JP3123293B2 - 非放射性誘電体線路およびその製造方法 - Google Patents

非放射性誘電体線路およびその製造方法

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JP3123293B2
JP3123293B2 JP05070804A JP7080493A JP3123293B2 JP 3123293 B2 JP3123293 B2 JP 3123293B2 JP 05070804 A JP05070804 A JP 05070804A JP 7080493 A JP7080493 A JP 7080493A JP 3123293 B2 JP3123293 B2 JP 3123293B2
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dielectric strip
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容平 石川
浩 西田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P3/00Waveguides; Transmission lines of the waveguide type
    • H01P3/16Dielectric waveguides, i.e. without a longitudinal conductor
    • H01P3/165Non-radiating dielectric waveguides

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  • Waveguides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非放射性誘電体線路お
よびその製造方法に関し、より特定的には、ミリ波帯に
おいて用いられ、ミリ波集積回路に好適なものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の非放射性誘電体線路
(Nonradiative Dielectric
Waveguide)の構成を示す図である。この非放
射性誘電体線路は、ほぼ平行に配設される平板状の一対
の導体電極101,導体電極102と、導体電極10
1,102間に挿入される誘電体ストリップライン10
3とを備える。誘電体ストリップライン103は、樹脂
やセラミック等の誘電体材料で長手方向に対する横断面
を例えば幅bおよび高さcを数mmとする略矩形状に形成
される。導体電極101,102間の間隔をaとし、伝
送すべきミリ波の電磁波の波長をλとすると、間隔aが
a<λ/2であれば、誘電体ストリップライン103の
ない部分においては、導体電極101,102間で導体
電極に平行な偏波の電磁波の伝播が遮断される。一方、
誘電体ストリップライン103が挿入された部分におい
ては、遮断状態が解消され、電磁波が誘電体ストリップ
ライン103に沿ってが伝播する。なお、伝送モード
は、LSEモードとLSMモードに大別される。最低次
モードのLSE01モードとLSM01モードのうち、
低損失性の点から、通常LSM01モードが使用され
る。
【0003】ところで、誘電体ストリップライン103
の幅bが狭いため、誘電体ストリップライン103を導
体電極101,102に接着して固定するのは容易でな
く、誘電体ストリップライン103を両導体平板10
1,102に固着する有効な手段がない。しかも、誘電
体ストリップライン103がテフロン樹脂等の誘電体材
料で形成されている場合にあっては、特に接着を行い難
い。一方、サーキュレータ、アイソレータ等の回路部品
を導体電極101,102間に配設し、導体電極10
1,102および誘電体ストリップライン103と共に
集積回路化する場合が考えられる。この場合には、導体
電極101,102と誘電体ストリップライン103と
を固着するより、分離している方が回路部品を導体電極
101,102間に挿入しやすい。したがって、この非
放射性誘電体線路では、導体電極101,102と誘電
体ストリップライン103とを分離したままにしてお
き、一方の導体電極101上の適当な位置に誘電体スト
リップライン103を載置し、他方の導体電極102を
誘電体ストリップライン103上に載せ、誘電体ストリ
ップライン103を両導体電極101,102で挟み込
むようにしている。
【0004】しかし、図10の非放射性誘電体線路で
は、誘電体ストリップライン103が導体電極101上
で動きやすいため、誘電体ストリップライン103の位
置決めが容易でない。また、集積回路化する場合、誘電
体ストリップライン103相互の位置決めと、誘電体ス
トリップライン103と回路部品との相互の位置決めと
が必要であるが、この位置決めも容易でない。したがっ
て、所望の特性を得るためには、これらの位置決め作業
と、誘電体ストリップライン103の導体電極101,
102への挟み込み作業とを何度も繰り返して行う必要
があるので、生産性が悪いという問題点がある。また、
誘電体ストリップライン103の位置決めが行われ、所
望の特性が得られても、導体電極101,102で誘電
体ストリップライン103を単に挟み込んでいるだけで
あるので、機械的な振動・衝撃等により簡単に誘電体ス
トリップライン103の位置ズレが生じる。したがっ
て、初期の特性を維持できなくなり、信頼性に欠けると
いう問題点もある。
【0005】さらに、導体電極101,102と誘電体
ストリップライン103とがくっついていないため、回
路部品のサイズが規格より大きいような場合、導体電極
101と誘電体ストリップライン103との間および誘
電体ストリップライン103と導体電極102との間に
いわゆるサイドギャップが生じてしまう場合がある。図
11は、図10の非放射性誘電体線路においてサイドギ
ャップが生じる場合のω−β/k0曲線を示す図であ
る。なお、図11において、ωは角周波数(周波数f=
ω/2π)であり、βは位相定数であり、k0は真空中
の波数である。また、β/k0は真空中の波長と管内波
長の比に等しく、これを自乗したものは実効的な比誘電
率とみなせる。β/k0=1においては管内波長と真空
中の波長とが同じで、β/k0>1においては管内波長
が真空中より短くなり、β/k0<1においては管内波
長が真空中より長くなる。
【0006】サイドギャップd=0におけるLSM01
モードのω−β/k0曲線をφ0に示す。また、サイド
ギャップd=0.01mm、サイドギャップd=0.05
mm、サイドギャップd=0.1mmが生じた場合のLSM
01モードにおけるω−β/k0曲線をφ1,φ2,φ
