JP3114926B2 - 配線基板のメッキ用マスキング方法 - Google Patents

配線基板のメッキ用マスキング方法

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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits

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  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)
  • Electroplating And Plating Baths Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線基板のメッキ
(鍍金)用マスキング方法に関し、詳しくはICパッケ
ージ等に用いられる配線基板の接続端子などの特定部位
に選択的にメッキをかける際に行われるマスキングの方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の配線基板のうち例えばセラミッ
ク製のものは、IC等の電子部品チップ接続用の端子
(以下、チップ接続用の端子ともいう)やプリント基板
接続用の端子(以下、外部端子ともいう)がタングステ
ン、モリブデン等の高融点金属から形成されている。こ
れらの端子には、ハンダ付けやロー付けを可能とするた
め、さらには耐腐食性を高めるために、Ni(ニッケ
ル)メッキ及びAu(金)メッキがかけられる。このよ
うな配線基板(以下、単に基板ともいう)のうち、例え
ば、電子部品チップ(以下、単にチップともいう)をフ
リップチップ方式で接続するPGA(ピングリッドアレ
イ)型の配線基板では、その外部端子(ピン)はプリン
ト基板の端子への差込み(摺動)による圧接によって電
気的導通(接続)が確保される構成とされている。ま
た、LGA(ランドグリッドアレイ)型の配線基板で
は、その外部端子(パッド)はプリント基板の端子に押
え付けることによる圧接によって電気的導通が確保され
る構成とされている。このような差込みや圧接による接
続方式によって導通を確保する外部端子は、その表面の
金メッキを厚くかけておくのが好ましい。
【0003】一方、チップ接続用の端子は微小である。
その上、このような端子にかけられる金メッキはチップ
の端子とのハンダ付けにおいて、その金とハンダ中のS
nとの拡散によってAu−Snの硬くて脆い金属間化合
物を形成し、これが接合の信頼性を低下させる原因とな
ることがある。したがって、こうしたチップ接続用の端
子には外部端子とは逆に、金メッキは薄めにかけるのが
好ましい。
【0004】そこで、例えばセラミック製のPGA型配
線基板は焼成後、図9に示されるようにして製造(メッ
キ)されている。すなわち、基板1の表面のチップ接続
用の端子3や基板1の裏面の外部端子用パッド6などの
露出するメタライズ層の全体に、まず無電解メッキによ
りNi−Bメッキをかけ、Niメッキ層11を形成する
(図9−A参照)。そして、外部端子用パッド6に42
アロイやコバールからなる端子用のピン7を銀ローなど
でロー付けにより固着して外部端子8を形成する(図9
−B参照)。その後、チップ接続用の端子3と外部端子
8を含むメッキ対象部位の全面に置換メッキ法により金
メッキを厚さ0.05μm程度に薄くかけ、薄金メッキ
層12を形成する(図9−C参照)。次に、チップ接続
用の端子3の薄金メッキ層12をそのままに保持する一
方で、外部端子8の表面の薄金(Au)メッキ層12を
エッチングによって除去し、そして電解(電気)Auメ
ッキにより選択的に厚め(例えば3μm程度)に金メッ
キをかける、というものである。
【0005】ところが、このように厚金メッキの要求さ
れるメッキ対象部位をエッチングして厚金メッキをかけ
るためには、その他の部位すなわちチップ接続用の端子
3の薄金メッキ層12がエッチングされないようにする
必要があり、またその表面に厚金メッキがかからないよ
うにする必要がある。このため、図10に示したよう
に、このような配線基板1に厚金メッキをかけるにあた
っては、薄金メッキの後、チップ接続用の端子3の群
