JP2003276741A - 自立袋及びその製造方法 - Google Patents

自立袋及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 側面フィルム2c、2cと底部に逆V字
状に折り込まれる底面フィルム2dとを有する袋本体2
の上部にクロージャー部3を備え、少なくとも底面フィ
ルム2dと側面フィルム2c、2cとが固定されるよう
に袋本体2の下端縁及び少なくとも底面フィルム2dの
存在する側端縁の一部が熱溶着された熱溶着部を有する
袋本体2の上端縁2bから両側端縁2a、2aにかけ
て、クロージャー部3が一体に成型された略逆凹型の枠
体4が取り付けられた自立袋1。 【効果】 本発明の自立袋は、フレキシブルでありなが
ら、自立性にも優れるので、使用時には、自立性を有す
る包装袋として機能し、クロージャー部を備えていても
内容品がなくなるまで自立性を満足し、使用後には丸め
て小容量にして廃棄することも可能であり、クロージャ
ー部の取り付け強度にも優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クロージャー部を
備えた自立袋に関し、より詳しくは、フレキシブルであ
りながら、自立性にも優れ、且つクロージャー部の取り
付け強度にも優れる自立袋及び該自立袋の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
液体等の流体用自立袋は、詰め替えの用途が主流で、自
立性にはあまり重きがおかれておらず、内容品が減って
くると、袋上部が曲がり、自立袋としての機能を持たな
くなっていた。特に、流体用の自立袋においては内容品
を注出するためのクロージャー部を備えている場合があ
り、そのような場合には上部が重くなって、自立性の欠
如が顕著なものとなっていた。また、従来のクロージャ
ー部付きの自立袋は、袋本体の周縁部の所定箇所を熱溶
着にて接合し、それとは別にクロージャー部を成型し、
袋本体を形成するシートの間にクロージャー部を手作業
で挿入し、シート内面と熱溶着させることにより、クロ
ージャー部を取り付けていた。このような手作業は、量
産性に影響するばかりではなく、クロージャー部とシー
トとの熱溶着が不充分となって、袋本体の強度が不充分
となる惧れもあった。一方、成型容器は、当然のことな
がら十分な自立性を有するが、廃棄時に折り畳んだりし
て小さくすることはできなかった。
【0003】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、使用時には自立袋としての機能を内容品がなくなる
まで保持し、廃棄時には、折り畳めて小容量化が可能と
なるのみならず、クロージャー部の取り付け強度にも優
れる自立袋及び該自立袋の製造に好適な自立袋の製造方
法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、側面フ
ィルムと底部に逆V字状に折り込まれる底面フィルムと
を有する袋本体の上部にクロージャー部を備えた自立袋
であって、少なくとも上記底面フィルムと上記側面フィ
ルムとが固定されるように上記袋本体の下端縁及び少な
くとも上記底面フィルムの存在する側端縁の一部が熱溶
着された熱溶着部を有する上記袋本体の上端縁から両側
端縁にかけて、上記クロージャー部が一体に成型された
略逆凹型の枠体が取り付けられたことを特徴とする自立
袋を提供する。ここで、上記枠体が、上記熱溶着部の存
在する側端縁において上記熱溶着部の一部又は全部を残
して取り付けられたものであったり、上記袋本体の各端
縁の外面を覆うように取り付けられたものであると、よ
り好適である。
【0005】また、本発明は、上記自立袋の製造方法で
あって、少なくとも底面フィルムと側面フィルムとが固
定されるように、上記袋本体の下端縁及び少なくとも底
面フィルムの存在する側端縁の一部を熱溶着して接合し
た後、上記クロージャー部が上記枠体と一体となるよう
に上記袋本体に取り付けてクロージャー部を備えた自立
袋とすることを特徴とする自立袋の製造方法を提供す
る。
【0006】即ち、本発明の自立袋は、側面フィルムと
底部に逆V字状に折り込まれる底面フィルムとを有する
袋本体の上部にクロージャー部を備えた自立袋であっ
