JP3118589B2 - 樹脂製管継手 - Google Patents

樹脂製管継手

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JP3118589B2 JP11085997A JP8599799A JP3118589B2 JP 3118589 B2 JP3118589 B2 JP 3118589B2 JP 11085997 A JP11085997 A JP 11085997A JP 8599799 A JP8599799 A JP 8599799A JP 3118589 B2 JP3118589 B2 JP 3118589B2
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    • F16L19/00Joints in which sealing surfaces are pressed together by means of a member, e.g. a swivel nut, screwed on or into one of the joint parts
    • F16L19/02Pipe ends provided with collars or flanges, integral with the pipe or not, pressed together by a screwed member
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L47/00Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics
    • F16L47/04Connecting arrangements or other fittings specially adapted to be made of plastics or to be used with pipes made of plastics with a swivel nut or collar engaging the pipe
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    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹脂製管継手に関す
るもので、詳しくは、半導体製造や医療,医薬品製造、
食品加工、化学工業等の各種技術分野の製造工程で取り
扱われる高純度液や超純水の配管に適用される樹脂製管
継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の樹脂製管継手として、従来から
使用されているものに、図3に示すような構成のものが
ある。この図3に示す従来の樹脂製管継手は、例えばP
FA,PTFE,ETFEなどの耐薬品性および耐熱性
に優れた特性の樹脂から製作される筒状の継手本体1
と、スリーブ状のインナーリング8と、袋ナット状の押
輪9とから構成されている。
【0003】上記継手本体1は、その軸方向の一端部に
筒状の受口2が形成され、該受口2の入口に軸線Cに対
して交差して後述する三次シール部5Cを形成する傾斜
シール面4が形成されているとともに、受口2の奥部に
は後述する一次シール部5Aを形成する環状シール端面
6が形成され、この環状シール端面6の径外側位置には
後述する二次シール部5Bを形成する円筒状の溝部7が
形成されており、かつ、その外周には雄ねじ部3が形成
されてなる。
【0004】上記スリーブ状のインナーリング8は、そ
の内周が樹脂製管材10および継手本体1の胴部1Aの
内周と同一の内径に形成されて流体の移動(流動)を妨
げないように形成されているとともに、その内端部に継
手本体1の受口2に嵌合可能な嵌合部11を有し、この
嵌合部11に連続して形成された管材圧入部12の先端
部側の外側に断面山形の膨出部13が形成されており、
上記嵌合部11が管材10の一端部から突出する状態で
上記圧入部12を管材10の一端部内に圧入することに
