JP3144602U - レジスタ - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増すことなく、製造コストを上げずに、ダンパプレートとその回動を操作する機構の振動や異音の発生を防止することができるレジスタを提供する。
【解決手段】ダンパプレートを回動可能に支持するダンパ支持軸9の外側にダンパレバー部9aが設けられる。ダンパプレート操作用のダイヤルノブ10がリテーナ2の一部に回動可能に軸支される。ダイヤルノブ10の回動力をダンパプレートに伝えるためのノブレバー部13が設けられ、ダンパレバー部9aとノブレバー部13がガイド溝9bとピン15の係合により連係される。ピン15の元部にゴム状座部16が取着され、ゴム状座部16は、ガイド溝側のノブレバー部13またはダンパレバー部9aに当接して、ダンパ支持軸9を僅かに曲げる方向にダンパレバー部9aを押圧する。
【選択図】図1

Description

本考案は、自動車室内等の換気や空調の空気吹出口に使用されるレジスタにおいて、通風路内にダンパプレートを開閉可能に支持し、ダンパプレートをダイヤルノブの操作により開閉させるレジスタに関する。
自動車用の空調用レジスタとして、風向等を調整するためにベゼル内に横可動ルーバと縦可動ルーバを配設し、その可動ルーバを設けた通風路の後部に、送風を止め或は風量を調整するダンパプレートが開閉可能に設けられたレジスタが、下記特許文献1などにおいて知られている。
このレジスタで使用されるダンパ機構は、通風路内にダンパプレートが軸支されると共に、手動操作用のダイヤルノブがリテーナの前面側部に枢支され、そのダイヤルノブの後部に設けた歯部に、ダンパアームが連係してダンパプレートの軸に連結され、ダイヤルノブの操作によりダンパプレートを回動させて、送風を止め或は風量を調整するように構成される。
ところで、この種のレジスタのダンパ機構においては、手動操作によりダイヤルノブを操作してダンパプレートをスムーズに回動させるために、ダイヤルノブのボス部の軸受孔とリテーナ側の支持軸との間、及びダンパプレートの支持軸とその軸受部となるリテーナの軸孔との間に、ある程度の隙間を作り、各部品の寸法公差範囲内での寸法のばらつきによる軸の噛み付きなどを防止して、円滑にダンパプレートが回動操作できるようにしている。
しかし、このようなダイヤルノブのボス部の軸受孔とリテーナ側の支持軸との間、或いはダンパプレートの支持軸とその軸受部となるリテーナの軸孔との間の隙間が、寸法誤差などにより大きくなると、ダイヤルノブとダンパプレートを連結する部材が、自動車の振動や風の流れなどにより振動し、異音を発生しやすくなる課題があった。
そこで、本出願人は、下記特許文献2に記載されるように、ダンパプレートの支持軸を、その軸受部であるリテーナに対し、線状ばね、板ばねなどのばね部材により、軸と直交する方向に付勢して押し付けるようにし、振動による異音の発生を防止するようにしたレジスタを提案した。
実開平1−148553号公報 特開2007−106352号公報
このレジスタのダンパプレートの支持軸は、ばね部材により、軸と直交する方向に付勢されて、軸受部に押し付けられ、軸と軸受部間に隙間があったとしても、振動による異音の発生を防止することができるが、このために、支持軸を付勢するばね部材が必要となり、そのばね部材を組付けるための組付工数が必要となるなど、レジスタの製造コストが増してしまう課題があった。
本考案は、上記の点に鑑みなされたものであり、部品点数を増すことなく、製造コストを上げずに、ダンパプレートとその回動を操作する機構の振動や異音の発生を防止することができるレジスタを提供することを目的とする。
本考案の請求項1のレジスタは、リテーナの通風路内にダンパプレートが開閉可能に軸支され、該ダンパプレートを回動可能に支持するダンパ支持軸の外側にダンパレバー部が設けられ、該ダンパプレート操作用のダイヤルノブが該リテーナの一部に回動可能に軸支され、該ダイヤルノブの回動力を該ダンパプレートに伝えるためのノブレバー部が設けられ、該ダンパレバー部と該ノブレバー部がガイド溝とピンの係合により連係され、該ダイヤルノブの操作により該ダンパプレートを開閉させるレジスタにおいて、該ピンの元部にゴム状座部が取着され、該ゴム状座部は、該ガイド溝側のノブレバー部またはダンパレバー部に当接して、該ダンパ支持軸を僅かに曲げる方向に該ダンパレバー部を押圧することを特徴とする。
