JP3140473U - 段ボール紙板の堆積自動化機構 - Google Patents

Abstract

【課題】後続の包装と運送がたやすく、コストダウンできる段ボール紙の自動化堆積機構の提供。
【解決手段】段ボール紙の自動化堆積機構は、多段式の輸送ベルトにより切断終了後の段ボール紙を伝送し、輸送ベルト間の速度差と高度差により、複数の紙板が一定額数量で堆積し、複数の紙板が一定額の数量で交錯畳合して紙板スタックとなり、運送する。更に、次の紙板を前の紙板スタック上に堆積し、堆積機構により、畳合後の紙板スタックを互い違いで更に畳合する。
【選択図】図１

Description

本考案は段ボール紙板の堆積自動化機構に関し、特に、自動仕分け堆積する段ボール堆積機構に関するものである。

現在、大部分の段ボール紙はまず、芯紙を成型し、その後、段ボール端を粘着剤により面紙と貼合してなる。切断工程により指定の大小に切断し、人工収集して、箱詰めする。

上述の方式は、人工方式で包装するので、時間も費用もかかり、コストが下がらない。

本考案の目的は、自動化の堆積機構を提供し、上述の問題を解決することにある。

本考案の自動化の堆積機構は、多段式の輸送ベルトにより、切断完成後の段ボール紙、或いは、任意の紙を伝送し、第一輸送ベルトと第二輸送ベルトの間の高低差と、各運送ベルト間の速度変化により、第一スタックと第二スタックを分離し、複数の紙板が相互に畳合することができ、複数の紙板は一定額数量で互い違いに紙板スタックに畳合し、運送する。更に、次の紙板を前の紙板スタック上に堆積し、堆積機構により、畳合後の紙板スタックを互い違いで更に畳合し、後続の包装と運送が容易である。また、本考案は、固定枚数、及び、各スタックの枚数を固定して、人力で数量を計算する必要がなく、便利である。

また、本考案は、更に、堆積台の上方に運送ベルトを連接し、これにより、堆積が完成した段ボール紙は、例えば、包装等の作業地点に送られ、人力が不要で、快速に包装作業を完成し、産量を増加させる。

また、堆積台上に、前板と後板を設置し、段ボール紙の堆積排列を補助し、更に、前板滑車により前板の前後移動を制御して、前板と後板の間のギャップを調整して、切断後の紙板の長さに符合させ、昇降させて、段ボール紙堆積の位置を制御する。更に、堆積台は移動機構を結合し、移動機構と前、後板により、一定数量に堆積する時、次の層を交錯配置し、後続の箱詰めや数量点呼の作業が容易である。

