JP3109190U - エレベータ運転制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 各入居者が持つキーの情報を所定の位置に設置したキー読取装置で読み取り、その情報を基にエレベータカゴを一連の運転パターンで運転する運転制御システムを提供する。
【解決手段】 エレベータ運転制御システム1は、エレベータ装置5を運転制御し、基準階のエレベータ乗場操作盤内あるいはその近辺に第2のキー読取装置が設けられていて、キー読取コントローラは、第2のキー読取装置で読み取ったキー情報を取込み、キー情報データベースに照合し、当該照合の結果決定された決定階へ運転するよう運転指令をだせる。エレベータ運転制御装置55は、キー読取コントローラ34からの運転指令あるいは住宅用インターフォン32からの解錠指令を基に、基準階でエレベータカゴのドアを開閉し、決定階あるいは解錠指令階へエレベータカゴを移動させ、決定階あるいは解錠指令階でのみエレベータカゴのドアを開閉する。
【選択図】 図1

Description

この考案は、マンション内に設けられたエレベータ装置を一連の運転パターンで運転制御できるエレベータ運転制御システムに係り、特に各入居者が持つキーの情報を、所定の位置に設置したキー読取装置で読み取り、当該読み取った情報を基にエレベータカゴを一連の運転パターンで運転するエレベータ運転制御システムに関するものである。
近年、マンション等の共同住宅においては、防犯のため、オートロックなどの共同住宅システムを採用している。
この共同住宅システムは、マンションの共同玄関に設けられたロビーインターフォンと、当該マンションの各住居に設けられ、解錠指令を出せる解錠操作ボタンを有し、前記ロビーインターフォンとの通話が可能な住宅用インターフォンと、前記ロビーインターフォンの近くに設けられたキー読取装置と、前記キー読取装置から読み取られたキー読取情報から解錠指令を出すことができるキー読取コントローラと、前記マンションの共同玄関から前記マンション内部の共同通路へ続く部分に設けられたオートドアと、前記キー読取コントローラあるいは住宅用インターフォンからの解錠指令により当該オートドアを一定時間開放させるドア制御装置とを備えたものが知られている。
また、このようなマンションにおいては、通常、エレベータ装置が設置されているが、基準階乗り場に乗り場ボタンに加えて解錠装置を備え、通常は、乗り場ボタンを無効にして解錠装置の解錠操作によって呼びを登録するようにし、この解錠装置を各住居のカード式鍵で解錠操作できるエレベータ装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2004−43042
このようなエレベータ装置によれば、通常は、乗り場ボタンが無効になっているため、カード式鍵のない者がエレベータを利用することができず、また、当該マンションに居住する者はカード式鍵によりエレベータカゴを呼び出して利用することができ、防犯に考慮し、かつ、利便性が高いという利点がある。
しかしながら、上述した従来のマンション等の共同住宅では、当該マンションの住居者が鍵を使ってオートドアを開放し、あるいは、当該マンションに訪れた人がインターフォンを使って住居者と連絡し、当該住居者によるインターフォンの解錠ボタン操作による解錠指令によってオートドアが開放されたときに、当該マンションの居住者及び訪問者以外の第3者が、当該マンションの住居者あるいは訪問者と行動を共にすることにより、当該マンションの内部に侵入できてしまい、防犯上好ましくない状況があった。
また、上記従来のエレベータ装置によれば、カード式鍵を持っている者と同時に行動すれば、住居者がカード式鍵をエレベータの解錠装置に通して、一旦、エレベータ装置のサービスを受けられるようにすると、カード式鍵を持っていない者も自由にエレベータのサービスを受けられることになり、自由にマンション内の移動が可能になり、防犯上好ましくない状況があった。
この考案は、上述した不都合を解消し、各入居者が持つキーの情報を所定の位置に設置したキー読取装置で読み取り、当該読み取った情報を基にエレベータカゴを一連の運転パターンで運転することにより確実に防犯を可能にしたエレベータ運転制御システムを提供することを目的とする。
