JP2011153002A - エレベータのセキュリティシステム及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】これまで確保されてきたセキュリティ効果を一切損なうことなく、紛失、毀損しても簡易に再発行可能であり、なおかつ多人数での使用に対応できる鍵を使用したエレベータのセキュリティシステム及びその制御方法を提供する。
【解決手段】建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードICが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体3と、認証媒体3を発行する情報コード発行機と、認証媒体3に示される情報コードICを読み取る情報コード読取機と、情報コード読取機によって読み取られた情報コードICの内容が有効であるか否かを判定し、有効である場合に情報コードの内容に基づいて乗りかご1の昇降を制御するエレベータ制御装置2とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードICが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体3と、認証媒体3を発行する情報コード発行機と、認証媒体3に示される情報コードICを読み取る情報コード読取機と、情報コード読取機によって読み取られた情報コードICの内容が有効であるか否かを判定し、有効である場合に情報コードの内容に基づいて乗りかご1の昇降を制御するエレベータ制御装置2とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータのセキュリティシステム及びその制御方法に関する。
従来からマンション等の集合住宅においては、この建物に住む居住者以外の者は居住者の許可がなければ基本的に立ち入ることはできないこととしてその建物におけるセキュリティを確保している。一方で、居住者は自身が持つ鍵を用いてセキュリティを解除することで自由に建物への入退館ができるようにされている。
居住者が持つ鍵は、金属の鍵状のものやカード状のもの等、様々なタイプが見受けられる。また、居住者は複数鍵を持ち、家族が適宜それらの鍵を使用することになる。
さらには、訪問者が尋ねてきた場合には、居住者が居室内から訪問者を確認した上で遠隔操作によって建物の玄関扉の戸開動作を行うことも多く見受けられる。この場合、居住者が訪問者を確認して入館の可否を判断することによって、建物におけるセキュリティを確保している。訪問者の入館時におけるセキュリティ確保の方法の一例については、以下に示す特許文献1においても示されている。
特許文献1における発明では、鍵発行部は、利用者の操作によって許可申請情報が入力された際に、その許可申請情報が有効であるかどうかを判定し、入力された許可申請情報が有効であると判定された場合に、通信回線を介して記録媒体に鍵情報を送信し記録させる。ここで想定されている記録媒体とは、携帯電話である。この携帯電話には無線ICタグが組み込まれており、発行された鍵情報(電子キー情報)は電子メールに添付された状態でインターネット回線を介して送信される。そしてこの無線ICタグに記録される。
これによって、セキュリティー性を保ちつつ利便性を向上させることができる。
特許文献1に開示されたエレベータの防犯システムでは、居住者を訪問する訪問者が携帯電話を所持している必要がある。確かに、昨今に事情を勘案すれば携帯電話を所持していない者は少数であり、その点からは有効な防犯システムであるとも考えられる。
しかしながら、そもそも携帯電話を所持していない者や携帯電話を使用してメールを行わない者にとっては利用できないシステムである。また、携帯電話に無線ICタグが組み込まれていることも条件となると防犯の効果は限定的である。さらには、訪問者が携帯電話を忘れてしまった場合には不便である。
