JP3135151U - 包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】開封が容易で、内容品の排出時に安全で操作性に優れる包装体を提供すること。
【解決手段】シール層を内側にして筒状に丸めた積層体からなる包装フィルムの左右両端を互いにずらして重ねて合掌状に融着してなる背貼り部を有する筒体の上下両端が融着された包装体であって、前記背貼り部の包装フィルムのシール層が露出している側が内側となるように前記背貼り部を袋本体に重なるように折癖を付け、前記筒体の少なくとも一方の端の前記背貼り部が折られている側において融着部の一部を収納部に膨出させた膨出融着部を形成すると共に、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部を備える開封開始部を、前記膨出融着部の側端から前記背貼り部の二枚の包装フィルムに亘って連続して設けたことを特徴とする包装体。
【選択図】図1

Description

本考案は、背貼り部を有する包装体に関し、より詳細には、開封が容易で、内容品の排出時に安全で操作性に優れる包装体に関する。
例えば、粉体、顆粒や液体等の医薬品あるいは各種食品等の包装は、積層体からなる包装フィルムの製袋と内容品の充填とが同時に行われる製袋充填方式が多用され、包装体の形式もコンパクトであることから、背貼り部を有するピロー袋やスティック袋が多用される。この包装袋は、筒状に丸めた包装フィルムの左右両端を重ねて合掌状に融着してなる背貼り部を包装体の幅方向の中間に有するので、包装体の側端に開封開始部を設けて開封する場合に、背貼り部が邪魔して開封しづらいという欠点がある。
この様な問題を解決すべく、特許文献1には、背貼り部にもノッチを設けた包装体が提案されている。ここで提案されている包装体は、第1のノッチの近傍における背貼り部に、第2のノッチを設けるものであり、両者は、離間しているので、第1のノッチから開封を開始しても第2のノッチに連続しない場合がある。
また、この包装体は、熱融着性に乏しいポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが最外層となっており、筒状に丸めた包装フィルムの左右両端を互いにずらすことなく重ねて合掌状に融着してなる背貼り部を有するので、背貼り部を袋本体に重なるように折癖を付けても、背貼り部が袋本体に密着するとは限らない。仮に密着したとしても、第1のノッチから開封を進めていくと包装体が撓むので、必ず隙間を生じる。したがって、開封の先端が必ずしも第2のノッチと一致するとは限らない。
そして、通常、包装体を開封すると開口部の角は、鋭利なピン角(90度の角)となる。特に、特許文献1の包装体においては、直線状のノッチを斜めに使用しているので、開封後の角が90度ないし60度の鋭利な角となる。しかも、ピン角や鋭角の開口部の角は、融着されており、硬くなっているので、開封時および/または内容品の排出時に人体を傷つける恐れがある。特に、内容品が医薬品や食品である場合、包装体をスティック袋等の細身の包装体とし、内容品を直接、口内に投与するので、顔、特に鼻や唇を傷つける恐れがあり、極めて危険である。
特開平11−263374号公報
本考案は、かかる従来技術の問題点に鑑み創案されたものであり、その目的は、開封が容易で、内容品の排出時に安全で操作性に優れる包装体を提供することにある。
本考案者は、かかる目的を達成するために背貼り部を有する包装体について鋭意検討した結果、包装フィルムのシール層を露出させた背貼り部を袋本体に密着させた状態で上下両端の融着を行い、融着部に孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部を備える開封開始部をもうけることで開封が容易で、内容品の排出時に安全で操作性に優れる包装体とすることが可能なことを見出し、本考案の完成に至った。
即ち、本考案は、シール層を内側にして筒状に丸めた積層体からなる包装フィルムの左右両端を互いにずらして重ねて合掌状に融着してなる背貼り部を有する筒体の上下両端が融着された包装体であって、
前記背貼り部の包装フィルムのシール層が露出している側が内側となるように前記背貼り部を袋本体に重なるように折癖を付け、前記筒体の少なくとも一方の端の前記背貼り部が折られている側において融着部の一部を収納部に膨出させた膨出融着部を形成すると共に、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部を備える開封開始部を、前記膨出融着部の側端から前記背貼り部の二枚の包装フィルムに亘って連続して設けたことを特徴とする包装体である。
