JP3133934B2 - 角度自在型クリップ - Google Patents

角度自在型クリップ

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JP3133934B2 JP07307534A JP30753495A JP3133934B2 JP 3133934 B2 JP3133934 B2 JP 3133934B2 JP 07307534 A JP07307534 A JP 07307534A JP 30753495 A JP30753495 A JP 30753495A JP 3133934 B2 JP3133934 B2 JP 3133934B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L3/00Supports for pipes, cables or protective tubing, e.g. hangers, holders, clamps, cleats, clips, brackets
    • F16L3/14Hangers in the form of bands or chains

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤーハーネス
等の電線を保持する取付け板が取付け部材角度に対応し
て角度可変に設けられた角度自在型クリップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来からワイヤーハーネス等の電線を保
持して取付け板に固定する角度クリップに関しては図7
および図8に示すような種々なものが知られている。図
7は従来の角度クリップの一例を示す組立斜視図であ
り、図8は図7における角度クリップの取り付け状態を
示す説明図である。
【0003】図7および図8に示すように角度クリップ
51は、自動車の車体等の取付け部材である内装部41
に支持される取付け板53を備えている。この取付け板
53には電線を保持するためのクリッパーとしての結束
バンド23と、該結束バンド23の形成されている側面
とは反対側の側面に内装部41に固定するための可撓性
を有する錨状のクランパー2とが一体的に設けられてい
る。また、取付け板53は内装部41の取付け部材角度
αに対応して折り曲げられている。
【0004】さらに詳しくは、前記クランパー2は車体
等の壁板状の内装部41に設けられた取付け穴42に外
方から押圧されると内面に引掛かって支持されるよう
に、支柱部8の両脇に可撓変位するばね板9が設けられ
ている。また、取付け板53の取付け部材角度αに対応
して折り曲げられた部分の外面には、電線30を保持す
るための結束バンド23が設けられている。この結束バ
ンド23は、市販の結束バンドと同様な構造であり、バ
ックルに相当する基部24にバンド部25の先端を挿通
して引っ張るとバンド部25の外周部に設けられた鋸歯
状の係合段部26が図示されない係合舌片の歯部にロッ
クされて弛まないようになっている。
【0005】上記構成の角度クリップ51においては、
電線30が結束バンド23に締め上げられて保持された
後、クランパー2が内装部41の取付け穴42に外面か
ら押圧される。すると、バネ板9が一旦内方に撓んでか
ら復帰すると取付け板53は内装部41の取付け部材角
度αに対応して保持される。そして、図8に示すよう
に、内装部41と同一の角度αに折り曲げられた壁板状
の外装部43に内装部41が装着されて内装組付けが完
了される。このとき、電線30は取付け板53と外装部
43とに挟持された状態になっており、取付け板53の
折り曲げ角度αと、内装部41の取付け部材角度αとが
一致しているので角度クリップ51は内装部41に安定
的に保持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の角度クリップ51においては、内装部41の取付け
部材角度αが変化すると、取付け板53の折り曲げ角度
が固定されているから対応できなくなり、内装部41へ
の保持性が不安定になるという問題がある。また、前記
課題を解決するために、様々変化する取付け角度α,
β,γ等に対応した折り曲げ角度α,β,γ等を備えた
角度クリップを用意しておく必要があり、部品点数が増
大すると共に、金型点数も増大してコストアップにつな
がるという問題がある。
【0007】本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされ
たものであり、取付け部材側の取付け部材角度が変化し
ても、それに対応して取付け板の角度を自在に調整可能
な角度自在型クリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、壁
板状の取付け部材にクランパーにより支持される取付け
板が電線を保持するためのクリッパーを備え、かつ前記
取付け板が前記取付け部材角度に対応して折り曲げられ
た角度クリップにおいて、前記取付け板が前記クランパ
ーを有する第1取付け板と、前記クリッパーを有する第
2取付け板とに分割されていると共に、該第1及び第2
取り付け板の幅方向に沿って配設した蝶板機構を中心に
互いに旋回して角度可変に連結され、かつ所望の角度に
維持設定するための角度ロック機構を備えていることを
特徴とする角度自在型クリップによって達成することが
できる。
【0009】前記構成の角度自在型クリップによれば、
様々な取付け部角度に対応して取付け板の角度を自在に
調整することができるので、少ない種類で様々な角度の
取付け部材角度に使用することができる。従って、クリ
ッパーに保持された電線を取付け部材に安定的に支持さ