一方、上述したこれまでの鍵を使用する場合、家族で使用できる利便性はあるものの、例えば子供に携帯させて紛失、或いは毀損してしまうと、その再発行等に手間が掛かる。また、訪問者がある場合に一時的に鍵を用意することは基本的に困難である。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、これまで確保されてきたセキュリティ効果を一切損なうことなく、紛失、毀損しても簡易に再発行可能であり、なおかつ多人数での使用に対応できる鍵を使用したエレベータのセキュリティシステム及びその制御方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、エレベータのセキュリティシステムにおいて、建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体と、認証媒体を発行する情報コード発行機と、認証媒体に示される情報コードを読み取る情報コード読取機と、情報コード読取機によって読み取られた情報コードの内容が有効であるか否かを判定し、有効である場合に情報コードの内容に基づいて乗りかごの昇降を制御するエレベータ制御装置とを備える。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、エレベータのセキュリティシステムの制御方法において、建物の居住者が認証した建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体を訪問者に対して情報コード発行機が発行するステップと、認証媒体に記載された情報コードを玄関に設置された情報コード読取機が読み取るステップと、情報コード読取機によって読み取られた情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、エレベータ制御装置が内玄関を開くステップと、認証媒体に記載された情報コードをエレベータホールに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、情報コード読取機によって読み取られた情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、エレベータ制御装置が乗りかごを玄関階に移動させ戸開させるステップと、認証媒体に記載された情報コードを乗りかごに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、情報コード読取機によって読み取られた情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、エレベータ制御装置が乗りかごを昇降させて訪問者を居住者が居住する訪問階まで移動させるステップとを備える。
本発明の実施の形態に係る第3の特徴は、エレベータのセキュリティシステムの制御方法において、建物の居住者が訪問者と応答した場合に、居住者が認証した建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体を訪問者に対して情報コード発行機が発行するステップと、認証媒体に記載された情報コードを訪問階のエレベータホールに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、情報コード読取機によって読み取られた情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、エレベータ制御装置が乗りかごを前記訪問階に移動させ戸開させるステップと、認証媒体に記載された情報コードを乗りかごに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、情報コード読取機によって読み取られた情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、エレベータ制御装置が乗りかごを昇降させて訪問者を玄関階まで移動させるステップとを備える。
本発明によれば、これまで確保されてきたセキュリティ効果を一切損なうことなく、紛失、毀損しても簡易に再発行可能であり、なおかつ多人数での使用に対応できる鍵を使用したエレベータのセキュリティシステム及びその制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るエレベータEのセキュリティシステムSの全体構成を示す全体図である。図1には、エレベータEやセキュリティシステムSを構成する各機器の他、このエレベータEが設置される建物Bも含めて示している。
エレベータEは、乗りかご1とこの乗りかごの運転を制御するエレベータ制御装置2とから構成されている。乗りかご1は、その一端を乗りかごに連結しその他端を図示しない釣り合い重りに連結するロープRによって吊り下げられている。また、このロープRは、図示しない巻上機に巻き掛けられている。エレベータ制御装置2からの信号に基づいて巻上機が回転することによって、乗りかご1は昇降路Hを上下に移動する。なお、本発明の実施の形態におけるエレベータEには、釣り合い重りや巻上機の他、図示はしていないもののエレベータEを運転するために必要な機器は当然に備えられている。
