JP3140207U - 開きドアー指詰戸当り - Google Patents

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Abstract

【課題】開き戸の先端と開き戸の枠体との間に指などを挟む事故を防止し、不使用時には、アームを開き戸の先端面または枠体に形成された溝に収容し、不要なスペースを取らない。
【解決手段】本考案の開きドアー指詰戸当りは、開き戸の戸先や戸尻に装着され、少なくとも一対の対向する面を有する基部と、その基部の一対の対向する面に形成された溝に両端が支持された1本の軸と、その軸により一方の端が支持されてなるアームとを有する。操作時には、前記アームが、前記軸を中心として所定の角度回動するように支持されている。
【選択図】図7

Description

本考案は開きドアー指詰戸当りに関する。さらに詳しくは、開き戸の枠体に開き戸の戸先が当接する手前で、開き戸の移動を抑止する開きドアー指詰戸当りに関する。
従来、保育園、幼稚園、福祉施設等では、幼児や入居者が開き戸を閉める際に、開き戸の戸先と開き戸の枠体との間に、指などを詰める(挟む)という、不慮の事故が頻繁に起こっている。従来から、このような指詰め事故への対応策として、開き戸もしくは開き戸の枠体にドアストッパーを設ける方法が種々提案されている。
たとえば特許文献1には、開き戸の取っ手に、開き戸下端に内蔵されたストッパーを昇降させる機能を付与したドアストッパー機能付き開き戸の技術が開示されている。
また、特許文献2には、開き戸を完全に開放した際に、開き戸の取っ手を係止するため、開き戸の取っ手と同じ高さにおいて壁に設置されたドアストッパーの技術が開示されている。
特開2005−68948号公報 特開平8−60929号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、ストッパーを降ろすことにより、ストッパーと床との間に摩擦を発生させることで開き戸の動きを一時的に止めているだけであり、特に床にカーペットや畳が敷かれている場合は長期の使用によりそれらを傷つける問題がある。特に、使用者がストッパーを降ろした状態に気づかず無理に開き戸を開け閉めしようとしたときなどは、床を傷つけることが多く、注意が必要であった。
また、特許文献2の技術では、開き戸の取っ手と同じ位置のストッパーを壁に新設しなければならないという問題がある。さらに、このストッパーは常時壁に突設されており不要なスペースを取らざるを得なかった。
本考案は上述した従来の問題に鑑みたもので、開き戸と開き戸の枠体との間に指などを挟む事故を防止し、開き戸周辺を傷つけることなく、また枠体に不要な付帯設備を新設することのない開きドアー指詰戸当りであって、不使用時は収納されているアームを、簡単な操作により、指で摘める位置まで引き出す手段を有する開きドアー指詰戸当りを開発することを目的としている。
本考案の開きドアー指詰戸当りによれば、少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる一対の回転中心突起が突設され、該回転中心突起が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、前記アームが、前記回転中心突起を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記回転中心突起の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされてなる。
また、少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる軸を有し、該軸が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、前記基部の底面に、前記軸を底面方向へ付勢する板ばねが設けられ、前記アームが、前記軸を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記軸の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされてなる。
少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる一対の回転中心突起および同軸状に一対の挿入孔を有し、該挿入孔に、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる軸が挿入され、該回転中心突起が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、前記基部の底面に、前記軸を底面方向へ付勢する板ばねが設けられ、前記アームが、前記回転中心突起を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記回転中心突起の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされてなる。
