JP3138306U - 筆記具のクリップ取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記具の内部の空間を占領することなく、クリップ部材及びそのためのコイルスプリングを取付けることができるクリップ取付構造を提供する。
【解決手段】クリップ部材22とクリップ被取付部材である尾冠20との間に両者を離反する方向に付勢するコイルスプリング24が介挿されており、コイルスプリング24の一端には、尾冠20の外面に設けられた突起20jが挿入され、コイルスプリング24の他端はクリップ部材22の尾冠20側に向いた面に設けられた凹部22dに挿入される。
【選択図】図2

Description

本考案は、クリップ被取付部材とクリップ部材とを備え、クリップ部材がクリップ被取付部材の連結部において揺動可能に連結される筆記具のクリップ取付構造に関する。
従来、この種のクリップ取付構造としては多数の構造のものが知られており、クリップ部材とクリップ被取付部材との間に、両者を離反する方向に付勢するためのコイルスプリングが介挿されたものも多く知られている。例えば、特許文献1記載のものは、外筒の後端部がある程度の肉厚部となっており、この肉厚部に設けた縦孔にクリップ部材の後端部の脚部が離脱しないように装着されており、脚部と縦孔底部との間にコイルスプリングを介在させている。
実公平5−45517号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、筆記具の後端部にクリップ部材のための肉厚部を設けなければならず、筆記具の内部空間の利用が制約される、という問題がある。
本考案は、かかる課題に鑑みなされたもので、その目的は、筆記具の内部の空間を占領することなく、クリップ部材及びそのためのコイルスプリングを取付けることができるクリップ取付構造を提供することである。
前述した目的を達成するために、請求項1記載の考案は、クリップ被取付部材とクリップ部材とを備え、該クリップ部材が前記クリップ被取付部材の連結部において揺動可能に連結される筆記具のクリップ取付構造において、
クリップ部材とクリップ被取付部材との間には両者を離反する方向に付勢するコイルスプリングが介挿されており、該コイルスプリングの一端には、クリップ被取付部材の外面に設けられた突起が挿入され、コイルスプリングの他端はクリップ部材のクリップ被取付部材側に向いた面に設けられた凹部に挿入されることを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の前記クリップ被取付部材の外面に設けられた突起が、クリップ被取付部材の外面に設けられた凹部の中に形成されたものであることを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項2記載の前記クリップ被取付部材の突起の突出端面と、クリップ被取付部材の凹部周囲の外面とが、ほぼ面一であることを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記クリップ被取付部材が、筆記具の後端に設けられる尾冠であることを特徴とする。
請求項1記載の本考案によれば、コイルスプリングの一端にクリップ被取付部材の外面に設けられた突起が挿入され、コイルスプリングの他端はクリップ部材のクリップ被取付部材側に向いた面に設けられた凹部に挿入されるために、コイルスプリングは筆記具の内部に設けることなく、クリップ被取付部材の外面側に且つクリップ被取付部材とクリップ部材との間に配置することができ、筆記具内部の空間を、例えば筆記体本体のために有効利用することができる。その場合であっても、クリップ被取付部材の外面に設けられた突起とクリップ部材に設けられた凹部とによって、コイルスプリングの両端が拘束されるために、コイルスプリングの脱落を防ぐことができる。クリップ部材側に突起ではなく凹部を設けることで、コイルスプリングの組立を簡単に行うことができるようになる。
請求項2記載の考案によれば、突起を凹部の中に形成することにより、コイルスプリングの脱落を防ぎつつ、突起のクリップ被取付部材の外面からの突出高さを低くすることができて、クリップ部材の揺動ストロークを大きくとることができ、また、材料コストを低減させることができる。