乗りかご1内には、乗りかご1に乗車した乗客が行き先階を指定する、いわゆるかご呼びを行うための行き先階操作盤1aが設置されている。この行き先階操作盤1aには、乗りかご1が停止可能な玄関階を含む居住階を示す行き先階ボタンや戸開ボタン、或いは戸閉ボタンが設置されている。
また、この行き先階操作盤1aの近傍には、認証媒体に示される情報コードを読み取る情報コード読取機15が設置されている。この情報コード読取機15については、建物Bの他の場所に設置される情報コード読取機5と併せて後述する。なお、図1においては、行き先階操作盤1aの側方に設置されているが、その設置位置は特に問わず、例えば、行き先階操作盤1a内に設けられていても良い。
エレベータ制御装置2は、エレベータEの運転に関する情報を全て収集するとともに、これらの情報に基づいてエレベータEの運転を制御するために、例えば、乗りかご1や巻上機等に指令の信号を送信する。従って、エレベータ制御装置2へ情報を送信する装置とエレベータ制御装置2から送信される情報を受信する装置との間は接続されている。但し、図1においてはそれらは全て省略され、ただエレベータ制御装置2を示すブロックに向けて、或いはこのブロックから出るように信号の流れを示す矢印が示されているだけである。
建物Bは、図1に示すように本発明の実施の形態においては、4階まで示されている。但し、建物Bが何階建てであるかについては何ら制限はない。1階は玄関階であり、この玄関階からエレベータE(乗りかご1)に乗り込まなければ、訪問者Vは基本的に2階以上の居住階へは行くことができないようにされている。
図1に示す建物Bにおいては、玄関階には居住者I、訪問者Vを問わず自由に出入りが可能な外玄関OEと、居住者I、或いは、居住者Iの許可がある訪問者Vのみが出入りできる内玄関IEとが設けられている。また、外玄関OE内であって内玄関IEよりも外のスペースには、管理者BMの駐在場所、いわゆる管理人室BMOが設けられている。なお、この管理人室BMOは、建物B内に設けられていても、或いは、別の場所に設けられていて遠隔に建物Bの管理を行うようにされていても良い。
なお、以下においては、便宜上、図1に示されている居住者Iが住む2階ないし4階の居住スペースを適宜居住スペースL2ないしL4と表わす(まとめて表わすときには、「居住スペースL」と表わす)。また、2階ないし4階、或いはそれ以上の階床をまとめて以下適宜、「居住階」と表わす。さらにここでは、各居住スペースLが備えるエレベータのセキュリティシステムを構成する各機器は全く同じ構成であることを前提とする。そのため、以下本発明の実施の形態に関して説明の対象となる装置はいずれも同じ機能を備えている。
各階床に乗りかご1が着床しエレベータドアが戸開した場合には、その場所にエレベータホールEHが設けられている。各エレベータホールEHには、乗場呼びボタンEHaと後述するエレベータのセキュリティシステムを構成する各機器が設置されている。訪問者Vは、乗場呼びボタンEHaを押し下げて乗場呼びを行い、到着した乗りかご1に乗車して目的とする居住階へと移動する。この乗場呼びボタンEHaはそれぞれの居住階にも設置されている。居住スペースLの乗場呼びボタンEHaは、乗りかご1に乗車して上階にも下階にも行くことができるので、上下方向のいずれにも行けるように2つの乗場呼びボタンEHaが設けられている。
ところで、玄関階となる1階には、建物Bへの訪問者Vが居住スペースLの居住者Iと会話するためのインターフォンIF0,IF1が設置されている。ここでインターフォンIF0は、外玄関OEと内玄関IEとの間に設けられており、内玄関IE内、すなわち1階玄関階のエレベータホールEH1に設けられているのがインターフォンIF1である。インターフォンIFは、各階床のエレベータホールEHにも設けられている(インターフォンIF2ないしインターフォンIF4)。
インターフォンIFは、それぞれの居住スペースL内にも設置されている(インターフォンIFL2ないしインターフォンIFL4)。
