JP3120045B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JP3120045B2
JP3120045B2 JP08339863A JP33986396A JP3120045B2 JP 3120045 B2 JP3120045 B2 JP 3120045B2 JP 08339863 A JP08339863 A JP 08339863A JP 33986396 A JP33986396 A JP 33986396A JP 3120045 B2 JP3120045 B2 JP 3120045B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
sheet
document
copy
test
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08339863A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10186994A (ja
Inventor
智宏 松内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP08339863A priority Critical patent/JP3120045B2/ja
Publication of JPH10186994A publication Critical patent/JPH10186994A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3120045B2 publication Critical patent/JP3120045B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真プロセ
スを用いて画像を形成する画像形成装置ならびにこの画
像形成装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスが利用されている画像
形成装置は、光導電性を有する感光体を所定の電位に帯
電させたのち画像に対応する光を照射して感光体の電位
を選択的に減衰させて潜像を形成し、現像剤としてのト
ナーで現像して得られるトナー像を被転写材に転写する
ことで、複写対象物の複写像あるいは印字すべき画像を
形成する。
【0003】感光体の周囲には、感光体に所定の表面電
位を与える帯電装置、感光体表面の潜像をトナーにより
現像してトナー像を形成する現像装置、感光体上のトナ
ー像を記録材料に転写する転写装置および感光体表面に
残った転写残りトナーを除去するとともに感光体表面の
電荷分布を消去するクリーニング装置等が、感光体が回
転される方向に沿って、順に、配置されている。また、
装置内部の所定の位置には、現像装置と帯電装置との間
で感光体に画像を露光して潜像を形成する露光装置、及
び、転写装置により現像されたトナー像を用紙に定着す
る定着装置等が配置されている。
【0004】感光体は、回転可能な円筒状あるいは無端
べルト状に形成されたアルミニウム等の導体の表面に、
たとえば、セレン (Se) あるいはOPC (Organic-Ph
otoConductor すなわち有機感光体) 等の光導電性の物
質が所定の厚さに形成された光半導体で、所定の電位に
帯電された状態で画像に対応する光が照射されること
で、光が照射された領域のみ導体として機能する。これ
により、感光体表面の光が照射された領域の帯電電位が
消去され、光が照射された領域とそれ以外の領域との間
に電位分布が発生されて、露光された画像に対応する静
電潜像が感光体に形成される。
【0005】帯電装置は、コロナ放電のための帯電ワイ
ヤを有し、帯電ワイヤに接続された電源装置を介して4
〜8キロボルトの電圧が印加されることで、感光体表面
に、たとえば、−600ボルトの電位を与える。
【0006】露光装置は、予め画像メモリに記憶されて
いる画像データあるいは原稿の画像から変換された画像
データに基づいて感光体表面に電位分布を生じさせるた
めの光を照射して、感光体表面に静電潜像を形成する。
【0007】現像装置は、感光体表面の現像位置で感光
体と対向され、トナーと、トナーを所定の極性に摩擦帯
電させるとともに磁気ブラシを形成するキャリアと、を
含む現像剤を感光体に形成された静電潜像に供給し、潜
像にトナーのみを付着させてトナー像を形成する。な
お、現像装置としては、トナーのみを利用する1成分現
像あるいはトナーとキャリア (磁性材料) を含む2成分
現像が広く利用されている。また、現像剤に印加される
現像バイアス電圧は、感光体に帯電された電位と同極性
で、感光体の帯電電位と感光体表面に光が照射されるこ
とで帯電電位が消去された電位との間の所定の電位に設
定される。
【0008】転写装置は、帯電装置に類似したコロナ放
電装置あるいは所定の転写バイアス電圧を感光体に供給
可能に形成された金属ローラを含み、現像装置により感
光体上の潜像に供給されたトナーすなわち感光体に形成
されたトナー像を、感光体の回転に伴って供給される被
転写材すなわち記録用紙に転写する。
【0009】定着装置は、内部にヒータが組み込まれた
一対のローラであって、ローラ間に所定の圧力を印加し
た状態で用紙とトナーを加熱することで、記録材料に静
電的に付着しているトナーを溶融させて、記録材料に定
着する。
【0010】クリーニング装置は、感光体の全面に光を
照射する除電ランプと感光体の表面に残った未転写トナ
ーを掻き落とすクリーナを有し、感光体上の残留電荷を
消去するとともに次の画像形成動作のために感光体の表
面状態を安定化する。
【0011】上述した画像形成装置では、帯電装置によ
り感光体が所定の表面電位で帯電された状態で、露光装
置から画像データに対応する光が照射されることによ
り、画像データに対応する潜像が感光体に形成される。
【0012】感光体に形成された潜像は、現像装置によ
り供給されるトナーで現像されて、トナー像に変換され
る。トナー像は、転写装置により、感光体に提供された
表面電位と同一極性の転写バイアス電圧が被転写材すな
わち記録用紙の背面から印加されることで、感光体に静
電的に吸着された用紙に、転写される。記録材料に転写
されたトナー像は、定着装置からの熱により溶融され、
同時に提供される圧力により用紙に固着される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上述した画像
形成装置においては、原稿画像を複写して得られた出力
像すなわち感光体上に形成されたトナー像が用紙に転写
されて定着された複写物においては、複写物の画像 (定