より、上記膨出部13に対応する箇所の管材10の周壁
部を拡径させて上記継手本体1の受口2の入口に形成さ
れた傾斜シール面4に軸方向から当接して上記の三次シ
ール5Cを形成する外周シール面14を有し、上記継手
本体1の受口2に挿入される管材10の挿し込み部15
が形成されている。
【0005】また、上記インナリング8の管材10から
の突出部である上記嵌合部11には、上記管材10の挿
し込み部15を継手本体1の受口2に挿入したとき、上
記環状シール端面6に軸方向から当接して上記の一次シ
ール部5Aを形成する突出内端面16が形成されてお
り、この突出内端面16および上記環状シール端面6は
それぞれそれらの内周側ほど順次縮径されるテーパ面に
形成されているとともに、このテーパ面からなる突出内
端面16の径外側位置には該突出内端面16よりも軸方
向の外方へ向かって突出し上記円筒状溝部内に圧入さ
れて上記の二次シール部5Bを形成する円筒状シール部
17が一体に突出形成されており、かつ、この円筒状シ
ール部17の先端には、上記円筒状溝部7への圧入を容
易にするための面取り部17aが形成されている。
【0006】上記袋ナット状の押輪9は、その円筒状部
9Aの内周面に上記継手本体1の雄ねじ部3に螺合する
雌ねじ部18が形成されているとともに、円筒状部9A
の外端部に軸心側に延設されて管材10をその外側から
押圧する環状押圧部9Bが一体に連設されており、この
環状押圧部9Bの内周面9bはその内端位置に押圧エッ
ジ9Cを形成するように軸線方向に沿い外開きのテーパ
面に形成されている。
【0007】上記のごとき構成の樹脂製管継手において
は、インナリング8の圧入部12を管材10の一端部内
に圧入し該圧入部12に形成の膨出部13に対応する箇
所の管材10の周壁部を拡径させることにより、両者
8,10を一体結合して管材10の挿し込み部15を形
成する。ついで、その管材10の挿し込み部15を上記
継手本体1の受口2に挿入してインナリング8の円筒状
シール部17を継手本体1側の円筒状溝部7内に向けて
進行させる。
【0008】次いで、管材10の外側に遊嵌させている
押輪9の雌ねじ部18を継手本体1側の雄ねじ部3に螺
合させて該押輪9を上記継手本体1側へ螺進させること
により、上記インナリング8を環状押圧部9Bの押圧エ
ッジ9Cによって軸方向から押圧して該インナリング8
の円筒状シール部17をその先端の面取り部17aから
継手本体1の円筒状溝部7内に圧入させて両者17,7
の内外周面間に径方向の面圧を発生させて軸方向に長い
二次シール部5Bを形成させる。さらに、上記押輪9を
螺進させて強く締め付けることによって、上記二次シー
ル部5Bの軸方向長さを大きくするとともに、上記イン
ナリング8側の突出内端面16を継手本体1側の受口2
の環状シール端面6に当接させて両者16,6間に軸方
向の面圧を発生させて一次シール部5Aを形成させ、さ
らに、上記継手本体1の受口2の入口に形成の傾斜シー
ル面4に上記管材10の挿し込み部15が有する外周シ
ール面14を軸方向から当接させて三次シール部5Cを
形成させ、これによって、管材10を継手本体1に対し
て抜止め状態で、かつ、密封状態に接続する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の樹脂製管継手では、図4のモデル図でも明らかなよ
うに、管材10の外径tに対する押輪9における環状押
圧部9Bの内径Toの大きさは全く考慮されていない
か、もしくは、To<tの関係に設定されているのが一
般的である。また、環状押圧部9Bの内周面9bはその
内端位置の押圧エッジ9Cを最小径として軸線方向に沿
い外開きのテーパ面に形成されていた。そのために、T
o<tの関係に設定されている場合は、押輪9を締め付
ける際の螺合回転に対して抵抗が発生し、回転トルクが
そのまま軸方向の締付け力に変換されず、締付けトルク
にロスを発生し、密封力や抜止め抵抗力が小さくなると
いう問題があった。
【0010】また、この種の管継手においては、管材1
0と継手本体1とが同芯に配置されてないような場合、
図5に示すように、エルボなどを使用しないで接続する