さらに、玄関階、或いは、各エレベータホールEHには訪問者Vの様子を映像(静止画、動画のいずれか、或いはいずれも、でも良い)を取得するためのカメラCが設置されている。このカメラCによって撮影された訪問者Vの映像は、例えば、訪問先である居住者Iが見ることのできるモニタMに映し出される。例えば、居住者Iは、このモニタMをONにすることによって、玄関階にいる訪問者Vの様子を確認することができる。また、同時にエレベータ制御装置2へと送信されて記憶される。従って、カメラCは訪問者Vが立ち入る可能性のある場所に設置されていることから、図1には示していないが、乗りかご1内に設置されていても良い。
図1では、外玄関OE内であって内玄関IEよりも外のスペースにカメラC0が、内玄関IE内を含む各階床のエレベータホールEHにカメラC1ないしC4が設けられている。但し、以下においては適宜これら全てのカメラをまとめて「カメラC」とも表わす。
居住スペースL内、玄関階、或いは、各エレベータホールEHには、情報コードICが記載された認証媒体3を発行する情報コード発行機4が設置されている。ここで認証媒体3とは、居住者Iから訪問者Vに発行される媒体であり、例えば、紙等である。この認証媒体3上には、情報コードICが記載(印刷)されている。情報コード発行機4は、この情報コードICを紙等に印刷し、認証媒体3として訪問者Vへと発行する。
情報コードICが示す情報としては、訪問者Vが居住者Iを訪問するに必要な条件が挙げられる。例えば、訪問先としてその立ち入りが許可される階床に関する情報、訪問日時、この認証媒体3が有効な時間、訪問回数等、いわば建物Bへの入退館に関する許可条件に関する情報である。
なお、情報コードICとして認証媒体3上にどのような情報を示すかについては、自由に設定することができる。また、この情報コードICの例としては、例えば、バーコードやQRコード(登録商標)等を挙げることができる。また、後述する情報コード読取機5が読み取ることができるのであれば、2次元の情報コードICに限らず、例えば、3次元の情報コードであっても構わない。
この認証媒体3は、上述したように、訪問者Vが居住者Iから訪問する際、基本的にその都度発行されるものであり、その許可条件が情報コードICとして印刷されるものであることから、訪問が終了すれば廃棄可能である。すなわち、許可条件を満たさなければ認証媒体3として使用することができないため、一定期間のみ利用可能であり使い捨てが可能である。
建物Bのセキュリティシステムの根幹となる鍵をこのような情報コードICが記載された使い捨て可能な認証媒体3とすることによって、簡易に何度でも発行することができる。従って、例えば子供に持たせたとしても、紛失、毀損を心配することはなく、また、訪問者Vがある場合であっても容易に発行することができる。そのため、鍵が原因となる防犯上の漏れをなくすことができ、エレベータのセキュリティシステム、ひいては建物Bのセキュリティを十分に確保することができる。
図1では、外玄関OE内であって内玄関IEよりも外のスペースに情報コード発行機40が、内玄関IE内を含む各階床のエレベータホールEHに情報コード発行機41ないし44、居住スペースL内に情報コード発行機4L2ないし4L4が設けられている。但し、以下においては適宜これら全ての情報コード発行機をまとめて「情報コード発行機4」とも表わす。
また、情報コード発行機4による認証媒体3の発行については、発行者が任意の情報コード発行機4から発行させることができる。認証媒体3上に記載される情報コードICについては、許可条件が居住者Iによって設定されるとともに、エレベータ制御装置2を介してそれぞれの情報コード発行機4へと送られる。例えば居住者Iが自室の情報コード発行機4から発行させて直接発行し訪問者Vに対して手交しても、或いは、遠隔操作によって居住スペースLから情報コード発行機40を介して訪問者Vへと発行しても良い。
なお、情報コード発行機4が実際に発行するのは情報コードICが記載されている認証媒体3であるが、便宜上「情報コード」発行機4と表わしている。
認証媒体3上に示される情報コードICは、情報コード読取機によって読み取られる。この情報コード読取機5は、情報コードICの種類によって適した機器が選択され設置される。図1では、外玄関OE内であって内玄関IEよりも外のスペースに情報コード読取機50、玄関IE内を含む各階床のエレベータホールEHに情報コード読取機51ないし54、乗りかご1内に情報コード読取機15が設けられている。但し、以下においては適宜これら全ての情報コード読取機をまとめて「情報コード読取機5」とも表わす。
情報コード読取機5によって読み取られた内容(情報)は、エレベータ制御装置2へと送信されて、乗りかご1の昇降等、エレベータのセキュリティシステムを制御する際に利用される。