ここで、前記開封開始部がさらに、孤の内側が収納部の反対側に湾曲した面取りのための曲線部を備える切り欠きであると、開封時に指を傷つけることがないので好適である。この開封開始部が、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部と孤の内側が収納部の反対側に湾曲した面取りのための曲線部の二つの曲線部が互いに弧を外側にして向き合い、先端で円弧または楕円弧に連結した切り欠きであると、開封開始部を形成する打ち抜き刃型のメンテナンスが容易である。
そして、前記開封開始部より下方の前記膨出融着部が包装体の開封時および/または内容品の排出時に指で摘む摘み部となる様に構成すると開封や内容品の排出の作業性に優れる。
また、前記膨出融着部が面取りのための曲線部を隅部に備えて収納部に膨出する様に構成すると内容品の排出の作業性に優れる。
さらに、前記包装体が四隅に面取りのための曲線部を備える様に構成すると開封時に指を傷つけることがないので好適である。
請求項1の本考案によれば、包装フィルムの左右両端を互いにずらして重ねて合掌状に融着してなる背貼り部の包装フィルムのシール層が露出している側が内側となるように前記背貼り部を袋本体に重なるように折癖を付け、筒体の少なくとも一方の端の前記背貼り部が折られている側において融着部の一部を収納部に膨出させた膨出融着部を形成するので、背貼り部が膨出融着部に疑似接着状態で密着する。これと併せて、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部を備える開封開始部を、前記膨出融着部の側端から前記背貼り部の二枚の包装フィルムに亘って連続して設けたので、それぞれに設けられた開封開始部同士を確実に連結でき、開封の作業性が著しく向上する。
そして、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部を備える開封開始部を設けたので、融着部が硬くなっていても、内容品の排出時に人体を傷つける恐れがない。特に、内容品が医薬品や食品である場合、包装体をスティック袋等の細身の包装体とし、内容品を直接、口内に投与しても、顔、特に鼻や唇を傷つける恐れがない。
また、請求項2の本考案によれば、前記開封開始部がさらに、孤の内側が収納部の反対側に湾曲した面取りのための曲線部を備える切り欠きであると、開封時に指を傷つけることがないので好適である。さらに、開封開始部が目立つので、開封開始部を見つけることが容易となる。特に、目視によるほか、目の不自由な人の場合は、指で触って開封開始部を見つけることができる。そして、包装体を集合包装して輸送する際に、開封開始部から不用意に開封してしまうことがない。
また、請求項3の本考案によれば、前記開封開始部が、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部と孤の内側が収納部の反対側に湾曲した面取りのための曲線部の二つの曲線部が互いに弧を外側にして向き合い、先端で円弧または楕円弧に連結した切り欠きであると、開封開始部を形成する打ち抜き刃型のメンテナンスが容易である。
また、請求項4の本考案によれば、膨出融着部が包装体の開封時および/または内容品の排出時に指で摘む摘み部となるので、開封や内容品の排出の作業性に優れる。
また、請求項5の本考案によれば、前記膨出融着部が面取りのための曲線部を隅部に備えて収納部に膨出する様に構成したので、内容品の排出の作業性に優れる。
また、請求項6の本考案によれば、前記包装体が四隅に面取りのための曲線部を備える様に構成したので、開封時に指を傷つけることがない。さらに、包装体を集合包装して輸送する際に、包装体同士で傷つけることがない。
本考案の包装体の一例を、図面を用いて以下に説明するが、本考案はこれらに限定されるものではない。
図1は本考案の包装体を示す平面図、図2は同底面図、図3は図2におけるA−Aの断面図である。図1ないし図3において、1は本考案の包装体、2は包装フィルム、3はシール層、10は背貼り部、11および12は端部の融着部、13は膨出融着部、14ないし17は包装体1の隅部の曲線部、20は開封開始部、21および22は開封開始部の曲線部である。そして、背貼り部10において、Xは、ずらして重ねた長い方の包装フィルム2の端縁、Yは、ずらして重ねた短い方の包装フィルム2の端縁、Zは、背貼り部10の折癖である。