着されたトナー像) 位置は、原稿画像と同じ位置になら
ない場合がある。これは、例えば、原稿を保持する原稿
テーブルの中心と用紙が搬送される中心とのズレまたは
原稿テーブルに原稿をセットすべき位置を示す原稿スケ
ールの中心と用紙が搬送される中心とのズレ、及び、そ
れらが累積して生じるズレであり、原稿スケールの位置
を調整することで、用紙の搬送中心に原稿の中心を一致
させる手法により、ズレが許容範囲内に収められる。
【0014】原稿スケールの位置を調整して用紙の搬送
中心に原稿の中心を一致させる場合の手順としては、画
像位置が特定されている専用の原稿を複写して原稿と複
写物の複写画像の位置のズレを求め、ズレの大きさに合
わせて原稿スケールの位置を調整することになる。この
方法は、用紙の両面に画像を形成可能な画像形成装置に
おいても、表面の画像位置については、利用可能であ
る。なお、両面に画像を形成可能な画像形成装置におけ
る背面の画像位置については、画像が形成された用紙の
表裏を反転させた後に用紙の位置を補正する紙幅ガイド
の中心位置を上記ズレの大きさに合わせて変更する方法
が知られている。
【0015】しかしながら、上述した方法では、専用の
原稿を用いてコピーをとり、原稿と印字された紙の印字
位置のズレを測定する作業と、原稿スケールや紙幅ガイ
ドの取付位置を調整する作業が必要となることから、作
業時間がかかるとともに、また、微調整が困難な問題が
ある。この発明の目的は、原稿画像に対するズレのない
複写画像を提供する画像形成装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した問
題点に基づきなされたもので、原稿画像に基づき画像情
報を形成する情報形成手段と、この情報形成手段にて形
成された画像情報に基づき、被画像形成体に画像を形成
する手段を有する画像形成装置において、あらかじめ内
蔵された2種類の印字パターンを出力する機能と、出力
された複写画像を読み取り、その主走査方向の1ライン
データと内蔵された印字パターンの1ラインデータを比
較し、印字位置が一致するように印字開始位置情報を変
更する機能と、を有し、複写画像から読み取った1ライ
ンデータが表面のデータか背面のデータかを識別し、表
面と判断した場合に変更された印字開始位置情報を表面
の印字開始位置情報として記憶し、表面の複写画像を形
成する際は、その印字開始位置情報を元に複写画像を形
成し、背面と判断した場合に変更された印字開始位置情
報を背面の印字開始位置情報として記憶し、背面の複写
画像を形成する際は、その印字開始位置情報を元に複写
画像を形成する画像形成装置を提供するものである。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1に示されるように、画像形
成装置すなわちレーザビーム式ディジタル複写装置2
は、原稿の画像に対応する情報を記録用紙に複写する画
像形成部すなわち複写装置本体4、及び、複写装置本体
4の上部に配置され、後述、原稿載置台に複写すべき原
稿Dを1枚ずつ給送する自動送り装置 (以下、ADFと
する) 6を有している。
【0022】複写装置本体4は、回転可能に形成された
円筒状であって、後述するレーザ露光装置から供給され
るレーザ露光光によって、記録すべき画像に対応する静
電潜像が形成される感光体ドラム10を、有している。
【0023】感光体ドラム10の周囲には、矢印aで示
される感光体ドラム10の回転方向に沿って、感光体ド
ラム10の表面を所定の電位に帯電する帯電装置12、
後述するレーザ露光装置により感光体ドラム10に形成
された潜像に現像剤としてのトナーを供給することで静
電潜像を現像する現像装置14、現像装置14により現
像された感光体ドラム10上のトナー像を被記録媒体と
しての用紙に転写する転写装置16、感光体ドラム10
上の残留トナーを掻き落として回収するクリーニング装
置18および感光体ドラム10の表面の残留電荷を除去
する除電装置20が、順に配置されている。
【0024】帯電装置12は、図2を用いて後述する帯
電電圧発生回路102に接続されたコロナ放電ワイヤ1
2aおよび図2を用いて後述するグリッドバイアス電圧
発生回路104に接続されたグリッド電極12bによ
り、感光体ドラム10の表面を所定の電位に帯電する。
【0025】現像装置14は、非磁性に形成されたトナ
ーと磁性が与えられたキャリアとが所定の比率で混合さ
れた2成分現像剤を外周にて保持しつつ、図2を用いて
後述する現像バイアス発生回路106からの現像バイア
ス電圧により負に帯電されたトナーを感光体ドラム10
に形成された静電潜像に付着させる現像ローラ14aを
有している。なお、2成分現像剤および現像ローラ14
aは、ハウジング14bに収容されている。現像装置1
4は、感光体ドラム10の外周面と現像ローラ14aの
表面のそれぞれが実質的に平行になるよう配置され、現
像ローラ14aのマグネット媒体の主磁極から発生され
る磁力線に沿ってスリーブ上に形成されるキャリアの穂
(穂立ち) に鏡像力により付着されているトナーを感光
体ドラム10と現像ローラ14aとが対向する現像領域
で、感光体ドラム10の静電潜像の電位と現像バイアス
電圧とにより形成される電界を用いて、感光体ドラム1
0上の潜像に向けて移動させることで、静電潜像を現像
する。
【0026】転写装置16は、転写チャージャ16aと
剥離チャージャ16bを有し、それぞれ、図2を用いて
後述する転写バイアス電圧発生回路108a,剥離電圧
発生回路108bに接続され、現像装置14からトナー
が供給されて感光体ドラム10表面に形成されたトナー
像を用紙に静電的に引き寄せて転写し、さらに、用紙に
静電的に付着しているトナー像を、用紙とともに、感光
体ドラム10から剥離する。
【0027】クリーニング装置18は、感光体ドラム1
0の表面に圧接され、感光体ドラム10の表面の転写ト
ナーを掻き落とすブレード18aを有し、感光体ドラム
10の表面の残留トナーを掻き落とすとともに、所定の
領域に集約する。
【0028】除電装置20は、所定光量の除電光を提供
するランプであって、感光体ドラム10の表面に残った
残存電位を消去する。感光体ドラム10の上方すなわち
装置本体4の上部には、複写対象物としての原稿Dの画
像を光の明暗情報として読み取る画像読取部30が装置
本体4と一体的に形成されている。
【0029】画像読取部30は、原稿Dを保持する原稿
テーブル31、原稿テーブル31の所定の位置に配置さ
れ、原稿テーブル31に原稿をセットする際の原稿の位
置を指示する原稿スケール32、原稿テーブル31に載
置された原稿Dを照明する照明ランプ33、照明ランプ
