JP3114466B2 - 非水電解液電池 - Google Patents

非水電解液電池

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、集電体に正極活物質を
保持させた正極板と、リチウムあるいはリチウム合金な
どの軽金属よりなる負極板とをセパレータを介して巻回
した渦巻状の極板群を備える非水電解液電池に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭63−133065号公報記載の
ようなリチウム等の軽金属を活物質とする帯状の負極板
と二酸化マンガン等を活物質とする帯状の正極板を備
え、セパレータを介して正、負極板が渦巻状に巻回され
非水電解液電池は、高エネルギー密度を有し、高率放
電に適し、且つ、自己放電が少ないという特徴を有する
ので多くの用途に使用されている。
【0003】近年、この渦巻式非水電解液電池の用途が
拡大するにつれて、単に高率放電で使用するだけではな
く、低率放電での使用や、両者の組み合わせ使用など使
用条件が多様化してきており、このような場合でも、大
容量(十分な反応効率)が得られることが必要となって
きている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の渦巻式非水電解
液電池は、正,負極板の反応面積が大きく高率放電にお
いて十分な反応効率が得られるように、図4に示すよう
に負極板1の一部に固定された負極集電リード板1aを
正極板2の最外周部2bから内側に少し入り込んだ位置
に設けていた。
【0005】このような軽金属を用いた電池では、放電
が進むにつれて、負極板1の軽金属が消費され薄くなっ
て行く。図5に示すように、負極板11は巻回された際
に正極板の外周部から内側に入り込んだ位置、すなわち
巻終端部よりも巻中心側に負極集電体11aを配するこ
とで放電効率を改善している。然し乍、低率放電におい
ては極板群の構成上、負極板11の中で放電反応が速く
進む部分11fと遅く進む部分11sが生じる。
【0006】この結果、放電反応が速く進む部分11f
では負極板11の軽金属の消費が早くなるため、放電末
期にはその部分で、負極板11の軽金属と負極集電リー
ド板11aとの接続が切れることになり放電反応が中断
してしまう。放電反応が遅く進む部分11sにおいて、
11cは反応が特に遅く進む部分であり、負極板11の
両面が正極板2と対向していない部分または正極集電リ
ード板2aと対向している部分である。この部分では
負極11の軽金属はほとんど消費されていない。
【0007】この結果、放電反応が遅く進む部分11s
が放電可能な状態にあるにも拘わらず、集電リード板1
1aとの接続が切断され、残存する軽金属が負極活物質
として利用されない。このため、電池が本来有している
容量分の放電ができず、放電末期における低率放電特性
が劣るという課題を有していた。
【0008】本発明はこのような課題を解決するもの
で、本来保有している負極板の容量を十分取り出すこと
ができる非水電解液電池を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の非水電解液電池は、軽金属を活物質とする
帯状の負極板と帯状の正極板とがセパレータを介して巻
回された渦巻き状の電極体を備えた非水電解液電池であ
って、前記セパレータは、正極板、負極板に接する面
長手方向に沿い、且つ少なくとも正極集電リード板と当
接するように配置され、イオンの透過を妨げる絶縁部分
有することを特徴とする。
【0010】
【作用】この構成により本発明の非水電解液電池は、微
多孔質合成樹脂膜からなるセパレータの正,負極板に接
する面の長手方向にその一部が正極集電リード板と当接
する連続した絶縁部分を少なくとも1箇所以上設けてい
るため、この絶縁部分では、セパレータの微細孔が閉塞
され、イオンの透過が妨げられるため正極板と負極板の
前記絶縁部分を介して対向する部分の反応が阻害され、
負極活物質はその部分のみ消費されず残存することにな
り、その結果、負極板を構成するすべての活物質と負極
集電リード板が、放電反応が完全に終了するまで電気的
に接続された状態を維持することとなる。又、正極板最
外周部と当接する絶縁部分についても同様の作用があ
る。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の非水電解液電池に
ついて図面とともに詳述する。
【0012】正極板2は、正極活物質である二酸化マン
ガンに導電剤を混合したペーストを集電体に圧着し一定
寸法に切断したものである。
【0013】負極板1は、負極活物質であるリチウムを
一定寸法に切断したものである。セパレータ3は図1に
示すように、厚みが10〜50μのポリプロピレン製微
多孔質膜よりなるセパレータ3の長手方向に幅約1m/
