JP3132040B2 - 粉体組成物およびその製造方法 - Google Patents

粉体組成物およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ABS樹脂、MBS樹
脂などに代表されるグラフト共重合体粉体の粉体特性を
改良した粉体組成物およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、粉体計量の自動化および輸送方式
の大型化によって省力化が進められており、これにとも
ない粉体自体のハンドリングの問題がクローズアップさ
れている。すなわち、粉体同士が貯蔵中に固まるという
ブロッキング現象や、ホッパー中に粉体が止まるという
ブリッジング現象、流動性不足による輸送ラインの詰ま
りなどのトラブルに対し、耐ブロッキング性、流動性お
よびかさ比重で代表される粉体特性の改良が強く要望さ
れている。
【0003】この粉体特性を改良するための方法が、こ
れまで種々検討されている。例えば、グラフト共重合体
ラテックスを直接噴霧乾燥する方法、グラフト共重合体
ラテックスを気相凝固する方法などが挙げられる。しか
しながら、これらの方法では、充分な粉体特性の改良効
果がみられない。一方、滑剤などの添加剤を適量添加す
る方法も挙げられるが、この方法でも、充分な粉体特性
を改良できる効果は得られず、特に通常の工程でみられ
る乾燥工程後の加熱状態の樹脂粉体を風袋し、段積みに
保管される場合では、熱融着が先行し、耐ブロッキング
効果が充分発現されないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので、ブロッキング現象、
ブリッジング現象、輸送ライン中の詰まり現象などがな
く、その結果粉体計量の自動化、輸送方式の大型化など
の省力化が可能な、グラフト共重合体の粉体特性を改良
した粉体組成物およびその製造方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゴム質重合体
の含有量が30〜80重量%であるグラフト共重合体
(A)の粉体100重量部に対し、ガラス転移温度が7
0〜170℃でかつ重量平均分子量が100万以下のビ
ニル系重合体(B)の粉体0.1〜10重量部、および
滑剤(C)0〜10重量部を含有し、かつグラフト共重
合体(A)の粉体の平均粒子径/ビニル系重合体(B)
の粉体の平均粒子径が3〜30であることを特徴とする
粉体組成物を提供するものである。
【0006】本発明の粉体組成物を構成するグラフト共
重合体(A)は、ゴム質重合体の存在下に、ビニル系単
量体をグラフト重合することによって得られる。このグ
ラフト重合は、好ましくは乳化重合である。乳化重合を
採用する場合、ゴム質重合体の中で、溶液重合あるいは
バルク重合により得られたものは、公知の方法で乳化
し、ラテックス状にして用いる。ここで、ゴム質重合体
としては、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、ス
チレン−ブタジエンランダム共重合体、アクリロニトリ
ル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体、ポリクロロプレンなどのジエン系ゴム質重
合体、該ジエン系ゴム質重合体の水素添加物、エチレン
−プロピレン−(ジエン)ゴム、アクリルゴムなどが挙
げられる。ゴム質重合体としては、好ましくは乳化重合
法により得られるジエン系ゴム質重合体であり、さらに
好ましくは乳化重合法により得られるポリブタジエン、
スチレン−ブタジエンランダム共重合体である。これら
のゴム質重合体は、1種または2種以上で使用される。
【0007】また、グラフト重合に供されるビニル系単
量体としては、芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化
合物、(メタ)アクリル酸エステル、その他の共重合可
能な単量体が挙げられる。これらのビニル系単量体
ち、芳香族ビニル化合物としては、スチレン、t−ブチ
ルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレン、
N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、N,N
−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビニルピリジ
