JP3132154U - 案内装置とそのシール部材装着構造 - Google Patents

案内装置とそのシール部材装着構造 Download PDF

Info

Publication number
JP3132154U
JP3132154U JP2007001799U JP2007001799U JP3132154U JP 3132154 U JP3132154 U JP 3132154U JP 2007001799 U JP2007001799 U JP 2007001799U JP 2007001799 U JP2007001799 U JP 2007001799U JP 3132154 U JP3132154 U JP 3132154U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seal member
guide device
scraper
moving block
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2007001799U
Other languages
English (en)
Inventor
飯田 勝也
堀江 拓也
圭昭 斎藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THK Co Ltd
Original Assignee
THK Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THK Co Ltd filed Critical THK Co Ltd
Priority to JP2007001799U priority Critical patent/JP3132154U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3132154U publication Critical patent/JP3132154U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Abstract

【課題】シール部材と移動台の取付面間の隙間を密封して隙間からの異物の侵入と潤滑剤の漏出を長期に亘って確実に防ぐことができる案内装置のシール部材装着構造を提供すること。
【解決手段】軌道レール(軌道台)2と、該軌道レール2にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動ブロック本体(移動台)4と、を備え、前記軌道レール2の側面に当接して該側面とこれに対向する前記移動ブロック本体4の内面との間の隙間を密封して外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止するサイドスクレーパ(シール部材)17を前記移動ブロック本体4にその長手方向に沿って取り付けて成る案内装置の前記サイドスクレーパ17の装着構造を、前記サイドスクレーパ17と前記移動ブロック本体4の各取付面間に粘弾性層19を介設する。
【選択図】図5

