JP3145356U - Rfidラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】一度貼付した後に剥離して不正使用することを禁止するRFIDラベルを簡単かつ低コストで製造できるようにすること。
【解決手段】RFIDラベル10は、基材11の裏面全体に剥離層12が設けられ、剥離層12の上に実装したアンテナ13とICチップ14が粘着層15で被覆されている。このRFIDラベル10を物品30に貼付した後に剥がし取ろうとすると、基材11が剥離層12とともに剥がれてしまい、物品30に残された粘着層15を無理に剥がそうとすると、通信機能部が破壊されて再利用することができなくなる。
【選択図】図3

Description

本考案は、被着体に貼付して電磁誘導や電波によるデータ通信を行なうRFIDラベルであって、貼付した被着体から剥離して再利用することを禁止し、データの不正取得や改ざん、あるいはラベルの貼り替えなどの不正行為を防止することができるRFIDラベルに関する。
従来、上記のような不正防止機能を備えたRFIDラベルとして、下記の特許文献1に開示されたラベル状の非接触データキャリアが知られている。このデータキャリアは、基材上に金属薄膜からなるアンテナと金属薄膜上に実装したICチップが粘着剤層によって被覆され、基材と金属薄膜の間に部分的に金属薄膜を破壊し易くする易破壊処理が施されたものである。そして、物品に貼付されたデータキャリアを剥がすと、易破壊処理された部分のアンテナが切断されて壊れるので、再度貼付してデータ通信を行なっても通信不良が起こり、再利用することができないようになっている。
ところが、このデータキャリアを製造するには、基材上に金属薄膜のアンテナを形成する前にあらかじめ基材と金属薄膜の間に易破壊処理を施さなければならない。すなわち、易破壊処理として、例えば基材に接着剤を塗布しない部分(接着剤非塗布部)を設ける加工や、基材にシリコーンやフッ素樹脂等の剥離剤を塗布した部分(剥離剤塗布部)を設ける加工が必要になる。また、この加工時には、アンテナの形成位置と易破壊処理(接着剤非塗布部または剥離剤塗布部)の位置とを合わせる位置決めを正確に行う必要がある。このため、製造が困難で製造コストが高くなるという問題があった。
特開2000−105806号公報
本考案は以上のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、一度貼付した後に剥離して不正使用することを禁止するRFIDラベルを簡単かつ低コストで製造できるようにすることにある。
上記の目的を達成するため、本考案のRFIDラベルは、基材の裏面全体に剥離層が設けられており、この剥離層の上に、導電性薄膜からなるアンテナとアンテナに接続されたICチップが粘着層で被覆されていることを特徴とする。
剥離層は、アンテナ及びICチップからなる通信機能部と基材とを分離し易くするためのものであり、剥離剤を基材の裏面に全面塗布して乾燥させることによって形成することができる。剥離層を構成する剥離剤としては、例えば紫外線硬化型ニスや油性ニスにシリコーン系成分を含有した剥離OPニスを使用することが可能である。
また、本考案のRFIDラベルは、基材の裏面全体に剥離可能な疑似接着層が設けられており、この疑似接着層の上に、導電性薄膜からなるアンテナとアンテナに接続されたICチップが粘着層で被覆されていることを特徴とする。
疑似接着層もまた、アンテナ及びICチップからなる通信部と基材とを分離し易くするためのものであり、剥離可能に圧着された2層の樹脂フィルムを基材の裏面に接着することにより形成することができる。樹脂フィルムの材料としては、例えばポリエチレン(PE)フィルムやポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどの合成樹脂フィルムを使用することが可能である。
本考案のRFIDラベルは、基材の裏面全体に剥離層や疑似接着層が設けられているので、被着体に貼付した後に剥がそうとすると、基材が剥離層または疑似接着層の境界面を介して剥がし取られる。この時点ではアンテナとICチップは粘着層によって被着体に保持されているので、その通信機能は破壊されていないが、被着体には粘着層が残っているため、導電性薄膜からなるアンテナを破壊せずに被着体から剥がし取ることは実際には不可能になる。
以上の構成から明らかなように、本考案のRFIDラベルによれば、貼付した被着体から剥離して再利用することができないので、データの不正取得や改ざん、あるいはラベルの貼り替えなどの不正行為を防止することができる。また、その製造方法についても、基材の裏面全体に剥離層や疑似接着層を設けるだけで良く、従来のようなアンテナの位置と接着剤や剥離剤の塗布位置とを合わせる位置決め加工が不要になるので、簡単かつ低コストで製造することができる。