33から照射される照明光を原稿Dに集光するリフレク
タ34、原稿Dからの反射光を原稿テーブルと平行な方
向に案内する第1のミラー35、第1のミラー35で反
射された光を90°折り曲げる第2のミラー36および
第2のミラー36で折り曲げられた光をさらに90°折
り曲げて再び原稿テーブルと平行な方向に案内する第3
のミラー37等を有し、図示しない走査モータを用いて
照明ランプ33および第1ないし第3のミラー35,3
6および37を原稿テーブル31に沿って移動すること
により、原稿テーブル31に載置された原稿Dの画像を
光の明暗情報として後段のCCDセンサ39に伝達す
る。なお、第2ミラー36および第3ミラー37は、周
知のように、図示しない駆動機構により、第1ミラー3
5が移動される速度の1/2の速度で第1ミラー35に
従動される。
【0030】第3ミラー37により折返された光の光軸
を含む面内には、原稿Dからの反射光に集束性を与える
結像レンズ38および結像レンズ38により集束された
反射光を光電変換するCCDセンサ39が配置されてい
る。
【0031】感光体ドラム10の近傍であって、感光体
ドラム10の表面に原稿画像に対応する光を照射可能な
位置には、帯電装置12により所定の表面電位が与えら
れた感光体ドラム10の表面に、画像に基づいて光強度
が変化されたレーザ露光光を照射するレーザ露光装置4
0が配置されている。
【0032】感光体ドラム10が回転される方向であっ
て、現像装置14により現像されたトナー像が感光体ド
ラム10の回転によって搬送される方向の上流側に対応
する位置には、トナー像を保持するための用紙Pを収容
する用紙カセット52aおよび用紙カセット52aの上
部にカセット52aに一体的に形成されたバイパストレ
イ52bが配置されている。また、カセット52aの下
方には、たとえば、2000枚の用紙Pを収容可能な大
容量カセット (以下、ラージキャパシティカセット、L
CCとする) 52cが配置されている。
【0033】用紙カセット52aならびに大容量カセッ
ト52cと感光体ドラム10との間には、カセット52
aから供給される用紙Pを感光体ドラム10に向かって
導く上段給紙ローラ54aおよび上段給紙ガイド56
a、及び、LCC52cから供給される用紙Pを感光体
ドラム10に向かって導く下段給紙ローラ54bおよび
下段給紙ガイド56bが、それぞれ、配置されている。
なお、バイパストレイ52bには、トレイ52bに載置
された用紙Pを上段給紙ローラ54aに案内するための
バイパスフィードローラ58が配置されている。
【0034】給紙ガイド56aおよび56bと感光体ド
ラム10との間には、カセット52aまたはバイパスト
レイ52bおよびLCC52cから給送される用紙Pを
一時停止させることで用紙Pの傾きを補正するととも
に、感光体ドラム10の表面に形成され、感光体ドラム
10の回転とともに転写装置16に向かって搬送される
画像すなわちトナー像と用紙Pの先端位置を整合させる
アライニングローラ60が配置されている。
【0035】アライニングローラ60の近傍には、アラ
イニングローラ60を介して用紙を停止させるために、
搬送されている用紙の先端を検知するアライニングスイ
ッチ60aが配置されている。
【0036】感光体ドラム10の回転方向下流に対応す
る位置には、転写装置16を介して感光体ドラム10か
らトナー像が転写された用紙Pに、トナー像を定着させ
る定着装置62、定着装置62と転写装置16との間に
配置され、トナー像が転写された用紙Pを定着装置62
に向かって送出する搬送装置64、定着装置62を介し
て画像が定着された用紙Pを、装置本体4の外部あるい
は後述する用紙反転部のいづれかへ案内する分岐ゲート
66、分岐ゲート66により装置本体4の外部に向けて
案内される用紙Pを装置本体4の外部へ送出する排出ロ
ーラ68および排出された用紙Pを保持するトレイ70
が配置されている。
【0037】分岐ゲート66の下流側であって感光体ド
ラム10の直下付近に相当する位置には、分岐ゲート6
6により分岐された用紙Pの表裏を反転させたのち、再
び、アライニングローラ60に案内するための用紙反転
部80が配置されている。
【0038】用紙反転部80は、片面に既に画像が複写
された用紙Pを案内する反転ガイド81、反転ガイド8
1を所定の間隔すなわち反転可能な用紙Pの大きさに依
存して規定される間隔で配置された複数の搬送ローラ8
2、反転ガイド81ならびに搬送ローラ82を介して受
け入れた用紙Pを一時的に保持する反転格納部83、反
転格納部83に収容された用紙Pをアライニングローラ
60に向かって搬送するための反転給紙ローラ84、反
転給紙ローラ84により今度は後端側から引き出された
用紙Pを案内する反転給紙ガイド85、及び、反転給紙
ガイド85内を通過される用紙Pをアライニングローラ
60に向かって推進する中間搬送ローラ86などにより
構成される。なお、反転格納部83の長手方向所定位
置、例えば中央よりも反転給紙ローラ84よりには、第
1面に出力画像が形成されて、反転格納部83に収容さ
れた用紙の用紙が搬送される方向と直交する方向の位置
を、原稿スケール32により指示される位置と相対的に
整合させるための図示しない紙幅ガイドが配置されてい
る。
【0039】図2は、図1に示したレーザ露光式複写装
置の画像形成部を中心として示した制御ブロックを示す
ブロック図である。図2に示すように、レーザ露光式複
写装置2の各機構部は、主制御装置であるCPU100
により制御される。なお、CPU100には、装置2を
動作させるためのイニシャルプログラムならびに固有デ
ータなどを記憶するROM101、例えば、図示しない
操作パネルから入力された複写枚数や用紙サイズなどの
変数データおよびCCDセンサ39により読み取られた
画像データを記憶するRAM102、及び、感光体ドラ
ム10の感度 (電荷消失速度) 、現像装置14に投入さ
れる現像剤の特性に対応する図示しないトナー濃度セン
サの基準出力レベル等のある期間だけ保持されるデータ
を記憶する不揮発性メモリ (NVM) 103等を含むメ
モリユニット100aが接続されている。
【0040】CPU100には、また、メモリユニット
100aのROM101が保持しているテストプリント
画像データに基づいて、テストプリント画像に対応する
印字信号をレーザ露光装置40に供給するテストプリン
ト画像発生回路111、画像読取部のCCDセンサ39
により読み取られた原稿画像に対応する画像データをデ
ィジタル信号に変換して、2値の画像信号に変換するA
/D変換回路112、A/D変換回路112により提供
される画像信号からテストプリント画像の位置を求め、