Description

本考案は、軌道台と該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台を備えた案内装置とそのシール部材の装着構造に関するものである。
例えば、工作機械や産業機械等に用いられる案内装置は、軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台を含んで構成されているが、その普及に伴って様々な環境下で使用されるようになっている。最近では、水溶性クーラントや微細粉が飛散する過酷な環境下で案内装置が使用されることも多くなってきている。
ところで、斯かる案内装置には、図10の部分断面図に示すように、サイドスクレーパ等のシール部材117を移動台103の下面にその長手方向(図10の紙面垂直方向)に沿って取り付け、軌道台102の両側面(図10には一方のみ図示)と該両側面に対向する移動台103の内面との間の隙間をシール部材117によって密封し、外部からの異物の侵入と内部からの潤滑剤の漏出等を防ぐことが行われている(例えば、特許文献1〜3参照)。
ところが、シール部材117と移動台103の取付面間に僅かな隙間が不可避的に発生し、その隙間からクーラントや微細分等が侵入すると言う問題があった。
そこで、従来は図10に示すように、シール部材117の外側と移動台103との間の段部にシリコン等のシール材120を塗布し、このシール材120によってシール部材117と移動台103の取付面間に発生する微小隙間を埋める方法が採用されていた。
特開平6−346919号公報 特開2004−124957号公報 特開2005−114034号公報
しかしながら、図10に示すようにシール材120を塗布する方法では、シール材120を構成するシリコンの接着力が弱いため、このシリコンがクーラントのアタックを受けると剥がれ、その剥がれた箇所からクーラントや微細粉等の異物が侵入し、案内装置の円滑な動作を阻害するという問題があった。
本考案は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、シール部材と移動台の取付面間の隙間を密封して隙間からの異物の侵入と潤滑剤の漏出を長期に亘って確実に防ぐことができる案内装置とそのシール部材装着構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、を備え、前記軌道台の側面に当接して該側面とこれに対向する前記移動台の内面との間の隙間を密封して外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止するシール部材を前記移動台にその長手方向に沿って取り付けて成る案内装置の前記シール部材の装着構造を、前記シール部材と前記移動台の各取付面間に粘弾性層を介設したことを特徴とする。
請求項2記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記シール部材又は前記移動台の取付面の少なくとも一方に凹部を長手方向に形成し、該凹部に前記粘弾性層を形成したことを特徴とする。
請求項3記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記シール部材の取付面に長手方向に長い粘弾性材を焼き付けることによって前記粘弾性層を形成したことを特徴とする。
請求項4記載の考案は、請求項1記載の考案において、前記シール部材と前記移動台の間に座金と隔離板を介設してシール部材と移動台との間に形成される隙間に粘弾性材を充填することによって前記粘弾性層を形成したことを特徴とする。
請求項5記載の考案は、軌道台と、該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、を備え、前記軌道台の側面に当接して該側面とこれに対向する前記移動台の内面との間の隙間を密封して外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止するシール部材を前記移動台にその長手方向に沿って取り付けて成る案内装置に、請求項1〜4の何れかに記載のシール部材装着構造を設けたことを特徴とする。
請求項1〜4記載の考案によれば、シール部材と移動台の各取付面間に粘弾性層を介設したため、該粘弾性層がクーラントのアタックを受けても剥がれることがなく、シール部材と移動台の各取付面間の隙間が粘弾性層によって長期に亘って確実に密封される。このため、隙間からの異物の侵入と潤滑剤の漏出が長期に亘って確実に防がれ、案内装置の円滑で安定した動作が実現される。
請求項5記載の考案によれば、請求項1〜4記載のシール部材装着構造によって隙間からの異物の侵入と潤滑剤の漏出が長期に亘って確実に防がれるため、案内装置の円滑で安定した動作が実現される。
以下に本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本考案に係る案内装置の一形態としての転がり案内装置の斜視図、図2は図1のA−A線断面図、図3は移動ブロックの平面図、図4は同移動ブロックの分解斜視図である。
本実施の形態に係る転がり案内装置1は、図1に示すように、軌道台である長尺の軌道レール2を備えており、該軌道レール2の左右の側面には上下2条の転動体転走溝10−1,10−2と10−3,10−4が長手方向に計4本形成されている(図2参照)。
上記軌道レール2には、移動台である横断面コの字状の移動ブロック3が長手方向に相対移動可能に跨架状態で組み込まれている。この移動ブロック3は、図1、図3及び図4に示すように、移動ブロック本体4と、該移動ブロック本体4の移動方向両端に取り付けられた蓋体であるエンドプレート5と、該エンドプレート5の移動方向外側に取り付けられた潤滑装置6と、該潤滑装置6の移動方向外側に取り付けられたエンドシール7と、該エンドシール7の移動方向外側に取り付けられた積層型接触スクレーパ8と、該積層型接触スクレーパ8の移動方向外側に取り付けられた金属スクレーパ9とで構成されている。
上記移動ブロック本体4の両側部のスカート部4aの前記軌道レール2の左右側面に対向する各内面には、図2及び図3に示すように、上下2条の負荷転動体転走溝11−1,11−2と11−3,11−4が移動方向にそれぞれ形成されており、これらの負荷転動体転走溝11−1〜11−4と軌道レール2の前記転動体転走溝10−1〜10−4によって負荷転動体転走路12−1〜12−4が形成されている。又、移動ブロック本体4の両側部のスカート部4aには、前記負荷転動体転走溝11−1〜11−4に対応する計4本の円孔状の転動体逃げ孔13−1〜13−4が負荷転動体転走溝11−1〜11−4と平行に貫設されている。