居住スペースL、玄関階、或いは、各エレベータホールEHには、認証媒体3を発行する際に使用される入力装置が設置されている。例えば、居住者Iが訪問者Vに対して認証媒体3を発行する際にその許可条件を入力する場合に使用される。
図1では、外玄関OE内であって内玄関IEよりも外のスペースに入力装置60が、内玄関IE内を含む各階床のエレベータホールEHに入力装置61ないし64、居住スペースL内に入力装置6L2ないし6L4が設けられている。但し、以下においては適宜これら全ての入力装置をまとめて「入力装置6」とも表わす。図1では入力装置6がテンキーのように表わされているが、これは、例えば、タッチパネル式の装置であっても、単に、例えば、「発行ボタン」のような形式の装置であっても良い。
管理人室BMOには、上述した入力装置6、インターフォンIF、及びモニタMが設置されている。これらによって、例えば訪問者Vが居住者Iを訪問したにも拘わらず居住者Iの応答を受けることができなかった場合に、訪問者Vに対して建物Bからの退館に必要な認証媒体3を発行することができる。
図1においては、上述した情報コード発行機4、情報コード読取機5、入力装置6、インターフォンIF及びカメラCの各機器は、まとめてあたかも1つの装置のように示されているが、その設置レイアウトは自由である。また、上述したように、いずれの場所にどのような機器が設置されているか各々説明したが、建物Bの性質によっては、それぞれの場所に設置される機器の種類や数量が異なることもありうるのは当然である。
エレベータ制御装置2は、上述したように、例えば、乗場呼び、或いはかご呼びに応答して巻上機を駆動し乗りかご1の運転制御を行う。図2は、エレベータ制御装置2の内部構成を示すブロック図である。エレベータ制御装置2は、エレベータEやエレベータのセキュリティシステムSを構成する各機器からの信号を受け付ける受信部21と、セキュリティシステムSを制御する比較・判断部22と、許可条件や訪問者Vの動向を記憶する記憶部23と、送信部24とから構成される。
なお、図2に示すブロック図では、エレベータ制御装置2のうち、本発明の実施の形態を説明するために必要とされる機能のみを示している。従って、例えば、巻上機等、乗りかご1を昇降させるに必要な各駆動機器を駆動させるための駆動部等については、その説明、図示を省略している。
次に、エレベータEのセキュリティシステムSの制御の流れについて、図3ないし図5に示すフローチャートを利用して以下、説明する。なお、図3は、訪問者Vが建物Bに入館して居住者Iを訪問するまでの流れを示し、図4は、訪問者Vが居住者Iの訪問を終え、建物Bから退館するまでの流れを示している。また、便宜的に、訪問者Vは3階に住む居住者I3を訪問することとする。
まず、訪問者Vが建物Bに住む居住者Iを訪問する場合のセキュリティシステムSの制御の流れについて図3のフローチャートを利用して説明する。ここでは、居住者Iは事前に訪問者Vが訪問することを認識している場合を例に挙げる。従って、居住者Iがその訪問を望んでいない場合、例えば、飛び込みの営業を行う訪問者等については想定していない。
訪問者Vは、建物Bの外玄関OEから入館する。この外玄関OEに対してはセキュリティシステムSは機能しておらず、上述したように基本的にいずれの者も立ち入ることができる。外玄関OEから入館した訪問者Vは、内玄関IEとの間に設置されている情報コード発行機40の前まで移動する。ここで、この訪問者Vに対して事前に暗証番号が付与されているか否かが判断される(ST1)。これは訪問者Vが入力装置60を操作したか否かによって判断される。
ここでの暗証番号の付与とは、以下のことを表わしている。すなわち、訪問者Vが建物B内に入館する場合には、訪問先である居住者Iの許可を得る必要がある。一般的にこの許可は、訪問者Vが居住者IとインターフォンIF等を使用して実際に連絡を取ることで許可を受ける場合が多い。但し、宅配業者や郵便局員等のように、建物B内の居住者Iを頻繁に、或いは定期的に訪問する者も存在し、これらの者にとってはその都度居住者Iからの許可を取得して入館するのは煩雑な場合も多い。
そこで、このような者に対しては、居住者Iと連絡を取ることなく入館できるように予め居住者Iから許可を付与しておくと便利である。但し、この暗証番号の付与は、あくまでも入館時に居住者Iとの直接の連絡を省略して入館に際して使用される情報コードICを記載した認証媒体3(以下、適宜このような認証媒体を「入館用の認証媒体3」と表わす。)を発行するためのものであり、自由に建物B内に立ち入ることができるものではない。
