JP3144676B2 - 画像形成用制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

画像形成用制御装置及び画像形成装置

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はマルチヘッドを用いて画像を形成する画像形
成装置及び画像形成用制御装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の装置の一例として読み取った画像をデ
ジタル信号に変換し、データ処理を行った後マルチ記録
ヘツドを用いて画像を形成する装置があるが、かかる装
置では、マルチ記録ヘツドの製造プロセスによる特性ば
らつきや、マルチ記録ヘツド構成材料の特性ばらつき等
により出力画像に濃度のむらが発生するという問題がな
くはなかった。
したがって、マルチ記録ヘッドアレーの各ヘッドの出
力特性に応じたデータを記憶する記憶手段と記憶データ
に基づき、入力画像データの補正を行う手段を設け、か
かる両手段によって前述の濃度むらを防止するような装
置が提案されている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、上記従来例では、マルチ記録ヘッドア
レーの記録ヘッド(記録エレメント)に固有の出力特性
に応じて入力画像データの補正データをメモリー(RO
M)に記憶させるために、例えば長期使用時や環境条件
の変化のために記録ヘッドの出力特性が変化してしまっ
た様な場合には、このメモリー(ROM)内に記憶された
データによる補正を加えても記録ヘツド(記録エレメン
ト)の出力特性は十分に補正できず、結果として記録画
像に濃度のムラが発生してしまうという問題があった。
本発明はかかる問題を解消し、たとえ記録エレメント
の出力特性が変化したとしても容易に補正を行なえる様
にすることの出来る画像形成装置を提供することを目的
とする。
<課題を解決する手段> 上述の目的を達成するために本発明の画像形成装置
は、画像形成用マルチヘッドを構成する複数の記録エレ
メントの各記録状態がばらつかないように記録条件を補
正する補正手段(例えば実施例の第8図の262)、 前記補正手段の補正状態を表示する表示手段(同じく第
10図、第14図に示される表示部) 前記補正手段の補正状態を変更する入力手段(同じく
第10図、第14図に示される各キー)、 変更後の補正状態を記憶する記憶手段(同じく第8図
のバックアップRAM272)、 前記記憶手段によって記憶された補正状態に応じて前
記マルチヘッドに一定の記録濃度の記録パターンの記録
を行わせる手段(同じくコピースタートキー312)、 前記記憶手段によって記憶される補正状態を確定させ
る確定手段(同じく登録キー315)とを有することを特
徴とする。
また、本発明の画像形成用制御装置は画像形成用マル
チヘッドを構成する複数の記録エレメントの各記録状態
がばらつかないように記録条件を補正する補正手段、 前記補正手段の補正状態を表示させる表示制御手段、 前記補正手段の補正状態を変更する入力手段、 変更後の補正状態を記憶手段に記憶させる記憶制御手
段、 前記記憶手段によって記憶された補正状態に応じて前
記マルチヘッドに一定の記録濃度の記録パターンの記録
を行わせる手段、 前記記憶手段によって記憶される補正状態を確定させ
る確定手段とを有することを特徴とする。
〔実施例〕
以下、実施例をもとに本発明の詳細な説明を行う。以
下の実施例においてはインクジエツト記録方法を用いた
画像形成装置が説明される。かかるインクジエツト記録
においてはマルチヘツドの記録エレメントの1例として
インクを吐出するノズルを複数設けたマルチノズルを有
するヘツドが説明される。
(外形説明) 第1図は、本発明を適用したデジタル・カラー複写機
の断面図を示している。
全体は2つの部分に分けることができる。
第1図の上部は原稿像を読み取りデジタル・カラー画
像データを出力するカラー・イメージ・スキヤナ部1
(以下、スキヤナ部1と略す)と、スキヤナ部1に内蔵
され、デジタル・カラー画像データの各種の画像処理を
行うとともに、外部装置とのインターフエース等の処理
機能を有するコントローラ部2より構成される。
スキヤナ部1は、原稿押え11の下に下向きに置かれた
立体物、シート原稿を読み取る他、大判サイズのシート
原稿を読み取るための機構も内蔵している。
また、操作部10はコントロール部2に接続されてお
り、複写機としての各種の情報を入力するためのもので
ある。コントローラ部2は、入力された情報に応じてス
キヤナ部1、プリンタ部3の動作に関する指示を行う。
さらに、複雑な編集処理を行う必要のある場合には原稿
押え11に替えてデジタイザ等を取り付け、これをコント
ローラ部2に接続することにより高度な処理が可能にな
る。
第1図の下部は、コントローラ部2より出力されたカ
ラー・デジタル画像信号を記録紙に記録するためのプリ
ンタ部3である。本実施例においてプリンタ部3は特開
昭54−59936号公報記載のインク・ジエツト方式の記録
ヘツドを使用したフル・カラーのインク・ジエツト・プ
リンタである。
上記説明の2つの部分は分離可能であり、接続ケーブ
ルを延長することによって離れた場所に設置することも
可能になっている。
(プリンタ部) まず、露光ランプ14、レンズ15、フル・カラーでライ