前記エンドプレート5の両側部には、図3に示すように、軌道レール2と移動ブロック本体4との間に形成された前記負荷転動体転走路12−1〜12−4と移動ブロック本体4に形成された前記転動体逃げ孔13−1〜13−4とをそれぞれ連通させる転動体循環路を構成する平面視半リング状の転動体方向転換路14−1〜14−4が上下2段に亘って形成されている。
而して、軌道レール2と移動ブロック3には、それぞれ対応する負荷転動体転走路12−1〜12−4と転動体逃げ孔13−1〜13−4及び転動体方向転換路14−1〜14−4によって閉ループ状の計4つの転動体循環路が形成されており、各転動体循環路には複数のボール15が配列収容されている。従って、軌道レール2と移動ブロック3とは複数のボール15を介して互いに相対移動可能に組み付けられており、両者の相対移動に伴ってボール15が各転動体循環路を循環し、これらのボール15によって摺動摩擦が低減されて軌道レール2と移動ブロック3との相対移動が抵抗なく円滑になされるとともに、両者に作用する負荷が受けられる。
前記潤滑装置6は、軌道レール2の転動体転走溝10−1〜10−4に潤滑剤を供給する装置であり、又、前記エンドシール7は、駆動レール2の表面に付着した異物等の移動ブロック3内への侵入と移動ブロック3内の潤滑剤の漏出を防ぐためのものであって、これらの部材の内周面は軌道レール2の表面に接触している。
前記積層型接触スクレーパ8は、微細な異物の移動ブロック3内への侵入を防ぐためのものであって、ケーシングの内部にフェルト状の複数の板材を積層して構成されており、その内周面は軌道レール2の表面に接触している。
前記金属スクレーパ9は、切り屑、スパッタ、砂塵等のような比較的大きな異物を排除するためのものであって、その内周面が軌道レール2の表面に接触しない状態で積層型接触スクレーパ8に取り付けられている。
而して、以上説明したエンドプレート5、潤滑装置6、エンドシール7、積層型接触スクレーパ8及び金属スクレーパ9は、互いに積層された状態で図4に示す2本のボルト16によって移動ブロック本体4の長手方向の両端面に取り付けられている。
ところで、図2及び図4に示すように、移動ブロック本体4の左右のスカート部4aの下面には、シール部材としてのサイドスクレーパ17が長手方向に沿って配設され、その長手方向両端部がボルト18によって取り付けられている。このサイドスクレーパ17は、その先端部が軌道レール2の側面に長手方向に沿って接触することによって軌道レール2の側面とこれに対向する移動ブロック3の内側面との間の隙間を密封し、外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止する機能を果たす。
ここで、サイドスクレーパ17の構成とその装着構造の詳細を図5及び図6に基づいて説明する。
図5は図2のB部拡大詳細図、図6はサイドスクレーパ装着部の分解斜視図である。尚、図5及び図6は一方のサイドスクレーパ17の装着構造のみを示すが、他方のサイドスクレーパ17の装着構造も同様であるため、これについての図示及び説明は省略する。
サイドスクレーパ17は、スクレーパ本体17Aとスクレーパケース17Bとで構成されており、スクレーパ本体17Aは、含油発泡ウレタン等の柔軟性を有する樹脂によって長尺の板状体として構成されている。又、スクレーパケース17Bは、樹脂や金属等の剛性の高い材料で長尺の板材として構成され、その一側辺端面には、スクレーパ本体17Aを嵌め込んで接着するための段状溝17aが長手方向(図5の紙面垂直方向)に貫設されている。そして、このスクレーパケース17Bの他側面の上面(移動ブロック本体4への取付面)には段状溝17bが長手方向に貫設されており、移動ブロック本体4のスカート部4aの下面の前記段状溝17bに対応する箇所には、下方に向かって開口する凹状溝4bが長手方向に貫設されている。
更に、図6に示すように、スクレーパケース17Bの長手方向両端部の幅方向中央には切欠き状のボルト挿通孔17c(図6には一方のみ図示)が上下方向に貫設されている。
而して、サイドスクレーパ17は、図5に示すように、スクレーパケース17Bに形成された前記ボルト挿通孔17cに下方から挿通するボルト18によって移動ブロック本体4の各スカート部4aの下面に取り付けられるが、このサイドスクレーパ17の取付状態において、該サイドスクレーパ17のスクレーパケース17Bに形成された前記段状溝17bと移動ブロック本体4に形成された前記凹状溝4bで形成される空間にはシリコン等の粘弾性材から成るブロック状の粘弾性層19が充填されている。この粘弾性層19の自由状態での厚さはスクレーパケース17Bの段状溝17bと移動ブロック本体4の凹状溝4bで形成される空間の高さよりも大きく設定されており、サイドスクレーパ17を移動ブロック本体4の下面に取り付けた状態では、粘弾性層19は上下方向に圧縮されてサイドスクレーパ17と移動ブロック本体4の取付面間の隙間を確実にシールし、この隙間からの内部への異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を確実に防ぐ。
又、図5に示すように、サイドスクレーパ17を移動ブロック本体4の下面に取り付けた状態では、該サイドスクレーパ17のスクレーパ本体17Aは、その先端部(シールリップ部)が軌道レール2の側面に当接することによって該側面とこれに対向する移動ブロック3の内面との間の隙間を密封し、外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止する機能を果たす。
以上のように、本実施の形態では、サイドスクレーパ17と移動ブロック3の各取付面間に粘弾性層19を圧縮した状態で介設したため、該粘弾性層19がクーラントのアッタクを受けても剥がれることがなく、サイドスクレーパ17と移動ブロック3の各取付面間の隙間が粘弾性層19によって長期に亘って確実に密封される。このため、隙間からの異物の侵入と潤滑剤の漏出が長期に亘って確実に防がれ、転がり案内装置1の円滑で安定した動作が実現される。尚、スクレーパケース17Bの段状溝17bと移動ブロック本体4の凹状溝4bは、何れか一方のみを設けることとしても良い。
<実施の形態2>
次に、本考案の実施の形態2を図7に基づいて説明する。