請求項1記載の考案では、マンション等の共同住宅の共同玄関に設けられたロビーインターフォンと、当該共同住宅の各住居に設けられ、解錠指令を出せる解錠操作ボタンを有し、前記ロビーインターフォンとの通話が可能な住宅用インターフォンと、前記ロビーインターフォンの近くに設けられた第1のキー読取装置と、前記第1のキー読取装置から読み取られたキー読取情報から解錠指令を出すことができるキー読取コントローラと、当該共同住宅の共同玄関から共同住宅内部の共同通路へ続く部分に設けられたオートドアと、前記キー読取コントローラあるいは住宅用インターフォンからの解錠指令により当該オートドアを一定時間開放させるドア制御装置と、を備えた共同住宅において、前記共同住宅には、各階への搬送サービスを提供するエレベータ装置と、基準階のエレベータ乗り場操作盤内あるいはその近辺にある第2のキー読取装置と、前記第1のキー読取装置及び前記第2のキー読取装置と接続可能であり、キー情報を蓄積しているキー情報データベースと、を備え、前記キー読取コントローラは、前記第2のキー読取装置で読み取ったキー情報を取り込み、前記キー情報データベースに照合し、当該照合の結果により、決定された決定階へ運転するよう運転指令を出し、前記キー読取コントローラからの運転指令あるいは前記住宅用インターフォンからの解錠指令を基に、基準階でエレベータカゴのドアを開閉し、決定階あるいは解錠指令階へエレベータカゴを移動させ、決定階あるいは解錠指令階でエレベータカゴのドアを開閉し、さらにエレベータカゴを基準階に戻す一連の運転パターンで運転制御するエレベータ運転制御装置を備えたことを特徴とするエレベータ運転制御システムにより、前記目的を達成する。
この考案に係るエレベータ運転制御システムによれば、上述したように一連の運転パターンでエレベータカゴを運転制御するようになっているので、次のような効果がある。
(1)キー情報によりエレベータカゴを当該階のみに運行するので、仮に侵入者が住居者と行動を共にしても、他の階に行くことができないため、防犯上の効果が高い。
(2)訪問者がインターフォンを使って住居者と連絡し、解錠されてエレベータカゴが使用可能になっても、エレベータカゴは、当該住居者の階以外には運行されないため、防犯上の効果が高い。
(3)住居者はキーをキー読取装置にかざすだけで、自分の住居階までエレベータカゴが運行されるため、いちいち乗り場ボタンを押す必要がないため、利便性が高い。
以下、この考案を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムを含む共同住宅システムを示す概略ブロック図である。
この図1において、この共同住宅システム1は、大別すると、いわゆるオートロック3と、この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムが適用されたエレベータ装置5とから構成されている。
さらに説明すると、いわゆるオートロック3は、マンションの共同玄関に設けられたロビーインターフォン31と、当該マンションの各住居に設けられ、解錠指令を出せる解錠操作ボタンを有し、前記ロビーインターフォン31との通話が可能な住宅用インターフォン32と、前記ロビーインターフォン31に設けられたキー読取装置33と、前記キー読取装置33から読み取られたキー読取情報から解錠指令を出すことができるキー読取コントローラ34と、前記マンションの共同玄関から前記マンション内部の共同通路へ続く部分に設けられたオートドア35と、前記キー読取コントローラ34あるいは住宅用インターフォン32からの解錠指令により当該オートドア35を一定時間開放させるオートドア制御装置36とからなる。
なお、ロビーインターフォン31にはテレビカメラが内蔵されており、インターフォンが使用されると、当該テレビカメラで撮像された映像信号を住宅用インターフォン32に送出できるようになっている。
また、住宅用インターフォン32には、例えば液晶ディスプレイのような表示装置が設けられており、前記ロビーインターフォン31によって呼び出しがされた際に、当該ロビーインターフォン31に内蔵されたテレビカメラから送られてくる撮像信号を表示できるようになっている。
符号37は宅配ロッカーであり、宅配ロッカー37にはキー読取装置38が設けられており、前記キー読取装置38にキーの情報を読み取らせることにより、前記キー読取コントローラ34の制御下に宅配ロッカー37の使用ができるようになっている。