ン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、ジクロルス
チレン、モノブロムスチレン、フルオロスチレン、エチ
ルスチレン、ビニルナフタレンなどが挙げられ、特にス
チレン、α−メチルスチレンが好ましい。また、シアノ
化ビニル化合物としては、例えばアクリロニトリル、メ
タクリロニトリルなどが挙げられ、これらは1種または
2種以上で使用される。シアン化ビニル化合物として
は、特にアクリロニトリルが好ましい。
【0008】さらに、(メタ)アクリル酸エステルとし
ては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロ
ピルアクリレート、ブチルアクリレート、アミルアクリ
レート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレー
ト、2−エチルヘキシルアクリレート、シクロヘキシル
アクリレート、ドデシルアクリレート、オクタデシルア
クリレート、フェニルアクリレート、ベンジルアクリレ
ートなどのアクリル酸エステル;メチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、アミルメタクリレート、ヘキシ
ルメタクリレート、オクチルメタクリレート、2−エチ
ルヘキシルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレ
ート、ドデシルメタクリレート、オクタデシルメタクリ
レート、フェニルメタクリレート、ベンジルメタクリレ
ートなどが挙げられ、好ましくはメチルメタクリレート
である。
【0009】さらに、その他の共重合可能な単量体とし
ては、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコ
ン酸などの不飽和酸無水物;アクリル酸、メタクリル酸
などの不飽和酸;マレイミド、N−メチルマレイミド、
N−ブチルマレイミド、N−(p−メチルフェニル)マ
レイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミドなどのマレイミド化合物;グリシジルメタ
クリレートなどのエポキシ化合物などが挙げられる。な
お、マレイミド化合物は、例えば無水マレイン酸を共重
合させ、これをアニリンなどでイミド化したものも含ま
れる。以上のビニル系単量体は、1種単独であるいは2
種以上を併用することができる。
【0010】好ましいビニル系単量体としては、下記の
〜いずれかの組み合わせが挙げられる。 芳香族ビニル化合物/シアン化ビニル化合物=40〜
95/5〜60重量% 芳香族ビニル化合物/(メタ)アクリル酸エステル=
10〜95/5〜90重量% 芳香族ビニル化合物/(メタ)アクリル酸エステル/
シアン化ビニル化合物=10〜95/4〜90/1〜6
0重量%
【0011】前記ゴム質重合体およびグラフト共重合体
(A)を乳化重合法で製造するには、ゴム質重合体を構
成する単量体、あるいはゴム質重合体の存在下にビニル
系単量体に、重合開始剤、連鎖移動剤、乳化剤などを加
えたものを攪拌しながら、通常、5〜98℃で乳化重合
することにより得られる。ここで、重合開始剤として
は、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベ
ンゼンハイドロパーオキサイド、パラメンタンハイドロ
パーオキサイドなどの有機ハイドロパーオキサイド類と
含糖ピロリン酸処方もしくはスルホキシレート処方など
の還元剤との組合せによるレドックス系、あるいは過硫
酸塩、アゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオ
キサイドなどの過酸化物が使用される。
【0012】また、連鎖移動剤としては、n−ヘキシル
メルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−オクチ
ルメルカプタン、t−ドデシルメルカプタン、n−ドデ
シルメルカプタン、n−ステアリルメルカプタンなどの
メルカプタン類、クロロホルム、ブロモホルム、四塩化
炭素、四臭化炭素などの炭化水素類、ジメチルキサント
ゲンジサルファイド、ジイソプロピルキサントゲンジサ
ルファイドなどのキサントゲン類、α−メチルスチレン
ダイマー、9,10−ジヒドロアントラセン、1,4−