ン・イメージの読み取りが可能なイメージ・センサ16
(本実施例ではCCD)によって、原稿台ガラス17上に置
かれた原稿像、シート送り機構12によるシート原稿像を
読み取る。次に、各種の画像処理をスキャナ部1とコン
トローラ部2で行い、プリンタ部3で記録紙に記録す
る。
第1図において、記録紙は小型定型サイズ(本実施例
ではA4〜A3サイズまで)のカット紙を収納する給紙カセ
ット20と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サイズま
で)の記録を行うためのロール紙29より供給される。
また、給紙は第1図の手差し口22より1枚ずつ記録紙
を給紙部カバー21に沿って入れることにより、装置外部
よりの給紙=手差し給紙も可能にしている。
ピツク・アツプ・ローラ24は、給紙カセツト20よりカ
ツト紙を1枚ずつ給紙するためのローラであり、給紙さ
れたカツト紙はカツト紙送りローラ25により給紙第1ロ
ーラ26まで搬送される。
ロール紙29はロール紙給紙ローラ30により送り出さ
れ、カツタ31により定型長にカツトされ、給紙第1ロー
ラ26まで搬送される。
同様に、手差し口22より挿入された記録紙は、手差し
ローラ32によって給紙第1ローラ26まで搬送される。
ピツク・アツプ・ローラ24、カツト紙送りローラ25、
ロール紙給紙ローラ30、給紙第1ローラ26、手差しロー
ラ32は不図示の給紙モータ(本実施例では、DCサーボ・
モータを使用している)により駆動され、各々のローラ
に付帯した電磁クラツチにより随時オン・オフ制御が行
えるようになっている。
プリント動作がコントローラ部2よりの指示により開
始されると、上述の給紙経路のいずれかより選択給紙さ
れた記録紙を給紙第1ローラ26まで搬送する。記録紙の
斜行を取り除くため、所定量の紙ループをつくった後に
給紙第1ローラ26をオンして給紙第2ローラ27に記録紙
を搬送する。
記録ヘツド37によるプリントの際には、記録ヘツド37
等が装着される走査キヤリツジ34がキヤリツジ・レール
36上を走査モータ35により往復の走査を行う。そして、
往路の走査では記録紙上に画像をプリントし、復路の走
査では紙送りローラ28により記録紙を所定量だけ送る動
作を行う。
プリントされた記録紙は、排紙取トレイ23に排出され
プリント動作を完了する。
次に、第2図を使用して走査キヤリツジ34まわりの詳
細な説明を行う。
紙送りモータ40は記録紙を間欠送りするための駆動源
であり、紙送りローラ28、給紙第2ローラ・クラツチ43
を介して給紙第2ローラ27を駆動する。
走査モータ35は走査キヤリツジ34を走査ベルト42を介
して矢印のA、Bの方向に走査させるための駆動源であ
る。本実施例では正確な紙送り制御が必要なことから紙
送りモータ40、走査モータ35にパルス・モータを使用し
ている。
記録紙が給紙第2ローラ27に到達すると、給紙第2ロ
ーラ・クラツチ43、紙送りモータ40をオンし、記録紙を
紙送りローラ28までプラテン39上を搬送する。
記録紙はプラテン39上に設けられた紙検知センサ44に
よって検知され、センサ情報は位置制御、ジヤム制御等
に利用される。
記録紙が紙送りローラ28に到達すると、給紙第2ロー
ラ・クラツチ43、紙送りモータ40をオフし、プラテン39
の内側から不図示の吸引モータにより吸引動作を行い、
記録紙をプラテン39上に密着させる。
記録紙への画像記録動作に先立って、ホーム・ポジシ
ョン・センサ41の位置に走査キヤリツジ34を移動し、次
に、矢印Aの方向に往路走査を行い、所定の位置よりシ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラツクのインクを記録ヘ
ツド37より吐出し画像記録を行う。所定の長さ分の画像
記録を終えたら走査キヤリツジ34を停止し、逆に、矢印
Bの方向に復路走査を開始し、ホーム・ポジション・セ
ンサ41の位置まで走査キヤリツジ34を戻す。復路走査の
間、記録ヘツド37で記録した長さ分の紙送りを紙送りモ
ータ40にり紙送りローラ28を駆動することにより矢印C
の方向に行う。
本実施例では、記録ヘツド37は熱により気泡を形成し
てその圧力でインク滴を吐出する形式のインク・ジエツ
ト・ノズルであり、256本のノズルが各々にアセンブリ
されたものを4本使用している。
走査キヤリツジ34がホーム・ポジシヨン・センサ41で
検知されるホーム・ポジシヨンに停止すると、記録ヘツ
ド37の回復動作を行う。これは安定した記録動作を行う
ための処理であり、記録ヘツド37のノズル内に残留して
いるインクの粘度変化等から生じる吐出開始時のムラを
防止するために、給紙時間、装置内温度、吐出時間等の
あらかじめプログラムされた条件により、記録ヘツド37
への加圧動作、インクの空吐出動作等を行う処理であ
る。
以上説明の動作を繰り返すことにより記録紙上全面に
画像記録が行われる。
(スキヤナ部) 次に、第3図、第4図を使用してスキヤナ部1の動作
説明を行う。
第3図は、スキヤナ部1内部のメカ機構を説明するた
めの図である。
CCDユニツト18はCCD16、レンズ15等より構成されるユ
ニツトであり、レール54上に固定された主走査モータ5
0、プーリ51、プーリ52、ワイヤ53よりなる主走査方向
の駆動系によりレール54上を移動し、原稿台ガラス17上