以下、本考案の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1は第1実施形態のRFIDラベルの外観を示す平面図、図2は同ラベルの積層構造を示す断面図、図3は同ラベルの使用時の状態を示す断面図である。
図1に示すように、本実施形態のRFIDラベル10は、基材11の裏面全体に剥離層12(図2を参照)が設けられており、この剥離層12の上に実装されたアンテナ13とICチップ14からなる通信機能部が粘着層15で被覆された構造になっている。
基材11は、適度な可撓性や強度を有する絶縁性の材料を所要形状に成形したものである。基材11の材料としては、例えば上質紙、コート紙、合成紙などの紙類や、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、硬質PVCなどの合成樹脂シートを使用することができる。
剥離層12は、通信機能部と基材11とを分離するために、基材11の裏面に剥離剤を全面塗布して乾燥させたものである。剥離層12を構成する剥離剤としては、例えば紫外線硬化型ニスや油性ニスにシリコーン系成分を含有した剥離OPニスを使用することができる。
アンテナ13は、ICチップ14を起動する電力を発生させ、リーダライタのアンテナから信号を受信するためのものであり、剥離層12の上に積層された所定パターン形状の導電性薄膜により形成されている。その形成方法としては、剥離層12に例えば銀ペースト、黒鉛、カーボンなどを含有した導電性インキをスクリーン印刷、インキジェット印刷あるいは凹版印刷によってアンテナ部分を印刷する方法を採用することができる。また、剥離層12に銅箔やアルミ箔を蒸着させ、エッチング加工によってアンテナ部分のみを残す方法を採用しても良い。アンテナ13の形状についてはリーダライタとRFIDラベル10との間のデータ伝送方式に適した形状が選択される。本実施形態では電磁誘導方式を採用したので方形ループ状のコイルアンテナにしてあるが、ループの形状は方形に限らず円形や楕円形であっても良く、またマイクロ波方式を採用した場合には直線状のダイポールアンテナにすれば良い。
ICチップ14は、リーダライタとの間で各種データの通信を行なうための電子部品であり、CPU、ROM、RAM、EEPROMを内蔵し、その端子が導電性接着剤によってアンテナ13に電気的に接続されている。CPUはリーダライタのアンテナから受信した信号を解析して処理を実行し、その実行結果をリーダライタへ送信する。ROMはCPUの実行プログラムを格納した読み出し専用メモリ、RAMはデータを一時的に記憶する作業用メモリ、EEPROMは通信した各種データを書き換え可能に記憶する不揮発性メモリである。
粘着層15は、RFIDラベル10を被着体に貼り付けるためのものであり、アンテナ13とICチップ14を被覆するように剥離層12の上に粘着剤を塗布することにより形成されている。粘着剤の種類としては、例えばゴム系(天然ゴム、SBR、ブチルゴム)粘着剤、アクリル系(溶剤型、エマルジョン型)粘着剤、ホットメルト系粘着剤、シリコーン系粘着剤等から選ばれる各種の粘着剤を使用することができるが、特にエマルジョン型のアクリル系粘着剤のような、貼付した後で綺麗に剥がすことができない程度の強い接着力を有するものが好ましい。なお、粘着層15の貼付面を保護するため、使用時までRFIDラベル10には剥離紙20が剥離可能に仮着されている。
本実施形態のRFIDラベル10は以上のように構成されており、これを使用する際には、まずRFIDラベル10の貼付面に仮着された剥離紙20を剥がし取り、管理する物品30に貼り付ける。図3(a)に示すように、RFIDラベル10は裏面の粘着層15によって物品30に貼り付けられ、アンテナ13とICチップ14からなる通信機能部が物品30の上に保持される。これにより、図示しないリーダライタのアンテナから電波を放射するとアンテナ13の近傍に電磁界が発生し、この電磁界でアンテナ13に誘起された起電力によりリーダライタとRFIDラベル10との間で各種データの通信を行なうことができる。
一方、不正の目的で物品30からRFIDラベル10を取り外して再利用しようとしてもそれは不可能である。すなわち、物品30に貼付されたRFIDラベル10を剥がし取ろうとした場合には、図3(b)に示すように基材11だけが剥離層12とともに剥がれて分離してしまう。その理由は、剥離剤が基材11に浸透することにより基材11と剥離層12は完全に密着しているのに対し、粘着剤は剥離層12の滑性面にはじかれて浸透することがなく、剥離層12と粘着層15の密着力が弱いからである。このように、物品30からRFIDラベル10を取り外そうとすると、アンテナ13とICチップ14からなる通信機能部が物品30に貼り付いたまま残るので、RFIDラベル10を剥がして再利用することができなくなる。