3にそれぞれ示す。LSM01モードにおいては、電界
がサイドギャップd付近で弱く、電界が導体電極10
1,102に平行であるため、サイドギャップdに蓄積
されるエネルギーは、それほど大きくない。このため、
LSM01モードでは、サイドギャップdが大きくなる
につれて、ω−β/k0曲線が周波数の高い方へシフト
する。一方、サイドギャップd=0におけるLSE01
モードのω−β/k0曲線をψ0に示す。また、サイド
ギャップd=0.01mm、サイドギャップd=0.05
mm、サイドギャップd=0.1mmが生じた場合のLSE
01モードにおけるω−β/k0曲線をψ1,ψ2,ψ
3にそれぞれ示す。LSE01モードにおいては、電界
がサイドギャップd付近で強く、電界が導体電極10
1,102に垂直であるため、サイドギャップdに蓄積
されるエネルギーは、大きい。このため、LSE01モ
ードでは、サイドギャップdが大きくなるにしたがって
ω−β/k0曲線の傾きが小さくなり、徐々にねてく
る。したがって、サイドギャップdが生じた場合には、
LSM01モードとLSE01モードの位相定数が非常
に近くなってしまう(図11のχ参照)。本来、LSM
01モードとLSE01モードは直交しており、モード
結合は生じないが、工作誤差による非対称性により結合
を生じる。ただし、位相定数差大きければほとんど結合
しない。逆に、位相定数差が小さければ、結合を生じ易
くなる。すなわち、LSM01モードとLSE01モー
ドの位相定数が近くなるため、モード結合を生じやすく
なり、伝送損失が増大し、伝送特性が悪化するという問
題点も生じる。
【0007】図12は、従来の他の非放射性誘電体線路
の構成を示す図であり、特公平1−51202号公報に
示されている。誘電体ストリップライン103に高誘電
率材料を用いると、管内波長λgが短くなるので誘電体
ストリップライン103の長さを短くでき、非放射性誘
電体線路の小型化や、集積回路の小型化を図ることがで
きる。一方、誘電体ストリップライン103に高誘電率
材料を用いると、新たな高次モードの発生のため単一動
作領域が狭くなる。また、導体電極101,102と誘
電体ストリップライン103とのサイドギャップdによ
る特性の変動が顕著に現れる。このため、図12の非放
射性誘電体線路では、誘電体ストリップライン103に
高誘電率材料を用い、この誘電体ストリップライン10
3と導体電極101,102との間に誘電体ストリップ
ライン103よりも低誘電率材料で板状に形成された誘
電体層105をそれぞれ介在させるようにしている。こ
れにより、単一動作領域を広くするとともに、サイドギ
ャップによる特性の変動を少なくしている。また、この
図12の非放射性誘電体線路では、誘電体層105の面
積が広いので、導体電極101,102と誘電体層10
5との接着面積を広くとることができ、導体電極10
1,102と誘電体層105とを容易に接着することが
でき、導体電極101,102と誘電体層105とは分
離しにくい。したがって、導体電極101,102と誘
電体層105との間の位置ズレや導体電極101,10
2と誘電体層105との間のサイドギャップの問題は解
決される。
【0008】しかし、図12の非放射性誘電体線路で
は、誘電体ストリップライン103と誘電体層105と
が異なる誘電体材料で別々に形成されているので、誘電
体ストリップライン103を誘電体層105に接着する
のが容易でない。このため、誘電体ストリップライン1
03を両誘電体層105で挟み込まざるを得ない。した
がって、この非放射性誘電体線路においても、上述した
図10の非放射性誘電体線路と同じ問題点、すなわち、
生産性と、信頼性と、伝送特性の問題点を生じる。
【0009】図13は、従来の他の非放射性誘電体線路
の構成を示す図である。図10および図12の非放射性
誘電体線路での生産性と信頼性の問題点を解決するため
に、この非放射性誘電体線路では、導体電極101,1
02の予め定めた位置に深さdの溝104をそれぞれ形
成するようにしている。したがって、この溝104に誘
電体ストリップライン103をはめ込むだけで誘電体ス
トリップライン103の位置が定まり、位置決めを苦慮
する必要がないので、簡単に組み立てることができ、生
産性を向上することができる。また、誘電体ストリップ
ライン103を単に挟み込んでいるだけでも、誘電体ス
トリップライン103が溝104が溝にはまり込んでい
るため、機械的な振動、衝撃による位置ずれを生じるこ
とがないので、初期の特性が維持され、信頼性を向上す
ることができる。
【0010】しかし、図13の非放射性誘電体線路で
は、高周波の特性により、溝104の角の部分ξに高周
波電流が集中する。このため、伝送損失が増大するとい
う別の問題を生じた。また、モード結合に起因する伝送
特性の悪化の問題点が解決されていない。図14は、図
13の非放射性誘電体線路のω−β/k0曲線を示す図
である。溝の深さd=0のLSM01モードにおけるω
−β/k0曲線をφ0に示し、溝の深さd=0.2mmの
LSM01モードにおけるω−β/k0曲線をφ1に示
す。これによって、LSM01モードでは、溝の深さd
が大きくなっても、ω−β/k0曲線が周波数の低い方
へにわずかにシフトするのみである。一方、溝の深さd
=0のLSE01モードにおけるω−β/k0曲線をψ
0に示し、溝の深さd=0.2mmのLSE01モードに
おけるω−β/k0曲線をψ1に示す。これによって、
LSE01モードでは、溝の深さdが大きくなるにした
がってω−β/k0曲線が周波数の高い方へシフトす
る。したがって、LSM01モードとLSE01モード
とのω−β/k0曲線が近接し、また、重なってしまう
(図14のχ参照)。すなわち、LSM01モードとL
SE01モードの位相定数が近くなるため、モード結合
を生じやすくなり、伝送損失が増大し、伝送特性が悪化
するという問題点も解決されていなかった。
【0011】図15は、従来の他の非放射性誘電体線路
の構成を示す図であり、特開平3−270401号公報
に示されている。この図15の非放射性誘電体線路は、
位置決めに起因する生産性の問題点と、位置ズレに起因
する信頼性の問題点と、モード結合に起因する伝送特性
の悪化の問題を解決するため、誘電体ユニット107
と、導体電極101,102とを備えるようにしてい
る。誘電体ユニット107は、予め定められた位置に配
設され、長手方向と直交する上下高さHを半波長以下と
した誘電体ストリップライン103と、誘電体ストリッ
プライン103と一体的に形成され、誘電体ストリップ
ライン103の上下両端部に左右方向に延出するツバ部
106とを含み、断面H形に形成される。導体電極10
1,102は、ツバ部106を含む誘電体部材106の
