JP3121870B2 - 自動二輪車の収納装置 - Google Patents

自動二輪車の収納装置

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JP3121870B2 JP03201663A JP20166391A JP3121870B2 JP 3121870 B2 JP3121870 B2 JP 3121870B2 JP 03201663 A JP03201663 A JP 03201663A JP 20166391 A JP20166391 A JP 20166391A JP 3121870 B2 JP3121870 B2 JP 3121870B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体側方に開口部を有
する収納ボックスが車体中央部に配設される自動二輪車
の収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車体前部のヘッドパイプから後方
に延びる上下のフレームを有する自動二輪車において、
荷物を収納する収納装置を設けたものが知られている。
この収納装置で種々の形状の荷物、例えばテニスラケッ
ト等も収納できるようにするには、収納ボックスを車体
中央部に配設し、上下のフレームに近接しかつ収納物の
形状に合わせて大型化すると共に、荷物を出し入れし易
いように車体側方に開口部を設ければよい。
【0003】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、収納ボックス
の開口部に設けられる蓋体は、収納ボックスを密閉する
役目だけであり、形状を開口部に合わせればよいが、収
納ボックスが車体側方に開口部を有する場合、蓋体は車
体カバーの役目も果たすので、車両の外観を損ねること
なくかつ他の車体カバーとの連係を保つ形状が要求され
る。そして、収納ボックスが大型化されると開口部は単
純な形状ではなくなるので、蓋体がこれら要求を満たす
と共に、開口部をシールし収納ボックスを確実に密閉す
るように設計することが困難になる。
【0005】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、車体中央部に車体側方に開口部を有し大型化した収
納ボックスが配設されても、蓋体が外観を損ねることな
く他の車体カバーとの連係を保ち、かつ収納ボックスの
密閉を確実に行うことができる自動二輪車の収納装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動二輪車の収納装置は、車体前部のヘッドパイプ(2)
の上部から後方に延びる上フレーム(3)および下部か
ら後方に延びる下フレーム(4)と、前記上フレームと
下フレーム間の車体中央部に両フレームに近接して配設
され、車体側方に開口部(8c)を有する箱状の収納ボ
ックス(8)と、車体幅方向に所定厚さを有し、内側端
が前記開口部にシール部材(30)を介して当接され、
外側端に収納ボックス内に臨みかつ開口部より形状を小
さくする開口(25a)が形成され、該開口周縁にフラ
ンジ部(25b)が形成された連結枠部材(25)と、
該連結枠部材と上フレームおよび下フレームを連結する
ブラケット(31、32)と、下フレームに回動可能に
取り付けられた蓋体(27)とを備え、前記蓋体をシー
ル部材(40)を介して前記連結枠部材のフランジ部
(25b)に当接させたことを特徴とする。なお、上記
構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするため
に図面と対比させるものであり、これにより本発明の構
成が何ら限定されるものではない。
【0007】
【作用】本発明においては、例えば図8に示すように、
収納ボックス8は、連結枠部材25を介在させることに
より、上フレーム3と下フレーム4とに近接させて配設
可能になり、収納容量を増大させることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する 図1は本発明に係わる自動二輪車の全体側面図、
図2はそのフレーム構造を示す平面図、図3はその動力
ユニットを示す平面図である。
【0009】自動二輪車1は、車体前部のヘッドパイプ
2、ヘッドパイプ2の上部から後方に延びる一本の上フ
レーム3、ヘッドパイプ2の下部から後方左右に延びる
一対の下フレーム4および左右の一対のシートレール5
から構成され、ヘッドパイプ2には、2本のフロントフ
ォーク6が旋回可能に支持され、その下部に前輪7が支
持されている。上フレーム3の上方には、燃料タンク9
が配設され、また、シートレール5上にシート10が設
けられている。上フレーム3と下フレームとの間の車
体中央部には、両フレーム3、4に近接して車体側方に
開口部8cを有する箱状の収納ボックス8が配設され、
内部にテニスラケット等の荷物11を収納可能にしてい
る。
【0010】図中、Aはユニットスイングエンジンを示
し、エンジン12、クランクケース13および動力伝達
ケース14を一体に連結し、動力伝達ケース14の後部
に後輪15を枢着している。ユニットスイングエンジン
Aは、下フレーム4にブラケット16を介して回転可能
に支持されれと共に、動力伝達ケース14の後部と上フ
レーム3との間には緩衝器17がステーを介して揺動自
在に枢支される。左右の下フレーム4には、ブラケット
18を介してフットレスト19が取付けられ、自動二輪
車1の前面と両側部は、カバー20で覆われている。
【0011】図4は前記カバー20を示す斜視図、図5
はカバーおよび本発明に係わる収納装置を分解した斜視
図である。
