JP3122954B2 - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents

自動二輪車のフレーム構造

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JP3122954B2
JP3122954B2 JP04090344A JP9034492A JP3122954B2 JP 3122954 B2 JP3122954 B2 JP 3122954B2 JP 04090344 A JP04090344 A JP 04090344A JP 9034492 A JP9034492 A JP 9034492A JP 3122954 B2 JP3122954 B2 JP 3122954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ユニットスイングエ
ンジンを備えた自動二輪車のフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車には、例えば車体の前側から
後方に延びる左右一対のリヤフレームに、後輪が軸支さ
れるユニットスイングエンジンの前側を軸支し、さらに
このユニットスイングエンジンの後側をリヤクッション
を介してリヤフレームに支持し、後輪の上方位置に燃料
タンクを配置したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような自動二輪車
では、リヤフレームに燃料タンクを取付け、この燃料タ
ンクでシートの荷重を直接受けるようにしているものが
あるが、このものでは燃料タンクに強度をもたせる必要
があり、燃料タンクを厚い金属板で形成したり、パッチ
等を用いて強度を向上させている。このため、その分燃
料タンクが重く、構造が複雑になって、燃料タンクの取
扱が不便であり、しかも製作コストが嵩む等の不都合が
ある。
【0004】この発明は、このような実情に鑑みてなさ
れたもので、燃料タンクにシートの荷重が直接かかるこ
とがないようにし、燃料タンクを軽量化し取扱が容易
で、しかも簡単な構造にすることができる自動二輪車の
フレーム構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明の自動二輪車のフレーム構造は、車体の前
側から後方に延びる左右一対のリヤフレームに、後輪が
軸支されるユニットスイングエンジンの前側を軸支し、
さらにこのユニットスイングエンジンの後側をリヤクッ
ションを介して前記リヤフレームに支持し、前記後輪の
上方位置に燃料タンクを配置した自動二輪車において、
前記左右一対のリヤフレームに前記燃料タンクの前側を
跨ぐ連結ブラケットを連結して設け、この連結ブラケッ
トに前記燃料タンクの上方の外周を囲むように後方に延
びるリヤパイプを取付け、さらにこのリヤパイプの後部
に前記燃料タンクの後端に沿って下方に延びる補助パイ
プを設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明では、車体の前側から後方に延びる左
右一対のリヤフレームに燃料タンクの前側を跨ぐ連結ブ
ラケットを連結して設け、この連結ブラケットに燃料タ
ンクの上方の外周を囲むように後方に延びるリヤパイプ
を取付けており、この連結ブラケット及びリヤパイプで
シートの荷重を受ける。また、左右一対のリヤフレー
ム、連結ブラケット、リヤパイプ及び補助パイプが燃料
タンクの周囲を覆っており、これにより燃料タンクが保
護される。
【0007】
【実施例】以下、この発明の自動二輪車のフレーム構造
の一実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1
はこの発明を適用した自動二輪車の側面図、図2はこの
自動二輪車の平面図、図3は自動二輪車の後部の側面
図、図4は自動二輪車の後部の平面図である。
【0008】図において符号1はスクータ型車両で、こ
のスクータ型車両1の車体を構成するヘッドパイプ2に
はメインフレーム3が後方へ延びるように溶接され、こ
のヘッドパイプ2とメインフレーム3の前側は前側カバ
ー4及び後側カバー5で覆われている。ヘッドパイプ2
にはステアリングシャフト6が回動可能に設けられ、こ
のステアリングシャフト6の上部には左右に延びるバー
ハンドル7が設けられている。ステアリングシャフト6
の下部にはアンダブラケット8が固定され、このアンダ
ブラケット8には左右一対のフロントフォーク9を構成
する左右一対のインナチューブ10の上部が取付けら
れ、またアウタチューブ11の下部には車軸12が支持
され、この車軸12に前輪13が回動可能に設けられて
いる。
【0009】メインフレーム3の後側側部には左右一対
のリヤフレーム14が接続されており、この左右一対の
リヤフレーム14は後方に延び、ユニットスイングエン
ジン15の前側で両側に広がるとともに立上がって、ユ
ニットスイングエンジン15の上方を通って後方へ延び
ている。