さらに、符号39は階段出入口ドアであり、前記階段出入口ドア39の近傍にはキー読取装置40が設けられており、前記キー読取装置40で読み取ったキー情報を取り込んだキー読取コントローラ34の制御下に前記階段出入口ドア39の電気錠39aを開錠することにより、前記階段出入口ドア39を開放できるようになっている。
また、前記ロビーインターフォン31及び前記住宅用インターフォン32の通信線には警備室に設けられた警報監視盤41が接続されており、前記警報監視盤41は前記住宅用インターフォン32からの解錠指令を読み取り、当該解錠指令(解錠指令及び解錠した階の情報)を抽出して送出できるようになっている。
また、住宅用インターフォン32には、ドアホン子機32aが接続されており、住宅用インターフォン32は分岐器32b、通信線を介してロビーインターフォン31及び警報監視盤41に接続されている。
さらに、前記マンションには、この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムが適用されたエレベータ装置5が設けられており、このエレベータ装置5によって各階への移動サービスを受けることができるようになっている。
前記エレベータ装置5において、符号50は基準階(1階)のエレベータドアであり、このエレベータドア50の図示右側には乗り場操作盤51が設けられている。
さらに、このエレベータ装置5には、前記乗り場操作盤51の下部にキー読取装置52が設けられている。この乗り場操作盤51の操作信号は、エレベータ運転制御装置54にケーブルを介して接続されている。
前記キー読取装置52は、キー読取コントローラ34にケーブルを介して接続されている。また、前記エレベータ運転制御装置54は、エレベータカゴを駆動する駆動装置(図示せず)を運転制御することができる。
このエレベータ装置5は、基準階(通常は1階)のエレベータ乗り場に設けられた乗り場操作盤51の近辺に設けたキー読取装置52と、前記キー読取装置52で読み取ったキー情報を取り込み、予め格納しておいたキー情報データベースに照合し、当該照合の結果決定された決定階へ運転するよう運転指令を出せるキー読取コントローラ34と、前記キー読取コントローラ34からの運転指令あるいは前記住宅用インターフォン32からの解錠指令(解錠指令及び解錠した階の情報)を警報監視盤41を介して取り込み、基準階(1階)でエレベータドア50のドアを開閉し、決定階あるいは解錠指令階へエレベータカゴを移動させ、決定階あるいは解錠指令階でエレベータカゴのエレベータドア50n(nは決定階あるいは解錠指令階)を開閉し、さらにエレベータカゴを基準階に戻す一連の運転を制御するエレベータ運転制御装置54とから構成されている。
なお、前記キー読取コントローラ34、前記警報監視盤41、及び、エレベータ運転制御装置54は、例えばコンピュータ装置を内蔵しており、当該コンピュータ装置に所定のプログラムを実行させることにより、必要な制御を可能にしている。
また、各住居者が所持するキーには所定の情報が電気的にあるいは機械的に記録されており、当該キーの情報をキー読取装置33、38、40、52で読み取って、キー読取コントローラ34に与えることにより、キー読取コントローラ34で解錠、その他の操作を行うための信号を形成している。また、前記エレベータ運転制御装置54には、パニックオープン信号(POS)が受信できるようになっている。
上述したように構成されたこの考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムの動作について図2ないし図4を参照して説明する。
(A)居住者が帰宅したときの動作について。
図2は、この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムにおいて、居住者が帰宅したときの動作を説明するためのフローチャートである。
なお、エレベータカゴは、通常は、基準階(1階)に待機状態になっているものとする。
居住者は、共同玄関におけるロビーインターフォン31に設けられたキー読取装置33に所持するキー(具体的にはカードキー)をかざすことにより、当該キー読取装置33でキーの情報が読み取られる。
このキー情報がキー読取コントローラ34に与えられると、キー読取コントローラ34は、データベースに参照して居住者か否か判定し、居住者と判定すると、オートドア制御装置36にオートドア35の開放指令を与える。これにより、居住者は、開放されたオートドア35からマンション内部の1階共用部に入ることができる。