シクロヘキジエン、1,4−ヘキサジエン、2,5−
ジヒドロフランなどが挙げられる。
【0013】さらに、乳化剤としては、一般に用いられ
る乳化剤が使用できるが、ロジン酸、オレイン酸、ラウ
リル酸、ステアリン酸もしくはアルケニルコハク酸など
の脂肪酸のナトリウム塩またはカリウム塩、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムなどのアルキルアリルスル
ホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸などの、アニオン
性界面活性剤が好ましい。なお、単量体の添加方法は、
単量体の一括添加重合、連続添加重合、多段階重合など
の一般に知られている乳化重合法を採用することがで
き、乳化剤も単量体と同様にして添加することができ
る。
【0014】このようにして得られるグラフト共重合体
(A)中のゴム質重合体の含有量は、30〜80重量
%、好ましくは30〜70重量%である。(A)成分中
のゴム質重合体の含有量が30重量%未満では、(A)
成分自体が充分な粉体特性を有しており、本発明の組成
物を調製する必要はない。一方、80重量%を超える
と、後記(B)〜(C)成分を加えたとしても、粉体特
性が充分な組成物が得られない。
【0015】なお、グラフト共重合体(A)の好ましい
グラフト率は、10重量%以上、好ましくは20重量%
以上であり、グラフト率がこの範囲にあると、一段と優
れた本発明の目的とするものが得られる。ここで、グラ
フト共重合体(A)のグラフト率は、次の方法で求めた
値である。すなわち、グラフト共重合体(A)を20重
量倍のメチルエチルケトンに投入し、25℃×48時間
攪拌し、次いで遠心分離機を用いて不溶分(乾燥重量=
W)および可溶分(乾燥重量=X)を採取し、下記式よ
り求めた。 グラフト率(%)=〔(W−R)/R〕×100 (式中、Rは重合処方より求めたグラフト前のゴム質重
合体の重量である。)
【0016】次に、本発明の粉体組成物を構成するビニ
ル系重合体(B)は、前記グラフト共重合体(A)のグ
ラフト重合に使用されるビニル系単量体と同様のもの
を、乳化重合法、懸濁重合法、好ましくは乳化重合法に
より重合することによって得られる。(B)成分を製造
する際の乳化重合法は、(A)成分を調製する際の乳化
重合法と同様である。
【0017】なお、ビニル系重合体(B)を構成するビ
ニル系単量体の種類は、前記グラフト共重合体(A)の
グラフト重合に供されるビニル系単量体の種類によって
適宜選択することが好ましい。例えば、グラフト共重合
体(A)を製造する際のビニル系単量体が芳香族ビニル
化合物およびシアン化ビニル化合物である場合には、
(B)成分を構成するビニル系単量体としては、芳香族
ビニル化合物、シアン化ビニル化合物および(メタ)ア
クリル酸エステルの群から選ばれた少なくとも2種の単
量体である。また、グラフト共重合体(A)を製造する
際のビニル系単量体が芳香族ビニル化合物および(メ
タ)アクリル酸エステルである場合には、(B)成分を
構成するビニル系単量体としては、(メタ)アクリル酸
エステル、あるいは(メタ)アクリル酸エステルおよび
芳香族ビニル化合物が好ましい。これらのビニル系単量
体のうち、芳香族ビニル化合物としては、スチレン、t
−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレ
ン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、ビ
ニルピリジン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、
ジクロルスチレン、モノブロムスチレン、フルオロスチ
レン、エチルスチレン、ビニルナフタレンなどが挙げら
れ、これらは1種または2種以上で使用される。なかで
も、特にスチレン、α−メチルスチレンが好ましい。ま
た、シアン化ビニル化合物としては、例えばアクリロニ
トリル、メタクリロニトリルなどが挙げられ、これらは
1種または2種以上で使用される。シアン化ビニル化合
物としては、特にアクリロニトリルが好ましい。さら
に、(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチルメタ
クリレート、t−ブチルメタクリレート、sec−ブチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、イソボルニルアクリレート、2−ナフチルアクリレ
