JP3113270B2 - コード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出し機構 - Google Patents

コード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出し機構

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JP3113270B2
JP3113270B2 JP02312500A JP31250090A JP3113270B2 JP 3113270 B2 JP3113270 B2 JP 3113270B2 JP 02312500 A JP02312500 A JP 02312500A JP 31250090 A JP31250090 A JP 31250090A JP 3113270 B2 JP3113270 B2 JP 3113270B2
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秀雄 杉原
一 冨田
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01DHARVESTING; MOWING
    • A01D34/00Mowers; Mowing apparatus of harvesters
    • A01D34/01Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus
    • A01D34/412Mowers; Mowing apparatus of harvesters characterised by features relating to the type of cutting apparatus having rotating cutters
    • A01D34/416Flexible line cutters
    • A01D34/4161Means for feeding cutter line

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 〔産業上の利用分野〕 この発明は草刈機の刈刃装置において、回転ケース内
のボビンに巻いたコードをその消耗に応じて繰り出すた
めの機構に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の刈刃装置として、古くは、コードが消耗して
短くなった時、それを回復するために、コードを差し換
える形式のものや、ボビンに巻いたコードを消耗長さだ
け手で引き出す手動式のものがあった。
現在では、タップアンドゴータイプやオートマチック
タイプのものが主流になっている。タップアンドゴータ
イプにおいては、コード巻回ボビンを収納した回転ケー
スを地面に打ち当てたり強く押圧したりしてその力によ
りボビンと回転ケースとの係止を解除し、所定のコード
長さを回復できるようになっている。その一例として、
実公平2−16595号公報、特公平2−26922号公報、米国
特許第4161820号公報、米国特許第4183138号公報及び米
国特許第4189833号公報等に記載されたものがある。
又、オートマチックタイプのものにおいては、回転ケ
ースから繰り出されたコードの長さにより変化する遠心
力に応じてボビンと回転ケースとの係止を解除し、所定
のコード長さを回復できるようになっている。その一例
として、特公昭59−22484号公報、特開昭60−83508号公
報、特開昭63−79522号公報、特開平2−163003号公
報、米国特許第4347666号公報、米国特許第4607431号公
報、米国特許第4660286号公報及び米国特許第4817288号
公報等に記載されたものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述したタップアンドゴータイプとオートマチックタ
イプには、それぞれ特長があり、その特長がそれぞれ相
反する長所と短所になっている。
タップアンドゴータイプにおいては、刈払い作業によ
るコードの消耗を作業者が常に確認しながら随時回転ケ
ースを地面に打ち当てたり強く押圧したりしてコードを
適切な長さまで繰り返す必要がある。これをしないと、
作業効率が大幅に低下するため、作業者にとっては気配
りと叩き動作とが煩雑となり、心理的及び肉体的にも負
担が大きくなる。しかしその反面、作業場所や草の状況
に応じて、作業者がコードを任意の長さに設定すること
ができる。例えば、軟らかい草の場合には、コード長く
出して作業効率を向上させることができる。又、硬い草
の場合には、コードの長さを短く設定し、切断力を大き
くすることができる。従って、一部の作業者にとって
は、前述した気配りと叩き動作が煩雑であるという以上
に作業効率の向上を重視する場合もある。
一方、オートマチックタイプにおいては、コードが一
定の長さ摩耗すると、コードが繰り出されるが、その繰
出し長さ範囲は一定である。その長さを変更するには、
回転ケース内に組み込まれた弾性体や重錘等を変更しな
ければならず、その変更を作業内容に応じて直ちに行な
うことは非常に面倒であり、実用上ほとんど変更はなさ
れていない。そのため、コードは作業地域における平均
的な要望長さに設定されるのが通常である。従って、作
業によりコードが摩耗した場合コードが所定長さまで常
に自動繰り出しされ、作業者にとっては何ら気配りをし
なくてもよく使い易いが、その反面、設定よりコードを
長く繰り出して使いたい場合や、逆にコードを短いまま
使いたい場合には、任意のコード長さを随時に選ぶこと
は不可能である。
このようにタップアンドゴータイプにおいては、作業
者が負担は大きいものの、作業者にとって作業効率をよ
り良くすることが可能であり、プロフェッショナルとし
てこの作業を行なう場合には有効である。しかし、作業
者は常にコードの長さについて注意する必要があるとと
もに、コードが短くなった場合回転ケースを叩かねばな
らないので、長時間の作業では非常に大きな負担とな
り、近年このプロフェッショナル市場においても、オー
トマチックタイプへの要望が大きくなりつつある。その
反面、このオートマチックタイプでは、作業効率の選定
が任意に行えないという問題点が常に残っている。
本発明は基本的にはオートマチックタイプでありなが
らタップアンドゴー機能をも合わせ持つ万能タイプの刈
刃装置を提供することにより、前記両タイプの短所を一
挙に解決することを目的としている。
発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 この目的に鑑み、本発明にかかるコード型草刈機の刈
刃装置1においては、第一に、後記する第1実施例の図
面(第1〜13図)又は第2実施例の図面(第14〜22図)
又は第3実施例の図面(第23〜30図)に示すように、回
転ケース4とボビン8とコード取出口10とクラッチ21,3
5とを備えている。ボビン8は回転ケース4内において
その回転中心7a回りでケース4に対し単独で回転可能に
支持されている。コード取出口10は前記回転ケース4の
外周に設けられ、このボビン8に巻いたコード11の端部
がこの取出口10に挿通されて同ケース4の外側へ案内さ
れている。クラッチ21,35は前記回転ケース4とボビン
8との間に設けられ、このコード取出口10から延出され
たコード11の端部の長さにより変化する遠心力に応じて
同ケース4からボビン8への回転伝達を断続する断続手
段21a,35aを有している。前記ボビン8は前記回転ケー
ス4の回転中心7aに沿って移動可能に支持されていると
ともに、このボビン8が回転中心7aに沿う移動に伴い同
ケース4に対する連動位置と所定回転角度範囲連動解除
位置とを取り得るように位置切換手段20が設けられてい
る。
さらに、前記クラッチ21,35の断続手段21a,35aにおい
て回転伝達継続保持手段22,25,36,39を設けてもよい。
例えば、前記第1,2実施例の図面に示すように、クラ
ッチ21は連動板9と可動体12と断続手段12a,13,13a,13
b,14と付勢手段15とボビン回転許容手段16,17,18,19と
位置切換手段20とを備えている。連動板9は回転ケース
4内においてその回転中心7a回りで同ケース4に対し単
独で回転可能に支持されている。可動体12は回転ケース
4内で遠心力に応じて移動可能に支持されている。断続
手段12a,13,13a,13b,14は連動板9と可動体12との間に
設けられ、可動体12の移動に伴い、ケース4の回転を可
動体12を介して連動板9に伝達する可動体係止状態と、
それらの係止を解除して連動板9を回転ケース4に対し
所定角度範囲回転可能にする可動体係止解除状態とを取
り得る。付勢手段15は可動体12を常に前記可動体係止状
態に保持する。ボビン回転許容手段16,17,18,19は連動
板9及び回転ケース4とボビン8との間に設けられ、回
転中心7aに沿うボビン8の移動に伴い、連動板9及び回
転ケース4の回転をボビン8に伝達するボビン係止状態
と、それらの係止を解除してボビン8を連動板9及び回
転ケース4に対し所定角度範囲回転可能にするボビン係
止解除状態とを取り得る。位置切換手段20はボビン8を
常に前記ボビン係止状態に保持するように付勢する。
又、例えば、前記第3実施例の図面に示すように、ク
ラッチ35はボビン回転許容手段31,32,33,34と位置切換
手段20と断続手段12b,28aと付勢手段15とを備えてい
る。ボビン回転許容手段31,32,33,34は回転ケース4と
ボビン8との間に設けられ、回転中心7aに沿うボビン8
の移動に伴い、同ケース4の回転をボビン8に伝達する
ボビン係止状態と、それらの係止を解除してボビン8を
回転ケース4に対し所定角度範囲回転可能にするボビン
係止解除状態とを取り得る。断続手段12b,28aはボビン
8と可動体12との間に設けられ、可動体12の移動に伴
い、前記ボビン回転許容手段31,32,33,34を前記ボビン
係止状態とボビン係止解除状態とにする。そのほかのも
のの構成は第1,2実施例にかかる発明と同様である。
第二に、本発明にかかるコード型草刈機の刈刃装置1
においては、後記する第4実施例の図面(第31〜39図)
に示すように、回転ケース4とシフター40とボビン8と
コード取出口10とクラッチ45とを備えている。シフター
40は同ケース4内においてその回転中心7a回りでケース
4に対し単独で回転可能に支持されている。ボビン8は
同ケース4内においてその回転中心77a回りでケース4
とともに回転可能に支持されている。コード取出口10は
前記シフター40の外周に設けられ、このボビン8に巻い
たコード11の端部を挿通してケース4の外側へ案内す
る。クラッチ45は前記回転ケース4とシフター40との間
に設けられ、このコード取出口10から延出されたコード
11の端部の長さにより変化する遠心力に応じて同ケース
4からシフター40への回転伝達を断続する断続手段45a
を有する。前記シフター40は前記回転ケース4の回転中