上下両端の外表面に密着形成される。
【0012】この非放射性誘電体線路においては、誘電
体ストリップライン103およびツバ部106と導体電
極101,102との接触面積が広く、しかも導体電極
101,102と密着形成されているので、導体電極1
01,102から誘電体ストリップライン103および
ツバ部106が剥離することがない。また、誘電体スト
リップライン103が予め定められた位置に配設されて
いる。このため、誘電体ストリップライン103の位置
決めの考慮も必要でなく、機械的な振動、衝撃による位
置ずれもない。したがって、生産性および信頼性を向上
させることができる。
【0013】また、導体電極101,102と誘電体ス
トリップライン103との間にサイドギャップが生じる
こともない。図16は、図15の非放射性誘電体線路の
ω−β/k0曲線を示す図である。ツバ部106の厚さ
e=0のLSM01モードにおけるω−β/k0曲線を
φ0に示す。また、ツバ部106の厚さe=0.1mm、
ツバの厚さe=0.2mm、ツバの厚さe=0.3mmのL
SM01モードにおけるω−β/k0曲線をφ1,φ
2,φ3にそれぞれ示す。これにより、LSM01モー
ドでは、ツバの厚さeが大きくなるにつれて、ω−β/
k0曲線が周波数の低い方へシフトする。一方、ツバ部
106の厚さe=0のLSE01モードにおけるω−β
/k0曲線をψ0に示す。また、ツバ部106の厚さe
=0.1mm、e=0.2mm、e=0.3mmのLSE01
モードにおけるω−β/k0曲線をψ1,ψ2,ψ3に
それぞれ示す。これによって、LSE01モードでは、
ツバ部106の厚さeが大きくなってもω−β/k0曲
線が周波数の低い方へわずかにシフトするのみである。
しかし、LSM01モードとLSE01モードとのω−
β/k0曲線が十分に離れている。このため、モード結
合が生じることはなく、伝送損失もなく、伝送線路とし
て安定した性能がえられ、サイドギャップに起因する伝
送特性の問題点が解決される。
【0014】しかし、図13の非放射性誘電体線路で
は、導体電極101,102間に回路部品を挿入するよ
うな場合、導体電極101,102、誘電体ストリップ
ライン103およびツバ部106が相互に固着されてい
るので、導体電極101,102間に回路部品を装着す
るのは容易でない。したがって、集積回路化に適さない
ないという別の問題点があった。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、従来の非放
射性誘電体線路では、生産性の問題、信頼性の問題、伝
送特性の問題、集積回路化の問題のいずれかを有してい
た。
【0016】本発明は、上述の技術的課題を解決し、生
産性を向上し、信頼性の高い、伝送特性に優れ、集積回
路化の容易な非放射性誘電体線路およびその製造方法を
提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するために、以下の構成をとる。請求項1の非放射性誘
電体線路は、相互にほぼ平行になるように配設される平
板状の一対の導体電極と、両導体電極間に配設され、誘
電体材料で形成された誘電体ストリップラインとを含
み、両導体電極間の間隔を誘電体ストリップラインに沿
って伝播する電磁波の波長の1/2以下にするようにし
たものであって、第1のハウジングと第2のハウジング
とを備え、第1のハウジングは、第1のツバ部と、誘電
体ストリップラインの一部を構成し、予め定められた位
置において第1のツバ部から所定の高さ突出し、その頂
部に両導体電極にほぼ平行な突合面を有する第1の誘電
体ストリップライン部とを一体的に形成してなる第1の
誘電体ユニットと、第1の誘電体ユニットの突合面と反
対側の面に密着形成される導体電極の一方とを含み、第
2のハウジングは、第2のツバ部と、誘電体ストリップ
ラインの残余の部分を構成し、予め定められた位置にお
いて第2のツバ部から所定の高さ突出し、その頂部に両
導体電極にほぼ平行な突合面を有する第2の誘電体スト
リップライン部とを一体的に形成してなる第2の誘電体
ユニットと、第2の誘電体ユニットの突合面と反対側の
面に密着形成される導体電極の他方とを含み、第1およ
び第2のハウジングを重ね合わせることにより、両導体
電極間で第1の誘電体ストリップライン部の突合面と第
2のストリップライン部の突合面とを対向させ、第1お
よび第2の誘電体ストリップライン部は協働して電磁波
を伝播させることを特徴とする。
【0018】請求項2の非放射性誘電体線路において
は、請求項1のものにおいて、第1および第2の誘電体
ストリップライン部の突合面を両電極間のほぼ中央に位
置するように形成したことを特徴とする。
【0019】請求項3の非放射性誘電体線路において
は、請求項1または2のものにおいて、第1および第2
のツバ部にハニカム構造を施したことを特徴とする。
【0020】請求項4の非放射性誘電体線路において
は、互いに対向する第1の面および第2の面を有する第
1の誘電体部材と、互いに対向する第3の面および第4
の面を有し、当該第3の面が第1の誘電体部材の第2の
面と所定の間隔を開けて対向するように配設され、かつ
第1の誘電体部材とは別の部材として準備される第2の
誘電体部材と、第1の誘電体部材と第2の誘電体部材と
の間に位置し、第1および第2の誘電体部材の双方の一
部または第1および第2の誘電体部材のいずれか一方の
一部を突出させて構成される誘電体ストリップライン部
分と、第1の誘電体部材の第1の面に密着形成された第
1の導体電極と、第2の誘電体部材の第4の面に密着形
成された第2の導体電極とを備え、第1の誘電体部材お
よび第2の誘電体部材は、誘電体ストリップライン部分
に沿って延びる一対の突合面を有し、その突合面で密着
されることによって誘電体ストリップライン部分を介し
て一体化されている、ことを特徴とする。
【0021】請求項5の非放射性誘電体線路の製造方法
においては、互いに対向する第1の面および第2の面を
有する第1の誘電体部材と、互いに対向する第3の面お
よび第4の面を有し、当該第3の面が第1の誘電体部材
の第2の面と所定の間隔を開けて対向するように配設さ
れ、かつ第1の誘電体部材とは別の部材として準備され
る第2の誘電体部材と、第1の誘電体部材と第2の誘電
体部材との間に位置し、第1および第2の誘電体部材の
双方の一部または第1および第2の誘電体部材のいずれ
か一方の一部を突出させて構成される誘電体ストリップ
ライン部分と、第1の誘電体部材の第1の面に密着形成
された第1の導体電極と、第2の誘電体部材の第4の面
に密着形成された第2の導体電極とを備え、第1の誘電
体部材および第2の誘電体部材は、誘電体ストリップラ
イン部分に沿って延びる一対の突合面を有し、その突合