このように事前に暗証番号の付与を受けている訪問者Vは、入力装置60を使用して暗証番号を入力し、情報コード発行機40から入館の許可条件を示す情報コードICが記載された入館用の認証媒体3の発行を受ける(ST2)。すなわち、入力装置60を介して入力が行われた場合、エレベータ制御装置2は、比較・判断部22において入力された暗証番号を記憶部23内に記憶されている暗証番号と一致するものであるか否かを確認する。この暗証番号は、許可条件と紐付けがなされており、入力された暗証番号に合致する許可条件を情報コードICとして情報コード発行機40から発行させる。
一方、このように事前に暗証番号が付与されていない訪問者Vは、通常通りインターフォンIF0を利用して訪問先の居住者I3に対して直接入館の許可を求める。居住者I3は、自室のモニタML3においてカメラC0によって映し出された訪問者Vの様子(予定の訪問者Vであるか否か)を確認して入館の許可を出す。具体的には、入力装置6L2を介して情報コード発行機40から決められた情報コードICが印刷されている入館用の認証媒体3が発行される(ST3)。
上述したいずれかの方法に基づいて情報コードICが示された入館用の認証媒体3を入手した訪問者Vは、その情報コードICを情報コード読取機50にかざす。情報コード読取機50では、かざされた情報コードICを読み込み(ST4)、その読み込んだ情報コードICの内容をエレベータ制御装置2へと送信する。
エレベータ制御装置2では、比較・判断部22が送信されてきた情報コードICの内容と事前に記憶部23に登録されている入館の許可条件を引き出し、両者を比較して情報コードICが認証できるものであるか否かを判断する(ST5)。
判断の結果、両者の条件が一致せず、送信されてきた情報コードICを認証できない場合には(ST5のNO)、例えば、インターフォンIFを介し訪問者Vに対して再度の情報コードIC(入館用の認証媒体3)の発行を受けるよう促す(ST6)。
一方、情報コードICの内容を認証できた場合には(ST5のYES)、比較・判断部22は、内玄関IEのドアを開くよう指示する(ST7)。これによって、訪問者Vは内玄関IEの内部、すなわち玄関階のエレベータホールEH1まで進むことができる。
玄関階のエレベータホールEH1に進んだ訪問者Vは、さらにエレベータホールEH1に設けられている情報コード読取機51に再度発行された入館用の認証媒体3をかざし読み取らせる(ST8)。
情報コード読取機51が情報コードICを読み込むと、その情報コードICはエレベータ制御装置2へと送信され、比較・判断部22においてその情報コードICを認証できるか否か、判断される(ST9)。ここでも判断の結果、両者の条件が一致せず、送信されてきた情報コードICを認証できない場合には(ST9のNO)、例えば、インターフォンIFを介し訪問者Vに対して再度の入館用の認証媒体3の発行を受けるよう促す(ST6)。
情報コードICの内容を認証できた場合には(ST9のYES)、比較・判断部22は、乗りかご1を玄関階へと移動させるとともに、玄関階到着後戸開させるよう乗りかご1に指示する(ST10)。これで玄関階のエレベータホールEH1にいる訪問者Vに対して訪問先である居住者Iの居住階へ移動するための乗りかご1が手配されたことになる。
乗りかご1に乗り込んだ訪問者Vは、さらに乗りかご1内に設置されている情報コード読取機15に認証媒体3をかざす。情報コード読取機15は、この認証媒体3に示されている情報コードICを読み込むとともに(ST11)、エレベータ制御装置2へその情報を送信する。
比較・判断部22において送信された情報コードICを認証できるか否か、判断される(ST12)。判断の結果、両者の条件が一致せず、送信されてきた情報コードICを認証できない場合には(ST12のNO)、比較・判断部22は戸開状態を維持するよう指示するとともに(ST13)、例えば、インターフォンIFを介し訪問者Vに対して再度の入館用の認証媒体3の発行を受けるよう促す(ST6)。
情報コードICの内容を認証できた場合には(ST12のYES)、比較・判断部22は、訪問者Vのかご呼び登録を受け付けるとともに、乗りかご1に対して戸閉するよう指示する(ST14)。そして訪問者Vが訪問する居住者Iが住む居住階(3階)へと乗りかご1を移動させるよう乗りかご1に指示する(ST15)。以上で訪問者Vが居住者Iを訪問する際の手順は終了である。