堆積機構により、包装と運送が容易である、人力で段ボール紙の数量を計算する必要がない、快速に包装作業を完成し、産量を増加させることができる、等の長所が得られる。

図１で示されるように、本考案の切断完成後の段ボール紙堆積機構１００は、紙切断機１１０の後端に連接され、切断完成後の段ボール紙、或いは、任意の形式の紙板を送り、第一輸送ベルト１２０、第二輸送ベルト１３０、中段輸送ベルト１４０、後段輸送ベルト１５０、少なくとも1つの圧棒（ローラーでも可）１２２、少なくとも1つの第二圧棒（ローラーでも可）１３４、第一昇降機構１３２、第二昇降機構１４２、第三昇降機構１５２、及び、堆積台１６０、からなる。第一輸送ベルト１２０の前端は紙切断機１１０に近接し、紙切断機１１０が出力する段ボール紙板を受ける。第一圧棒１２２は第一輸送ベルト１２０上方に設置されて、進行する段ボール紙板に圧力をかける。第二輸送ベルト１３０の前端と第一輸送ベルト１２０の後端は、連接機構、例えば、ユニバーサルジョイントにより連接してなり、連接機構は公知技術なのでここに詳述しない。また、第一輸送ベルト１２０の末端は第二輸送ベルト１３０の前端より高いので、紙板は連接により、回転に伴って、第二輸送ベルト１３０に運送され、紙板は連続して第二輸送ベルト１３０に堆積する。中段輸送ベルト１４０は第二輸送ベルト１３０後端に連接され、後段輸送ベルト１５０は中段輸送ベルト１４０後端に連接され、各段ボール紙板を伝送すると共に、各輸送ベルトが適時速度を変化させて、数量に依る堆積の目的を達成する。第一昇降機構１３２は第二輸送ベルト１３０に連接されて、第二輸送ベルト１３０末端の昇降を帯動し、第二昇降機構１４２は中段輸送ベルト１４０に連接され、第三昇降機構１５２は後段輸送ベルト１５０に連接されて、後段輸送ベルト１５０の後端を帯動して昇降し、各昇降機構により、第二〜後段輸送ベルト１５０の高度を調整し、及び、各輸送ベルトの速度、或いは、長さにより制御して、各段ボール紙板が堆積排列する。本考案の第一〜第三昇降機構はこれに制限されず、各輸送ベルトを昇降させるものは、同様の機構の延伸であり、本考案の範囲内である。

図２A〜図２Eを参照すると、本実施例は、まず、第一輸送ベルト１２０の速度が第二輸送ベルト１３０より速く、且つ、第一輸送ベルト１２０の末端は第二輸送ベルト１３０の前端より高く、故に、各紙板が移動する時、第二輸送ベルト１３０上の紙板は、第一輸送ベルト１２０よりゆっくりと動き、次の紙板が第一輸送ベルト１２０から第二輸送ベルト１３０に滑動する時、一部が前の紙板に重畳し、紙スタックが第二輸送ベルト１３０上に集中し、指定数量になった時、第二輸送ベルト１３０、中段輸送ベルト１４０、及び、後段輸送ベルト１５０は、第一輸送ベルト１２０より速い速度に転換し、紙板が後に運送される。同時に、第一輸送ベルト１２０は遅い速度で運転し、前の段ボール紙板が第二輸送ベルト１３０を離れる時、第一輸送ベルト１２０は速い速度に転換して、段ボール紙板スタックが第一輸送ベルト１２０から離れ、第二輸送ベルト１３０は遅い速度に転換し、第二輸送ベルト１３０上で、次の段ボール紙板を継続して堆積する。同時に、中段輸送ベルト１４０と後段輸送ベルト１５０は速い速度か、或いは、相同の速度を維持して、紙板を継続して輸送し、続いて、前述の速度調整の工程を重複して、各輸送ベルト速度の速さを転換して、ロット堆積の目的を達成する。上述の各輸送ベルトの速度調整方式は唯一の方式ではなく、本発明の請求項の範囲に記述される設備により紙板の自動堆積の目的を達成すれば、本考案の保護範囲である。

この他、図２A〜図２E、及び、図１を参照すると、堆積台１６０は後段輸送ベルト１５０後端の下側に設置され、各段ボール紙板が順に落ちる時、順に、堆積台１６０上に放置され、故に、本考案は、各輸送ベルトの速度の制御、及び、各昇降機構の高度の調整移動により、段ボール紙板のロット堆積作業を実行し、人力を省き、一定時間内の産量を増加させることができる。

また、図３Aと図３Fで示されるように、堆積台１６０上に運送ベルト１６２を連接し、各段ボール紙板が堆積完成後、運送ベルト１６２により次の作業点に帯動される。この他、更に、前板１７２と後板１５６を設置して、段ボール紙板が脱落する時の放置排列を補助する。後段輸送ベルト１５０の後端は圧輪１５４を設置し、圧輪１５４により、各段ボール紙板を圧制するのを補助し、各紙板と後段輸送ベルト１５０間の摩擦力を強化し、紙板が円滑に前に移動する。