この考案によれば、ピンに取着されたゴム状座部により、ダンパレバー部がダンパ支持軸を僅かに曲げる方向に付勢され、これにより、ダンパ支持軸とリテーナの軸孔間に隙間があった場合でも、自動車の振動や通風路内の風による振動がダンパ支持軸やダンパレバー部に伝達されることは防止される。
したがって、ダンパ支持軸やダンパレバー部の振動によるがたつきや異音の発生を防止することができる。また、ゴム状座部は、例えば熱可塑性エラストマーなどをピンの元部を覆うように、インサート成形して取着することができるので、部品点数を増やすことなく、安価な製造コストで実施することができる。
請求項2の考案では、上記請求項1の考案において、上記ノブレバー部のリテーナ側の面に突条が形成され、リテーナの側面には、ノブレバー部の回動時に突条が当接して摺動するガイド突条が、ノブレバー部の回動方向に沿って設けられたことを特徴とする。
この考案によれば、ゴム状座部がダンパ支持軸の曲げ方向にダンパレバー部を押圧するとき、ノブレバー部がガイド突条から突条を介してその反力を受けることとなり、一層効果的にダンパ支持軸やダンパレバー部などの振動を防止し、振動によるがたつきや異音の発生を防止することができる。
請求項3の考案では、上記請求項2の考案において、上記突条が当接・摺動するガイド突条には、ダンパプレートの全開位置と全閉位置で該突条が嵌入する箇所に、節度感発生用の溝が形成されていることを特徴とする。
この考案によれば、ダイヤルノブを操作してダンパプレートを全閉または全開にしたとき、節度感を生じさせて、ダンパプレートを全閉位置または全開位置で確実に停止させ、保持することができる。
本考案のレジスタによれば、ダンパ支持軸とリテーナの軸孔間に隙間があったとしても、ゴム状座部によってダンパレバー部がダンパ支持軸を曲げる方向に付勢されるので、自動車の振動や通風路内の風によりダンパプレートやダンパ支持軸が振動することは防止され、その振動によるがたつきや異音の発生を防止することができる。また、付勢するゴム状座部は、例えば熱可塑性エラストマーなどを、ピンの元部を覆うようにインサート成形して取着することができるので、部品点数を増やすことなく、安価な製造コストで実施することができる。
以下、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は車両のインストルメントパネルなどに装着される空調用のレジスタの斜視図を示し、図2は同レジスタのII-II断面図を、図3は同レジスタの左側面図を示している。
このレジスタは、方形断面のダクト状に形成されたリテーナ2とリテーナ2の前部に嵌着されるベゼル1を備え、リテーナ2の前部は、その下部が正面に突き出し、その上部が後方に後退した斜め形状に形成され、リテーナ2内には通風路2aが形成されている。リテーナ2の前部に傾斜して取り付けられるベゼル1の前面部には、空気吹出口1aとダイヤルノブ用のノブ用開口部1bが設けられている。
リテーナ2内の通風路2aの後部内に、送風を止め或は風量を調整するために、ダンパ機構のダンパプレート8が回動操作可能に配設される。ダンパプレート8の一方の側部にダンパ軸部8bが突設され、このダンパ軸部8bは、リテーナ2の側壁に設けた凹部に回動自在に嵌合される。ダンパプレート8は板状に形成され、その縁部にスポンジシートなどの軟質縁部8aが取着され、閉鎖時にはその軟質縁部8aを通風路2aの内周面に接触させて、密閉性を良好にしている。
ダンパプレート8の他方の側部には、リテーナ2の挿入孔2bに外側から挿入される、ダンパ支持軸9の先端部が嵌着され、ダンパプレート8は、このダンパ支持軸9と上記ダンパ軸部8bとにより回動可能に支持される。図5のように、ダンパ支持軸9の先端部には、嵌着部9cが設けられ、このダンパ支持軸9の嵌着部9cがダンパプレート8の左側縁部に嵌着固定される。
