JP3137156B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置

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JP3137156B2 JP05296078A JP29607893A JP3137156B2 JP 3137156 B2 JP3137156 B2 JP 3137156B2 JP 05296078 A JP05296078 A JP 05296078A JP 29607893 A JP29607893 A JP 29607893A JP 3137156 B2 JP3137156 B2 JP 3137156B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータ駆動装置に関
し、詳しくは、計測器やコンピュータ、プリンタなどに
設けられたファンモータ等のモータを回転駆動するモー
タ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に、モータ駆動装置の概要を示す。
ここで、1はファンを回転駆動する2相のモータ、2は
モータ1の回転状態を検出する回転センサとしてのホー
ル素子、3はホール素子2の出力を増幅しこれを回転信
号Aとして出力する初段のアンプ、4は回転信号Aを受
けこれをさらに増幅して2相の制御信号を出力する中段
のアンプ、5はアンプ4の出力する制御信号に従ってモ
ータ1をパワー駆動する出力段回路である。これらによ
ってフィードバックループが構成され、モータ1の回転
状態に対応する回転信号Aに応じてモータ1が2相半波
駆動される。そして、定常状態ではフィードバックルー
プの特性に対応して決まるほぼ一定の速度でモータ1が
回転し続ける。
【0003】ところで、ファンに障害物が当たる等の異
常事態が発生してファンの回転が一時的に止まることが
ある。この場合、回転信号Aの値が変化しなくなってし
まい、出力段回路5の出力状態も固定する。すなわち、
出力段回路5によってモータ1は継続的にドライブされ
るか又は全くドライブされなくなる。モータ1が回転し
ない状態で継続的にドライブされると過剰な電流が流れ
て異常に発熱し破壊に至る。一方、モータ1が全くドラ
イブされないと、障害物が除去されてモータ1が回転可
能状態に戻ったときでも回転状態に復帰することができ
ない。いずれにしても不都合である。
【0004】そこで、このモータ駆動装置には、いわゆ
るロック検出と自動復帰機能を担う自動復帰信号発生回
路6が設けられている。この回路6は、回転信号Aを入
力してモータ1の回転状態を監視しており、モータ1の
回転が停止したことを検出すると、モータ1が回転状態
に復帰するまで自動復帰信号Eを発生するものである。
自動復帰信号Eは、約0.5秒のオン状態の値と約3秒
のオフ状態の値とを順に繰り返す信号である。
【0005】モータ1の回転停止時には、この信号がア
ンプ4からの制御信号に代わって出力段回路5の制御に
用いられる。そこで、モータ1が回転状態に復帰するま
で、約3秒間の休止期間を挟んで約0.5秒間ごとのモ
ータ起動が繰り返し試行される。これにより、モータ1
は、ドライブによる破損がなく、しかも回転可能状態に
戻りしだい回転状態に復帰することができる。なお、モ
ータ起動試行期間と休止期間の適切な値はモータの特性
に応じて決まるものである。
【0006】図3に、従来の自動復帰信号発生回路6の
具体例を示す。ここで、62は充放電されて鋸歯状波あ
るいは三角波となる充放電電圧信号Cを発生する1μF
のコンデンサ、63は3μAの充電電流をコンデンサ6
2に供給する定電流回路、64は3.5μAの放電電流
をコンデンサ62から放出する定電流回路、65は充放
電電圧信号Cを入力してこれが約2.5Vを越えると出
力Dが“H”となり約1Vを下ると出力Dが“L”とな
るヒステリシスコンパレータ、SW2はこの出力Dに応
じて定電流回路64による放電電流を導通遮断するスイ
ッチ回路である。これらによって発振回路が構成され、
発振信号として得られる充放電電圧信号Cは、約0.5