また、少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる一対の回転中心突起および同軸状に一対の軸受を有し、該軸受に、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる軸が嵌合され、該回転中心突起が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、前記基部の底面に、前記軸を底面方向へ付勢する板ばねが設けられ、前記アームが、前記回転中心突起を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記回転中心突起の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされてなる。
また、前記基部の底面に弾性体が設けられてなることが好ましい。
前記基部の前記一対の対向する面のうち、少なくとも一方の面に切り欠きが設けられ、前記アームに、前記切り欠きと係合するための係合突起が設けられてなることが好ましい。
前記アームの面であって、前記基部に前記アームが収容された際に前記基部の底部と近接する面と対向する面に、鋸歯状溝が設けられてなることが好ましい。
前記基部に、少なくとも1つの固着用孔部が設けられなることが好ましい。
前記基部に、少なくとも1つの鍔部が設けられ、該鍔部に少なくとも1つの固着用孔部が設けられてなることが好ましい。
前記アームの表面の少なくとも一部を覆うように弾性体が設けられてなることが好ましい。
前記基部の前記一対の対向する面に形成された前記溝に、切り欠きが形成されてなることが好ましい。
前記基部が、開き戸の戸先または枠体に形成された溝に装着されてなることが好ましい。
本考案の開きドアー指詰戸当りを、開き戸の戸先または枠体に装着した場合には、開き戸の先端と枠体との間に指などを挟む事故を防止することができる。また、本考案の開きドアー指詰戸当りは、不使用時には、枠体と開き戸の先端面とを離間するためのアームを開き戸の先端面または枠体に形成された溝に収容しておくことができ、不要なスペースを取らず、使用時には、簡単な操作でアームを指で摘める位置まで引き出すことをことができる。
本考案の開きドアー指詰戸当りは、少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる一対の回転中心突起が突設され、該回転中心突起が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、前記アームが、前記回転中心突起を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記回転中心突起の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされてなる。
当該構成において、前記第一の角度位置から前記第二の角度位置への回動は、前記アームに設けられた回転中心突起と、前記基部に設けられた溝との組み合わせにより実現されている。この組み合わせは、前記回転中心突起に代えて、前記基部に設けられた溝と係合するための軸を設けても良い。この軸は、固着されたものであっても、挿し込まれたものであってもよく、アームに設けられた軸受を介して固定されたものであっても良い。さらに、回動時に、前記軸を、前記基部の底面方向へ付勢するための板ばねを設けても良い。
ここで、本明細書において、開き戸の枠体とは、建具(すなわち、開き戸)を支えるための枠組みを意味している。本明細書では、開き戸の戸先とは、開き戸と枠体の固着側と反対側、つまり開き戸を完全に閉めた際に、枠体と近接する側を意味している。
以下で、添付図面を参照しながら、本考案の開きドアー指詰戸当り(以下、開き戸用ストッパーという)を詳細に説明する。
図1は、本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、(a)は、アームが基部の内部に収容されている状態、(b)と(c)は、アームが基部の内部から一部突出された状態、(d)は、アームが基部の内部から完全に突出された状態(使用時の形態)を示す。図2は、本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面断面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、(a)は、アームが基部の内部に収容されている状態、(b)と(c)は、アームが基部の内部から一部突出された状態、(d)は、アームが基部の内部から完全に突出された状態(使用時の形態)を示す。図3は、本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの説明図であり、(a)は上面図、(b)は側面断面図である。図4は、本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーおよび開き戸に形成された凹部を示す斜視図である。図5は、本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーを戸先に装着して、使用している状態を説明するための斜視図である。図6は、本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーを、開き戸の戸先に装着して使用している状態を説明するための上面図であり、(a)は、開き戸を開いている状態、(b)は、アームの先端が開き戸の枠体に当接している状態、(c)は、(b)の拡大図である。図7は、本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態2)における開き戸用ストッパーおよび開き戸に形成された凹部を示す斜視図である。