ダンパプレート8をリテーナ2内に装着する際、先ずダンパ軸部8bをリテーナ2内に嵌め込み、リテーナ2の左側の側壁に設けた挿入孔2b(図5)の外側から、ダンパ支持軸9をリテーナ2内に差し込み、ダンパ支持軸9の先端嵌着部をダンパプレート8の左側縁部に嵌着させる。このダンパ支持軸9と挿入孔2bとの間には、各部材の寸法公差範囲内の寸法誤差と回動性を考慮して、ある程度の隙間が設けてある。この隙間によるダンパ支持軸9の振動などは、後述のように、ダンパ支持軸9のダンパレバー部9aをリテーナ側(内側)に押圧することにより、ダンパ支持軸9を僅かに曲げて、その振動を防止するようにしている。
図5などに示すように、ダンパ支持軸9の外側端部には、その軸と直角方向にダンパレバー部9aが延設され、そのダンパレバー部9aにはガイド溝9bが長手方向に沿って形成される。このガイド溝9bには、後述のノブレバー部13のピン15が嵌合し、ダイヤルノブ10の回動操作力をダンパレバー部9aに伝達する構造となっている。なお、ここで、ガイド溝9bは、有底の長穴(凹条)、及び貫通した長孔を含む概念である。
一方、図2、図5などに示すように、リテーナ2の前部の左側面には、ダンパプレート8を回動させるために、ダイヤルノブ10がノブ支持軸7により回動操作可能に軸支されている。ダイヤルノブ10は、略ホイール状のノブ本体11を有し、そのノブ本体11の前部に軟質表皮部14を被覆して形成され、ノブ本体11の略中央に設けたボス部12は、軸孔を有すると共に、操作荷重を付与するための操作荷重付与部(ゴム状弾性体)が設けられている。
さらに、ダイヤルノブ10のノブ本体11には、ノブレバー部13がその背面側に向けて延設され、ノブレバー部13の先端にピン15が外側(反リテーナ側)に向けて且つノブ支持軸7と略平行に、立設されている。また、このピン15の元部には、熱可塑性エラストマーなどからなるゴム状座部16がその部分を覆うように取着されている。
このゴム状座部16は、略円錐台形状に形成され、ピン15がダンパレバー部9aのガイド溝9bに嵌合したとき、図4のように、ダンパレバー部9aを外側(反リテーナ側)に押圧し、つまりダンパ支持軸9を僅かに曲げる方向にダンパレバー部9aを押圧するものである。なお、ピン15の全体をゴム状弾性体の被覆層で覆い、その被覆層をゴム状座部16に連接するように一体構造とすることもできる。
さらに、図4に示す如く、ノブレバー部13の先端部(ピン15近傍)の裏面(リテーナ側の面)には、突条17がノブレバー部13の長手方向に沿って突設されている。この突条17はリテーナ2側のガイド突条18に当接して摺動するものであり、ダイヤルノブ10のノブレバー部13は、リテーナ2の側壁に突設したガイド突条18に、この突条17を押し付けてセットされる構造となっている。
すなわち、ノブレバー部13のリテーナ側の面に突条17が形成され、リテーナ2の側面には、ノブレバー部13の回動時に突条17が当接して摺動するガイド突条18が、ノブレバー部13の回動方向に沿って設けられる。ダイヤルノブ10のボス部12がノブ支持軸7に嵌め込まれ、ノブレバー部13の先端のピン15がダンパレバー部9aのガイド溝9bに係合してセットされた際、そのノブレバー部13は、ゴム状座部16によって、リテーナ2の側壁に突設したガイド突条18に、この突条17を押し付けてセットされる。
これにより、図4に示すように、ゴム状座部16がダンパレバー部9aを外側(反リテーナ側)の押圧し、ダンパ支持軸9はその軸心Csが、リテーナの側壁に形成した挿入孔(軸孔)2bの軸心Cから、僅かな角度θだけ曲げられる。このとき、ノブレバー部13は、突条17とガイド突条18を介して、リテーナ2側からの反力を受け、ゴム状座部16の押圧力(付勢力)を効果的にダンパレバー部9aに伝えることができる。このダンパ支持軸9の僅かな曲げによりダンパ支持軸9やダンパプレート8の振動を阻止し、振動によるがたつきや異音の発生を防止する。
上記ダイヤルノブ10のノブ本体11は、その製造時、PVCなどの硬質合成樹脂により所定の形状に成形されるが、上記ボス部12の操作荷重付与部、軟質表皮部14、及びゴム状座部16は、予め成形されたノブ本体11をインサートとして、熱可塑性エラストマーなどの軟質合成樹脂を用いたインサート成形によって、一度に製造することができる。なお、熱可塑性エラストマーとしては、ポリオレフィン、ポリウレタン、スチレン、エチレン、ブチレン、コポリマーなどを使用することができる。このように、ゴム状座部16は、ダイヤルノブ10の製造の際に、インサート成形により軟質表皮部14や操作荷重付与部と共に成形されるから、別部品としてゴム状座部を成形する必要はなく、手作業での組み付けも不要となり、製造コストを増大させることはない。