秒で立上がり約3秒で立下がる非対称の三角波となる。
【0007】また、61はヒステリシスコンパレータ等
からなり回転信号Aを受けてこれと同一周期のパルス信
号Bを発生するパルス発生回路、SW1はパルス信号B
のパルスを受けるとコンデンサ62に蓄えられている電
荷を瞬時に放電させるスイッチ回路である。これらが上
述の発振回路に接続されていることにより、モータ1が
定常回転しているときは回転信号Aの周期的変化に対応
して(図3(b)の波形Aの左右端部分参照)周期的に
パルス信号Bが出されて(図3(c)の波形Bの左右端
部分参照)コンデンサ62の電荷の放出が短期間で繰り
返される。そこで、モータ1が定常回転しているとき
は、上述した発振が抑制されて充放電電圧信号Cは、ほ
ぼ“0”に近いところで僅かに変化する鋸歯状波となる
(図3(d)の波形Cの左右端部分参照)。これを受け
てコンパレータ65の出力Dは“L”のままである(図
3(e)の波形Dの左右端部分参照)。
【0008】これに対し、モータ1が回転を停止する
と、回転信号Aが変化しなくなって(図3(b)の波形
Aの中央部分参照)パルス信号Bが出なくなり(図3
(c)の波形Bの中央部分参照)、上述の発振回路は独
自に上述の発振を行う。すなわち、充放電電圧信号C
は、約0.5秒で立上がり約3秒で立下がる非対称の三
角波となり(図3(d)の波形Cの中央部分参照)、コ
ンパレータ65の出力Dも同一周期のパルス波形となる
(図3(e)の波形Dの中央部分参照)。これにより、
モータ1が回転しているか否かの相違が充放電電圧信号
Cの波形の相違として検出される。この意味で、いわゆ
るロック検出機能が果たされる。
【0009】66は充放電電圧信号Cを入力しこれを波
形整形してパルス信号としての自動復帰信号Eを出力す
る波形整形回路である。充放電電圧信号Cが所定値より
も大きいときにパルスが出力されるが、これはパルス幅
が約0.5秒で休止期間が約3秒である。このパルスは
モータ1の回転停止の検出後モータ1が回転状態に復帰
するまで繰り返し出力される(図3(f)の波形E参
照)。このような自動復帰信号Eの発生により、いわゆ
る自動復帰機能が果たされる。なお、モータ1の特性に
よっては、自動復帰信号Eとしてコンパレータ65の出
力Dをそのまま用いることもある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のモー
タ駆動装置では、コンデンサの充放電による自動復帰信
号発生回路を有して、ロック検出機能及び自動復帰機能
を果たしているが、これらの機能はモータの回転が停止
するという異常事態に対処するためのものである。従っ
て、自動復帰信号の発生は、モータの回転停止状態を十
分に確認してから行われなければならない。そうしない
と、停止状態にまで至らない程度の僅かな回転状態の変
動によっても自動復帰信号が発生してしまい、これが本
来の制御信号に重なって制御信号を乱す結果、却って異
常な回転状態を引き起こすことにもなりかねないのであ
る。
【0011】このため、モータの回転が停止してから自
動復帰信号の最初のパルスが出力されるまでの時間(図
3におけるt0参照)すなわちモータ停止確認に要する
待ち時間は或る程度長い期間が必要とされる。これは充
放電電圧信号Cが立上がる時間であり、上例では0.5
秒弱である。このことと、定電流回路が安定動作しうる
充電電流の下限が3μA程度であることから、充放電用
のコンデンサの容量が決まる。上例では約1μFであ
る。従来はこの容量のコンデンサを用いざるを得なかっ
た。
【0012】しかし、この容量は大きい。この容量のコ
ンデンサは、他の回路のほとんどがICに集積可能であ
るのに対し、容量が大き過ぎてICに内蔵することがで
きない。必然的に個別素子としてICに外付けせざるを
得ない。しかも、コンデンサの外寸も大きい。このた
め、コンデンサの容量の大きいことが大きなコンデンサ
の必要性を招き、回路のコストアップや規模増大の要因
となっている。これでは、ファンモータ等を採用する計
測器やコンピュータ等の小形化・低価格化の要請にも反
するので不都合である。
【0013】この発明の目的は、このような従来技術の