ついで、居住者は、1階のエレベータドア50の前に立ち、エレベータドア50の横にあるキー読取装置52にキー情報を読み取らせる(ステップ201)。
このキー読取装置52で読み取られたキー情報は、キー読取コントローラ34に与えられる。
キー読取コントローラ34では、読み取ったキー情報を、予め格納してあるデータベースに参照し、その参照した結果決定した階の情報をエレベータ運転制御装置54に与える(ステップ202)。
次に、エレベータ運転制御装置54は、まず、1階のエレベータドア50を開放する(ステップ203)。これにより、居住者はエレベータカゴに乗り込み、エレベータ運転制御装置54は、ドアセンサー等で居住者が乗り込んだことを確認し、かつ、一定時間が経過するとエレベータドア50を閉じる(ステップ204)。
エレベータ運転制御装置54は、エレベータドア50を閉じると、決定階へエレベータカゴを移動させる(ステップ205)。
エレベータ運転制御装置54は、エレベータカゴが目的階(決定階)に到着したことを確認すると、エレベータドア50nを開放する(ステップ206)。居住者は、エレベータドア50nが開放したので、エレベータカゴから外へ出る。
エレベータ運転制御装置54は、エレベータカゴから居住者が出たことをドアセンサー等で確認し、かつ、一定時間経過すると、エレベータドアを閉じる(ステップ207)。
最後に、エレベータドア50は、再び、1階にエレベータカゴを移動させて待機状態になる(ステップ208)。
なお、このエレベータ運転制御システムでエレベータ装置5が制御状態のときには、1階の乗り場操作盤51も、他の階の乗り場操作盤もサービスカット状態(エレベータが使えない状態)になっている。ただし、他の階の乗り場操作盤は、下行きのみサービス可能になっている。
また、エレベータカゴ内の操作盤は、1階行きボタンのみが有効になっている。
また、このエレベータ運転制御システムによれば、住居者がエレベータ装置5を使用すると、再び、サービスカット状態になるようになっている。
さらに、このエレベータ運転制御システムによれば、住居者が持つキーによってエレベータドア50が開放されても、一定時間以内に、エレベータカゴに乗り込まないと、再び、サービスカット状態に戻ってしまうようになっている。
加えて、このエレベータ運転制御システムによれば、キー情報によって決定階(目的階)にエレベータカゴを移動させるサービスを行うようになっているため、他の階へ行くことはできないように設定されている。
(B)居住者に訪問者があったときの動作について。
図3は、この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムにおいて、来訪者があったときの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、共同玄関に設けたロビーインターフォン31により、訪問先住居の住宅用インターフォン32を介して居住者に連絡する(ステップ301)。
居住者は住宅用インターフォン32の解錠操作ボタンを押下操作して(ステップ302)、解錠指令をオートドア35のオートドア制御装置36に出してオートドア35を開放する。この解錠指令は、警報監視盤41を介してエレベータ運転制御装置54に与えられる。
前記エレベータ運転制御装置54は、前記住宅用インターフォン32からの解錠指令(解錠指令及び解錠した階の情報)を警報監視盤41を介して取り込み、基準階(1階)でエレベータドア50のドアを開放させる(ステップ303)。
これにより、訪問者はエレベータカゴに乗り込み、前記エレベータ運転制御装置54は、ドアセンサー等により訪問者が乗り込んだことを確認し、かつ、一定時間経過すると、エレベータドア50を閉じる(ステップ304)。
次に、前記エレベータ運転制御装置54は、解錠指令(解錠指令及び解錠した階の情報)を受信しているので、当該階までエレベータカゴを移動させる(ステップ305)。前記エレベータ運転制御装置54は、エレベータカゴが目的階(解錠した階)に到着したことを確認すると、エレベータドア50nを開放する(ステップ306)。これにより、訪問者は、エレベータカゴから外へ出る。
前記エレベータ運転制御装置54は、エレベータドア50nのドアセンサーによって訪問者がエレベータカゴから外へ出たことを確認し、かつ、一定時間経過すると、エレベータドア50nを閉じ(ステップ307)、1階までエレベータカゴを戻す動作を行う(ステップ308)。
