JP3132830B2 - 粉末状薬剤マルチドース施薬装置 - Google Patents

粉末状薬剤マルチドース施薬装置

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JP3132830B2 JP06525236A JP52523694A JP3132830B2 JP 3132830 B2 JP3132830 B2 JP 3132830B2 JP 06525236 A JP06525236 A JP 06525236A JP 52523694 A JP52523694 A JP 52523694A JP 3132830 B2 JP3132830 B2 JP 3132830B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は粉末体の定量供給装置及び方法、特に粉末状
薬剤マルチドース施薬装置に関する。更に詳しくは本発
明は貯蔵された複数回投与操作分(マルチドース)の粉
末薬剤から単回投与操作分(ユニットドース)の粉末薬
剤が連続的に定量性よく分割されて投与される粉末状薬
剤マルチドース施薬装置及び方法に関する。
本発明は、ユニットドースの粉末薬剤が連続的に定量
性よく分割されて鼻腔等の体腔内に噴射によって投与さ
れる粉末状薬剤マルチドース噴霧装置として使用するこ
とができる。
更にまた、本発明は、ユニットドースの粉末薬剤が連
続的に定量性よく分割されて気管、気管支、肺胞等の体
腔内に吸引によって投与される粉末状薬剤マルチドース
吸入装置として使用することもできる。
背景技術 粉末状の薬剤が体腔、例えば鼻腔、口腔、気管・気管
支、肺等の気道等に噴霧あるいは吸入により投与されて
いる。例えば、鼻アレルギー、喘息の患者に粉末状の薬
剤が鼻腔や気道に投与される。また、最近は鼻腔・肺等
の粘膜を通して薬物を血流へ吸収させるドラッグデリバ
リーシステムが注目され、粉末状の薬剤をそれらの粘膜
へ投与することが試みられている。
このような薬剤投与においては、粉末状薬剤施薬装置
が使用されるが、この施薬装置は粉末状薬剤の収納方式
から2つに分類される。
第一の種類は、単回投与操作分の量(ユニットドー
ス)の粉末薬剤が一つの単位として分割されて適当な容
器(カプセル)に収納されており、各投与操作で1ユニ
ットドース毎に投与されるものである。第二の種類は複
数回の投与操作分の量(マルチドース)の粉末薬剤が適
当な容器に集合して収納されており、単回の投与操作の
度にユニットドースの粉末薬剤が、集合して収納された
容器から正確に分割されて投与されるものである。以下
本発明では粉末薬剤の単回投与操作分の量をユニットド
ースと、また複数回投与操作分の量をマルチドースとい
うが、施薬装置との関係で、ユニットドース毎に収容さ
れた粉末薬剤をユニットドース毎に投与することをユニ
ットドースと、またマルチドースで収容された粉末薬剤
をユニットドース毎に投与することをマルチドースとい
うこともある。
鼻腔内に噴霧される粉末薬剤のユニットドース施薬装
置の例としては、本発明者らの粉末状薬剤施薬装置(特
公昭63−6024号)があげられる。また、気道内に吸入さ
れる粉末薬剤のユニットドース吸入器としては多くの装
置が提案されている。例えば硬質ゼラチンなどの無毒性
材質で通常形成したカプセルを用いる吸入器である。カ
プセルの各々には、吸入すべきユニットドースの粉末薬
剤が一定量収容される。この種の吸入器は、吸入器に挿
入したカプセルに必要なときに穴を開ける、より一般的
に言えば(色々な手段で)カプセルを開ける装置を備え
る。
使用者による吸引作用によって生ずる空気流により、
カプセルに開けられた穴から収納されている粉末薬剤を
吸入する。そして、空になったカプセルは、吸入器から
取り出され、新たなカプセルを収容できるようにする。
公知のタイプの吸入器(アメリカ合衆国特許第3906950
号及び同第4013075号明細書参照)では、カプセルは、
その両端に穴が開けられると、吸入中静止した状態で保
持される。吸入の結果カプセルを通過する空気流によ
り、カプセルの内部から粉末薬剤が取り出される。
別のタイプの吸入器(アメリカ合衆国特許第3807400
号及び同第3991761号明細書参照)では、適当な手段で
予め開けたカプセルを、吸入によって生じる空気流の作
用で移動させ、これによりカプセルをすっかり空にす
る。
さらに、別のタイプの公知の吸入器(ヨーロッパ特許
公開第0211595号明細書参照)は、複数個のカプセルを
用いてはいないが、円盤状のパックが充填されるように
なっており、このパックは、その周囲に近い位置で一連
の気泡が互いにそしてパックの中心から等距離に設けら
れている。これらの気泡には、一定量の粉末状薬剤が収
容される。このパックは、吸入器の一部を構成し、その
中心軸線を中心として、回転自在な円形トレーに乗せら
れる。このトレーには、個々の気泡に対応する位置に穴
が設けられ、個々の気泡が、適当な開封装置によって破
られる所定の位置に移動すると粉末薬剤が取り出されて
吸入できるようになっている。
また、気道内に吸入される粉末薬剤のマルチドース施
薬装置の例は、ヨーロッパ特許公開第0069715号明細書
に記載されており、一定量の薬剤を収容した容器に加え
て、容器内に収容した粉末薬剤を取り出し、投薬の準備
を行える装置を備える。この取り出し投薬準備装置は、
所定の厚さを有し所定個の貫通孔を形成されたプレート
からなる。このプレートは、貫通孔の一部が容器から取
り出された粉末薬剤で機械的な手段により満たされる位
置から、薬剤を満たされた穴が通路内に位置付けられる
もう一つの位置に移動できる。使用者によってこの通路
と連通する吸入口を介してもたらされる吸引の結果、空
気が通路内に入り、貫通孔から粉末薬剤を取り出す。ス
クレイパー装置も設けて、プレートに形成した貫通孔内
の粉末薬剤の容器の方を向いた側をならす。このヨーロ