せることができると共に、部品点数の削減と金型点数の
削減から製造コストの低減をはかることができる。
た、取付け部材の取付け部材角度が変化しても第1取付
け板と第2取付け板がそれらの幅方向に沿って配設した
蝶板機構を中心に互いに旋回して角度可変に連結されて
いると共に、角度ロック機構により所望の角度に維持設
定することができる。従って、クリッパーに保持された
電線を取付け部材に安定的に支持させることができると
共に、部品点数の削減と製造コストの低減を図ることが
できる。
【0010】
【0011】
【0012】また、前記クリッパーが、結束バンドまた
は電線をテープにより共巻きして保持するための電線保
持板であることによって達成することができる。前記構
成の角度自在型クリップによれば、結束バンドの場合は
電線を結束保持するバンド式角度自在型クリップの用途
に対応することができ、また電線保持板の場合は電線を
電線保持板に添わせてテープで共巻きするテープ式角度
自在型クリップの用途に対応させることができる。よっ
て、少数の金型を準備することで、多用途に対応させる
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の角度自在型クリッ
プの実施の形態例を図1乃至図6に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明の角度自在型クリップの第1実施の
形態例を示す分解斜視図、図2は図1における蝶板機構
の部分斜視図、図3は図1における蝶板機構のアンカー
部の分解斜視図、図4は図1における蝶板機構のアンカ
ー部とピンとの係止状態を示す部分断面図、図5は取付
け板の角度設定例を示す説明図、図6は本発明の角度自
在型クリップの第2実施の形態例を示す組立斜視図であ
る。
【0014】図1に示すように本実施の形態の角度自在
型クリップ1は、クランパー2を有する第1取付け板3
とクリッパー4を有する第2取付け板5とに分割構成さ
れている。そして、第1取付け板3と第2取付け板5が
それらの幅方向に沿って配設した蝶板機構6を中心に互
いに旋回して角度可変に連結されていると共に、所望の
角度に維持設定するための角度ロック機構7が設けられ
ている。
【0015】さらに詳しくは、クランパー2は、車体等
の壁板状の取付け部材である内装部41(図8参照)に
設けられた取付け穴42に外方から押圧されると内面に
引掛かって支持されるように、支柱部8の両脇に可撓変
位するばね板9が設けられた錨状に形成されており、第
1取付け板3の内面側に設けられている。また、第1取
付け板3の端部外面側には蝶板機構6におけるパイプ状
の一対のアンカー部10,11が設けられている。該ア
ンカー部10,11の周囲には、図3に示すように角度
ロック機構7におけるロック穴12,13がそれぞれ適
宜な角度位置に配設されている。
【0016】次に、第2取付け板5の端部外面には蝶板
機構6におけるパイプ状の中央アンカー部14が設けら
れている。該中央アンカー部14の長さは上記アンカー
部10,11の間に嵌入できる寸法に設定されている。
また、中央アンカー部14の周囲には、図3に示すよう
に角度ロック機構7におけるロック穴15が上記ロック
穴12,13に対応する適宜な角度位置に設けられてい
る。さらに、図4に示すように中央アンカー部14の内
面には、ピン16の中央部に設けられた2枚係止突起1
7に係合する係止突起18が適宜な角度位置に設けられ
ている。
【0017】また、図1に示すように角度ロック機構7
の一部としてストッパー19が設けられている。該スト
ッパー19は、下方が開放されたU字板形状をしてお
り、内側の上下にはそれぞれ上記ロック穴12,13に
係止されるための一対の係止突起20,21が設けられ
ている。また、中央部には上記ロック穴15に係止され
るための一対の係止突起22が設けられている。
【0018】そして、第2取付け板5の外面側には、電
線30を保持するためのクリッパー4としての結束バン
ド23が設けられている。この結束バンド23は、市販
の結束バンドと同様の構造であり、バックルに相当する
基部24にバンド部25の先端を挿通して引っ張るとバ
ンド部25の外周部に設けられた鋸歯状の係合段部26
が図示されない係合舌片の歯部にロックされて弛まない
ようになっている。
【0019】上述した構成の第1実施の形態例において
は、先ず、第1取付け板3のアンカー部10,11の間
に第2取付け板5のアンカー部14を嵌入させてから、
ピン16を下方から挿通させる。すると、ピン16の2
枚係止突起17が中央アンカー部14内の係止突起18
に係止されることで蝶板機構6が組み立てられる。
【0020】そして、第1取付け板3および第2取付け
板5がそれらの幅方向に沿って配設した蝶板機構6を中
心に互いに旋回して内装部41の取付け部材角度αに角
度調整された後、ストッパー19が図1の上方から蝶板
機構6に押圧されると係止突起20,21,22がそれ
ぞれロック穴12,13,15に係止される。これによ
り、角度ロック機構7が組み立てられ、第1取付け板3
および第2取付け板5が所望の角度αに維持固定され
る。なお、図5には所望の角度αが変化した場合の対応
例が示されている。(a)図が基本形であるとすると、
この基本形に対して(b)図、(c)図、(d)図はそ
れぞれ45度、135度、180度変化させた例であ
る。
【0021】次に、電線30が結束バンド23に締め上
げられて結束保持された後、クランパー2が内装部41
(図8参照)の取付け穴42に押圧されると、バネ板9
が一旦内方に撓んでから復帰するので第1取付け板3お
よび第2取付け板5は内装部41の取付け部材角度αに