問題点を解決するものであって、小さな容量のコンデン
サを用いながらもロック検出及び自動復帰機能を果たす
ことができる構成のモータ駆動装置を実現することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
のこの発明のモータ駆動装置の構成は、モータ回転中は
モータ回転の検出信号に応じて前記モータ回転のための
制御信号を発生し駆動状態においてモータが停止するモ
ータ停止時はモータ停止確認に要する所定の待ち時間の
経過後に前記制御信号に代えて前記モータ回転の復帰の
ためのパルス信号を発生するモータ駆動装置において、
充放電されて電圧信号を発生するコンデンサと、前記電
圧信号が前記モータ回転中は所定の閾値未満に抑えられ
前記モータ停止時は前記所定の閾値に到達するように前
記検出信号に応じて前記コンデンサの充放電を繰り返す
充放電回路と、前記電圧信号が前記所定の閾値に到達し
たことを複数回カウントすることで前記パルス信号発生
のための前記所定の待ち時間の経過を計るカウンタ回路
と、を備えるものである。
【0015】具体的には、モータ回転中はモータ回転の
検出信号に応じて前記モータ回転のための制御信号を発
生し、駆動状態においてモータが停止するモータ停止時
はモータ停止確認に要する所定の待ち時間の経過後に前
記制御信号に代えて前記モータ回転の復帰のためのパル
ス信号を発生するモータ駆動装置において、充放電され
て電圧信号を発生するコンデンサと、電流源の安定動作
に要する最少限の定電流で前記コンデンサを充電し、前
記検出信号を受けて前記検出信号の周期に対応した周期
の第1のタイミングで前記コンデンサの放電を高速に行
い、かつ前記モータ回転の定常回転時における前記第1
のタイミングで前記コンデンサからの前記電圧信号が到
達する値を越える値であって前記モータ停止時には前記
所定の待ち時間よりも短い時間で前記電圧信号が到達す
る所定の値を閾値として前記電圧信号が前記閾値に達し
た第2のタイミングでも前記コンデンサの放電を高速に
行う充放電回路と、前記第1のタイミングで又はこれに
対応したタイミングでカウント値が初期化され、前記第
2のタイミングで又はこれに対応したタイミングで前記
カウント値が更新され、前記所定の待ち時間と前記第2
のタイミングの繰り返し周期との比に対応して決められ
た所定値に対して前記カウント値を比較することにより
前記パルス信号発生のための前記所定の待ち時間の経過
を計るカウンタ回路と、を備え、前記モータ停止時は前
記カウンタ回路によって前記所定の待ち時間の経過が計
られた後に前記制御信号に代わる前記パルス信号を発生
するものである。
【0016】
【作用】このような構成のこの発明のモータ駆動装置に
あっては、カウンタ回路の採用により、ロック検出及び
自動復帰機能におけるモータ停止確認に要する所定の待
ち時間が基本的にカウンタ回路における所定値によって
自由に設定できることとなり、コンデンサの電圧信号が
充放電回路における閾値に最初に到達するタイミングが
所定の待ち時間の経過を直ちに意味するものではなくな
った。そこで、駆動状態においてモータが停止するモー
タ停止時におけるコンデンサの電圧信号の発振周期(第
2のタイミングの繰り返し周期)が所定の待ち時間に制
約されることなく独自に決定可能なものとなり、その周
期として所定の待ち時間よりも短い時間が採用される。
【0017】従来は所定の待ち時間よりも長い時間を要
していたコンデンサの電圧信号の発振周期がこの発明で
は短くて済むようになったので、コンデンサの電圧信号
における立上がり傾斜が従来よりも急であっても良い。
そこで、従来と同じ充電電流であってもコンデンサは容
量が少なくて済む。したがって、この発明のモータ駆動
装置は、小さな容量のコンデンサを用いながらもロック
検出及び自動復帰機能を果たすことができるものであ
る。
【0018】
【実施例】以下、この発明のモータ駆動装置の一実施例
について図面を参照して説明する。装置全体の構成及び
動作は従来と同様なので再度の説明は割愛し、いわゆる
ロック検出と自動復帰機能を担う自動復帰信号発生回路
について説明する。図1は、回転信号Aを入力とし自動
