JP3123605U - 医療用弾性ストッキング - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常の着用時には小さく閉じて塞がり、診察時には充分に大きく伸ばし拡げて甲部分から足首近くにかけて観察(診察)しうるようにしたストレッチ性を有するモニターホールを甲部分に設けた医療用の弾性ストッキングを提供する。
【解決手段】 爪先部の左右両側に半回転編成による主ゴアラインを設け、この主ゴアライン先端部から分岐するように少なくとも4本以上(好ましくは4〜6本)の半回転編成による副ゴアラインを形成して深くて大きな袋状の爪先部が編成され、該爪先部に連接する甲部分にモニターホールが形成されてなることを特徴とし、上記モニターホールの外周部分は、100〜150デニールの太いポリウレタン弾性糸を芯糸としてこれにナイロン糸をシングルカバリングした伸縮性のあるカバリング糸を使用して編成されてなる。
【選択図】 図1

Description

本考案は、脚部の血流をよくして血管治療を行うために特別締付け力を強くした医療用の弾性ストッキングで、特に患者が該ストッキングを着用したまま医師が観察(診察)できるようにした開口部(以下、モニターホールという。)を設けてなる弾性ストッキングに関するもので、通常の着用時には小さく閉じて塞がっているが、診察時には充分に大きく伸ばし拡げることができるストレッチ性を有する該モニターホールを足の甲部分に設けた医療用のストッキングに関するものである。
従来から知られているこの種の医療用ストッキングでは、いつも開いた状態となっているモニターホールが爪先に近い位置(足指の付け根部分)に設けられていて、該モニターホールを介して指の付け根部分が外から見えるものが通例であった。
しかしながら、このような従来の医療用ストッキングにあっては、上記のようにモニターホールが爪先に近い位置に設けられていたので、モニターホール部分はストレッチ性があるものの、医師が甲部分から足首にかけての診察がし難いのみならず、看護担当者がこのストッキングを患者に履かせる場合に、ストッキング自体の着圧力も強いので、患者の足指先がモニターホールから外に突き出やすくて、履かせ難いという欠点があった。また、該モニターホールが爪先に近いので、無意識のうちに、あるいは足先部が蒲団その他との接触によって、足指が該ホールの外に容易に脱げ出てしまったりする問題があった。しかも、診察中でない通常の場合でも、足指の一部がモニターホールを介して外から見えていて、その部分が外気に触れることになるから、冬季には患者は寒さを感じるという問題もあった。
そこで、本考案者は、上記したような諸問題を解決するには、モニターホールの位置を爪先部分から甲部分にずらす共に、通常の着用時にはモニターホールが閉じた状態となっていて、診察時にはモニターホールを容易に大きく伸ばし拡げることができるようにすることが有効であることを見出し、本考案の提案に至ったものである。
即ち、本考案は爪先部の左右両側に半回転編成による主ゴアラインを設け、この主ゴアライン先端部から分岐する(枝分かれする)ように少なくとも4本以上の半回転編成による副ゴアラインが形成された深くて大きな袋状の爪先部が編成され、該爪先部に連接する甲部分にモニターホールが形成されてなることを特徴とする医療用弾性ストッキングに関する。
更に詳細には、爪先部の左右両側に従来設けられていたと同様のゴアライン(主ゴアライン)を設け、この主ゴアラインをその先端が反り上がった形状の延長部分を設けて主ゴアラインを長めにし、かつ該延長部分に3個以上の分岐点を設定して、これら各分岐点から互いに先方の間隔を広げつつ足裏方向に向かう副ゴアラインと、爪先方向に向かう副ゴアラインとを設けることにより、深くて大きな袋状の爪先部を形成し、この爪先部の上端縁とフット部の甲側先端縁とにより形成された開口部をモニターホールとし、これによりモニターホールを甲部分に位置させるようにして、上記の諸問題を解決するようにしたものである。