【0010】前記メインフレーム3の後部は補強ブラケ
ット16で補強され、さらにこのメインフレーム3の後
部と左右一対のリヤアーム14の前部との接続部には前
側ロアブラケット17が設けられ、また左右一対のリヤ
フレーム14にはユニットスイングエンジン15の前側
位置に後側ロアブラット18が設けられている。この後
側ロアブラケット18とリヤフレーム14との間にはそ
れぞれサイドフレーム19が接続され、右側のサイドフ
レーム19には手掛け部20が設けられている。左右一
対のリヤフレーム14の前側及び前側ロアブラケット1
7、後側ロアブラケット18で、フートボード21が支
持されている。
【0011】左右一対のリヤアーム14には、ユニット
スイングエンジン15の前側上方位置にそれぞれ前側エ
ンジンブラケット22が溶接され、またユニットスイン
グエンジン15の後側上方位置に後側エンジンブラケッ
ト23が左右一対のリヤアーム14に連結して設けられ
ている。ユニットスイングエンジン15の前側はリンク
24に軸支され、このリンク24は前側エンジンブラケ
ット22に軸支されており、さらに後側はリヤクッショ
ン25を介して後側エンジンブラケット23に支持され
ている。ユニットスイングエンジン15の後側から突出
する車軸26には後輪27が設けられ、この後輪27の
上方位置にはリヤフェンダ28が配置され、さらにユニ
ットスイングエンジン15の前側上方位置にはオイルタ
ンク29が配置され、このオイルタンク29は左右一対
のリヤフレーム14に取付けられている。
【0012】この左右一対のリヤアーム14の立上がり
部14aには連結ブラケット30が設けられ、さらに左
右一対のリヤフレーム14には前側エンジンブラケット
22と後側エンジンブラケット23の間の位置に燃料タ
ンク31の前側を跨ぐ連結ブラケット32が溶接で連結
され、この連結ブラケット32に燃料タンク31の上方
の外周を囲むように後方に延びるリヤパイプ33がボル
ト34で締付固定して取付けられ、さらにリヤパイプ3
3の後部には下方に延びる補助パイプ35が溶接して設
けられている。
【0013】左右一対のリヤアーム14には収納ボック
ス36が、その底部の両側に形成された段部36aを載
せて載置され、この収納ボックス36の底部前側に形成
された取付部36bを連結ブラケット30に載せボルト
37で締付固定されている。この収納ボックス36に図
示しないヘルメットが収納され、ケース後側36cは連
結ブラケット32の上方を通り燃料タンク31の略中央
部まで延びている。この収納ボックス36の後端部に形
成されたフランジ38はボルト39で連結ブラケット3
2の上部32aに締付固定されている。
【0014】燃料タンク31は例えば薄い金属板で形成
された上側ケース31aと下側ケース31bとをフラン
ジ部31c,31dで接合して形成され、このフランジ
部31c,31dの前側が連結ブラケット32の立上が
り部32bに溶接された取付部40にボルト41で締付
固定され、またフランジ部31c,31dの後側は左右
一対のリヤフレーム14の後端部に溶接されたブラケッ
ト42にボルト43で締付固定されている。燃料タンク
31の上側ケース31aには注入口31eが形成されて
おり、この注入口31eはキャップ44で覆われてい
る。また、燃料タンク31の上側ケース31aにはセン
ダー45が取付けられている。
【0015】燃料タンク31の上側ケース31aには皿
状のカバー46が注入口31eに挿着して取付けられお
り、このカバー46は上側ケース31aの上部全体を覆
ってセンダー45が見えないようになっている。このカ
バー46は例えばゴムで形成され、その上部外周に形成
された溝部46aの前側は収納ボックス36の後部36
cのリブ36dに係合され、溝部46aの左右から後方
は左右のサイドカバー47の上部47aに係合して取付
けられ、この左右のサイドカバー47は収納ボックス3
6から燃料タンク31の周囲全体を覆っている。この左
右のサイドカバー47はそれぞれ収納ボックス36の側
部に設けられた段部36eに締付固定して位置決めし、
車体に取付けられている。
【0016】また、カバー46にはパイプ48が接続さ
れ、このパイプ48はガイドプレート49に沿って設け
られ、このパイプ48から燃料注入時に注入口31eか
らオーバーフローしてカバー46に漏れた燃料が排出さ
れる。
【0017】さらに、左右一対のリヤフレーム14の後
端部に溶接されたブラケット42には支持ブラケット5
0がボルト51で締付固定され、この支持ブラケット5
0にガイドプレート49の上部49aがボルト52で締
付固定され、この上部端部49bは補助パイプに支持さ
れている。このガイドプレート49にナンバプレート等
が取付けられ、さらに支持ブラケット50にはテールラ
イトユニット53が支持されている。
【0018】補助パイプ35の上部には支持ブラケット
54の両端部54aが溶接され、この中央部54bはリ
ヤフレーム33の後側中央部に支持され、さらにこの中
央部54bには支持パイプ55が溶接されている。この