の像の主走査方向の読み取りを行う。遮光板55、ホーム
・ポジシヨン・センサ56は図の補正エリア68にある主走
査のホーム・ポジシヨンにCCDユニツト18を移動する際
の位置制御に使用される。
レール54は、レール65,69上に載っており、副走査モ
ータ60、プーリ67・68・71・76、軸72・73、ワイヤ66・
70よりなる副走査方向の駆動系により移動される。遮光
板57、ホーム・ポジシヨン・センサ58・59は、原稿台ガ
ラス17に置かれた本等の原稿を読み取るブツク・モード
時、シート読み取りを行うシート・モード時のそれぞれ
の副走査のホーム・ポジシヨンにレール54を移動する際
の位置制御に使用される。
この機構は、原稿台ガラス17上にあり、下向きに置か
れたシート原稿を不図示のシート送りローラで所定量ず
つ送るための機構である。
第4図は、ブツク・モード、シート・モード時の読み
取り動作の説明図である。
ブツク・モード時には、第8図の補正エリア68の中に
ある図示のブツク・モード・ホーム・ポジシヨン(ブツ
ク・モードHP)にCCDユニツト18を移動し、ここから原
稿台ガラス17に置かれた原稿全面の読み取り動作を開始
する。
原稿の走査に先立って補正エリア68で、シエーデイン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理に必要なデー
タ設定を行う。その後、図示の矢印の方向に主走査モー
タ50により主走査方向の走査を開始する。で示したエ
リアの読み取り動作が終了したら、主走査モータ50を逆
転させるとともに、副走査モータ60を駆動し、のエリ
アの補正エリア68に副走査方向の移動を行う。続いて、
のエリアの主走査と同様に、必要に応じてシエーデイ
ング補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行い、
のエリアの読み取り動作を行う。
以上の走査を繰り返す事により〜のエリア全面の
読み取り動作を行い、のエリアの読み取り動作を終え
た後、再びCCDユニツト18をブツク・モード・ホーム・
ポジシヨンに戻す。
本実施例において原稿台ガラス17は最大A2サイズの原
稿が読み取れるために、実際には、もっと多くの回数の
走査を行わねばならないが、本説明では動作を理解しや
すくするために簡略化している。
シート・モード時には、CCDユニツト18を図示のシー
ト・モード・ホーム・ポジシヨン(シート・モードHP)
に移動し、のエリアをシート原稿をシート送りモータ
61を間欠動作させながら繰り返し読み取り、シート原稿
全面を読み取る。
原稿の走査に先立って補正エリア68で、シエーデイン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行い、その
後、図示の矢印の方向に主走査モータ50により主走査方
向の走査を開始する。のエリアの往路の読み取り動作
が終了したら主走査モータ50を逆転させ、この復路の走
査の間にシート送りモータ61を駆動し、シート原稿を所
定量だけ副走査方向に移動する。引き続いて同様の動作
を繰り返し、シート原稿全面を読み取る。
以上、説明した読み取り動作が等倍の読み取り動作で
あるとすると、CCDユニツト18で読み取れるエリアは第
4図に示すように実際は広いエリアである。これは、本
実施例のデジタル・カラー複写機が拡大、縮小の変倍機
能を内蔵しているためである。即ち、上記説明の如く記
録ヘツド37で記録出来る領域が1回に256ビツトと固定
されているために、例えば、50%の縮小動作を行う場
合、最低、2倍の512ビツトの領域の画像情報が必要と
なるためである。従って、スキヤナ部1は1回の主走査
読み取りで任意の画像領域の画像情報を読み取り出力す
る機能を内蔵している。
(全体の機能ブロツク説明) 次に、第5図を使用して本実施例のデジタル・カラー
複写機の機能ブロツクの説明を行う。
制御部102,111,121は、それぞれスキヤナ部1、コン
トローラ部2、プリンタ部3の制御を行う制御回路であ
り、マイクロ・コンピユータ、プログラムROM、データ
・メモリ、通信回路等より構成される。制御部102〜111
間と制御部111〜121間は通信回線により接続されてお
り、制御部111の指示により制御部102,121が動作を行
う、所謂、マスター・スレーブの制御形態を採用してい
る。
制御部111は、カラー複写機として動作する場合に
は、操作部10、デジタイザ114よりの入力指示に従い制
御動作を行う。
デジタイザ114は、トリミング、マスキング処理等に
必要な位置情報を入力するためのもので、複雑な編集処
理が必要な場合にオプシヨンとして接続される。
制御部102は、上記説明のスキヤナ部1のメカの駆動
制御を行うメカ駆動部105の制御、反射原稿読み取り時
のランプの露光制御を行う露光制御部103の制御を行
う。また、制御部102は、画像に関する各種の処理を行
うアナログ信号処理部100、入力画像処理部101の制御も
行う。
制御部121は、上記説明のプリンタ部3のメカの駆動
制御を行うメカ駆動部122と、プリンタ部3のメカ動作
の時間バラツキの吸収と記録ヘツド117〜120の機構上の
並びによる遅延補正を行う同期遅延メモリ115の制御を
行う。
次に、第5図の画像処理ブロツクを画像の流れに沿っ
て詳細に説明する。