図2などに示すように、リテーナ2の左側壁部の外側にノブ支持軸7が突設され、そのノブ支持軸7には、上記ダイヤルノブ10が回動可能に支持される。一方、図5に示すように、ダイヤルノブ10には上記の如くノブレバー部13が側方に突設され、そのノブレバー部13の先端に設けたピン15は、ダンパレバー部9aのガイド溝9bに対し、ガイド溝9bの内側から外側に向けて進入して係合する。
そして、このピン15とガイド溝9bが係合する際、図4に示すように、ピン15の元部に、円錐台状のゴム状座部16が取着されているため、このゴム状座部16がダンパレバー部9aを外側に(反リテーナ側に)押圧する。このゴム状座部16によるダンパレバー部9aの押圧により、図4のように、ダンパ支持軸9が僅かな角度だけ曲げられ、挿入孔2bとダンパ支持軸9間の隙間による振動やがたつきが解消される。
リテーナ2内の前部つまりベゼル1とリテーナ2の間に前可動ルーバ3が配設され、前可動ルーバ3の背後(後方)に後可動ルーバ4が配設される。前可動ルーバ3は、複数の横フィン3aを一定の間隔で配置し、各横フィン3aは両側の軸を介してリテーナ2の前部に回動可能に保持される。また、図2に示すように、各横フィン3aの一方の軸にクランク3bが設けられ、各横フィン3aのクランク3bの先端に1本のリンクバー3cが連結され、全ての横フィン3aが同期してその向きを上下に変え得る構造となっている。
後可動ルーバ4は、複数の縦フィン4aを一定の間隔で配置し、各縦フィン4aは上下に突設された軸を介してリテーナ2の前部に回動可能に保持される。また、各縦フィン4aの下の軸に、クランク4bが設けられ、各クランク4bの先端に1本のリンクバー4cが連結され、全ての縦フィン4aが同期してその向きを左右に変え得る構造となっている。さらに、略中央部に位置する縦フィン4aの前部に、棒状の連係部が設けられ、スライドノブ5の後部に設けた二叉状の被連係部と係合し、スライドノブ5を左右方向に摺動させたとき、後可動ルーバ4の縦フィン4aの向きを左右に調整する構造となっている。
スライドノブ5は、前可動ルーバ3の略中央の横フィン3a上に、前方に突き出す形態で摺動可能に外嵌されている。このスライドノブ5は、その上下の回動操作により、前可動ルーバ3の各横フィン3aの向きを上または下に調整し、スライドノブ5の左右方向の摺動操作により、連係部を介して後可動ルーバ4の縦フィン4aの左右方向を左または右に調整する構造となっている。
上記構成のレジスタは、自動車の車内のインストルメントパネルやダッシュボードの部分に、そのリテーナ2の末端を図示しない通風ダクトに接続するようにして装着される。通風ダクトから送られる空気は、リテーナ2内の通風路2aから空気吹出口1aを通して吹き出される。
空気の吹出向きを上または下に調整する場合、スライドノブ5を上または下に操作すると、前可動ルーバ3の横フィン3aが回動して、その向きが上下に変化し、空気の吹出方向が上下に調整される。
空気の吹出向きを左右に調整する場合、スライドノブ5を右または左に操作すると、後可動ルーバ4の縦フィン4aが、その上下の回動軸を軸に回動し、その左右の向きが所定の角度範囲で変化し、空気の吹出方向が左右に調整される。
送風を止めまたは絞り或は逆に通風路2aを開く場合、ベゼル1の正面左端に位置するダイヤルノブ10を指などで押して上または下に回動させる。このとき、ダイヤルノブ10はノブ支持軸7を軸に回動する。
ダイヤルノブ10の回動力は、ノブレバー部13からピン15、ガイド溝9b、ダンパレバー部9a、及びダンパ支持軸9を介してダンパプレート8に伝達され、ダンパプレート8は、通風路2aの閉鎖方向に、或は開放方向に回動する。このとき、ピン15の元部に取着されたゴム状座部16は、図4に示すように、ガイド溝9b側のダンパレバー部9aに当接して、ダンパ支持軸9を僅かに曲げる方向にダンパレバー部9aを押圧するので、ダンパ支持軸9とリテーナ2の挿入孔2b間に隙間があった場合でも、自動車の振動や通風路2a内の風による振動がダンパ支持軸9やダンパレバー部9aに伝達されることは防止される。これにより、ダンパ支持軸9やダンパプレート8の振動によるがたつきや異音の発生を防止することができる。