実施の形態1
実施の形態1の開き戸用ストッパー1は、図1(a)〜(d)、図2(a)〜(d)に示されるように、箱状の基部2と、前記基部2に収容され、少なくとも一対の対向する面を有するアーム3と、前記アーム3の一対の対向する面に形成された溝4に挿し込まれた軸(以下、回転中心軸5という)とから構成されている。
前記基部2は、開き戸用ストッパー1を開き戸に装着し、固定するための部材である。基部2は、アーム3を収容空間6(図1(c)参照)内に収容できる程度の大きさであり、少なくとも一対の対向する面(以下、側面7という)を有している。側面7には、回転中心軸5の両端を遊嵌するための溝4が、ちょうど向かい合うように形成されている。また、後述するアーム側面の少なくとも一方の側面に少なくとも1箇所設けられた係合突起8と係合するための切り欠き9が設けられている。
溝4は、回転中心軸5の直径よりも大きく、アーム3を基部2内部から突出させる際に、アーム3の回転中心軸5側一端が、基部2に当接した後、その当接点10を中心として板ばね11の湾曲部を押し曲げて突出状態に至るのに、回転中心軸5が取る動きに必要な大きさがあれば充分である。溝4には切り欠き12が設けられている。切り欠き12は、アーム3を基部2から突出させた際に、回転中心軸5が係合し、ふとした外力によってアーム3が基部2に収納されないよう仮止めするための部位である。
切り欠き9は、図1(a)〜(d)に示されるように、側面視で略L字状に設けられており、基部2にアーム3が収納されている状態(図1(a)参照)では、アーム3に設けられた係合突起8が切り欠き9の長手方向に収納され、後述する弾性体13により、不意に基部2からアーム3が突出しないよう付勢されている。
また、一対の対向する面を接続するように設けられた1つの面(以下、底面14という)には、回転中心軸5を、底面14方向へ付勢するための板ばね11と、開き戸用ストッパー1をねじ15を介して開き戸または枠体に固定するための固着用孔部16(図4参照)と、アーム3を突出させる際に、アーム3を弾発するための弾性体13とが設けられている。板ばね11は、一端が底面14に固着されており、他端は、回転中心軸5を底面14方向へ付勢するよう当接している。
基部2の材質としては、特に限定されないが、金属、合成樹脂などを用いることができる。固着用孔部16は、枠体に開き戸用ストッパー1を固着するためのねじ15を通すための孔である。ねじ15の代わりに釘などを用いて固着してもよい。固着手段は、ねじや釘のほか、当業者に自明の各種手段を用いることができ、枠体に対し接着剤のみで固定しても良い。
弾性体13は、アーム3が基部2に収納されている状態(図1(a)、図2(a)参照)では、不意に基部2からアーム3が突出しないようアーム3を付勢しており、指などで応力Fを加えることにより、アーム3の係合突起8が基部2の切り欠き9内を移動させることにより、弾性体13の弾発力によって図1(b)および図2(b)に示される矢印方向へアーム3を突出させる。その際にアーム3が突出される程度は、弾性体13の弾発力に依存するが、突出したアーム3の側面を指で摘んで引き出すことができる程度に突出するよう、弾性体13の弾発力(弾発強度)、弾性体13そのものの位置が適宜設定されている。
アーム3は、使用時に開き戸の先端と枠体との間に突っ張って、開き戸の先端と枠体との間を離間するための部材である。アーム3は、略中空角柱状を呈しており、その一方の端には、回転中心軸5を保持するための孔(以下、回転中心軸貫通孔17とする)が、向かい合う2面を貫通するように形成されている。
回転中心軸貫通孔17は、回転中心軸5の横断面形状と同一径、または横断面形状に即した形状を呈しており、横断面形状に即した形状を呈する場合の大きさは、回転中心軸5の表面に回転中心軸貫通孔17の側縁が隙間なく密着する程度である。このように、回転中心軸貫通孔17の側縁を回転中心軸5の表面に密着させ、かつ前記弾性体13により基部2の底面14方向へ付勢することで、アーム3のグラつきを防ぎ、意図せず、アーム3が回動することを防ぐ。また、アーム3の一方の端面(以下、係止部18という)は、図1(a)の状態からアーム3が角度αだけ回動すると、底面14に当接する(図1(d)参照)。言い換えれば、アーム3の係止部18と、基部2の底面14が当接することにより、アーム3の回動が止まる。
すなわち、アーム3が角度αだけ回動したときに、基部2の底面14と係止部18とが当接するように、回転中心軸5の中心位置が設定されている。ここで、本実施の形態では、衝突時の衝撃により意図せずアーム3が基部2内に収容される方向(図1(c)時計回り方向)に回動するのを防止するため、アーム3の回動可能な角度αを、90°より若干大きく設定することが好ましい。具体的には、91°〜93°が好ましい。たとえば、回動可能な角度αを91°にする場合には、係止部18または基部2の底面14の面に1°の勾配を形成する。