ートなどが挙げられ、これらは1種または2種以上で使
用される。(メタ)アクリル酸エステルとしては、メチ
ルメタクリレートが好ましい。
【0018】このビニル系重合体(B)のガラス転移温
度は、70〜170℃、好ましくは80〜120℃であ
る。ガラス転移温度が70℃未満では、充分な粉体特性
が得られず、一方170℃を超えると、凝固が困難とな
り超微粉の発生あるいは凝固が不充分となる場合があ
る。ここで、ビニル系重合体(B)のガラス転移温度の
調整は、用いられるビニル系単量体の種類、量を適宜選
ぶことにより容易に達成することができる。また、ビニ
ル系重合体(B)のガラス転移温度の測定は、例えばD
SC測定装置〔セイコー電子(株)製、SSC/580
DS〕によって測定することができる。
【0019】また、ビニル系重合体(B)の重量平均分
子量は、100万以下、好ましくは3〜90万であり、
100万を超えると、得られる組成物を用いて成形した
場合にフィッシュアイが生じるので好ましくない。この
重量平均分子量の調整は、連鎖移動剤あるいは重合開始
剤量などの調整により容易に達成することができる。こ
こで、重量平均分子量は、例えば東ソー(株)製の高速
液体クロマトグラフHLC−802A(キャリヤ液=テ
トラヒドロフラン)を用い、ポリスチレン換算で求めた
値である。
【0020】本発明の粉体組成物中におけるビニル系重
合体(B)の配合量は、(A)成分100重量部に対
し、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量
部、さらに好ましくは0.5〜3重量部である。0.1
重量部未満では、充分な粉体特性が得られず、一方10
重量部を超えると、耐衝撃性を低下させるので好ましく
ない。
【0021】次に、本発明の粉体組成物に用いられる滑
剤(C)の種類は特に限定されるものではないが、AB
S樹脂、MBS樹脂などに併用される常用のものでよ
く、例えばステアリン酸、パルミチン酸などの高級脂肪
酸およびそのエステル類、ステアリルアルコール、パル
ミチルアルコールなどの高級アルコール類、グリセリン
モノステアレート、グリセリンモノオレエートなどの脂
肪酸エステル類、シリコーンオイルなどが挙げられる。
また、この滑剤(C)としては、一般に滑剤と称される
もの以外に、可塑剤、抗酸化剤、帯電防止剤なども適宜
添加することができる。これらの滑剤は、単独であるい
は2種以上を混合して用いてもよい。
【0022】滑剤(C)の配合量は、グラフト共重合体
(A)100重量部に対し、0〜10重量部、好ましく
は0.1〜5重量部、さらに好ましくは0.2〜5重量
部であり、10重量部を超えると耐衝撃性の低下の原因
となるので好ましくない。このように、本発明の粉体組
成物は、グラフト共重合体(A)の粉体100重量部に
特定範囲のガラス転移温度および重量平均分子量を有す
るビニル系重合体(B)、必要に応じてさらに滑剤
(C)が配合されているので、粉体特性が大幅に改良さ
れる。
【0023】本発明の粉体組成物の製造方法は特に限定
されないが、例えば下記(イ)〜(ハ)のいずれか1つ
の方法によって容易に製造することができる。 (イ)グラフト共重合体(A)100重量部(固形分換
算)のラテックスを凝固して得られるスラリーに、ビニ
ル系重合体(B)0.1〜10重量部(固形分換算)の
ラテックス、および滑剤(C)0〜10重量部を添加・
混合したのち、脱水、乾燥工程を経て粉体組成物を得る
方法。
【0024】(ロ)グラフト共重合体(A)100重量
部(固形分換算)のラテックスを凝固して得られるスラ
リーに、ビニル系重合体(B)0.1〜10重量部(固
形分換算)のラテックスを凝固し得られるスラリーおよ
び/または該スラリーの乾燥後の粉体、ならびに滑剤
(C)0〜10重量部を添加・混合したのち、脱水、乾
燥工程を経て粉体組成物を得る方法。 (ハ)グラフト共重合体(A)の粉体100重量部に、
ビニル系重合体(B)の粉体0.1〜10重量部、およ
び滑剤(C)0〜10重量部を添加・混合し、粉体組成
物を得る方法。 前記の粉体組成物の製造方法のうち、好ましい方法は、
(イ)および/または(ロ)である。この方法によれ
ば、粉体特性が一段と優れた組成物が得られる。
【0025】なお、前記製造方法において、グラフト共
重合体(A)のラテックスおよびビニル系重合体(B)
