JP3108531B2 - 自動二輪車用タイヤ - Google Patents
自動二輪車用タイヤInfo
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- JP3108531B2 JP3108531B2 JP04163665A JP16366592A JP3108531B2 JP 3108531 B2 JP3108531 B2 JP 3108531B2 JP 04163665 A JP04163665 A JP 04163665A JP 16366592 A JP16366592 A JP 16366592A JP 3108531 B2 JP3108531 B2 JP 3108531B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
- B60C2009/2012—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel with particular configuration of the belt cords in the respective belt layers
- B60C2009/2029—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel with particular configuration of the belt cords in the respective belt layers with different cords in the same layer, i.e. cords with different materials or dimensions
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- Tires In General (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は高速回転によるタイヤの
外径成長を抑制することによってトレッド部の発熱を防
止し、高速耐久性を向上すると共に、直進走行時のトレ
ッド部の径方向内側への曲げ剛性を小さくすることによ
って接地性を高め、かつコーナリングパワーを低くする
ことにより操縦安定性の向上を図りうる自動二輪車用タ
イヤに関する。
外径成長を抑制することによってトレッド部の発熱を防
止し、高速耐久性を向上すると共に、直進走行時のトレ
ッド部の径方向内側への曲げ剛性を小さくすることによ
って接地性を高め、かつコーナリングパワーを低くする
ことにより操縦安定性の向上を図りうる自動二輪車用タ
イヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、自動二輪車の技術的発展が著しく
最高速度が３００km／Ｈを越える性能を有するものも出
現しつつある。又このような自動二輪車に装着されるタ
イヤにあっては、高速耐久性能の大巾な向上と共に操縦
安定性の向上が要望されている。
最高速度が３００km／Ｈを越える性能を有するものも出
現しつつある。又このような自動二輪車に装着されるタ
イヤにあっては、高速耐久性能の大巾な向上と共に操縦
安定性の向上が要望されている。
【０００３】従来、自動二輪車用タイヤに関しては、そ
の高速性能を高めるため、カーカス及びベルト層のコー
ドを４輪車用のタイヤと同様に交叉させることによって
トレッド部の剛性を高めたもの、さらにベルト層の外側
にナイロンバンド等を巻装したもの等が存在するが、こ
のような構成のものではタイヤ重量が増し、高速走行に
よる負荷の増大と相俟ってトレッド部の発熱が大きく耐
久性に劣るという問題がある。
の高速性能を高めるため、カーカス及びベルト層のコー
ドを４輪車用のタイヤと同様に交叉させることによって
トレッド部の剛性を高めたもの、さらにベルト層の外側
にナイロンバンド等を巻装したもの等が存在するが、こ
のような構成のものではタイヤ重量が増し、高速走行に
よる負荷の増大と相俟ってトレッド部の発熱が大きく耐
久性に劣るという問題がある。
【０００４】このような問題点の一端を解決すべく、ベ
