高圧選択できるようにし、かつ上記両パイロット圧
の同時作用時には圧砕機用油圧リモコン弁19から導出
されるパイロツト圧を優先選択可能に設定し、一方、圧
砕機シリンダ10のボトム側油室17及びロッド側油室
18に通じる管路41,42にそれぞれ圧力スイッチ3
5,36を設け、,またコントローラ37用のモード切
換スイッチ39を設け、そのモード切換スイツチ39を
連続モード位置Rに操作することにより圧砕機シリンダ
10を伸縮作動させた場合、上記圧力スイッチ35,3
6に作用する圧力が所定の設定圧力に達したときその圧
力信号をコントローラ37に入力することにより、コン
トローラ37では判断し、若干の遅延時間経過後にオー
トマチック切換弁32に対して作動方向切換指令信号を
出力するとともに、上記圧砕機シリンダ10の伸縮サイ
クルを連続的に繰返すように構成した。またコントロー
ラ37に手動操作自動復帰接点スイッチ40(以下自動
復帰接点スイッチ40という)を付加して設け、圧砕機
シリンダ10の伸縮サイクルを連続的に繰返している場
合に上記自動復帰接点スイッチ40をオン操作したと
き、その時点におけるオートマチック切換弁32の作動
方向を逆にするようにした。またモード切換スイツチ3
9を1サイクルモード位置Sに操作したとき圧砕機シリ
ンダ10が1サイクルだけの伸縮サイクルを行うことに
より、圧砕機1aが開口の状態より閉口作動し、再び開
口の状態に戻るようにした。あるいはまた、モード切換
スイッチ39を1サイクルモード位置Sに操作して圧砕
機シリンンダ10を1サイクルだけ伸縮作動させた後
に、自動復帰接点スイッチ40を操作することによりも
う1サイクルだけ圧砕機シリンンダ10の伸縮サイクル
を行うようにした。なお上記コントローラ37における
タイマ38による遅延時間は、調整設定可能とし、たと
えば圧砕機1aの閉口時には短く(遅延時間0を含
む)、そして開口時には比較的長く設定できるようにし
ている。開口時にかなり長い遅延時間を設定するのは、
作業アタッチメントを動かして次の破砕対象物に圧砕機
1aを移動させるための時間を必要とするからである。
【0008】次に、本発明請求項1〜4の制御回路の作
用について述べる。圧砕用パイロット切換弁20の右左
のパイロツト圧受圧部28,29の各入口にはそれぞれ
シャトル弁30,31を設けているが、その機能として
は圧砕機用油圧リモコン弁19をオートマチック切換弁
32に対して優先させている。これは圧砕作業時に危険
なことがおきた場合や、オートマチック切換弁32が何
らかの原因で万一故障したときなどに、圧砕機用油圧リ
モコン弁19の操作を優先させるためである。それでま
ずモード切換スイッチ39をONに操作すると、その通
電信号はコントローラ37に入力される。さらにモード
切換スイッチ39を連続モード位置Rにセットすると、
コントローラ37では判断し、まずソレノイド34に指
令信号を出力する。オートマチック切換弁32が中立位
置よりホ位置に切換わるので、パイロットポンプ25か
らのパイロット圧は、管路43、44、45、47、オ
ートマチック切換弁32のホ位置、管路48、シャトル
弁31を経て、パイロツト圧受圧部29に作用する。圧
砕用パイロット切換弁20がニ位置に切換わるにで、メ
インポンプ24からのメイン圧は、管路49、チェック
弁50、管路51、52、圧砕用パイロット切換弁20
のニ位置、管路42、42を経て、ロッド側油室18に
供給される。そこで圧砕機シリンダ10は縮小作動し、
その縮小ストロークエンドに達すると、メイン圧はリリ
ーフ設定圧(リリーフ弁53に設定されている所定のリ
リーフ圧)に上昇する。この上昇した所定の設定圧力が
圧力スイッチ36に作用すると、圧力スイッチ36から
の圧力信号がコントローラ37に入力される。コントロ
ーラ37は上記圧力信号に基き判断し、タイマ38を介
してソレノイド33に作動方向切換指令信号を出力す
る。そこでオートマチック切換弁32がホ位置よりヘ位
置に切換わるとともに、そのオートマチック切換弁32