(以下、端子群ともいう)の存在する基板1の主面に対
し、全面に粘着剤(接着剤)43が形成されたマスキン
グ用シート41をその粘着剤43を介して張付けること
によりマスキングを行っていた。そして、このようにマ
スキングした下で、外部端子8の表面などの薄金(A
u)メッキ層12をエッチングによって除去し、メッキ
の密着強度を高めるために、その外部端子8の表面に電
解Niメッキをかけた後で電解メッキにより厚金メッキ
をかけていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにして厚金メッキをかけた後で、張付けられたマスキ
ング用シート41を捲り取ると、チップ接続用の端子3
の表面(Niメッキ面)を含む配線基板1の主面(表
面)には、同シート41の粘着剤43が少なからずや残
存することになる。一方、マスキング用シート41はエ
ッチングや電解メッキにおいて端子3の表面を保護する
ためのものであるため、その粘着剤43はこれらの工程
で変質や剥離を起こさない例えばシリコンラバーをベー
スとしたものが用いられている。このような粘着剤43
の残渣がチップ接続用の端子3に付着していると、後工
程で同端子3にチップの端子とのハンダ付け用のフラッ
クスを塗布してもこれが弾かれてしまい、ハンダ濡れ性
が低下しハンダ付け不良を招く原因となる危険がある。
【0007】そこで、このような不具合の発生を防止す
るため、従来は、マスキング用シート41を捲りとった
後で、基板1をアルカリ溶液などで時間をかけて洗浄す
ることを余儀なくされていた。このように従来において
は、チップ接続用の端子3に付着している粘着剤43の
除去工程ないし洗浄工程を別途、独立に要しているとい
った問題があった。
【0008】本発明は、このような問題点に鑑みて案出
されたものであって、その目的とするところは、前記の
配線基板のようにチップ接続用の端子と外部端子の各表
面に要求される金メッキの厚さが異なるもののメッキ工
程において、薄金メッキの要求されるメッキ対象部位に
張付けられたマスキング用シートを厚金メッキの後で捲
りとっても、その部位に粘着剤(残渣)を残存させない
ようにし、粘着剤の除去ないし基板の洗浄工程を不要と
することにある。
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明にかかる配線基板のメッキ用マスキング方法
は、第1の金メッキ工程で、 配線基板のうちの電子部品
チップ接続用の端子及びプリント基板接続用の端子を含
む全メッキ対象部位に薄金メッキをかけ、その後工程
で、プリント基板接続用の端子にかけられた前記薄金メ
ッキを選択的に除去し、第2の金メッキ工程でこの薄金
メッキが除去されたプリント基板接続用の端子に選択的
に厚金メッキをかけるため、前記薄金メッキがかけられ
た電子部品チップ接続用の端子をマスキングするにあた
り、非粘着面を包囲するように粘着剤を備えたマスキン
グ用シートを用い、前記薄金メッキがかけられた電子部
品チップ接続用の端子にその粘着剤がつかず、しかも該
粘着剤が電子部品チップ接続用の端子の群を包囲するよ
うにして張付けることにある。なお、本明細書における
プリント基板接続用の端子(外部端子)には、PGA型
の配線基板の外部接続用のピンも含むものとする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を電子部品チ
ップをフリップチップ接続方式にて接続するように形成
されたPGA型のセラミック製の多層配線基板におい
て、図1〜6を参照しながら詳細に説明する。図中1
は、配線基板であって本例ではアルミナセラミック焼成
品で略正方形薄板状をなし、その一主面(図1上面)2
の中央寄り部位には、チップ接続用の端子3,3が縦横
に多数設けられており、正方形の領域R内にて群を成し
ている(図2参照)。また、反対側の主面(図1下面)
5にはその外周寄り部位に図示しないプリント基板への
接続用の外部端子用パッド6,6が多数形成されてお
り、その各々にピン7が銀ローなどによりロー付けさ
れ、外部端子8を形成している。
【0013】なお、チップ接続用の端子3や外部端子用
パッド6は、タングステンやモリブデン等の高融点金属