ッパ特許出願の発明者によれば、このスクレイパー装置
により、貫通孔の完全な充填がもたらされ、したがって
一定の服用量を保証できる。このヨーロッパ特許出願公
開明細書には、このスクレイパーは、オプショナルであ
ると述べられているが、吸入器が適正な動作を行うに
は、必須のものであると考えられる。というのは、この
スクレイパーがないと、服用量は極端に異なったものに
なるからである。なぜなら、使用する粉末薬剤は、流動
性に乏しいので、個々の貫通孔が、粉末薬剤によって完
全に満たされないということが頻繁に起こりうるからで
ある。
このような粉末状薬剤のユニットドース施薬装置とマ
ルチドース施薬装置とを比較すると、利便性と市場性の
点でマルチドース施薬装置が好まれる傾向が認められ
る。
しかし、従来の粉末状薬剤マルチドース施薬装置には
重大な課題がある。すなわち、前述の如く、多量の集合
した粉末薬剤から単回の投与操作に必要な粉末薬剤量を
連続的かつ定量的に分割して投与することは、集合した
粉末薬剤の密度の変化、かたより等の物性の面から非常
に困難である。
この課題に対し、これまでいくつかの提案がなされて
きた。例えば前記のヨーロッパ特許公開第0069715号明
細書(特公平1−47190号公報)に開示されている如
く、所定の容量の貫通孔に連続的に粉末状薬剤をスクレ
イパー等で押えながら満たす方法がある。しかし、この
方法によっても例えば施薬装置全体に振動が加わること
によって粉末薬剤のかさ密度が変化し、所定の容量の貫
通孔に充填される粉末薬剤の実質的な量が変化してしま
い、その結果生体に投与される粉末薬剤量が一定しなく
なるという欠点がある。
また、特開平3−18376号公報には多量の集合した粉
末薬剤を圧縮し、その結果生じた粉末薬剤圧縮体を連続
的に定量的に分割してすりはがすマルチドース施薬装置
が開示されている。この方法では粉末薬剤を圧縮するこ
とにより分割する薬剤の定量性を確保しようとしている
が、この方法においても施薬装置全体に加わる振動等の
影響により粉末薬剤圧縮体の密度が変化してしまい、そ
の結果、すりはがされる粉末薬剤圧縮体の重量が変化
し、生体に投与される粉末薬剤量が一定しなくなるとい
う欠点がある。
発明の開示 従って、本発明の目的は、施薬装置全体に振動等の外
的要因が加わっても、単回投与操作分の粉末薬剤の量、
すなわちユニットドースが、連続的にかつ定量的に分割
されて投与される粉末状薬剤マルチドース施薬装置及び
方法を提供することである。
また、本発明の目的は、たとえユニットドースが連続
的にかつ定量的に分割されてもその操作が複雑では患者
のコンプライアンスが低下してしまうので、簡単な操作
でユニットドースが連続的にかつ定量的に分割されて投
与される粉末状薬剤マルチドース施薬装置及び方法を提
供することである。
本発明者らは、前記の目的を達成するべく鋭意研究し
た結果、貯蔵室内の多量の集合した粉末薬剤の密度の変
化を防ぐことが連続的に定量的に単回投与操作分の粉末
薬剤を分割するために必要であることに鑑み、各分割
操作の直前に貯蔵室内の集合した粉末薬剤に空気流を通
すことにより集合した粉末薬剤を貯蔵室内空間で流動さ
せ、次いでユニットドースの該粉末薬剤を吸引力及び
/又は重力により粉末薬剤収容室に収納する、という二
つの条件を兼ね備えた時にはじめて、該収容室にユニッ
トドースの粉末薬剤量を連続的に定量的に分割できるこ
とを知見し本発明に至った。なお、で貯蔵室内に空気
流を通すとき、空気流が貯蔵庫に備えられたフィルター
を通して外部へ排出されることが貯蔵室内の粉末薬剤の
流動にとって特に重要である。
しかして、本発明によると、装置本体と、該本体に着
脱自在に取付けられ且つ複数回投与操作分(マルチドー
ス)の粉末薬剤を貯蔵可能な貯蔵室と、単回投与操作分
(ユニットドース)の容量をもった収容室を有し、充填
位置にて該収容室を前記貯蔵室に連通させ、投与位置に
て該収容室を前記本体外部に連通させて収容室内の粉末
薬剤を投与可能にするべく、前記本体に可動に取付けら
れた薬剤定量分配手段と、該分配手段を充填位置と投与
位置との間で移動可能とする手段と、充填位置にて前記
収容室を通して前記貯蔵室内へ空気を噴射して貯蔵室内
の粉末薬剤を攪拌するポンプ手段と、を具備し、攪拌後
の一定量の粉末薬剤を前記ポンプ手段による吸引力及び
/又は重力によって前記貯蔵室から前記収容室へ充填さ
せることを特徴とする粉末状薬剤マルチドース施薬装置
が提供される。
前記貯蔵室は円筒形であり、その軸方向の一端側は装
置本体の充填開口を有する貯蔵室取付部に着脱可能に取
付けられ、他端側は空気が流通可能で粉末薬剤を流通さ
せないフィルタで閉じられている。
前記分配手段は装置本体に回転可能に取付けたロータ
から成り、該ロータには回転中心軸の回りに等間隔に複
数の穴が軸方向に貫通して形成され、これらの各穴に空
気を流通させ粉末薬剤を流通させないフィルタが挿入・
固定され、該フィルタで区画された領域に前記収容室が
規定され、該収容室が少なくとも充填位置から投与位置
まで移動する間、前記収容室の開口側が装置本体の一部
により閉じられるように、前記分配手段を装置本体の前
記一部に接触を維持する押圧手段が設けられている。
前記装置本体は平板部を有し、該平板部には充填位置
及び投与位置にそれぞれ充填部開口及び投与部開口が形
成され、前記平板部の一方の側に、前記充填部開口に対
応して前記貯蔵室を着脱可能に取付けるための貯蔵室取
付部が設けられている。
前記ロータは前記収容室の開口側の面が前記平板部の
他方の面に接触を維持するように回転可能に保持され、
前記ロータの収容室は、充填位置にて前記平板部の貯蔵
室取付部を介して前記貯蔵室と軸方向に整合して連通
し、且つ投与位置では前記投与部開口と軸方向に整合し
て連通する。
前記収容室は前記ロータの中心軸の回りに等間隔に少
なくとも2個形成され、第1の収容室が充填位置にある
時、第2の収容室は投与位置にあり、前記ロータは、18