より導出されるパイロツト圧の作用により、圧砕用パイ
ロット切換弁20はニ位置よりハ位置に切換わる。メイ
ンポンプ24からのメイン圧は、管路49、チェック弁
50、管路51、52、圧砕用パイロット切換弁20の
ハ位置、管路41、41を経て、ボトム側油室17に供
給される。そこで圧砕機シリンダ10は伸長作動し、そ
の伸長ストロークエンドに達すると(この場合は必ずし
も伸長ストロークエンドに達していなくても圧砕機1a
が圧砕物[図示しない]を噛み、ボトム側油室17の圧
力が所定のリリーフ圧に上昇した場合を含む)、圧力ス
イッチ35からの圧力信号がコントローラ37に入力さ
れる。コントローラ37は上記圧力信号に基き判断し、
タイマ38を介してソレノイド34に作動方向切換指令
信号を出力する。オートマチック切換弁32がヘ位置よ
りホ位置に切換わるので、圧砕用パイロット切換弁20
はハ位置よりニ位置に切換わる。上記のように圧力スイ
ッチ35又は36からの圧力信号がコントローラ37に
入力されると、コントローラ37では判断し、タイマ3
8を介し若干の遅延時間後にオートマチック切換弁32
のソレノイド34又は33に作用する。それにより圧砕
機1aが閉口し(すなわち圧砕機シリンダ10が伸長
し)、圧砕物を咥え噛んだ状態を若干時間保持して十分
に圧砕を行うことができる。また逆に圧砕機1aを開口
し(すなわち圧砕機シリンンダ10を縮小し)、その開
口状態を保持させている間に、運転者が次の圧砕物の所
へ、ブーム,アーム,圧砕機の各位置を移動させること
ができる。そしてこの圧砕機シリンダ10の伸縮サイク
ルを足踏操作式圧砕用油圧リモコン弁19の操作を行わ
ないで、連続的に行うことができる。したがって圧砕機
1aを自動的に開口,閉口せしめ、連続的に圧砕作動を
繰返して行うことができる。
【0009】またモード切換スイッチ39に加えてさら
に自動復帰接点スイッチ40をコントローラ37に設け
た制御回路では、圧砕機シリンンダ10の伸縮サイクル
を連続的に繰返している場合に自動復帰接点スイッチ4
0をオン操作すると、その通電信号はコントローラ37
に入力される。コントローラ37では判断し、その時点
におけるオートマチック切換弁32の通電中ソレノイド
を非通電にし、その反対側のソレノイドに対して通電指
令信号を出力する。それにより上記時点におけるオート
マチック切換弁32の作動を逆にして、すなわち圧砕用
パイロット切換弁20の作動を逆にして、圧砕機1aの
開口又は閉口方向を逆にすることができる。したがって
運転者は、所要に応じて自動復帰接点スイッチ40をオ
ン操作し、開口中の圧砕機1aを開口作動に、また閉口
中の圧砕機1aを開口作動に変えることができる。たと
えば圧砕機1aが圧砕物を噛んで閉口したとき、運転者
がもう一度噛みたいと思ったときには圧砕機1aを全開
口しなくても、自動復帰接点スイッチ40の操作により
すばやく圧砕作動を行うことができる。
【0010】また、モード切換スイッチ39を1サイク
ルモード位置Sに操作したとき圧砕機シリンダ10を1
サイクルだけ、すなわち圧砕機1aが開口の状態より閉
口作動し、再び開口の状態に戻るように、作動設定した
制御回路では圧砕機1aを1サイクルずつ動かせるの
で、その都度圧砕状態を確認できるとともに、確実に圧
砕作業を行うことができる。また、モード切換スイッチ
39を1サイクルモード位置Sに操作して圧砕機シリン
ダ10を1サイクルだけ伸縮作動させた後に、自動復帰
接点スイッチ40を操作することによりもう1サイクル
だけ圧砕機シリンダ10の伸縮サイクルを行うようにし
た制御回路でも、その都度圧砕状態を確認できるととも
に、確実に圧砕作業を行えるので便利である。
【0011】次に図2は、本発明請求項5の制御回路を
示す要部回路図である。図において、図1における制御
回路と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を
付す。1bは圧砕機、54は圧砕機シリンダ10aに設
