JP3142920B2 - 二輪車用空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
二輪車用空気入りラジアルタイヤInfo
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
- B60C9/22—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel the plies being arranged with all cords disposed along the circumference of the tyre
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-
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T152/00—Resilient tires and wheels
- Y10T152/10—Tires, resilient
- Y10T152/10495—Pneumatic tire or inner tube
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、二輪車用空気入りラ
ジアルタイヤ、なかでもそのベルト構造に関するもので
あり、とくには、車両の旋回走行時における路面グリッ
プ力の増加をもたらしてなお、ベルトの形成のための作
業工数を低減し、併せて、タイヤ重量の低減をはかるも
のである。
ジアルタイヤ、なかでもそのベルト構造に関するもので
あり、とくには、車両の旋回走行時における路面グリッ
プ力の増加をもたらしてなお、ベルトの形成のための作
業工数を低減し、併せて、タイヤ重量の低減をはかるも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の二輪車用空気入りラジアルタイヤ
としては、一本もしくは複数本のコードを単位として、
それをタイヤの周方向に延在させてタイヤ幅方向に螺旋
状に巻回してなるベルト層の一層によって、カーカスの
クラウン部の外周側に配設されるベルトを構成したもの
が知られており、これによれば、すぐれた高速耐久性お
よび高速安定性をもたらし得ることが確認されている。
としては、一本もしくは複数本のコードを単位として、
それをタイヤの周方向に延在させてタイヤ幅方向に螺旋
状に巻回してなるベルト層の一層によって、カーカスの
クラウン部の外周側に配設されるベルトを構成したもの
が知られており、これによれば、すぐれた高速耐久性お
よび高速安定性をもたらし得ることが確認されている。
【０００３】ところで、かかるタイヤでは、それの幅方
向断面内での曲げ剛性が低いことにより、とくには、タ
イヤにキャンバー角を付して車両の旋回走行を行うに際
し、トレッドショルダー部の剛性が不足して高い路面グ
リップ力を発揮させ得ない不都合があり、このことは旋
回速度が速いほど重大であった。
向断面内での曲げ剛性が低いことにより、とくには、タ
イヤにキャンバー角を付して車両の旋回走行を行うに際
し、トレッドショルダー部の剛性が不足して高い路面グ
リップ力を発揮させ得ない不都合があり、このことは旋
回速度が速いほど重大であった。
【０００４】これがため、たとえば特開平３−74205 号
公報に開示されているように、最も内周側のコード層の
コードを、タイヤ周方向に対して40〜90°の範囲内の角
度で延在させるとともに、外周側のコード層のコード
を、タイヤ周方向にのびてタイヤ幅方向に進む螺旋状に
延在させることによって、タイヤの幅方向断面内での曲
げ剛性の増加をもたらす技術が提案されている。
公報に開示されているように、最も内周側のコード層の
コードを、タイヤ周方向に対して40〜90°の範囲内の角
度で延在させるとともに、外周側のコード層のコード
を、タイヤ周方向にのびてタイヤ幅方向に進む螺旋状に
延在させることによって、タイヤの幅方向断面内での曲
げ剛性の増加をもたらす技術が提案されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
提案技術にあっては、最も内周側のコード層を、タイヤ
の成型時に貼着することが必要になり、これがため、そ
の提案技術では、作業工数が嵩むとともに、タイヤ重量
が大きくなるという不都合があった。
提案技術にあっては、最も内周側のコード層を、タイヤ
の成型時に貼着することが必要になり、これがため、そ
の提案技術では、作業工数が嵩むとともに、タイヤ重量
が大きくなるという不都合があった。
【０００６】この発明は、従来技術の有するこのような
問題を解決することを課題として検討した結果なされた
ものであり、この発明の目的は、ベルトの形成のための
作業工数を十分に低減し、併せて、タイヤ重量の増加を
効果的に防止することができる、高速安定性にすぐれ、