請求項3記載の考案によれば、突起の突出端面と、凹部周囲のクリップ被取付部材の外面とをほぼ面一とすることによって、突起のクリップ被取付部材の外面からの突出高さをほぼゼロとすることができて、クリップ部材の揺動ストロークを大きくとることができ、また、材料コストを低減させることができる。
請求項4記載の考案によれば、クリップ被取付部材として尾冠とすることによって、クリップ被取付部材の損傷または欠陥の場合にも尾冠の交換だけでよく、低コストに製造することができる。
以下、図面を用いて本考案の実施の形態を説明する。尚、本考案は下記実施形態に限定されるものではない。
図1は本考案の筆記具のクリップ取付構造が実現された筆記具の全体を表す縦断面図である。この例の筆記具10は、シャープペンシルであるが、これに限るものではなく、ボールペンといった任意の筆記具に適用することができる。そして、筆記具10は、外筒12と、外筒12の先端に螺着される先具14と、先筒12の前部の周囲に設けられる筒状弾性グリップ16と、外筒12内に配設される筆記体本体である芯繰り出し機構18を備える。芯繰り出し機構18は公知の任意の構成を適用可能であり、その説明を省略する。
外筒12の後端には筆記具10の後端部を構成するクリップ被取付部材としての尾冠20が取付けられる。この外筒12と尾冠20との取り付けは、図5に示すようにして行われる。外筒12には取付孔12aが穿設されており、該取付孔12aに整合して、外筒12の内部にはガイド溝12bが形成されると共に、外筒12の後端には切欠部12cが形成されている。一方、尾冠20は、大まかに、本体20aと、本体20aよりも前方に延びて外筒12内に挿入される小径部20bとを有している。小径部20bには、コ字状のスリット20cに囲まれた弾性変形可能な弾性片20dが形成されると共に弾性片20dの外面に取付突起20eが形成されている。また、本体20aと小径部20bとの境界部には軸方向に突出する突出部20fが形成されている。
尾冠20の小径部20bが外筒12に挿入されると、弾性片20dが内方へと撓みながらガイド溝12bを摺動し、そして、取付孔12aに達すると、弾性片20dの復元力によって取付突起20eが取付孔12aに係合して、尾冠20と外筒12が結合される。同時に、尾冠20の突出部20fが外筒12の切欠部12cに嵌合する。こうして、尾冠20を外筒12に簡単に取り付けることができる。また、取付突起20e及び弾性片20dを内方に押し込みながら尾冠20を引き抜くことで、簡単に尾冠20を外筒12から取り外すこともできる。尾冠20が外筒12に取り付けられた状態において、筆記体本体の一部である芯タンク19が尾冠20をほぼ貫通しており、そして、芯タンク19の後端に装着された消しゴム21が尾冠20の後端から突出している。
尾冠20の本体20aには、クリップ部材22を連結するための連結部20gが形成され、連結部20gは一対の円柱軸部20h、20hからなる。また、連結部20gよりも後方の部分に、尾冠20の外面よりも凹んだ凹部20iが形成され、該凹部20iの中央部分には突起20jが形成されている。好ましくは、突起20jの突出高さは、尾冠20の凹部20iの周囲の外面の高さとほぼ同じであるとよく、即ち、突起20jの突出端面と、凹部20iの周囲の尾冠の外面は、ほぼ面一となっているとよい(図2参照)。
クリップ部材22は、大まかに、クリップ板部22aと、クリップ板部22aの両側縁からそれぞれ外筒12の方に向かって延設されるクリップ側板部22bとを有している。各クリップ側板部22bの内側には、前記各円柱軸部20hを受ける受部22cが形成される。また、クリップ板部22aの内面には、受部22cよりも後方の位置において、凹部22dが形成される。
クリップ部材22の受部22cに、対応する尾冠20の円柱軸部20hが嵌合することで、クリップ部材22が、尾冠20に対して揺動可能に連結され、外筒12の軸方向に沿って外筒12の外側に配設される。連結された状態でクリップ部材22のクリップ板部22aは、外筒12の取付孔12aを隠す。
常時はクリップ部材22の先端を外筒12の外面に押し付けてこれによって両者の間に挟着力が発生するようにするために、クリップ部材22と尾冠20との間にはコイルスプリング24が介挿されている。コイルスプリング24は、連結部20gよりも後方に配置されて、尾冠20とクリップ部材22を離反する方向に付勢する。