図1ないし図3に示すように、本考案の包装体1は、シール層3を内側にして筒状に丸めた包装フィルム2の左右両端を重ねて合掌状に融着して背貼り部10を形成する。背貼り部10の幅は、特に制限されないが、通常、4mm〜20mm程度である。背貼り部10は、全面が融着される必要はなく、所定幅で連続して融着されていればよい。背貼り部10の実際に融着されている幅は、特に制限されないが、通常、3mm〜20mm程度である。そして、背貼り部10を上から押圧して根元に折癖Zを形成し、折癖Zを付けた筒体の上下両端を融着して端部の融着部11、12を形成する。背貼り部10を形成するに際して、包装フィルム2の左右両端を互いにずらして重ねる。ずらす幅は、特に制限されないが、製袋充填時の包装フィル2の蛇行でずれが無くならない必要があり、通常は、1mm〜2mm程度である。ずらして重ねることにより、背貼り部10の短い方の包装フィルム2の端縁Yの外側に、長い方の包装フィルム2のシール層3が露出する。そして、シール層3が露出している側が内側となるように背貼り部10を袋本体に重ねて両端部を融着する。両端部の融着部11、12の実際に融着されている幅は、特に制限されないが、通常、3mm〜20mm程度である。
本考案の包装体1の袋は、空袋時の形状が四角形で、その大きさは、特に制限されないが、通常、空袋時の幅が5mm〜100mm程度、高さが20mm〜200mm程度である。
そして、少なくとも一方の端部の融着部11の一部を収納部に膨出させて融着して膨出融着部13を形成する。膨出融着部13の包装体1の幅方向の長さは、特に制限されないが、膨出融着部13を内容品の排出の制御に利用する場合は、制御の要求レベルに合わせればよい。膨出融着部13を指で摘む摘み部として利用する場合は、10mm以上あればよい。膨出融着部13の収納部方向の深さは、特に制限されないが、膨出融着部13を指で摘む摘み部として利用する場合は、10mm以上あればよい。さらに、膨出融着部13に後述する開封開始部21を設けて、本考案の包装体1が得られる。
本考案における融着には、公知の、ヒートシール装置、インパルスシーラー、超音波シール装置等を用いることができる。これらは、併用してもよい。また、本考案の包装体1は、公知の縦ピロー型や横ピロー型の製袋充填装置を用いて製造することができる。
本考案の包装体1を構成する包装フィルム2の基材フィルムは、透明な、あるいは不透明な樹脂フィルムが多用されるが、紙やセロファンなどであってもよい。基材フィルムの厚さは、特に限定されないが、通常は、10μm〜30μm程度が多用される。基材フィルムに用いられる材料としては、特に限定されるものではなく、6ナイロンなどのポリアミド樹脂、PETなどのポリエステル樹脂、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂等が挙げられる。樹脂フィルムは、延伸されていることが好ましく、特に二軸延伸されていると物理的強度に優れるとともに、印刷時の寸法安定性にも優れる。印刷は、通常基材フィルムの裏面、すなわち、シール層3との間に設けられる。
一方、これらの基材フィルムは、シール適性が好ましくないので、シール層3を積層して包装フィルム2とするのである。
シール層3の材質としては、低密度ポリエチレン、エチレン−ビニルアセテート共重合体、アイオノマー等のポリエチレンであるが、低温シール特性を効果的に発現できる点で、熱接着開始温度が100℃以下のものが好ましく、95℃以下がより好ましい。更に、熱接着開始温度の低いものが得られ易く、かつ低温衝撃性に優れている点で、線状低密度ポリエチレンが好ましい。シール層3は、通常は樹脂組成物を押出ラミネート、あるいは、予めフィルムに成型された樹脂組成物をドライラミネートによって基材フィルムの表面に設けられる。押出ラミネートで得られる積層体は、ドライラミネートで得られる積層体に比べて柔軟性が高い。製袋充填に用いられる積層体においては、柔軟性が高いとシール圧力を低く設定できるので高速化しやすいため、可能な限り押出ラミネートが採用される。シール層3の厚さは、包装する内容品にもよるが、通常は、15μm〜60μm程度が多用される。
基材フィルム1またはグラビア印刷層とシール層3との接着性を向上させるために、これらの層の間に接着剤層を設けることが好ましい。
シール層3が押出ラミネートによって形成される場合は、一液型もしくは二液型のイソシアネート系接着剤が好ましく使用できる。例えば一液型としては、ジイソシアネートとポリエステルポリオールとの反応物で末端にイソシアネート基を有するポリエステル、あるいは末端にイソシアネート基を有するプレポリマー等が好ましいものとして挙げられる。また二液型のものとしては、ポリイソシアネートと、ポリエステルポリオールまたはヒドロキシル基を末端に有するポリエステルとのプレポリマーとからなるものが例示され、これらを使用直前に混合して用いる。