とくに、旋回走行時の路面グリップ力を向上せしめた二
輪車用空気入りラジアルタイヤを提供するにある。
問題を解決することを課題として検討した結果なされた
ものであり、この発明の目的は、ベルトの形成のための
作業工数を十分に低減し、併せて、タイヤ重量の増加を
効果的に防止することができる、高速安定性にすぐれ、
とくに、旋回走行時の路面グリップ力を向上せしめた二
輪車用空気入りラジアルタイヤを提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明の二輪車用空気
入りラジアルタイヤは、タイヤ周方向に対して75〜90°
の範囲内の角度でのびるコードよりなるカーカスプライ
の少なくとも一枚で形成したカーカスと、このカーカス
のクラウン部の外周側に配設されて、実質的にタイヤ周
方向にのびるコードよりなるベルト層の少なくとも二層
にて形成したベルトとを具えるものであって、各ベルト
層のコードを、カーカスの周りに螺旋状に延在させると
ともに、最外側のベルト層のコードの、ベルトの全幅に
わたる打込本数を、その最外側のベルト層の内周側に隣
接するベルト層のコードの、同様の打込本数の30〜80％
の範囲、より好ましくは40〜60％の範囲としたものであ
る。
入りラジアルタイヤは、タイヤ周方向に対して75〜90°
の範囲内の角度でのびるコードよりなるカーカスプライ
の少なくとも一枚で形成したカーカスと、このカーカス
のクラウン部の外周側に配設されて、実質的にタイヤ周
方向にのびるコードよりなるベルト層の少なくとも二層
にて形成したベルトとを具えるものであって、各ベルト
層のコードを、カーカスの周りに螺旋状に延在させると
ともに、最外側のベルト層のコードの、ベルトの全幅に
わたる打込本数を、その最外側のベルト層の内周側に隣
接するベルト層のコードの、同様の打込本数の30〜80％
の範囲、より好ましくは40〜60％の範囲としたものであ
る。
【０００８】
【作用】この二輪車用空気入りラジアルタイヤでは、各
ベルト層のコードが、カーカスの周りでの螺旋状巻回に
よって実質的にタイヤ周方向にのびることから、従来技
術で述べたと同様に、タイヤのすぐれた接地性の下で、
高い高速耐久性および高速安定性を発揮することがで
き、また、ベルト層が少なくとも二層存在することによ
り、タイヤ幅方向断面内での曲げ剛性を有利に高めて、
とくには、旋回走行時における路面グリップ力を有効に
増加させることができる。
ベルト層のコードが、カーカスの周りでの螺旋状巻回に
よって実質的にタイヤ周方向にのびることから、従来技
術で述べたと同様に、タイヤのすぐれた接地性の下で、
高い高速耐久性および高速安定性を発揮することがで
き、また、ベルト層が少なくとも二層存在することによ
り、タイヤ幅方向断面内での曲げ剛性を有利に高めて、
とくには、旋回走行時における路面グリップ力を有効に
増加させることができる。
【０００９】しかも、このタイヤでは、それぞれのベル
ト層を、一本もしくは複数本のベルト層コードを単位と
した、自動機によるコードの螺旋巻回によって形成でき
ることから、ベルト層、ひいてはベルトの形成を、少な
い作業工数の下で迅速に行うことができ、また、それら
のベルト層のうち、最外側に位置するものの、ベルトの
全幅にわたるコード打込本数を、隣接ベルト層のそれの
30〜80％の範囲とすることによって、従来タイヤに比し
てタイヤ重量を有効に低減させることができる。
ト層を、一本もしくは複数本のベルト層コードを単位と
した、自動機によるコードの螺旋巻回によって形成でき
ることから、ベルト層、ひいてはベルトの形成を、少な
い作業工数の下で迅速に行うことができ、また、それら
のベルト層のうち、最外側に位置するものの、ベルトの
全幅にわたるコード打込本数を、隣接ベルト層のそれの
30〜80％の範囲とすることによって、従来タイヤに比し
てタイヤ重量を有効に低減させることができる。
【００１０】なおここで、最外側のベルト層のコードの
打込本数を、そのベルト層の内側に隣接するベルト層の
コードのそれの、30〜80％の範囲とするのは、それが30
％未満では、タイヤ幅方向断面内での曲げ剛性を十分に
高めることができず、それが80％を越えると、剛性が高
くなりすぎ、あるいは重量をそれほど低減させ得なくな
ることによる。
打込本数を、そのベルト層の内側に隣接するベルト層の
コードのそれの、30〜80％の範囲とするのは、それが30
％未満では、タイヤ幅方向断面内での曲げ剛性を十分に
高めることができず、それが80％を越えると、剛性が高
くなりすぎ、あるいは重量をそれほど低減させ得なくな
ることによる。
【００１１】
【実施例】以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図１はこの発明の一実施例を示すタイヤ幅方向
の断面図であり、図中１は二本で一対をなすビードコア
を、２は、それらの両ビードコア１に跨がって延在する
カーカスをそれぞれ示す。