CCD16上に結像された画像は、CCD16によりアナログ電
気信号に変換される。変換された画像情報は、赤→緑→
青のようにシリアルに処理されアナログ信号処理部100
に入力される。アナログ信号処理部100では、赤、緑、
青の各色毎にサンプル&ホールド、ダーク・レベルの補
正、ダイナミツク・レンジの制御等をした後にアナログ
・デジタル変換(A/D変換)をし、シリアル多値(本実
施例では、各色8ビツト長)のデジタル画像信号に変換
して入力画像処理部101に出力する。
入力画像処理部101では、CCD補正、γ補正等の読み取
り系で必要な補正処理を同様にシリアル多値のデジタル
画像信号のまま行う。
画像処理部107は、スムージング処理、エツジ強調、
黒抽出、記録ヘツド117〜120で使用する記録インクの色
補正のためのマスキング処理等を行う回路である。シリ
アル多値のデジタル画像信号出力は、2値化処理部10
8、周期遅延メモリ115に、それぞれ入力される。
2値化処理部108は、シリアル多値のデジタル画像信
号を2値化するための回路であり、固定スライス・レベ
ルによる単純2値、デイザ法による疑似中間調処理等を
選択することが出来る。ここで、シリアル多値のデジタ
ル画像信号は4色の2値パラレル画像信号に変換され
る。
プリンタ部3の同期遅延メモリ115は、プリンタ部3
のメカ動作の時間バラツキの吸収と記録ヘツド117〜120
の機構上の並びによる遅延補正を行うための回路であ
り、内部では記録ヘツド117〜120の駆動に必要なタイミ
ングの生成も行う。
ヘツド・ドライバ116は、記録ヘツド117〜120を駆動
するためのアナログ駆動回路であり、記録ヘツド117〜1
20を直接駆動出来る信号を内部で生成する。
記録ヘツド117〜120は、それぞれ、シアン、マゼン
タ、イエロー、ブラツクのインクを吐出し、記録紙上に
画像を記録する。
第6図は、第5図で説明した回路ブロツク間の画像の
タイミングの説明図である。
信号BVEは、第4図で説明した主走査読み取り動作の
1スキヤン毎の画像有効区間を示す信号である。信号BV
Eを複数回出力する事によって全画面の画像出力が行わ
れる。
信号VEは、CCD16で読み取った1ライン毎の画像の有
効区間を示す信号である。信号BVEが有効時の信号VEの
みが有効となる。
信号VCKは、画像データVDの送り出しクロツク信号で
ある。信号BVE、信号VEも、この信号VCKに同期して変化
する。
信号HSは、信号VEが1ライン出力する間、不連続に有
効、無効区間を繰り返す場合に使用する信号であり、信
号VEが1ライン出力する間連続して有効である場合には
不要の信号である。1ラインの画像出力の開始を示す信
号である。
次に、画像処理部での大まかな信号処理を第7図を用
い説明を行う。
第7図に於いて、画像処理部107にシリアルに入力さ
れる画像データ(以後、入力画像データ)はシリアルパ
ラレル変換部201に送られ、Y(イエロー)、M(マゼ
ンタ)、C(シアン)のパラレル信号に変換した後、マ
スキング部202及びセレクタ203に送られる。
マスキング部202では、出力インクの色のにごりを補
正する為の回路で、次式の様な演算を行っている。
これら9つの係数は制御部200からのマスキング制御
信号により決定されるマスキング部202でインクのにご
りを補正した後、シリアル信号としてセレクタ部203及
びUCR部205に入力される。
セレクタ203には、入力画像データ及びマスキング部2
02より出力される画像データが入力される。
セレクタ203では、通常制御部200より送られるセレク
タ制御信号1により入力画像データを選択している。入
力系での色補正が充分に行われていない場合は、制御信
号1によりマスキング部202出力の画像データが選択さ
れ出力される。セレクタ203より出力されるシリアル画
像データは、黒抽出部204に入力される。一画素におけ
るY,M,Cの最小値を黒データとする為、黒抽出部204では
Y,M,Cの最小値を検出している。検出された黒データ
は、UCR部205に入力される。
UCR部205ではY,M,Cの各信号より抽出した黒データ分
をさし引いている。又、黒データに関しては、単に係数
をかけている。UCR部205に入力された黒データはマスキ
ング部202より送られる画像データとの時間のズレを補
正した後、次式の演算が行われる。
Y′=Y−a1Bk M′=M−a2Bk C′=C−a3Bk Bk′=a4Bk ここで、Y,M,C,Bkは抽出部入力データを示し、Y′,
M′,C′,Bk′は抽出部出力データを示す。そして、係数
(a1,a2,a3,a4)は制御部200より送られるUCR制御信号
により決定される。
そして、UCR部205より出力されたデータは、次にγ,
オフセツト部206に入力される。
γ,オフセツト部206では、次式の様な階調補正が行
われる。
Y′=b1(Y−C1) M′=b2(M−C2) C′=b3(C−C3) Bk′=b4(Bk−C4) ここで、Y,M,C,Bkはγ,オフセツト部入力データであ
り、Y′,M′,C′,Bk′はγ,オフセツト部出力データ
である。
又、上式での係数(b1〜b4,C1〜C4)は制御部200より
送られるγ,オフセツト制御信号により決定される。
γ,オフセツト部206で階調補正された信号は、次に
Nライン分の画像データを記憶するラインバツフア207
に入力される。このラインバツフア207では、制御部200