心7aに沿って移動可能に支持されているとともに、この
シフター40が回転中心7aに沿う移動に伴い同ケース4に
対する連動位置と所定回転角度範囲連動解除位置とを取
り得るように位置切換手段20が設けられている。
さらに、前記クラッチ45の断続手段45aにおいて回転
伝達継続保持手段22,25を設てもよい。
例えば、クラッチ45は連動板9と可動体12と断続手段
12a,13,13a,13b,14と付勢手段15とシフター回転許容手
段41,42,43,44と位置切換手段20とを備えている。シフ
ター回転許容手段41,42,43,44は連動板9及び回転ケー
ス4とシフター40との間に設けられ、回転中心7aに沿う
シフター40の移動に伴い、連動板9の回転をシフター40
に伝達するシフター係止状態と、それらの係止を解除し
てシフター40を連動板9及び回転ケース4及びボビン8
に対し所定角度範囲回転可能にするシフター係止解除状
態とを取り得る。位置切換手段20はシフター40を常に前
記シフター係止状態に保持するように付勢する。そのほ
かのものの構成は第1,2実施例にかかる発明と同様であ
る。
第三に、本発明にかかるコード型草刈機の刈刃装置1
においては、後記する第5実施例の図面(第40〜49図)
に示すように、回転ケース4とボビン8とコード取出口
10とクラッチ53とを備えている。これらの構成は第1,2
実施例にかかる発明と同様である。前記ボビン8には回
転ケース4の外側へ突出する殴打部52が連結され、この
ボビン8及び殴打部52が同ケース4の回転中心7aに沿っ
て共に移動可能に支持されているとともに、このボビン
8が回転中心7aに沿う移動に伴いケース4に対する連動
位置と所定回転角度範囲連動解除位置とを取り得るよう
に位置切換手段20が設けられている。
さらに、前記クラッチ53の断続手段53aにおいて回転
伝達継続保持手段22,25を設けてもよい。
例えば、クラッチ53は連動板9と可動体12と断続手段
12a,46,47と付勢手段15とボビン回転許容手段48,49,50,
51と位置切換手段20とを備えている。これらの構成は第
1,2実施例にかかる発明と同様である。
第四に、本発明にかかるコード型草刈機の刈刃装置1
においては、後記する第6実施例の図面(第50〜58図)
に示すように、回転ケース4とボビン8とコード取出口
10とクラッチ59とを備えている。これらの構成は第1,2
実施例にかかる発明と同様である。前記回転ケース4に
は同ケース4の外側へ突出する殴打部54が回転中心7aに
沿って移動可能にかつ回転中心7a回りでケース4に対し
断続手段59aを介して一体回転可能に支持されていると
ともに、この殴打部54が回転中心7aに沿う移動に伴いボ
ビン8に対する連動位置と所定回転角度範囲連動解除位
置とを取り得るように位置切換手段20が設けられてい
る。
さらに、クラッチ59と断続手段59aにおいて回転伝達
継続保持手段22,25を設けてもよい。
例えば、クラッチ59は連動板9と可動体12と断続手段
12a,13,13a,13b,14と付勢手段15とボビン回転許容手段5
5,56,57,58と位置切換手段20とを備えている。ボビン回
転許容手段55,56,57,58は殴打部54とボビン8との間に
設けられ、回転中心7aに沿う殴打部54の移動に伴い、殴
打部54の回転をボビン8に伝達するボビン係止状態と、
それらの係止を解除してボビン8を殴打部54及び連動板
9及び回転ケース4に対し所定角度範囲回転可能にする
ボビン係止解除状態とを取り得る。位置切換手段20は殴
打部54を常に前記ボビン係止状態に保持するように付勢
する。
第1,2実施例又は第4実施例又は第5実施例又は第6
実施例にかかる発明において、回転伝達継続保持手段は
回転ケース4に対する連動板9の回転を阻止する止め手
段22,25である。
第3実施例にかかる発明において、回転伝達継続保持
手段は可動体12の移動を阻止する止め手段36,39であ
る。
〔作用〕
第1,2実施例にかかる発明において、まずオートマチ
ック機能に加えてタップアンドゴー機能をも同時に行う
場合には、第3,15図に示すようにケース4に対し連動板
9を単独で回転可能にする。
第2,4〜6,14,16〜18図の状態でケース4が回転する
と、クラッチ21における断続手段12a,13,13a,13b,14の
可動体係止状態で、可動体12を介して連動板9が回転す
るとともに、クラッチ21におけるボビン回転許容手段1
6,17,18,19のボビン係止状態で、ボビン8が回転し、ケ
ース4のコード取出口10から延出するコード11も回転す
る。
コード11の延出長さが変化すると、断続手段12a,13,1
3a,13b,14の可動体係止解除状態で、連動板9がボビン
8とともにケース4に対し所定角度範囲相対回転し、コ
ード11が遠心力により取出口10から一定長さ自動的に延
出される。そして、断続手段12a,13,13a,13b,14が可動
体係止状態に戻り、連動板9及びボビン8がケース4と
ともに回転する。
このようなオートマチック機能の作動可能中にタップ
アンドゴー機能を行なうために、ケース4に衝撃を与え
ると、第10〜12、19〜21図に示すようにボビン回転許容
手段16.17,18,19がボビン係止解除状態となってボビン
8がケース4及び連動板9に対し所定角度範囲相対回転
し、コード11が遠心力により取出口10から一定長さ延出
される。
一方、第13,22図に示すように、回転伝達継続保持の
ための止め手段22,25により、連動板9をケース4に対
し相対回転不能にすると、オートマチック機能は行え
ず、タップアンドゴー機能のみを行うことができる。
第3実施例にかかる発明において、まずオートマチッ
ク機能に加えてタップアンドゴー機能をも同時に行う場
合には、第23図に示すように可動体12を遠心力により移
動可能にする。
第23,24,25図の状態でケース4が回転すると、クラッ
チ35における断続手段12b,28aがボビン回転許容手段31,
32,33,34をボビン係止状態にしたままで、ボビン8が回
転し、ケース4のコード取出口10から延出するコード11
も回転する。
コード11の延出長さが変化すると、断続手段12b,28a
がボビン回転許容手段31,32,33,34をボビン係止解除状
態にしてボビン8がケース4に対し所定角度範囲相対回
転し、コード11が遠心力により取出口10から一定長さ自
動的に延出される。そして、ボビン回転許容手段31,32,
33,34がボビン係止状態に戻り、ボビン8がケース4と
ともに回転する。
このようなオートマチック機能の作動可能中にタップ
アンドゴー機能を行なうために、ケース4に衝撃を与え
ると、第26,27,28図に示すようにボビン回転許容手段3
1,32,33,34がボビン係止解除状態となってボビン8がケ
ース4に対し所定角度範囲相対回転し、コード11が遠心
力により取出口10から一定長さ延出される。
一方、第29,30図に示すように回転伝達継続保持のた
めの止め手段36,39により、可動体12の移動を阻止する
と、オートマチック機能は行えず、タップアンドゴー機
能のみを行うことができる。
第4実施例にかかる発明において、まずオートマチッ
ク機能に加えてタップアンドゴー機能をも同時に行う場
合には、第32図に示すようにケース4に対し連動板9を
単独で回転可能にする。
第31,33〜35図の状態でケース4及びボビン8が回転
すると、クラッチ45における断続手段12a,13,13a,13b,1
4の可動体係止状態で、可動体12を介して連動板9が回
転するとともに、クラッチ45におけるシフター回転許容
手段41,42,43,44のシフター係止状態で、シフター40が
回転し、シフター40のコード取出口10から延出するコー
ド11も回転する。
コード11の延出長さが変化すると、断続手段12a,13,1
3a,13b,14の可動体係止解除状態で連動板9がシフター4
0とともにケース4及びボビン8に対し所定角度範囲相
対回転し、コード11が遠心力により取出口10から一定長
さ自動的に延出される。そして、断続手段12a,13,13a,1
3b,14が可動体係止状態に戻り、連動板9及びシフター4
0がケース4及びボビン8とともに回転する。
このようなオートマチック機能の作動可能中にタップ
アンドゴー機能を行なうために、ケース4に衝撃を与え
ると、第36,37,38図に示すようにシフター回転許容手段
41,42,43,44がシフター係止解除状態となってシフター4
0がケース4及びボビン8及び連動板9に対し所定角度
範囲回転し、コード11が遠心力により取出口10から一定
長さ延出される。
一方、第39図に示すように、回転伝達継続保持のため
の止め手段22,25により、連動板9をケース4に対し相
対回転不能にすると、オートマチック機能は行えず、タ
ップアンドゴー機能のみを行うことができる。
第5実施例にかかる発明においては、第40,45図に示
すように、殴打部52により遠心クラッチ53のボビン回転
許容手段48,49,50,51をボビン係止状態とボビン係止解
除状態とにする点で、第1,2実施例にかかる発明と異な
るが、そのほかの作用は同様である。
第6実施例にかかる発明において、まずオートマチッ
ク機能に加えてタップアンドゴー機能をも同時に行う場
合には、第51図に示すようにケース4に対し連動板9を
単独で回転可能にする。
第50,52〜54図の状態でケース4が回転すると、クラ
ッチ59における断続手段12a,13,13a,13b,14の可動体係
止状態で、可動体12を介して連動板9が回転するととも
に、クラッチ59におけるボビン回転許容手段55,56,57,5
8のボビン係止状態で、ボビン8が回転し、ケース4の
コード取出口10から延出するコード11も回転する。
コード11の延出長さが変化すると、断続手段12a,13,1
3a,13b,14の可動体係止解除状態で、連動板9及び殴打
部54がボビン8とともにケース4に対し所定角度範囲相
対回転し、コード11が遠心力により取出口10から一定長
さ自動的に延出される。
このようなオートマチック機能の作動可能中にタップ
アンドゴー機能を行なうために、殴打部54を押圧する
と、第55,56,57図に示すようにボビン回転許容手段55,5
6,57,58がボビン係止解除状態となってボビン8がケー
ス4及び連動板9及殴打部54に対し所定角度範囲相対回
転し、コード11が遠心力により取出口10から一定長さ延
出される。
一方、第58図に示すように、回転伝達継続保持のため
の止め手段22,25により、連動板9をケース4に対し相
対回転不能にすると、オートマチック機能は行えず、タ
ップアンドゴー機能のみを行うことができる。
〔第1実施例〕 まず、本発明の第1実施例を第1図から第13図に従っ
て説明する。
第1図に示すコード型草刈機においては刈刃装置1が
駆動軸管2の下端部に取付けられ、この駆動軸管2の上
端部に取付けられた原動機3により刈刃装置1が回転す
るようになっている。以下、この刈刃装置1のみを詳述
する。
第2図に示すように、回転ケース4はハウジング5と