のラテックスを凝固する際の凝固剤としては、硫酸、塩
酸、リン酸、硝酸などの無機酸類、酢酸などの有機酸、
あるいはナトリウム、カリウムなどのいわゆるアルカリ
金属のハロゲン化物、無機酸とのアルカリ金属塩、有機
酸とのアルカリ金属塩などが用いられる。これらの凝固
剤は、単独であるいは2種以上併用して用いられる。こ
れらの凝固剤は水溶液として用い、その添加量は特に限
定されるものではないが、ラテックスを充分に凝固させ
る量が使用される。
【0026】また、本発明の粉体組成物において、グラ
フト共重合体(A)の粉体の平均粒子径は、好ましくは
50〜800μm、さらに好ましくは100〜600μ
m、特に好ましくは150〜400μmであり、一方ビ
ニル系重合体(B)の粉体の平均粒子径は、好ましくは
15〜200μm、さらに好ましくは20〜150μ
m、特に好ましくは20〜100μmである。さらに、
(A)/(B)の平均粒子径の比は、3〜30、好まし
くは4.5〜25、さらに好ましくは5〜20である。
平均粒子径が上記の範囲にあると、一段と優れた粉体特
性を有する粉体組成物が得られる。ここで、平均粒子径
の測定は、セイシン企業(株)製、ロボットシフターR
PS−85を用い、粉体20gを5分間振とうさせて分
球し、その平均粒子径を標準ふるいにより求めた値であ
る。
【0027】本発明の粉体組成物は、射出成形、押し出
し成形、真空成形、異形成形、発泡成形などによって自
動車部品、電気用部品、家庭用品、各種工業用品など
成形することができる。その際、通常の添加剤、例えば
酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤、発泡
剤、ガラス繊維、その他の重合体、例えばポリアミド、
ポリカーボネート、熱可塑性ポリエステル、ポリフェニ
レンエーテル、ポリフッ化ビニリデン樹脂、ジエン系ゴ
ム、エチレン−プロピレン系ゴム、アクリル系ゴムなど
を配合することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げてさらに具体的
に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下
の実施例に何ら制約されるものではない。なお、実施例
中、部および%は特に断らないかぎり重量基準である。
また、実施例中の各種の測定は、下記の方法に拠った。
【0029】かさ比重の測定 かさ比重(単位=g/ml)は、JIS K6721に
基づいて測定した。流動指数の測定 「ケミカル・エンジニアリング」(Chemical
Engineering)、1965年1月18日発
行、163〜168頁に記載の方法により、安息角、圧
縮度、スパチェラ角および均一度(または凝集度)の4
つの測定値を、得られた粉体組成物について求め、それ
らの値より積算表に従って点数をつけ、これらの点数の
和で表される指数によって評価した。測定値の大きいも
のほど、流動性がよいことを示す。
【0030】ラテックスの平均粒子径 太陽電子(株)製、レーザー粒径解析装置LPA−30
00/3100にて測定した。崩壊率の測定 得られた粉体組成物25gに、一定の荷重(3kg/c
)を30分かけてブロック(形状;円柱状、寸法;
4cm×2cm)を製造し、このブロックに一定の振動
(振動数;60Hz)を200秒間与えて崩壊させ、崩
壊された粉体のうち、16メッシュパスの粉体の重量
を、元のブロックの全重量に対する百分率で表した。そ
の百分率の数値を崩壊率といい、数値の大きいものほど
ブロッキングし難いことを示す。なお、崩壊率は、粉体
組成物乾燥直後、乾燥ののち10時間放置したものにつ
いて、それぞれ測定した。また、乾燥直後の粉体組成物
について、荷重負荷時間を1カ月間かけて作製したブロ
ックについても、同様にして崩壊率を測定した。アイゾット衝撃強度 平均重合度が700である塩化ビニル樹脂100部と、
グラフト共重合体粉体あるいはその組成物15部、ジブ
チルスズマレート系安定剤2部、フタル酸ジオクチル3
部およびモンタン酸ブチレングリコールエステル0.5
部との混合物を、ヘンシェル型ミキサー内に仕込み、1
20℃まで昇温攪拌したのち、50℃まで冷却し、これ
を165℃ロールで7分間混練りし、次いで180℃で
1/2インチ×1/4インチ×2.5インチの試験片に
プレス成形した。この試験片10本を用いて、測定温度
23℃、ASTM D256に準じてアイゾット衝撃強