より送られるメモリー制御信号により後段の平滑化、エ
ツジ強調部208に必要な5ラインのデータを5ラインパ
ラレルで出力する。この5ライン分の信号は、制御部20
0からのフイルター制御信号によりフイルタサイズ可変
の空間フイルタに入力され、平滑化、その後エツジ強調
が行われる。
平滑化、エツジ強調部208より出力された画像データ
は、色変換部209に入力され、制御部200からの色変換制
御信号により、色変換が行われる。第5図のデジタイザ
ー装置114より、あらかじめ変換する色と変換される
色、及びその信号が有効な領域を入力しておき、そのデ
ータにもとづき色変換部209で画像データの置き換えを
行っている。本実施例では、色変換部209の詳細な説明
は省略する。平滑化、エツジ強調部208より出力される
画像信号と色変換後の画像信号は、セレクタ210に入力
され、セレクタ制御信号2により出力すべき画像データ
を選択する。どちらの画像データを選択するかは、前記
デジタイザ装置114より入力される有効な領域を指定す
ることにより決定される。セレクタ210で選択された画
像信号は、ヘッド補正部211に入力される。
次にヘツド補正部211について第8図を用いて説明す
る。
第8図は第7図に示したヘツド補正部211のブロツク
図で、カウンタ250は補正量選択テーブルRAM260(以下
選択RAM)のアドレスを発生するアドレスカウンタで、
本実施例では256ノズルのヘツドが4色分で即ち全部で1
024ノズルに対応した値を数える10bitのカウンタであ
り、信号HSとVEで制御される。
ROM265〜268はC,M,Y,Bkそれぞれのヘツドに設けられ
る256本のノズルの濃度ムラの特性情報が書き込まれた
特性ROMであり、本実施例ではヘツドの夫々は256本有る
ためROM265〜268にはノズルの数に対応したヘツドの濃
度ムラ補正用データが書き込まれている。VDinはデジタ
ル画像データがC,M,Y,K,C,M,Y,Kというように、一画素
毎の色成分画像データが順次点順次に入力している。選
択RAM260には入力する画像データの順序に合わせてROM2
65〜268からデータが取り出され、格納される。263はRO
M265〜268から取り出されたデータをRAM260に書き込む
ための双方向バツフアである。
259はCPU258から出力される16ビツトのアドレスバス
のアドレスのうち下位10ビツト或いはカウンタ250の10
ビツトの出力いずれかを選択するセレクタである。RAM2
60にデータを書き込む場合にはセレクタ259はCPU258の
出力をセレクトし、RAM260からデータを読み出す場合に
はカウンタ250の出力をセレクトする。
RAM260から出力されたデータはフリツプフロツプ252
を介して画像データVDinと共に補正テーブルROM(以下
補正ROM)262のアドレスに入力される。
補正ROM262には第9図の1−n〜+nに示す様な補正
テーブルがあらかじめ書き込まれている。第9図には2n
+1通りの補正テーブルが示されているが実際の補正テ
ーブルは1%きざみの補正量を±30%として計61通りく
らいで十分である。また補正ROM262に書き込まれるテー
ブルは入力Aに対する補正用データ△Aを出力する様に
書き込まれており、ROM262のアドレスに入力される画像
信号VDinと選択データに応じて補正用データ△Aが選択
され、フリツプフロツプ254によって一旦ラツチされ加
算器256により入力画像データAと加算され補正済デー
タA+△Aとしてフリツプフロツプ257を介して出力さ
れる。
RAM271は特性ROM265〜268からの特性データを選択RAM
260に書き込む際に使用される作業用RAMである。またバ
ツクアツプRAM272は選択RAM260に書き込まれたデータを
保持しておくRAMで、バツテリー273により常時バツクア
ツプされている。RAM271,バツクアツプRAM272は共に操
作部10からオペレーターにより各々のヘツドの特性を、
特性ROM265〜268の内容と異なった特性に変更される場
合に使用される。以下特性変更について説明を行なう。
第10図は、本実施例で採用した操作部10内の液晶タツ
チパネルの特性変更の場合の操作画面である。
操作部10内の(不図示の)サービスモードスイツチに
より、特性変更モードに入ると操作部10内の液晶タツチ
パネルには第10図の画面が表示される。316はこれから
特性変更しようとするヘツドの色の種類、301はそのヘ
ツドのノズル番号、302は現在の補正データである。第1
0図ではC(シアン)ヘツドの第1ノズルの△Aが+3
%の補正を行なうことを示している。一画面中には第10
図のにように1色について30ノズル分の補正データを表
示しているので、表示されていないノズルについての補
正データを変更するためには次画面キー303、前画面キ
ー305により補正したいノズルを30ノズル分毎に選択し
たり、色選択キー317により表示したい色のヘツドを選
択することが出来る。かかる制御は制御部111が行う。
第10図の様に表示されている補正データ302を特性にあ
わせて変更する場合は、次画面キー303、前画面キー30
4、色選択キー317で画面を選びカーソルキー308〜311に
より、変更したいヘツドのノズルに対応した補正データ
が表示されている場所にカーソル318を移動する。次に