カバー6とからなり、ハウジング5の中心部にある取付
ボルト7において前記駆動軸管2内の駆動軸(図示せ
ず)に対し連結されている。従って、取付ボルト7の軸
心である回転中心7aの回りでハウジング5とカバー6と
が一体となって回転するようになっている。
前記回転ケース4内にはボビン8とその上にある連動
板9とが回転中心7a回りで同ケース4に対し単独で回転
可能に支持されている。ハウジング5の外周には一対の
コード取出口10が180度間隔で取付けられ、ボビン8に
巻かれたコード11の両端部がこの取出口10に挿通されて
ハウジング5の外側へ案内されている。ハウジング5内
には4個の可動体12が90度間隔で回転中心7aに対し放射
状に配設され、各可動体12はハウジング5の回転中心7a
と外周とを結ぶ半径方向へ移動可能に支持されている。
第4図に示すように、前記連動板9上には半径方向へ
延びる8個のスライド溝13が周方向へ等間隔に配設さ
れ、回転中心7aに近い同溝13の内端部が係止部13aにな
っているとともに、回転中心7aに対し遠い同溝13の外端
部が係止解除部13bになっている。互いに隣接する両ス
ライド溝13において一方のスライド溝13の係止部13aと
他方のスライド溝13の係止解除部13bとは周方向へ延び
る連通溝14により接続されている。
前記各可動体12の下側には係止爪12aが突設され、各
係止爪12aは各スライド溝13のうち90度間隔の4個のス
ライド溝13に係入されている。各可動体12は付勢手段と
しての圧縮コイルばね15により回転中心7a側へ付勢さ
れ、その付勢力により各可動体12の係止爪12aは各スラ
イド溝13の係止部13aに保持されている。この状態で、
ケース4が回転すると、各可動体12の係止爪12aを介し
て連動板9も同一方向へ回転するようになっている。
又、各可動体12が圧縮コイルばね15の付勢力に抗して回
転中心7aから離れる方向へ移動すると、各可動体12の係
止爪12aが各スライド溝13の係止解除部13bに移動する。
そして、連動板9がケース4とは逆方向へ相対回転する
と、隣接するスライド溝13の係止部13aに各可動体12の
係止爪12aが連通溝14を通って移動する。
第7図に示すように、ボビン8の上面には8個の係止
爪16が周方向へ等間隔で配設され、各係止爪16上には同
一周方向へ傾斜する係止面16aが形成されている。第9
図に示すように、ボビン8の下面にも8個の係止爪17が
周方向へ等間隔で配設され、各係止爪17上には同一周方
向へ傾斜する係止爪17aが形成されている。上側の各係
止爪16と下側の各係止爪17とは周方向へ同一角度位置に
あるが、それらの係止面16a,17aは互いに逆方向へ傾斜
している。第8図に示すように、連動板9の下面には8
個の係止凹部18が周方向へ等間隔で配設され、その内底
部には周方向へ傾斜する係止面18aが形成されている。
カバー6上には8個の係止凹部19が周方向へ等間隔で配
設され、その内底部には周方向へ傾斜する係止面19aが
形成されている。連動板9の各係止凹部18とカバー6の
各係止凹部19とは第5,6図に示す状態で16分の2πラジ
アンだけ周方向へずれているとともに、両係止凹部18,1
9の係止面18a,19aは互いに逆方向へ傾斜している。
ボビン8は回転中心7aに沿って移動可能に支持され、
カバー6上に支持した位置切換手段としての圧縮コイル
ばね20により上方へ付勢されている。その付勢力によ
り、第2,5,6図に示すように、ボビン8の上側の各係止
爪16が連動板9の各係止凹部18に係入されるとともに、
ボビン8の下側の各係止爪17がカバー6の各係止凹部19
から離れるようになっている。そして、第10,11,12図に
示すように、ボビン8が圧縮コイルばね20の付勢力に抗
して下方へ移動すると、ボビン8の下側の各係止爪17が
カバー6の各係止凹部19に係入されるとともに、ボビン
8の上側の各係止爪16が連動板9の各係止凹部18から離
れるようになっている。
なお、前記連動板9、可動体12、可動体12の係止爪12
a、連動板9のスライド溝13及び連通溝14、可動体12側
の圧縮コイルばね15、ボビン8の上側係止爪16及び下側
係止爪17、連動板9の係止凹部18、カバー6の係止凹部
19並びにボビン8側の圧縮コイルばね20により、ケース
4からボビン8への回転伝達を断続するクラッチ21が構
成されている。そのうち、係止爪12aとスライド溝13並
びにその係止部13a及び係止解除部13bと連通溝14とによ
り、断続手段21aが構成されているとともに、係止爪16,
17と係止凹部18,19とにより、かみあいクラッチである
ボビン回転許容手段が構成されている。
ハウジング5には一対の止め孔22が180度間隔で形成
されているとともに、連動板9にも一対の止め孔23が18
0度間隔で形成され、このの両止め孔22,23は所定位置で
互いに合致されるようになっている。そして、第3図に
示すように、短い蓋ピン24をハウジング5の止め孔22に
挿入した場合には、連動板9がハウジング5に対し単独
で回転可能なままであるが、第13図に示すように、長い
止めピン25をハウジング5の止め孔22及び連動板9の止
め孔23に挿入した場合にはハウジング5と連動板9とは
常に一体に回転可能となる。なお、この止め孔22,23と
止めピン25とにより、回転伝達の継続を保持する止め手
段が構成されている。
まず、オートマチック機能に加えてタップアンドゴー
機能をも同時に行える場合について述べる。この場合に
は、第3図に示すように短い蓋ピン24をハウジング5の
止め孔22のみに挿入する。
第2,4図の状態でケース4が回転すると、可動体12の
係止爪12aを介して連動板9が回転するとともに、連動
板9の係止凹部18及びボビン8の上側係止爪16を介して
ボビン8が回転し、ケース4のコード取出口10から延出
するコード11も回転する。このコード11が草に衝突する
ことにより草刈りが行われる。
刈り払い作業によりコード11が消耗してケース4の回
転抵抗が小さくなると、原動機3の出力が一定であって
も、コード11の延出長さが通常の状態の時と比較して、
ケース4の回転数は高くなり、各可動体12に働く遠心力
が増大する。そのため、各可動体12は圧縮コイルばね15
の付勢力に抗して回転中心7aから遠のく方向へ移動し、
連動板9の各スライド溝13の係止部13aにある各可動体1
2の係止爪12aが各スライド溝13の係止解除部13bに移動
する。この状態ではケース4の回転が連動板9に伝達さ
れず、連動板9及びボビン8は空転する。ケース4の回
転に伴い可動体12の係止爪12aは連動板9の連通溝14を
移動する。連動板9及びボビン8の回転がケース4より
も遅くなっている間に、コード取出口10がケース4とと
もに回転し、その分コード11がボビン8の外周で緩みを
生じて遠心力によりコード取出口10からケース4の外側
へ延出される。コード取出口10がボビン8に対しほぼ8
分の2πラジアンだけ回転してコード11が一定長さ延出
されると、ケース4の回転抵抗が増大してケース4の回
転数が低くなる。これに伴って、可動体12に働く遠心力
も小さくなり、可動体12が圧縮コイルばね15の付勢力に
より回転中心7a側へ移動するとともに、可動体12の係止
爪12aは隣接するスライド溝13の係止部13aに至る。そし
て、連動板9及びボビン8がケース4とともに再び回転
する。
このようなオートマチック機構においては、コード11
が一定長さだけ摩耗すると、前述した動作を繰り返すこ
とにより、ボビン8に対するコード11の巻き量に応じ
て、一定長さのコード11が自動的に繰り出される。な
お、圧縮コイルばね15の強さを変えると、コード11の延
出長さを調節することができる。
コード11は一定の延出長さに設定されるが、設定より
もコード11を長く延出して使いたい場合や、逆にコード
11を短いまま使いたい場合には、タップアンドゴー機構
を利用する。
第2,5,6図の状態で回転ケース4を地面に打ち当てる
と、第10,11,12図に示すように、その衝撃による慣性に
よりボビン8は圧縮コイルばね20の付勢力に抗して下方
へ移動し、ボビン8の下側係止爪17がカバー6の係止凹
部19に係入され、係止爪17の係止面17aの一部と係止凹
部19の係止面19aの一部とが接触する。そのため、ボビ
ン8の回転がケース4よりも遅いままケース4及び連動
板9がほぼ16分の2πラジアンだけ回転し、両係止面17
a,19aが完全に合致してボビン8がケース4及び連動板
9とともに再び回転する。そして、オートマチック機能
と同様に、ボビン8の回転がケース4に対し遅れている
間に、その分コード11が延出される。打ち当ての慣性力
が消滅すると、ボビン8が圧縮コイルばね20の付勢力に
より上動し、ボビン8の上側係止爪16が連動板9の係止
凹部18に係入され、係止爪16の係止面16aの一部と係止
凹部18の係止面18aの一部とが接触する。そして、ボビ
ン8の回転がケース4よりも遅いままケース4及び連動
板9がほぼ16分の2πラジアンだけ回転すると、ボビン
8の回転がケース4に対し遅れている間にその分コード
11が延出される。両係止面16a,18aが完全に合致される
と、ボビン8もケース4及び連動板9とともに再び回転
する。
このようにオートマチック機構と同時にタップアンド
ゴー機構を利用すると、コード11が一定長さまで摩耗し
て自動繰り出しされる前後のいずれの状態でもケース4
を任意回数地面に打ち当てれば、オートマチック機構に
よるコード11の設定延出長さ以上の任意の長さを随時に
選ぶことができる。
一方、第13図に示すように、長い止めピン25をハウジ
ング5の止め孔22及び連動板9の止め孔23に挿入する
と、連動板9がケース4に対し相対回転不能になるた
め、コード11の自動繰り出しを行なうことができない。
従って、タップアンドゴー機構のみが前述した場合と同
様にして働く。この場合にはオートマチック機構による
コード11の設定延出長さが関係しないため、ケース4の
打ち当て回数に応じて、コード11の延出長さを広い範囲
で任意に選ぶことができる。
以上のように、この第1実施例にかかる刈刃装置1に
よれば、オートマチック機構とタップアンドゴー機構と
を使い分けることにより、従来の技術で述べたそれらの
短所を一挙に解決して、両機能を合わせ持つ万能タイプ
のものとして優れた効果を奏する。
〔第2実施例〕 次に、第14図から第22図に示す第2実施例を前記第1
実施例との相違点を中心に説明する。
第14図に示すように、この第2実施例においては、前
記第1実施例と比較して、可動体12の構成及びその付勢
手段が異なる。すなわち、前記第1実施例では可動体12
が回転中心7aから半径方向へ移動可能になっているが、
第16図に示すようにこの第2実施例ではハウジング5の
内側に一対の可動体12が180度間隔で配設され、ハウジ
ング5に対し軸26により回動可能に支持されている。こ
の可動体12の先端部下側には係止爪12aが突設されてい
る。この係止爪12aは前記第1実施例の場合と同様に連
動板9のスライド溝13に係入されている。ハウジング5
