JP3145499B2 - 粘性流体排出用弾性充填物挿入装置 - Google Patents

粘性流体排出用弾性充填物挿入装置

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博 木坂
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンクリート、ヘドロ、
土砂等の粘性流体を圧送するピストンポンプ等の圧送装
置の内部および圧送管内に残留した粘性流体排出用弾性
充填物挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粘性流体圧送の代表的な機械であるコン
クリートポンプで説明すると従来のピストン式コンクリ
ートポンプではホッパーから水を入れて管内コンクリー
トを排出する排出用弾性充填物(スポンジ)が挿入でき
ず弾性充填物は圧送管の途中を取り外し直接手で挿入し
ている。
【0003】即ち従来のピストン式コンクリートポンプ
では図6に示すように圧送管の途中の曲り管18を取り
外し圧送管13に弾性充填物1を挿入し、高圧水(又は
空気圧)供給装置19より送られてくる高圧水(又は空
気)を供給ホース20を経由して供給し管内の残留コン
クリート16を排出しているがコンクリート圧送装置の
内部に残留しているコンクリートは排出ができない。
【0004】そしてコンクリート圧送装置の内部の残留
コンクリートを排出する方法として、図5に示すように
ホッパー3の下部ゲートハウジング22の吸入工程側シ
リンダー10に一定量のコンクリート24を吸込ませた
後でシリンダー10の吸入口に弾性充填物1を押し込
み、コンクリートポンプを動かすとピストン14が上死
点に達した時揺動バルブ12が図示右側に切換わる。こ
の状態でホッパーに水を入れながら運転を継続すると右
側のコンクリートピストンは吐出工程となりコンクリー
ト24、弾性充填物1の順に揺動パイプ12の中に押し
出す。一方、左側のコンクリートピストン14′は吸込
工程となり、ホッパー3に入れた水を吸込みながら上死
点に達すると揺動バルブ12の中に弾性充填物1を入れ
たまま揺動バルブは左側に切換る。
【0005】今度は右側が吸込工程となりホッパーの中
の水を吸込む一方で、左側のピストンは吐出工程となり
ホッパーから吸込んだ水が揺動パイプの中の弾性充填物
を圧送管13側に押し出し管内の残留コンクリート16
を圧送管17より押し出す。このようにコンクリートポ
ンプで生コンクリートを圧送すると同じ原理でホッパー
3から水を吸込み、圧力水を次々に揺動バルブ12に送
り出すことにより揺動バルブに入れた弾性充填物の働き
でコンクリート圧送装置内部を含めた残留コンクリート
を排出する方法が提案されている。(特願平3−257
842号公報参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した後者の方法で
は上述した前者の圧送管の途中を分解して残留粘性流体
を排出する方法に比べコンクリート圧送装置内部の残留
粘性流体の大部分を排出できるが次の通り課題が残され
ている。 1)ホッパーの外からゲートハウジング22の吸入工程
側シリンダー10の位置が離れているため弾性充填物を
圧縮して挿入するのが困難である。 2)シリンダーに挿入された弾性充填物をピストン14
により揺動バルブ12内に押し込む際ピストン14と弾
性充填物1の間に介在物がないとピストン14に押され
た弾性充填物1が揺動バルブ12の切換りの際切断され
る。 3)弾性充填物1を確実に揺動バルブ12内に押し出す
にはコンクリートピストン14と弾性充填物1の間に粘
性流体物を介在させることが必要となるが、この介在さ
せた粘性流体物がコンクリート圧送装置内部に残留し、
これを排出する手間が生ずる。
【0007】本発明は、かかる課題に対処するため開発
されたものであって弾性充填物の挿入を容易にすること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明すると本発明は弾性充填物の一部分を圧縮した
状態で挿入できる筒体と、該筒体に挿入されない側の弾
性充填物の一端と、筒体に挿入された側の弾性充填物の
他端の両方に流体を導入できる複数の導管と、前記筒体
を保持する把手とを具え、前記筒体を介してホッパーの
外から流体と弾性充填物をシリンダー内へ封入するよう
にしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】そして本発明は上記の手段により筒体の中に挿
入されない側の弾性充填物の一端を筒体と一体化された
把手を押し付けることによりホッパーに通じたコンクリ
ートシリンダーの中にホッパーの外から封入でき、シリ
ンダー内に任意量の水を充填するとき水はコンクリート
シリンダーの中で圧縮された弾性充填物の作用によりコ
ンクリートシリンダーの中に保持できる。(ホッパーへ
の流出を防ぐ)次に揺動バルブを切換え、コンクリート
シリンダーがコンクリート吐出管と連通した状態でコン
クリートピストンを押し出すことによりコンクリートピ
ストンと弾性充填物の間に充填された水が弾性充填物を
押し揺動バルブの中に弾性充填物を送り出す。
【0010】以下ホッパーの中に水を入れながらコンク
リートポンプの運転を行うと生コンクリートを圧送する
と同じ原理でホッパーから水を吸入し、吐出工程で吐出
管側へ水を送り出し揺動バルブの中の弾性充填物を吐出