mのポリプロピレン製の絶縁テープによる絶縁部分3a
を設けている。図1にはこのセパレータ3と対向させて
巻回する正極集電リード板2aを有する正極板2を点線
で示しているが、絶縁部分3aの一部は正極集電リード
板2aに当接している。そして、これらの正極板2と負
極板1をセパレータ3を介して渦巻状に巻回して構成す
る。この極板群を用いて本実施例の電池Aを作製した。
比較のために絶縁部分のないセパレータを用い、その他
は同一条件で比較電池Bを作製した。電解液には、プロ
ピレンカーボネートとジメトシキエタンとの混合溶媒に
トリフルオロメタンスルホン酸リチウムを溶解させたも
のを使用した。
【0014】図2は、本実施例の電池Aと比較電池Bと
を室温下200Ωの負荷で放電した時の放電特性を示し
ている。
【0015】図2より本実施例の電池Aでは、放電末期
における急激な電圧降下は認められなかったが、比較電
池Bでは、放電末期にP点で急激な電圧降下が認められ
た。次に、図2のP点、すなわち比較電池Bの電圧が急
激に降下した時点で、両方の電池AとBをそれぞれ分解
し、両電池の負極板の状態を調べた。図3は本実施例の
電池Aの負極板1、図5は比較例の電池Bの負極板11
のそれぞれ長手方向で正極集電リード板2a,最外周部
2b付近の横断面を示す。
【0016】図3に示す本実施例の電池Aの負極板1
は、絶縁テープ貼布を施したセパレータ3の絶縁部分3
aと対向する部分の負極板1のリチウムが残存してお
り、この残存部分のリチウムが負極集電リード板1aが
取り付けられていなく分断されつつある部分のリチウム
と負極集電リード板1aとを連続的に接続しているため
放電反応が連続可能状況になっている。しかし図5に示
す比較電池Bの負極板11では、負極集電リード板11
aが取り付けられていない部分のリチウムは、負極集電
リード板11aと分断されていた。尚、図3,図5にお
いて点線は初期の負極板の状態を示す。
【0017】また、セパレータの正極板最外周部と接す
る面に絶縁部分を設けた場合も、本実施例の電池Aと同
様の効果が得られた。また本実施例の絶縁材としてポリ
プロピレン製の絶縁テープを用いたが、テープ以外に印
刷方法等で絶縁材を印刷処理しても同様の効果が得られ
た。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例の説明で明らかなように本
発明の非水電解液電池によれば、セパレータの正、負極
板に接する面の長手方向に沿って形成され、少なくとも
その一部が正極集電リード板と当接するイオンの透過を
阻害する絶縁部分、言い換えれば電池のセパレータ機能
をなくした絶縁部分を設けることにより、放電末期に従
来負極集電リード板から分断されていた負極活物質を、
電気的に負極集電リード板に接続することができるた
め、放電末期における急激な電圧降下を解消し、負極板
の放電容量を十分に取り出せるものであり、その実用的
価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における絶縁テープによる絶
縁部分を設けたセパレータの正極板と対向した状態を示
す正面図
【図2】本実施例電池および比較電池の放電特性を示す
【図3】本実施例電池の放電末期の負極板の状態を示す
横断面図
【図4】非水電解液電池の渦巻状に巻回して構成した極
板群の上面図
【図5】比較電池の放電末期の負極板の状態を示す横断
面図
【符号の説明】
1 11 負極板 1a 11a 負極集電リード板 1c 11c 正極板と対向していない部分または正極
集電リード板と対向している部分 11f 放電反応が速く進む部分 11s 放電反応が遅く進む部分 2 正極板 2a 正極集電リード板 2b 正極板最外周部 3 セパレータ 3a 絶縁部分(イオン透過性のない)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平5−43465(JP,U) 実開 平4−49454(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01M 2/18 H01M 6/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軽金属を活物質とする帯状の負極板と帯状
    の正極板とがセパレータを介して巻回された渦巻き状の
    電極体を備えた非水電解液電池であって、前記セパレー
    タは、正極板、負極板に接する面の長手方向に沿い、且
    少なくとも正極集電リード板と当接するように配置さ
    れ、イオンの透過を妨げる絶縁部分を有することを特徴
    とする非水電解液電池。
  2. 【請求項2】絶縁部分が正極板最外周部と当接する請求
    項1記載の非水電解液電池。
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