アツプダウンキー307〜308をオンすることによりカーソ
ル318に対応する補正データが増減する。本実施例の場
合、補正データは1%きざみで±30%まで変更できるよ
うになっている。
必要な変更が終了し操作者がコピースタートキー312
をオンすると第5図に示したパターン発生器130からパ
ターン信号が発生され、かかるパターン信号が記録ヘツ
ド117〜120のいずれかによって例えば第12図に示す様に
記録される。さらに変更が必要かどうかを操作者が判断
する。もし変更が必要であれば前述の操作をくり返すこ
とによって補正データを適切な値に変更していく。変更
が必要なくなると登録キー315をする。かかる操作に応
じてCPU258はバツクアツプRAM272に補正データを登録す
る。
前述の補正データ変更は、内部で次のように行なわれ
る。まず、電源投入時、CPU258はバツクアツプRAM272よ
りバツクアツプされているC,M,Y,Kの256ノズル4色分の
データをワークRAM271に転送する。バツクアツプRAM272
内のデータが空のとき、すなわち工場出荷時には、特性
リセツトキー314により特性ROM265〜268のデータをワー
クRAM271及びバツクアツプRAM272に展開する。次にアツ
プダウンキー306〜307によって増減された補正データは
ワークRAM271内のみに反映され、テストサンプルを取る
毎に押されるコピースタートキー入力によりワークRAM2
71内のデータが選択RAM260に転送され、このデータによ
り前述のような補正が行なわれる。変更の必要がなくな
り登録キー315が押されるとワークRAM271内のデータが
バツクアツプRAM272に転送されて、次に変更があるまで
の補正データとして使用される。リコールキー313は、
補正データの変更が適切でない場合に登録されている補
正データに戻す時に使用され、バツクアツプRAM272内の
データがワークRAM271に転送される。すべての変更動作
が終了した場合は、EXITキー304を押すことにより特性
変更モードが解除される。この後コピースタートキーを
押すと通常の複写動作が開始される。
次に第11図,第12図を用いてコピースタートキー312
により記録されるテストサンプルについて説明する。つ
まり、コピースタートキー312が選択されると、第5図
に示したパターン発生器130によりレベルLのデジタル
化されたパターン信号が発生された後、このパターン信
号が入力画像処理部101に入力され、画像処理部107,二
値化処理部108を介して各記録ヘツド117,118,119,120へ
と送られ、第12図に示したように画像入力信号Lに相当
する一定の記録濃度DHの記録パターンを記録用紙へと記
録する。第10図に示した表示画面の場合にはシアン
(C)の色が選択されているのでこの場合はコピースタ
ートキー312を選択するとシアンヘツドによる記録パタ
ーンが記録されることになる。
また、本実施例において記録パターン発生器130の発
生する記録パターンは、第12図に示したように記録ヘツ
ドによる記録走査3スキヤン分の印字記録を行なうよう
にしてある。つまり、このように記録ヘツドによる記録
走査数スキヤン分の印字記録を行なわせる事により記録
ヘツドの出力特性のバラツキ、変化による濃度ムラが目
視で判断し易いようにしてある。
また、ここでパターン発生器130により発生させられ
たレベルLのデジタル化されたパターン信号は画像処理
部107に入力された後、通常は第7図に示したように黒
抽出,マスキング,UCR,γ・オフセツト,平滑化,エッ
ジ強調等の信号処理が行なわれてしまい、結果として各
色の記録ヘツドに与えられる信号レベルは必ずしも同じ
信号レベルになるとは限らず、従って各記録ヘツドによ
り記録される記録濃度レベルがそろわなくなってしまう
為、本実施例の場合、コピースタートキー312が選択さ
れて記録ヘツドによる記録パターンを記録する際にはパ
ターン信号Lに対して上述したマスキング,UCR,γ,オ
フセツト,平滑化,エツジ強調等の画像処理を行なわず
に、そのまま二値化処理部108へと送ってしまう事によ
り各記録ヘツドに対して与えられるパターン信号は一定
となり各記録ヘツドによって記録される記録パターンの
記録濃度レベルは各記録ヘツドとも同じになるように制
御部200はUCR205,マスキング202等を制御する。
また本実施例においては第10図に示した画面の補正デ
ータΔAにリミツターを設けるようにしてある。つま
り、第9図に示したように補正テーブルROMに書き込ま
れた補正データの数は有限であり、補正量の上限と下限
が定まっており、各記録ヘツドの各ノズルに対応した補
正用データは既にROM265〜268に書き込まれている事か
ら、本実施例の第10図に示す画面をみながらの補正デー
タΔAの可変幅を大きくし過ぎると記録ヘツドの各ノズ
ルに対するトータルの補正データが上限或いは下限へと
飽和してしまい、実際のところ記録ヘツドの記録濃度ム
ラが補正しきれなくなってしまうという事がある為、本
実施例においては第10図に示した画面の補正データΔA
に±α%の可変幅の上限下限を設ける事により、上述し
たような問題をできるだけ回避できるようにしてある。
本発明者らが実験的に検証を行なってみたところ、この
補正データΔAの上限下限±α%はデータ量として約±