また、物品30に残された粘着層15を無理に剥がそうとすると、通信機能部が破壊されるようになっている。すなわち、アンテナ13とICチップ14は粘着層15によって物品30に強固に接着されているので、図3(c)に示すように粘着層15を剥がし取ろうとした場合には、アンテナ13が部分的に切断されて壊れてしまう。したがって、物品30に一度貼付したRFIDラベル10を剥離して再利用することはできないため、データの不正取得や改ざん、あるいはこのRFIDラベル10を他の物品30に貼り替えるなどの不正行為を防止することができる。
[第2実施形態]
図4は第2実施形態のRFIDラベルの積層構造を示す断面図、図5は同ラベルの使用時の状態を示す断面図である。
図4に示すように、本実施形態のRFIDラベル10は、基材11の裏面全体に疑似接着層16(図5を参照)が設けられていることを特徴とするものである。
疑似接着層16は、通信機能部と基材11とを分離するために、剥離可能に熱圧着された上下2層の樹脂フィルム17,18で構成されており、上層の樹脂フィルム17が基材11の裏面に接着剤を全面塗布してなる接着層19によって接着されている。樹脂フィルム17,18の材料としては、例えばポリエチレン(PE)フィルムやポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどの合成樹脂フィルムを使用することができる。また、下層の樹脂フィルム18には、第1実施形態と同様にアンテナ13とICチップ14が実装されており、アンテナ13とICチップ14を被覆するように下層の樹脂フィルム18の上に粘着剤を塗布した粘着層15が設けられている。その他の構成は第1実施形態のものと同様である。
本実施形態のRFIDラベル10は以上のように構成されており、これを使用する際には、まずRFIDラベル10の貼付面に仮着された剥離紙20を剥がし取り、管理する物品30に貼り付ける。図5(a)に示すように、RFIDラベル10は裏面の粘着層15によって物品30に貼り付けられ、アンテナ13とICチップ14からなる通信機能部が物品30の上に保持される。これにより、第1実施形態と同様に、リーダライタとRFIDラベル10との間で各種データの通信を行なうことができる。
一方、不正の目的で物品30からRFIDラベル10を取り外して再利用しようとしてもそれは不可能である。すなわち、物品30に貼付されたRFIDラベル10を剥がし取ろうとした場合には、図5(b)に示すように基材11が疑似接着層16の疑似接着面を介して分離してしまう。その理由は、基材11に接着された疑似接着層16では2層の樹脂フィルム17,18が熱圧着されており、手で剥がせるように両者の境界面の密着力が弱く設定されているからである。このように、物品30からRFIDラベル10を取り外そうとすると、アンテナ13とICチップ14からなる通信機能部が物品30に貼り付いたまま残るので、RFIDラベル10を剥がして再利用することができなくなる。
また、物品30に残された樹脂フィルム18と粘着層15を剥がそうとしても、樹脂フィルム18が粘着層15によって物品30に強固に接着されているので、図5(c)に示すように簡単には剥がし取ることはできない。したがって、本実施形態においても、物品30に一度貼付したRFIDラベル10を剥離して再利用することはできないため、データの不正取得や改ざん、あるいはこのRFIDラベル10を他の物品30に貼り替えるなどの不正行為を防止することができる。
第1実施形態のRFIDラベルの外観を示す平面図。 第1実施形態のRFIDラベルの積層構造を示す断面図。 第1実施形態のRFIDラベルの使用時の状態を示す断面図。 第2実施形態のRFIDラベルの積層構造を示す外観図。 第2実施形態のRFIDラベルの使用時の状態を示す断面図。
符号の説明
10 RFIDラベル
11 基材
12 剥離層
13 アンテナ
14 ICチップ
15 粘着層
16 疑似接着層
17 樹脂フィルム
18 樹脂フィルム
19 接着層
20 剥離紙
30 物品

Claims (2)

  1. 基材の裏面全体に剥離層が設けられており、この剥離層の上に、導電性薄膜からなるアンテナとアンテナに接続されたICチップが粘着層で被覆されていることを特徴とするRFIDラベル。
  2. 基材の裏面全体に剥離可能な疑似接着層が設けられており、この疑似接着層の上に、導電性薄膜からなるアンテナとアンテナに接続されたICチップが粘着層で被覆されていることを特徴とするRFIDラベル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012030409A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Nippon Signal Co Ltd:The スクラッチカード

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