図２E〜図３Fで示されるように、後板１５６は後段輸送ベルト１５０に枢接され、後板１５６は後段輸送ベルト１５０後段の上昇、或いは、下降に伴い、且つ、更に、堆積台１６０は移動機構１６４を設置する。移動機構１６４は複数の車輪１６６、及び、少なくとも1つの駆動ユニット１６８を有し、駆動ユニット１６８により堆積台１６０の前後移動を制御する。駆動ユニット１６８は気圧シリンダ、或いは、油圧シリンダ、或いは、モーター等であるが、これに制限されない。また、堆積台１６０の上方は前板主フレーム１７０（図１で示される）、前板滑車１７４、前板昇降駆動装置１７８、及び、二つの前板トラック１７６を設置する。前板主フレーム１７０はフレーム体で、前板滑車１７４は前板主フレーム１７０上に設置され、前板主フレーム１７０に沿って前後に移動する。また、前板昇降駆動装置１７８は前板滑車１７４上に設置されると共に、前板１７２と連接する。故に、前板滑車１７４が前板フレーム１７０上で位置を変更する時、前板１７２は前板滑車１７４と同時に指定位置に前後に移動し、前板１７２と後板１５６の間隔を変化させて、異なる長さの紙板に適合させる。また、二前板トラック１７６は前板１７２の両側縁の外側に設置されると共に、前板滑車１７４と連接される。二前板トラック１７６はそれぞれ、相対する内側位置でスロット１７６２を設置し、前板１７２の両相対辺縁がスロット１７６２内に挿入され、前板昇降駆動装置１７８が前板１７２を帯動して、スロット１７６２に沿って昇降移動（垂直）する。前述の前板昇降駆動装置１７８は一般の機構、例えば、モーターで、これは公知技術であるので、ここに詳述しない。段ボール紙板が一高度、或いは、数量に堆積されるとき、移動機構１６４は堆積台１６０を前、或いは、後に移動させ、同時に、後板１５６と前板１７２は同時に指定高度に上昇し、前板１７２と後板１５６の下方が中空状態を形成して、下方に堆積された紙が衝突するのを防止すると共に、次の段ボール紙板を互い違いに前の段ボール紙板上に堆積して、後続のロット包装作業を容易にする。更に、後段輸送ベルト１５０の末端は状況に応じて、第三昇降機構１５２により昇降し、故に、第一昇降機構１３２、第二昇降機構１４２は高度の調整に伴い、各輸送ベルトの運送工程が容易になる。

また、更に、第一輸送ベルト１２０上に計数器を設置し（図示しない）、計数器により通過した紙板数を計算し、各輸送ベルトの速度制御の参考値を制御するのを補助し、計数器はセンサー、或いは、機構でもよい。

本考案の実施例の作動状態図である。 本考案の実施例による実施例を示す図である。 本考案の実施例による実施例を示す図である。 本考案の実施例による実施例を示す図である。 本考案の実施例による実施例を示す図である。 本考案の実施例による実施例を示す図である。 本考案の実施例による堆積状態を示す図である。 本考案の実施例による堆積状態を示す図である。 本考案の実施例による堆積状態を示す図である。 本考案の実施例による堆積状態を示す図である。 本考案の実施例による堆積状態を示す図である。 本考案の実施例による堆積状態を示す図である。

符号の説明

１００ 紙板堆積機構
１１０ 紙切断機
１２０ 第一輸送ベルト
１２２ 第一圧棒
１３０ 第二輸送ベルト
１３２ 第一昇降機構
１３４ 第二圧棒
１４０ 中段輸送ベルト
１４２ 第二昇降機構
１５０ 後段輸送ベルト
１５２ 第三昇降機構
１５４ 圧輪
１５６ 後板
１６０ 堆積台
１６２ 運送ベルト
１６４ 移動機構
１６６ 車輪
１６８ 駆動ユニット
１７０ 前板主フレーム
１７２ 前板
１７４ 前板滑車
１７６ 前板トラック
１７６２ スロット
１７８ 前板昇降駆動装置