ために、管材10の端部分10aを継手本体1と同芯状
になるように無理やり折り曲げて接続することがあり、
このような場合、管材10の持つ剛性に抗して折り曲げ
力を加えるために、管材10の端部分10aには図5中
のfで示すような曲げ反力が作用し、その結果、接続状
態において、管材端部分10aが押輪9における環状押
圧部9Bの押圧エッジ9Cから逃げる方向に変位して所
定の密封力および抜止め力が著しく低下するという問題
があった。
【0011】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、押輪における環状押圧部と管材の外径との関
係を工夫することで、押輪の締付け時の回転抵抗を小さ
くして締付けトルク損失の減少を図り、所定の密封力お
よび抜止め力を確保することができる樹脂製管継手を提
供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る樹脂製管継手は、流体移動用の内周、
好ましくは流体の移動を妨げない径に内周が形成され、
外周に膨出部(13)が形成され、樹脂製管材(10)
の一端部内に圧入して少なくとも上記膨出部(13)と
の間にシール部(5C)を形成するように該管材(1
0)を拡径させるスリーブ状のインナリング(8)と、
このインナリング(8)が圧入された上記管材(10)
の挿し込み部(15)を挿入するための筒状の受口
(2)が一端部に形成された継手本体(1)と、この継
手本体(1)の一端受口(2)の外周に螺合され、その
継手本体(1)の軸線方向への螺進により上記インナリ
ング(8)を管材(10)の外側から押圧して該管材
(10)を抜止めし、かつ密封力を付与する袋ナット状
の押輪(9)とを備えてなる樹脂製管継手において、上
記押輪(9)における環状押圧部(9B)の内周面を軸
線方向の全長に亘り同径のストレート形状に形成してい
るとともに、このストレート形状を持つ環状押圧部(9
B)の内周面(9b)の内径(T)を上記管材(10)
の外径(t)に対して1.0〜1.1倍の大きさに形成
していることを特徴とするものである。
【0013】上記のような構成の本発明によれば、押輪
における環状押圧部の軸線方向全長に亘り同径のストレ
ート形状とされた内周面の内径が管材の外径よりも大き
いために、該押輪を継手本体側に螺進させて締付ける時
の回転に対して抵抗がほとんどなく、回転トルクそのも
のを軸方向の締付け力に変換することが可能であって、
締付けトルクの損失が非常に小さくなり、所定の密封力
および抜止め力を確保した状態で継手本体と管材とを接
続することができる。
【0014】しかも、押輪における環状押圧部の内周面
軸線方向の全長に亘り同径のストレート形状に形成
れているために、例えばエルボなどを使用しないで管材
の端部分を継手本体と同芯状になるように剛性に抗して
無理やり折り曲げることで同芯にして接続するような場
合でも、管材の端部分に作用する曲げ反力に対して押輪
における環状押圧部にその外端部側を支点とするモーメ
ントを発生させ、これによって、押輪の環状押圧部の内
端部側を管材の外周面に強く押付けて所定の密封力およ
び抜止め力を確実に発揮させることができる。
【0015】特に、押輪における環状押圧部の内周面
内径は、管材の外径に対して1.0〜1.1倍、望まし
くは1.01〜1.05倍に設定することにより、イン
ナリングと管材との間に隙間を発生して、そこに液溜ま
りを生じることがない。因みに、1.1倍を越えると、
管材に圧入したインナリングの先端部と押輪の環状押圧
部とで管材を挟持する点が径外方にずれてインナリング
と管材との間に隙間が発生し、ここが液溜まりになって
高純度液や超純水を輸送する場合の樹脂製管継手として
は好ましくない。また、1.0倍未満の場合は、従来例
で説明したとおり回転抵抗が発生し締付けトルクの損失
を発生する。
【0016】また、押輪における環状押圧部の内周面が
ストレート形状に形成されている上記樹脂製管継手にお
いて、そのストレートな内周面部分の軸線方向長さは、
管材の外径に対して0.2〜1.0倍、望ましくは0.