面で密着されることによって誘電体ストリップライン部
分を介して一体化されている、非放射性誘電体線路の製
造方法であって、一対の突合面同士が非密着の状態にあ
る工程において、第1の誘電体部材の第2の面と、第2
の誘電体部材の第3の面とに間に回路部品を設けた後、
一対の突合面同士を密着することを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1に係る非放射性誘電体線路において
は、第1のハウジングと第2のハウジングとを備える。
第1のハウジングは、第1のツバ部と、誘電体ストリッ
プラインの一部を構成し、予め定められた位置において
第1のツバ部から所定の高さ突出し、その頂部に両導体
電極にほぼ平行な突合面を有する第1の誘電体ストリッ
プライン部とを一体的に形成してなる第1の誘電体ユニ
ットと、第1の誘電体ユニットの突合面と反対側の面に
密着形成される導体電極の一方とを含む。第2のハウジ
ングは、第2のツバ部と、誘電体ストリップラインの残
余の部分を構成し、予め定められた位置において第2の
ツバ部から所定の高さ突出し、その頂部に両導体電極に
ほぼ平行な突合面を有する第2の誘電体ストリップライ
ン部とを一体的に形成してなる第2の誘電体ユニット
と、第2の誘電体ユニットの突合面と反対側の面に密着
形成される導体電極の他方とを含む。第1および第2の
ハウジングを重ね合わせることにより、両導体電極間で
第1の誘電体ストリップライン部の突合面と第2のスト
リップライン部の突合面とを対向させ、第1および第2
の誘電体ストリップライン部は協働して電磁波を伝播さ
せるようにしている。このように、第1および第2の誘
電体ユニットに第1および第2の誘電体ストリップライ
ン部を予め定めた位置に配設しておくことにより、位置
決め作業が不用になり、また、第1および第2の誘電体
ユニットに導体電極を密着形成しておくことにより第1
および第2の誘電体ストリップライン部の挟み込み作業
が不用になり、生産性が向上される。また、第1および
第2の誘電体ストリップライン部、第1および第2のツ
バ部と、両導体電極との接触面積を広く取ることができ
るので、第1および第2の誘電体ストリップライン部が
機械的な振動・衝撃等により位置ズレすることがなく、
初期特性が維持され、信頼性が向上し、また、第1およ
び第2の誘電体ストリップライン部と導体電極との間に
サイドギャップが生じることがなく、サイドギャップに
起因する伝送特性の悪化を防止することができる。さら
に、第1および第2のハウジングの2つに分かれている
ので、両導体電極間への回路部品の配設が容易になり、
集積回路化することができる。
【0023】請求項2の非放射性誘電体線路において
は、第1および第2の誘電体ストリップライン部の突合
面が両電極間のほぼ中央に位置するように形成されてい
る。したがって、回路部品の第1および第2の誘電体ス
トリップライン部の突合面間にギャップが生じてもモー
ド結合しにくく、伝送損失が増大せず、伝送特性が悪化
することもない。
【0024】請求項3の非放射性誘電体線路において
は、第1および第2のツバ部にハニカム構造を施すよう
にしている。したがって、ツバ部の機械的強度を維持し
つつ、ツバ部の厚さを薄くすることができ、また、ツバ
部の実効誘電率を低下させ、モード結合を防止し、伝送
特性を向上させることができる。
【0025】請求項4の非放射性誘電体線路において
は、第1の誘電体部材は、互いに対向する第1の面およ
び第2の面を有する。第2の誘電体部材は、互いに対向
する第3の面および第4の面を有し、当該第3の面が第
1の誘電体部材の第2の面と所定の間隔を開けて対向す
るように配設され、かつ第1の誘電体部材とは別の部材
として準備される。誘電体ストリップライン部分は、第
1の誘電体部材と第2の誘電体部材との間に位置し、第
1および第2の誘電体部材の双方の一部または第1およ
び第2の誘電体部材のいずれか一方の一部を突出させて
構成される。第1の導体電極は、第1の誘電体部材の第
1の面に密着形成される。第2の導体電極は、第2の誘
電体部材の第4の面に密着形成される。第1の誘電体部
材および第2の誘電体部材は、誘電体ストリップライン
部分に沿って延びる一対の突合面を有し、その突合面で
密着されることによって誘電体ストリップライン部分を
介して一体化される。このように、誘電体ストリップラ
イン部分を第1の誘電体部材と第2の誘電体部材との間
に位置し、第1および第2の誘電体部材の双方の一部ま
たは第1および第2の誘電体部材のいずれか一方の一部
を突出させて構成することにより、位置決め作業が不用
になり、また、第1および第2の誘電体部材に導体電極
を密着形成しておくことにより誘電体ストリップライン
部分の挟み込み作業が不用になり、生産性が向上され
る。また、第1および第2の誘電体部材と、両導体電極
との接触面積を広く取ることができるので、誘電体スト
リップライン部分が機械的な振動・衝撃等により位置ズ
レすることがなく、初期特性が維持され、信頼性が向上
し、また、誘電体ストリップライン部分と導体電極との
間にサイドギャップが生じることがなく、サイドギャッ
プに起因する伝送特性の悪化を防止することができる。
さらに、第1および第2の誘電体部材の2つに分かれて
いるので、両導体電極間への回路部品の配設が容易にな
り、集積回路化することができる。
【0026】請求項5の非放射性誘電体線路の製造方法
においては、一対の突合面同士が非密着の状態にある工
程において、第1の誘電体部材の第2の面と、第2の誘
電体部材の第3の面とに間に回路部品を設けた後、一対
の突合面同士を密着するようにしているので、回路部品
の配設が容易になり、容易に集積回路化した非放射性誘
電体線路を製造できる。
【0027】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。図1は、本発明の一実施例の非放射性誘電体線路
の構成を示す斜視図である。この実施例に係る非放射性
誘電体線路は、第1のハウジング2と第2のハウジング
4とを備える(図1(1)参照)。第1のハウジング2
は、第1の誘電体ユニット10と導体電極16とを含む
(図1(2)参照)。第1の誘電体ユニット10は、第
1のツバ部14と第1の誘電体ストリップライン部12
とを一体的に形成してなる(図1(3)参照)。この第
1の誘電体ユニット10は、例えばメッキ可能で樹脂製
の誘電体材料(例えば、ベクトラ(商品名)、テフロン
(登録商標)等)を所定の形状の金型に射出成形するこ
とによりえられる。第1のツバ部14は、第1の面状誘
電体として機能し、ほぼ一定の厚さe(例えば0.2m
m)の板状に形成される。第1の誘電体ストリップライ
ン部12は、予め定められた位置において所定の幅b