20%以内であれば十分記録ヘツドの濃度ムラを解決でき
るという事がわかった。
第13図(A)は本実施例の画像形成装置の特性変更モ
ードでのコピースタートキー312による記録パターンの
記録方法の第2の実施例を示したものであり、記録ヘツ
ドの走査による記録パーターンの記録の際にわざと1走
査目を記録せずに2走査目からパターン記録を行なうよ
うに第5図示の制御部121,111は動作する。
つまり本実施例の画像形成装置において記録ヘツドに
よる記録パターンを記録する為第1図に示した機構によ
って記録用紙を給紙する際に、記録用紙のカール,搬送
不良等の為に記録用紙が給紙された後、紙送りローラ28
による初期の搬送量が不安定になる場合があり、第13図
(B)に示したように記録パターンを記録する際の1走
査目と2走査目が重なってしまい、記録ヘツドの濃度ム
ラを目視評価する際に支障をきたす場合があった。
そこで第13図(A)に示したように、本実施例におい
ては記録用紙が給紙され、初期の記録用紙の搬送が安定
した後に、記録用紙上の記録ヘツドによる記録パターン
を記録する事により、上述したような問題を未然に防止
する事ができるようになる。
第14図は、本実施例の画像形成装置の特性変更モード
での第3の実施例の操作画面を示したもので、記録ヘツ
ドの各ノズルについて補正を行なう代わりにマルチノズ
ルを等間隔に分割した数ノズル分毎の補正データをまと
めて設定する事により、記録ヘツドの各ノズルの補正デ
ータの書換え操作を簡便化していることを特徴としてい
る。つまり、本実施例においては解像度400dpiで256本
のノズルを有し16mm幅の記録能力を有するマルチ記録ヘ
ツドに対して8ノズル分をまとめて0.5mmピツチで補正
データを補正をするようにし、一画面内に256ノズル分
(16mm幅分)全ての補正データを表示できるようにして
ある。また、画面上には補正データを補正しようとして
いる分割領域の位置を寸法表示(第14図中350に示す数
値データ)することによりさらなる操作の簡易を実現し
ている。ここで、記録ヘツドの補正データの分割単位は
記録ヘツドのノズル数、解像度によって設定すればよ
く、本発明者は解像度400dpiで256本のノズルを有する
マルチ記録ヘツドに対して8ノズル分をまとめて0.5mm
ピツチで補正データを補正する方法で目視上、記録ヘツ
ドの濃度ムラを問題のない程度まで補正できることを確
認している。
第15図は第3の実施例の操作画面のコピースタートキ
ー312により記録されるテキストサンプルの記録パター
ンの第4の実施例を示したもので、記録ヘツドによる記
録パターンの一部に記録しない領域を設けることを特徴
としている。つまり、本実施例のように記録パターンの
一部に空白部を設けることにより、マルチ記録ヘツドの
濃度ムラの発生している領域と対応する記録ヘツドのノ
ズルの位置との対応関係がわかり易くなるようにしてあ
る。また本実施例においては、この上述した記録パター
ンの空白部に、マルチ記録ヘツドの補正データを補正し
ようとしている分割領域単位の境界に対応するノズルの
みによる記録を行なわせることにより、記録ドツトによ
る目盛り(スケール)をつけている。
つまり、本実施例のようにマルチ記録ヘツドの記録パ
ターンに第3の実施例に示した記録ヘツドを等間隔に分
割した補正データ補正単位に対応する目盛り(スケー
ル)を設けることにより、濃度ムラの発生している記録
ヘツドのノズル領域がわかり易くなり、特性変更モード
での操作画面を用いた補正データ変更操作をより一層簡
便化することができるようになる。
以上説明したように、従来までのヘツドの出力濃度の
バラツキを電気的に補正する手段に加え、操作部内の液
晶タツチパネルのような補正データを表示する手段と、
これを変更する手段と、変更後の補正データに応じてマ
ルチ記録ヘツドによる記録を行なわせる手段を加えたこ
とで、記録ヘツドの濃度ムラが使用状態あるいは使用時
間等によるヘツド濃度ムラの変化に、特性ROMあるいは
記録ヘツドの交換なしで対応でき、常に安定したムラの
ない画像を提供することが出来る。また本実施例では色
順次に画像データを補正して行なうことにより各色毎に
回路を設けることなく1つの回路で実施できるので高品
位かつ安価な画像形成装置を提供できる。
又、上述の実施例においてはインクジエツト記録方法
を用いて説明したのでマルチヘツドの例としてインクを
吐出するノズルを複数設けたマルチノズルによって記録
を行なう装置が示されたが、本発明はかかるインクジエ
ツトのようにインク吐出のためのノズルを有する装置に
限らず、他のマルチヘツドを用いる装置、例えば熱転写
記録方法を用いて記録を行なうため熱印加用の発熱体が
複数設けられたマルチヘツドを使用した装置であっても
同様に適用することが出来る。
又、以上説明した実施例においては記録エレメントの
記録条件の補正を行なうに際して各記録エレメントに与
えられる画像データを補正するようにしたが、本発明は
これに限らず各記録エレメントに与える電力エネルギー
を変える方法であってもよい。又、マルチヘツドとし
て、例えば空気圧と静電力を利用してインクを吐出する
インクジエツト方式を用いる場合には前述の空気圧や静
電力の両方あるいはいずれか一方を補正することによっ
て各記録エレメントの記録条件を変えてもよい。又、補
正の方法は画像形成用のヘツドの記録方式の応じて種々
