JP3145652U - メッシュ状ワイピングクロス - Google Patents

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壮平 原田
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原田織物株式会社
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Abstract

【課題】
極細繊維使いによるメッシュ構造として両者の効果を併せ有する、柔軟で、汚れの拭き取り性がよく、水切れ,乾燥性も良好なワイピングクロスを提供する。
【解決手段】
ウエール方向に所要の間隔をおいて並列編成された鎖編目列3と、該鎖編目列のウエール方向、所要の間隔毎にコース方向に挿入された挿入糸4によりメッシュ状に編成された編地であって、該編地の上記鎖編目編成糸3´及び挿入糸4がナイロンとポリエステルの0.5デニール以下の極細繊維フィラメントの複合集束糸よりなるメッシュ状ワイピングクロスである。
【選択図】 図2

Description

本考案は食器,OA機器,メガネ,ガラス製品等に付着した汚れを拭き取り除去するのに使用するワイピングクロスに係り、特に極細繊維を用い、メッシュ構造に形成して柔軟,水切れ,汚れ拭き取り性を良好ならしめた上記ワイピングクロスに関するものである。
従来よりレンズ拭き,ガラス拭き,清掃用布帛などとしてワイピングクロスが広く用いられてきたが、近時、OA機器の進展と共に従来のレンズ拭き,グラス拭きだけでなく、OA機器のスクリーンの清浄化など、高度な汚染物除去性能をもつワイピングクロスが求められ、極細繊維を用いたワイピングクロスとして、単糸繊度0.1デニール以下の仮ヨリ加工された極細合成繊維と、単糸繊度1デニール以上の太繊度剛性繊維とからなるワイピングクロス(特許文献1参照)、編地表面を構成する糸に単糸繊度1.1デシテックス以下の異型断面合成繊維糸を用いたワイピング用編地(特許文献2参照)、花糸が単繊維繊度0.09〜1.7dtexの繊維からなるモール糸を1インチ当たり8〜16本挿入して製編したワイピング用布帛(特許文献3参照)などが提案されている。
特開平9−19393号公報 特開2004−131863号公報 特開2002−371451号公報
しかし、上記提案に係るワイピングクロスは極細繊維使いであるとしても、何れも通常の編地として緻密に編成されたものであって、柔軟性,乾燥性,水切れなどに欠ける難を有していた。そこで本考案は、特に極細繊維によるメッシュ構造として編成することにより、極細使いの効果にメッシュ構造の効果を重ねて柔軟,汚れの拭き取り性と共に水切れ,乾燥性の良好なワイピングクロスを提供することを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本考案ワイピングクロスは、ウエール方向に所要の間隔をおいて並列編成された鎖編目列と、該鎖編目列のウエール方向、所要の間隔毎にコース方向に挿入された挿入糸によりメッシュ状に編成された編地であって、該編地の上記鎖編目編成糸及び挿入糸がナイロンとポリエステルの単糸繊度0.5デニール以下の極細繊維フィラメントの複合集束糸により構成されていることを特徴する。ここで、上記ナイロンとポリエステルの極細繊維フィラメントの複合集束糸はナイロン25%とポリエステル75%の複合であることが好適である。なお、上記編地は所要の幅と長さを有する編地に形成され、その周縁をかがりつけることによってメッシュ状ワイピングクロスとして使用される。
本考案ワイピングクロスは上記の如く、極細繊維使いで、かつメッシュ構造であることから、メッシュ状構造の効果である柔軟,水切れ,乾燥性良好な各効果と共に、極細繊維使いによる効果である柔軟,汚れの拭き取り性の良好な効果が併せ具備され、従来の極細繊維使いによる一般的な布帛,編物のワイピングクロスに比し総合的に広汎な分野でのワイピングクロス効果の向上を達成することができる。
以下、更に添付図面にもとづいて本考案ワイピングクロスの具体的態様を説明する。図において1はワイピングクロス本体の編地で、ラッセル編機によりメッシュ状に編成されてなり、ワイピングクロス本体として所要の幅と長さを有する略正方形に裁断され、その周縁部2を縢りつけることによってワイピングクロスに形成されている。
図2は上記本体編地の編組織を一部拡大したものであって、ラッセル編機によりウエール方向に所要の間隔をおいて並列編成された鎖編目列3に対しウエール方向、複数の編目毎のコース方向に挿入糸4が挿入されて全体としてメッシュ状組織に編成されている。この場合、挿入糸4の挿入は図2の如く通常、鎖編目列のウエール方向、複数編目毎にコース方向に挿入されるが、このような挿入態様に限らず図3,図4に示すように鎖編目列3の各列に挿入糸を挿入し、その横振り挙動によって該挿入糸を並列鎖編目列間に介在させ、全体としてコース方向に挿入糸が挿入された状態を形成することも差し支えない。