0度おきに回転されることにより、各収容室は充填位置
及び投与位置を交互に繰り返し、充填位置と待機位置と
の間では収容室の開口側が前記平板部に接触して閉じら
れている。
或いは、前記収容室は前記ロータの中心軸の回りに90
度おきに4個形成され、前記平板部には充填位置の充填
部開口及び投与位置の投与部開口がそれぞれ前記中心軸
に関し、180度対称に隔てて形成され、前記ロータは90
度おきに回転され、前記4個の収容室は充填位置、投与
待機位置、投与位置及び充填待機位置を順次繰り返すよ
うにする。
この施薬装置を吸入装置として構成した場合は、前記
装置本体は平板部を有し、該平板部には充填位置及び投
与位置にそれぞれ充填部開口及び投与部開口が形成さ
れ、前記平板の一方の面上に、前記充填部開口に対応し
て前記貯蔵室が着脱可能に取付けられる貯蔵室取付部が
設けられ、前記ポンプ手段は、前記平板部とは反対側の
前記ロータの側より充填位置の収容室にのみ前記フィル
タを介して空気を供給・吸引する、装置本体に取付け
た、復帰可能な可撓性の容器ないし袋体で構成されてい
る。
また、この施薬装置を噴霧装置として構成した場合
は、前記装置本体は平板部を有し、該平板部には充填位
置及び投与位置にそれぞれ充填部開口及び投与部開口が
形成され、前記平板の一方の面上に、前記充填部開口に
対応して前記貯蔵室が着脱可能に取付けられる貯蔵室取
付部及び前記投与部開口に対応して、先端の噴射開口を
有するノズルが取付けられるノズル取付部がそれぞれ形
成され、前記ポンプ手段は、前記平板部とは反対側の前
記ロータの側より充填位置及び投与位置の両方の収容室
に前記フィルタを介して同時に空気を供給・吸引する、
装置本体に取付けた、復帰可能な可撓性の容器ないし袋
体で構成されている。
装置本体は、円板部と該円筒部の外周と一体的に結合
された円筒部とからなり、前記ロータはその軸方向の一
面が前記円板部に接触を維持されるように前記円筒部の
内側に回転可能に保持され、前記円筒部には軸方向の案
内溝が前記ロータ外周にはヘリカル形状の溝が形成さ
れ、円筒部に装着可能なキャップの内面には前記軸方向
の案内溝を貫通して前記ヘリカル形状の溝に係合するカ
ムピンが設けられ、キャップの着脱の度に前記ロータが
所定角度一定の方向に回転されるように構成してもよ
い。
前記ロータは前記収容室が開口している軸方向の一方
の面が前記平板部に接触し、且つ前記フィルタを設けた
側の他方の面が通気手段に接触するように、前記平板
部、前記ロータ及び前記通気手段の中心軸を通るピン及
び該ピンに係合されたスプリング(31)により前記ロー
タを前記平板と前記通気手段との間にサンドイッチ状に
接触を維持して前記ピンを中心として回転可能に保持さ
れているように構成してもよい。
本発明の粉末薬剤貯蔵室、あるいは粉末薬剤収容室を
有するロータは、それぞれ通常、ポリエチレン、ポリス
チレン、ポリプロピレン、スチレン・アクリロニトリル
ポリマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレンポ
リマー等のポリマー、あるいは、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、でんぷん、ヒドロキシプロピルでんぷ
ん、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、こ
れらの2種以上を成分とするポリマーで形成されるのが
好ましい。この粉末薬剤貯蔵室の大きさは、ユニットド
ースあるいは粉末薬剤収容室の容積と個数に応じて適宜
定めることができる。
また本発明の装置本体(基体)、この基体に密接する
ロータ、更にこのロータに密接する通気手段、キャップ
等も上記粉末薬剤貯蔵室等と同様のポリマーで形成する
ことができる。
本発明のポンプは、粉末薬剤を充填及び/又は(噴霧
ないし吸入)投与するのに必要な空気を押圧するための
要素であるが、かかるポンプとしては可撓性材料から形
成されるものが好ましい。そのような可撓性材料として
は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等の弾性を有
するプラスチック及び天然あるいは合成ゴム等があげら
れる。このポンプの大きさは、このポンプを1〜数ない
し10回押圧することによって、例えば粉末薬剤収容室
(ロ)に収納されている粉末薬剤をほとんど全部排出で
きる程度の空気の排出量を有するものが好ましい。この
ポンプへの空気の流入は装置の使用時には、粉末薬剤貯
蔵室の、例えば頭部の、フィルターからのものに限られ
るが、かかるフィルターは使用時に空気が流出入するよ
うに開孔せしめられるものであれば良く、使用前には粉
末薬剤貯蔵室を閉鎖系にしておくことももちろん可能で
ある。
かかる粉末薬剤貯蔵室に設けられるフィルター及び粉
末薬剤収容室に設けられるフィルターとしては、粉末薬
剤を構成する薬物及び賦形剤(薬物のみの場合もある)
の粒子の大きさに応じて、適宜ふるい用網、メンブラン
フィルターを用いることができる。例えば鼻腔内噴霧用
であれば目開き5〜37μm、好ましくは5〜10μmのふ
るい用網が用いられあるいは孔径5〜75μm、好ましく
は5〜25μmのメンブランフィルターが用いられ、気道
内噴霧用であれば目開き1μm以下が用いられる。ふる
い用網としては、例えばナイロン、ステンレス製等のも
のが、メンブランフィルターとしては、例えばポリプロ
ピレン、コットン、レーヨン、グラスファイバー、焼結
フィルター製等のものが挙げられる。
本発明の粉状薬剤は上記のように、例えば薬物、乳
糖、でんぷん、セルロース類、ポリビニルポリマー等従
来公知の賦形剤とから構成することもできるし、あるい
は薬物単独で構成することもできる。また必要に応じ
て、従来公知の安定剤、酸化防止剤等の添加剤を適宜加
えることもできる。
本発明の粉末状薬剤マルチドース施薬装置は、使用前
には粉末薬剤貯蔵室とその他の粉末薬剤収容室等を有す