次に、訪問者Vが建物Bに住む居住者Iへの訪問を終了し建物Bから退館する場合のセキュリティシステムSの制御の流れについて図4、図5のフローチャートを利用して説明する。本発明の実施の形態においては、建物Bへの入館の際と同様、退館時にも退館に関する情報が示されている情報コードが記載された認証媒体3(以下、便宜上「退館用の認証媒体3」と表わす。)を利用して訪問者Vを退館させることによってセキュリティの確保を図っている。
図3に示すステップST15において、訪問者Vは乗りかご1に乗車して居住者Iが住む居住階へと移動している。居住階に到着した訪問者Vは、乗りかご1から降車して居住者Iの住む居住スペースL3へと移動する。そこで、訪問者Vに対して居住者Iが応答したか否かによって、訪問者Vが建物Bを退館するまでの流れが異なってくる。これは、本発明の実施の形態においては、訪問者Vに応答した居住者Iから退館に関する情報コードが記載された認証媒体3を受領することを前提としているからである。以下、訪問者Vに対して居住者Iが応答したか否か(ST21)に従って順次説明する。
まず、訪問者Vに対して居住者Iが応答した場合である(ST21のYES)。この場合、訪問者Vは自身が退館する上で必要となる退館用の認証媒体3をその退出時に居住者Iから受領しなければならない。そこで、居住者Iは自室の情報コード発行機4L3から退館用の認証媒体3を発行する。指示を受けた情報コード発行機4L3は、指示された内容を表わす情報コードICを記載した退館用の認証媒体3を発行する(ST22)。
ここで指示内容としては、例えば、訪問者Vが居住者Iの居住スペースLを辞した時間を挙げることができる。この情報コードICは、退館用の認証媒体3発行に使用されるとともに、エレベータ制御装置2へと送信され、記憶部23に記憶される。
退館用の認証媒体3を受領した訪問者Vは、居住階のエレベータホールEHに設置されている情報コード読取機5に退館用認証媒体3に記載されている情報コードをかざす。情報コードを読み取った情報コード読取機5は(ST23)、読み取った情報をエレベータ制御装置2へその内容を送信する。
比較・判断部22において送信された情報コードICを認証できるか否か、判断される(ST24)。判断の結果、両者の条件が一致せず、送信されてきた情報コードICを認証できない場合には(ST24のNO)、訪問者Vは居住者Iに対して再度の退館用の認証媒体3の発行を依頼するよう促す(ST22)。
情報コードICの内容を認証できた場合には(ST24のYES)、比較・判断部22は、乗りかご1を居住階へと移動させるとともに、居住階到着後戸開させるよう乗りかご1に指示する(ST25)。これで居住階のエレベータホールEH3にいる訪問者Vに対して玄関階へ移動するための乗りかご1が手配されたことになる。
乗りかご1に乗り込んだ訪問者Vは、さらに乗りかご1内に設置されている情報コード読取機15に退館用の認証媒体3をかざす。情報コード読取機15は、この退館用の認証媒体3に示されている情報コードICを読み込むとともに(ST26)、エレベータ制御装置2へその情報を送信する。
比較・判断部22において送信された情報コードICを認証できるか否か、判断される(ST27)。判断の結果、両者の条件が一致した場合には、訪問者Vによるかご呼びを登録するとともに戸閉するよう乗りかご1に指示する(ST28)。そして、乗りかご1を玄関階へと移動させる(ST29)。
一方、比較・判断部22が判断した結果、両者の条件が一致しない場合には、訪問者Vは再度居住者Iから退館用の認証媒体3の発行を受ける必要がある。従って居住者Iの応答によってその対応が異なる(ST30)。
居住者Iが訪問者Vに応答した場合には(ST30のYES)、改めて退館用の認証媒体3の発行を受ける(ST22)。訪問者Vは、新たに発行された退館用の認証媒体3を利用して、上述したステップST23以下の手順を踏んで建物Bから退館する。
一方、訪問者Vの訪問に対して居住者Iが応答しなかった場合には(ST30のNO)、比較・判断部22は、乗りかご1に対して戸開状態を維持するように指示する(ST31)。
次に、建物B内に入館したものの、何らかの理由で居住者Iが応答しなかった場合の訪問者Vの退館の流れについて、以下図5に示すフローチャートを利用して説明する。このように居住者Iが訪問者Vの応答をしない場合としては、例えば、訪問者Vの入館を許可したものの、家事や育児等の理由で訪問者Vが実際に自室の戸口に来た場合に応答できない場合が考えられる。