図7は本考案の実施の形態2に係るサイドスクレーパ装着構造を示す部分断面図であり、本図においては図5及び図6に示したものと同一要素には同一符合を付しており、以下、それらについての説明は省略する。又、図7は一方のサイドスクレーパ17の装着構造のみを示すが、他方のサイドスクレーパ17の装着構造も同様であるため、これについての図示及び説明は省略する。
本実施の形態は、サイドスクレーパ17の移動ブロック本体4への取付面(図7においては上面)の幅方向両端部にゴム等の粘弾性材を長手方向に焼き付けることによって粘弾性層20を形成したことを特徴としている。
而して、サイドスクレーパ17を、これに形成されたボルト挿通孔17cに下方から挿通するボルト18によって移動ブロック本体4の下面に取り付けると、該サイドスクレーパ17の取付面(上面)に焼き付けによって形成された粘弾性層20が圧縮され、サイドスクレーパ17と移動ブロック本体4の取付面間の隙間が粘弾性層20によって確実にシールされ、この隙間から内部への異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出が確実に防がれる。
従って、本実施の形態においても、サイドスクレーパ17と移動ブロック3の各取付面間に粘弾性層20を圧縮した状態で介設したため、該粘弾性層20がクーラントのアッタクを受けても剥がれることがなく、サイドスクレーパ17と移動ブロック3の各取付面間の隙間が粘弾性層20によって長期に亘って確実に密封され、隙間からの異物の侵入と潤滑剤の漏出が長期に亘って確実に防がれ、転がり案内装置1の円滑で安定した動作が実現される。
<実施の形態3>
次に、本考案の実施の形態3を図8及び図9に基づいて説明する。
図8は本考案の実施の形態3に係るサイドスクレーパ装着構造を示す部分断面図、図9は図8のC−C線断面図であり、これらの図においても図5及び図6に示したものと同一要素には同一符合を付しており、以下、それらについての説明は省略する。又、図8及び図9は一方のサイドスクレーパ17の装着構造のみを示すが、他方のサイドスクレーパ17の装着構造も同様であるため、これについての図示及び説明は省略する。
本実施の形態は、図8に示すサイドスクレーパ17の取付状態において、該サイドスクレーパ17と移動ブロック本体4の間に座金21と隔離板22を介設し、これらの座金21と隔離板22によってサイドスクレーパ17と移動ブロック本体4との間に形成される隙間にシリコン等の粘弾性材を充填することによって粘弾性層23を形成したことを特徴としている。
ここで、座金21は、サイドスクレーパ17のスクレーパケース17Bに貫設されたボルト挿通孔17cに下方から相通するボルト18に挿通するものであって、粘弾性材は、図9に示すように座金21と隔離板22をスクレーパケース17Bの上面にセットした状態で、スクレーパケース17Bの上面の座金21と隔離板22の間の空間(図9の網目を付した領域)に塗布される。尚、粘弾性材の塗布によって形成される粘弾性層23の高さ(厚さ)は座金21や隔離板22の高さ(厚さ)よりも大きく設定されている。
而して、サイドスクレーパ17を、これに形成されたボルト挿通孔17cに下方から挿通するボルト18によって移動ブロック本体4の下面に取り付けると、該サイドスクレーパ17の取付面(上面)に形成された粘弾性層23が圧縮され、サイドスクレーパ17と移動ブロック本体4の取付面間の隙間が粘弾性層23によって確実にシールされ、この隙間から内部への異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出が確実に防がれる。
従って、本実施の形態においても、サイドスクレーパ17と移動ブロック3の各取付面間に粘弾性層23を圧縮した状態で介設したため、該粘弾性層23がクーラントのアッタクを受けても剥がれることがなく、サイドスクレーパ17と移動ブロック3の各取付面間の隙間が粘弾性層23によって長期に亘って確実に密封され、隙間からの異物の侵入と潤滑剤の漏出が長期に亘って確実に防がれ、転がり案内装置1の円滑で安定した動作が実現される。
尚、以上は本考案を特にボールが無限循環する形式の転がり案内装置に適用した形態について説明したが、本考案は、ボールが循環しない有限形式の転がり案内装置の他、転動体としてローラを用いる転がり案内装置、ローラ等の転動体を用いない滑り案内装置に対しても同様に適用可能である。
又、本考案は、その技術的範囲を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であって、軌道レールや移動ブロックの横断面形状、転動体の循環路の条数等は適宜変更可能である。
更に、以上の実施の形態では、直線運動を案内する直線運動案内装置について説明したが、本考案は、曲線運動を案内する曲線運動案内装置に対しても同様に適用可能であることは勿論である。
本考案に係る転がり案内装置の斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 本考案に係る転がり案内装置の移動ブロックの平面図である。 本考案に係る転がり案内装置の移動ブロックの分解斜視図である。 図2のB部拡大詳細図である。 本考案の実施の形態1に係るサイドスクレーパ装着構造を示す分解斜視図である。 本考案の実施の形態2に係るサイドスクレーパ装着構造を示す部分断面図である。 本考案の実施の形態3に係るサイドスクレーパ装着構造を示す部分断面図である。 図8のC−C線断面図である。 従来のサイドスクレーパ装着構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 転がり案内装置(案内装置)
2 軌道レール(軌道台)
3 移動ブロック(移動台)
4 移動ブロック本体
4a 移動ブロック本体のスカート部
4b 移動ブロック本体の凹状溝
5 エンドプレート(蓋体)
6 潤滑装置
7 エンドシール
8 積層型接触スクレーパ
9 金属スクレーパ
10−1〜10−4 転動体転走溝
11−1〜11−4 負荷転動体転走溝
12−1〜12−4 負荷転動体転走路
13−1〜13−4 転動体逃げ孔
14−1〜14−4 転動体方向転換路
15 ボール(転動体)
16 ボルト
17 サイドスクレーパ(シール部材)
17A スクレーパ本体
17B スクレーパケース
17a,17b スクレーパケースの段状溝
17c ボルト挿通孔
18 ボルト
19,20 粘弾性層
21 座金
22 隔離板
23 粘弾性層