2〜0.8倍に設定することが好ましい。0.2倍より
短い場合は、管材に曲げ応力が発生した場合に密封性や
抜止め力を弱め、かつ、1.0倍を越えると、押輪の軸
方向寸法が長くなりすぎて狭い場所での設置使用が困難
になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る樹脂製管継
手の縦断側面図であり、この樹脂製管継手の基本的な構
成は、図3で示す従来例と同様であるため、該当部分お
よび対応部分には同一の符号を付して、それらの説明を
省略し、従来例と相違する点を中心に説明する。
【0018】すなわち、押輪9における環状押圧部9B
の内周面9bが、その内端の押圧エッジ9Cを含めて軸
線方向の全長に亘って同径のストレート形状に形成され
ている。このようなストレート形状を持つ環状押圧部9
Bの内周面9bの内径Tを、図2のモデル図で明示する
ように、樹脂製管材10の外径tに対して、つまり、
(T/t)を1.0〜1.1倍、好ましくは1.01〜
1.05倍に設定しているとともに、このストレートな
内周面9b部分の軸線方向長さLを管材10の外径tに
対して0.2〜1.0倍、好ましくは0.2〜0.8倍
に設定、つまり、L=(t×0.2〜0.8)に設定し
ている。
【0019】上記のような各構成部品1,2,9を備え
た樹脂製管継手においては、図3に示す従来例と同様
に、インナリング8の圧入部12を管材10の一端部内
に圧入し該圧入部12に形成の膨出部13に対応する箇
所の管材10の周壁部を拡径させて両者8,10を一体
結合することで形成される管材10の挿し込み部15を
継手本体1の受口2に挿入してインナリング8の円筒状
シール部17を継手本体1側の円筒状溝部7内に向けて
進行させる。
【0020】次に、上記管材10に予め遊嵌させている
押輪9の雌ねじ部18を継手本体1側の雄ねじ部3に螺
合させて該押輪9を上記継手本体1側へ螺進させること
により、上記インナリング8を環状押圧部9Bの押圧エ
ッジ9Cによって軸方向から押圧して該インナリング8
の円筒状シール部17を継手本体1の円筒状溝部7内に
圧入させて両者17,7の内外周面間に径方向の面圧を
発生させて軸方向に長い二次シール部5Bを形成させ、
これに続いて、上記押輪9を螺進させて強く締め付ける
ことによって、上記二次シール部5Bの軸方向長さを大
きくするとともに、上記インナリング8側の突出内端面
16を継手本体1側の受口2の環状シール端面6に当接
させて両者16,6間に軸方向の面圧を発生させて一次
シール部5Aを形成させ、さらに、上記継手本体1の受
口2の入口に形成の傾斜シール面4に上記管材10の挿
し込み部15が有する外周シール面14を軸方向から当
接させて三次シール部5Cを形成させ、これによって、
管材10を継手本体1に対して抜止め状態で、かつ、密
封状態に接続する。
【0021】上記のような接続時において、押輪9にお
ける環状押圧部9Bの内周面9bの内径Tが管材10の
外径tの1.01〜1.05倍に設定されているため
に、押輪9を継手本体1側に螺進させて締付ける時の回
転抵抗がほとんどなく、回転トルクそのものを軸方向の
締付け力に変換して締付けトルクの損失を非常に小さく
することが可能であり、これによって、所定の密封力お
よび抜止め力を確保した状態で継手本体1と管材10と
を接続することができるとともに、接続状態では、イン
ナリング8の先端と押輪9の押圧エッジ9Cで挟持する
点aの径外方へのずれがなくてインナリング8の内周面
と管材10の内周面との間に隙間を生じることがなくな
り、液溜まりの発生を防止できる。
【0022】また、押輪9における環状押圧部9Bの内
周面9bが軸線方向に沿ってストレート形状で、その軸
線方向長さLが管材10の外径tに対して0.2〜0.