ルトコードをスパイラル状に巻回してベルトプライを形
成したものも提案されているが、このようなベルト層の
構成では、トレッド部の中央領域においては破壊強度に
劣り、かつタイヤの耐衝撃性が低下する一方、ショルダ
領域では、バンク角の関係で耐圧縮疲労性能を更に高め
る必要が生じるなど前記問題点の完全な解決には至って
いない。
ルトコードをスパイラル状に巻回してベルトプライを形
成したものも提案されているが、このようなベルト層の
構成では、トレッド部の中央領域においては破壊強度に
劣り、かつタイヤの耐衝撃性が低下する一方、ショルダ
領域では、バンク角の関係で耐圧縮疲労性能を更に高め
る必要が生じるなど前記問題点の完全な解決には至って
いない。
【０００５】本発明は、ベルト層を形成するベルトコー
ドを有機繊維によって形成するとともに、中央領域のベ
ルト層の剛性をショルダ領域よりも小にすることを基本
として、高速走行におけるタイヤの外径成長を抑止しト
レッド部の発熱を防止することにより、高速耐久性を高
めるとともに、接地性を高め操縦安定性を向上しうる自
動二輪車用タイヤの提供を目的としている。
ドを有機繊維によって形成するとともに、中央領域のベ
ルト層の剛性をショルダ領域よりも小にすることを基本
として、高速走行におけるタイヤの外径成長を抑止しト
レッド部の発熱を防止することにより、高速耐久性を高
めるとともに、接地性を高め操縦安定性を向上しうる自
動二輪車用タイヤの提供を目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、トレッド部か
らサイドウォール部を通りビード部のビードコアの周り
を折返す１枚以上のカーカスプライからなるカーカス
と、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部内方に配
される１枚以上のベルトプライからなるベルト層とを具
えた自動二輪車用タイヤであって、前記カーカスプライ
は有機繊維を用いたカーカスコードをタイヤ赤道に対し
て６０〜９０度の角度で配列し、かつ前記ベルトプライ
は引張弾性率６００kg／ mm2以上のコードにゴム引きし
たベルトコードをタイヤ赤道に対して略平行にスパイラ
ル状に巻回するとともに、該トレッド部を該トレッド部
の外縁間のタイヤ軸方向の距離であるトレッド巾（Ｔ
Ｗ）の０．２５倍以上かつ０．３５倍以下の距離をタイ
ヤ赤道（Ｃ）からタイヤ軸方向に隔てる点（Ｐ）を基点
として該点（Ｐ）よりも内側に位置する中央領域（Ｍ）
と前記点（Ｐ）よりも外側の領域であるショルダ領域
（Ｓ）とに仮想区分するとともに、前記ベルトプライ
は、前記ベルトコードの引張弾性率を中央領域（Ｍ）は
ショルダー領域（Ｓ）よりも小さく、かつその比を０．
８以上かつ０．９以下としたことを特徴とする自動二輪
車用タイヤである。
らサイドウォール部を通りビード部のビードコアの周り
を折返す１枚以上のカーカスプライからなるカーカス
と、該カーカスの半径方向外側かつトレッド部内方に配
される１枚以上のベルトプライからなるベルト層とを具
えた自動二輪車用タイヤであって、前記カーカスプライ
は有機繊維を用いたカーカスコードをタイヤ赤道に対し
て６０〜９０度の角度で配列し、かつ前記ベルトプライ
は引張弾性率６００kg／ mm2以上のコードにゴム引きし
たベルトコードをタイヤ赤道に対して略平行にスパイラ
ル状に巻回するとともに、該トレッド部を該トレッド部
の外縁間のタイヤ軸方向の距離であるトレッド巾（Ｔ
Ｗ）の０．２５倍以上かつ０．３５倍以下の距離をタイ
ヤ赤道（Ｃ）からタイヤ軸方向に隔てる点（Ｐ）を基点
として該点（Ｐ）よりも内側に位置する中央領域（Ｍ）
と前記点（Ｐ）よりも外側の領域であるショルダ領域
（Ｓ）とに仮想区分するとともに、前記ベルトプライ
は、前記ベルトコードの引張弾性率を中央領域（Ｍ）は
ショルダー領域（Ｓ）よりも小さく、かつその比を０．
８以上かつ０．９以下としたことを特徴とする自動二輪
車用タイヤである。
【０００７】
【作用】ベルトプライは、引張弾性率が６００kg／ mm2
以上の有機繊維からなるコードを用いて形成しているた