内の中央部には回動筒27が支持され、この回動筒27の外
周には付勢手段としてのねじりコイルばね15が挿嵌され
ている。回動筒27の外周と可動体12とは互いに噛合さ
れ、ねじりコイルばね15の付勢力により可動体12が回動
してその係止爪12aがスライド溝13の係止部13aに位置し
ている。その他の基本的構成は第1実施例の場合と同様
であるため、第1実施例と対応する部分については第1
実施例の番号を付して説明に代える。なお、第2実施例
の第14図が第1実施例の第2図に、同じく第15図が第3
図に、第16図が第4図に,第17図が第5図に、第18図が
第6図に、第19図が第10図に、第20図が第11図に、第21
図が第12図に、第22図が第13図にそれぞれ対応し、第2
実施例の基本的作用は第1実施例の場合と同様である。
〔第3実施例〕 次に、本発明の第3実施例を前記第1実施例との相違
点を中心に第23図から第30図に従って説明する。
第23図に示すように、この第3実施例では第1実施例
における連動板9がなく、回転ケース4内にはボビン8
が回転中心7aの回りで同ケース4に対して単独で回転可
能に支持されている。
この連動板9をなくしたため、第1実施例における可
動体12も変更している。すなわち、ボビン8の中心部上
にほぼ円錐状の凹部28が形成され、この凹部28内には回
転中心7aから半径方向に沿って外側へ向かうに従い上方
へ傾斜する係止面28aが形成されている。ボビン8の中
心部に上下動可能に挿通された支軸29には凹部28の上方
において支持板30が挿着され、第24図に示すようにこの
支持板30と凹部28との間に各可動体12が90度間隔で配設
されている。各可動体12の下側に形成された斜状係止面
12bで各可動体12が凹部28の係止面28a上に載せられてい
る。各可動体12間には付勢手段としての引張りコイルば
ね15が連結され、この各引張りコイルばね15により各可
動体12は支軸29側へ付勢されている。
第24図に示すようにボビン8の上面には8個の係止爪
31が周方向へ等間隔で配設されているとともに、第25図
に示すようにボビン8の下面にも8個の係止爪32が周方
向へ等間隔で配設され、上側の各係止爪31と下側の各係
止爪32とは第24,25図に示す状態で16分の2πラジアン
だけ周方向へずれている。ハウジング5の内側には8個
の係止爪33が周方向へ等間隔で配設されているととも
に、カバー6上には8個の係止爪34が周方向へ等間隔で
配設され、ハウジング5側の各係止爪33とカバー6側の
各係止爪34とは周方向へ同一角度位置にある。
ボビン8は回転中心7aに沿って移動可能に支持され、
カバー6上に支持した位置切換手段としての圧縮コイル
ばね20により上方へ付勢されている。その付勢力によ
り、第23,24,25図に示すようにボビン8の上側の各係止
爪31がハウジング5の各係止爪33に係合されるととも
に、ボビン8の下側の各係止爪32がカバー6の係止爪34
から離れるようになっている。第26,27,28図に示すよう
に、各可動体12が引張コイルばね15の付勢力に抗して回
転中心7aから離れる方向へ移動すると、各可動体12の係
止面12bによりボビン8の凹部28の係止面28aが押され、
ボビン8が圧縮コイルばね20の付勢力に抗して下方へ移
動する。そして、ボビン8の下側の各係止爪32がカバー
6の各係止爪34に係合されるとともに、ボビン8の上側
の各係止爪31がハウジング5の各係止爪33から離れる。
なお、前記可動体12、可動体12の係止面12b、ボビン
8の凹部28の係止面28a、可動体12側の引張コイルばね1
5、ボビン8の上側係止爪31及び下側係止爪32、ハウジ
ング5の係止爪33、カバー6の係止爪34並びにボビン8
側の圧縮コイルばね20により、ケース4からボビン8へ
の回転伝達を断続するクラッチ35が構成されている。そ
のうち、係止面12bと係止面28aとにより、断続手段35a
が構成されているとともに、各係止爪31,32,33,34によ
り、かみあいクラッチであるボビン回転許容手段が構成
されている。
ハウジング5には4個の止め孔36が90度間隔で形成さ
れているとともに、支持板32にも4個の止め孔37がハウ
ジング5の止め孔36に対応して形成されている。そし
て、第23,26図に示すように、短い蓋ピン38をハウジン
グ5の止め孔36に挿入した場合には、各可動体12が半径
方向へ移動可能なままであるが、第29,30図に示すよ
う、長い止めピン39をハウジング5の止め孔36及び支持
板30の止め孔38に挿入した場合には、この止めピン39に
より各可動体12が回転中心7a側から半径方向へ移動する
のを阻止するようになっている。なお、この止め孔36と
止めピン39とにより、回転伝達の断続を保持する止め手
段が構成されている。
まず、オートマチック機能に加えてタップアンドゴー
機能をも同時に行える場合について述べる。この場合に
は、第23図に示すように、短い蓋ピン38をハウジング5
の止め孔36のみに挿入する。
第23〜25図の状態でケース4が回転すると、ハウジン
グ5の係止爪33及びボビン8の上側係止爪31を介してボ
ビン8が回転し、ケース4のコード取出口10から延出す
るコード11も回転する。そのコード11が草に衝突するこ
とにより草刈りが行われる。
刈り払い作業によりコード11が消耗してケース4の回
転抵抗が小さくなると、原動機3の出力が一定であって
も、コード11の延出長さが通常の状態の時と比較して、
ケース4の回転数は高くなり、各可動体12に働く遠心力
が増大する。そのため、各可動体12は引張コイルばね15
の付勢力に抗して回転中心7aから遠のく方向へ移動し、
各可動体12の係止面12bによりボビン8の凹部28の係止
面28aが押される。そして、第26〜28図に示すように、
ボビン8が圧縮コイルばね20の付勢力に抗して下方へ移
動し、ボビン8の上側係止爪31がハウジング5の係止爪
33から離れ、ケース4の回転がボビン8に伝達されな
い。ボビン8の回転がケース4よりも遅くなっている間
に、コード取出口10がケース4とともに回転し、その分
コード11がボビン8の外周で緩みを生じて遠心力により
コード取出口10からケース4の外側へ延出される。コー
ド取出口10がボビン8に対しほぼ16分の2πラジアンだ
け回転すると、ボビン8の下側係止爪32とカバー6の係
止爪34とが係合し、ケース4とともにボビン8も再び回
転するが、コード11が一定長さ延出されるため、ケース
4の回転抵抗が増大してケース4の回転数が低くなる。
これに伴って、各可動体12に働く遠心力も小さくなり、
各可動体12が引張コイルばね15の付勢力により回転中心
7a側へ移動すると、ボビン8は圧縮コイルばね20の付勢
力により上動し、ボビン8の下側係止爪32がカバー6の
係止爪34から離れ、ケース4の回転がボビン8に伝達さ
れない。ボビン8の回転がケース4よりも遅くなってい
る間に、コード取出口10がケース4とともに回転し、そ
の分コード11がボビン8の外周で緩みを生じて遠心力に
よりコード取出口10からケース4の外側へ延出される。
コード取出口10がボビン8に対しほぼ16分の2πラジア
ンだけ回転すると、ボビン8の上側係止爪31がハウジン
グ5の係止爪33に係合し、ケース4とともにボビン8も
再び回転する。従って、コード11は2回の動作により一
定長さ延出される。
このようなオートマチック機構においては、コード11
が一定長さだけ摩耗すると、前述した動作を繰り返すこ
とにより、ボビン8に対するコード11の巻き量に応じ
て、一定長さのコード11が自動的に繰り出される。
コード11は一定の延出長さに設定されるが、設定より
もコード11を長く延出して使いたい場合や、逆にコード
11を短いまま使いたい場合には、タップアンドゴー機構
を利用する。
第23,24,25図の状態で回転ケース4を地面に打ち当て
ると、第26,27,28図に示すように、その衝撃による慣性
によりボビン8は圧縮コイルばね20の付勢力に抗して下
方へ移動し、オートマチック機構の場合の同様に、コー
ド11が延出される。そして、打ち当ての慣性力が消滅す
ると、ボビン8が圧縮コイルばね20の付勢力により上動
し、オートマチック機構の場合と同様に、コード11が延
出される。
このようにオートマチック機構と同時にタップアンド
ゴー機構を利用すると、コード11が一定長さまで摩耗し
て自動繰り出しされる前後のいずれの状態でも、ケース
4を任意回数地面に打ち当てれば、オートマチック機構
によりコード11の設定延出長さ以上の任意の長さを随時
に選ぶことができる。
一方、第29,30図に示すように、長い止めピン39をハ
ウジング5の止め孔36及び支持板30の止め孔37に挿入す
ると、各可動体12が移動不能になるため、コード11の自
動繰り出しを行なうことができない。従って、タップア
ンドゴー機構のみが前述した場合と同様にして働く。こ
の場合にはオートマチック機構によるコード11の設定延
出長さが関係しないため、ケース4の打ち当て回数に応
じて、コード11の延出長さを広い範囲で任意に選ぶこと
ができる。
以上のように、この第3実施例にかかる刈刃装置1に
よれば、オートマチック機構とタップアンドゴー機構と
を使い分けることにより、従来の技術で述べたそれらの
短所を一挙に解決して、両機能を合わせ持つ万能タイプ
のものとして優れた効果を奏する。
〔第4実施例〕 次に、本発明の第4実施例を前記第1実施例との相違
点を中心に第31図から第39図に従って説明する。
第1実施例ではボビン8及び連動板9がケース4に対
し単独で回転可能に支持されているが、第31図に示すよ
うに、この第4実施例ではボビン8がケース4のカバー
6に対し常に一体回転するようになっている。ボビン8
と連動板9との間にはシフター40が嵌め込まれ、ケース
4に対し単独で回転可能に支持されている。このシフタ
ー40の外周には一対のコード取出口10が180度間隔で取
付けられ、ボビン8に巻かれたコード11の両端部がこの
取出口11に挿通されてハウジング5の外側へ案内されて
いる。
第34図に示すようにシフター40の上面には8個の係止
爪41が周方向へ等間隔で配設されているとともに、第35
図に示すようにシフター40の下面には8個の係止爪42が
周方向へ等間隔で配設され、シフター40の上側の各係止
爪41と下側の各係止爪42とは周方向へ同一角度位置にあ
る。連動板9の下面には8個の係止凹部43が周方向へ等
間隔で配設されているとともに、カバー6上には8個の
係止凹部44が周方向へ等間隔で配設され、連動板9の各
係止凹部43とカバー6の各係止凹部44と第34,35図に示
す状態で16分の2πラジアンだけ周方向へずれている。
ボビン8及びシフター40は回転中心7aに沿って移動可
能に支持され、カバー6上に支持した位置切換手段とし
ての圧縮コイルばね20により上方へ付勢されている。そ
の付勢力により、第31,34,35図に示すように、シフター
40の下側係止爪42が連動板9の各係止凹部43に係入され
るとともに、シフター40の上側係止爪42がカバー6の各
係止凹部44から離れるようになっている。第36,37,38図