本願出願人は、深くて大きな袋状の爪先部を形成することによりモニターホールを甲部分に形成する手法について先行技術を調査したが、関連する先行技術文献を見出すことができなかった。
本考案は、モニターホールが甲部分に位置するようにし、しかも通常の着用時には小さく閉じて塞がっているが、診察時には甲部分のみならず、足首部分までも充分に大きく伸ばし拡げることができるようにした量産可能な医療用弾性ストッキングを提案するものである。
本考案に係る医療用弾性ストッキングは、爪先部の左右両側に半回転編成による主ゴアラインを設け、この主ゴアライン先端部から分岐するように少なくとも4本以上の半回転編成による副ゴアラインが形成された深くて大きな袋状の爪先部が編成され、該爪先部に連接する甲部分にモニターホールが形成されてなることを特徴とする。
上記副ゴアラインは4〜6本が好ましく、また上記モニターホールの外周部分は、100〜150デニール程度の太いポリウレタン弾性糸を芯糸とし、これにナイロン糸をシングルカバリングしたカバリング糸を使用して編成されるのが好ましい。
本考案に係る医療用弾性ストッキングは、モニターホールが足の甲部分の位置に設けてあるので、医師等が患者の足の血行を観察(診察)するときには、該モニターホールを伸ばし拡げて甲部分から足首にかけて観察(診察)し易くて便利であるのみならず、該モニターホールが深くて大きな袋状の爪先部を編成することによって爪先から遠い位置に設けられているので、現場の看護担当者が患者に履かせるときに、患者の指先が間違えてモニターホールから突き出た状態にしてしまったり、患者が無意識のうちにあるいは爪先部が蒲団その他のものとの接触によって該ホールから足指が外に脱げ出てしまったりするような問題を解決できる。
しかも、診察中でない通常の場合には、モニターホールが横一文字状に小さく閉じて塞がっているので、足指の一部がモニターホールを介して外から見えたり、足指が外気に直に触れて冷えたりするようなことも解消できる。さらに、本考案におけるストッキングのモニターホール部分自体は、上方の履き口部分と同様の編成方法によって形成されるので、ストッキング全体を従来から使用されている丸編み機を利用することができるから、多量生産もできる。
以下、本考案に係る医療用弾性ストッキングの実施の形態を図1および図2に基づいて説明する。なお、図1は右側面から見た状態で示す全体の説明図であり、図2は通常着用時の状態を示す要部の正面図である。
この医療用弾性ストッキング1は、丸編機(図示せず)を用い、ゴム編みの穿き口部2から編み始め、レッグ部3、半回転編成による踵部4、フット部5まで編んだ後、足先を包み込む深くて大きな爪先部6を後記のようにして編成し、この爪先部6の先端縁7と上記フット部5の先端縁8とが対峙して甲部分に開口したモニターホール10の外周部11をソフトで伸縮性のある糸で編むことにより完成する。つまり、機械によるセンケイ(リンキング、ロッソによる袋閉じ縫製)方法を省いて製品化される。
上記穿き口部2、レッグ部3、フット部5はこの種のストッキングで通常使用される伸縮力の強い弾性糸を用いて丸編み機による一方方向への回転編成により筒網状に編まれ、また踵部4は同様の糸による半回転の繰り返し編成により編成される点は従来と同様である。
そして、爪先部6は、次に述べるように主ゴアライン13先端部から分岐する例えば4本の副ゴアライン14〜17が形成されるべく、足先を深く包む大きな袋状に編成される。
即ち、爪先部6は半回転の繰り返し編成によりまず長めの主ゴアライン13を形成してから、更に主ゴアライン13の先端に4本の副ゴアライン14〜17が形成されるように、半回転の繰り返し編成を4回行なうのである。18a〜18cは主ゴアライン13から副ゴアライン14〜17が形成される分岐点を示すもので、各分岐点18a〜18cから互いに先方へ向って間隔が広がるように4本の副ゴアライン14〜17が設けられる。