Claims (8)

1. 段ボール紙の堆積機構であって、紙切断機の後端に連接され、切断完成後の紙板を運送し、
   前端が前記紙切断機に近接し、前記紙切断機から出力する紙板を受け取る第一輸送ベルトと、
   前端が前記第一輸送ベルトの後端に連接され、且つ、前記第一輸送ベルトの後端が前記前端より高い第二輸送ベルトと、
   前記第二輸送ベルトに連接され、前記第二輸送ベルト後端を帯動して昇降させる第一昇降機構と、
   前端が前記第二輸送ベルト後端と連接する中段輸送ベルトと、
   前記中段輸送ベルトに連接され、前記中段輸送ベルトの後端を帯動して昇降させる第二昇降機構と、
   前端が前記中段輸送ベルト後端と連接する後段輸送ベルトと、
   前記後段輸送ベルトに連接され、前記後段輸送ベルトの後端を帯動して昇降させる第三昇降機構と、
   前記後段輸送ベルト後端の下側に設置され、前記後段輸送ベルトにより運送される段ボール紙を放置する堆積台と、
   からなり、各輸送ベルトの速度、及び、前記第二輸送ベルト、前記中段輸送ベルト、及び、前記後段輸送ベルトの高度を制御することにより、運送中の紙板の堆積作業を実行することを特徴とする段ボール紙の堆積機構。
2. 前記第一輸送ベルトと前記第二輸送ベルトの間、前記第二輸送ベルトと前記中段輸送ベルトの間、及び、前記中段輸送ベルトと前記後段輸送ベルト間は、それぞれ、少なくとも1つの連接機構を設置し、前記連接機構は相隣する輸送ベルトを連接することを特徴とする請求項1に記載の段ボール紙の堆積機構。
3. 前記連接機構はユニバーサルジョイントであることを特徴とする請求項２に記載の段ボール紙の堆積機構。
4. 前記第一輸送ベルトは計数器を設置し、前記後段輸送ベルト末端に少なくとも1つの圧輪を設置することを特徴とする請求項３に記載の段ボール紙の堆積機構。
5. 前記堆積台は、更に、輸送ベルトを連接し、前記堆積台上方は、
   フレーム体である前板主フレームと、
   前記前板主フレーム上に設置され、前記前板主フレームで滑動する前板滑車と、
   前記前板滑車に設置される前板昇降駆動装置と、
   前記前板滑車の両側に連接されると共に、それぞれ、少なくとも1つのスロットを有する二つの前板トラックと、
   板体で、前記前板昇降駆動装置と連接し、且つ、両側がそれぞれ、前記前板トラック上のスロット内に挿入し、前記前板昇降駆動装置により動力を提供して、前記スロット内で昇降滑動する前板と、
   板体で、前記後段輸送ベルトに枢接される後板と、
   からなり、前記前板滑車が前記前板主フレーム上で滑動して位置を変更することにより、前記前板と前記前板トラックを移動させ、前記前板と前記後板の間の距離を変化させることを特徴とする請求項４に記載の段ボール紙の堆積機構。
6. 前記堆積台は移動機構を設置し、前記移動機構は複数の車輪、及び、少なくとも1つの駆動ユニットを含み、各車輪は前記堆積台の下側に設置されることを特徴とする請求項５に記載の段ボール紙の堆積機構。
7. 前記駆動ユニットは少なくとも1つの気圧シリンダ、油圧シリンダ、或いは、モーターであることを特徴とする請求項６に記載の段ボール紙の堆積機構。
8. 前記第一輸送ベルト上に更に第一圧棒を設置して、進む紙板を施圧し、前記第二輸送ベルト上に少なくとも1つの第二圧棒を設置して、進む紙板を施圧することを特徴とする請求項７に記載の段ボール紙の堆積機構。

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