に示すように、ボビン8及びシフター40が圧縮コイルば
ね20の付勢力に抗して下方へ移動すると、シフター40の
上側係止爪41がカバー6の係止凹部44に係入されるとと
もに、シフター40の下側係止爪41が連動板9の係止凹部
43から離れる。
なお、前記連動板9、可動体12、可動体12の係止爪12
a、連動板9のスライド溝13及び連通溝14、可動体12側
の圧縮コイルばね15、シフター40の上側係止爪41及び下
側係止爪42、連動板9の係止凹部43、カバー6の係止凹
部44並びにボビン8及びシフター40側の圧縮コイルばね
20により、ケース4からシフター40への回転伝達を断続
するクラッチ45が構成されている。そのうち、係止爪12
aとスライド溝13並びにその係止部13a及び係止解除部13
bと連通溝14とにより、継続手段45aが構成されていると
ともに、係止爪41,42と係止凹部43,44とにより、かみあ
いクラッチであるシフター回転許容手段が構成されてい
る。
まず、オートマチック機能に加えてタップアンドゴー
機能をも同時に行える場合について述べる。この場合に
は、第32図に示すように短い蓋ピン24をハウジング5の
止め孔22のみに挿入する。
第31,33図の状態でケース4がボビン8とともに回転
すると、可動体12の係止爪12aを介して連動板9が回転
するとともに、連動板9の係止凹部43及びシフター40の
上側係止爪41を介してシフター40が回転し、シフター40
のコード取出口10から延出するコード11も回転する。そ
のコード11が草に衝突することにより草刈りが行われ
る。
刈り払い作業によりコード11が消耗してケース4の回
転抵抗が小さくなると、原動機3の出力が一定であって
も、コード11の延出長さが通常の状態の時と比較して、
ケース4の回転数は高くなり、各可動体12に働く遠心力
が増大する。そのため、各可動体12は圧縮コイルばね15
の付勢力に抗して回転中心7aから遠のく方向へ移動し、
連動板9の各スライド溝13の係止部13aにある各可動体1
2の係止爪12aが各スライド溝13の係止解除部13bに移動
する。この状態ではケース4の回転が連動板9に伝達さ
れず、シフター40は空転する。ケース4の回転に伴い可
動体12の係止爪12aは連動板9の連通溝14を移動する。
連動板9及びシフター40の回転がケース4よりも遅くな
っている間に、ケース4とともにボビン8が回転し、そ
の分コード11がボビン8の外周で緩みを生じて遠心力に
よりコード取出口10からケース4の外側へ延出される。
ボビン8がコード取出口10に対しほぼ8分の2πラジア
ンだけ回転してコード11が一定長さ延出されると、ケー
ス4の回転抵抗が増大してケース4の回転数が低くな
る。これに伴って、可動体12に働く遠心力も小さくな
り、可動体12が圧縮コイルばね15の付勢力により回転中
心7a側へ移動するとともに、可動体12の係止爪12aは隣
接するスライド溝13の係止部13aに至る。そして、連動
板9及びシフター40がケース4及びボビン8とともに再
び回転する。
このようなオートマチック機構においては、コード11
が一定長さだけ摩耗すると、前述した動作を繰り返すこ
とにより、ボビン8に対するコード11の巻き量に応じ
て、一定長さのコード111が自動的に繰り出される。
コード11は一定の延出長さに設定されるが、設定より
もコード11を長く延出して使いたい場合や、逆にコード
11を短いまま使いたい場合には、タップアンドゴー機構
を利用する。
第31,34,35図の状態で回転ケース4を地面に打ち当て
ると、第36,37,38図に示すように、その衝撃による慣性
によりボビン8及びシフター40は圧縮コイルばね20の付
勢力に抗して下方へ移動し、シフター40の下側係止爪42
がカバー6の係止凹部44に係入される。そのため、シフ
ター40の回転がケースより遅いままケース4及びボビン
8及び連動板9がほぼ16分の2πラジアンだけ回転し、
シフター40の係止爪42とカバー6の係止凹部44とが係合
してシフター40がケース4及びボビン8及び連動板9と
ともに再び回転する。そして、オートマチック機構と同
様に、シフター40の回転がケース4に対し遅れている間
に、その分コード11が延出される。打ち当ての慣性力が
消滅すると、ボビン8及びシフター40が圧縮コイルばね
20の付勢力により上動し、シフター40の上側係止爪41が
連動板9の係止凹部43に係入される。シフター40の回転
がケース4よりも遅いままケース4及びボビン8及び連
動板9がほぼ16分の2πラジアンだけ回転すると、シフ
ター40の回転がケース4に対し遅れている間に、その分
コード11が延出される。シフター40の上側係止爪41と連
動板9の係止凹部43とが係合すると、シフター40もケー
ス4及び連動板9とともに再び回転する。
このようにオートマチック機構と同時にタップアンド
ゴー機構を利用すると、コード11が一定長さまで摩耗し
て自動繰り出しされる前後のいずれの状態でも、ケース
4を任意回数地面に打ち当てれば、オートマチック機構
によるコード11の設定延出長さ以上の任意の長さを随時
に選ぶことができる。
一方、第36図に示すように、長い止めピン25をハウジ
ング5の止め孔22及び連動板9の止め孔23に挿入する
と、連動板9がケース4に対し相対回転不能になるた
め、コード11の自動繰り出しを行なうことができない。
従って、タップアンドゴー機構のみが前述した場合と同
様にして働く。この場合にはオートマチック機構による
コード11の設定延出長さが関係しないため、ケース4の
打ち当て回数に応じて、コード11の延出長さを広い範囲
で任意に選ぶことができる。
以上のように、この第4実施例にかかる刈刃装置1に
よれば、オートマチック機構とタップアンドゴー機構と
を使い分けることにより、従来の技術で述べたそれらの
短所を一挙に解決して、両機能を合わせ持つ万能タイプ
のものとして優れた効果を奏する。
〔第5実施例〕 次に、本発明の第5実施例を前記第1実施例との相違
点を中心に第40図から第49図に従って説明する。
第40図に示すように、この第5実施例では回転ケース
4のハウジング5とカバー6とが第1実施例の場合と比
較して上下逆に組み立てられ、駆動軸管2がカバー6に
取付けられるようになっている。
それに伴い、ボビン8、連動板9及び各可動体12も上
下逆に配置されている。
第1実施例では連動板9上にスライド溝13及び連通溝
14が形成されているが、この第5実施例では第42図に示
すように連動板9の下面の内側寄りに8個の係止爪46が
周方向へ等間隔で配設されているとともに、同下面の外
側寄りに8個の係止爪47が周方向へ等間隔で配設され、
この両係止爪46,47は周方向へ16分の2πラジアンだけ
ずれている。各可動体12は付勢手段としての圧縮コイル
ばね15により回転中心7a側へ付勢され、各可動体12の係
止爪12aが連動板9の内側係止爪46に係合可能になって
いる。そして、ケース4が回転すると、各可動体12の係
止爪12aを介して連動板9も同一方向へ回転する。又、
第46図に示すように、各可動体12が圧縮コイルばね15の
付勢力に抗して回転中心7aから離れる方向へ移動する
と、各可動体12の係止爪12aが連動板9の内側係止爪46
から離れるとともに、連動板9の外側係止爪47に係合可
能となる。
第43図に示すようにボビン8の下面には8個の係止爪
48が周方向へ等間隔で配設されているとともに、第44図
に示すようにボビン8の上面には8個の係止爪49が周方
向へ等間隔で配設され、この下側係止爪48と上側係止爪
49とは周方向へ同一角度位置にある。連動板9の上面に
は8個の係止凹部50が周方向へ等間隔で配設されている
とともに、カバー6には8個の係止孔51が周方向へ等間
隔で配設され、連動板9の係止凹部50とカバー6の係止
孔51とは第43,44図に示す状態で16分の2πラジアンだ
け周方向へずれている。
ボビン8の下面中央部には殴打部52が取着され、この
殴打部52はハウジング5の中央部を通って外側へ露出し
ている。このボビン8及び殴打部52は回転中心7aに沿っ
て移動可能に支持され、カバー6に支持した位置切換手
段としての圧縮コイルばね20により下方へ付勢されてい
る。その付勢力により、第40,43,44図に示すように、ボ
ビン8の下側係止爪48が連動板9の係止凹部50に係入さ
れるとともに、ボビン8の上側係止爪49がカバー6の係
止孔51から離れるようになっている。第45,47,48図に示
すように、ボビン8及び殴打部52が圧縮コイルばね20の
付勢力に抗して上方へ移動すると、ボビン8の上側係止
爪49がカバー6の係止孔51に係入されるとともに、ボビ
ン8の下側係止爪48が連動板9の係止凹部50から離れる
ようになっている。
なお、前記連動板9、可動体12、可動体12の係止爪12
a、連動板9の内側係止爪46及び外側係止爪47、可動体1
2側の圧縮コイルばね15、ボビン8の下側係止爪48及び
上側係止爪49、連動板9の係止凹部50、カバー6の係止
孔51並びにボビン8及び殴打部52側の圧縮コイルばね20
により、ケース4からボビン8への回転伝達を断続する
クラッチ53が構成されている。そのうち、係止爪12aと
係止爪46,47とにより、断続手段53aが構成されていると
ともに、係止爪48,49と係止凹部50と係止孔51とによ
り、かみあいクラッチであるボビン回転許容手段が構成
されている。
まず、オートマチック機能に加えてタップアンドゴー
機能をも同時に行える場合について述べる。この場合に
は、第41図に示すように短い蓋ピン24をハウジング5の
止め孔22に挿入する。
第40,42図の状態でケース4が回転すると、可動体12
の係止爪12a及び連動板9の内側係止爪46を介して連動
板9が回転するとともに、連動板9の係止凹部50及びボ
ビン8の下側係止爪48を介してボビン8が回転し、ケー
ス4のコード取出口10から延出するコード11も回転す
る。そのコード11が草に衝突することにより草刈りが行
われる。
刈り払い作業によりコード11が消耗してケース4の回
転抵抗が小さくなると、原動機3の出力が一定であって
も、コード11の延出長さが通常の状態の時と比較して、
ケース4の回転数は高くなり、各可動体12に働く遠心力
が増大する。そのため、各可動体12は圧縮コイルばね15
の付勢力に抗して回転中心7aから遠のく方向へ移動し、
各可動体12の係止爪12aが連動板9の内側係止爪46から
離れるとともに、連動板9の外側係止爪47の回転軌跡上
に位置する。この状態ではケース4の回転が連動板9に
伝達されず、ボビン8及び殴打部52は空転する。連動板
9及びボビン8及び殴打部52の回転がケース4よりも遅
くなっている間に、コード取出口10がケース4とともに
回転し、その分コード11がボビン8の外周で緩みを生じ
て遠心力によりコード取出口10からケース4の外側へ延
出される。コード取出口10がボビン8に対しほぼ16分の
2πラジアンだけ回転すると、可動体12の係止爪12aが
連動板9の外側係止爪47に係合し、連動板9及びボビン
8及び殴打部52がケース4とともに再び回転する。コー
