JP3141990B2 - 使い捨て用体液吸収体 - Google Patents
使い捨て用体液吸収体Info
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Description
収体に関し、特に吸収体の型くずれを防止したものであ
る。
り使い捨ておむつ等に使われている吸収体に要求される
特性としては、尿など液の吸収速度が大きく、さらに着
用時のフィット性に優れることが挙げられていた。そこ
で現在、フィット性を向上させるためには、例えば図2
の生理用ナプキンに見られるように吸収体(4)の両側
縁部に長手方向の連続したエンボス(5)(5)を設け
たものがある。さらに吸収体の吸収速度を向上させるた
めには、例えば図3に示すように吸収体(4)のほぼ全
体に細かく弱いエンボス(5)を設けたものがある。
の吸収性能の向上や体へのフィット性向上を主眼として
いたが、両方の性能を同時に満足させた吸収体は得られ
ていない。また従来の吸収体では内部の吸収性ポリマー
の分布が片寄ったりする型くずれが発生しており、この
解決も急がれていた。
に対処するためになされたもので、体への密着性に優
れ、尿や便や経血等の体液を吸収する速度が大きく、か
つ体液を吸収する前後で型くずれを防止した使い捨て用
体液吸収体を開発したものである。
において、吸収体の長手方向の中央部の両側に該吸収体
の側縁部より内側に、具体的には少くともw/14(w
は吸収体の全巾)だけ内側に該側縁に沿って長手方向に
延びかつ長手方向の前後で夫々開放された1対の外側エ
ンボスラインを設け、さらにこれらの内側に互いに内側
に凸状湾曲した長手方向に沿って延びかつ長手方向の前
後で夫々開放された1対の内側エンボスラインを設けた
ことにより、長手方向への吸収を促進させ且つフィット
性を向上させたことを特徴とするものである。そしてこ
の際1対の外側エンボスラインの長さを吸収体全長の3/
6〜5/6とし、これらの幅方向の配置を互いに吸収体全幅
の4/7〜6/7隔てたものとしたり、また1対の内側エンボ
スラインの長さを吸収体全長の3/6〜5/6とし、互いの凸
部間の最短間隔を1対の外側エンボスライン間の間隔の
1/6〜5/6とするのは有効である。
の長手方向中央部の両側に1対の外側エンボスライン
(1)(1)を該吸収体の側縁に沿った形状に設け、さ
らにこれら外側エンボスライン(1)(1)の内側に互
いに内側に凸状湾曲した1対の内側エンボスライン
(2)(2)を設けたものである。
上させ、さらに長手方向への拡散による吸収速度を向上
させるためであると同時に型くずれを防止するものであ
る。そして該外側エンボスライン(1)(1)の長さ
(L1 )を吸収体全長(L)の3/6 〜5/6 としたのは、
5/6を越えると該吸収体(4)のウエスト方向の尿など
の漏れが生ずるからであり、他方 3/6未満では固定効果
が小さいので型くずれを有効に防止できないからであ
る。なお好ましい長さは全長(L)の約 4/6である。ま
たこれら外側エンボスライン(1)(1)間の間隔(W
1 )を、吸収体全幅(W)の 4/7〜6/7 としたのは、 6
/7を越えると型くずれ防止効果が低下し、4/7 未満の場
合は両側のエンボスライン間の間隔が狭くなりすぎて該
吸収体が硬く感じられるようになるためである。なお好
ましい間隔は全幅(W)の約 4/7である。
への拡散による吸収速度の一層の向上を図ると同時に、
型くずれを防止するためである。そして該内側エンボス
ライン(2)(2)の長さ(L2 )を吸収体全長(L)
の 3/6〜5/6 としたのは、外側エンボスラインについて
の限定理由と同様 5/6を越えるとウエスト方向からの尿
などの漏れが生じ、 3/6未満では型くずれを生ずるから
である。なお好ましい長さは全長(L)の約 4/6であ
る。またこれら内側エンボスライン(2)(2)の互い
の凸部間の最短間隔(W2)を外側エンボスライン
(1)(1)の互いの間隔(W1 )の 1/6〜5/6 とした
のは、外側エンボスラインについての限定理由と同様 5
/6を越えると型くずれ防止効果が小さく、 1/6未満では
吸収体が硬く感じられるようになるからである。なお好
ましい最短間隔は外側エンボスライン間隔(W1 )の約
2/6がよい。
のみによる型押し、熱を併用した方法、又は接着剤と組
み合わせた方法等がある。またエンボス加工は吸収体単
体に対して行ってもよいが、該吸収体と他の部材とを合
体した後に行ってもよい。
て、外側エンボスライン(1)(1)の長さ(L1 )を
それぞれ吸収体全長(L)の 4/6とし、これらの間隔
(W1 )を吸収体全幅(W)の 4/7とし、さらに内側エ
ンボスライン(2)(2)のそれぞれの長さ(L2 )を
L× 4/6、互いの最短間隔(W2 )をW1 × 2/6とした
本発明吸収体Aを作製した。
び内側エンボスラインの諸寸法が表1に示したものを作
製し、及び従来吸収体としてこれらのエンボスラインの
ないものを作製して、以下の吸収速度試験及び型くずれ
試験を行い、これらの結果を表1に示した。 ・吸収速度試験 吸収体中央に一定荷重をかけて 100ccの生理食塩水を注
ぎ、全てが吸収される時間を測定 ・型くずれ試験 吸収体の長手方向中央部の両側縁を両手でつかみ、10回
揉むようにこすり合わせて吸収体の崩れ具合を官能で判
断
速度が大きく、型くずれが小さいことが判る。またこれ
ら吸収体を用いて大人用使い捨ておむつを作って試着し
たところ、本発明吸収体のものはいずれも従来のものよ
りフィット性は良好であった。
ィット性が共に優れ、しかも型くずれ防止効果の高い吸
収体が得られ、幼児や乳幼児に限らず大人用の展開型お
むつやパンツ型おむつに好適に用いることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 使い捨て用体液吸収体において、吸収体
の長手方向の中央部の両側に該吸収体の側縁部よりw/
14(wは吸収体の全巾)だけ内側に該側縁に沿って長
手方向に延びかつ長手方向の前後で夫々開放された1対
の外側エンボスラインを設け、さらにこれらの内側に互
いに内側に凸状湾曲した長手方向に沿って延びかつ長手
方向の前後で夫々開放された1対の内側エンボスライン
を設けたことにより、長手方向への吸収を促進させ且つ
フィット性を向上させたことを特徴とする使い捨て用体
液吸収体。 - 【請求項2】 1対の外側エンボスラインの長さが吸収
体全長の 3/6〜5/6であり、これらの幅方向の配置が互
いに吸収体全幅の 4/7〜6/7 隔てたものである請求項1
記載の使い捨て用体液吸収体。 - 【請求項3】 1対の内側エンボスラインの長さが吸収
体全長の 3/6〜5/6であり、互いの凸部間の最短間隔が
1対の外側エンボスライン間の間隔の 1/6〜5/6 である
請求項1又は2記載の使い捨て用体液吸収体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09096794A JP3141990B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 使い捨て用体液吸収体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09096794A JP3141990B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 使い捨て用体液吸収体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10272156A JPH10272156A (ja) | 1998-10-13 |
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Family
ID=14174546
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09096794A Expired - Fee Related JP3141990B2 (ja) | 1997-03-31 | 1997-03-31 | 使い捨て用体液吸収体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3141990B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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-
1997
- 1997-03-31 JP JP09096794A patent/JP3141990B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10272156A (ja) | 1998-10-13 |
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