め、従来のナイロン、ポリエステル繊維からなるコード
を用いたものに比べてベルト層の強度が増大する。
以上の有機繊維からなるコードを用いて形成しているた
め、従来のナイロン、ポリエステル繊維からなるコード
を用いたものに比べてベルト層の強度が増大する。
【０００８】又ベルトコードをタイヤ赤道に対して略平
行にスパイラル状に巻回したため、高速走行時における
タイヤの外径成長を抑止できる。
行にスパイラル状に巻回したため、高速走行時における
タイヤの外径成長を抑止できる。
【０００９】しかも、ベルト層のベルトコードは、中央
領域Ｍにおけるベルトコードの引張弾性率をショルダ領
域Ｓにおけるベルトコードの引張弾性率よりも、小かつ
その比を０．８〜０．９倍と規制したため、中央領域Ｍ
におけるトレッドの曲げ剛性が小さくなり接地性が向上
する一方、コーナリングパワーが小さくなり、これによ
って直進時の操縦安定性が向上する。他方、ショルダ領
域では曲げ剛性が中央領域に比べて大であることによっ
て圧縮疲労抵抗が大きくなり前記外径成長を更に抑止で
き、トレッド部の発熱を防止し高速耐久性を高める。又
キャンバースティフネスが大きくなり旋回性能が向上す
る。
領域Ｍにおけるベルトコードの引張弾性率をショルダ領
域Ｓにおけるベルトコードの引張弾性率よりも、小かつ
その比を０．８〜０．９倍と規制したため、中央領域Ｍ
におけるトレッドの曲げ剛性が小さくなり接地性が向上
する一方、コーナリングパワーが小さくなり、これによ
って直進時の操縦安定性が向上する。他方、ショルダ領
域では曲げ剛性が中央領域に比べて大であることによっ
て圧縮疲労抵抗が大きくなり前記外径成長を更に抑止で
き、トレッド部の発熱を防止し高速耐久性を高める。又
キャンバースティフネスが大きくなり旋回性能が向上す
る。
【００１０】引張弾性率の前記比が０．８未満では、シ
ョルダ領域Ｓにおける剛性が大となり旋回時における操
縦安定性が低下する一方、０．９をこえると前記した諸
性能の向上が達成し得ない。
ョルダ領域Ｓにおける剛性が大となり旋回時における操
縦安定性が低下する一方、０．９をこえると前記した諸
性能の向上が達成し得ない。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図において本発明の自動二輪車用タイヤ１は、ビー
ドコア２が通る両側のビード部３、３と該ビード部から
タイヤ半径方向外向きにのびるサイドウォール部４と、
その上端を継ぐトレッド部５とを有し、又前記トレッド
部５からサイドウォール部４を通りビード部３の前記ビ
ードコア２の周りを折返すカーカス６と、該カーカス６
の半径方向外側かつトレッド部５の内方に配されるベル
ト層７とを具える。
る。図において本発明の自動二輪車用タイヤ１は、ビー
ドコア２が通る両側のビード部３、３と該ビード部から
タイヤ半径方向外向きにのびるサイドウォール部４と、
その上端を継ぐトレッド部５とを有し、又前記トレッド
部５からサイドウォール部４を通りビード部３の前記ビ
ードコア２の周りを折返すカーカス６と、該カーカス６
の半径方向外側かつトレッド部５の内方に配されるベル
ト層７とを具える。
【００１２】カーカス６は本実施例では１枚のカーカス
プライからなりかつ１５００デニールのポリエステル繊
維からなる素線を２本撚り合わせてコードを形成すると
ともに、該コードをタイヤ赤道Ｃに対して６０〜９０゜
の角度で配列したラジアル又はセミラジアルの構造体で
ある。
プライからなりかつ１５００デニールのポリエステル繊
維からなる素線を２本撚り合わせてコードを形成すると
ともに、該コードをタイヤ赤道Ｃに対して６０〜９０゜
の角度で配列したラジアル又はセミラジアルの構造体で
ある。
【００１３】ベルト層７は、本実施例ではカーカス６の
半径方向外側に配した１枚のベルトプライ１１からな
る。
半径方向外側に配した１枚のベルトプライ１１からな
る。
【００１４】ベルトプライ１１は、引張弾性率が６００
kg／ mm2以上の高弾性の、例えば芳香族ポリアミド等の
有機繊維又はスチールからなるベルトコードをタイヤ赤
道Ｃに対して略平行にスパイラル状に巻回している。な
お、ベルト層７を２プライで構成するときは前記ベルト