る部分とを、あるいは粉末薬剤貯蔵室、ポンプ、その他
の粉末薬剤収容室等を有する部分とを別個に保持してお
き、使用時にこれらを合体させて使用することもでき
る。
ポンプを押圧すると、充填部においては、まず、ポン
プの加圧力によって空気が粉末薬剤貯蔵室内へ流入し、
フィルターを通して外部へ排出される空気により粉末薬
剤は押し上げられ流動し均質化され、その直後、吸引力
(ポンプの復元力による)と重力の相乗作用によって急
落する。このため、粉末薬剤は圧縮され、粉末薬剤収容
室内に稠密充填される。
一方、投与部においては、ポンプを押圧すると、既に
粉末薬剤を収納している粉末薬剤収容室内には加圧空気
がフリー流入し、粉体は加圧空気とともにノズルを通っ
て、ノズル先端の開口から鼻腔等内へと噴霧される。
次に、キャップを装着すると、ロータ外周面のヘイコ
イド溝はキャップ内面のカムピンに係合摺動するに伴っ
て、ロータが再び所定角度回動され、充填済み粉末薬剤
体収容室は投与部の待機位置に、未充填の粉末薬剤収容
室は充填部の待機位置に、それぞれ移動される。この
時、粉末薬剤収容室の上面は基体下面により擦り切られ
るため、粉末薬剤収容室内へ正確に定量収納される。
ロータの回転が、手動回転で行われる場合、粉末薬剤
収容室の位置決めは、回動停止時のクリック感、および
基体を透視して目視により確認される。
このようにして、ロータを自動回転せしめるか手動回
転せしめるかいずれの手段によっても、ユニットドース
の粉末薬剤を連続的にかつ定量的に投与するマルチドー
ス施薬装置が提供される。
図面の簡単な説明 図1は実施例1における本発明の噴霧用粉末状薬剤マ
ルチドース施薬装置の全体構成を示す断面図である。
図2(a)は実施例1におけるキャップの断面図であ
り、同2(b)は粉末薬剤収容室の配置を示すロータの
断面図であり、同2(c)はロータ側面のヘリコイド溝
を示す展開図である。
図3は実施例2における噴霧用粉末状薬剤マルチドー
ス施薬装置の全体構成を示す断面図である。
図4(a)は実施例2における充填部の弁構造を示
し、図4(b)は実施例2における投与部の弁構造を示
す説明図である。
発明を実施する最良の形態 以下、この発明を上記の噴霧用粉末状薬剤マルチドー
ス施薬装置を例に添付の図面に基づく実施例により説明
する。
図1は本発明の実施例1に係る噴霧用粉末状薬剤マル
チドース施薬装置(100)の全体構成を示す断面図、図
2(a)はキャップの断面図、同(b)はロータの断面
図、(c)はロータ外周面に設けられたヘリコイド溝の
断面図である。
図1において、1は装置本体の基体で、該基体1は円
形天板1aとこの円形天板1aの外縁と一体の側板(円筒
部)1bを有するカップ状円筒体からなり、該天板1aの上
面に粉末薬剤貯蔵室取付部2とノズル取付部4を備えて
いる。該粉末薬剤貯蔵室取付部2には、粉体Fを収納し
た円筒状の粉末薬剤貯蔵室3が着脱可能に装着され、該
ノズル取付部4にはノズル5が固設されている。該基体
1は、透明または半透明部材で構成し、後述するロータ
6内に設けられた粉末薬剤収容室10を目視確認できるよ
うにしてもよい。また、粉末薬剤貯蔵室3の頂部には空
気を通すフィルター14がある。
該粉末薬剤貯蔵室取付部2とノズル取付部4は、基体
1の円形天板1a上において、中心線Oに関して、後述す
る粉末薬剤収容室10の等配角θと同じか、その整数倍の
角度(例えば、60度、90度、180度、120度など)をなす
ように、中心線Oから互いに等しい距離の位置に配設さ
れていることが望ましい。本実施例では、互いに180度
をなしている。
該粉末薬剤貯蔵室3は、スティック状、広口ビン状、
細口ビン状等の容器であり、その内部には、複数回投与
操作分、即ちマルチドースの粉末薬剤(または顆粒の薬
剤)Fが充填されている。また、該ノズル5は、球面状
に構成された先端部に鼻腔等への噴射用の噴霧開口5cを
備えている。なお、貯蔵室3の取付は基体1にねじ込む
ような方式にしてもよい。
6はロータで、該ロータ6は中心線Oの回りに回転で
き、かつその上面が前記基体1の天板1aの下面に密接す
るように配設されている。該ロータ6は、前記基体1と
同様に、透明または半透明の材質からなり、内部の粉末
薬剤収容室10内を外側から透視できるように構成しても
よい。
7は通気手段で、該通気手段7は、前記ロータ6に密
接配置され、前記粉末薬剤貯蔵室取付部2に軸方向に対
応する充填位置3aと、前記ノズル取付部4に軸方向に対
応する投与位置5aにそれぞれ軸方向の通気路3b,5bが形
成されている。
天板1a、ロータ6及び通気手段7は中心線Oに沿って
これらを貫通する孔が設けられ、これらの孔にピン30が
挿入され、このピン30の先端部にはスプリング31が介在
されワッシャーやナット等の周知の固定手段32で固定さ
れる。これにより、ロータ6は天板1aと通気手段7との
間にサンドイッチ状に両者に対して接触を維持しかつピ
ン30を中心として回転可能となるように保持される。
複数の(実施例では4個の)粉末薬剤収容室10は前記
ロータ6に適宜角度θ(実施例では90゜)で等配され、
粉末薬剤貯蔵室取付部2の下側の位置(充填位置3a)に
おいては、上面が粉末薬剤貯蔵室3に、下面が通気路3b
にそれぞれ連通可能な円筒状室で構成されている。即
ち、粉末薬剤貯蔵室3内の粉末薬剤Fを、加振・吸引す
ることにより、該収容室10内に稠密充填できるようにな
っている。該粉末薬剤収容室10の底部(ロータ6の下面
に近い位置)には、フィルター(焼結セラミクスなど)
11が設けられ、粉末薬剤Fは遮蔽され、空気流のみ通過
できるように構成されている。このフィルター11は圧入
することによって所定位置に固定できる。なお、フィル
ター11を通気手段7に設けることもできるが、この場合
は、通気手段7の上端に設けるのが望ましい。
また、該粉末薬剤収容室10は、ノズル取付部4の下側
の位置(投与位置5a)においては、上面がノズル5に、
下面が投与部5aにそれぞれ連通可能な円筒状室で構成さ