て、少なくとも上記底面フィルムと上記側面フィルムと
が固定されるように上記袋本体の下端縁及び少なくとも
上記底面フィルムの存在する側端縁の一部が熱溶着され
た熱溶着部を有する上記袋本体の上端縁から両側端縁に
かけて、上記クロージャー部が一体に成型された略逆凹
型の枠体が取り付けられているので、上記枠体の各側端
縁の部分が袋本体の所謂リブとなり、袋の支柱として機
能することによって、袋本体の自立性を向上させ、袋本
体の上部にクロージャー部を備えていても、内容品がな
くなるまで十分な自立性を維持することができる。そし
て、クロージャー部が上記枠体と一体成型されているの
で、クロージャー部の取り付け強度にも優れたものとな
り、また、各種クロージャーを取り付けることができ
る。
【0007】なお、上記クロージャー部は上記枠体の成
型と同時に一体成型しても良いが、予め成型されたもの
を枠体成型時にインモールド成型などで一体化しても良
い。また、上記熱溶着部としては、底面フィルムの存在
する側端縁の他、底面フィルムの存在しない側端縁、下
端縁、下部隅部(下部略半円弧状溶着部など)等に設け
ることができる。
【0008】ここで、本発明の枠体は、後述するよう
に、上記袋本体の上端縁から両側端縁の全長に亘るよう
に取り付けられたものであってもよいが、上記枠体が、
上記熱溶着部の存在する側端縁において上記熱溶着部の
一部又は全部を残して取り付けられたものであると、自
立性は上記枠体と底面フィルムが拡がることよって確保
されるとともに、使用する樹脂の量が少なくて済み、軽
量となる。加えて、枠体のない部分は折り畳みやすくな
り、廃棄しやすくなるので、より好適である。
【0009】また、上記枠体が、上記袋本体の各端縁の
外面を覆うように取り付けられたものであると、袋本体
の上端縁及び両側端縁の接合強度を補強することができ
るので、より好適である。
【0010】本発明の自立袋の製造方法は、上記袋本体
を構成するフィルムを自立袋形状とし、少なくとも底面
フィルムと側面フィルムとが固定されるように、上記袋
本体の下端縁及び少なくとも底面フィルムの存在する側
端縁の一部を熱溶着して接合した後、上記クロージャー
部が上記枠体と一体となるように上記袋本体に取り付け
てクロージャー部を備えた自立袋とするものである。従
って、本発明においては、自立袋を製袋する際に、例え
ば袋本体の底面フィルムと側面フィルムのみが固定され
るように、上記フィルム等の下端縁及び両側端縁の下側
のみが熱溶着されている場合であっても、上記枠体を取
り付けると共に、袋本体の未接合端縁である上端縁と両
側端縁の未溶着の部分を接合することにより、クロージ
ャーを備えた自立袋を製袋することができる。また、上
記側端縁の下側以外の部分が取り敢えず袋形状になって
いる程度の接合強度で製袋した場合であっても、上記枠
体を取り付けることにより、接合強度を補強することが
できるので、より容易、且つ確実に袋本体の端縁を接合
することができる。すなわち、上記袋本体は、底面フィ
ルムが熱溶着されていれば、完全に製袋されていても良
いし、不完全でも良いが、より完全に製袋された袋本体
を用いることによって、本発明の自立袋は強度に優れた
ものとなり、クロージャーや枠体の装着も、より容易、
且つ確実となり、本発明の自立袋の製造方法として好適
である。
【0011】
【発明の効果】本発明の自立袋は、フレキシブルであり
ながら、自立性にも優れるので、使用時には、自立性を
有する包装袋として機能し、クロージャー部を備えてい
ても内容品がなくなるまで自立性を満足し、使用後には
丸めて小容量にして廃棄することも可能であり、更に、
クロージャー部の取り付け強度にも優れたものである。
また、接合強度を補強することも可能である。従って、
本発明の自立袋は、使用時には、使い易く、また、包装
袋としての強度にも優れ、使用後の廃棄時には、簡単に
減容化ができ、環境保護に適応している。また、本発明
の自立袋の製造方法によれば、上述したような特性を備
え、且つ特に包装袋としての強度により優れる自立袋を
容易、且つ確実に製造することができる。
【0012】
【発明の実施の形態及び実施例】以下、図面を参照し
て、本発明を更に詳しく説明する。図1は、本発明の自
立袋の一構成例を説明する自立袋1を膨らませた状態を