からなり配線基板1と同時焼成により形成されている。
そして、本例では、チップ接続用の端子3が薄金メッキ
が要求されるメッキ対象部位とされ、外部端子用パッド
6及びそれにロー付けされたピン(表面)7が厚金メッ
キが要求されるメッキ対象部位とされている。すなわ
ち、外部端子用パッド6及びそれにロー付けされたピン
(表面)7からなる外部端子8が、選択的にメッキ(厚
金メッキ)をかけられる所定のメッキ対象部位とされて
いる。
【0014】このような配線基板1は、従来と同様にピ
ン7のロー付け前に、チップ接続用の端子3を含むメッ
キ対象部位の全体、つまりチップ接続用の端子3及び外
部端子用パッド6の全体にNi−Bメッキを無電解メッ
キ法によってかけ、各表面に例えば厚さ3.2μmのN
iメッキ層11を形成する(図9−A参照)。そして、
外部端子用パッド6にはピン7をロー付けにより固着し
て外部端子8を形成する(図9−B参照)。その後、第
1の金メッキ工程として、チップ接続用の端子3と外部
端子8を含むメッキ対象部位の全面に置換メッキ法によ
り薄金メッキをかけ、例えば厚さ0.05μmの薄金メ
ッキ層12を全面に形成する(図9−C参照)。
【0015】その後、厚金メッキが要求される外部端子
8の表面の薄金メッキ層12をエッチングにより選択的
に除去し、第2の金メッキ工程で同外部端子8の表面に
選択的に厚金メッキをかけるのであるが、これにあた
り、本例では次のようなマスキング用シートを用いてチ
ップ接続用の端子3の表面(薄金メッキ)をマスキング
した。
【0016】すなわち、図3に示したように、本例にお
けるマスキング用シート31は略正方形を成しており、
基板1の主面2と略同寸に形成されている。そして、そ
のシート基材32の主面(片面)のうち、外周縁に沿っ
て略一定の幅W(3〜5mm程度)で粘着剤(層)33
が形成され、本例では中央寄り部位の略正方形の領域が
非粘着面34とされている。この非粘着面34はチップ
接続用の端子(群)3が存在する領域Rより広めに形成
されている。なお、このシート基材32は、ポリエステ
ルなどの樹脂製の薄いフィルム状のものとされ、粘着剤
33はシリコンゴムを基調とするものとされている。
【0017】このようなマスキング用シート31は、使
用前にはその粘着剤33の側に保護シート(図示せず)
が剥離自在に張付けられているが、使用にあたってはそ
の保護シートを捲り取り、図4,5に示したように、そ
の中央寄り部位の非粘着面34がチップ接続用の端子3
に接するようにしつつ、周縁の粘着剤33が配線基板1
の主面2の周縁、つまりチップ接続用の端子(群)3の
存在する領域Rより外方に位置するようにし、その状態
の下でその周縁を押さえ付けるようにすることで張付け
る。こうすることで、マスキング用シート31はその粘
着剤33を介して基板1に接着されるとともに、その粘
着剤33によってマスキング用シート31の内側(チッ
プ接続用の端子群側)の面は、外側と気密及び液密に保
持される。
【0018】かくては、このようにマスキングした配線
基板1を従来と同様にしてエッチング溶液に浸漬して外
部端子8の表面の薄金メッキ層12を除去する(図6−
A参照)。その後、厚金メッキの密着性を図るために外
部端子8の表面に電解Ni(Ni−Co)メッキをかけ
てNiメッキ層13を形成し(図6−B参照)、第2の
金メッキ工程として電解Auメッキを所定厚さとなるよ
うにかけることで厚金メッキ層14を形成する(図6−
C参照)。
【0019】一方、このような厚金メッキ後にマスキン
グ用シート31を捲りとっても、張付けられていたマス
キング用シート31はその粘着剤33層がチップ接続用
の端子3に触れることなく、これらを包囲するようにし
て張付けられていたことから、チップ接続用の端子3の
表面に粘着剤33が残存することはない。したがって、
この後、従来におけるようなその粘着剤33の除去のた
めに基板1を洗浄するといった工程を要することなく、
チップ接続用の端子3にハンダ付け用のフラックスを塗
布できる。このように本例のマスキング法を用いること
により、チップの接続の信頼性の高い配線基板が洗浄工
程を要しないで製造できることになる。
【0020】なお、本例では、マスキング用シート31