シール層3がドライラミネートによって積層される場合、接着剤としては、ビニル樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、エステル系樹脂等が好ましいものとして挙げられるが、中でもポリイソシアネートとポリエステルポリオールを使用直前に混合して用いるポリエステル系の接着剤が最も好ましい。接着剤層は、上記のような樹脂の溶液もしくはエマルジョンを常法にしたがって基材フィルム上に塗布・乾燥することによって形成すればよい。
また、基材フィルムまたは接着剤層とシール層3の間に中間層を設けてもよい。中間層としては、エチレンビニルアルコール共重合体、無機物蒸着層やアルミ箔等のガスバリア性に優れたフィルム、あるいは強度を向上させるために、基材フィルムと同様な樹脂フィルムが好適に使用可能である。
本考案においては、背貼り部10を、シール層3が露出している側が内側となるように重ねることにより、融着時の熱で露出しているシール層3が融解して、袋本体の基材フィルムと疑似的に融着する。本考案においては、この状態で、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部21を備える開封開始部20を、膨出融着部13の側端が曲線部21の接線となるような、ないしは、接線に近似する鈍角で連結して膨出融着部13の側端から背貼り部10の二枚の包装フィルム2、2に亘って連続して設ける。したがって、包装体1を開封した時の開封部に残る融着部は曲線で面取りされた形状となり、人体を傷つける恐れがない。また、開封開始部20は、膨出融着部13の側端と背貼り部10に一体的に連続して形成されるので、開封に際して、膨出融着部13、融着されていない包装フィルム2および背貼り部10を容易に連続して切断することができる。仮に、開封に際して、膨出融着部13と背貼り部10との間に隙間ができたとしても、両者を指で摘めば、膨出融着部13の側端と背貼り部10のそれぞれの開封開始部20が一体的に連続するので、円滑に切断できる。
本考案においては、開封開始部20がさらに、孤の内側が収納部の反対側に湾曲した面取りのための曲線部22を、備えることができる。この様に構成することにより、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部21を備える開封開始部20のみを設けた場合に、曲線部21と膨出融着部13の側端との交点に発生する鋭利な自由端を除去できるので、開封時に指を傷つけることがないので好ましい。曲線部22を、曲線部21と同様にして設けると、包装体1を集合包装して輸送する際に、開封開始部20から不用意に開封してしまうこともない。また、膨出融着部13の側端が大きく切りかかれるので、包装体1の開封に際して、開封開始部20を見つけやすい。
開封開始部20に設ける面取りのための曲線部21および22は、円弧や楕円弧である。その曲率半径や長さは、特に制限されないが、円弧であれば、曲率半径が3mm以上であることが好ましい。また、その長さは、円弧であれば、円弧の1/4〜1/8程度であることが好ましい。これらは、互いに形状が同じであってもよいし、異なってもよい。
本考案の包装体1の開封開始部20は、打ち抜き刃型を用いて形成することができる。刃型としては、公知のダイセット刃型やトムソン刃型を用いることができる。トムソン刃型は、二つの曲線部21、22が途中で合体して一本の直線となる形状とすることができ、開封性に優れるが、修理や研磨ができない。その点で、本考案においては、スウェーデン鋼などの硬い材質製のオス型とメス型または受けの板がセットになった刃型が好ましい。その様な刃型を用いる場合、開封開始部20の形状は、二つの曲線部21、22が互いに弧を外側にして向き合い、途中で合体することなく、間隔が1mm程度の二本の平行線となり、先端で円弧や楕円弧に連結した図1の開封開始部20のラッパの様な形状となる。直線部は、膨出融着部13と背貼り部10の二枚の包装フィルム2、2の間隔が狭い場合は、極端に短いか、あるいは、なくてもよい。
なお、開封開始部20は、製袋充填装置上で形成することができるが、オフラインで形成してもよい。