示す概略斜視図である。自立袋1は、袋本体2の上端部
にクロージャー部3を備え、一側端縁2a〜上端縁2b
〜他側端縁2aにかけてクロージャー部3と一体成型さ
れた略逆凹型の枠体4が各端縁2a、2b、2aを外側
から挟みこむように取り付けられている。
【0013】袋本体2は、長尺のフィルムを側面フィル
ム2c、2cと底部に逆V字状に折り込まれた底面フィ
ルム2dとを有するように、フィルム下側を四つ折りに
折り合わせ、後述するように側面フィルム2c、2cの
各側端縁2a、2aを熱溶着により接合すると共に、底
面フィルム2dが折り重なった部分の一部を略半円弧状
に熱溶着して下部略半円弧状溶着部2e、2eを形成す
ることにより、底面2fが形成されている。なお、この
袋本体2は、下部略半円弧状溶着部2e、2eによっ
て、底部強度、自立性が補強されている。
【0014】袋本体2を構成するフィルム(側面フィル
ム2c、2c、底面フィルム2d)としては、単層や多
層のフィルムが用いられる。これらのフィルムは従来の
フィルムと同様のものであっても良いが、必ずしも熱溶
着性を有している必要はなく、袋にしたとき、外面とな
る側のフィルム表面が射出する樹脂との接着性が良いこ
とが好ましい。多層フィルムは、共押し出しフィルム、
ラミネートフィルムなどであり、延伸又は未延伸のポリ
オレフィン、ナイロン、ポリエステルフィルム又は樹脂
層に必要な機能を付与するため、例えば、ガスバリア層
(EVOH、塩化ビニリデン、セラミック蒸着等)との
共押し出しタイプ又はこれらのラミネートタイプのフィ
ルム等が好適に用いられる。
【0015】フィルムの厚さとしては、20〜900μ
mが適用され、自立性からは厚いフィルムが適している
が、柔軟性、軽量性からは薄いフィルムが好ましく、薄
いフィルムであっても、枠体4を取り付けることによ
り、自立性が確保できる。成型性及び取り扱い性から、
望ましい厚みとしては、60〜200μmが好適であ
る。なお、フィルムは、合成樹脂製のものに限らず、紙
や金属箔の単層品やラミネート品でも良い。
【0016】クロージャー部3は、その形状、大きさが
特に制限されるものではなく、包装袋の使用目的に応じ
た任意の形状、大きさとすることができる。ここで、通
常、クロージャー部付自立袋は、自立袋の上端部に手又
は自動挿入機を用いた別作業でクロージャー部材を挿入
し、熱溶着して製造されるので、クロージャー部材の厚
さが厚いものは、クロージャー部材の両端部を確実に接
着させることが難しく、溶着作業に困難を伴うことが多
い。しかるに、本発明においては、後述するように枠体
4と一体となるように成型するので、そのような困難を
伴うことはない。
【0017】枠体4は、例えば射出成型などによりクロ
ージャー部3と同時一体成型、又は、クロージャー部3
を先に成型しておいて、金型内で一体に成型されたもの
であり、これらの形成樹脂は、射出成型可能で、袋本体
2の端縁に接合可能な樹脂であれば特に制限はないが、
汎用樹脂である、ポリエチレン、ポリプロピレン樹脂は
もとより、射出可能なプラスチック、例えばナイロン、
ポリエステル、各種エンジニアリング樹脂及びエラスト
マー等のブレンド又は共重合樹脂等も利用可能である。
【0018】枠体4は、予め所定の自立袋形状となるよ
うに成型された樹脂フィルムからなる袋本体2の一側端
縁2a〜上端縁2b〜他側端縁2aに沿った形状であ
る。ここで、本発明の自立袋における枠体は、側端縁の
部分が図3に示す枠体4’のように側端縁の全長に亘る
ような長さであってもよく、また、図1に示した枠体4
のように、側端縁の下側の部分を残すような長さであっ
ても、上述したように袋本体2のフィルムが折り重なっ
た部分の一部を略半円弧状に熱溶着した下部略半円弧状
溶着部2e、2eや側端縁の熱溶着部により、底部強
度、自立性が補強されているので、本発明が目的とする
自立性、袋としての強度が得られる。
【0019】なお、このように枠体4の側端縁2a、2
aに対応する部分の長さを、側端縁2a、2aの下側の
部分が残るような長さにする場合、枠体4の該対応部分
の長さは、側端縁の全長の60%以上、特に80%以上
であることが望ましい。短すぎると、本発明の効果が十
分に得られない場合がある。但し、後述するように、例