明する。図１はこの発明の一実施例を示すタイヤ幅方向
の断面図であり、図中１は二本で一対をなすビードコア
を、２は、それらの両ビードコア１に跨がって延在する
カーカスをそれぞれ示す。
【００１２】ここでは、このカーカス２を、タイヤ周方
向に対して75〜90°の範囲内の角度で延在するコードよ
りなるカーカスプライの一枚にて形成し、このカーカス
２のクラウン部の外周側に、トレッド３の全幅とほぼ等
しい幅を有するベルト４を配設する。ここで、この例の
ベルト４は、タイヤ半径方向の内外に隣接して位置する
二層のベルト層4a, 4bからなり、それらのそれぞれのベ
ルト層4a, 4bは、たとえば、一本もしくは複数本のベル
ト層コードを、カーカス２の周りに螺旋状に巻回するこ
とによって形成され、これにより、各ベルト層コード
は、実質的にタイヤ周方向に延在する。
向に対して75〜90°の範囲内の角度で延在するコードよ
りなるカーカスプライの一枚にて形成し、このカーカス
２のクラウン部の外周側に、トレッド３の全幅とほぼ等
しい幅を有するベルト４を配設する。ここで、この例の
ベルト４は、タイヤ半径方向の内外に隣接して位置する
二層のベルト層4a, 4bからなり、それらのそれぞれのベ
ルト層4a, 4bは、たとえば、一本もしくは複数本のベル
ト層コードを、カーカス２の周りに螺旋状に巻回するこ
とによって形成され、これにより、各ベルト層コード
は、実質的にタイヤ周方向に延在する。
【００１３】またここでは、内外二層のベルト層4a, 4b
のうち、外側に位置するベルト層4bのコードの、ベルト
４の幅Ｗの全体にわたる打込本数を、内側に位置するベ
ルト層4aのコードの、同様の打込本数の30〜80％、より
好ましくは、40〜60％の範囲とする。ところで、ベルト
層4aのコードに対する、ベルト層4bのコードの配設状態
は、図２(a) に示すように、ほぼ均一の粗状態とするこ
との他、図２(b) に示すように、ベルト幅方向の位置に
応じて、比較的密な部分と粗な部分とのそれぞれを有す
る状態とすることも可能である。
のうち、外側に位置するベルト層4bのコードの、ベルト
４の幅Ｗの全体にわたる打込本数を、内側に位置するベ
ルト層4aのコードの、同様の打込本数の30〜80％、より
好ましくは、40〜60％の範囲とする。ところで、ベルト
層4aのコードに対する、ベルト層4bのコードの配設状態
は、図２(a) に示すように、ほぼ均一の粗状態とするこ
との他、図２(b) に示すように、ベルト幅方向の位置に
応じて、比較的密な部分と粗な部分とのそれぞれを有す
る状態とすることも可能である。
【００１４】なおここで、それぞれのベルト層4a, 4bを
形成するそれぞれのコードとしては、スチールコード、
有機繊維コード、たとえば、芳香族ポリアミド、ポリビ
ニールアルコール、ナイロン、ポリエステル、ハイモジ
ュラスポリエステルなどのコードが好ましい。ここでと
くに、ナイロンコードのような低弾性コードを用いる場
合には、その複数本を並列に配置した状態でゴムコーテ
ィングすることにより帯状長尺体を形成し、この帯状長
尺体をカーカス２の周りに巻付けることによってベルト
層を構成することも可能であり、これによれば、一本の
コードを螺旋状に巻回する場合に比して、生産性を大き
く向上させることができる。
形成するそれぞれのコードとしては、スチールコード、
有機繊維コード、たとえば、芳香族ポリアミド、ポリビ
ニールアルコール、ナイロン、ポリエステル、ハイモジ
ュラスポリエステルなどのコードが好ましい。ここでと
くに、ナイロンコードのような低弾性コードを用いる場
合には、その複数本を並列に配置した状態でゴムコーテ
ィングすることにより帯状長尺体を形成し、この帯状長
尺体をカーカス２の周りに巻付けることによってベルト
層を構成することも可能であり、これによれば、一本の
コードを螺旋状に巻回する場合に比して、生産性を大き
く向上させることができる。
【００１５】このように構成してなるタイヤによれば、
前述したように、高い高速耐久性および高速安定性を十
分に発揮させることができるとともに、旋回走行時にお
けるすぐれた路面グリップ力を発揮させることができ、
また、タイヤの製造に際する成型作業工数を有効に低減
させることができるとともに、製造されるタイヤの重量
をもまた有利に低減させることができる。
前述したように、高い高速耐久性および高速安定性を十
分に発揮させることができるとともに、旋回走行時にお
けるすぐれた路面グリップ力を発揮させることができ、
また、タイヤの製造に際する成型作業工数を有効に低減
させることができるとともに、製造されるタイヤの重量
をもまた有利に低減させることができる。
【００１６】図３は、この発明の他の実施例を示すタイ
ヤ幅方向断面図であり、これは、外側に位置するベルト
層4bのコードを、ベルト４のそれぞれの側端部分で、ベ
ルト４の幅Ｗの約1/4 の範囲にわたって、内側のベルト
層4aのコードと実質的に等しい打込本数にて打込む一