【0012】カバー20は、上部カバー21、左右の前
部カバー22、左右の後部カバー23、底部カバー24
および蓋体27からなり、上部カバー21よ底部カバー
24との間に、収納ボックス8、連結枠部材25、表蓋
体37、裏蓋体39が配設される。図1に示すように、
上フレーム3と下フレーム4との間隔は、後方にいくに
従い狭くなっており、かつ、図2に示すように、上フレ
ーム3が斜め下方に垂下する形状になっているために、
これら上下のフレーム3、4を避けるようにして、収納
ボックス8には、主収納部8aと、これに連接し主収納
部8aより狭い空間を有する補助収納部8bとが形成さ
れ、開口部8cが形成されている。また、連結枠部材2
5は、車体幅方向に所定厚さを有し、内側端が前記開口
部8cに固定され、外側端に収納ボックス8内に臨みか
つ開口部8cより形状を小さくする開口25aが形成さ
れ、該開口周縁にフランジ部25bが形成され、このフ
ランジ部25bに後述するシール部材40が当接可能に
されている。
【0013】次に、図6ないし図9により、本発明の収
納装置の詳細について説明する。図6は本発明の収納装
置の1実施例を示す側面図、図7は図6のXーX線矢印
方向から見た断面図、図8は図6のYーY線矢印方向か
ら見た断面図、図9はダンパ装置の断面図である。
【0014】図6ないし図8において、収納ボックス8
の開口部8cには、連結枠部材25の内側端がシール部
材30を介して固定され、連結枠部材25は、上フレー
ム3および下フレーム4にブラケット31、32を介し
て固定される。連結枠部材25の上部から両側面に向け
て雨水排出用の樋33が固着されている。収納ボックス
8は、上フレーム3と下フレーム4とに近接させて配設
収納容量を増大させ、連結枠部材25を介在させるこ
とにより、連結枠部材25の開口25aに蓋体27の配
設を可能にしている。
【0015】蓋体27は、略矩形状の骨部材35と、該
骨部材35に垂直方向に固定される骨部材36と、これ
ら骨部材35、36に固定される外蓋板37および内蓋
板39とからなり、内蓋板39は、シール部材40を介
して前記連結枠部材25に当接可能にされている。垂直
方向の骨部材36は、下フレーム4に固定されたブラケ
ット41に、ボルト42により回動自在に固定されてい
る。
【0016】また、連結枠部材25の左右両側には、蓋
係止装置43が固定され、蓋体27の骨部材35に取付
られた係止ピン45(図7)により、外蓋体37を連結
枠部材25に係止或は解放可能にしている。
【0017】図9に示すように、左右の下フレーム4を
連結するクロスパイプ4aには、ダンパ装置46が枢支
軸47に回転可能に取付けられている。ダンパ装置46
のピストン49の先端は、枢支軸50を介してリンク部
材51に連結され、リンク部材51は蓋体27の骨部材
35に固定されている。これにより、ダンパ装置46を
コンパクトに設置することができ、蓋体27を開閉する
際にダンパ装置46によりスムーズに開閉可能となる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、収納ボックスが大型化されかつ車体側方に開口
部を有しても、蓋体は収納ボックスの開口部形状にとら
われることなく、これより小さい連結枠部材の開口に合
わせて設計することが可能になり、従って、蓋体は車両
の外観を損ねることなく他の車体カバーとの連係を保
ち、かつシール部材が容易に配設される形状にすること
ができる。また、連結枠部材は収納ボックスとは別個に
製作されるため、フランジ面に歪みが生じないように成
形可能であり、収納ボックスを確実に密閉することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動二輪車の全体側面図
【図2】図1のフレーム構造を示す平面図
【図3】図1の動力ユニットを示すを示す平面図
【図4】カバーを示す斜視図
【図5】カバーおよび本発明に係わる収納装置を分解し
た斜視図
【図6】本発明の収納装置の1実施例を示す側面図
【図7】図6のXーX線矢印方向から見た断面図
【図8】図6のYーY線矢印方向から見た断面図
【図9】ダンパ装置の断面図
【符号の説明】
1…自動二輪車、3…上フレーム、4…下フレーム、8
…収納ボックス 8c…開口部、25…連結枠部材、27…蓋体 A…ユニットスイングエンジン

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体前部のヘッドパイプの上部から後方に
    延びる上フレームおよび下部から後方に延びる下フレー
    ムと、前記上フレームと下フレーム間の車体中央部に両
    フレームに近接して配設され、車体側方に開口部を有す
    る箱状の収納ボックスと、車体幅方向に所定厚さを有
    し、内側端が前記開口部にシール部材を介して当接さ
    れ、外側端に収納ボックス内に臨みかつ開口部より形状
    を小さくする開口が形成され、該開口周縁にフランジ部
    が形成された連結枠部材と、該連結枠部材と上フレーム
    および下フレームを連結するブラケットと、下フレーム
    に回動可能に取り付けられた蓋体とを備え、前記蓋体を
    シール部材を介して前記連結枠部材のフランジ部に当接
    させたことを特徴とする自動二輪車の収納装置。
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JP4436022B2 (ja) * 2001-09-28 2010-03-24 本田技研工業株式会社 自動二輪車
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