れており、投与部5aの通気路5bからの圧力によって、粉
末薬剤収容室10内の粉末薬剤Fを圧縮空気とともにノズ
ル5へと噴出できるようになっている。
該粉末薬剤収容室10は、前記ロータ6の回転に伴い所
定角度だけ回転するように等配され、前記充填位置3aか
ら投与位置5aへと移動し、充填位置3aで充填した粉末薬
剤Fを、投与位置5aで噴出できるようにするとともに、
投与位置5aから充填位置3aへと移動し、投与位置5aで噴
出されて空になった粉末薬剤収容室10に、充填位置3aで
粉末薬剤Fを再充填できるようになっている。
例えば、該収容室10の等配角度θが、 θ=180度 であれば、充填位置3aで充填済みの粉末薬剤収容室10
は、ロータ6が180度回転することにより、即、投与位
置5aへと移動して噴霧に供されることとなる。
また、該粉末薬剤収容室10の等配角度θが、本実施例
のように、 θ=90度 であれば、充填位置3aで充填済みの粉末薬剤収容室10
は、一旦90度回転した所で待機し(この時、ひとつ前の
充填済み粉末薬剤収容室10が投与部で噴射に供され
る)、さらに90度回転した時点で、投与位置5aへと移動
して、噴霧に供されることとなる。なお、前述のよう
に、ローラ6の上下面が天板1a及び通気手段7に接触し
ているので、充填位置3aと投与位置5a以外の位置では粉
末薬剤収容室10は閉じられており、その中に充填されて
いる粉末薬剤が落下したり飛散したりするおそれはな
い。
次に、この様なロータ6の回転手段について説明す
る。
上述したように、本発明の噴霧用粉末状薬剤マルチド
ース施薬装置は、ロータ6が等配角度θ(実施例では90
゜)づつ回転することにより、粉末薬剤収容室10を、例
えば 充填→待機→噴出→待機→充填… の各モードに移送できるようになっている。
この場合、該ロータ6を回転する機構としては、いろ
いろな態様が考えられるが、自動回転する手段として
は、図1及び図2のように、ロータ6の側面にカム溝を
設ける形態が考えられる。
図1及び図2において、ロータ6の側面には、ロータ
6を45度回転可能なヘリコイド溝13が、往路、復路、往
路…の順で、連続的に設けられるとともに、キャップ20
の内面には、該ヘリコイド溝13に係合可能なカムピン21
が立設されている。また、基体1の円筒側壁1bには、キ
ャップ20のカムピン21を案内するための軸方向の直線案
内溝12が形成されている。従って、カムピン21は円筒側
壁1bの案内溝12を貫通してロータ6のヘリコイド溝13に
係合する。
従って、カムピン21を案内溝12及びヘリコイド溝13に
係合させ、キャップ20を押し下げる時、カムピン21が軸
方向の案内溝12に沿って移動することにより、キャップ
20自体は基体1に対して軸方向に直進される。一方、同
時にカムピン21はロータ6のヘリコイド溝13の往路に沿
って移動するので最下端に到達する時に、ロータ6は45
度(等配角度θの半分)だけ回転するように構成されて
いる。また、基体1に装着されたキャップ20を引き抜く
時、最下端位置にあったカムピン21は、同じ案内溝12に
沿って案内され直進移動すると同時にヘリコイド溝13の
復路に沿って移動し、ロータ6をさらに45度だけ回転さ
せることとなる。即ち、キャップ20の装着・抜き取り動
作によって、ロータ6は90度(=等配角度θ)だけ自動
回転できるように構成されている。
この場合において、図2(c)に示すように、ヘリコ
イド溝13の往路と復路との接続部を、上端側(即ち、入
口側)においてカムピン21が下降するときは往路に当接
するような形状とし、一方下端側においてカムピンが上
昇するときは復路に当接するような形状にすることによ
り、ロータ6の逆方向への回転を防止することができ
る。
なお、ロータ6を回転させる最も簡潔な形態として、
該ロータ6を外部より手動回転できるように構成しても
よい。即ち、基体1の側面適所に開口(図示せず)を設
けてロータ6の外周面を一部露出させ、指先を入れて回
転できるようにすればよい。この場合、ロータ6は、一
方向クラッチ(図示せず)で一方向へのみ回転可能と
し、さらに、各等配角度θ毎に、クラック感を伴って停
止するように構成することが望ましい。また、ロータ6
を透明部材で構成し、粉末薬剤収容室10の位置を目視確
認できるようにしてもよい。
前記ポンプ8は、弾力性の部材で構成された袋体から
なり、開放端側が基体1の円筒状側壁部1b及び通気手段
7の周囲に固定されている。押圧時には内部の空気を加
圧して前記充填位置3aと投与位置5a側へ送り出し、押圧
解除時は、その弾性復元力によって、逆に吸引作用を及
ぼすことができるようになっている。
上記実施例1において、基体1からキャップ20を引き
抜くと、キャップ20の内面のカムピン21は案内溝12の作
用で直進しかつヘリコイド溝13の復路に沿って係合摺動
し、ロータ6を45度回転させる。これにより、投与位置
5aに対して45度手前で待機していた充填済み粉末薬剤収
容室10が投与位置5aに移動するとともに、充填位置3aに
対して45度手前で待機していた空の(噴出済み)粉末薬
剤収容室10が充填位置3aに位置決めされる。
ポンプ8を押圧した時、まず充填位置3aにおいては、
通気手段7の通気路3b及びフィルター11を通して充填位
置3aにある粉末薬剤収容室10内へと流入し、フィルター
14を経て外部へ排出する。この時、粉末薬剤貯蔵室3内
の粉末薬剤Fは、始めに飛び上がった後、落下して粉末
薬剤収容室10内に衝突して圧縮され、粉末薬剤収容室内
に稠密充填される。そして、基体1に密接するロータ6
が回転する際、粉末薬剤収容室10の上面が擦り切られる
ことにより、収納された粉末薬剤Fの分量が正確に定量
される。
また、ポンプ8を押圧した時、投与位置5aにおいて
は、圧縮空気は通気路5b及びフィルター11を通して投与
位置5aあるいは粉末薬剤収容室10内へと流入する。そし
て、粉末薬剤収容室10内の粉末薬剤Fは、流入した加圧