復帰信号Eを出力とする自動復帰信号発生回路を示す
が、図3と同様な構成要素を同一の符号で示している。
そこで、これらの説明は割愛し、相違点を中心に説明す
る。
【0019】620は、図3におけるコンデンサ62に
対応するものであり、定電流回路63を介して3μAの
充電電流を受け、スイッチ回路SW1,SW2を介して
放電されて、充放電電圧信号Cを発生するコンデンサで
ある。ただし、その容量が0.2μFと小さい点は異な
る。また、充放電回路に関しても、スイッチ回路SW2
を介する放電のラインには定電流回路等は設けられてお
らず、スイッチ回路SW2を介する放電もスイッチ回路
SW1を介する放電と同様に瞬時に行われる点は従来と
異なる。
【0020】これにより、充放電電圧信号Cが、モータ
回転中はコンパレータ65の上側の閾値約2.5V未満
に抑えられ、駆動状態においてモータが停止するモータ
停止時はこの閾値と下側の閾値約1Vとの間で発振する
鋸歯状波となる。この発振周期は、コンデンサ620の
容量が小さくなったことに対応して約0.1秒と短い。
また、670は35進のカウンタ、680はデジタルの
比較回路であるが、これらは充放電電圧信号Cからパル
ス信号の自動復帰信号Eを発生する図3における波形整
形回路66の代わりに設けられたカウンタ回路である。
【0021】カウンタ670は、充放電電圧信号Cの代
わりにコンパレータ65の出力Dを受けてこれをクロッ
ク入力とし、パルス信号Bをリセット入力として、カウ
ント値E’を出力する。これにより、モータ回転中はモ
ータ1の回転周期に対応した短い周期のタイミングでカ
ウント値E’がクリアされ続けるが、モータ停止時は上
述の発振周期でカウントアップされて35進カウンタ本
来の動作をする。なお、35進としたのは一例であり、
一般には自動復帰信号の周期を上記の発振周期で除して
得られる値を整数化した値が用いられる。
【0022】比較回路680は、カウント値E’と所定
値“5”とを入力とし、これらの値を比較して、カウン
ト値E’が所定値“5”以上のときだけ“H”のパルス
信号を発生する。所定値“5”は、ロック検出及び自動
復帰機能におけるモータ停止確認に要する所定の待ち時
間約0.5秒を上記の発振周期0.1秒で除した値につ
いてその端数を切り上げたものである。これにより、所
定値にカウント値が達するまでの時間として所定の待ち
時間の経過が計られて、モータ回転中はパルスが出力さ
れることはなく、モータ停止時は所定の待ち時間の経過
後に所定の周期でパルスが出力される。
【0023】さらに、パルス幅を所望の約0.5秒とす
るために、比較回路680はもう一つの値“10”をも
入力とし、カウント値E’が所定値“5”以上で“1
0”以下のときだけ“H”のパルス信号を発生する。具
体的には、2入力の比較器2つとANDゲートで構成さ
れる。なお、比較回路の代わりにデコード回路を用いて
もよく、この方が待ち時間とパルス幅を独立に設定でき
るので設計が容易である。こうして発生したパルス信号
がモータ回転の制御信号に代わる自動復帰信号Eとして
用いられる。
【0024】このような構成のモータ制御装置における
自動復帰信号発生回路の動作を説明する。先ず、モータ
1が定常回転しているときの動作を説明する。この場
合、回転信号Aの周期的変化に対応して(図1(b)の
波形Aの左右端部分参照)周期的にパルス信号Bが出さ
れて(図1(c)の波形Bの左右端部分参照)コンデン
サ620の電荷の放出が短期間で繰り返される。そこ
で、充放電電圧信号Cは、ほぼ0Vに近いところで僅か
に変化する鋸歯状波となる(図1(d)の波形Cの左右
端部分参照)。
【0025】ここで従来と相違するのは鋸歯状波の傾き
が急なことだけであるが、これは充放電電圧信号Cの値
をコンパレータ65の上側閾値に到達させる程のもので
はない。そこで、コンパレータ65の出力Dは“L”の
ままである(図1(e)の波形Dの左右端部分参照)。
このことと、パルス信号Bによってクリアされることか
ら、カウンタ670のカウント値E’も“0”のままで
ある(図1(f)の波形E’の左右端部分参照)。した
がって、比較回路680からパルスが出力されることも