コイルスプリング24は、図2及び図3に示したように、コイルスプリング24の一端に尾冠20の突起20jが挿入され、コイルスプリング24の他端がクリップ部材22の凹部22dに挿入されることで、尾冠20とクリップ部材22との間に配置される。こうして、コイルスプリング24の両端が拘束されることで、コイルスプリング24の脱落を阻止することができる。また、突起20jを凹部20iの中に形成することにより、突起20jの尾冠20の外面からの突出高さを低くすることができる。また、尾冠20側に突起20jを設け、クリップ部材22側に凹部22dを設けており、クリップ部材22側に突起を設けないことで、コイルスプリング24の組立を簡単に行うことができるようになる。即ち、尾冠20にコイルスプリング24をセットした後、クリップ部材22の取付を行う際に、突起が邪魔になることがないので、組立が簡単になる。
以上のように構成されるクリップ取付構造においては、コイルスプリング24によって常時は、クリップ部材22の先端が外筒12に押し付けられる方向へと付勢されている。そして、クリップ部材22と外筒12との間に物を挟む場合には、クリップ部材22の後端を押した後解放すると、コイルスプリング24の付勢力に抗してクリップ部材22が揺動し、クリップ部材22の先端と外筒12との間が開くために、その間に物を挿入して、両者によって物を挟み付けることができる。
クリップ部材22が揺動する際に、突起20jの高さは低く抑えられているために、その揺動の障害になることはなく、クリップ部材22の揺動ストロークを大きくとることができる。特に、突起20jの突出端面と、凹部20i周囲の尾冠20の外面とをほぼ面一とすることによって、突起20jのクリップ被取付部材の外面からの突出高さをほぼゼロとすることができて、クリップ部材の揺動ストロークを一層大きくとることができ、また、材料コストを低減させることができる。
このようにして、コイルスプリング24が外筒12及び尾冠20よりも外側に配設されるために、外筒12及び尾冠20の内部空間を有効利用することができ、この場合には、芯タンク19が尾冠20を貫通して配設されるために、芯タンク19の長さを大きく確保することができると共に芯タンク19への芯の補充を筆記具10の後方から行うことができる。
本考案の筆記具のクリップ取付構造が実現された筆記具の全体を表す縦断面図である。 クリップ取付構造の要部拡大断面図である。 図2の3−3線に沿って見た断面図である。 クリップ部材が揺動したときの部分縦断面図である。 図1の外筒と尾冠との結合構造を示す部分分解平面図である。
符号の説明
10 筆記具
12 外筒
20 尾冠(クリップ被取付部材)
20i 凹部
20j 突起
22 クリップ部材
22d 凹部
24 コイルスプリング

Claims (4)

  1. クリップ被取付部材とクリップ部材とを備え、該クリップ部材が前記クリップ被取付部材の連結部において揺動可能に連結される筆記具のクリップ取付構造において、
    クリップ部材とクリップ被取付部材との間には両者を離反する方向に付勢するコイルスプリングが介挿されており、コイルスプリングの一端には、クリップ被取付部材の外面に設けられた突起が挿入され、コイルスプリングの他端はクリップ部材のクリップ被取付部材側に向いた面に設けられた凹部に挿入されることを特徴とする筆記具のクリップ取付構造。
  2. 前記クリップ被取付部材の外面に設けられた突起は、クリップ被取付部材の外面に設けられた凹部の中に形成されたものであることを特徴とする請求項1記載の筆記具のクリップ取付構造。
  3. 前記クリップ被取付部材の突起の突出端面と、クリップ被取付部材の凹部周囲の外面とは、ほぼ面一であることを特徴とする請求項2記載の筆記具のクリップ取付構造。
  4. 前記クリップ被取付部材は、筆記具の後端に設けられる尾冠であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の筆記具のクリップ取付構造。
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