Claims (5)

  1. 軌道台と、
    該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、
    を備え、
    前記軌道台の側面に当接して該側面とこれに対向する前記移動台の内面との間の隙間を密封して外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止するシール部材を前記移動台にその長手方向に沿って取り付けて成る案内装置の前記シール部材の装着構造であって、
    前記シール部材と前記移動台の各取付面間に粘弾性層を介設したことを特徴とする案内装置のシール部材装着構造。
  2. 前記シール部材又は前記移動台の取付面の少なくとも一方に凹部を長手方向に形成し、該凹部に前記粘弾性層を形成したことを特徴とする請求項1記載の案内装置のシール部材装着構造。
  3. 前記シール部材の取付面に長手方向に長い粘弾性材を焼き付けることによって前記粘弾性層を形成したことを特徴とする請求項1記載の案内装置のシール部材装着構造。
  4. 前記シール部材と前記移動台の間に座金と隔離板を介設してシール部材と移動台との間に形成される隙間に粘弾性材を充填することによって前記粘弾性層を形成したことを特徴とする請求項1記載の案内装置のシール部材装着構造。
  5. 軌道台と、
    該軌道台にその長手方向に相対移動可能に組み込まれた移動台と、
    を備え、
    前記軌道台の側面に当接して該側面とこれに対向する前記移動台の内面との間の隙間を密封して外部からの異物の侵入及び内部からの潤滑剤の漏出を防止するシール部材を前記移動台にその長手方向に沿って取り付けて成る案内装置であって、
    請求項1〜4の何れかに記載のシール部材装着構造を備えたことを特徴とする案内装置。
JP2007001799U 2007-03-19 2007-03-19 案内装置とそのシール部材装着構造 Expired - Lifetime JP3132154U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001799U JP3132154U (ja) 2007-03-19 2007-03-19 案内装置とそのシール部材装着構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007001799U JP3132154U (ja) 2007-03-19 2007-03-19 案内装置とそのシール部材装着構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3132154U true JP3132154U (ja) 2007-05-31