10はモニターホールであり、爪先部6が上記主ゴアライン13、副ゴアライン14〜17を設けることにより深くて大きな袋状に編成されることにより、爪先部6から離れた甲側にずれて形成されることなり、該爪先部6の先端縁7と上記フット部5の甲側の先端縁8とにより囲まれて開口する該モニターホール10は上方の穿き口2と同様にして編成され、このモニターホール10の外周部(口縁)11を編成する場合には、例えば100〜150デニールの太いポリウレタン弾性糸を芯糸としてこれにナイロン糸をシングルカバリングしたソフトで高伸縮性のカバリング糸が使用される。
21a、21bは、モニターホール外周部11の伸縮をスムーズにするためにその外側周囲の爪先部6の生地に設けたギャザーである。
上記の爪先部6が形成する袋の大きさは、該爪先部6の生地が低弾性糸により編成してあるので、これが小さ過ぎて着用者の爪先を過度に圧迫しないように、伸縮しない分を考慮して大き目に形成しており、結果としてモニターホール19は甲部分側に位置することとなる。また、爪先部6は低弾性糸により編成して容易には伸びないようにしているので、不用意には脱げることがないようにすることができる。
図2は、着用者の甲周り寸法に対してその生地に強い伸縮力があることにより該モニターホール19が左右両外方向へ引っ張られて横真一文字の閉口状態になっている様子を示しており、このような真一文字の閉口状態は、通常のストッキングを履くときのような操作を行うことにより自然に閉じて形成されるものであるから、着用者にとっては前記したような効果がある。
なお、上記実施の形態にあっては、主ゴアライン13から分岐する4本の副ゴアライン14〜17を形成すべく半回転の繰り返し編成を4回行うことにより深くて大きな袋状の爪先部6を編成しているが、該半回転の繰り返し編成は4回以上6回までが好ましく、4回より少ないと大きな袋状の爪先部6が得られないので、モニターホール19の位置も爪先寄りとなってしまって前記した所期の効果は得られず、また6回より多くした場合には、それだけ爪先部6の編成が面倒となって、コスト的にも見合わないものとなってしまう。
本考案ストッキングの一例を側面から見た状態で示す全体の説明図である。 通常着用時の状態を示す要部の正面図である。
符号の説明
1 実施の形態に述べる医療用弾性ストッキング
2 穿き口部
3 レッグ部
4 踵部
5 フット部
6 爪先部
7 先端縁
8 先端縁
10 モニターホール
11 モニターホール外周部
12 踵部のゴアライン
13 主ゴアライン
14、15、16、17 副ゴアライン
18a〜18c 分岐点
21a、21b ギャザー

Claims (3)

  1. 爪先部の左右両側に半回転編成による主ゴアラインを設け、この主ゴアライン先端部から分岐するように少なくとも4本以上の半回転編成による副ゴアラインを形成して深くて大きな袋状の爪先部が編成され、該爪先部に連接する甲部分にモニターホールが形成されてなることを特徴とする医療用弾性ストッキング。
  2. 前記モニターホールの外周部分は、100〜150デニールの太いポリウレタン弾性糸を芯糸としてこれにナイロン糸をシングルカバリングしたカバリング糸を使用して編成されてなる請求項1記載の医療用弾性ストッキング。
  3. 前記副ゴアラインは4〜6本である請求項1又は2記載の医療用弾性ストッキング。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127269A (ja) * 2011-02-21 2011-06-30 Takeda Leg Wear Co Ltd 靴下及び靴下の製造方法
JP2017051415A (ja) * 2015-09-09 2017-03-16 株式会社コーポレーションパールスター 弾性ストッキング
KR20200078338A (ko) * 2018-12-21 2020-07-01 아주대학교산학협력단 편측마비 환자용 압박 스타킹
JP7428373B2 (ja) 2019-02-21 2024-02-06 岡本株式会社 衣類

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