レーザ露光装置40からレーザ露光光を出射すべきタイ
ミングすなわち画像書き出し位置を設定する画像エリア
制御回路113、A/D変換回路112から出力された
画像信号を図示しない画像処理回路で、例えば、文字特
定、強調あるいはエッジ補正等の補正を施して得られる
出力画像信号を、画像エリア制御回路113により設定
された所定の書き出しタイミングでレーザ露光回路40
に供給する露光制御回路114、および、この露光制御
回路114から供給された出力画像信号 (レーザ駆動信
号) に基づいて、レーザ露光装置40の図示しないレー
ザ素子から出射されるレーザ露光光の光強度を変化させ
るレーザドライバー回路115等も接続されている。
【0041】帯電装置12のコロナワイヤ12aは、帯
電電圧発生回路121から帯電電圧が印加されることで
所定極性のコロナ放電出力を発生し、感光体ドラム10
表面に所定の電荷を与える。なお、帯電電圧は、CPU
100から帯電電圧発生回路121に入力される帯電電
圧制御信号に対応して出力される。また、帯電装置のグ
リッド電極12bは、グリッドバイアス電圧発生回路1
22により提供される所定の大きさのグリッドバイアス
電圧Vgに基づいて、コロナワイヤ12aから感光体ド
ラム10の表面に提供された電荷の量すなわち感光体ド
ラム10の表面電位を安定させる。なお、グリッドバイ
アス電圧Vgは、CPU100からグリッドバイアス電
圧発生回路122に指示されるグリッドバイアス電圧信
号に対応して出力される。また、グリッドバイアス電圧
Vgは、例えば、−580Vに、設定される。従って、
感光体ドラム10の表面電位Voの初期値は、概ね、−
580Vとなる。
【0042】現像装置14の現像ローラ14aには、C
PU100からの現像バイアス電圧制御信号に対応して
現像バイアス電圧発生回路123で発生された現像バイ
アス電圧Vdが印加される。この現像バイアス電圧Vd
は、感光体ドラム10の表面の画像部にトナーが付着
し、非画像部すなわち露光装置40から画像情報が露光
されない領域にトナーが付着して用紙に白地かぶりが生
じることを防止するもので、露光により変化された画像
部の電位と帯電電位のそれぞれの大きさとトナーの帯電
の極性により、最適な大きさに設定される。なお、現像
バイアス電圧Vdは、例えば、−400Vに設定され
る。
【0043】転写装置16は、転写バイアス発生回路1
24から所定の転写バイアス電圧が印加されることによ
り、感光体ドラム10に形成されたトナー像を用紙に転
写させるとともに、剥離電圧発生回路125からの剥離
電圧により、用紙に静電的に付着しているトナー像を、
用紙とともに、感光体ドラム10から剥離する。
【0044】クリーニング装置18は、図示しない機構
部品駆動回路に接続された直線運動が可能なブレード圧
接機構、例えば、ソレノイド等により、感光体ドラム1
0の外周面にブレード18aを圧接することにより、感
光体ドラム10の表面の残留トナーを感光体ドラム10
の表面から掻き落とす。なお、ブレード18aは、弾性
を維持するとともに、画像形成動作が長時間中断されて
いる状態すなわち非通電時における感光体ドラム10表
面への固着および感光体ドラム10の感光層への悪影響
等を防止する目的で、非画像形成時には、感光体ドラム
10の表面との接触 (感光体ドラム10の表面への圧
接) が、解除される。
【0045】除電装置20は、所定光量の除電光を提供
するランプであって、感光体ドラム10の表面に残った
残存電位を消去する。なお、CPU100には、インタ
フェース130を経由して、さまざまな数値データおよ
び制御信号をCPU100に入力するための図示しない
操作パネルが接続されている。
【0046】次に、図1および図2に示したレーザ露光
式複写装置の印字動作を詳細に説明する。感光体ドラム
10は、CPU100から出力されるモータ駆動信号に
応答して図示しないモータ制御回路から図示しない主モ
ータに供給される所定数のモータ駆動パルスにより駆動
される主モータの回転により、例えば、外周面の移動速
度が127ミリメートル/秒 (以下、mm/sと示す)
で回転される。
【0047】感光体ドラム10の表面は、帯電装置12
のコロナ帯電ワイヤから供給される電荷とグリッド12
bに印加されるグリッドバイアス電圧により、一様に、
帯電される。
【0048】続いて、露光制御回路114により設定さ
れた所定の露光タイミングでレーザドライバー回路11
5により付勢されるレーザ露光装置40により、原稿画
像の画像データに対応して強度変調されたレーザ露光光
が、感光体ドラム10の表面に、照射される。
【0049】レーザ露光装置40によるレーザ露光光の
照射により、感光体ドラム10表面(外周面) に、印字
信号 (画像データ) に対応する静電潜像が形成される。
このようにして形成された静電潜像は、現像装置14の
現像ローラ14aに保持されているトナーによって現像
されてトナー像に変換される。なお、この現像工程で
は、現像ローラ14aの内側に固定されている図示しな
いマグネットの主磁極から発生される磁力線に沿って現
像ローラ14aの外周面に形成される連鎖状のキャリア
の穂 (穂立ち) に、鏡像力により付着されているトナー
が感光体ドラム10と現像ローラ14aとが対向する現
像領域で、感光体ドラム10の静電潜像の電位と現像バ
イアス電圧により形成される電界によりトナーが移動さ
れることにより、感光体ドラム10の表面にトナー像が
形成される。
【0050】感光体ドラム10に形成されたトナー像
は、感光体ドラム10と転写装置16が対向されている
転写位置で、アライニングローラ58により、印字信号
の先端部余白の先頭に対応する位置 (またはトナー像を
含む原稿の先端) と用紙の先端とが一致するよう設定さ
れた所定タイミングで案内される用紙に、転写装置16
により順に転写されながら、用紙とともに感光体ドラム
10から剥離される。
【0051】用紙に転写されたトナー像は、搬送べルト
60によって用紙とともに定着装置62へ搬送されて、
定着装置62により、用紙に定着される。トナー像が定
着された用紙は、排紙ローラ64を介して排紙トレイ6
6に順次排出されて積層される。
【0052】トナー像が用紙に転写された感光体ドラム
10は、図示しない主モータの回転により引き続き回転
される。これにより、残存トナーがクリーニング装置1
8に向けて移動され、図示しないクリーニング前電荷消
去装置により、トナーに残留している電荷が消去された
後、クリーニング装置18により、感光体ドラム10か
ら取り除かれる。
【0053】感光体ドラム10は、さらに回転され、こ
れにより、除電装置20と対向する除電位置で除電され