けた被検出部材、55はリミットスイッチ、56はリミ
ットスイッチ55の接触子である。次に、本発明請求項
5の圧砕機1bの制御回路の構成を図2について述べ
る。図2の制御回路では、図1における制御回路に配設
されている圧力スイッチ36を、圧砕機シリンダ10a
の縮小時ストロークエンドを検出できるリミットスイッ
チ55に置き換えて配置し、そのリミットスイッチ55
からの検出信号をコントローラ37に入力するようにし
た。
【0012】次に、本発明請求項5の制御回路の作用に
ついて述べる。まずモード切換スイッチ39をON操作
すると、その通電信号はコントオーラ37に入力され
る。コントローラ37では判断し、まずソレノイド34
に指令信号を出力する。そしてさらにモード切換スイッ
チ39を連続モード位置Rにセットすると、オートマチ
ック切換弁32が中立位置よりホ位置に切換わるので、
圧砕用パイロット切換弁20がニ位置に切換わるととも
に、圧砕機シリンダ10aは縮小作動する。そして圧砕
機シリンダ10aが縮小ストロークエンドに達したと
き、その位置をリミットスイッチ55が検出する。その
リミットスイッチ55からの検出信号がコントオーラ3
7に入力されると、コントオーラ37は上記検出信号に
基き判断し、タイマ38を介してソレノイド33に作動
方向切換指令信号を出力する。そこでオートマチック切
換弁32がホ位置よりヘ位置に切換わるとともに、その
オートマチック切換弁32より導出されるパイロット圧
の作用により、圧砕用パイロット切換弁20はニ位置よ
りハ位置に切換わる。以下この請求項5の制御回路の作
用は、請求項1の場合と同様である。なお圧砕機シリン
ダ10aの伸長ストロークエンドを圧力スイッチでなく
てリミットスイッチで検出する手段は、圧砕機が圧砕物
を噛んだとき必ずしも圧砕機シリンダが伸長ストローク
エンドに達するとは限らないので、都合が悪いこともあ
るがその手段を用いてもよい。
【0013】次に図3は、本発明請求項6の制御回路を
示す要部回路図である。図において、図1における制御
回路と同一構成要素を使用するものに対しては同符号を
付す。1cは圧砕機、57は圧砕機シリンダ10bに設
けたストロークセンサである。次に、本発明請求項3の
圧砕機1cの制御回路の構成を図3について述べる。図
3の制御回路では、図1における制御回路に配置されて
いる圧力スイッチ35及び36の代りに、1組のストロ
ークセンサ57を配置して圧砕機シリンダ10bの動き
を検出し、その検出信号をコントローラ37に入力する
ようにした。
【0014】次に、本発明請求項6の制御回路の作用に
ついて述べる。モード切換スイッチ39をON操作する
と、その通電信号はコントローラ37に入力される。そ
してさらに切換モードスイッチ39を連続モード位置R
にセットすると、コントローラ37では判断し、まずソ
レノイド34に指令信号を出力する。オートマチック切
換弁32が中立位置よりホ位置に切換わるので、圧砕用
パイロット切換弁20がニ位置に切換わるとともに、圧
砕機シリンダ10bは縮小作動する。ストロークセンサ
57は圧砕機シリンダ10bの動きを検出し、圧砕機シ
リンダ10bが所要の設定したたとえば縮小ストローク
エンドに達すると、その位置をストロークセンサ57が
検出する。そのストロークセンサ57からの検出信号が
コントローラ37に入力されると、コントローラ37は
上記検出信号に基き判断し、タイマ38を介してソレノ
イド33に作動方向切換指令信号を出力する。そこでオ
ートマチック切換弁32がホ位置よりヘ位置に切換わる
とともに、そのオートマチック切換弁32より導出され
るパイロット圧の作用により、圧砕用パイロツト切換弁
20はニ位置よりハ位置に切換わる。そこで圧砕機シリ
ンダ10bは伸長作動し、所要の設定されたたとえば伸
長ストロークエンドに達すると、その位置をストローク
センサ57が検出する。そのストロークセンサ57から
の検出信号がコントローラ37に入力されると、コント
