JP3123182B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3123182B2 JP04017595A JP1759592A JP3123182B2 JP 3123182 B2 JP3123182 B2 JP 3123182B2 JP 04017595 A JP04017595 A JP 04017595A JP 1759592 A JP1759592 A JP 1759592A JP 3123182 B2 JP3123182 B2 JP 3123182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に係り、特に駆動能力を向上させたポリシリコン
薄膜トランジスタ(TFT)及びその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、アクティブ層をポリシリコン(p
oly−Si)等からなる薄膜にした構造の薄膜トラン
ジスタ(TFT)がLCD(液晶表示装置)駆動やSR
AM等のメモリの負荷として用いられる。
【0003】このようなTFTは、基本的にはゲート電
極上に形成されたゲート絶縁膜、ソース/ドレイン領域
を有する半導体薄膜、そしてソース/ドレインの各電極
から構成される。
【0004】図3に従来のTFTの製造工程の一例を示
す。まず、図3(a)に示すように、SiO2等の絶縁
基板1上にpoly−Siからなるゲート電極2を形成
した後、SiO2等からなるゲート絶縁膜3、その上に
約40nmのポリシリコン(poly−Si)膜4を形
成する。
【0005】次に、図3(b)に示すように、熱酸化に
よりpoly−Si膜4の表面を酸化して20〜30n
mのSiO2膜5を形成する。この酸化は10〜20n
mの厚さのpoly−Si膜4aを残存させる。
【0006】次に、図3(c)に示すように、SiO2
膜5上で、しかもゲート電極2上方にレジスト6を配
し、そのレジスト6をマスクとしてBF2 +をイオン注入
(II)してソース領域7a、ドレイン領域7bをpo
ly−Si膜4a内に形成する。この後、レジストを除
去し、図示はしないが層間絶縁膜を形成し、コンタクト
ホールを開孔し、コンタクト用のAl電極を形成し、最
後にパッシベーションp(プラズマ)−SiNを堆積
し、シンターを行なうことにより、poly−SiTF
Tの水素化を行ってTFTを完成させていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記方法によって得ら
れた構造のpoly−Si TFTは、ソース領域7a
とドレイン領域7b間のチャネル領域のpoly−Si
膜厚は10〜20nmと薄くでき、リーク電流が小と良
好である。しかしながら、ソース領域7aとドレイン領
域7bもチャネル領域の厚さと同様に薄いため、ソース
(S)/ドレイン(D)の寄生抵抗が増大し、ON電流
が低下する。
【0008】そこで、本発明は、低リーク電流を保持し
た状態で、ソース/ドレインの寄生抵抗を低下させてO
N電流を増大させたポリシリコン薄膜トランジスタを製
造することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によれ
ば、絶縁基板上に形成されたポリシリコン薄膜トランジ
スタであって、ソース領域及びドレイン領域を有する前
記ポリシリコン膜表面上に窒化膜を有し、チャネル領域
を有するポリシリコン膜の膜厚が、表面上に前記窒化膜
を有する前記ポリシリコン膜の膜厚より薄く且つ該チャ
ネル領域を有するポリシリコン膜表面に酸化膜が形成さ
れてなることを特徴とする半導体装置によって解決され
る。
【0010】更に、上記課題は本発明によれば、絶縁基
板上にゲート電極、ゲート絶縁膜及びポリシリコン膜を
順次形成する工程、前記ポリシリコン膜表面を薄く窒化
して窒化膜を形成する工程、前記ゲート電極上方の窒化
膜部及びポリシリコン膜部の一部を除去して溝を形成す
る工程、前記溝内に窒化膜を形成した後、該酸化膜をマ
スクとしてイオン注入しソース領域及びドレイン領域を
ポリシリコン膜内に形成する工程、を含むことを特徴と
する半導体装置の製造方法によって解決される。
【0011】
【作用】本発明によれば、絶縁基板上に形成されるポリ
シリコン(poly−Si)TFTにおいて、図2
(a)に示すように、ポリシリコン膜14の表面に急速
窒化(RTN)法を用いて非常に薄く窒化膜16を形成
した後、ゲート電極12上方のpoly−Si膜14
(窒化膜16も)を一部除去し、その部分に酸化膜(S
iO2膜)15を形成しているため、チャネル部ではポ
リシリコン膜14の厚さを薄く、ソース(S)、ドレイ
ン(D)部ではポリシリコン膜14の厚さを厚くするこ
とができるため、リーク電流を小にし、しかもソース、
ドレイン領域の寄生抵抗を低減できるため、ON電流も
改善することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1及び図2は、本発明に係るpoly−
Si TFT及びその製造方法を適用した一実施例をそ
れぞれ示す断面図及び工程断面図である。
【0014】本発明に係るpoly−Si TFTは、
図1に示すように絶縁基板11上に形成されたゲート電
極12、絶縁基板11とゲート電極12を覆うゲート絶
縁膜13、アクティブ層としてのポリシリコン(pol
y−Si)膜14、poly−Si膜14の表面を窒化
して形成した窒化膜(SiN)16、ゲート電極12上
方で且つpoly−Si膜の一部を除去して形成された