(例えば1.7mm)、第1のツバ部14の第2の面14
bから所定の高さh(例えば0.8mm)突出し、かつ、
その頂部にほぼ平坦な突合面18を有する。したがっ
て、第1の誘電体ストリップライン部12の厚さcは、
h+e(例えば1mm)となる。第1の誘電体ユニット1
0の突合面18と反対側の面、すなわち、第1の面14
aには、銅、銀等のメッキにより導体電極16が形成さ
れる。これにより第1の誘電体ユニット10と導体電極
16とが密着形成される(図1(2)参照)。
【0028】第2のハウジング4は、第1のハウジング
2と同様に、第2の誘電体ユニット20と導体電極26
とを含む(図1(2)参照)。第2の誘電体ユニット2
0は、第1の誘電体ユニット10と同様に、第2のツバ
部24と第2の誘電体ストリップライン部22とを一体
的に形成してなる(図1(3)参照)。この第2の誘電
体ユニット20は、第1の誘電体ユニット10と同一材
料で第1の誘電体ユニット10の金型と面対称な金型に
射出成形することによりえられる。第2のツバ部24
は、第2の面状誘電体として機能し、第1のツバ部14
とは別の部材として準備され、ほぼ一定の厚さe(例え
ば0.2mm)の板状に形成される。第2の誘電体ストリ
ップライン部22は、予め定められた位置において所定
の幅b(例えば1.7mm)、第2のツバ部24の第3の
面24aから所定の高さh(例えば0.8mm)突出し、
かつ、その頂部にほぼ平坦な突合面28を有する。した
がって、第2の誘電体ストリップライン部22の厚さc
も、h+e(例えば1mm)となる。第2の誘電体ユニッ
ト20の突合面28と反対側の面、すなわち第4の面2
4bには、銅、銀等のメッキにより導体電極26が形成
される。これにより第2の誘電体ユニット20と導体電
極26とが密着形成される(図1(2)参照)。第1の
誘電体ストリップライン部12と第2の誘電体ストリッ
プライン部22とで、1つの誘電体ストリップラインを
構成する。
【0029】第1のハウジング2と第2のハウジング4
とは、重ね合わせられる。これにより、導体電極16,
26間で第1の誘電体ストリップライン部12の突合面
18と第2の誘電体ストリップライン部22の突合面2
8とが対向させられ、各突合面18,28同士が当接す
る。第1および第2の誘電体ストリップライン部12,
22の厚さがそれぞれcであるので、各突合面18,2
8は、両導体電極16,26の中央に位置する。なお、
導体電極16,26間の間隔aは、電磁波の波長をλと
すると、a≦λ/2に選ばれる。これによって、誘電体
ストリップライン12,22のない部分では電磁波の伝
播が遮断される。誘電体ストリップライン12,22の
部分では、遮断状態が解消され、第1の誘電体ストリッ
プライン部12と第2の誘電体ストリップライン部22
とが協働して電磁波を伝播する。なお、電磁波のモード
は、LSE01モード、LSM01モードなどがある
が、低損失性の点から、通常LSM01モードが使用さ
れる。なお、LSE01モードとLSM01モードとは
直交しており本来結合しないが、工作誤差による非対称
性により結合を生じる。このとき、2つのモードの位相
定数差が大きければエネルギーはほとんど移らず、問題
とならないが、位相定数差が小さい場合結合が生じる。
【0030】図2は、図1の非放射性誘電体線路のLS
E01モードの電磁力線を示す図である。LSE01モ
ードは、電界Eが誘電体ストリップライン12,22と
空気の境界面に平行な電磁波である。第1の誘電体スト
リップライン部12において、電界Eは、導体電極16
に垂直な成分と、突合面18近傍を通る導体電極16に
平行で第1の誘電体ストリップライン部12の長手方向
に進む成分とを有する。第2の誘電体ストリップライン
部22において、電界Eは、導体電極26に垂直な成分
と、突合面28近傍を通る導体電極26に平行で第2の
誘電体ストリップライン部22の長手方向に進む成分と
を有する。磁界Hは、第1および第2の誘電体ストリッ
プライン部12,22の電界Eの周囲に生成する。これ
によって、第1の誘電体ストリップライン部12と第2
の誘電体ストリップライン部22とが協働してLSE0
1モードの電磁波を伝播させる。
【0031】図3は、図1の非放射性誘電体線路のLS
M01モードの電磁力線を示す図である。LSM01モ
ードは、磁界Hが誘電体ストリップライン12,22と
空気の境界面に平行な電磁波である。第1および第2の
誘電体ストリップライン部12,22において、磁界H
は、導体電極16,26に垂直な成分と、導体電極1
6,26に平行で第1および第2の誘電体ストリップラ
イン部12,22の長手方向に進む成分とを有する。電
界Eは、第1および第2の誘電体ストリップライン部1
2,22の磁界Hの周囲に生成する。これによって、第
1の誘電体ストリップライン部12と第2の誘電体スト
リップライン部22とが協働してLSM01モードの電
磁波を伝播させる。
【0032】この実施例では、第1および第2の誘電体
ユニット10,20に第1および第2の誘電体ストリッ
プライン部12,22を予め定めた位置に配設している
ので、位置決め作業が全く不用になる。また、第1およ
び第2の誘電体ユニット10,20に導体電極16,2
6を密着形成しているので、第1および第2の誘電体ス
トリップライン部12,22の挟み込み作業が全く不用
になる。したがって、生産性が向上される。また、第1
および第2の誘電体ストリップライン部12,22、第
1および第2のツバ部14,24と、両導体電極16,
26との接触面積を広く取ることができるので、第1お
よび第2の誘電体ストリップライン部12,22が機械
的な振動・衝撃等により位置ズレすることがなく、初期
特性が維持され、信頼性が向上する。また、第1および
第2の誘電体ストリップライン部12,22と両導体電
極16,26との間にサイドギャップが生じることがな
く、サイドギャップに起因する伝送特性の悪化を防止す
ることができる。さらに、第1および第2のハウジング
2,4の2つに分かれているので、両導体電極間16,
26への回路部品の配設が容易になり、集積回路化する
ことができる。
【0033】ここで、導体電極16,26間の間隔a
と、誘電体ストリップライン12,22のそれぞれの厚
みcの合計2cとが等しく、誘電体ストリップライン1
2の突合面18と誘電体ストリップライン22の突合面
28との間にセンターギャップdが生じないことが望ま
しい。しかし、回路部品が規格より大きいとき等には、
センターギャップdが生じてしまう場合がある。この場
合におけるこの非放射性誘電体線路の伝送特性について
説明する。
【0034】図4は、図1の実施例に係る非放射性誘電
体線路のω−β/k0曲線を示す図である。誘電体スト