回転中心軸5は、アーム3の回動の中心となる軸であり、また、アーム3を基部2に保持するための部材である。回転中心軸5は、金属製の円柱状の部材で、その長さは一対の対向する側面間の距離より若干長い。既に述べたように、回転中心軸5の両端は、基部2の一対の対向する側面7に形成された溝4に遊嵌される。
また、アーム3の他方の端には、使用時にアーム3および回転中心軸5に加わる衝撃をやわらげる緩衝機能、衝突するときの消音機能、および、開き戸または枠体の破損防止の機能を果たすために、その表面の一部を覆うように弾性体19が着脱可能に挿着されている。弾性体19の材質としては、とくに限定されないが、ゴムなどの弾力のある材料を用いることができる。弾性体19は、図2(a)〜(d)に示されるように、直方体の対向する一対の面の一方が凸状の曲面を呈しており、他方の面には、アーム3の中空部に挿し込むための挿着部20が形成されている。
図3(a)、図3(b)、図4に示されるように、アーム3の面であって、基部2にアーム3が収容された際に基部2の底部14と近接する面と対向する面(以下、アーム上面21という)に、鋸歯状溝22が設けられてなる。鋸歯状溝22は、アーム3を基部2から引き出す際、または収納する際に、アーム3の係合突起8と基部2の切り欠き9の係合状態を解除する動作や、係合させる動作の利便性を向上させるために設けられている。鋸歯状溝22は、図3(a)、図3(b)に示されるようにアーム上面21の一部に複数の細かな凹部が形成された形状である。鋸歯状溝22の形状は、細かな凹部が形成された形状のほか、アーム3の底面方向に三角に切り込まれ、切り込まれた箇所にさらに細かな溝が鋸歯状に形成される形状でもよく、当業者に自明の各種形状のものを設けることが可能である。なお、収納する際は、アーム上面21を指などで押さえ、アーム3を基部2に収納した状態、つまり基部2の弾性体13がアーム3を付勢した状態において、図1(a)の矢印とは逆の方向(紙面右方向)へアーム3をスライドし、アーム3の係合突起8を、基部2の切り欠き9と当接させる。
図4に示されるように、開き戸用ストッパー1は、開き戸Dの戸先に形成された溝Daに装着され、ねじ15を基部2に形成された固着用孔部16に挿通して開き戸Dに螺設することで固定されている。使用時には、利用者が、図1(a)に示されるように応力Fをアーム3に加え、アーム3を弾発させた後、指などでアーム3を角度αだけ倒し、アーム3の他方の端(弾性体が挿着されている方の端)を開き戸Dの進行方向に向けた状態で使用する。このことにより、開き戸Dの戸先が開き戸Dの枠体に向かって進行しても、開き戸Dが枠体に収まる(つまり扉が閉まる)前に、アーム3の先端部が枠体に衝突して、開き戸Dの戸先と枠体とを離間させた状態で、開き戸Dの移動が制止する。
なお、ねじ15の長さは、開き戸用ストッパー1を溝Daに固着し、かつ開き戸Dを貫通させない程度のものを選択する。
実施の形態1の開き戸用ストッパー1を開き戸Dに装着した場合の開き戸Dの動作について説明する。図5、図6(a)〜(c)に示されるように、開き戸用ストッパー1は、利用者の邪魔にならない位置、この場合、開き戸Dの上方に固定することが好ましい。開き戸用ストッパー1のアーム3が開き戸Dの戸先から進行方向に突出した分が、ちょうど開き戸Dの戸先と枠体との間の離間距離xになる。開き戸Dの戸先に本考案の開き戸用ストッパー1を装着し、アーム3を突出させた場合には、開き戸Dの戸先と枠体との間に離間距離xを確保することができる。それゆえ、戸先と枠体との間に指などを挟み込んでしまう事故を防止することができる。
実施の形態2
実施の形態2の開き戸用ストッパー23は、図7に示されるように、基部2の開口面に沿って鍔部24を設けたほかは、実施の形態1の開き戸用ストッパー1と同じである。
鍔部24には、固着用孔部25が設けられている。固着用孔部25の個数は特に限定されず、開き戸用ストッパー23を戸先に形成された溝Dbに固着できるよう複数個も受けられていることが好ましい。
固着用孔部25は、枠体に開き戸用ストッパー23を固着するためのねじ26を通すための孔である。ねじ26の代わりに釘などを用いて固着してもよい。固着手段は、ねじや釘のほか、当業者に自明の各種手段を用いることができ、枠体に対し接着剤のみで固定しても良い。
このように、鍔部24を設け、鍔部24に固着用孔部25を設けることにより、基部2の底面に固着用孔部25を設ける必要がなくなる。また、実施の形態1の開き戸用ストッパー1の場合、設置する戸の厚さによっては、開き戸用ストッパー1を固着するために充分なねじの長さを確保できない場合があるが、実施の形態2の開き戸用ストッパー23では、実施の形態1の開き戸用ストッパー1に使用できるねじ15の長さよりも長いねじ26を採用することができる。
なお、上記実施の形態では、開き戸用ストッパーを開き戸の戸先に形成された凹部に装着した場合について説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、開き戸用ストッパーを開き戸の枠体に形成された凹部に装着してもよい。