支持パイプ55にキャリヤ56のステー57がボルト5
8で締付固定され、このステー57は補助フレーム59
でキャリヤ56に支持されている。このキャリヤ56の
前側両端部は支持パイプ60にボルト61で締付固定さ
れ、この支持パイプ60はリヤフレーム14の前側に溶
接されて車体側方へ延びている。キャリヤ56にはシー
ト62の後方位置に補助フレーム70が溶接され、この
シート62は収納ボックス36から燃料タンク31の上
方を覆っている。
【0019】シート62の底板63の前側部には取付ブ
ラケット64が設けられ、この取付ブラケット64は支
持軸65を介して収納ボックス36の前側部36fに軸
支されている。このシート62の底板63に形成された
リブ63aには収納ボックス36の開口部36gに対向
して支持レール66が設けられ、この支持レール66は
シート62の開口部36gに圧接されて収納ボックス3
6の蓋をしている。
【0020】また、シート62の底板63の後側部には
両側に支持部63bが形成されており、この支持部63
bをリヤフレーム14に当接して支持している。さら
に、シート62の底板63の中央部にはロックピン67
が設けられ、このロックピン67をロック装置68に挿
通してロックすると、シート62の前側を支点として開
閉が規制される。
【0021】このように、車体の前側から後方に延びる
左右一対のリヤフレーム14に燃料タンク31の前側を
跨ぐ連結ブラケット32を連結して設け、この連結ブラ
ケット32に燃料タンク31の上方の外周を囲むように
後方に延びるリヤパイプ33を取付け、シート62を収
納ボックス36、連結ブラケット32及びリヤパイプ3
3で支持しているため、シート62の荷重はこれらから
リヤフレーム14で受けており、燃料タンク31にシー
ト荷重がかからないようになっている。
【0022】また、左右一対のリヤフレーム14、連結
ブラケット32、リヤパイプ33及び補助パイプ35が
燃料タンク31の周囲を覆っており、これにより燃料タ
ンク31が保護されるため、燃料タンク31を軽量化
し、簡単な構造にすることができる。
【0023】
【発明の効果】前記のように、この発明は、車体の前側
から後方に延びる左右一対のリヤフレームに燃料タンク
の前側を跨ぐ連結ブラケットを連結して設け、この連結
ブラケットに燃料タンクの上方の外周を囲むように後方
に延びるリヤパイプを取付けることで、この連結ブラケ
ット及びリヤパイプでシートの荷重を受けることができ
る。また、左右一対のリヤフレーム、連結ブラケット、
リヤパイプ及び補助パイプが燃料タンクの周囲を覆って
おり、これにより燃料タンクが保護されるため、燃料タ
ンクを軽量化し、簡単な構造にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】自動二輪車の平面図である。
【図3】自動二輪車の後部の側面図である。
【図4】自動二輪車の後部の平面図である。
【符号の説明】
1 スクータ型車両 14 リヤフレーム 15 ユニットスイングエンジン 25 リヤクッション 27 後輪 31 燃料タンク 32 連結ブラケット 33 リヤパイプ 35 補助パイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62K 11/00 - 11/10 B62J 35/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前側から後方に延びる左右一対の
    リヤフレームに、後輪が軸支されるユニットスイングエ
    ンジンの前側を軸支し、さらにこのユニットスイングエ
    ンジンの後側をリヤクッションを介して前記リヤフレー
    ムに支持し、前記後輪の上方位置に燃料タンクを配置し
    た自動二輪車において、前記左右一対のリヤフレームに
    前記燃料タンクの前側を跨ぐ連結ブラケットを連結して
    設け、この連結ブラケットに前記燃料タンクの上方の外
    周を囲むように後方に延びるリヤパイプを取付け、さら
    にこのリヤパイプの後部に前記燃料タンクの後端に沿っ
    て下方に延びる補助パイプを設けたことを特徴とする自
    動二輪車のフレーム構造。
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JP5114232B2 (ja) * 2008-01-31 2013-01-09 本田技研工業株式会社 自動2輪車の車体構造
JP5519302B2 (ja) * 2010-01-19 2014-06-11 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両
JP6218765B2 (ja) * 2015-03-06 2017-10-25 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両の給油部ドレン構造

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