リップライン12および誘電体ストリップライン22間
にわずかなセンターギャップd(d=0,0.1mm,
0.2mm,0.3mm)ができたものとする。このとき、
LSM01モードでは、電界Eの電気力線が突合面1
8,28に平行に生じる(図2参照)。したがって、セ
ンターギャップ間のエネルギーの集中度は高くない。こ
のため、実効誘電率がそのまま維持され、位相定数βが
そのまま維持される。一方、カットオフ周波数が高くな
る。これによって、LSM01モードでは、センターギ
ャップ間隔が大きくなるしたがって、ω−β/k0特性
がねることなく右方へシフトする。一方、LSE01モ
ードにおいても、電界Eの電気力線が突合面18,28
に平行に生じる(図3参照)。このため、このギャップ
の影響はLSM01モード、LSE01モード共に同じ
様に表れ、センターギャップ間隔が大きくなるにしたが
ってω−β/k0特性がねることなく右方へシフトす
る。したがって、LSM01モードとLSE01モード
とが重なることがない。このため、センターギャップd
の発生の如何に拘らず、良好な伝送特性を維持すること
ができる。
【0035】図5は受信機のフロントエンドを集積回路
化する場合の非放射性誘電体線路の構成を示す図であ
り、図6は図5の非放射性誘電体線路の受信機のフロン
トエンドの等価回路を示す回路図である。図6におい
て、アンテナによって受信されたミリ波帯のRF信号
は、ミキサ32に与えられる。一方、局部発振器34か
ら出力された信号は、アイソレータとして動作するサー
キュレータ36を介してミキサ32に与えられる。ミキ
サ32は、RF信号をマイクロ波帯の中間周波数に周波
数変換する。
【0036】図5において、第1のハウジング2の第1
の誘電体ユニット10は、第1のツバ部14と、ミリ波
帯のRF信号を伝播させる第1の誘電体ストリップライ
ン部12aと、発振器34からの信号をサーキュレータ
36に伝播させる第1の誘電体ストリップライン部12
bと、サーキュレータ36からの信号を伝播させる第1
の誘電体ストリップライン部12cと、サーキュレータ
36をアイソレータとして動作させる第1の誘電体スト
リップライン部12dと、フーレーム19とを備える。
第1の誘電体ストリップライン部12a,12b,12
cには、テフロン基板42、発振器34、テフロン基板
44を装荷するための隙間13a,13b,13cがそ
れぞれ設けられる。第1の誘電体ストリップライン部1
2b,12c,12d間には、サーキュレータ36を装
架するための隙間13dが設けられる。導体電極16
は、第1の誘電体ユニット10の裏面に密着形成され
る。
【0037】第2のハウジング4の第2の誘電体ユニッ
ト20は、第1の誘電体ユニット10と面対象に形成さ
れており、第2のツバ部24と、ミリ波帯のRF信号を
伝播させる第2の誘電体ストリップライン部22aと、
発振器34からの信号をサーキュレータ36に伝播させ
る第2の誘電体ストリップライン部22bと、サーキュ
レータ36からの信号を伝播させる第2の誘電体ストリ
ップライン部22cと、サーキュレータ36をアイソレ
ータとして動作させる第2の誘電体ストリップライン部
22dと、フーレーム29とを備える。第2の誘電体ス
トリップライン部22a,22b,22cには、テフロ
ン基板42、発振器34、テフロン基板44を装荷する
ための隙間23a,23b,23cがそれぞれ設けられ
る。第2の誘電体ストリップライン部22b,22c,
22d間には、サーキュレータ36を装架するための隙
間23dが設けられる。導体電極26は、第2の誘電体
ユニット20の裏面に密着形成される。
【0038】各第1の誘電体ストリップライン部12
a,12b,12c,12dを伝播する電磁界と発振器
34、サーキュレータ36、テフロン基板42,44の
電磁界とを結合するように、各隙間13a,13b,1
3c,13dに、テフロン基板42の下部、発振器34
の下部、テフロン基板44の下部、サーキュレータ36
の下部をそれぞれ装架する。テフロン基板42,44に
対応する導体電極16側には、ミリ波からマイクロ波に
変換する周波数変換するミキサ32が配設される(図示
せず)。
【0039】この状態で第1のハウジング2の上から第
2のハウジング4をかぶせると、発振器34の上部は隙
間23bに装架される。サーキュレータ36の上部は、
隙間23dに装架される。テフロン基板42,44の上
部は、隙間23a,23cにそれぞれ装架される。ま
た、第1の誘電体ストリップライン部12a1,12a
2,12b1,12b2,12c1,12c2,12d
の各突合面18と第2の誘電体ストリップライン部22
a1,22a2,22b1,22b2,22c1,22
c2,22dの各突合面28とがそれぞれ対向し、当接
する。第1のハウジング2および第2のハウジング4に
それぞれ設けられた各孔46,48に合わせ具を取り付
けると、各突合面18と各突合面28とがより強固にそ
れぞれ当接し、発振器34、サーキュレータ36、テフ
ロン基板42,44がズレるおそれもない。したがっ
て、生産性、信頼性を向上させ、伝送特性を維持するこ
とができ、また、容易に集積回路化することができる。
【0040】図7は、本発明の他の実施例の非放射性誘
電体線路に用いられる誘電体ユニットの構成を示す斜視
図である。この実施例で注目すべきは、ツバ部54にハ
ニカム構造54aが施されていることである。ここで、
図16を参照して、ツバ部の厚さdが薄いほど、LSM
モードのω−β/k0曲線とLSEモードのω−β/k
0曲線とが離間し、モード結合が生じにくいことがわか
る。すなわち、ツバ部の誘電率が低くなるほど、LSM
モードのω−β/k0曲線とLSEモードのω−β/k
0曲線とが離間し、モード結合が生じにくくなる。一
方、樹脂製の誘電体材料の射出成形により誘電体ストリ
ップライン部52とツバ部54とを一体化して誘電体ユ
ニット50を形成した場合、誘電体ストリップライン部
52とツバ部54との誘電体材料を変えることが困難で
あるため、ツバ部54の誘電率を誘電体ストリップライ
ン部52の誘電率より低下させるのは困難である。この
ため、ツバ部54を薄くして、ツバ部54の実効誘電率
を下げることが考えられる。しかし、射出成形において
は薄くするのにも限界があり(例えば0.1mm)、導体
電極を密着させる必要性からツバ部54をなくす訳にも
行かない。そして、ツバ部54をあまりに薄くすると、
ツバ部54の機械的強度を保持できなくなるため回路部
品の装着ができなくなる場合があり、またセンターギャ
ップが生じる場合もある。
【0041】この実施例では、厚さ0.1mmのツバ部本
体54bに厚さ0.2mmのハニカム構造54aを一体成
形するようにしている。このような成形は、射出成形に