て、引き続いて次の画像形成に利用される。このように
して、一連の画像形成が繰り返される。
【0054】ところで、原稿画像を複写して得られた複
写物すなわち感光体ドラム10上に形成されたトナー像
を用紙に転写して定着した出力画像においては、原稿画
像の画像位置と、出力画像上での画像 (定着されたトナ
ー像) 位置が一致しない場合がある。すなわち、例え
ば、原稿スケール32の中心と用紙が搬送される中心が
一致しないことにより、出力画像上で原稿画像の画像位
置に対するズレが生じることが知られている。また、図
1に示したように、表面に画像が形成された用紙の背面
にも画像を形成可能である場合、背面においても同様の
ズレが生じることがある。なお、これらのズレは、従
来、画像位置が特定されている専用の原稿を複写して原
稿と複写物の複写画像の位置のズレを求め、ズレの大き
さに合わせて原稿スケール32の位置を調整すること
で、許容範囲に収められている。また、両面複写時の背
面の画像位置については、紙幅ガイドの中心位置をズレ
の大きさに合わせて変更することで、許容範囲に収めら
れている。
【0055】しかしながら、いづれの方法によっても、
原稿上の画像の位置と複写によって得られた出力画像上
の画像の位置を測定してズレ量を求め、原稿スケール3
2や紙幅ガイド位置を調整しなければならないことか
ら、調整作業のために多くの時間が必要となるばかりで
なく、調整による誤差により、装置間のばらつきが生じ
易いことが知られている。
【0056】以下、上述した原稿スケール32あるいは
紙幅ガイドの位置の調整に代えて、レーザ露光装置40
から感光体ドラム10に照射されるレーザ露光光の露光
位置(書き出しタイミング) を変化させて上述したズレ
を解消する方法について説明する。
【0057】図3は、原稿スケール32の中心と用紙の
中心位置とのズレを検知するために利用されるテスト原
稿の一例を示す概略図である。図3に示されるように、
テスト原稿は、用紙が搬送される方向と平行に、かつ用
紙の幅方向 (用紙が搬送される方向と直交する方向) の
所定の位置であって、画像位置を特定可能な位置、例え
ば、原稿の角部Haから距離Lだけ離れた位置に形成さ
れたテスト画像Toを有する。なお、テスト原稿は、例
えば図5に後述するように、原稿テーブル31の一端に
接して配置された原稿スケール32上のA3サイズの位
置と角部Haとが接するよう、原稿テーブル31にセッ
トされるものとする。
【0058】図4は、図3に示したテスト原稿を用いて
上述した用紙の中心位置を原稿画像の中心位置を整合す
るための動作の一例を示すフローチャートである。第1
に、図示しない操作パネルから所定の符号 (数字) 列を
入力し、原稿位置調整モードをセットする (S1) 。
【0059】次に、原稿テーブル31に、図3に示した
テスト原稿を、図5に示すように、用紙が搬送される方
向と直交する方向かつ原稿テーブル31に接して配置さ
れた原稿スケール32のA3サイズ (図5における左
下) の位置と角部Haとが一致するよう、図3に示した
状態と裏返しの状態にセットする。なお、テスト原稿が
セットされる位置は、原稿スケール32の任意の位置で
よい。この場合、後段に示すステップにおいて出力画像
が原稿テーブル31にセットされる場合に、同一の位置
にセットされなければならない (S2) 。
【0060】この状態で、図示しない操作パネルのコピ
ーキーを押し、複写動作を開始する(S3) 。ステップ
S3による複写動作により読み取った原稿画像に基づい
てテスト画像Toを複写して用紙上に出力するととも
に、読み取った原稿画像中のテスト画像Toの位置すな
わち原稿の角部Haとテスト画像Toとの間の距離Aを
求める。
【0061】詳細には、照明ランプ33により照明され
たテスト画像Toからの反射光が、CCDセンサ39に
案内されて光電変換され、A/D変換部112でディジ
タル信号に変換されて、原稿の角部Haとテスト画像T
oとの間の距離を示すデータとしてRAM102に記憶
される。なお、テスト画像Toは、図6 (a) に後述す
るよう、CCDセンサ39の出力を所定のスレショルド
レベルでスレショルドすることにより求められる (S
4) 。
【0062】次に、ステップS4により出力された複写
画像 (テスト原稿のテスト画像Toが複写された複写画
像Tpを保持した複写済用紙) を、図7に示すように、
用紙が搬送される方向と直交する方向かつ原稿テーブル
31に接して配置された原稿スケール32のA3サイズ
の位置に、用紙の角部Paが一致するよう、複写面を原
稿テーブル31に向けて原稿テーブル31に、セットす
る (S5) 。
【0063】この状態で、再び、図示しない操作パネル
の読取り (コピー) キーを押して、読み取り動作を開始
する (S6) 。続いて、原稿テーブル31に、セットさ
れている複写済用紙上の複写画像Tpの位置すなわち用
紙の角部Paと複写画像Tpとの距離Bが読み取られ
る。この場合、複写画像Tpは、図6 (b) に後述する
よう、CCDセンサ39の出力を所定のスレショルドレ
ベルでスレショルドすることにより求められる (S7)
【0064】以下、ステップS7で読み取られた複写画
像Tpと用紙の角部Paの間の距離BとステップS4で
記憶しておいたテスト画像Toと原稿の角部Haの間の
距離Aとが比較され、図6 (a) および (b) に示した
tが求められる (S8) 。
【0065】なお、ステップS8において、A>Bまた
はA<B,A−B>0またはA−B<0のいづれかであ
る場合 (S8−NO) 、書き出しタイミングがtに対応
して変更され (S9) 、NVM103の書き出しタイミ
ング記憶領域に、対応する補正値「C」が記憶される
(S10) 。一方、ステップS8において、A=Bすな
わちA−B=0である場合 (S8−YES) 、NVM1
03の書き出しタイミング記憶領域に、補正値「0」が
記憶される (S10) 。
【0066】図8は、図4に示したと同様の手順によ
り、両面に画像を形成可能な複写装置において、用紙の
中心位置を原稿画像の中心位置を整合するための動作の
一例を示すフローチャートである。
【0067】第1に、図示しない操作パネルから所定の
符号 (数字) 列を入力し、原稿位置調整モードをセット
する (S11) 。次に、原稿テーブル31に、図3に示
したテスト原稿を、図5に示したように用紙が搬送され
る方向と直交する方向かつ原稿テーブル31に接して配
置された原稿スケール32のA3サイズ (図5における
左下) の位置と角部Haとが一致するよう、図3に示し
た状態と裏返しの状態にセットする。なお、テスト原稿
がセットされる位置は、原稿スケール32の任意の位置