また、ダンパレバー部の回動時に、ピン15の元部のゴム状座部16がダンパレバー部9aを外側に押圧し、このとき、ノブレバー部13のリテーナ2側の面に設けた突条17が、リテーナ2の側面のガイド突条18に当接して摺動するので、ゴム状座部16が突条17を介してガイド突条18からの反力を利用して、効果的にダンパレバー部9aを外側に押圧することができる。
さらに、ダンパプレート8を全閉位置に操作する際、ダイヤルノブ10を図3の矢印方向(下方)に回動操作するが、ダンパプレート8が全閉になったとき、突条17がガイド突条18の溝18a(図5)に嵌入するので、節度感を生じさせて、ダイヤルノブ10を止めることができ、ダンパプレート8もその全閉位置で確実に停止させ保持することができる。また、ダンパプレート8を全開位置に操作する際、ダイヤルノブ10を図3の反矢印方向に回動操作するが、ダンパプレート8が全開になったとき、突条17がガイド突条18の溝18b(図5)に嵌入するので、節度感を生じさせて、ダイヤルノブ10を止めることができ、ダンパプレート8もその全開位置で確実に保持することができる。
なお、本考案は、上記の実施態様に限定されるものではなく、以下のような態様でも実施可能である。
上記実施形態では、ダンパレバー部9aにガイド溝9bを設け、ノブレバー部13の先端に設けたピン15をガイド溝9bに係合させたが、これとは逆に、ダンパレバー部の先端にピンを設け、ノブレバー部にガイド溝を設け、このピンの元部にゴム状座部を取着し、ピンとガイド溝を係合させ、ゴム状座部によりノブレバー部をリテーナ側に押圧し、その反力でダンパレバー部を外側に(ダンパ支持軸を僅かに曲げる方向に)付勢する構成とすることもできる。
上記実施形態では、ダイヤルノブにおける軟質表皮部と操作荷重付与部の成形時に、ノブ本体をインサートとして、熱可塑性エラストマーなどを用いて、ゴム状座部も一体にインサート成形したが、別個に成形したゴム状座部をピンに取着することもできる。
本考案の一実施形態を示すレジスタの斜視図である。 図1のII-II断面図である。 同レジスタの左側面図である。 上記II-II断面の部分拡大断面図である。 リテーナ、ダンパプレート、ダンパ支持軸、及びダイヤルノブの分解斜視図である。
符号の説明
2 リテーナ
2a 通風路
2b 挿入孔
3 前可動ルーバ
3a 横フィン
4 後可動ルーバ
4a 縦フィン
5 スライドノブ
7 ノブ支持軸
8 ダンパプレート
9 ダンパ支持軸
9a ダンパレバー部
9b ガイド溝
10 ダイヤルノブ
11 ノブ本体
13 ノブレバー部
15 ピン
16 ゴム状座部
17 突条
18 ガイド突条
18a 溝
18b 溝

Claims (3)

  1. リテーナの通風路内にダンパプレートが開閉可能に軸支され、該ダンパプレートを回動可能に支持するダンパ支持軸の外側にダンパレバー部が設けられ、該ダンパプレート操作用のダイヤルノブが該リテーナの一部に回動可能に軸支され、該ダイヤルノブの回動力を該ダンパプレートに伝えるためのノブレバー部が設けられ、該ダンパレバー部と該ノブレバー部がガイド溝とピンの係合により連係され、該ダイヤルノブの操作により該ダンパプレートを開閉させるレジスタにおいて、
    該ピンの元部にゴム状座部が取着され、該ゴム状座部は、該ガイド溝側のノブレバー部またはダンパレバー部に当接して、該ダンパ支持軸を僅かに曲げる方向に該ダンパレバー部を押圧することを特徴とするレジスタ。
  2. 前記ノブレバー部の前記リテーナ側の面に突条が形成され、該リテーナの側面には、該ノブレバー部の回動時に該突条が当接して摺動するガイド突条が該ノブレバー部の回動方向に沿って設けられたことを特徴とする請求項1記載のレジスタ。
  3. 前記突条が当接・摺動するガイド突条には、前記ダンパプレートの全開位置と全閉位置で該突条が嵌入する箇所に、節度感発生用の溝が形成されていることを特徴とする請求項2記載のレジスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110377118A (zh) * 2018-04-12 2019-10-25 鸿富锦精密工业(武汉)有限公司 电脑机箱

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