ド11が一定長さ延出されると、ケース4の回転抵抗が増
大してケース4の回転数が低くなり、可動体12に働く遠
心力も小さくなる。可動体12が圧縮コイルばね15の付勢
力により回転中心7a側へ移動すると、可動体12の係止爪
12aが連動板9の外側係止爪47から離れるとともに、連
動板9の内側係止爪46の回転軌跡上に位置する。この状
態ではケース4の回転が連動板9に伝達されず、ボビン
8及び殴打部52は空転する。連動板9及びボビン8及び
殴打部52の回転がケース4よりも遅くなっている間に、
コード取出口10がケース4とともに回転し、その分コー
ド11がボビン8の外周で緩みを生じて遠心力によりコー
ド取出口10からケース4の外側へ延出される。コード取
出口10がボビン8に対しほぼ16分の2πラジアンだけ回
転すると、可動体12の係止爪12aがボビン8の内側係止
爪46に係合され、連動板9及びボビン8及び殴打部52が
ケース4とともに再び回転する。
このようなオートマチック機構においては、コード11
が一定長さだけ摩耗すると、前述した動作を繰り返すこ
とにより、ボビン8に対するコード11の巻き量に応じ
て、一定長さのコード11が自動的に繰り出される。
コード11は一定の延出長さに設定されるが、設定より
もコード11を長く延出して使いたい場合や、逆にコード
11を短いまま使いたい場合には、タップアンドゴー機構
を利用する。
第40,43,44図の状態で殴打部52を地面に打ち当てる
と、第45,47,48図に示すように、殴打部52はボビン8と
ともに圧縮コイルばね20の付勢力に抗して上方へ移動
し、ボビン8の上側係止爪49がカバー6の係止孔51に係
入される。そのため、ボビン8及び殴打部52の回転がケ
ース4よりも遅いままケース4がほぼ16分の2πラジア
ンだけ回転し、ボビン8の上側係止爪49がカバー6の係
止孔51に係合してボビン8及び殴打部52がケース4とと
もに再び回転する。そして、オートマチック機構と同様
に、ボビン8の回転がケース4に対し遅れている間に、
その分コード11が延出される。殴打部52がボビン8とと
もに圧縮コイルばね20の付勢力により下方へ移動する
と、ボビン8の下側係止爪48が連動板9の係止凹部50に
係入される。そのため、ボビン8及び殴打部52の回転が
ケース4よりも遅いままケース4及び連動板9がほぼ16
分の2πラジアンだけ回転し、ボビン8の回転がケース
4に対し遅れている間に、その分コード11が延出され
る。ボビン8の下側係止爪48と連動板9の係止凹部50と
が係合すると、ボビン8及び殴打部52も連動板9及びケ
ース4とともに再び回転する。
このようにオートマチック機構と同時にタップアンド
ゴー機構を利用すると、コード11が一定長さまで摩耗し
て自動繰り出しされる前後のいずれの状態でも、殴打部
52を任意回数地面に打ち当てれば、オートマチック機構
によるコード11の設定延出長さ以上の任意の長さを随時
に選ぶことができる。
一方、第49図に示すように、長い止めピン25をハウジ
ング5の止め孔22及び連動板9の止め孔23に挿入する
と、連動板9がケース4に対し相対回転不能になるた
め、コード11の自動繰り出しを行なうことができない。
従って、タップアンドゴー機構のみが前述した場合と同
様にして働く。この場合にオートマチック機構によるコ
ード11の設定延出長さが関係しないため、殴打部52の打
ち当て回数に応じて、コード11の延出長さを広い範囲で
任意に選ぶことができる。
以上のように、この第5実施例にかかる刈刃装置1に
よれば、オートマチック機構とタップアンドゴー機構と
を使い分けることにより、従来の技術で述べたそれらの
短所を一挙に解決して、両機能を合わせ持つ万能タイプ
のものとして優れた効果を奏する。
〔第6実施例〕 次に、本発明の第6実施例を前記第1実施例との相違
点を中心に第50図から第58図に従って説明する。
第50図に示すように、ボビン8及び連動板9の中央部
には殴打部54が回転中心7aに沿って移動可能に支持さ
れ、カバー6の中央部を通って外側へ露出している。こ
の殴打部54は連動爪54aにより連動板9と常に一体回転
可能になっている。この連動爪54aは連動板9に対し上
下動可能である。
第53図に示すようにボビン8の内周の上側には8個の
係止爪55が周方向へ等間隔で配設されているとともに、
第54図に示すようにボビン8の内周の下側には8個の係
止爪56が周方向へ等間隔で配設され、上側係止爪55と下
側係止爪56とは周方向へ同一角度位置にある。殴打部54
の外周上側には8個の係止爪57が周方向へ等間隔で配設
されているとともに、殴打部54の外周下側には8個の係
止爪58が周方向へ等間隔で配設され、上側係止爪57と下
側係止爪58とは第53,54図に示す状態で16分の2πラジ
アンだけ周方向へずれている。
殴打部54はハウジング5に支持した位置切換手段とし
ての圧縮コイルばね20により下方へ付勢され、その付勢
力によりボビン8の上側係止爪55に殴打部54の上側係止
爪57が係合されるとともに、ボビン8の下側係止爪56か
ら殴打部54の下側係止爪58が離れるようになっている。
第55,56,57図に示すように、殴打部54が圧縮コイルばね
20の付勢力に抗して上方へ移動すると、ボビン8の下側
係止爪56に殴打部54の下側係止爪58が係合されるととも
に、ボビン8の上側係止爪55から殴打部54の上側係止爪
57が離れるようになっている。
なお、前記連動板9、可動体12、可動体12の係止爪12
a、連動板9のスライド溝13及び連通溝14、可動体12側
の圧縮コイルばね15、ボビン8の上側係止爪55及び下側
係止爪56、殴打部54の連動爪54a、殴打部54の上側係止
爪57及び下側係止爪58並びに殴打部54側の圧縮コイルば
ね20により、ケース4からボビン8への回転伝達を断続
するクラッチ59が構成されている。そのうち、係止爪12
aとスライド溝13並びにその係止部13a及び係止解除部13
bと連通溝14とにより、断続手段59aが構成されていると
ともに、係止爪55,56,57,58により、かみあいクラッチ
であるボビン回転許容手段が構成されている。
まず、オートマチック機構に加えてタップアンドゴー
機構をも同時に行える場合について述べる。この場合に
は、第51図に示すように短い蓋ピン24をハウジング5の
止め孔22のみに挿入する。
第50,53図の状態でケース4が回転すると、可動体12
の係止爪12aを介して連動板9が回転し、殴打部54が連
動爪54aを介して回転するとともに、ボビン8が殴打部5
4の上側係止爪57及びボビン8の上側係止爪55を介して
回転する。ボビン8が回転すると、ケース4のコード取
出口10から延出するコード11も回転する。そのコード11
が草に衝突することにより草刈りが行われる。
刈り払い作業によりコード11が消耗してケース4の回
転抵抗が小さくなると、原動機3の出力が一定であって
も、コード11の延出長さが通常の状態の時と比較して、
ケース4の回転は高くなり、各可動体12に働く遠心力が
増大する。そのため、各可動体12は圧縮コイルばね15の
付勢力に抗して回転中心7aから遠のく方向へ移動し、連
動板9の各スライド溝13の係止部13aにある各可動体12
の係止爪12aが各スライド溝13の係止解除部13bに移動す
る。この状態ではケース4の回転が連動板9に伝達され
ず、殴打部54及びボビン8は空転する。ケース4の回転
に伴い可動体12の係止爪12aは連動板9の連通溝14を移
動する。連動板9及び殴打部54及びボビン8の回転がケ
ース4よりも遅くなっている間に、コード取出口10がケ
ース4とともに回転し、その分コード11がボビン8の外
周で緩みを生じて遠心力によりコード取出口10からケー
ス4の外側へ延出される。コード取出口10がボビン8に
対しほぼ8分の2πラジアンだけ回転してコード11が一
定長さ延出されると、ケース4の回転抵抗が増大してケ
ース4の回転数が低くなる。これに伴って、可動体12に
働く遠心力も小さくなり、可動体12が圧縮コイルばね15
の付勢力により回転中心7a側へ移動するとともに、可動
体12の係止爪12aはスライド溝13の係止部13aに至る。そ
して、連動板9及び殴打部54及びボビン8がケース4と
ともに再び回転する。
このようなオートマチック機構においては、コード11
が一定長さだけ摩耗すると、前述した動作を繰り返すこ
とにより、ボビン8に対するコード11の巻き量に応じ
て、一定長さのコード11が自動的に繰り出される。
コード11は一定の延出長さに設定されるが、設定より
もコード11を長く延出して使いたい場合や、逆にコード
11を短いまま使いたい場合には、タップアンドゴー機構
を利用する。
第50,53,54図の状態で殴打部54を地面に打ち当てる
と、殴打部54は圧縮コイルばね20の付勢力に抗して上方
へ移動し、ボビン8の下側係止爪56の回転軌跡上に殴打
部54の下側係止爪58が位置する。そのため、ボビン8の
回転がケース4よりも遅いまま連動板9及び殴打部54が
ケース4とともにほぼ16分の2πラジアンだけ回転する
と、ボビン8の下側係止爪56に殴打部54の下側係止爪58
が係合し、ボビン8がケース4とともに再び回転する。
そして、オートマチック機構と同様に、ボビン8の回転
がケース4に対し遅れている間に、その分コード11が延
出される。殴打部54が圧縮コイルばね20の付勢力により
下動すると、ボビン8の上側係止爪55の回転軌跡上に殴
打部54の上側係止爪57が位置する。そして、ボビン8の
回転がケース4よりも遅いまま連動板9及び殴打部54が
ケース4とともにほぼ16分の2πラジアンだけ回転する
と、ボビン8の回転がケース4に対し遅れている間に、
その分コード11が延出される。ボビン8の上側係止爪55
に殴打部54の上側係止爪57が係合すると、ボビン8も連
動板9及び殴打部54とともに再び回転する。
このようにオートマチック機構と同時にタップアンド
ゴー機構を利用すると、コード11が一定長さまで摩耗し
て自動繰り出しされる前後のいずれの状態でも、殴打部
54を任意回数地面に打ち当てれば、オートマチック機構
によるコード11の設定延出長さ以上の任意の長さを随時
に選ぶことができる。
一方、第58図に示すように長い止めピン25をハウジン
グ5の止め孔22及び連動板9の止め孔23に挿入すると、
連動板9がケース4に対し相対回転不能になるため、コ
ード11の自動繰り出しを行なうことができない。従っ
て、タップアンドゴー機構のみが前述した場合と同様に
して働く。この場合にはオートマチック機構によるコー
ド11の設定延出長さが関係しないため、ケース4の打ち
当て回数に応じて、コード11の延出長さを広い範囲で任
意に選ぶことができる。
以上のように、この第6実施例にかかる刈刃装置1に
よれば、オートマチック機構とタップアンドゴー機構と
を使い分けることにより、従来の技術で述べたそれらの
短所を一挙に解決して、両機能を合わせ持つ万能タイプ
のものとして優れた効果を奏する。
〔別例〕
なお、下記のように構成してもよい。
(イ)図示しないが、前記各実施例の止めピン25,39と
同様な役目を果たす止め部材を遠隔操作する。例えば、