プライのタイヤ半径方向外側に配される外のベルトプラ
イはベルトプライと略同巾でありかつベルトプライと略
同種類の有機繊維からなるベルトコードを前記ベルトプ
ライ１１とは逆向きのスパイラル状にかつタイヤ赤道Ｃ
に対して平行して巻回する。
kg／ mm2以上の高弾性の、例えば芳香族ポリアミド等の
有機繊維又はスチールからなるベルトコードをタイヤ赤
道Ｃに対して略平行にスパイラル状に巻回している。な
お、ベルト層７を２プライで構成するときは前記ベルト
プライのタイヤ半径方向外側に配される外のベルトプラ
イはベルトプライと略同巾でありかつベルトプライと略
同種類の有機繊維からなるベルトコードを前記ベルトプ
ライ１１とは逆向きのスパイラル状にかつタイヤ赤道Ｃ
に対して平行して巻回する。
【００１５】ベルトプライ１１はそのベルトコードの引
張弾性率を境界点をなす点Ｐ、Ｐを境としてそのタイヤ
軸方向内側と外側とで異にしている。
張弾性率を境界点をなす点Ｐ、Ｐを境としてそのタイヤ
軸方向内側と外側とで異にしている。
【００１６】前記点Ｐは、トレッド部外縁Ｅ、Ｅ間のタ
イヤ軸方向の距離であるトレッド巾ＴＷの０．１５倍以
上かつ０．２５以下の距離Ｌをタイヤ赤道Ｃから隔てる
ベルト層７上に位置する。ベルト層７は、前記点Ｐを境
としてタイヤ赤道Ｃ側、即ち内側の中央領域Ｍと、又点
Ｐよりも外縁Ｅ側、即ち外側をショルダ領域Ｓとそれぞ
れ定義する。
イヤ軸方向の距離であるトレッド巾ＴＷの０．１５倍以
上かつ０．２５以下の距離Ｌをタイヤ赤道Ｃから隔てる
ベルト層７上に位置する。ベルト層７は、前記点Ｐを境
としてタイヤ赤道Ｃ側、即ち内側の中央領域Ｍと、又点
Ｐよりも外縁Ｅ側、即ち外側をショルダ領域Ｓとそれぞ
れ定義する。
【００１７】ベルトコードは、本実施例では、中央領域
Ｍ、ショルダ領域Ｓともに引張弾性率を６００kg／cm2
以上のコードをゴム巾に埋設して形成するとともに、コ
ードと埋設ゴムの引張弾性率を中央領域Ｍにおいてはシ
ョルダ領域Ｓにおける引張弾性率よりも小とするととも
にその比を０．８以上かつ０．９以下としている。
Ｍ、ショルダ領域Ｓともに引張弾性率を６００kg／cm2
以上のコードをゴム巾に埋設して形成するとともに、コ
ードと埋設ゴムの引張弾性率を中央領域Ｍにおいてはシ
ョルダ領域Ｓにおける引張弾性率よりも小とするととも
にその比を０．８以上かつ０．９以下としている。
【００１８】直進走行時にあっては、主として中央領域
Ｍで接地する。従ってタイヤの接地性を向上するには中
央領域Ｍにおけるベルト層７の内側への曲げ剛性が小と
なり、その結果、スリップ角が小のときのコーナリング
パワーが下り、直進走行安定性が向上する。
Ｍで接地する。従ってタイヤの接地性を向上するには中
央領域Ｍにおけるベルト層７の内側への曲げ剛性が小と
なり、その結果、スリップ角が小のときのコーナリング
パワーが下り、直進走行安定性が向上する。
【００１９】他方、ショルダー領域Ｓにあっては、中央
領域Ｍに比して前記弾性率が大であるため、キャンバー
角が３０〜４５°の大きな範囲においてキャンバースラ
ストが高くなる。
領域Ｍに比して前記弾性率が大であるため、キャンバー
角が３０〜４５°の大きな範囲においてキャンバースラ
ストが高くなる。
【００２０】さらに本実施例では、前記ベルト層７は、
前記ベルトコードを覆うゴムの１００％モジュラスを中
央領域Ｍとショルダー領域Ｓとにおいて異ならせてい
る。中央領域Ｍにあっては、該ゴム１００％のモジュラ
スを４０kg／cm2 以上かつ５０kg／cm2 以下とするとと
もに、中央領域Ｍの前記１００％モジュラスはショルダ
ー領域Ｓに比べて中央領域Ｍでは小とすることにより、
中央領域Ｍにおけるベルト層７の内側への曲げ剛性が一
層小となり、直進走行性を一層向上する一方、ショルダ
ー領域Ｓではキャンバースラストが一層高まり旋回走行
安定性を更に向上しうるのである。
前記ベルトコードを覆うゴムの１００％モジュラスを中
央領域Ｍとショルダー領域Ｓとにおいて異ならせてい
る。中央領域Ｍにあっては、該ゴム１００％のモジュラ
スを４０kg／cm2 以上かつ５０kg／cm2 以下とするとと