の変形が可能である。
以上説明したように本実施例によれば従来までの記録
ヘツドの出力濃度のバラツキを電気的に補生する手段に
加え、補正データを表示する手段と、これを変更する手
段と、変更後の補正データに応じて記録ヘツドによる記
録を行なわせる手段を加えたことにより記録ヘツドの濃
度のバラツキが変化しても、簡単な操作で濃度バラツキ
の変化に対応でき、常に安定したムラのない画像を提供
することができる。
<発明の効果> 以上説明したように本発明に依ればたとえ画像形成の
ための記録エレメントの出力特性が変化したとしても容
易にかかる変化を補正することができ、さらに本発明に
よれば複数の記録エレメント各記録状態のばらつきが低
減されるように設定されている補正状態を変更してから
一定記録濃度の記録パターンを形成させ、かかるパター
ンの濃度のばらつきが所定以内になっているかを確認し
てから記憶手段に記憶される補正状態を確定できるの
で、各記録エレメントによって形成される画像の濃度の
ばらつきを抑える様に補正状態を確実に設定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施したデイジタルカラー複写機の断
面図、 第2図は走査キヤリツジまわりの詳細な説明図、 第3図はスキヤナー部内部の入力機構を説明する為の
図、 第4図はスキヤナー部の読み取り動作の説明図、 第5図は本発明を適用したデイジタルカラー複写機の機
能ブロツク図、 第6図は回路ブロツク間の画像タイミング説明図、 第7図はカラー画像処理装置のブロツク図、 第8図は本発明の第1の実施例の詳細回路図、 第9図は第8図に示した補正ROM内に書込まれた補正テ
ーブル図、 第10図は本発明の第1の実施例で用いた操作部内の液晶
タツチパネルの特性変更モード時の画面の説明図、 第11図は第5図に示したパターン発生器から発生される
パターン信号図、 第12図はパターン信号により記録ヘツドが記録する記録
パターンの説明図、 第13図(A)は本発明の画像形成装置の記録パターンの
第2の実施例を示した説明図、 第13図(B)は第12図に示した記録パターンの場合に発
生する問題を示した説明図、 第14図は本発明の第3の実施例で用いた操作部内の液晶
タツチパネルの特性変更モード時の画面の説明図、 第15図は第14図に示した特性変更モードで記録ヘツドか
ら記録される記録パターンの第4の実施例を示した説明
図である。 250……カウンタ 260……選択RAM 262……補正ROM 256……加算器 258……CPU 10……操作部 265〜268……特性ROM 271……ワークRAM 272……バツクアツプRAM 281……補正RAM 312……コピースタートキー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉島 喜代久 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 久保木 慶樹 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−108587(JP,A) 特開 昭62−229426(JP,A) 特開 昭63−264378(JP,A) 特開 昭63−131877(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成用マルチヘッドを構成する複数の
    記録エレメントの各記録状態がばらつかないように記録
    条件を補正する補正手段、 前記補正手段の補正状態を表示する表示手段、 前記補正手段の補正状態を変更する入力手段、 変更後の補正状態を記憶する記憶手段、 前記記憶手段によって記憶された補正状態に応じて前記
    マルチヘッドに一定の記録濃度の記録パターンの記録を
    行わせる手段、 前記記憶手段によって記憶される補正状態を確定させる
    確定手段とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記画像形成用マルチヘッドの各記録エレ
    メントの記録条件として、各記録エレメントの画像デー
    タを補正することを特徴とする請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記一定の記録濃度の記録パターンは所定
    濃度のデジタル化されたパターン信号に相当する一定濃
    度の記録パターンであることを特徴とする請求項1の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】画像形成用マルチヘッドを構成する複数の
    記録エレメントの各記録状態がばらつかないように記録
    条件を補正する補正手段、 前記補正手段の補正状態を表示させる表示制御手段、 前記補正手段の補正状態を変更する入力手段、 変更後の補正状態を記憶手段に記憶させる記憶制御手
    段、 前記記憶手段によって記憶された補正状態に応じて前記
    マルチヘッドに一定の記録濃度の記録パターンの記録を
    行わせる手段、 前記記憶手段によって記憶される補正状態を確定させる
    確定手段とを有することを特徴とする画像形成用制御装
    置。
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