でよい。この場合、後段に示すステップにおいて出力画
像が原稿テーブル31にセットされる場合に、同一の位
置にセットされなければならない (S12) 。
【0068】この状態で、図示しない操作パネルのコピ
ーキーを押し、複写動作を開始する(S13) 。次に、
ステップS13による複写動作により読み取った原稿画
像を元にテスト画像Toを用紙の表面および背面のそれ
ぞれに両面複写して出力するとともに、読み取ったテス
ト画像Toの位置すなわち原稿の角部Haとテスト画像
Toとの間の距離Aを求める (S14) 。
【0069】次に、ステップS14により出力された複
写画像 (テスト原稿のテスト画像Toが複写された複写
画像Tpを保持した複写済用紙) の表面を、図7に示し
たと同様に、用紙が搬送される方向と直交する方向かつ
原稿テーブル31に接して配置された原稿スケール32
のA3サイズの位置に、用紙の角部Paが一致するよ
う、表面複写面を原稿テーブル31に向けて原稿テーブ
ル31にセットする (S15) 。
【0070】この状態で、再び、図示しない操作パネル
の読取り (コピー) キーを押して、読み取り動作を開始
する (S16) 。続いて、原稿テーブル31に、セット
されている複写済用紙上の複写画像Tpの位置すなわち
用紙の角部Paと表面複写画像Tpとの距離Bを読み取
る (S17) 。
【0071】以下、ステップS17で読み取られた複写
画像Tpと用紙の角部Paの間の距離BとステップS1
4で記憶しておいたテスト画像Toと原稿の角部Haの
間の距離Aとが比較され、図6 (a) および (b) に示
したと同様に、テスト原稿と表面複写像のズレtが求め
られる (S18) 。
【0072】ステップS18において、A>BまたはA
<B,A−B>0またはA−B<0のいづれかである場
合 (S18−NO) 、NVM103の書き出しタイミン
グ記憶領域に、表面の補正値「C」が記憶される (S1
9) 。
【0073】ステップS18において、A=Bすなわち
A−B=0である場合 (S18−YES) 、NVM10
3の書き出しタイミング記憶領域に、表面の補正値
「0」が記憶される (S20) 。
【0074】次に、ステップS14で両面複写して複写
像が形成された用紙を、背面複写面を原稿テーブル31
に向けて原稿テーブル31にセットする (S21) 。こ
の状態で、再び、図示しない操作パネルの読取り (コピ
ー) キーを押して、読み取り動作を開始する (S22)
【0075】続いて、原稿テーブル31に、セットされ
ている複写済用紙上の複写画像Tpの位置すなわち用紙
の角部Paと表面複写画像Tpとの距離Dを読み取る
(S23) 。
【0076】以下、ステップS23で読み取られた複写
画像Tpと用紙の角部Paの間の距離BとステップS1
4で記憶しておいたテスト画像Toと原稿の角部Haの
間の距離Aとが比較され、図6 (a) および (b) に示
したと同様に、テスト原稿と表面複写像のズレt´が求
められる (S24) 。
【0077】ステップS24において、A>DまたはA
<D,A−D>0またはA−D<0のいづれかである場
合 (S24−NO) 、書き出しタイミングがt´に対応
して変更され (S25) 、NVM103の書き出しタイ
ミング記憶領域に、対応する補正値「E」が記憶される
(S26) 。一方、ステップS24において、A=Bす
なわちA−B=0である場合 (S24−YES) 、NV
M103の書き出しタイミング記憶領域に、補正値
「0」が記憶される (S26) 。
【0078】図9は、図8に示したと同様の手順によ
り、両面に画像を形成可能な複写装置において、用紙の
中心位置を原稿画像の中心位置を整合するための動作の
一例を示すフローチャートである。なお、この図9に示
す例では、ROM101に記憶されているテスト画像デ
ータを、例えば、テストプリント画像発生回路111を
用いて図3に示したテスト画像Toに類似したテスト画
像Ta,Tbを出力することにより、原稿スケール32
とテスト原稿がセットされる際の位置精度によるズレを
低減する例を示す。
【0079】第1に、図示しない操作パネルから所定の
符号 (数字) 列を入力し、原稿位置調整モードをセット
する (S31) 。次に、図示しない操作パネルから所定
の符号 (数字) 列を入力し、用紙の両面へのテスト画像
の形成を開始する (S32) 。
【0080】以下、例えば、CPU100内のカウンタ
(ファームウエア) を「0」にするとともに (S33)
、テストプリント画像発生回路111からテスト画像
データを供給し、図3に示したテスト画像Toに類似し
たテスト画像Taを用紙の表面に形成するとともに、図
10に後述するテスト画像Tbを用紙の背面に形成する
(S34) 。
【0081】次に、ステップS34により出力された複
写画像を、原稿スケール32のA3サイズの位置と複写
画像の任意の面の角部が接するように、原稿テーブル3
1にセットする (S35) 。
【0082】この状態で、再び、図示しない操作パネル
の読取り (コピー) キーを押して、読み取り動作を開始
する (S36) 。続いて、原稿テーブル31にセットさ
れている複写画像 (複写済用紙上の複写画像) を読み取
る (S37) 。
【0083】以下、ステップS37で読み取られた複写
画像が1ヶ所 (図3の画像に類似)か2ヶ所 (図10に
後述する画像に類似) かを判別する (S38) 。ステッ
プS38において画像が1ヶ所と判断された場合 (S3
8−YES) 、現在原稿テーブルに向けられている面が
表面であると判断するとともに、ROM101に記憶さ
れているテスト画像Taと用紙の角部の間の距離Aと読
み取った画像の位置Bの間の距離を比較し (S39) 、
A>BまたはA<B,A−B>0またはA−B<0のい
づれかである場合 (S39−NO) 、書き出しタイミン
グがA>BまたはA<B,A−B>0またはA−B<0
の結果に対応して変更され(S40) 、NVM103の
書き出しタイミング記憶領域に表面の補正値「C」が記
憶される (S41) 。
【0084】また、ステップS39において、A=Bす
なわちA−B=0である場合 (S39−YES) 、表面
の書き出し位置をNVM103の書き出しタイミング記
憶領域に、表面の補正値「0」が記憶される (S41)
【0085】次に、カウンタが「1」加算され (S4
2) 、カウンタ値が「2」であるか否かがチェックされ
(S43) 、カウンタ値が「2」である場合には (S4
3−YES) 、調整終了となる。
【0086】ステップS43において、カウンタ値が
「2」以外の場合 (S43−NO) 、原稿テーブル31
上にセットされている複写画像の表裏の反転とステップ