対応して保持される。そして、図8に示したように、角
度αに屈曲された壁板状の外装部43に内装部41が装
着されることで組付けが完了される。
【0022】上述の説明によれば、内装部41の取付け
部材角度αが変化しても第1取付け板3と第2取付け板
5がそれらの幅方向に沿って配設した蝶板機構6を中心
に互いに旋回して角度可変に連結されていると共に、角
度ロック機構7により所望の角度に維持設定できる。従
って、内装部41に安定して支持されると共に、部品点
数および金型点数の削減によって製造コストの低減を図
ることができる。よって、クリップの信頼性と多用途性
が向上すると共に、部品管理が容易となり、経済的効果
も期待できる。
【0023】次に、本発明の第2実施の形態例を図6に
基づいて説明する。本実施の形態の角度自在型クリップ
31は、第1実施の形態例における結束バンドの代わり
に、第2取付け板5の上下方向に電線保持板32が延設
されている。この電線保持板32は、電線30を外側に
添わせた後、テープ33で共巻きすることで電線30を
保持するものである。従って、この角度自在型クリップ
31は、テープ式角度自在型クリップとしての用途に対
応することができる。なお、上記第1実施の形態例にお
ける角度自在型クリップ1と同一の部品には図6に同一
符号を付することにより構成および作用の説明は省略す
る。
【0024】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、本実施の形態
例では蝶板機構6における中央アンカー部14は第2取
付け板5に設けられ、一対のアンカー部10,11が第
1取付け板3に設けられていたが、それぞれ逆の取付け
板に設けられた構成の角度自在型クリップでも差し支え
ない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明の角度自在型
クリップによれば、取付け部材の取付け部材角度が変化
しても第1取付け板と第2取付け板がそれらの幅方向に
沿って配設した蝶板機構を中心に互いに旋回して角度可
変に連結されていると共に、角度ロック機構により所望
の角度に維持設定することができる。従って、取付け部
材に安定的に支持されると共に、部品点数および金型点
数の削減によって製造コストの低減を図ることができ
る。よって、クリップの信頼性と多用途性が向上すると
共に、部品管理が容易となり、経済的効果も期待でき
る。
【0026】また、前記クリッパーが結束バンドまたは
電線保持板であるので、バンド式クリップにもテープ式
クリップにも対応することができるので用途がさらに拡
大される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角度自在型クリップの第1実施の形態
例を示す分解斜視図である。
【図2】図1における蝶板機構の部分斜視図である。
【図3】図1における蝶板機構のアンカー部の分解斜視
図である。
【図4】図1における蝶板機構のアンカー部とピンとの
係止状態を示す部分断面図である。
【図5】図1における取付け板の角度設定例を示す説明
図である。
【図6】本発明の角度自在型クリップの第2実施の形態
例を示す斜視図である。
【図7】従来の角度クリップの一例を示す斜視図であ
る。
【図8】図7における角度クリップの取付け状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
1,31 角度自在型クリップ 2 クランパー 3 第1取付け板 4 クリッパー 5 第2取付け板 6 蝶板機構 7 角度ロック機構 10,11 アンカー部 14 中央アンカー部 19 ストッパー 23 結束バンド 30 電線 32 電線保持板 33 テープ 41 内装部(取付け部材) α 取付け部材角度
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 2/00 - 2/24 F16B 5/00 - 5/12 F16C 11/00 - 11/12 F16L 3/00 - 3/24 H02G 3/22 - 3/28

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁板状の取付け部材にクランパーにより
    支持される取付け板が電線を保持するためのクリッパー
    を備え、かつ前記取付け板が前記取付け部材角度に対応
    して折り曲げられた角度クリップにおいて、前記取付け板が前記クランパーを有する第1取付け板
    と、前記クリッパーを有する第2取付け板とに分割され
    ていると共に、該第1及び第2取り付け板の幅方向に沿
    って配設した蝶板機構を中心に互いに旋回して角度可変
    に連結され、かつ所望の角度に維持設定するための角度
    ロック機構を備えている ことを特徴とする角度自在型ク
    リップ。
  2. 【請求項2】 前記クリッパーが結束バンドであること
    を特徴とする請求項1に記載の角度自在型クリップ。
  3. 【請求項3】 前記クランパーが前記電線をテープによ
    り共巻きして保持するための電線保持板であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の角度自在型クリップ。
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JP4985349B2 (ja) * 2007-11-26 2012-07-25 株式会社豊田自動織機 長尺物用固定具
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