おいても容易にできる。したがって、ツバ部54にハニ
カム構造54aを施すと、機械的強度を保持つつツバ部
54の厚さを薄くすることができる。しかも、ハニカム
構造54aにより形成される窪み54cによりツバ部5
4の実効的な誘電率を下げることができる。
【0042】なお、上述の実施例では、樹脂製の誘電体
材料を用いて誘電体ユニットを形成するようにしたが、
誘電体材料としてセラミックを用いて実施するようにし
てもよい。また、セラミックを用いる場合には、混ぜ物
を加えて誘電体ストリップライン部とツバ部との誘電率
を容易に変えることができるので、混ぜ物を加えてツバ
部の誘電率を下げて実施するようにしてもよい。また、
メッキにより誘電体ユニットに導体電極を密着形成する
ようにしたが、蒸着、溶射、焼き付け等により誘電体ユ
ニットに導体電極を密着形成して実施するようにしても
よい。さらに、上述の実施例では、第1の誘電体ストリ
ップライン部12の第1のツバ部14から突出する高さ
と、第2の誘電体ストリップライン部22の第2のツバ
部24から突出する高さとを等しくしたが、異なる高さ
で実施するようにしてもよい。ただし、センターギャッ
プが生じる場合を考慮すると、等しい高さが望ましい。
【0043】また、上述の実施例では、第1のツバ部1
4および第2のツバ部24双方の一部を突出させ第1の
誘電体ストリップライン部12および第2の誘電体スト
リップライン部22を形成し、突合面18,28を第2
の面14bと第3の面24aとの間に位置するようにし
たが、第1のツバ部14および第2のツバ部24のいず
れか一方の一部を突出させて誘電体ストリップラインを
構成し、突合面を第1の面14aと第2の面14bとの
間、第2の面14b、第3の面24aまたは第3の面2
4aと第4の面24bとの間に位置するようにして実施
するようにしてもよい。突合面を第1の面14aと第2
の面14bとの間や、第3の面24aと第4の面24b
との間に位置させるときは、誘電体ストリップライン部
分を適当深さ嵌入させる凹溝を第1のツバ部14か第2
のツバ部24に設けても良い。
【0044】図8は、第2のツバ部24の一部を突出さ
せて誘電体ストリップライン部分を形成し突合面18,
28を第2の面14bに位置するようにした実施例を示
し、図9は、第1のツバ部14の一部を突出させて誘電
体ストリップライン部分を形成し突合面18,28を第
3の面24aと第4の面24bとの間に位置するように
した実施例において第2のツバ部24に凹溝24cを設
けて誘電体ストリップライン部分を嵌入した例を示す。
【0045】
【発明の効果】請求項1に係る非放射性誘電体線路にお
いては、第1および第2の誘電体ユニットに第1および
第2の誘電体ストリップライン部を予め定めた位置に配
設しているので、位置決め作業が不用になり、また、第
1および第2の誘電体ユニットに導体電極を密着形成し
ているので、第1および第2の誘電体ストリップライン
部の挟み込み作業が不用になり、生産性が向上される。
また、第1および第2の誘電体ストリップライン部、第
1および第2のツバ部と、両導体電極との接触面積を広
く取ることができるので、第1および第2の誘電体スト
リップライン部が機械的な振動・衝撃等により位置ズレ
することがなく、初期特性が維持され、信頼性が向上
し、また、第1および第2の誘電体ストリップライン部
と導体電極との間にサイドギャップが生じることがな
く、サイドギャップに起因する伝送特性の悪化を防止す
ることができる。さらに、第1および第2のハウジング
の2つに分かれているので、両導体電極間への回路部品
の配設が容易になり、集積回路化することができる。
【0046】請求項2の非放射性誘電体線路において
は、第1および第2の誘電体ストリップライン部の突合
面が両電極間のほぼ中央に位置するように形成している
ので、回路部品の第1および第2の誘電体ストリップラ
イン部の突合面間にギャップが生じてもモード結合が発
生せず、伝送損失が増大せず、伝送特性が悪化すること
もない。
【0047】請求項3の非放射性誘電体線路において
は、第1および第2のツバ部にハニカム構造を施すよう
にしているので、ツバ部の機械的強度を維持しつつ、ツ
バ部の厚さを薄くすることができ、また、ツバ部の実効
誘電率を低下させ、モード結合を防止し、伝送特性を向
上させることができる。
【0048】請求項4に係る非放射性誘電体線路におい
ては、誘電体ストリップライン部分を第1の誘電体部材
と第2の誘電体部材との間に位置し、第1および第2の
誘電体部材の双方の一部または第1および第2の誘電体
部材のいずれか一方の一部を突出させて構成することに
より、位置決め作業が不用になり、また、第1および第
2の誘電体部材に導体電極を密着形成しておくことによ
り誘電体ストリップライン部分の挟み込み作業が不用に
なり、生産性が向上される。また、第1および第2の誘
電体部材と、両導体電極との接触面積を広く取ることが
できるので、誘電体ストリップライン部分が機械的な振
動・衝撃等により位置ズレすることがなく、初期特性が
維持され、信頼性が向上し、また、誘電体ストリップラ
イン部分と導体電極との間にサイドギャップが生じるこ
とがなく、サイドギャップに起因する伝送特性の悪化を
防止することができる。さらに、第1および第2の誘電
体部材の2つに分かれているので、両導体電極間への回
路部品の配設が容易になり、集積回路化することができ
る。
【0049】請求項5の非放射性誘電体線路の製造方法
においては、一対の突合面同士が非密着の状態にある工
程において、第1の誘電体部材の第2の面と、第2の誘
電体部材の第3の面とに間に回路部品を設けた後、一対
の突合面同士を密着するようにしているので、回路部品
の配設が容易になり、容易に集積回路化した非放射性誘
電体線路を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の非放射性誘電体線路の構成
を示す斜視図である。
【図2】図1の非放射性誘電体線路のLSE01モード
の電磁力線を示す図である。
【図3】図1の非放射性誘電体線路のLSM01モード
の電磁力線を示す図である。
【図4】図1の実施例に係る非放射性誘電体線路のω−
β/k0曲線を示す図である。
【図5】受信機のフロントエンドを集積回路化する場合
の非放射性誘電体線路の構成を示す図である。
【図6】図5の非放射性誘電体線路の受信機のフロント
エンドの等価回路を示す回路図である。
【図7】本発明の他の実施例の非放射性誘電体線路に用
いられる誘電体ユニットの構成を示す斜視図である。
【図8】本発明の他の実施例の非放射性誘電体線路の構
成を示す斜視図である。
【図9】本発明の他の実施例の非放射性誘電体線路の構