S35ないしステップS37の繰り返しにより、原稿テ
ーブル31にセットされた複写画像が読み取られる。
【0087】次に、ステップS38により、ステップS
37で読み取られた画像が1ヶ所であるか2ヶ所である
かを判別する。なお、図9に示した実施の形態において
は、両面画像形成時の表裏の識別のため、テストプリン
ト画像発生回路111により供給される画像Ta,Tb
は、それぞれ、1ヶ所または2ヶ所に形成されている
(S38) 。
【0088】ステップS38において、画像が2ヶ所と
判断された場合 (S38−NO) 、現在原稿テーブルに
向けられている面が背面であると判断するとともに、R
OM101に記憶されているテスト画像Tbの用紙の角
部の間の距離Fと読み取った画像の位置Gの間の距離を
比較し (S44) 、F>GまたはF<G,F−G>0ま
たはF−G<0のいづれかである場合 (S44−NO)
、書き出しタイミングがF>GまたはF<G,F−G
>0またはF−G<0の結果に対応して変更され(S4
5) 、NVM103の書き出しタイミング記憶領域に、
背面補正値「H」が記憶される (S46) 。
【0089】また、ステップS44において、F=Gす
なわちF−G=0である場合 (S44−YES) 、背面
の書き出し位置をNVM103の書き出しタイミング記
憶領域に、背面補正値「0」が記憶される (S46) 。
【0090】以下、ステップS42によりカウンタが
「1」加算され、カウンタ値が「2」であるか否かがチ
ェックされ (S43) 、カウンタ値が「2」である場合
(S43−YES) 、調整終了となる。また、カウンタ
値が「2」以外の場合 (S43−NO) 、原稿ガテーブ
ル31上にセットされている複写画像の反転とステップ
S35ないしステップS37の繰り返しにより、原稿テ
ーブル31にセットされた複写画像が読み取られ、再
び、ステップS35ないしS38が繰り返される。
【0091】図10は、レーザ露光装置40を介して感
光体ドラム10に露光されるレーザ露光光により提供さ
れる内蔵テスト画像の一例を示す模式図である。内蔵テ
ストTbは、CPU100の制御によりROM101に
記憶されているテスト画像データTbが呼び出され、テ
ストプリント画像発生回路111によりレーザ露光装置
40に、テスト画像データTbに対応するテスト画像T
bが出力されて、感光体ドラム10の表面に、露光され
る。以下、通常の画像形成工程に従って、現像装置14
によりテスト画像Tbが現像され、現像により提供され
るトナー像が、転写装置16により用紙に転写され、定
着装置64で定着されて、用紙の一方の面に出力され
る。なお、テスト画像Tbは、例えば、図3に示した表
面用テスト画像Taとの識別を容易とするために、2ヶ
所に画像を有する。また、テスト画像Tbは、テスト画
像Taにおける用紙の角部との画像の間の距離Aとの識
別のため、少なくとも用紙の角部から距離Fの位置に提
供されている。一方、残りの画像は、テスト画像Taと
の識別のため、距離Aおよび距離F以外の任意の位置に
提供される。
【0092】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の画像形成
装置は、複写 (出力) 画像の画像位置のズレを検出する
ために、原稿上の画像の位置と複写によって得られた出
力画像上の画像の位置を測定してズレ量を求め、原稿ス
ケールや紙幅ガイド位置を調整する作業がなくなること
により、作業が簡素化され、調整に必要な時間も大幅に
短縮される。また、調整による誤差が低減され、装置間
の誤差のばらつきが低減される。これにより、原稿画像
に対するズレのない複写画像が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用される画像形成装
置を示す概略図。
【図2】図1に示した画像形成装置の画像形成部を中心
としたブロック図。
【図3】図1および図2に示した画像形成装置の動作に
利用されるテスト原稿を模式的に示す概略図。
【図4】図3に示したテスト原稿を用いて、上述した用
紙の中心位置を原稿画像の中心位置を整合するための動
作の一例を示すフローチャート。
【図5】図3に示したテスト原稿と原稿スケールの位置
関係を示す概略平面図。
【図6】図3に示したテスト原稿およびテスト原稿を複
写して得られるCCDセンサ出力の一例を示すグラフ。
【図7】図3に示したテスト原稿を複写して得られる複
写画像と原稿スケールの位置関係を示す概略平面図。
【図8】図3に示したテスト原稿を用いて、両面画像形
成可能な複写装置における用紙の中心位置を原稿画像の
中心位置を整合する動作の一例を示すフローチャート。
【図9】複写装置内部で保持しているテスト画像データ
に基づいてテストプリント画像を発生し、両面に画像形
成可能な複写装置における用紙の中心位置を原稿画像の
中心位置を整合する動作の一例を示すフローチャート。
【図10】図9に示したテスト画像のうちの背面用の画
像を模式的に示す概略図。
【符号の説明】
2 …レーザ露光式複写装置 (画像形成装置) 、 10 …感光体ドラム (像担持体) 、 12 …帯電装置、 14 …現像装置、 16 …転写装置、 18 …クリーニング装置、 20 …除電装置、 31 …原稿テーブル、 32 …原稿スケール、 33 …照明ランプ、 34 …リフレクタ、 38 …結像レンズ、 39 …CCDセンサ、 40 …レーザ露光装置、 100 …CPU、 100a…メモリユニット、 101 …ROM、 102 …RAM、 103 …NVM、 111 …テストプリント画像発生回路、 112 …A/D変換回路、 113 …画像エリア制御回路、 114 …露光制御回路、 115 …レーザドライバー回路、 121 …帯電電圧発生回路、 122 …グリッドバイアス電圧発生回路、 123 …現像バイアス電圧発生回路、 124 …転写バイアス発生回路、 125 …剥離電圧発生回路、 130 …インタフェース。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−291946(JP,A) 特開 平6−152909(JP,A) 特開 平5−22581(JP,A) 特開 平5−313258(JP,A) 特開 平4−314065(JP,A) 特開 平7−264424(JP,A) 特開 平4−301854(JP,A) 特開 平7−148969(JP,A) 特開 昭63−106760(JP,A) 特開 平4−224974(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 510