方、ベルト４の中央区域では、ベルト幅の約1/2 の領域
内から、外側のベルト層4bのコードを完全に省くことに
よって、その外側のベルト層4bのコードの、ベルト幅全
体にわたる打込本数を、内側のベルト層4aのコードの、
同様の打込本数の30〜80％の範囲としたものである。
ヤ幅方向断面図であり、これは、外側に位置するベルト
層4bのコードを、ベルト４のそれぞれの側端部分で、ベ
ルト４の幅Ｗの約1/4 の範囲にわたって、内側のベルト
層4aのコードと実質的に等しい打込本数にて打込む一
方、ベルト４の中央区域では、ベルト幅の約1/2 の領域
内から、外側のベルト層4bのコードを完全に省くことに
よって、その外側のベルト層4bのコードの、ベルト幅全
体にわたる打込本数を、内側のベルト層4aのコードの、
同様の打込本数の30〜80％の範囲としたものである。
【００１７】この例のタイヤによれば、ベルト側端部
分、ひいては、トレッド側端部分の曲げ剛性が十分に増
加されることから、車両の旋回走行時の路面グリップ力
をより一層高めることができる。
分、ひいては、トレッド側端部分の曲げ剛性が十分に増
加されることから、車両の旋回走行時の路面グリップ力
をより一層高めることができる。
【００１８】
【比較例】以下に、発明タイヤと比較タイヤとの直進安
定性、旋回走行時の路面グリップ力、トレッド剛性およ
び乗心地に関する比較試験について説明する。 ・発明タイヤ１ サイズを170/60Ｒ17とした図１に示すタイヤであって、
カーカスを、タイヤ周方向に対して90°でのびる ナイ
ロンコード (1500 d/2) よりなるカーカスプライの一枚
で構成したところにおいて、ベルトを、芳香族ポリアミ
ドコード (1500d/2)からなるベルト層の二層により構成
し、外側のベルト層のコードの打込割合を、内側のベル
ト層のコードの0.5 としたもの。 ・発明タイヤ２ サイズを170/60Ｒ17とした図３に示すタイヤであって、
ベルトのそれぞれの側端部分でベルト幅の1/4 の範囲に
外側のベルト層を配設したもの。 ・比較タイヤ１ 外側のベルト層を省いた点を除いて、発明タイヤ１と同
様の構成を有するもの。 ・比較タイヤ２ 内外の両ベルト層のコードの打ち込み割合を1.0 とした
点を除いて、発明タイヤ１と同様の構成を有するもの。
定性、旋回走行時の路面グリップ力、トレッド剛性およ
び乗心地に関する比較試験について説明する。 ・発明タイヤ１ サイズを170/60Ｒ17とした図１に示すタイヤであって、
カーカスを、タイヤ周方向に対して90°でのびる ナイ
ロンコード (1500 d/2) よりなるカーカスプライの一枚
で構成したところにおいて、ベルトを、芳香族ポリアミ
ドコード (1500d/2)からなるベルト層の二層により構成
し、外側のベルト層のコードの打込割合を、内側のベル
ト層のコードの0.5 としたもの。 ・発明タイヤ２ サイズを170/60Ｒ17とした図３に示すタイヤであって、
ベルトのそれぞれの側端部分でベルト幅の1/4 の範囲に
外側のベルト層を配設したもの。 ・比較タイヤ１ 外側のベルト層を省いた点を除いて、発明タイヤ１と同
様の構成を有するもの。 ・比較タイヤ２ 内外の両ベルト層のコードの打ち込み割合を1.0 とした
点を除いて、発明タイヤ１と同様の構成を有するもの。
【００１９】・試験方法 上記各タイヤを 750ccのスポーツ車の後輪に装着してテ
ストコースを走行したときの各種性能をフィーリング評
価した。 ・試験結果 試験結果は表１に示す通りとなった。なお、表１に示す
数値は大きいほどすぐれた結果を示すものとする。
ストコースを走行したときの各種性能をフィーリング評
価した。 ・試験結果 試験結果は表１に示す通りとなった。なお、表１に示す
数値は大きいほどすぐれた結果を示すものとする。
【００２０】
【表１】 この表１によれば、発明タイヤ１は、乗心地の低下なし
に、トレッド剛性の増加に伴いグリップ力を効果的に高
めることができ、また発明タイヤ２は、乗心地を低下さ
せずに、フルバンク時のグリップ力をさらに高め得るこ
とが明らかである。なお比較タイヤ２ではトレッド剛性
がとくに大きく増加することになるも、接地性の低下に
より路面グリップ力の増加は認められなかった。
に、トレッド剛性の増加に伴いグリップ力を効果的に高
めることができ、また発明タイヤ２は、乗心地を低下さ
せずに、フルバンク時のグリップ力をさらに高め得るこ
とが明らかである。なお比較タイヤ２ではトレッド剛性
がとくに大きく増加することになるも、接地性の低下に
より路面グリップ力の増加は認められなかった。
【００２１】
【発明の効果】かくしてこの発明によれば、ベルトの形
成を容易にし、タイヤ重量を有効に低減してなお、所期
した通りのトレッド剛性をもたらし、旋回走行時におけ
る路面グリップ力を効果的に高めることができる。
成を容易にし、タイヤ重量を有効に低減してなお、所期
した通りのトレッド剛性をもたらし、旋回走行時におけ