第1図に示す原動機3付近から、ケーブルワイヤー等に
より止め部材を操作すれば、より簡便な切換えが行え
る。
(ロ)前記各実施例ではコード取出口10を2箇所に設け
て2本のコード11を延出したが、これを1〜6箇所に設
けて1〜6本のコード11を延出してもよい。
(ハ)前記第5実施例を除く各実施例では連動板9のス
ライド溝13及び連通溝14が8等分されているが、これを
4〜12等分してもよい。これに伴い、可動体12及びばね
15の数も変える。
(ニ)前記各実施例ではかみあいクラッチであるボビン
回転許容手段16〜19、31〜34、48〜50、55〜58やシフタ
ー回転許容手段41〜44等においてかみあい部分が8等分
されているが、これを6〜12等分してもよい。
(ホ)第3実施例の断続手段35aを除く第1,2,4,6実施例
の断続手段21a,45a,59aと第5実施例の断続手段53aとは
互いに置き換えてもよい。
発明の効果 本発明にかかるコード型草刈機の刈刃装置1によれ
ば、オートマチック機能によりコード11が自動繰り出し
されるので、作業者にとってはコード11の延出長さにつ
いて何ら気配りをしなくてもよく使い易い。これに加え
て、タップアンドゴー機能により任意の延出長さを随時
に選ぶことができ、しかもタップアンドゴー機能の専用
化もできるので、作業者の負担が小さくなるというオー
トマチック機能による効果ばかりではなく、作業効率の
向上にも大いに役立つ効果がある。さらに、従来ではオ
ートマチックタイプの装置とタップアンドゴータイプの
装置とを個々に買い求め、それぞれの使い方に応じて取
替えなければならなかったが、本発明の装置では一つの
装置で任意に両機能を変更でき、経済的な効果も甚だ大
きい。
【図面の簡単な説明】
第1図から第13図は本発明の第1実施例を示し、第1図
はコード型草刈機の全体を示す側面図、第2図は刈刃装
置においてオートマチック機能ばかりでなくタップアン
ドゴー機能をも行えるようにした状態を示す断面図、第
3図は刈刃装置においてタップアンドゴー機能専用化手
段を利用しない状態を示す半断面図、第4図は第2図の
A−A線断面図、第5図は第2図のB1−B1線断面図、第
6図は第2図のC1−C1線断面図、第7図は刈刃装置の分
解斜視図、第8図及び第9図は同装置の一部品を示す斜
視図、第10図は第2図に示す刈刃装置においてタップア
ンドゴー機能を行わせた状態を示す断面図、第11図は第
10図のB2−B2線断面図、第12図は第10図のC2−C2線断面
図、第13図は刈刃装置においてタップアンドゴー専用化
手段を利用した状態を示す半断面図、第14図から第22図
は第2実施例を示し、第14図は前記第2図相当図、第15
図は前記第3図相当図、第16図は第14図のD−D線断面
図、第17図は第14図のE1−E1断面図、第18図は第14図の
F1−F1線断面図、第19図は前記第10図相当図、第20図は
第19図のE2−E2線断面図、第21図は第19図のF2−F2線断
面図、第22図は前記第13図相当図、第23図から第30図は
第3実施例を示し、第23図は前記第2図及び第3図相当
図、第24図は第23図のG1−G1線断面図、第25図は第23図
のH1−H1線断面図、第26図は前記第10図相当図、第27図
は第26図のG2−G2線断面図、第28図は第26図のH2−H2線
断面図、第29図及び第30図はタップアンドゴー専用化手
段を利用した状態を示す断面図、第31図から第39図は第
4実施例を示し、第31図は前記第2図相当図、第32図は
前記第3図相当図、第33図は第31図のI−I線断面図、
第34図は第33図のJ1−J1線断面図、第35図は第33図のK1
−K1線断面図、第36図は前記第10図相当図、第37図は第
36図のJ2−J2線断面図、第38図は第36図のK2−K2線断面
図、第39図は前記第13図相当図、第40図から第49図は第
5実施例を示し、第40図は前記第2図相当図、第41図は
前記第3図相当図、第42図は第40図のL−L線断面図、
第43図の第40図のM1−M1線断面図、第44図は第40図のN1
−N1線断面図、第45図は前記第10図相当図、第46図は第
42図に示す状態で可動体が遠心力により移動した場合の
断面図、第47図は第45図のM2−M2線断面図、第48図は第
45図のN2−N2線断面図、第49図は前記第13図相当図、第
50図から第58図は第6実施例を示し、第50図は前記第2
図を相当図、第51図は前記第3図相当図、第52図は第50
図のP−P線断面図、第53図は第50図のQ1−Q1線断面
図、第54図は第50図のR1−R1線断面図、第55図は前記第
10図相当図、第56図は第55図のQ2−Q2線断面図、第57図
は第55図のR2−R2線断面図、58図は前記第13図相当図で
ある。 1……刈刃装置、4……回転ケース、7a……回転中心、
8……ボビン、9……連動板、10……コード取出口、11
……コード、12……可動体、12a……係止爪、12b……係
止面、13……スライド溝、13a……係止部、13b……係止
解除部、14……連通溝、15……ばね(付勢手段)、16…
…係止爪、17……係止爪、18係止凹部、19……係止凹
部、20……ばね(位置切換手段)、21……クラッチ、21
a……断続手段、22,23……止め孔、25……止めピン、28
a……係止面、31……係止爪、32……係止爪、33……係
止爪、34……係止爪、35……クラッチ、35a……断続手
段、36,37……止め孔、39……止めピン、40……シフタ
ー、41……係止爪、42……係止爪、43……係止凹部、44
……係止凹部、45……クラッチ、45a……断続手段、46
……係止爪、47……係止爪、48……係止爪、49……係止
爪、50……係止凹部、51……係止孔、52……殴打部、53
……クラッチ、53a……断続手段、54……殴打部、54a…
…連動爪、55……係止爪、56……係止爪、57……係止
爪、58……係止爪、59……クラッチ、59a……断続手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 34/73

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ケース(4)と、 同ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りでケ
    ース(4)に対し単独で回転可能に支持したボビン
    (8)と、 前記回転ケース(4)の外周に設けられ、このボビン
    (8)に巻いたコード(11)の端部を挿通して同ケース
    (4)の外側へ案内するコード取出口(10)と、 前記回転ケース(4)とボビン(8)との間に設けら
    れ、このコード取出口(10)から延出されたコード(1
    1)の端部の長さにより変化する遠心力に応じて同ケー
    ス(4)からボビン(8)への回転伝達を断続するクラ
    ッチ(21)とを備えたコード型草刈機の刈刃装置におい
    て、 前記クラッチ(21)は、前記回転ケース(4)内で該回
    転中心(7a)回りで同ケース(4)に対し単独で回転可
    能に支持した連動板(9)と、前記回転ケース(4)内
    で遠心力に応じて移動可能に支持した可動体(12)と、
    前記連動板(9)と可動体(12)との間に設けられ、前
    記可動体(12)の移動に伴い、ケース(4)の回転を可
    動体(12)を介して連動板(9)に伝達する可動体係止
    状態とそれらの係止を解除して連動板(9)を回転ケー
    ス(4)に対し所定範囲角度回転可能にする可動体係止
    解除状態とを取り得る断続手段(12a,13,13a,13b,14)
    と、可動体(12)を常に前記可動体係止状態に保持する
    付勢手段(15)とを備え、 前記ボビン(8)を前記回転ケース(4)の回転中心
    (7a)に沿って移動可能に支持するとともに、このボビ
    ン(8)が回転中心(7a)に沿う移動に伴い同ケース
    (4)に対する連動位置と所定回転角度範囲連動解除位
    置とを取り得るように位置切換手段(20)を設けたこと
    を特徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけるコード
    繰出し機構。
  2. 【請求項2】第1請求項におけるクラッチ(21)は、さ
    らに、 前記連動板(9)及び回転ケース(4)とボビン(8)
    との間に設けられ、回転中心(7a)に沿うボビン(8)
    の移動に伴い、連動板(9)の回転をボビン(8)に伝
    達するボビン係止状態と、それらの係止を解除してボビ
    ン(8)を連動板(9)及び回転ケース(4)に対し所
    定角度範囲回転可能にするボビン係止解除状態とを取り
    得るボビン回転許容手段(16,17,18,19)と、 ボビン(8)を常に前記ボビン係止状態に保持するよう
    に付勢する位置切換手段(20)とを備えていることを特
    徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出
    し機構。
  3. 【請求項3】回転ケース(4)と、 同ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りでケ
    ース(4)に対し単独で回転可能に支持したボビン
    (8)と、 前記回転ケース(4)の外周に設けられ、このボビン
    (8)に巻いたコード(11)の端部を挿通して同ケース
    (4)の外側へ案内するコード取出口(10)と、 前記回転ケース(4)とボビン(8)との間に設けら
    れ、このコード取出口(10)から延出されたコード(1
    1)の端部の長さにより変化する遠心力に応じて同ケー
    ス(4)からボビン(8)への回転伝達を断続するクラ
    ッチ(35)とを備えたコード型草刈機の刈刃装置におい
    て、 前記クラッチ(35)は、 回転ケース(4)とボビン(8)との間に設けられ、回
    転中心(7a)に沿うボビン(8)の移動に伴い、同ケー
    ス(4)の回転をボビン(8)に伝達するボビン係止状
    態と、それらの係止を解除してボビン(8)を回転ケー
    ス(4)に対し所定角度範囲回転可能にするボビン係止
    解除状態とを取り得るボビン回転許容手段(31,32,33,3
    4)と、 ボビン(8)を常に前記ボビン係止状態に保持するよう
    に付勢する位置切換手段(20)と、 回転ケース(4)内で遠心力に応じて移動可能に支持し
    た可動体(12)と、 ボビン(8)と可動体(12)との間に設けられ、可動体
    (12)の移動に伴い、前記ボビン回転許容手段(31,32,
    33,34)を前記ボビン係止状態とボビン係止解除状態と
    にする断続手段(12b,28a)と、 可動体(12)を常に前記ボビン係止状態に保持する付勢
    手段(15)とを備え、 前記ボビン(8)を前記回転ケース(4)の回転中心