空気とともにノズル5に移送され、さらに、ノズル先端
の噴霧開口5cから例えば鼻腔内へと噴霧される。ノズル
5の大きさは、鼻腔、口腔等の体腔やその他の患部等の
噴霧又は吸入により投与しようとする部位に応じて適宜
定めることができる。
次に、キャップ20を基体1に装着すると、ロータ6の
ヘリコイド溝13の往路に沿って係合するカムピン21が案
内溝12の作用により直進するため、ロータ6は45度回転
する。そして、充填位置3aにて粉末薬剤Fを充填された
粉末薬剤収容室10は、上下面とも外気に連通しない位置
で停止する。さらに、キャップ20を引き抜けば、先述の
ように、投与位置5aの手前で待機していた充填済み粉末
薬剤収容室10が投与位置5aに移動して、次の噴霧が可能
となる。
上述した一連の充填・噴出動作は、粉末薬剤貯蔵室3
内の粉末薬剤Fがなくなるまで続けることができ、さら
に、新品の粉末薬剤貯蔵室3を装着することにより、繰
り返し使用される。
図3は本発明の実施例2に係る噴霧用粉末状薬剤マル
チドース施薬装置(200)の全体構成を示す断面図、図
4(a)は同実施例2で使用する充填位置における通気
手段の説明図図、同(b)は投与位置における通気手段
の説明図である。
実施例1と相違する点についてのみ説明すると、ロー
タ6の軸方向の厚さを若干薄くしてフィルター11をロー
タ6の底部に配置している。一方、通気手段7の前記粉
末薬剤貯蔵室取付部2に対応する充填位置3aと、前記ノ
ズル取付部4に対応する投与位置5aに、加圧時と吸引時
の両方で通気可能な両方向弁71と、加圧時のみ通気可能
な一方向弁72とがそれぞれ設けられている。
ここで、該両方向弁71は、円筒状の通気路A1より若干
径の小な円板フイルムB1が装入され、かつ通気路1Aの上
面と下面に突起T1が設けられた構成になっている。従っ
て、フイルムB1が上面に位置しても、下面に位置して
も、通気路A1とフイルムB1の間には、突起T1の高さに相
当する微小隙間が生じるため、空気流は絞られはする
が、遮蔽されることはない。
即ち、ポンプ8を押圧収縮した時に、その立ち上がり
で加圧空気がポンプ8側から粉末薬剤貯蔵室3内へフリ
ー流入し、(フイルムB1が上面に位置してから)以後は
微量の空気が流入するように構成され、同様に、ポンプ
8を元の形状に復元させて吸引した時は、その立ち上が
り時に空気が粉末薬剤貯蔵室3からポンプ8側へフリー
流出し、(フイルムB1が下面に位置してから)以後は微
量流出するように構成されている。このため、ポンプ8
を押圧すると同時に、粉末薬剤貯蔵室3内の粉末薬剤F
は上方に飛び上がり流動し、ポンプ8の押圧をやめ、拡
張させると同時に、粉末薬剤Fは下方に急落下するよう
になっている。これにより、粉末薬剤Fは圧縮され、粉
末薬剤収容室10内に稠密充填されるようになっている。
一方、通気手段7の前記投与位置5aには、加圧時のみ
通気可能な一方向弁72が設けられている。即ち、一方向
弁72は、円筒状の通気路A2内に、通気路A2より若干径小
な円板フイルムB2が装入され、かつ通気路A2の上面にの
み突起T2が設けられた構成になっている。ここで、該突
起T2は前記両方向弁71の突起T1より高く構成されてお
り、フイルムB2が上面に位置しても、空気流はほとんど
絞られることなく上方へ流出できるようになっている。
そして、該投与部5aの直上に位置している粉末薬剤収容
室10内の粉末薬剤Fを、ノズル先端の噴霧開口5bより、
例えば鼻腔内へと噴霧できるように構成されている。な
お、フイルムB2が下面に位置した時は、通気路A2の気道
は完全に遮蔽されるため、ノズル5の噴霧開口5c側から
空気が投与位置5a側へ逆流することはない。
ポンプ8を押圧した時、まず、弁71を有する充填位置
3aにおいては、通気路A1内の円板フイルムB1は上方に移
動して突起T1に当接し、微小隙間を形成する。そして、
該突起T1とフイルムB1の隙間に流入する圧縮空気は、立
ち上がり時のみフリー流入して大量に、のち微小量が、
フィルター11を通して充填部3aの直上に位置している粉
末薬剤収容室10内へと流入し、フィルター14を経て外部
へ排出する。この時、粉末薬剤貯蔵室3内の粉末薬剤F
は、始め(フリー流入時)に飛び上がった後、落下して
粉末薬剤収容室10内に衝突して圧縮され、粉末薬剤収容
室内に稠密充填される。そして、基体1に密接するロー
タ6が回転する際、粉末薬剤収容室10の上面が擦り切ら
れることにより、収納された粉末薬剤Fの分量が正確に
定量される。
また、ポンプ8を押圧した時、弁72を有する投与部5a
においては、通気路A2内の円板フイルムB2は上方に移動
して突起T2に当接するが、圧縮空気は、該突起T2とフイ
ルムB2の隙間から、フィルター11を通して投与部5aの直
上に位置している粉末薬剤収容室10内へと流入する。そ
して、粉末薬剤収容室10内の粉末薬剤Fは、流入した加
圧空気とともにノズル5に移送され、さらに、ノズル先
端の噴霧開口5bから例えば鼻腔内へと噴霧される。
上述の実施例2における他の構造及び作用は実施例1
と同様であるので説明は省略する。
以上、実施例1及び2において噴霧用粉末状薬剤マル
チドース施薬装置を例に本発明を説明してきたが、吸入
用粉末状薬剤マルチドース施薬装置の場合にも、粉末薬
剤のユニットドースへの分割、収納方法は全く同じであ
る。差異があるのは分割収納された粉末薬剤の生体への
供給方法である。即ち、噴霧用粉末状薬剤マルチドース
施薬装置においては、粉末薬剤を施薬装置から加圧空気
により噴霧して生体に供給するので、その加圧空気源を
ユニットドースの粉末薬剤の定量的分割に用いたのと同
じポンプを利用した。しかし、吸入に際しては生体、即
ち患者の呼吸の吸気を利用する方法が薬剤を気道へ送達
するのに最も適した方法であり、ポンプ等で薬剤を噴射
しない方がよい。従って投与部はポンプから分離され一
方向弁を介して大気に開放されていてよい。ノズルに連