また、上記実施の形態では、回転中心軸をアームとは別個の部材として説明したが、本考案はこれに限定されるものではなく、回転中心軸がアームに一体的に形成された部材であってもよい。また、回転中心軸の代わりにアームに回転中心突起を設けても良い。さらに、回動機構は、アームに挿し込まれた、または設けられた前記軸や突起によらずとも、前記アームに設けられた回転中心突起と、前記基部に設けられた溝との組み合わせによるものであってもよく、前記アームに設けられた溝と、前記基部に突起を設け、組み合わせてもよい。
また、上記実施の形態では、アームを基部に収納した際に、アームが見えないよう(つまり開き戸と同じ高さの平面となるよう)カバーを設けることで、見栄えをよくすることができる。カバーは、開き戸と同素材であれば最も見栄えがよいが、特に限定されるものではない。
また、上記実施の形態1では、図1(a)に示される開き戸用ストッパーが、基部の形状が箱状である場合について説明したが、本考案の開き戸用ストッパーは、基部の上部を切り落としたような形態であってもよい。この場合、使用者は、基部の上部を切り落とした部分に指を入れてアームを倒すことができるので、より簡単に開き戸用ストッパーを使用状態(アームが突出された状態)にすることができる。これは、弾性体によってアームの一部を突出させた後であっても効果があり、より指で摘み易くすることができる。
本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、アームが基部の内部に収容されている状態を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、アームが基部の内部から一部突出された状態を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、アームが基部の内部から一部突出された状態を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、アームが基部の内部から完全に突出された状態(使用時の形態)を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面断面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、(a)は、アームが基部の内部に収容されている状態を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面断面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、アームが基部の内部から一部突出された状態を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面断面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、アームが基部の内部から一部突出された状態を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの側面断面図であり、アームが基部の内部に収容された状態から突出された状態(使用時の形態)に至るまでの動きを示しており、アームが基部の内部から完全に突出された状態(使用時の形態)を示す。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーの説明図である。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーおよび開き戸に形成された凹部を示す斜視図である。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーを戸先に装着して、使用している状態を説明するための斜視図である。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態1)における開き戸用ストッパーを、開き戸の戸先に装着して使用している状態を説明するための上面図であり、(a)は、開き戸を開いている状態、(b)は、アームの先端が開き戸の枠体に当接している状態、(c)は、(b)の拡大図である。 本考案の開き戸用ストッパーの一実施形態(実施の形態2)における開き戸用ストッパーおよび開き戸に形成された凹部を示す斜視図である。
符号の説明
1、23 開き戸用ストッパー
2 基部
3 アーム
4 溝
5 回転中心軸
6 収容空間
7 側面
8 係合突起
9 切り欠き
10 当接点
11 板ばね
12 係止用係合部
13、19 弾性体
14 底面
15、26 ねじ
16、25 固着用孔部
17 回転中心軸貫通孔
18 係止部
20 挿着部
21 アーム上面
22 鋸歯状溝
24 鍔部
α 角度
D 開き戸
Da、Db 溝
x 離間距離

Claims (11)

  1. 少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、
    該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる一対の回転中心突起が突設され、
    該回転中心突起が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、