SiO2膜15、層間絶縁膜18、取り出し電極20、
そして上面を覆うプラズマ窒化膜(SiN)21から構
成されている。
【0015】上記TFT構造でゲート電極上方のpol
y−Si膜14の厚さW1を約15nmとし、その両側
のpoly−Si膜14の厚さW2を約30〜35n
m、その表面の窒化膜16の厚さを5〜10nm程度と
した。
【0016】このようなpoly−Si TFTは、p
oly−Si膜14のチャネル部(厚さW1の部分)は
薄くなっているため、リーク電流を小にし、一方ソース
/ドレイン領域(厚さW2の部分)は厚く形成されてい
るため、寄生抵抗の増大が抑制され、ON電流が改善さ
れる。
【0017】以下、図1に示したpoly−Si TF
Tの製造方法を図2に基づいて説明する。
【0018】まず、図2(a)に示すように、SiO2
からなる絶縁基板11上に、P+poly−Siからな
るゲート電極12をCVD法によるpoly−Siの堆
積、BF2+のイオン注入、リソグラフィ技術によるパ
ターンニングによって形成し、その後全面に約30nm
の厚さにSiO2からなるゲート絶縁膜13を形成す
る。次に、ゲート絶縁膜13上にCVD法によって55
0℃の温度、0.6Torrの温度でアモルファス(非
晶質)シリコン(a−Si)を堆積し、そのa−Siを
600℃の温度で10時間アニールすることにより、固
相結晶化する。ポリシリコン(poly−Si)膜14
は40nmの厚さである。その後表面を1050℃の温
度で速窒化(RTN)を行い、5〜10nmの厚さの
窒化膜16を形成する。
【0019】次に、ゲート電極12上のpoly−Si
膜14部を露出するようにレジスト(図示せず)を塗布
した後、レジストをマスクとして例えばホットリン酸に
よるウエットエッチングによりゲート上方のpoly−
Siの窒化層とpoly−Siの一部を除去する(図2
(b))。
【0020】次に、図2(c)に示すように、800〜
850℃の温度で、例えばウェット酸化を行い約20〜
25nmの厚さのSiO2膜15を形成する(この際、
ゲート上以外のpoly−Si層表面は窒化されている
のでゲート上に比べてそれ程酸化されない)。SiO2
膜15を形成した後、このSiO2膜15をマスクとし
てBF2 +をイオン注入しアニールすることによって、ポ
リシリコン(poly−Si)膜14にソース(S)、
ドレイン(D)の各領域を形成する。
【0021】続いて、図2(d)に示すように、層間絶
縁膜18をCVD法等により形成し、その後リソグラフ
ィー技術を用いてコンタクトホール19を形成する。
【0022】その後、図1に示したように、Alを蒸着
そしてパターニングすることにより取り出し電極20を
形成し、次に例えばSiH4とNH3との混合ガスを反応
ガスとして用いたプラズマCVD法によりプラズマ窒化
膜(p−SiN)21を形成し、例えば400℃の温度
で所定時間アニール(シンター)を行ってTFTを水素
化しpoly−Si TFTを完成させる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ポリシリコン膜のチャネル領域に比較してソース領域及
びドレイン領域の酸化をより防止することができるた
め、チャネル領域よりソース及びドレイン領域のポリシ
リコン膜を厚く維持することができ、酸化によるソース
及びドレイン領域の寄生抵抗の増加を防止することがで
き、ON電流も改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るpoly−Si TFTの一実施
例を示す断面図である。
【図2】図1に示したpoly−Si TFTの製造方
法の一実施例を示す工程断面図である。
【図3】従来例を説明するための工程断面図である。
【符号の説明】
1,11 絶縁基板 2,12 ゲート電極 3,13 ゲート絶縁膜 4,4a,14 ポリシリコン(poly−Si)膜 5,15 SiO2膜 6 レジスト 7a ソース領域 7b ドレイン領域 16 窒化膜(SiN) 17 溝 18 層間絶縁膜 19 コンタクトホール 20 取り出し電極 21 プラズマ窒化膜(SiN)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板上に形成されたポリシリコン薄
    膜トランジスタであって、ソース領域及びドレイン領域
    を有する前記ポリシリコン膜表面上に窒化膜を有し、チ
    ャネル領域を有するポリシリコン膜の膜厚が、表面上に
    前記窒化膜を有する前記ポリシリコン膜の膜厚より薄く
    且つ該チャネル領域を有するポリシリコン膜表面に酸化
    膜が形成されてなることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁基板上にゲート電極、ゲート絶縁膜
    及びポリシリコン膜を順次形成する工程、 前記ポリシリコン膜表面を薄く窒化して窒化膜を形成す
    る工程、 前記ゲート電極上方の前記窒化膜部及び前記ポリシリコ
    ン膜部の一部を除去して溝を形成する工程、 前記溝内に酸化膜を形成した後、該酸化膜をマスクとし
    てイオン注入しソース領域及びドレイン領域を前記ポリ
    シリコン膜内に形成する工程、 を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記窒化膜の形成を急速窒化法により行
    なうことを特徴とする請求項2記載の方法。
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