図3,図4及び図5はその具体的態様の1例であり、a,b,cは鎖編目列3の各列に挿入される挿入糸で、a,bは隣接ウエールとの間で各列のウエール方向、複数の通常、3編目毎に横振りする挿入糸であり、cは2ウエールを単位として前記挿入糸a,bと同じコース方向位置で反対側より横振りする挿入糸で、上記挿入糸a,b,cを単位として隣接ウエール間の横振りと2ウエール間の反対側からの横振りが繰り返されてウエール方向に鎖編目形成糸3´と挿入糸aとc、又はbとcによる重なりを形成すると共に、コース方向に挿入糸aとc、c,c、又はbとc,cの重なりによって全面にわたり挿入糸がコース方向に存在し、これがコース方向の挿入糸4の役割を有して、全体として図5に示す如きメッシュ状組織の編地を形成する。しかし、図2の如く並列された鎖編目列のウエール方向、複数編目列にコース方向に別の挿入糸4を挿入し、メッシュ状とすることが最も簡単である。
本考案ワイピングクロスは以上のようにメッシュ状組織をもって構成されるものであるが、更にもう1つの重要な特徴として該編地を形成する糸、即ち、鎖編目形成糸3´と挿入糸4の糸使いが挙げられる。即ち、本考案ではこれらの糸として特にナイロンとポリエステルの各単糸繊度0.5デニール以下、好ましくは0.3デニール以下の極細繊維フィラメントの複合集束糸が用いられる。この場合、ナイロンとポリエステルの各繊維フィラメントの混成度合いはナイロン25%,ポリエステル75%が好適であるが、勿論、これに限定されるものではない。
なお、この複合集束糸による編地形成にあたっては、ナイロンとポリエステル両ポリマーを接合して複合紡糸した分割型複合繊維糸を用いて編地を編成し、染色加工等の後加工時において前記分割型複合繊維糸を多数条の極細ナイロン,ポリエステル各フィラメントに分割することによって形成される。このとき分割された各フィラメント間はばらけた状態となって太さを保持し、拭き取り性を高める。
分割型複合繊維糸としては、ナイロン,ポリエステルの各ポリマーを溶融紡糸時に用いる口金形状により剥離し、分離し易い断面形状に複合紡糸することによって得られ、紡糸後、該複合糸は染色加工等の後加工時の液流等により分割して各極細繊維フィラメントとなる。
本考案において前述したワイピングクロス編地を作成するには、例えばナイロン25%,ポリエステル75%よりなり、12分割可能に複合紡糸された160デニール/64フィラメントの分割型複合糸を2本引揃えて編地を編成し、その後、染色加工等を行って分割することにより当初の複合糸は単糸繊度0.2〜0.3デニールの極細フィラメントに分繊され、本考案に係る極細繊維使いの編地に形成される。
なお、上記染色加工等において液流にさらされ分割された極細繊維フィラメントは挿入糸側は極細繊維に分繊されて稍、膨らみ状態を呈するに至るが、鎖編目列は鎖編を形成している関係上、特に膨れることなく、挿入糸を抑止した状態を保持して鎖編目を顕出させる。以上のようにして本考案ワイピングクロスが形成され、柔らかみをもち、拭き取り性に効果的な編地を得ることができる。
本考案に係るワイピングクロスの1例を示す外観図である。 本考案ワイピングクロス編地の一部拡大組織図である。 本考案ワイピングクロス編地の別の実施例に係る挿入糸挿入態様を示す図である。 上記図3にもとづく挿入糸の挿入組織図である。 上記図3,図4により得られる編地の一部拡大図である。
符号の説明
1:ワイピングクロス本体
2:周縁かがりつけ部
3:鎖編目列
3´:鎖編目形成糸
4:挿入糸

Claims (2)

  1. ウエール方向に所要の間隔をおいて並列編成された鎖編目列と、該鎖編目列のウエール方向、所要の間隔毎にコース方向に挿入された挿入糸によりメッシュ状に編成された編地であって、該編地の上記鎖編目編成糸及び挿入糸がナイロンとポリエステルの単糸繊度0.5デニール以下の極細繊維フィラメントの複合集束糸よりなることを特徴とするメッシュ状ワイピングクロス。
  2. ナイロンとポリエステルの極細繊維フィラメントの複合集束糸がナイロン25%とポリエステル75%の複合である請求項1記載のメッシュ状ワイピングクロス。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101488621B1 (ko) * 2013-11-25 2015-02-04 김경만 감촉이 우수한 니트 직물의 조직구조
JP2018082815A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 株式会社サンコー 洗浄具

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