本考案においては、膨出融着部13が包装体1の開封時および/または内容品の排出時に指で摘む摘み部となる形状および大きさで収納部に膨出させると、この部分には、内容品が存在しないので、確実に摘め、包装体1の開封や内容品の排出が容易となる。また、膨出融着部13が面取りのための曲線部14を隅部に備えて収納部に膨出すると、内容品の排出が容易となる。面取りのための曲線部14は、円弧や楕円弧である。その曲率半径や長さは、特に制限されないが、円弧であれば、曲率半径が3mm以上であることが好ましい。また、その長さは、円弧であれば、円弧の1/4〜1/8程度であることが好ましい。これらは、互いに形状が同じであってもよいし、異なってもよい。
そして、本考案の包装体1が四隅に面取りのための曲線部15、16、17、18を備えると、開封時に指を傷つけることがない。また、包装体1を集合包装して輸送する際に、包装体1同士で傷つけあうこともない。面取りのための曲線部15、16、17、18は、円弧や楕円弧である。その曲率半径や長さは、特に制限されないが、円弧であれば、曲率半径が3mm以上であることが好ましい。また、その長さは、円弧であれば、円弧の1/4〜1/8程度であることが好ましい。これらは、互いに形状が同じであってもよいし、異なってもよい。
以上、本考案を一形態例に基づいて説明したが、本考案は、これに限定されることなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲で変更することができる。例えば、本形態例においては、包装体1の幅方向の中心付近で背貼り部10を形成したが、包装体1の幅が広い場合は、形成個所を側端方向に寄せることにより、膨出融着部13と背貼り部10とを近づけることができる。逆に、包装体1の幅が狭い場合は、背貼り部10の形成個所を開封開始部20を設けない側端方向に寄せることにより、膨出融着部13と背貼り部10とを適度な距離とすることができる。また、本考案においては、膨出融着部13の側端と背貼り部10の両方に開封開始部20が形成されていれば、膨出融着部13の側端から背貼り部10がはみ出してもよいし、背貼り部10の端部や開封開始部20が曲線部を備えていてもよいものである。さらに、開封開始部20が水平方向ではなく、傾斜して設けられていてもよい。
本考案の包装体は、粉体、顆粒や液体等の医薬品あるいは各種食品等の包装体として極めて有用である。
本考案の積層体を示す断面図である。 本考案の包装体を示す底面図である。 図2におけるA−Aの断面図である。
符号の説明
1 本考案の包装体
2 包装フィルム
3 シール層
10 背貼り部
11、12 端部の融着部
13 膨出融着部
14 膨出融着部の曲線部
15、16、17、18 包装体の隅部の曲線部
20 開封開始部
21、22 開封開始部の曲線部
X ずらして重ねた長い方の包装フィルム2の端縁
Y ずらして重ねた短い方の包装フィルム2の端縁
Z 背貼り部10の折癖

Claims (6)

  1. シール層を内側にして筒状に丸めた積層体からなる包装フィルムの左右両端を互いにずらして重ねて合掌状に融着してなる背貼り部を有する筒体の上下両端が融着された包装体であって、
    前記背貼り部の包装フィルムのシール層が露出している側が内側となるように前記背貼り部を袋本体に重なるように折癖を付け、前記筒体の少なくとも一方の端の前記背貼り部が折られている側において融着部の一部を収納部に膨出させた膨出融着部を形成すると共に、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部を備える開封開始部を、前記膨出融着部の側端から前記背貼り部の二枚の包装フィルムに亘って連続して設けたことを特徴とする包装体。
  2. 前記開封開始部がさらに、孤の内側が収納部の反対側に湾曲した面取りのための曲線部を備える切り欠きである請求項1に記載の包装体。
  3. 前記開封開始部が、孤の内側が収納部側に湾曲した面取りのための曲線部と孤の内側が収納部の反対側に湾曲した面取りのための曲線部の二つの曲線部が互いに弧を外側にして向き合い、先端で円弧または楕円弧に連結した切り欠きである請求項2に記載の包装体。
  4. 前記膨出融着部が包装体の開封時および/または内容品の排出時に指で摘む摘み部となる請求項1ないし3のいずれかに記載の包装体。
  5. 前記膨出融着部が面取りのための曲線部を隅部に備えて収納部に膨出する請求項1ないし4のいずれかに記載の包装体。
  6. 前記包装体が四隅に面取りのための曲線部を備える請求項1ないし5のいずれかに記載の包装体。
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