    前記アームが、前記回転中心突起を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記回転中心突起の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされることを特徴とする開きドアー指詰戸当り。
  2. 少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、
    該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる軸を有し、
    該軸が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、
    前記基部の底面に、前記軸を底面方向へ付勢する板ばねが設けられ、
    前記アームが、前記軸を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記軸の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされることを特徴とする開きドアー指詰戸当り。
  3. 少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、
    該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる一対の回転中心突起および同軸状に一対の挿入孔を有し、
    該挿入孔に、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる軸が挿入され、
    該回転中心突起が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、
    前記基部の底面に、前記軸を底面方向へ付勢する板ばねが設けられ、
    前記アームが、前記回転中心突起を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記回転中心突起の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされることを特徴とする開きドアー指詰戸当り。
  4. 少なくとも一対の対向する面と該一対の対向する面に隣接する底面とを含む基部、および該一対の対向する面に軸支されるアームからなり、
    該アームに、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる一対の回転中心突起および同軸状に一対の軸受を有し、
    該軸受に、該アームの長手方向および前記基部の一対の対向する面と直交し、かつ同軸状に延びる軸が嵌合され、
    該回転中心突起が、前記基部の前記一対の対向する面に形成された溝に遊嵌され、
    前記基部の底面に、前記軸を底面方向へ付勢する板ばねが設けられ、
    前記アームが、前記回転中心突起を介して、収容状態である第一の角度位置から、前記アームの長手方向と直行する面のうち前記回転中心突起の近傍の面と前記基部の底面とが当接し、第二の角度位置において仮止めされることを特徴とする開きドアー指詰戸当り。
  5. 前記基部の底面に弾性体が設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の開きドアー指詰戸当り。
  6. 前記基部の前記一対の対向する面のうち、少なくとも一方の面に切り欠きが設けられ、前記アームに、前記切り欠きと係合するための係合突起が設けられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の開きドアー指詰戸当り。
  7. 前記アームの面であって、前記基部に前記アームが収容された際に前記基部の底部と近接する面と対向する面に、鋸歯状溝が設けられることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の開きドアー指詰戸当り。
  8. 前記基部に、少なくとも1つの鍔部が設けられ、該鍔部に少なくとも1つの固着用孔部が設けられることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の開きドアー指詰戸当り。
  9. 前記アームの表面の少なくとも一部に弾性体が設けられることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の開きドアー指詰戸当り。
  10. 前記基部の前記一対の対向する面に形成された前記溝に、切り欠きが形成されることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の開きドアー指詰戸当り。
  11. 前記基部が、開き戸の戸先または枠体に形成された溝に装着されることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の開きドアー指詰戸当り。
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