もに、中央領域Ｍの前記１００％モジュラスはショルダ
ー領域Ｓに比べて中央領域Ｍでは小とすることにより、
中央領域Ｍにおけるベルト層７の内側への曲げ剛性が一
層小となり、直進走行性を一層向上する一方、ショルダ
ー領域Ｓではキャンバースラストが一層高まり旋回走行
安定性を更に向上しうるのである。
【００２１】
【具体例】タイヤサイズ１６０／６０Ｒ１７のタイヤに
ついて図１の構成を有しかつ表１に示す仕様でタイヤを
試作し空気圧２．９kgf/cm2 荷重２６０kgのもとでテス
トを行った。なお比較のため本発明の構成外のタイヤ
（比較例１〜５）についても併せて試作し比較テストを
行った。なお各試験は下記条件で行った。
ついて図１の構成を有しかつ表１に示す仕様でタイヤを
試作し空気圧２．９kgf/cm2 荷重２６０kgのもとでテス
トを行った。なお比較のため本発明の構成外のタイヤ
（比較例１〜５）についても併せて試作し比較テストを
行った。なお各試験は下記条件で行った。
【００２２】 高速耐久試験 表面平滑なドラム走行試験機を用いて速度８０km／Ｈか
らスタートし、２４時間走行毎に１０km／Ｈづつ増加さ
せ故障するまでの走行距離を求めるとともに、比較例１
の値を１００として指数で表示した。数値が大きいほど
良好であり、１１０以上が合格である。
らスタートし、２４時間走行毎に１０km／Ｈづつ増加さ
せ故障するまでの走行距離を求めるとともに、比較例１
の値を１００として指数で表示した。数値が大きいほど
良好であり、１１０以上が合格である。
【００２３】 タイヤ強度 ＪＩＳＫ６３０１に定める試験方法により試験し、比較
例１の値を１００として指数で表示した。数値が大きい
ほど良好であり１１０以上が合格である。
例１の値を１００として指数で表示した。数値が大きい
ほど良好であり１１０以上が合格である。
【００２４】 直進安定性、旋回安定性 実車に装着し、テストロードの直線路を２４０km／Ｈ
で、又半径４００ｍの曲路を１８０km／Ｈの速度で走行
し、テストドライバーのフィーリングにより評価すると
ともに比較例の１を１００とする指数で表示した。数値
が大きいほど良好である。
で、又半径４００ｍの曲路を１８０km／Ｈの速度で走行
し、テストドライバーのフィーリングにより評価すると
ともに比較例の１を１００とする指数で表示した。数値
が大きいほど良好である。
【００２５】
【表１】
【００２６】
【発明の効果】叙上の如く本発明の自動二輪車用タイヤ
は、ベルト層を、中央領域とショルダー領域とに区分し
中央領域における弾性率をショルダ領域の０．８〜０．
９倍とすることを要旨としているため、中央領域では接
地性を高め操縦安定性を向上する一方、ショルダ領域に
おいては圧縮疲労抵抗が大となることによってトレッド
部の外径成長を抑制でき発熱を防止し高速耐久性を高め
る。
は、ベルト層を、中央領域とショルダー領域とに区分し
中央領域における弾性率をショルダ領域の０．８〜０．
９倍とすることを要旨としているため、中央領域では接
地性を高め操縦安定性を向上する一方、ショルダ領域に
おいては圧縮疲労抵抗が大となることによってトレッド
部の外径成長を抑制でき発熱を防止し高速耐久性を高め
る。
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】そのカーカス、ベルト層のコードを配列を示す
平面展開図である。
平面展開図である。
２ ビードコア ３ ビード部 ４ サイドウォール部 ５ トレッド部 ６ カーカス ７ ベルト層 ９ カーカスプライ １０ ベルトプライ Ｃ タイヤ赤道 Ｅ 外縁 Ｍ 中央領域 Ｓ ショルダ領域
Claims (2)
- 【請求項１】トレッド部からサイドウォール部を通りビ
ード部のビードコアの周りを折返す１枚以上のカーカス
プライからなるカーカスと、該カーカスの半径方向外側
かつトレッド部内方に配される１枚以上のベルトプライ
からなるベルト層とを具えた自動二輪車用タイヤであっ
て、前記カーカスプライは有機繊維を用いたカーカスコ
ードをタイヤ赤道に対して６０〜９０度の角度で配列
し、かつ前記ベルトプライは引張弾性率６００kg／ mm2
以上のコードにゴム引きしたベルトコードをタイヤ赤道