側の排出口まで移動させ吐出管に残されたコンクリート
を押し出し排出する。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1及び図2により説明す
ると、1は弾性充填物、2は弾性充填物1の一部を圧縮
状態で挿入した筒体を示し、該筒体2に、ホッパー3の
外から操作できるように把手4を設け、該把手4の内側
に水ポンプ5、切換バルブ6を経て水を導入するための
複数の導管7、8を設け、一方の管7は弾性充填物の一
部に凹み9ができるように弾性充填物1の前端迄延長し
他方の管8は筒体2中に導通させて工具11を構成させ
た。
【0012】かくてコンクリート打設が終了するとホッ
パーの中のコンクリートを殆ど零となるまでコンクリー
トシリンダー10の中に吸い込ませ揺動バルブ12に送
り出した状態であらかじめ弾性充填物1の一端を筒体2
の中に挿入した工具11を使用して筒体2に挿入されて
いない側の弾性充填物の他端をコンクリートシリンダー
10に押し込む。
【0013】弾性充填物1はコンクリートシリンダー1
0の中に圧縮された状態で挿入され図2の如く管7の上
部に凹み9が生ずる。この状態で水ポンプ5、切換バル
ブ6、管7を経て水をコンクリートシリンダー10の中
に流入させることができる。凹み9は液体をコンクリー
トシリンダー10の中に流入させることができる。凹み
9は液体をコンクリートシリンダー10内に流入させる
時エヤー抜の役目をする。
【0014】次に水ポンプ5、切換バルブ6、管8を経
て筒体2の内部に水を流入させると充填物に水圧が作用
し、充填物は筒体2から押し出され図3に示す如くコン
クリートシリンダ10の中に充填される。そして工具1
1をホッパー外に引き抜く。次に揺動バルブ12を切り
替えると図4の通りコンクリートシリンダー10は揺動
バルブ12を経て吐出管13に連通される。この状態で
ホッパー3の中に水を入れながらコンクリートポンプを
運転すると生コンクリートを圧送すると同じ原理で一方
のコンクリートシリンダー10′はホッパー3の水を吸
入しながら他方のコンクリートシリンダー10はピスト
ン14がピストン14と弾性充填物1の間に充填させた
水15を押し、この水15が弾性充填物1をコンクリー
トシリンダー10から揺動バルブ12に押し出す。吐出
管側のコンクリート16は弾性充填物1に押され先端の
排出口17から排出される。左右2本のコンクリートピ
ストン14、14′の往復動と揺動バルブ12の交互切
換のポンプ作用を繰り返すことによりホッパー3の中の
水は次々に弾性充填物を吐出管13側へ送り出し弾性充
填物を先端排出口17へ移動させながら吐出管内の残っ
たコンクリートを先端排出口17から排出させることが
できる。
【0015】
【発明の効果】このように本発明によるときは弾性充填
物の一部分を圧縮した状態で挿入できる筒体と、該筒体
に挿入されない側の弾性充填物の一端と、筒体に挿入さ
れた側の弾性充填物の他端の両方に流体を導入できる複
数の導管と、前記筒体を保持する把手とを具え、前記筒
体を介してホッパーの外から流体と弾性充填物をシリン
ダー内へ封入するようにしたものであるからホッパーの
外からスポンジを容易にコンクリートシリンダー吸入口
に挿入できると共にコンクリートシリンダー内のコンク
リートピストンとスポンジの間に外部から水を入れるこ
とができる。この水はスポンジがコンクリートシリンダ
ーの吸入口を塞いでいるためコンクリートシリンダー内
に保持されホッパーの中に流出しない。
【0016】コンクリートピストンとスポンジの間に水
を入れることによって次の如く大きな効果が生ずる。 1)コンクリートピストンとスポンジの間に入った水1
5が揺動バルブ12内へ確実に移送し揺動バルブが切換
る際にスポンジを切断しない。 2)ホッパー3、コンクリートシリンダー10,1
0′、揺動バルブ12、圧送管13の中の残留コンクリ
ートをスポンジによって全て先端排出口から排出でき弾
性充填物とピストンの間に粘性流体物を介在させず水を
入れるのみであるためコンクリート圧送装置内部で残留
するのは水が殆どであり廃棄処分が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】弾性充填物押出状態の説明図である。
【図4】粘性流体排出状態の説明図である。
【図5】従来の圧送装置内部の排出状態の説明図であ
る。
【図6】従来の圧送管内部の排出状態の説明図である。
【符号の説明】
1 弾性充填物 2 筒体 3 ホッパー 4 把手 7 導管 8 導管 10 シリンダー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性充填物の一部分を圧縮した状態で挿
    入できる筒体と、該筒体に挿入されない側の弾性充填物
    の一端と、筒体に挿入された側の弾性充填物の他端の両
    方に流体を導入できる複数の導管と、前記筒体を保持す
    る把手とを具え、前記筒体を介してホッパーの外から流
    体と弾性充填物をシリンダー内へ封入するようにしたこ
    とを特徴とする粘性流体排出用弾性充填物挿入装置。
JP23592592A 1992-09-03 1992-09-03 粘性流体排出用弾性充填物挿入装置 Expired - Fee Related JP3145499B2 (ja)

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