度を測定した。単位は、kg・cm/cmである。フィッシュアイ数 平均重合度が700である塩化ビニル樹脂100部と、
グラフト共重合体粉体あるいはその組成物15部、ジブ
チルスズマレート系安定剤2部、フタル酸ジオクチル3
部およびモンタン酸ブチレングリコールエステル0.5
部との混合物を、ヘンシェル型ミキサー内に仕込み、1
20℃まで昇温攪拌したのち、50℃まで冷却し、これ
を押し出し機を用いて厚さ0.2mmのT−ダイシート
を作製し、50×1,000mm中のフィッシュアイ数
を測定した。20枚中に認められたフィッシアイ数を
平均した。
【0031】実施例1グラフト共重合体(A)のラテックスの製造 脱イオン水150部、1,3−ブタジエン66部、スチ
レン34部、ラウリル酸カリウム2.0部、リン酸カリ
ウム0.6部、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオ
キサイド0.06部、および硫酸第一鉄0.01部、エ
チレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム0.025部、
ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.04部
の混合物を、チッ素置換したオートクレーブ中に仕込
み、攪拌しながら5℃で6時間重合し、重合転化率90
%で乳化重合を集結させた。次いで、得られたゴム質重
合体ラテックス中に、水蒸気を吹き込み、未反応単量体
を除去した。
【0032】次いで、チッ素置換したフラスコ中に、前
記のようにして製造したゴム質重合体ラテックスを固形
分換算で60部、脱イオン水150部(ゴム質重合体ラ
テックス中の水分を含む)を仕込み、昇温し、内温が7
0℃に達した時点で、クメンハイドロパーオキサイド
0.2部、スチレン14部およびメチルメタクリレート
26部との混合物と、ホルムアルデヒドスルホキシル酸
ナトリウム0.10部を脱イオン水20部に溶解した溶
液とを、別々の供給口より同時に4時間かけて連続滴下
し、さらに1時間攪拌を続けてグラフト重合を完結させ
た。得られたグラフト共重合体ラテックスをA−1とし
た。ラテックスA−1の平均粒子径は、1,500Åで
あった。
【0033】ビニル系重合体(B)のラテックスの製造 脱イオン水180部、ラウリル酸カリウム2部、メチル
メタクリレート100部、ジイソプロピルベンゼンハイ
ドロパーオキサイド0.12部、硫酸第一鉄0.02
部、エチレンジアミンテトラ酢酸二ナトリウム0.05
部、ホルムアルデヒドスルホキシル酸ナトリウム0.0
8部の混合水溶液を、チッ素置換したオートクレーブに
仕込み、攪拌しながら60℃で2時間重合し、重合転化
率100%で重合を完結させ、ビニル系重合体ラテック
スB−1を得た。このビニル系重合体ラテックスB−1
の平均粒子径は700Å、また該ラテックスを構成する
重合体のガラス転移温度は100℃、重量平均分子量は
80万であった。
【0034】粉体組成物の製造 前記で得られたグラフト共重合体(A)のラテックスA
−1を固形分換算で100部に対し、老化防止剤として
ブチル化ヒドロキシトルエン1部を添加したのち、40
℃の0.5%硫酸水溶液で凝固を行った。得られたスラ
リーを90℃まで昇温し、5分間保持し、次いで前記で
得られたビニル系重合体(B)のラテックスB−1を固
形分換算で3部、および滑剤としてグリセリンモノステ
アレート1部を添加し、さらに混合しながら5分間保持
した。その後、脱水、乾燥し、粉体組成物を得た。粉体
組成物中のA−1の粒子の平均粒子径は、約240μm
であった。結果を表1に示す。
【0035】実施例2〜5 ビニル系重合体(B)のラテックスB−1の量、あるい
は滑剤(C)であるグリセリンモノステアレートの量を
表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にし
て粉体組成物を得た。粉体組成物中のA−1の平均粒子
径は、約240μmであった。結果を表1に示す。
【0036】実施例6 実施例1で用いたラテックスA−1、ラテックスB−1
のそれぞれを、40℃の0.5%硫酸水溶液で凝固さ
せ、90℃で5分間保持して、各スラリーを得た。次い
で、ラテックスA−1から得たスラリーを固形分換算で
100部、ラテックスB−1から得たスラリーを固形分
換算で3部、および滑剤であるグリセリンモノステアレ
ート1部を混合し、その後、脱水、乾燥し、粉体組成物