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿画像に基づき画像情報を形成する情報
    形成手段と、この情報形成手段にて形成された画像情報
    に基づき、被画像形成体に画像を形成する手段を有する
    画像形成装置において、 あらかじめ内蔵された2種類の印字パターンを出力する
    機能と、 出力された複写画像を読み取り、その主走査方向の1ラ
    インデータと内蔵された印字パターンの1ラインデータ
    を比較し、印字位置が一致するように印字開始位置情報
    を変更する機能と、 を有し、 複写画像から読み取った1ラインデータが表面のデータ
    か背面のデータかを識別し、表面と判断した場合に変更
    された印字開始位置情報を表面の印字開始位置情報とし
    て記憶し、表面の複写画像を形成する際は、その印字開
    始位置情報を元に複写画像を形成し、背面と判断した場
    合に変更された印字開始位置情報を背面の印字開始位置
    情報として記憶し、背面の複写画像を形成する際は、そ
    の印字開始位置情報を元に複写画像を形成 する画像形成
    装置。
JP08339863A 1996-12-19 1996-12-19 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3120045B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08339863A JP3120045B2 (ja) 1996-12-19 1996-12-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08339863A JP3120045B2 (ja) 1996-12-19 1996-12-19 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10186994A JPH10186994A (ja) 1998-07-14
JP3120045B2 true JP3120045B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=18331547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08339863A Expired - Fee Related JP3120045B2 (ja) 1996-12-19 1996-12-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3120045B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7502147B2 (en) 2003-05-21 2009-03-10 Sharp Kabushiki Kaisha Image position correcting method, image position correcting jig, and image formation device
JP3880544B2 (ja) * 2003-05-21 2007-02-14 シャープ株式会社 画像補正方法、画像補正用治具、及び、画像形成装置
JP4339093B2 (ja) 2003-05-28 2009-10-07 シャープ株式会社 画像形成装置の調整方法、画像形成装置、画像読取装置の調整方法
JP4316317B2 (ja) 2003-08-11 2009-08-19 シャープ株式会社 画像形成装置の調整方法および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10186994A (ja) 1998-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4663814B2 (ja) 画像形成装置
US5287149A (en) Image forming apparatus having image transfer electrode contactable to transfer material
JP3120045B2 (ja) 画像形成装置
JPH08211760A (ja) 画像形成装置
JPS5882282A (ja) 画像形成装置
JP2004170968A (ja) 画像形成装置
US5148225A (en) Electrophotographic process and apparatus
JP3428716B2 (ja) 画像形成装置
JPH0365975A (ja) 電子写真記録装置
JP2514638B2 (ja) 画像形成装置の作像条件制御方法
JPH07175280A (ja) 画像形成装置
JP3360449B2 (ja) 画像濃度制御装置
JPS6119033B2 (ja)
JPH10171220A (ja) 画像形成装置
JP3406393B2 (ja) 画像形成装置
JPH01582A (ja) 画像濃度制御装置
JPS62244081A (ja) 画像形成装置におけるクリ−ニング装置
KR0160558B1 (ko) 전자사진 현상방식의 화상형성장치에서 접촉대전기의 오염을 방지하기 위한 대전 제어방법
JP2002091182A (ja) 画像形成装置
JPH08211762A (ja) 画像形成装置の制御方法
JPS60181773A (ja) 画像形成装置
JP2927819B2 (ja) 複写機の画像形成制御装置
JPH10171325A (ja) 画像形成装置
JP2001142310A (ja) 画像形成装置
JPH0339768A (ja) 静電複写装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081013

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091013

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101013

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111013

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121013

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131013

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees