JP2567126Y2 - コネクタに対するシールド構造 - Google Patents

コネクタに対するシールド構造

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JP2567126Y2
JP2567126Y2 JP1991030139U JP3013991U JP2567126Y2 JP 2567126 Y2 JP2567126 Y2 JP 2567126Y2 JP 1991030139 U JP1991030139 U JP 1991030139U JP 3013991 U JP3013991 U JP 3013991U JP 2567126 Y2 JP2567126 Y2 JP 2567126Y2
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connector
conductive member
shield structure
rigid
conductive
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重三 稲葉
徹 永野
智 山田
泰久 進士
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、シールド電線を接続し
たコネクタのノイズ防止を図るシールド構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図4,図5は、実開平1−139380
号公報に記載されたシールド構造を示すものである。
で、31は、絶縁ハウジング32内に端子33を収容し
た雄コネクタ、34は、同じく該雄コネクタ31に嵌合
した雌コネクタを示し、それぞれのコネクタ31,34
の端子33,35には、シールド電線36,36の芯線
部37,37を接続し、該シールド電線36,36の編
組シールド38,38に、導電性の合成ゴムを材料とし
たシールド部材としてのケース状の導電カバー39,4
0の基端部41,42をそれぞれ接続し、該導電カバー
39,40を雄雌各コネクタ31,34の外周に対して
覆設し、両導電カバー39,40の先端部43,44を
相互に嵌合して、コネクタ部31,34のノイズ防止を
図っている。
【0003】しかしながら、上記従来の構造にあって
は、導電カバー39,40がゴム製で柔軟であるため
、隙間45(図5)を生じたりして、導電カバー39
40の嵌合作業性が悪かった。また、コネクタ31,
34が導電カバー39,40で覆われているために、コ
ネクタ相互の嵌合作業性及び離脱作業性が悪かった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、導電カバー同士の嵌合作業をスムーズに行わせ
るのは勿論のこと、導電カバーに邪魔されずに、コネク
タ同士の嵌合作業をスムーズに行うことができる、コネ
クタに対するシールド構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、コネクタの外側に環状の剛性導電部材が
配置され、該剛性導電部材の後端部に環状の柔軟性導電
部材の前端方が固着され、該柔軟性導電部材の後端部が
シールド電線のシールド部に接続され、該柔軟性導電部
材が、全長を短縮させる屈曲可能部を有し、該剛性導電
部材が該柔軟性導電部材と一体にコネクタから後退可能
である、コネクタに対するシールド構造において、前記
屈曲可能部が、前記柔軟性導電部材の中間部に形成され
た略円錐形環状の中間テーパ部であり、前記剛性導電部
材の後退時に、該中間テーパ部が略S字状に屈曲してそ
の屈曲状態を維持し、前記コネクタが該剛性導電部材か
ら前方に突出して位置することを特徴とする(請求項
1)。 請求項1の構成において、一方のコネクタ側の剛
性導電部材にロックアームが設けられ、他方のコネクタ
側の剛性導電部材に、該ロックアームに対する係止部が
設けられた構造も可能である(請求項2)。
【0006】
【作用】コネクタ嵌合に際しては、剛性導電部材を柔軟
性導電部材と一体的に後退させる。柔軟性導電部材は中
間テーパ部から略S字状に屈曲して縮んでその状態を維
持し、コネクタが剛性導電部材材から前方に突出して位
置する。従って、作業者が剛性導電部材に邪魔されるこ
となく、コネクタ同士をスムーズに嵌合させることがで
きる。また、剛性導電部材同士は弾性部材のように撓ん
だり隙間を生じることがないから、スムーズに嵌合して
ロックアームと係止部との係合により確実に係止され
る。
【0007】
【実施例】図1は、本考案に係るコネクタに対するシー
ルド構造の第一実施例(嵌合状態)を示す縦断面図、図
2は、嵌合前の状態を示す縦断面図、図3は、同じく外
観斜視図である。このシールド構造は、導電性ゴム材料
の柔軟性導電部材1,2に導電性合成樹脂材料の剛性導
電部材3,4をそれぞれ一体的に連成してなる導電カバ
ー5,6を備えたことを特徴とするものである。
【0008】すなわち、雄、雌両コネクタ8,7(図1
〜2は結合した状態を示す)に接続された各シールド電
線9の編組シールド10から絶縁被覆11にかけて、そ
れぞれ柔軟性導電部材1,2の基端側小径部12,13
を挿通させ、その上から一般樹脂材料のシール環14,
15を被着してある。該柔軟性導電部材1,2はそれぞ
れ、図2に示すように略S字状に屈曲可能な楕円錐状
(略円錐形環状)の中間テーパ部16,17を有してお
り、該中間テーパ部16,17には筒状大径部18,1
9を一体に形成し、該筒状大径部18,19に、前記剛
性導電部材3,4の基端部20,21を一体的に連繋し
てある。図2,図3の如く剛性導電部材3,4を後退さ
せた状態で、柔軟性導電部材1,2は中間テーパ部1
6,17の屈曲状態を維持しており、コネクタ嵌合方向
の外力を加えることで元の形状に復元可能である。
【0009】該剛性導電部材3,4の外壁22,23は
概略楕円筒状に形成され、雄コネクタ8側の外壁23を
雌コネクタ7側の外壁22の内側に隙間嵌め可能として
ある。雌コネクタ7側の外壁22の内面には環状のパッ