ローラ37は上記検出信号に基き判断し、タイマ38を
介してソレノイド34に作動方向切換指令信号を出力す
る。そこでオートマチック切換弁32がヘ位置よりホ位
置に切換わるとともに、そのオートマチック切換弁32
より導出されるパイロツト圧の作用により、圧砕用パイ
ロット切換弁20はハ位置よりニ位置に切換わる。それ
により、圧砕機1cは再び開口状態に戻ってゆく。した
がって圧砕機1cを自動的に開口,閉口せしめ、連続的
に圧砕作動を繰返して行うことができる。
【0015】
【考案の効果】構築物などを解体する圧砕機をそなえた
建設機械では、通常、足踏(ペダル)操作式の油圧リモ
コン弁を操作して圧砕作業を行う。圧砕機の中でも特に
コンクリート小割用圧砕機の場合には、連続的に圧砕機
を開閉させるために、1日に何万回もの踏込操作を行
う。圧砕機の操作時にはブーム,アームなどの操作など
も同時に行うので、運転者の疲労は非常に大きかった。
また1日に何万回の踏込操作を行うので、運転者は、足
と足の裏を痛めていた。しかし本発明では、モード切換
スイッチのON操作を行い、さらに連続モード位置にセ
ットすると、圧砕機は開口し(この場合に足踏操作式油
圧リモコン弁を操作して閉口させることは可能であ
る)、その開口状態をタイマ機能により持続させている
間に、ブーム,アーム,圧砕機の各位置を移動させるこ
とができる。そしてこの圧砕機シリンダの伸縮サイクル
を、足踏操作式油圧リモコン弁の操作を行わないで、連
続的に行うことができる。しかも圧砕時に圧砕機が開口
し、圧砕物を咥え噛んだ状態をタイマ機能により若干時
間保持するので、十分に圧砕を行うことができる。また
自動復帰接点スイッチを配置して圧砕作動時点における
圧砕用パイロット切換弁の作動を逆にできるようにした
制御回路では、圧砕機シリンダの伸縮サイクル時に所要
に応じて自動復帰接点スイッチをオン操作すると、開口
中の圧砕機を閉口作動に、また閉口中の圧砕機を開口作
動に変えることができる。たとえば圧砕機が圧砕物を噛
んで閉口したとき、運転者がもう一度噛みたいと思った
ときには圧砕機を全開口しなくても、自動復帰接点スイ
ッチの操作によりすばやく圧砕作動を行うことができ
る。またモード切換スイッチを1サイクルモード位置に
セットするとこにより圧砕機シリンダの伸縮サイクルを
1サイクルだけ自動的に行うようにした制御回路では、
その都度圧砕状態を確認できるとともに、確実に圧砕作
業を行えるので便利である。また本発明の制御回路で
は、圧力スイッチの代りにリミットスイッチ,ストロー
クセンサなどを用いて構成できるので、製作が容易であ
る。上記のように本発明の圧砕機の制御回路をそなえた
建設機械では圧砕機を自動的に開口,閉口せしめ、連続
的に圧砕作動を繰返して行うことができるので、圧砕機
の操作性を向上するとともに運転者の足の疲労を軽減す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明請求項1〜4の制御回路を示す図であ
る。
【図2】本発明請求項5の制御回路を示す要部回路図で
ある。
【図3】本発明請求項6の制御回路を示す要部回路図で
ある。
【図4】圧砕機を取付けた油圧ショベルの側面図であ
る。
【図5】圧砕機の従来技術の制御回路図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 圧砕機 10,10a,10b 圧砕機シリンダ 19,21 油圧リモコン弁 20 圧砕用パイロット切換弁 30,31 シャトル弁 32 オートマチック切換弁 35,36 圧力スイッチ 37 コントローラ 38 タイマ 39 モード切換スイッチ 40 自動復帰接点スイッチ 55 リミットスイッチ 57 ストロークセンサ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械のフロント部に作業アタッチメ
    ントを装着し、その作業アタッチメントの先端部に圧砕
    機を取付け、圧砕機用油圧リモコン弁の操作により導出
    されるパイロット圧を圧砕用パイロット切換弁のパイロ
    ツト圧受圧部に作用せしめ、上記圧砕用パイロット切換
    弁を切換作動させて圧砕機シリンダを伸縮するようにし
    た制御回路であって、圧砕用パイロット切換弁の左右の
    パイロット圧受圧部の入口にそれぞれシャトル弁を配置
    し、その左右一対のシャトル弁とパイロット圧油圧源と
    をオートマチック切換弁を介して連通し、上記シャトル
    弁が圧砕機用油圧リモコン弁又はオートマチック切換弁
    からのパイロツト圧を高圧選択できるようにし、かつ上
    記両パイロット圧の同時作用時には圧砕機用油圧リモコ
    ン弁から導出されるパイロット圧を優先選択可能に設定
    し、一方、圧砕機シリンダのボトム側油室及びロッド側
    油室に通じる管路にそれぞれ圧力スイッチを設け、また
    コントローラ用のモード切換スイッチを設け、そのモー
    ド切換スイッチを連続モード位置に操作することにより
    圧砕機シリンダを伸縮作動させた場合、上記圧力スイッ
    チに作用する圧力が所定の設定圧力に達したときその圧
    力信号をコントローラに入力することにより、コントロ
    ーラでは判断し、オートマチック切換弁に対して作動方
    向切換指令信号を出力するとともに、上記圧砕機シリン
    ダの伸縮サイクルを連続的に繰返すように構成したこと
    を特徴とする圧砕機の制御回路。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の圧砕機の
    制御回路において、コントローラに手動操作自動復帰接
    点スイッチを設け、圧砕機シリンダの伸縮サイクルを連
    続的に繰返している場合に上記手動操作自動復帰接点ス
    イッチを操作したとき、その時点におけるオートマチッ
    ク切換弁の作動方向を逆にするよにしたことを特徴とす
    る圧砕機の制御回路。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1記載の圧砕機の
    制御回路において、モード切換スイッチを1サイクルモ
    ード位置に操作したとき圧砕機シリンダが1サイクルだ
    けの伸縮サイクルを行うことにより、圧砕機が開口の状
    態より開口作動し、再び開口の状態に戻るようにしたこ
    とを特徴とする圧砕機の制御回路。
  4. 【請求項4】 特許請求の範囲請求項1記載の圧砕機の
    制御回路において、コントローラに手動操作自動復帰接
    点スイッチを設け、モード切換スイッチを1サイクルモ
    ード位置に操作して圧砕機シリンダを1サイクルだけ伸
    縮作動させた後に、上記手動操作自動復帰接点スイッチ
    を操作することによりもう1サイクルだけ圧砕機シリン
    ダの伸縮サイクルを行うようにしたことを特徴とする圧
    砕機の制御回路。
  5. 【請求項5】 特許請求の範囲請求項1又は2記載の圧
    砕機の制御回路において、圧砕機シリンダのロッド側油
    室に通じる管路に設けた圧力スイッチを、圧砕機シリン
    ダの縮小時ストロークエンドを検出できるリミットスイ
    ッチに置き換えて配置し、そのリミットスイッチからの
    信号をコントローラに入力するようにしたことを特徴と
    する圧砕機の制御回路。
  6. 【請求項6】 特許請求の範囲請求項1又は2記載の圧
    砕機の制御回路において、圧砕機シリンダのボトム側油
    室及びロッド側油室に通じる管路にそれぞれ設けた圧力
    スイッチの代りに、ストロークセンサを配置して圧砕機
    シリンダの動きを検出し、その検出信号をコントローラ
    に入力するようにしたことを特徴とする圧砕機の制御回
    路。
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