通した粉末薬剤収容室にあるユニットドース粉末薬剤は
ノズルの先端部を吸気で吸引することにより気道内に導
入される。
産業上の利用分野 本発明の粉末薬剤マルチドース施薬装置は、例えば粉
体粉末薬剤貯蔵室とノズルを有する基体と、該基体に密
接するロータと、該ロータに密接する通気手段と、該通
気手段に連通するポンプとを備えてなり、かつ前記ロー
タが、通気手段に設けられている前記粉末薬剤貯蔵室内
の粉末薬剤をユニットドースで収容するための充填部、
および前記ノズルから噴霧等するための投与部に対応す
るようにそれぞれ位置決め可能な粉末薬剤収容室を備え
ているので、ロータを回転させるだけで、粉末薬剤貯蔵
室内の粉末薬剤の定量収納と噴射部へのセッティングを
同時に行うことができる。
また、前記ロータの外周面に、所定角度毎の回動を可
能とするヘリコイド溝を設け、かつ該ヘリコイド溝に係
合するカムピンを、前記基体に装着可能なキャップの内
面に設ければ、キャップの着脱に応じて、粉末薬剤収容
室が所定位置へ移動せしめることができる。
また、前記ロータを、外部より手動回転可能に構成す
れば、簡潔な構成で粉末薬剤収容室を位置決めすること
ができる。
この結果、一定の分量を正確に噴霧・吸入可能で、し
かも粉末薬剤貯蔵室を交換することにより繰り返し使用
可能な粉末噴霧、吸入器を提供できるという優れた効果
を奏するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 15/00 - 15/08 A61M 11/00 A61M 11/08 A61M 13/00 A61J 7/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体(1)と、該本体に着脱自在に取
    付けられ且つ複数回投与操作分の粉末薬剤を貯蔵可能な
    貯蔵室(3)と、単回投与操作分の容量をもった収容室
    (10)を有し、充填位置(3a)にて該収容室を前記貯蔵
    室に連通させ、投与位置(5a)にて該収容室を前記本体
    外部に連通させて収容室内の粉末薬剤を投与可能にする
    べく、前記本体に可動に取付けられた薬剤定量分配手段
    (6)と、該分配手段を充填位置と投与位置との間で移
    動可能とする手段(20,21)と、充填位置にて前記収容
    室を通して前記貯蔵室内へ空気を噴射して貯蔵室内の粉
    末薬剤を攪拌するポンプ手段(8)と、を具備し、攪拌
    後の一定量の粉末薬剤を前記ポンプ手段による吸引力及
    び/又は重力によって前記貯蔵室から前記収容室へ充填
    させることを特徴とする粉末状薬剤マルチドース施薬装
    置。
  2. 【請求項2】前記貯蔵室(3)は円筒形であり、その軸
    方向の一端側は装置本体(1)の充填開口を有する貯蔵
    室取付部(2)に着脱可能に取付けられ、他端側は空気
    が流動可能で粉末薬剤を流通させないフィルタ(14)で
    閉じられていることを特徴とする請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】前記分配手段は装置本体(1)に回転可能
    に取付けたロータ(6)から成り、該ロータには回転中
    心軸(O)の回りに等間隔に複数の穴が軸方向に貫通し
    て形成され、これらの各穴に空気を流通させ粉末薬剤を
    流通させないフィルタ(11)が挿入・固定され、該フィ
    ルタで区画された領域に前記収容室(10)が規定され、
    該収容室が少なくとも充填位置(3a)から投与位置(5
    a)まで移動する間、前記収容室(10)の開口側が装置
    本体の一部(1a)により閉じられるように、前記分配手
    段(6)を装置本体の一部(1a)に接触を維持する押圧
    手段(30,31,32)が設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】前記装置本体(1)は平板部(1a)を有
    し、該平板部には充填位置(3a)及び投与位置(5a)に
    それぞれ充填部開口及び投与部開口が形成され、前記平
    板部(1a)の一方の側に、前記充填部開口に対応して前
    記貯蔵室(3)を着脱可能に取付けるために貯蔵室取付
    部(2)が設けられていることを特徴とする請求項3に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】前記ロータ(6)は前記収容室(10)の開
    口側の面が前記平板部(1a)の他方の面に接触を維持す
    るように回転可能に保持され、前記ロータ(6)の収容
    室(10)は、充填位置(3a)にて前記平板部の貯蔵室取
    付部(2)を介して前記貯蔵室(2)と軸方向に整合し
    て連通し、且つ投与位置(5a)では前記投与部開口と軸
    方向に整合して連通することを特徴とする請求項4に記
    載の装置。
  6. 【請求項6】前記収容室(10)は前記ロータ(6)の中
    心軸の回りに等間隔に少なくとも2個形成され、第1の
    収容室が充填位置(3a)にある時、第2の収容室は投与
    位置(5a)にあり、前記ロータ(6)は180度おきに回
    転されることにより、各収容室(10)は充填位置及び投
    与位置を交互に繰り返し、充填位置と投与位置との間で
    は収容室(10)の開口側が前記平板部(1a)に接触して
    閉じられていることを特徴とする請求項5に記載の装
    置。
  7. 【請求項7】前記収容室(10)は前記ロータ(6)の中
    心軸の回りに90度おきに4個形成され、前記平板部(1
    a)には充填位置(3a)の充填部開口及び投与位置(5
    a)の投与部開口がそれぞれ前記中心軸に関し180度対称
    に隔てて形成され、前記ロータ(6)は90度おきに回転
    され、前記4個の収容室(10)は充填位置、投与待機位