えば側端縁2a、2aが底面2fが形成されるように下
側のみが熱溶着されている場合は、熱溶着部の少なくと
も上側の部分には枠体の先端が至るような長さとし、そ
こより下の部分が残るようにする。
【0020】枠体4は、その幅、厚さが特に制限される
ものではないが、例えば図1に示す枠体4のように、側
端縁2a、2aに対応する部分の先端側(図面では下
側)が先細りになっているような形状であれば、幅が均
一な部分において、幅1〜20mm、特に5〜10m
m、厚さ1〜10mm、特に2〜5mmとなるように形
成されていると好適である。なお、図3に示す枠体4’
のように、全体がほぼ均一の場合は、平均幅、平均厚さ
が上記範囲であると好適である。幅が狭すぎたり、厚さ
が薄すぎても袋本体2への十分な取り付け強度が得られ
難くなる場合があり、厚さが厚すぎると樹脂の使用量が
増加し、廃棄性の観点より好ましくなく、幅が広すぎる
と自立袋の十分な内容積が得られ難くなる場合がある。
【0021】次に、本発明の自立袋の製造方法の一構成
例を図2及び図3を参照して説明する。図2は、上記製
造方法の第一工程により製袋された枠体取り付け前の自
立袋の概略正面図であり、図3は、第二工程により得ら
れた本発明の自立袋の他の構成例の概略正面図である。
【0022】第一工程は、通常の自立製袋機を使用し
て、側面フィルム2c、2cと底部に逆V字状に折り込
まれる底面フィルム2dとを有する自立袋形状となるよ
うに、袋本体2を構成する長尺のフィルムを下側が四つ
折りになるように折り合わせ、下端縁及び一側端縁2
a、他側端縁2aをヒートシールや超音波シールなどの
熱溶着によって接合すると共に、フィルムが折り重なっ
た部分の一部2e、2eを略半円弧状になるように熱溶
着などの手段によって接合することによって、側面フィ
ルム2c、2c、底面フィルム2dを固定して、図2に
示すように上端が開口した袋本体2を製袋する。なお、
この工程において、袋本体2の上端縁2bは、後述する
ようにクロージャー部材の取り付け性を損なわない限
り、その一部を熱溶着しておくこともできる。
【0023】ここで、一側端縁2a、他側端縁2aの接
合は、側面フィルム2c、2c、底面フィルム2dが固
定され、底面2fが形成される限り、下端縁及び一側端
縁2a、他側端縁2aの下端側のみを熱溶着しておくこ
ともできるが、例えば図2において、一側端縁2a、他
側端縁2aが底面2fを示す線と交差する点(底面フィ
ルムの付け根)を含むことが本発明の自立袋としたとき
の強度に優れ好ましい。そして、側端縁の全長の2/5
程度上方から各側端縁2a、2aの下端までの間(図2
中、矢印2g、2g)のみを熱溶着しておくこともでき
る。特に、例えば図1に示す自立袋のように、枠体を両
側端縁の全長に亘っては取り付けない場合、両側端縁の
該枠体を取り付けない部分については、予め熱溶着して
おくことを要する。なお、自立性向上などのために形成
された下部略半円弧状溶着部2e、2eについても、作
業性を考慮すれば、予め熱溶着しておくことが望まし
い。
【0024】また、一側端縁2a、他側端縁2aの全長
に亘って接合しておく場合であっても、従来の自立袋の
ような接合強度を特に必要とせず、例えば取り敢えず袋
形状になっている程度であってもよい。但し、この場合
であっても、枠体のみでは底部の接着強度(底面フィル
ムの付け根が自立袋では一番ストレスがかかる)が確保
できないことがあるので、少なくとも底面2fを形成す
る部分については、予め充分な接合強度で熱溶着してお
くことが好ましい。また、上記のように枠体が両側端縁
の全長に亘らない場合、両側端縁の該枠体が取り付けら
れない部分については、予め充分な接合強度で熱溶着し
ておくことが好ましい。
【0025】本発明の場合、上述したように少なくとも
底面が形成されるように折り畳まれたフィルムの側端縁
の少なくとも一部と下端縁が熱溶着されているので、裏
表面フィルムの位置あわせが容易となり、クロージャー
部材と枠体が正確な位置に一体成型できたり、別途成型
したクロージャー部材を用いる場合であっても、インサ
ート成型などの手法により、正確な位置に枠体と一体化
して成型することができる。
【0026】第二工程は、通常の射出成型機に第一工程
により得られた袋本体2を構成するフィルムをセット