なく、自動復帰信号Eとしてのパルス出力はない(図1
(g)の波形E’の左右端部分参照)。これにより、定
常回転時は制御信号を妨げない。
【0026】次にモータ1が回転を停止したときの動作
を説明する。この場合、モータ1が回転を停止すると、
回転信号Aが変化しなくなって(図1(b)の波形Aの
中央部分参照)パルス信号Bが出なくなり(図1(c)
の波形Bの中央部分参照)、コンデンサ620と充放電
回路(63+65+SW2)とが発振回路として発振動
作をする。すなわち、充放電電圧信号Cは、約0.1秒
で立上がり瞬時に立下がる鋸歯状波となり(図1(d)
の波形Cの中央部分参照)、コンパレータ65の出力D
も同一周期のパルス波形となる(図1(e)の波形Dの
中央部分参照)。これにより、モータ1の停止状態がコ
ンパレータ65の出力Dにおけるパルスとして検出さ
れ、ロック検出機能が果たされる。
【0027】このパルス出力Dはカウンタ670によっ
てカウントされ、カウント値E’が“0”から“63”
の値を順次採って変化する(図1(f)の波形E’の中
央部分参照)。そして、このカウント値E’が“5”か
ら“10”の範囲にあるときに対応するパルスが比較回
路から出力される。すなわち、モータ停止から約0.5
秒の待ち時間t1経過後に約0.5秒のパルスが出力さ
れ、その後は約3秒の休止期間を挟んでモータが回転す
るまでそのパルス出力が繰り返される(図1(f)の波
形E参照)。この出力が自動復帰信号Eとして用いられ
ることにより、自動復帰機能が果たされる。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、この
発明のモータ駆動装置にあっては、従来よりも容量の小
さいコンデンサと、モータ回転中は閾値以下の電圧でモ
ータ停止時は閾値に到達するようにコンデンサの充放電
を繰り返す充放電回路と、この充放電回路での閾値への
到達を複数回カウントすることでモータ停止確認に要す
る所定の待ち時間の経過を計るカウンタ回路と、を備
え、モータ停止時は所定の待ち時間の経過後にモータ回
転の復帰のためのパルス信号を発生する。これにより、
小さな容量のコンデンサを用いながらもロック検出及び
自動復帰機能を果たすことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の構成のモータ駆動装置の一
実施例について、その自動復帰信号発生回路の構成およ
び信号波形例である。
【図2】図2は、モータ駆動装置の一例の概要構成であ
る。
【図3】図3は、従来のモータ駆動装置について、その
自動復帰信号発生回路の構成および信号波形例である。
【符号の説明】 1 モータ 2 ホール素子 3 アンプ 4 アンプ 5 出力段回路 6 自動復帰信号発生回路 61 パルス発生回路 62 コンデンサ 63 定電流回路 64 定電流回路 65 ヒステリシスコンパレータ 66 コンパレータ SW1,SW2 スイッチ回路 620 コンデンサ 670 カウンタ回路 680 比較回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータ回転中はモータ回転の検出信号に応
    じて前記モータ回転のための制御信号を発生し駆動状態
    においてモータが停止するモータ停止時はモータ停止確
    認に要する所定の待ち時間の経過後に前記制御信号に代
    えて前記モータ回転の復帰のためのパルス信号を発生す
    るモータ駆動装置において、充放電されて電圧信号を発
    生するコンデンサと、前記電圧信号が前記モータ回転中
    は所定の閾値未満に抑えられ前記モータ停止時は前記所
    定の閾値に到達するように前記検出信号に応じて前記コ
    ンデンサの充放電を繰り返す充放電回路と、前記電圧信
    号が前記所定の閾値に到達したことを複数回カウントす
    ることで前記パルス信号発生のための前記所定の待ち時
    間の経過を計るカウンタ回路と、を備えることを特徴と
    するモータ駆動装置。
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