なお、この訪問者における一連のエレベータサービスの場合も、上記エレベータ運転制御システムによってエレベータ装置5が制御状態のときには、1階の乗り場操作盤51も、他の階の乗り場操作盤もサービスカット状態(エレベータが使えない状態)になっている。ただし、他の階の乗り場操作盤は、下行きのみサービス可能になっている。
また、エレベータカゴ内の操作盤は、1階行きボタンのみ有効になっている。
また、このエレベータ運転制御システムによってエレベータ装置5が制御状態のときには、訪問者がエレベータ装置5を利用した後は、再び、サービスカット状態になるようになっている。
さらに、このエレベータ運転制御システムによってエレベータ装置5が制御状態のときには、エレベータドア50が開放されても、一定時間以内に、エレベータカゴ内に訪問者が乗り込まないと、再び、サービスカット状態に戻ってしまうようになっている。
加えて、このエレベータ運転制御システムによってエレベータ装置5が制御状態のときには、解錠指令によって解錠階(目的階)にエレベータカゴを移動させるサービスを行うようになっているため、他の階へ行くことはできないように設定されている。
(C)居住者及び訪問者が退出する場合の動作について。
図4は、この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムにおいて、居住者が出かけるとき、または、訪問者が退出するときの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、住居階の乗り場操作盤の下方呼びボタンを押下すると(ステップ401)、この下方呼びボタンによる指令を受け取ったエレベータ運転制御装置54は、エレベータカゴを下方呼びボタンが押された階に移動させ着床させた後に、エレベータドアを開放する(ステップ402)。
居住者及び訪問者がエレベータカゴ内に乗り込み、一定時間経過すると、エレベータ運転制御装置54は、エレベータドアを閉じる(ステップ403)。
そして、エレベータ運転制御装置54は、エレベータカゴ内の操作盤の1階ボタンが押下操作されると、これを検出して、エレベータカゴを1階に移動させる(ステップ404)。
次に、エレベータ運転制御装置54は、エレベータカゴが1階に着床したことを検出すると、エレベータドア50を開放する(ステップ405)。
これにより、居住者及び訪問者はエレベータカゴから外へ出る。前記エレベータ運転制御装置54は、ドアセンサーにより居住者及び訪問者がエレベータカゴから出るのを検出し、一定時間経過すると、エレベータドアを閉じる(ステップ406)。
なお、この居住者が出かける、あるいは、訪問者が退出するという一連のエレベータサービスの場合も、上記エレベータ運転制御システムによってエレベータ装置5が制御状態のときには、1階の乗り場操作盤51も、他の階の乗り場操作盤もサービスカット状態(エレベータが使えない状態)になっている。ただし、他の階の乗り場操作盤は、下行きのみサービス可能になっている。また、エレベータカゴ内の操作盤は、1階行きボタンのみ有効になっている。
また、このエレベータ運転制御システムによってエレベータ装置5が制御状態のときには、居住者及び訪問者がエレベータ装置5を利用した後は、再び、サービスカット状態になるようになっている。さらに、エレベータカゴに乗り込んだ後に、居室内に忘れ物をしたことに気がついた場合には、一旦、1階に降りて、一度エレベータカゴ外に出て、キー読取装置52によりキー情報を読み取らせることによって、再び、上記(A)居住者が帰宅したときの処理についての動作をさせる必要がある。
(D)その他の動作について。
上記エレベータ運転制御システムによってエレベータ装置5が制御状態のときには、居住者といえども、キーを所持していない場合には、エレベータの利用は不可能になっている。
火災などの緊急時には、警備室内にある自動火災報知盤から発報されたパニックオープン信号をエレベータ運転制御装置54が受信し、該エレベータ運転制御装置54は、サービスカット動作を解除するようになっている。従って、エレベータ装置5は、各階の乗り場操作盤による操作、エレベータカゴ内の操作盤による操作による運転を行うことができるようになるため、だれでも、エレベータを利用可能になり、消防活動に支障をきたさないようになっている。