キン24を嵌着し、該外壁22には、該パッキン24か
ら先方にかけて係止孔(係止部)25を設けてある。一
方、雄コネクタ8側の外壁23には、先端に、前記パッ
キン24に対する密着壁26を突設してシーリングを図
ると共に、中間部に支持片27を突設し、該支持片27
に、一方に前記係止孔25に対する係止爪28、他方に
押し部29を有するロックアーム30を設けてある。該
ロックアーム30により、導電カバー5,6の結合及び
離脱を容易に行うことができると共に、導電カバー5,
6が完全に嵌合したか否かを確認することができる。
【0010】なお、上記実施例においては、導電カバー
5,6相互の結合構造を示したが、その他の例として、
剛性導電部材(4)を有する導電カバー(6)に被着さ
れた一方のコネクタ(8)を、図示しない機器側に設け
た他方のコネクタに接続する構造も可能であり、この場
合、他方のコネクタを一方のコネクタ(8)側の導電カ
バー(6)で包み込み、該導電カバー(6)の剛性導電
部材(4)は、機器を取り付けたボディパネルに係止手
段(30)で結合させると共にアースさせる構造とす
る。
【0011】
【考案の効果】以上の如くに、請求項1記載の考案によ
れば、コネクタ嵌合に際して、柔軟性導電部材を中間テ
ーパ部から略S字状に屈曲してその屈曲状態を維持させ
ることができるから、作業者が剛性導電部材に邪魔され
ることなくコネクタ同士をスムーズ且つ確実に嵌合させ
ることができる。また、請求項2記載の考案によれば、
剛性導電部材同士をロックアームと係止部とで確実に嵌
合係止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るコネクタに対するシールド構造の
第一実施例(嵌合状態)を示す縦断面図である。
【図2】同じくコネクタ嵌合時の状態を示す縦断面図で
ある。
【図3】同じくコネクタ嵌合前の状態を示す分解斜視図
である。
【図4】従来例を示す縦断面図である。
【図5】同じく外観斜視図である。
【符号の説明】
1,2 柔軟性導電部材 3,4 剛性導電部材 5,6 導電カバー 7 雌コネクタ 8 雄コネクタ 9 シールド電線 10 編組シールド(シールド部) 25 係止孔(係止部) 30 ロックアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 進士 泰久 静岡県榛原郡榛原町布引原 206−1 矢崎部品株式会社内 (72)考案者 長谷川 敏明 静岡県榛原郡榛原町布引原 206−1 矢崎部品株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−106877(JP,U) 実開 平1−139380(JP,U) 実開 昭63−14377(JP,U) 実開 昭59−91684(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタの外側に環状の剛性導電部材が
    配置され、該剛性導電部材の後端部に環状の柔軟性導電
    部材の前端方が固着され、該柔軟性導電部材の後端部が
    シールド電線のシールド部に接続され、該柔軟性導電部
    材が、全長を短縮させる屈曲可能部を有し、該剛性導電
    部材が該柔軟性導電部材と一体にコネクタから後退可能
    である、コネクタに対するシールド構造において、 前記屈曲可能部が、前記柔軟性導電部材の中間部に形成
    された略円錐形環状の中間テーパ部であり、前記剛性導
    電部材の後退時に、該中間テーパ部が略S字状に屈曲し
    てその屈曲状態を維持し、前記コネクタが該剛性導電部
    材から前方に突出して位置することを特徴とする、 コネ
    クタに対するシールド構造。
  2. 【請求項2】 一方のコネクタ側の剛性導電部材にロッ
    クアームが設けられ、他方のコネクタ側の剛性導電部材
    に、該ロックアームに対する係止部が設けられたことを
    特徴とする請求項1記載のコネクタに対するシールド構
    造。
JP1991030139U 1990-05-07 1991-04-30 コネクタに対するシールド構造 Expired - Lifetime JP2567126Y2 (ja)

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JP1991030139U JP2567126Y2 (ja) 1990-05-07 1991-04-30 コネクタに対するシールド構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-46857 1990-02-27
JP4685790 1990-05-07
JP1991030139U JP2567126Y2 (ja) 1990-05-07 1991-04-30 コネクタに対するシールド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0499374U JPH0499374U (ja) 1992-08-27
JP2567126Y2 true JP2567126Y2 (ja) 1998-03-30

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ID=31948431

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JPS58106877U (ja) * 1982-01-14 1983-07-20 カルソニックカンセイ株式会社 コネクタ密封装置
JPS5991684U (ja) * 1982-12-14 1984-06-21 富士通株式会社 シ−ルドコネクタ
JPS6314377U (ja) * 1986-07-11 1988-01-30
JPH01139380U (ja) * 1988-03-17 1989-09-22

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