Family

ID=43282896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007001799U Expired - Lifetime JP3132154U (ja) 2007-03-19 2007-03-19 案内装置とそのシール部材装着構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3132154U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054500A1 (ja) * 2007-10-26 2009-04-30 Hiroaki Nagashima スクレーパー

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054500A1 (ja) * 2007-10-26 2009-04-30 Hiroaki Nagashima スクレーパー

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2010137529A1 (ja) 運動案内装置及びねじ装置
JP4615466B2 (ja) 高密封シール装置を備えた直動案内ユニット
WO2012029232A1 (ja) 直動案内装置
US7950852B2 (en) Linear motion guide unit with inside seal
JP3132154U (ja) 案内装置とそのシール部材装着構造
JP2013200036A (ja) 直動案内装置
JP5760402B2 (ja) リニアガイド装置用サイドシール、リニアガイド装置
US8961016B2 (en) Linear guide apparatus
TWI605204B (zh) Sports guidance device
US7380988B1 (en) Linear motion guide device having dust shield
US9169875B2 (en) Linear motion guide system unit
JP4504663B2 (ja) 案内装置
JP4943204B2 (ja) 案内装置とその潤滑剤導入部材及び潤滑剤供給構造
JP4086960B2 (ja) 直線運動装置の保護スクレーパ及び直線運動装置
EP1672232B1 (en) Guiding device
JP6211793B2 (ja) 運動案内装置
US5871282A (en) Linear motion rolling guide unit with seal structure
JPWO2012070185A1 (ja) リニアガイド装置用サイドシールの構成部品、リニアガイド装置
JP5267329B2 (ja) リニアガイド装置
JP2007211821A (ja) 直動案内装置
KR100706843B1 (ko) 크로스 베어링 유닛
JP6930406B2 (ja) 直動案内装置及び機械装置
CN111699326A (zh) 直动引导装置及其组装方法
JP2007211823A (ja) 直動案内軸受装置
JP2001227538A (ja) 運動案内装置およびそのインナーシール

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140509

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term