に対して略平行にスパイラル状に巻回するとともに、該
トレッド部を該トレッド部の外縁間のタイヤ軸方向の距
離であるトレッド巾（ＴＷ）の０．２５倍以上かつ０．
３５倍以下の距離をタイヤ赤道（Ｃ）からタイヤ軸方向
に隔てる点（Ｐ）を基点として該点（Ｐ）よりも内側に
位置する中央領域（Ｍ）と前記点（Ｐ）よりも外側の領
域であるショルダ領域（Ｓ）とに仮想区分するととも
に、前記ベルトプライは、前記ベルトコードの引張弾性
率を中央領域（Ｍ）はショルダー領域（Ｓ）よりも小さ
く、かつその比を０．８以上かつ０．９以下としたこと
を特徴とする自動二輪車用タイヤ。 - 【請求項２】前記ベルトプライは、前記中央領域（Ｍ）
においてベルトコードが埋設されるゴムの１００％モジ
ュラスを４０kg／cm2 以上かつ５０kg／cm2 以下とする
とともに、該ゴムの１００％モジュラスはショルダー領
域（Ｓ）よりも小さくかつその比を０．８以上かつ０．
９以下としたことを特徴とする請求項１記載の自動二輪
車用タイヤ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04163665A JP3108531B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動二輪車用タイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04163665A JP3108531B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動二輪車用タイヤ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330309A JPH05330309A (ja) | 1993-12-14 |
| JP3108531B2 true JP3108531B2 (ja) | 2000-11-13 |
Family
ID=15778267
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04163665A Expired - Fee Related JP3108531B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | 自動二輪車用タイヤ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3108531B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4956049B2 (ja) * | 2006-05-22 | 2012-06-20 | 住友ゴム工業株式会社 | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
| JP5009722B2 (ja) * | 2007-08-27 | 2012-08-22 | 株式会社ブリヂストン | 二輪車用空気入りタイヤ |
| JP5063304B2 (ja) * | 2007-11-14 | 2012-10-31 | 株式会社ブリヂストン | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
| JP2010274818A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Bridgestone Corp | 自動二輪車用空気入りタイヤ |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP04163665A patent/JP3108531B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05330309A (ja) | 1993-12-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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