また、前記パニックオープン信号が出されている間は、エレベータ運転制御装置54は、サービスカット動作の解除状態を維持するが、前記パニックオープン信号が切れると、自動的にサービスカット状態(特定の条件以外にはエレベータサービスが受けられない状態)に戻るようになっている。
この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムによってエレベータ運転制御装置54の動作が制御されてサービスカット状態に維持されているので、次のような効果がある。
(1)キー情報によりエレベータカゴを当該階のみに運行サービスするのみであるので、仮に侵入者が住居者と行動を共にしても、他の階に行くことができず、防犯上の効果が高い。
(2)訪問者がインターフォンを使って住居者と連絡し、解錠されてエレベータカゴが使用可能になっても、エレベータカゴは、当該住居者の階以外には運行されないため、防犯上の効果が高い。
(3)住居者はキーをキー読取装置にかざすだけで、自分の住居階までエレベータカゴが運行サービスされるため、いちいち乗り場ボタンを押す必要がなく、利便性が高い。
この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムを含む共同住宅システムを示す概略ブロック図である。 この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムにおいて、居住者が帰宅したときの動作を説明するためのフローチャートである。 この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムにおいて、来訪者があったときの動作を説明するためのフローチャートである。 この考案を実施するための最良の形態に係るエレベータ運転制御システムにおいて、居住者が出かけるとき、または、訪問者が退出するときの動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 共同住宅システム
3 オートロック
5 エレベータ装置
31 ロビーインターフォン
32 住宅用インターフォン
33,38,40,52 キー読取装置
34 キー読取コントローラ
35 オートドア
36 オートドア制御装置
37 宅配ロッカー
39 階段出入口ドア
41 警報監視盤
50 エレベータドア
51 乗り場操作盤
54 エレベータ運転制御装置

Claims (1)

  1. マンション等の共同住宅の共同玄関に設けられたロビーインターフォンと、
    当該共同住宅の各住居に設けられ、解錠指令を出せる解錠操作ボタンを有し、前記ロビーインターフォンとの通話が可能な住宅用インターフォンと、
    前記ロビーインターフォンの近くに設けられた第1のキー読取装置と、
    前記第1のキー読取装置から読み取られたキー読取情報から解錠指令を出すことができるキー読取コントローラと、
    当該共同住宅の共同玄関から共同住宅内部の共同通路へ続く部分に設けられたオートドアと、
    前記キー読取コントローラあるいは住宅用インターフォンからの解錠指令により当該オートドアを一定時間開放させるドア制御装置と、を備えた共同住宅において、
    前記共同住宅には、各階への搬送サービスを提供するエレベータ装置と、
    基準階のエレベータ乗り場操作盤内あるいはその近辺にある第2のキー読取装置と、
    前記第1のキー読取装置及び前記第2のキー読取装置と接続可能であり、キー情報を蓄積しているキー情報データベースと、を備え、
    前記キー読取コントローラは、前記第2のキー読取装置で読み取ったキー情報を取り込み、前記キー情報データベースに照合し、当該照合の結果により、決定された決定階へ運転するよう運転指令を出し、
    前記キー読取コントローラからの運転指令あるいは前記住宅用インターフォンからの解錠指令を基に、基準階でエレベータカゴのドアを開閉し、決定階あるいは解錠指令階へエレベータカゴを移動させ、決定階あるいは解錠指令階でエレベータカゴのドアを開閉し、さらにエレベータカゴを基準階に戻す一連の運転パターンで運転制御するエレベータ運転制御装置を備えたことを特徴とするエレベータ運転制御システム。
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