る路面グリップ力を効果的に高めることができる。
【図１】この発明の一実施例を示すタイヤ幅方向断面図
である。
である。
【図２】内外ベルト層のそれぞれのコードの相対位置関
係を例示する図である。
係を例示する図である。
【図３】この発明の他の実施例示す図である。
１ ビードコア ２ カーカス ３ トレッド ４ ベルト 4a, 4b ベルト層 Ｗ ベルト幅
Claims (1)
- 【請求項１】 タイヤ周方向に対して75〜90°の範囲内
の角度でのびるコードよりなるカーカスプライの少なく
とも一枚にて形成したカーカスと、このカーカスのクラ
ウン部の外周側に配設されて、実質的にタイヤ周方向に
のびるコードよりなるベルト層の少なくとも二層で形成
したベルトとを具えるタイヤであって、各ベルト層のコードを、カーカスの周りに螺旋状に延在
させるとともに、 最外側のベルト層のコードの、ベルト
の全幅にわたる打込本数を、その最外側ベルト層の内周
側に隣接するベルト層のコードの、同様の打込本数の30
〜80％の範囲としてなる二輪車用空気入りラジアルタイ
ヤ。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03289966A JP3142920B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
| US07/967,397 US5355926A (en) | 1991-11-06 | 1992-10-28 | Pneumatic radial tires for two-wheeled vehicles |
| DE69210760T DE69210760T2 (de) | 1991-11-06 | 1992-11-05 | Radialluftreifen für Zweiradfahrzeuge |
| EP92310126A EP0541368B1 (en) | 1991-11-06 | 1992-11-05 | Pneumatic radial tires for two-wheeled vehicles |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03289966A JP3142920B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05124404A JPH05124404A (ja) | 1993-05-21 |
| JP3142920B2 true JP3142920B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17750034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03289966A Expired - Fee Related JP3142920B2 (ja) | 1991-11-06 | 1991-11-06 | 二輪車用空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5355926A (ja) |
| EP (1) | EP0541368B1 (ja) |
| JP (1) | JP3142920B2 (ja) |
| DE (1) | DE69210760T2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1277400B1 (it) * | 1995-08-01 | 1997-11-10 | Pirelli | Pneumatico ad elevata curvatura trasversale particolarmente per veicolo a due ruote |
| IT1283051B1 (it) * | 1996-05-22 | 1998-04-07 | Pirelli | Coppia di pneumatici ad elevata curvatura trasversale,particolarmente per veicoli a due ruote e metodo per il controllo del comportamento |
| IT1283351B1 (it) * | 1996-07-29 | 1998-04-17 | Pirelli | Pneumatico ad elevata curvatura trasversale in particolare per ruote anteriori |
| JP4498778B2 (ja) * | 2004-03-12 | 2010-07-07 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
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