を、配線基板1の主面2と略同寸同形とし、非粘着面3
4をその略中央でチップ接続用の端子3の群の存在する
領域Rより大きめとしたために、マスキング用シート3
1が基板の主面2とずれないように張付けることで正確
に張り付けることができるから、張付け作業を簡易、迅
速に行うことができる。
【0021】上記においてマスキング用シート31は、
基材(シート)32がポリエステルのものとしたが、こ
れはエッチングないしメッキ工程で変質せず、エッチン
グ溶液やメッキ溶液を通過させないものであれば適宜の
材質、厚さからなるものとすることができる。また、粘
着剤33は、シリコンラバーをベースとするものとした
が、これについてもエッチングないしメッキ工程で変質
せず、またエッチング溶液やメッキ溶液を通過させず、
同シート31の張付けられた部位における内側(前例で
はチップ接続用の端子3)とマスキング用シート31外
側との間の液密が確保されるものであれば、上記のもの
に限定されるものでないことは明らかである。
【0022】マスキング用シートの大きさ、形状、そし
て非粘着面の大きさ、形状は、マスキング用シートをそ
の粘着剤を介して配線基板に張付けた際に、粘着剤が包
囲するようにして張付けられるメッキ対象部位(前例の
チップ接続用の端子)にその粘着剤がくっつかず、しか
もその粘着剤が包囲するようにして張付けられるメッキ
対象部位(前例のチップ接続用の端子の群)を液密を保
持するように形成されていればよく、配線基板に応じて
適宜に設計すればよい。なお、粘着剤の幅は、エッチン
グ液やメッキ液が浸透して入り込んだり、マスキング用
シートが剥がれたりする危険を小さくするため、なるべ
く幅広にするのが好ましい。
【0023】また、前記マスキング用シート31は、1
枚のシート32の周縁に粘着剤33層を形成し、その中
央部を非粘着面34としたものを例示したが、図7に示
したマスキング用シート41のように、1枚のシート4
2の全面に粘着剤43層を形成し、その中央に別の樹脂
製の薄いシート45を接着し、同シート45の非接着面
側を非粘着面44としたものを用いてもよい。すなわ
ち、2層構造のマスキング用シート41を用いても、シ
ート45のなす非粘着面44が、前記のマスキングシー
ト31の非粘着面34と同様に、チップ接続用の端子へ
の粘着材の付着を防止する効果を有している。以上のよ
うに、マスキング用シートは、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で適宜の構造のものとすることができる。さら
に、図8に示したマスキング用シート51のように、シ
ート基材52をキャップ状ないし浅い容器状のものと
し、粘着剤53をその周縁内側に備えた立体的な構造の
ものとし、配線基板1の側面に粘着剤53がくっついて
張付けられるようにすることもできる。
【0024】なお、前記においては、PGA型の配線基
板の製造において本発明を具体化した場合を説明した
が、本発明は、第1の金メッキ工程で、配線基板のうち
の電子部品チップ接続用の端子及びプリント基板接続用
の端子を含む全メッキ対象部位に薄金メッキをかけ、そ
の後工程で、プリント基板接続用の端子にかけられた前
記薄金メッキを選択的に除去し、第2の金メッキ工程で
この薄金メッキが除去されたプリント基板接続用の端子
に選択的に厚金メッキをかけるため、前記薄金メッキが
かけられた電子部品チップ接続用の端子をマスキングす
るものにおいて広く適用できる。
【0025】例えば、LGA(ランドグリッドアレイ)
タイプの配線基板では、そのうちのチップ接続用の端子
及び外部端子を含むメッキ対象部位に、下地として無電
解メッキで、Ni−Bメッキをかけ、その上に無電解メ
ッキで薄金メッキをかける。そして、その後工程で、外
部端子にかけられた薄金メッキをエッチングなどにより
選択的に除去し、この薄金メッキが除去された外部端子
に選択的に厚金メッキをかけるため、薄金メッキがかけ
られたチップ接続用の端子をマスキングする必要がある
が、この場合にも同様に適用できる。なお、このもので
も、薄金メッキが除去された外部端子に厚金メッキをか
ける際には、その密着性を高めるため、その前に電解N
i(Ni−Co)メッキをかけるのが普通である。