8倍に設定されているために、管材10と継手本体1と
が同芯に配置されてない場合においてエルボなどを使用
しないで、例えば図5に示すように、管材10の端部分
10aを継手本体1と同芯状になるように無理やり折り
曲げて接続する場合でも、管材10の端部分10aに作
用する曲げ反力に対して押輪9における環状押圧部9B
にその外端部側を支点とするモーメントを発生させて、
環状押圧部9B内端の押圧エッジ9Cを管材10の外周
面に強く押付けて所定の密封力および抜止め力を確実に
発揮させる接続状態を得ることができる。
【0023】なお、上記実施の形態では、一次ないし三
次シール部5A〜5Cが形成される構成のものについて
説明したが、三次シール部5Cのみが形成されるような
構成のものに適用しても、上記と同様な密封ならびに抜
止め機能を達成することが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、押輪に
おける環状押圧部のストレート形状の内周面の内径を管
材の外径よりも大きく設定するといった構造的には簡単
な改良工夫を施すだけで、押輪を継手本体側に螺進させ
て締付ける時の回転抵抗をほとんどなくし、接続作業を
容易にしながらも、回転トルクそのものを軸方向の締付
け力に変換し締付けトルクの損失を非常に小さくするこ
とができ、継手本体と管材とを所定の密封力および抜止
め力を確保した状態に接続することができる。
【0025】しかも、押輪における環状押圧部の内周面
が軸線方向の全長に亘り同径のストレート形状に形成さ
れているために、例えばエルボなどを使用しないで管材
の端部分を継手本体と同芯状になるように剛性に抗して
無理やり折り曲げることで同芯にして接続するような場
合でも、管材の端部分に作用する曲げ反力に対して押輪
における環状押圧部にその外端部側を支点とするモーメ
ントを発生させ、これによって、押輪の環状押圧部の内
端部側を管材の外周面に強く押付けて所定の密封力およ
び抜止め力を確実に発揮させることができるという効果
を奏する。
【0026】特に、押輪における環状押圧部軸線方向
の全長に亘り同径のストレート形状の内周面部分の軸線
方向長さを管材の外径に対して0.2〜1.0倍、より
好ましくは0.2〜0.8倍に設定することにより、管
継手の軸方向寸法を狭い場所への設置が容易であるよう
にできるだけ小さく抑えつつ、例えばエルボなどを使用
しないで管材の端部分を継手本体と同芯状になるように
剛性に抗して無理やり折り曲げて同芯接続するような場
合でも、管材端部分の外周面に対して押輪における環状
押圧部の内端部側を強く押付けて所定の密封および抜止
め機能を確保した接続状態を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂製管継手の実施の形態を示す
縦断側面図である。
【図2】同上樹脂管継手の要部のモデル図である。
【図3】従来の樹脂製管継手の縦断側面図である。
【図4】同上従来の樹脂製管継手の要部のモデル図であ
る。
【図5】管材と継手本体とが非同芯の場合の接続状態を
示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 受口 5C 三次シール部 8 インナリング 9 押輪 9B 環状押圧部 9b ストレートな内周面 10 樹脂製管材 13 膨出部 15 挿し込み部 T 環状押圧部内周面の内径 L ストレート内周面の軸線方向長さ t 管材の外径
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−168495(JP,A) 特開 平1−316591(JP,A) 実用新案登録2519080(JP,Y2) 実公 昭57−36870(JP,Y2) 実公 昭61−8307(JP,Y2) 実公 平1−24470(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 47/06 F16L 19/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体移動用の内周が形成されているとと
    もに、外周に膨出部が形成され、樹脂製管材の一端部内
    に圧入して少なくとも上記膨出部との間にシール部を形
    成するように該管材を拡径させるスリーブ状のインナリ
    ングと、 このインナリングが圧入された上記管材の挿し込み部を
    挿入するための筒状の受口が一端部に形成された継手本
    体と、 この継手本体の一端受口の外周に螺合され、その継手本
    体の軸線方向への螺進により上記インナリングを管材の
    外側から押圧して該管材を抜止めし、かつ密封力を付与
    する袋ナット状の押輪とを備えてなる樹脂製管継手にお
    いて、上記押輪における環状押圧部の内周面を軸線方向の全長
    に亘り同径のストレート形状に形成しているとともに、 このストレート形状を持つ 環状押圧部の内周面の内径を
    上記管材の外径に対して1.0〜1.1倍の大きさに
    成していることを特徴とする樹脂製管継手。
  2. 【請求項2】 上記押輪における環状押圧部のストレー
    トな内周面の内径が、管材の外径に対して1.01〜
    1.05倍である請求項に記載の樹脂製管継手。
  3. 【請求項3】 上記押輪における環状押圧部のストレー
    トな内周面部分の軸線方向長さが、管材の外径の0.2
    〜1.0倍である請求項に記載の樹脂製管継手。
  4. 【請求項4】 上記押輪における環状押圧部のストレー
    トな内周面部分の軸線方向長さが、管材の外径の0.2
    〜0.8倍である請求項に記載の樹脂製管継手。
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