成を示す斜視図である。
【図10】従来の非放射性誘電体線路構成を示す図であ
る。
【図11】図10の非放射性誘電体線路においてサイド
ギャップが生じる場合のω−β/k0曲線を示す図であ
る。
【図12】従来の他の非放射性誘電体線路の構成を示す
図である。
【図13】従来の他の非放射性誘電体線路の構成を示す
図である。
【図14】図13の非放射性誘電体線路のω−β/k0
曲線を示す図である。
【図15】従来の他の非放射性誘電体線路の構成を示す
図である。
【図16】図15の非放射性誘電体線路のω−β/k0
曲線を示す図である。
【符号の説明】
2…第1のハウジング 4…第2のハウジング 10…第1の誘電体ユニット 12,12a,12b,12c,12d…第1の誘電体
ストリップライン部 14…第1のツバ部 14a…第1の面 14b…第2の面 16,26…導体電極 20…第2の誘電体ユニット 22,22a,22b,22c,22d…第2の誘電体
ストリップライン部 24…第2のツバ部 24a…第3の面 24b…第4の面 50…誘電体ユニット 52…誘電体ストリップライン部 54…ツバ部 54a…ハニカム構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−270401(JP,A) 実開 昭59−183002(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 3/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互にほぼ平行になるように配設される
    平板状の一対の導体電極と、前記両導体電極間に配設さ
    れ、誘電体材料で形成された誘電体ストリップラインと
    を含み、前記両導体電極間の間隔を前記誘電体ストリッ
    プラインに沿って伝播する電磁波の波長の1/2以下に
    するようにした非放射性誘電体線路であって、 第1のハウジングと第2のハウジングとを備え、 前記第1のハウジングは、 第1のツバ部と、前記誘電体ストリップラインの一部を
    構成し、予め定められた位置において前記第1のツバ部
    から所定の高さ突出し、その頂部に前記両導体電極にほ
    ぼ平行な突合面を有する第1の誘電体ストリップライン
    部とを一体的に形成してなる第1の誘電体ユニットと、 前記第1の誘電体ユニットの前記突合面と反対側の面に
    密着形成される前記導体電極の一方とを含み、 前記第2のハウジングは、 第2のツバ部と、前記誘電体ストリップラインの残余の
    部分を構成し、予め定められた位置において前記第2の
    ツバ部から所定の高さ突出し、その頂部に前記両導体電
    極にほぼ平行な突合面を有する第2の誘電体ストリップ
    ライン部とを一体的に形成してなる第2の誘電体ユニッ
    トと、 第2の誘電体ユニットの前記突合面と反対側の面に密着
    形成される前記導体電極の他方とを含み、 第1および第2のハウジングを重ね合わせることによ
    り、前記両導体電極間で前記第1の誘電体ストリップラ
    イン部の前記突合面と前記第2のストリップライン部の
    前記突合面とを対向させ、前記第1および第2の誘電体
    ストリップライン部は協働して前記電磁波を伝播させる
    ことを特徴とする非放射性誘電体線路。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2の誘電体ストリップ
    ライン部の前記突合面を前記両導体電極間のほぼ中央に
    位置するように形成したことを特徴とする請求項1記載
    の非放射性誘電体線路。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のツバ部にハニカム
    構造を施したことを特徴とする請求項1または2記載の
    非放射性誘電体線路。
  4. 【請求項4】 互いに対向する第1の面および第2の面
    を有する第1の誘電体部材と、 互いに対向する第3の面および第4の面を有し、当該第
    3の面が前記第1の誘電体部材の第2の面と所定の間隔
    を開けて対向するように配設され、かつ前記第1の誘電
    体部材とは別の部材として準備される第2の誘電体部材
    と、 前記第1の誘電体部材と前記第2の誘電体部材との間に
    位置し、前記第1および第2の誘電体部材の双方の一部
    または前記第1および第2の誘電体部材のいずれか一方
    の一部を突出させて構成される誘電体ストリップライン
    部分と、 前記第1の誘電体部材の前記第1の面に密着形成された
    第1の導体電極と、 前記第2の誘電体部材の前記第4の面に密着形成された
    第2の導体電極とを備え、 前記第1の誘電体部材および前記第2の誘電体部材は、
    前記誘電体ストリップライン部分に沿って延びる一対の
    突合面を有し、その突合面で密着されることによって前
    記誘電体ストリップライン部分を介して一体化されてい
    る、 ことを特徴とする非放射性誘電体線路。
  5. 【請求項5】 互いに対向する第1の面および第2の面
    を有する第1の誘電体部材と、 互いに対向する第3の面および第4の面を有し、当該第
    3の面が前記第1の誘電体部材の第2の面と所定の間隔
    を開けて対向するように配設され、かつ前記第1の誘電
    体部材とは別の部材として準備される第2の誘電体部材
    と、 前記第1の誘電体部材と前記第2の誘電体部材との間に
    位置し、前記第1および第2の誘電体部材の双方の一部
    または前記第1および第2の誘電体部材のいずれか一方
    の一部を突出させて構成される誘電体ストリップライン
    部分と、 前記第1の誘電体部材の前記第1の面に密着形成された
    第1の導体電極と、 前記第2の誘電体部材の前記第4の面に密着形成された
    第2の導体電極とを備え、 前記第1の誘電体部材および前記第2の誘電体部材は、
    前記誘電体ストリップライン部分に沿って延びる一対の
    突合面を有し、その突合面で密着されることによって前
    記誘電体ストリップライン部分を介して一体化されてい
    る、 非放射性誘電体線路の製造方法であって、 前記一対の突合面同士が非密着の状態にある工程におい
    て、前記第1の誘電体部材の前記第2の面と、前記第2
    の誘電体部材の前記第3の面とに間に回路部品を設けた
    後、前記一対の突合面同士を密着することを特徴とする
    非放射性誘電体線路の製造方法。
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