【0026】本発明にかかる配線基板のメッキ用マスキ
ング方法は、上記したように電子部品チップをフリップ
チップ方式で接続するタイプの配線基板にかかわらず、
IC等の電子部品を接続する配線基板の接続端子にメッ
キをかける際において広く適用できる。
【0027】
【0028】さらに、マスキング後のメッキは、上記に
おいては電解メッキ法によりNiメッキ及びAuメッキ
とした場合を説明したが、これに代えて無電解メッキ法
により、Ni−Pメッキ、Auメッキを行う場合にも適
用できる。さらに、上記においてはマスキング前のメッ
キについて、無電解メッキによる場合で説明したが、電
解メッキによる場合であってもまったく同様に適用でき
る。本発明は、上記した内容に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して具体化
することができる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
かかる、配線基板のメッキ用マスキング方法よれば、
ップ接続用の端子とプリント基板接続用の端子のよう
に、各表面に要求される金メッキの厚さが異なるものの
製造において、例えばチップ接続用の端子などのように
薄金メッキの要求されるメッキ対象部位に張付けられる
マスキング用シートを厚金メッキ後において捲りとって
も、その部位に粘着剤(残渣)を残存させない。したが
って、本発明によれば粘着剤の洗浄工程を要しないし、
その分、配線基板の生産性の向上を図ることができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に用いた配線基板の概略構成
側面図。
【図2】図1の配線基板の平面図。
【図3】実施形態に用いたマスキング用シートを粘着剤
の側からみた斜視図。
【図4】配線基板にマスキング用シートを張付けた状態
の説明用側面図及び部分省略拡大図。
【図5】配線基板にマスキング用シートを張付けた状態
の平面図。
【図6】マスキングした配線基板のエッチング工程及び
厚金メッキ工程を説明する図。
【図7】マスキング用シートの別例の側面図。
【図8】マスキング用シートの別例及びそれを配線基板
に張付けた一部破断面図。
【図9】従来のセラミック製のPGA型配線基板のメッ
キ工程を説明図。
【図10】従来のマスキング方法でマスキングされた配
線基板を説明する側面図。
【符号の説明】
1 配線基板 3 チップ接続用の端子 6 外部端子用パッド 7 ピン 8 外部端子 12 薄金メッキ層 14 厚金メッキ層 31,41,51 マスキング用シート 33,43,53 粘着剤 34 非粘着面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−129994(JP,A) 特開 昭49−3837(JP,A) 特開 平5−235231(JP,A) 特公 昭50−27810(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 3/00 - 7/12 H01L 23/12 - 23/14 H05K 3/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の金メッキ工程で、配線基板のうち
    の電子部品チップ接続用の端子及びプリント基板接続用
    の端子を含む全メッキ対象部位に薄金メッキをかけ、そ
    の後工程で、プリント基板接続用の端子にかけられた前
    記薄金メッキを選択的に除去し、第2の金メッキ工程で
    この薄金メッキが除去されたプリント基板接続用の端子
    に選択的に厚金メッキをかけるため、前記薄金メッキが
    かけられた電子部品チップ接続用の端子をマスキングす
    るにあたり、非粘着面を包囲するように粘着剤を備えた
    マスキング用シートを用い、前記薄金メッキがかけられ
    た電子部品チップ接続用の端子にその粘着剤がつかず、
    しかも該粘着剤が電子部品チップ接続用の端子の群を包
    囲するようにして張付けることを特徴とする、配線基板
    のメッキ用マスキング方法。
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