を得た。結果を表2に示す。
【0037】実施例7 実施例6で作製したラテックスA−1から得たスラリー
を固形分換算で100部に、実施例6で作製したラテッ
クスB−1から得たスラリーを脱水、乾燥して得た粉体
3部、およびグリセリンモノステアレート1部を混合、
その後、脱水、乾燥して粉体組成物を得た。結果を表2
に示す。
【0038】実施例8 実施例1のラテックスB−1の重合処方において、メチ
ルメタクリレート100部を、メチルメタクリレート9
5部およびブチルアクリレート5部とし、分子量調節剤
としてt−ドデシルメルカプタン0.5部を用いる以外
は、実施例1と同様の重合処方によりビニル系重合体
(B)のラテックスB−2を得た。このラテックスB−
2の平均粒子径は650Å、また該ラテックスを構成す
る重合体のガラス転移温度は87℃、重量平均分子量は
40万であった。このビニル系重合体ラテックスB−2
を用いる以外は、実施例1と同様にして粉体組成物を得
た。結果を表2に示す。
【0039】実施例9 滑剤(C)であるグリセリンモノステアレートをエポキ
シ化大豆油に変更した以外は、実施例1と同様にして粉
体組成物を得た。結果を表2に示す。 実施例10 滑剤(C)として、グリセリンモノステアレート0.5
部およびエポキシ化大豆油0.5部を用いる以外は、実
施例1と同様にして粉体組成物を得た。結果を表3に示
す。 実施例11 滑剤(C)を用いない以外は、実施例1と同様にして粉
体組成物を得た。結果を表3に示す。 実施例12 ラテックスA−1を、実施例1と同様に凝固、脱水、乾
燥して得た粉体と、ラテックスB−1を同様に凝固、脱
水、乾燥して得た粉体とを、表に示す処方で混合して
粉体組成物を得た。結果を表3に示す。
【0040】比較例1〜3 ラテックスB−1の量を本発明の上限を超えて使用する
か(比較例1)、用いないか(比較例2)、あるいは滑
剤(C)の量を本発明の上限を超えて使用する(比較例
3)以外は、いずれも実施例1と同様にして粉体組成物
を得た。結果を表4に示す。
【0041】比較例4 実施例1のグラフト共重合体(A)のラテックスA−1
の重合処方において、ゴム質重合体ラテックスを固形分
換算で20部、スチレン28部、メチルメタクリレート
52部を用いた以外は、実施例1と同様にしてグラフト
共重合体ラテックスA−2を得た。このラテックスA−
2の平均粒子径は、1,450Åであった。グラフト共
重合体ラテックスA−1に代えて、このグラフト共重合
体ラテックスA−2用いる以外は、実施例1と同様に
して粉体組成物を得た。結果を表5に示す。
【0042】比較例5 実施例1のグラフト共重合体(A)のラテックスA−1
の重合処方において、ゴム質重合体ラテックスを固形分
換算で90部、スチレン3.5部、メチルメタクリレー
ト6.5部を用いた以外は、実施例1と同様にしてグラ
フト共重合体ラテックスA−3を得た。このラテックス
A−3の平均粒子径は、1,500Åであった。グラフ
ト共重合体ラテックスA−1に代えて、このグラフト共
重合体ラテックスA−3用いる以外は、実施例1と同
様にして粉体組成物を得た。結果を表5に示す。
【0043】比較例6 実施例1のラテックスB−1の重合処方において、ジイ
ソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.06
部、硫酸第一鉄0.01部、エチレンジアミンテトラ酢
酸二ナトリウム0.025部、ホルムアルデヒドスルホ
キシル酸ナトリウム0.04部の混合物を使用し、重合
温度を40℃にして3時間重合を行う以外は、実施例1
と同様の重合処方によりビニル系重合体(B)のラテッ
クスB−3を得た。このラテックスB−3の平均粒子径
は720Å、また該ラテックスを構成する重合体のガラ
ス転移温度は100℃、重量平均分子量は150万であ
った。このビニル系重合体ラテックスB−3を用いる以
外は、実施例1と同様にして粉体組成物を得た。結果を
表5に示す。
【0044】比較例7 実施例1のラテックスB−1の重合処方において、メチ
ルメタクリレート100部を、メチルメタクリレート3
0部とブチルアクリレート70部に代えた以外は、実施
例1と同様の重合処方によりビニル系重合体(B)のラ
テックスB−4を得た。このラテックスB−4の平均粒
子径は700Å、また該ラテックスを構成する重合体の
ガラス転移温度は31℃、重量平均分子量は75万であ
った。このビニル系重合体ラテックスB−4を用いる以