し、クロージャー部3を袋本体2を構成するフィルムの
上端の所定位置となる箇所に射出成型すると同時に、ク
ロージャー部より伸びた熱可塑性樹脂により、袋本体2
を構成するフィルムの上端縁2b、両側端縁2a、2a
の外面(裏表面)を覆うように枠体4’を射出成型し、
枠体4’を袋本体2の上端縁2b、両側端縁2a、2a
に接合させることにより、図3に示す自立袋1’を製造
する。
【0027】上記自立袋は、クロージャー部より内容物
(図示せず)を充填して、底面が広がった自立形状と
し、クロージャー部を密封した後、保存、運搬する。そ
して、使用時には、クロージャー部より内容物を排出す
ることができる。内容物の種類は、特に制限されるもの
ではなく、袋本体を構成するフィルム、クロージャー部
の材質などの種類を適宜選定することによって、幅広い
内容品に対応することができるが、中でも流動性を有す
るものが好適であり、例えば液体、粘稠物、粉末、小径
の固体形状等を好適に収容することができる。この自立
袋は、枠体の両側端縁の部分がリブとして機能するの
で、内容物がなくなるまで、自立性を維持することがで
き、しかも、廃棄時には、丸めて小さくすることもでき
る。従って、本発明の上記自立袋によれば、ボトル、
瓶、缶などと代替可能で、各種クロージャーとの嵌合も
可能なフレキシブル容器が得られる。
【0028】なお、本発明は、上記構成に制限されるも
のではなく、例えば、下部略半円弧状溶着部は設けるこ
となく、単なる直線状の下端溶着部とすることや下部略
半円弧状溶着部に代えて直線状の下端溶着部に加えて底
面フィルムの付け根から伸びる斜め45°の直線状溶着
部を設けること、さらには底面フィルムは側面フィルム
と異なるものを使用するなど本発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々変更して差し支えない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自立袋の一構成例を説明する自立袋の
概略斜視図である。
【図2】本発明の自立袋の製造方法の一構成例を説明す
る第一工程によって得られた袋本体の概略正面図であ
る。
【図3】上記製造方法の第二工程によって得られた自立
袋の概略正面図である。
【符号の簡単な説明】
1、1’ 自立袋 2 袋本体 2a 側端縁 2b 上端縁 2c 側面フィルム 2d 底面フィルム 3 クロージャー部 4、4’ 枠体
フロントページの続き Fターム(参考) 3E064 AB25 BA24 BA36 BA54 BB03 BC08 BC18 EA04 EA12 FA04 HF03 HG02 HG03 HN65

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面フィルムと底部に逆V字状に折り込
    まれる底面フィルムとを有する袋本体の上部にクロージ
    ャー部を備えた自立袋であって、少なくとも上記底面フ
    ィルムと上記側面フィルムとが固定されるように上記袋
    本体の下端縁及び少なくとも上記底面フィルムの存在す
    る側端縁の一部が熱溶着された熱溶着部を有する上記袋
    本体の上端縁から両側端縁にかけて、上記クロージャー
    部が一体に成型された略逆凹型の枠体が取り付けられた
    ことを特徴とする自立袋。
  2. 【請求項2】 上記枠体が、上記熱溶着部の存在する側
    端縁において上記熱溶着部の一部又は全部を残して取り
    付けられた請求項1記載の自立袋。
  3. 【請求項3】 上記枠体が、上記袋本体の各端縁の外面
    を覆うように取り付けられた請求項1又は2記載の自立
    袋。
  4. 【請求項4】 請求項1、2又は3記載の自立袋の製造
    方法であって、少なくとも底面フィルムと側面フィルム
    とが固定されるように、上記袋本体の下端縁及び少なく
    とも底面フィルムの存在する側端縁の一部を熱溶着して
    接合した後、上記クロージャー部が上記枠体と一体とな
    るように上記袋本体に取り付けてクロージャー部を備え
    た自立袋とすることを特徴とする自立袋の製造方法。
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