    置、投与位置及び充填待機位置を順次繰り返すことを特
    徴とする請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記装置本体(1)は平板部(1a)を有
    し、該平板部には充填位置(3a)及び投与位置(5a)に
    それぞれ充填部開口及び投与部開口が形成され、前記平
    板(1a)の一方の面上に、前記充填部開口に対応して前
    記貯蔵室(3)が着脱可能に取付けられる貯蔵室取付部
    (2)が設けられ、前記ポンプ手段(8)は、前記平板
    部(1a)とは反対側の前記ロータ(6)の側より充填位
    置(3a)の収容室(10)にのみ前記フィルタ(11)を介
    して空気を供給・吸引する、装置本体に取付けた、復帰
    可能な可撓性の容器ないし袋体で構成されていることを
    特徴とする請求項3に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記装置本体(1)は平板部(1a)を有
    し、該平板部には充填位置(3a)及び投与位置(5a)に
    それぞれ充填部開口及び投与部開口が形成され、前記平
    板(1a)の一方の面上に、前記充填部開口に対応して前
    記貯蔵室(3)が着脱可能に取付けられる貯蔵室取付部
    (2)及び前記投与部開口に対応して、先端の噴射開口
    (5b)を有するノズル(5)が取付けられるノズル取付
    部(4)がそれぞれ形成され、前記ポンプ手段(8)
    は、前記平板部(1a)とは反対側の前記ロータ(6)の
    側より充填位置(3a)及び投与位置(5a)の両方の収容
    室(10)に前記フィルタ(11)を介して同時に空気を供
    給・吸引する、装置本体に取付けた、復帰可能な可撓性
    の容器ないし袋体で構成されていることを特徴とする請
    求項3に記載の装置。
  10. 【請求項10】装置本体(1)は、円板部(1a)と該円
    筒部の外周と一体的に結合された円筒部(1b)とからな
    り、前記ロータ(6)はその軸方向の一面が前記円板部
    (1a)に接触を維持されるように前記円筒部(1b)の内
    側に回転可能に保持され、前記円筒部には軸方向の案内
    溝(12)が、前記ロータ(6)外周にはヘリカル形状の
    溝(13)がそれぞれ形成され、円筒部(1b)に装着可能
    なキャップ(20)の内面には前記軸方向の案内溝(12)
    を貫通して前記ヘリカル形状の溝(13)に係合するカム
    ピン(21)が設けられ、キャップ(20)の着脱の度に前
    記ロータ(6)が所定角度一定の方向に回転されると共
    に、キャップ離脱時は前記複数の収容室(10)は少なく
    とも充填位置(3a)と投与位置(5a)に位置決めされ、
    キャップ装着時はいずれの収容室(10)も充填位置(3
    a)と投与位置(5a)との間の位置にあって開口側が装
    置本体の一部(1a)によって閉じられているように構成
    したことを特徴とする請求項3に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記ロータ(6)は前記収容室(11)が
    開口している軸方向の一方の面が前記平板部(1a)に接
    触し、且つ前記フィルタ(11)を設けた側の他方の面が
    通気手段(7)に接触するように、前記平板部、前記ロ
    ータ及び前記通気手段の中心軸を通るピン(30)及び該
    ピンに係合されたスプリング(31)により前記ロータを
    前記平板と前記通気手段との間にサンドイッチ状に接触
    を維持して前記ピン(30)を中心として回転可能に保持
    されていることを特徴とする請求項4に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記通気手段(7)には、前記充填位置
    (3a)及び前記投与位置(5a)において前記フィルタ
    (11)を介して前記収容室(10)に連通する通気路(3
    b,5b)がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求
    項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】前記充填位置(3a)にて収容室(10)に
    連通する通気路には両方向弁(71)が、前記投与位置
    (5a)にて収容室(10)に連通する通気路には収容室側
    へのみ空気の流通を可能にする一方向弁(71)がそれぞ
    れ設けられていることを特徴とする請求項12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】装置本体(1)と、該本体に着脱自在に
    取付けられ且つ複数回使用分の粉末体を貯蔵可能な貯蔵
    室(3)と、単回使用分の容量をもった収容室(10)を
    有し、充填位置(3a)にて該収容室を前記貯蔵室に連通
    させ、供給位置(5a)にて該収容室を前記本体(1)の
    外部に連通させて収容室内の粉末体を供給可能にするべ
    く、前記本体に可動に取付けられた定量分配手段(6)
    と、該分配手段を充填位置と供給位置との間で移動可能
    とする手段(20,21)と、充填位置にて前記収容室を通
    して前記貯蔵室内へ空気を噴射して貯蔵室内の粉末体を
    攪拌するポンプ手段(8)と、を具備し、該ポンプ手段
    による吸引力及び/又は重力により前記貯蔵室から前記
    収容室へ攪拌後の粉末体を一定量充填させることを特徴
    とする粉末体の定量供給装置。
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