    (7a)に沿って移動可能に支持するとともに、このボビ
    ン(8)が回転中心(7a)に沿う移動に伴い同ケース
    (4)に対する連動位置と所定回転角度範囲連動解除位
    置とを取り得るように位置切換手段(20)を設けたこと
    を特徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけるコード
    繰出し機構。
  4. 【請求項4】回転ケース(4)と、 同ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りでケ
    ース(4)に対し単独で回転可能に支持したシフター
    (40)と、 同ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りでケ
    ース(4)とともに回転可能に支持したボビン(8)
    と、 前記シフター(40)の外周に設けられ、このボビン
    (8)に巻いたコード(11)の端部を挿通してケース
    (4)の外側へ案内するコード取出口(10)と、 前記回転ケース(4)とシフター(40)との間に設けら
    れ、このコード取出口(10)から延出されたコード(1
    1)の端部の長さにより変化する遠心力に応じて同ケー
    ス(4)からシフター(40)への回転伝達を断続するク
    ラッチ(45)とを備えたコード型草刈機の刈刃装置にお
    いて、 前記シフター(40)を前記回転ケース(4)の回転中心
    (7a)に沿って移動可能に支持するとともに、このシフ
    ター(40)が回転中心(7a)に沿う移動に伴い同ケース
    (4)に対する連動位置と所定回転角度範囲連動解除位
    置とを取り得るように位置切換手段(20)を設けたこと
    を特徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけるコード
    繰出し機構。
  5. 【請求項5】第4請求項におけるクラッチ(45)は、 回転ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りで
    同ケース(4)に対し単独で回転可能に支持した連動板
    (9)と、 回転ケース(4)内で遠心力に応じて移動可能に支持し
    た可動体(12)と、 連動板(9)と可動体(12)との間に設けられ、可動体
    (12)の移動に伴い、ケース(4)の回転を可動体(1
    2)を介して連動板(9)に伝達する可動体係止状態
    と、それらの係止を解除して連動板(9)を回転ケース
    (4)に対し所定角度範囲回転可能にする可動体係止解
    除状態とを取り得る断続手段(12a,13,13a,13b,14)
    と、 可動体(12)を常に前記可動体係止状態に保持する付勢
    手段(15)と、 連動板(9)及び回転ケース(4)とシフター(40)と
    の間に設けられ、回転中心(7a)に沿うシフター(40)
    の移動に伴い、連動板(9)の回転をシフター(40)に
    伝達するシフター係止状態と、それらの係止を解除して
    シフター(40)を連動板(9)及び回転ケース(4)及
    びボビン(8)に対し所定角度範囲回転可能にするシフ
    ター係止解除状態とを取り得るシフター回転許容手段
    (41,42,43,44)と、 シフター(40)を常に前記シフター係止状態に保持する
    ように付勢する位置切換手段(20)とを備えていること
    を特徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけるコード
    繰出し機構。
  6. 【請求項6】回転ケース(4)と、 同ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りでケ
    ース(4)に対し単独で回転可能に支持したボビン
    (8)と、 前記回転ケース(4)の外周に設けられ、このボビン
    (8)に巻いたコード(11)の端部を挿通して同ケース
    (4)の外側へ案内するコード取出口(10)と、 前記回転ケース(4)とボビン(8)との間に設けら
    れ、このコード取出口(10)から延出されたコード(1
    1)の端部の長さにより変化する遠心力に応じて同ケー
    ス(4)からボビン(8)への回転伝達を断続するクラ
    ッチ(53)とを備えたコード型草刈機の刈刃装置におい
    て、 前記クラッチ(53)は、前記回転ケース(4)内で該回
    転中心(7a)回りで同ケース(4)に対し単独で回転可
    能に支持した連動板(9)と、前記回転ケース(4)内
    で遠心力に応じて移動可能に支持した可動体(12)と、
    前記連動板(9)と可動体(12)との間に設けられ、前
    記可動体(12)の移動に伴い、ケース(4)の回転を可
    動体(12)を介して連動板(9)に伝達する可動体係止
    状態とそれらの係止を解除して連動板(9)を回転ケー
    ス(4)に対し所定範囲角度回転可能にする可動体係止
    解除状態とを取り得る断続手段(12a,46,47)と、可動
    体(12)を常に前記可動体係止状態に保持する付勢手段
    (15)とを備え、 前記ボビン(8)には回転ケース(4)の外側へ突出す
    る殴打部(52)を設け、このボビン(8)及び殴打部
    (52)を同ケース(4)の回転中心(7a)に沿って共に
    移動可能に支持するとともに、このボビン(8)が回転
    中心(7a)に沿う移動に伴いケース(4)に対する連動
    位置と所定回転角度範囲連動解除位置とを取り得るよう
    に位置切換手段(20)を設けたことを特徴とするコード
    型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出し機構。
  7. 【請求項7】第6請求項におけるクラッチ(53)は、さ
    らに、 前記連動板(9)及び回転ケース(4)とボビン(8)
    との間に設けられ、回転中心(7a)に沿うボビン(8)
    の移動に伴い、連動板(9)の回転をボビン(8)に伝
    達するボビン係止状態と、それらの係止を解除してボビ
    ン(8)を連動板(9)及び回転ケース(4)に対して
    所定角度範囲回転可能にするボビン係止解除状態とを取
    り得るボビン回転許容手段(48,49,50,51)と、 ボビン(8)を常に前記ボビン係止状態に保持するよう
    に付勢する位置切換手段(20)とを備えていることを特
    徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出
    し機構。
  8. 【請求項8】回転ケース(4)と、 同ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りでケ
    ース(4)に対し単独で回転可能に支持したボビン
    (8)と、 前記回転ケース(4)の外周に設けられ、このボビン
    (8)に巻いたコード(11)の端部を挿通して同ケース
    (4)の外側へ案内するコード取出口(10)と、 前記回転ケース(4)とボビン(8)との間に設けら
    れ、このコード取出口(10)から延出されたコード(1
    1)の端部の長さにより変化する遠心力に応じて同ケー
    ス(4)からボビン(8)への回転伝達を断続するクラ
    ッチ(59)とを備えたコード型草刈機の刈刃装置におい
    て、 前記回転ケース(4)には同ケース(4)の外側へ突出
    する殴打部(54)を回転中心(7a)に沿って移動可能に
    かつ回転中心(7a)回りでケース(4)に対し前記断続
    手段(59a)を介して一体回転可能に支持するととも
    に、この殴打部(54)が回転中心(7a)に沿う移動に伴
    いボビン(8)に対する連動位置と所定回転角度範囲連
    動解除位置とを取り得るように位置切換手段(20)を設
    けたことを特徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけ
    るコード繰出し機構。
  9. 【請求項9】第8請求項におけるクラッチ(59)は、 回転ケース(4)内においてその回転中心(7a)回りで
    同ケース(4)に対し単独で回転可能に支持した連動板
    (9)と、 回転ケース(4)内で遠心力に応じて移動可能に支持し
    た可動体(12)と、 連動板(9)と可動体(12)との間に設けられ、可動体
    (12)の移動に伴い、ケース(4)の回転を可動体(1
    2)を介して連動板(9)に伝達する可動体係止状態
    と、それらの係止を解除して連動板(9)を回転ケース
    (4)に対し所定角度範囲回転可能にする可動体係止解
    除状態とを取り得る断続手段(12a,13,13a,13b,14)
    と、 可動体(12)を常に前記可動体係止状態に保持する付勢
    手段(15)と、 殴打部(54)とボビン(8)との問に設けられ、回転中
    心(7a)に沿う殴打部(54)の移動に伴い、殴打部(5
    4)の回転をボビン(8)に伝達するボビン係止状態
    と、それらの係止を解除してボビン(8)を殴打部(5
    4)及び連動板(9)及び回転ケース(4)に対し所定
    角度範囲回転可能にするボビン係止解除状態とを取り得
    るボビン回転許容手段(55,56,57,58)と、 殴打部(54)を常に前記ボビン係止状態に保持するよう
    に付勢する位置切換手段(20)とを備えていることを特
    徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけるコード繰出
    し機構。
  10. 【請求項10】第1請求項又は第4請求項又は第6請求
    項又は第8請求項において、さらに前記クラッチ(21,4
    5,53,59)において回転伝達継続保持手段(22,25)を設
    けたことを特徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけ
    るコード繰出し機構。
  11. 【請求項11】第5請求項又は第9請求項において、回
    転ケース(4)に対する連動板(9)の回転を阻止する
    回転伝達継続保持手段としての止め手段(22,25)を設
    けたことを特徴とするコード型草刈機の刈刃装置におけ
    るコード繰出し機構。
  12. 【請求項12】第3請求項において、可動体(12)の移
    動を阻止する回転伝達継続保持手段としての止め手段
    (36,39)を設けたことを特徴とするコード型草刈機の
    刈刃装置におけるコード繰出し機構。
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