外は、実施例1と同様にして粉体組成物を得た。結果を
表5に示す。なお、比較例1〜7の粉体組成物におい
て、(A)成分の粉体平均粒子径は、約240μmであ
った。
【0045】表1〜3から明らかなように、実施例1〜
11は、本発明の粉体組成物であり、本発明の目的とす
る粉体組成物が得られている。これに対し、表4から明
らかなように、比較例1は、ビニル系重合体(B)の使
用量が本発明の範囲を超えた例であり、耐衝撃性に劣
る。比較例2は、ビニル系重合体(B)を用いない例で
あり、粉体特性が改良されていない。
【0046】また表4から明らかなように、比較例4
は、グラフト共重合体(A)中のゴム質重合体の含有率
が本発明の範囲未満の例であり、本発明の粉体組成物に
よらなくても粉体特性が優れたものが得られることが分
かる。比較例5は、グラフト共重合体(A)中のゴム質
重合体の含有率が本発明の範囲を超えた例であり、粉体
特性の改良された粉体組成物が得られない。比較例6
は、ビニル系重合体(B)の重量平均分子量が本発明の
範囲を超えた例であり、フィッシュアイが多くなる。比
較例7は、ビニル系重合体(B)のガラス転移温度が本
発明の範囲未満の例であり、粉体特性が劣る。
【0047】
【表1】
【0048】
【表2】
【0049】
【表3】
【0050】
【表4】
【0051】
【表5】
【0052】
【発明の効果】本発明の粉体組成物は、ブロッキング現
象、ブリッジング現象、輸送ライン中の詰まり現象など
がなく、その結果粉体計量の自動化、輸送方式の大型化
などの省力化が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河村 祥昭 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−306252(JP,A) 特開 平4−94908(JP,A) 特開 平3−119030(JP,A) 特開 昭64−87612(JP,A) 特開 昭61−192736(JP,A) 特開 昭58−1742(JP,A) 特開 平4−300947(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 51/04 C08L 55/02 C08K 5/10 C08L 57/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム質重合体の含有量が30〜80重量
    %であるグラフト共重合体(A)の粉体100重量部に
    対し、ガラス転移温度が70〜170℃でかつ重量平均
    分子量が100万以下のビニル系重合体(B)の粉体
    0.1〜10重量部、および滑剤(C)0〜10重量部
    含有し、かつグラフト共重合体(A)の粉体の平均粒
    子径/ビニル系重合体(B)の粉体の平均粒子径が3〜
    30であることを特徴とする粉体組成物。
  2. 【請求項2】 グラフト共重合体(A)の粉体の平均粒
    子径が50〜800μm、ビニル系重合体(B)の粉体
    の平均粒子径が15〜200μmである請求項1記載の
    粉体組成物。
  3. 【請求項3】 下記(イ)、(ロ)または(ハ)の方法
    による請求項1または2記載の粉体組成物の製造方法。 (イ)グラフト共重合体(A)100重量部(固形分換
    算)のラテックスを凝固して得られるスラリーに、ビニ
    ル系重合体(B)0.1〜10重量部(固形分換算)の
    ラテックス、および滑剤(C)0〜10重量部を添加・
    混合したのち、脱水、乾燥工程を経て粉体組成物を得る
    方法。 (ロ)グラフト共重合体(A)100重量部(固形分換
    算)のラテックスを凝固して得られるスラリーに、ビニ
    ル系重合体(B)0.1〜10重量部(固形分換算)の
    ラテックスを凝固し得られるスラリーおよび/または該
    スラリーの乾燥後の粉体、ならびに滑剤(C)0〜10
    重量部を添加・混合したのち、脱水、乾燥工程を経て粉
    体組成物を得る方法。 (ハ)グラフト共重合体(A)の粉体100重量部に、
    ビニル系重合体(B)の粉体0.1〜10重量部、およ
    び滑剤(C)0〜10重量部を添加・混合し、粉体組成
    物を得る方法。
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