また、建物Bに頻繁に出入りする訪問者Vであれば、上述したように、予め居住者Iから暗証番号等を付与されている場合がある。この場合、訪問者Vは、内玄関IEの外側に設置されている入力装置60を利用して自分自身で入館用の認証媒体3を発行する。従って、この場合は、玄関階における居住者Iとの応答によって認証媒体3が発行される場合と異なり、訪問先となる居住スペースLに目的の居住者Iが在室しているか否かは関係なく認証媒体3が発行されることになる。このような状態で居住者Iを訪問しても不在である場合は考えられることである。そこで、以上述べたような状態に訪問者Vが遭遇した場合のセキュリティの確保について説明する。
なお、上記以外に、居住者Iからの許可を受けずに入館した者(不審者)の対応についても以下説明する。
上述したように、基本的に想定しているのは、建物Bに入館したものの居住者Iから退館用の認証媒体3が発行されない場合である(図4のST21のNO、或いは、ST31を参照)。この場合、訪問者Vは退館用の認証媒体3を発行してもらうべく、建物Bの管理者BMに対して連絡を取り事情を説明する(ST41)。
連絡を受けた管理者BMは、記憶部23に記録されている訪問者Vの入館時、或いは、入館後の言動を確認する(ST42)。すなわち、上述したように、訪問者Vが居住者Iと連絡を取った内容や、情報コード読取機が設置されている各設置場所において読み取られた情報コードICの内容等は全て記憶部23に記録されている。そこで、連絡してきた訪問者Vに該当する記録を記憶部23から全て抽出し、比較・判断部22が確認する。
例えば、本発明の実施の形態においては上述したように居住者Iを訪問するまでの間に訪問者Vは認証媒体3を3度情報コード読取機5にかざす。すなわち、正常状態であれば情報コード読取機50,51,15の全てにおいて情報コードICの読み取りがなされることになるが、これらのいずれか1カ所でもその読み取りがなされていない場合には、比較・判断部22は、訪問者Vが不正な状態で建物B内に入館している、と判断できる。
このような場合には、比較・判断部22は連絡してきた訪問者Vが不審者に該当すると判断し(ST43のYES)、通報する(ST44)。これによって、建物Bにおけるセキュリティは確保される。
一方、比較・判断部22が確認をした結果、訪問者Vを不審者とは認定できなかった場合、すなわち、正常に建物Bに入館したものの居住者Iから退館用の認証媒体3が発行されない場合には(ST43のNO)、管理者BMから訪問者Vが現在位置する近傍に設置されている情報コード発行機4を介して退館用の認証媒体3が発行される(ST45)。退館用の認証媒体3を発行された訪問者Vは、その退館用の認証媒体3を利用して、上述した退館の流れに沿って建物Bから退館する(図4のST23以下)。
以上説明したように、訪問者Vに使い捨て可能な入退館用の認証媒体を発行することによって、これまで確保されてきたセキュリティ効果を一切損なうことなく、紛失、毀損しても簡易に再発行可能であり、なおかつ多人数での使用に対応できる鍵を使用したエレベータのセキュリティシステム及びその制御方法を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、本発明の実施の形態においては、訪問者が居住者を訪問する場合の訪問者に対して認証媒体が発行される場合を例に挙げてセキュリティシステムを説明しているが、このセキュリティシステムの運用に当たっては居住者を対象とすることも可能である。すなわち、例えば、居住者が鍵を忘れて退館後、再度建物に入館する場合である。
さらに、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1 乗りかご
2 エレベータ制御装置
3 認証媒体
4 情報コード発行機
5 情報コード読取機
6 入力装置
21 受信部
22 比較・判断部
23 記憶部
24 送信部
C カメラ
BM 管理人
E エレベータ
EH エレベータホール
H 昇降路
I 居住者
IC 情報コード
IE 内玄関
IF インターフォン
L 居住スペース
M モニタ
OE 外玄関
S セキュリティシステム
R ロープ
2 エレベータ制御装置
3 認証媒体
4 情報コード発行機
5 情報コード読取機
6 入力装置
21 受信部
22 比較・判断部
23 記憶部
24 送信部
C カメラ
BM 管理人
E エレベータ
EH エレベータホール
H 昇降路
I 居住者
IC 情報コード
IE 内玄関
IF インターフォン
L 居住スペース
M モニタ
OE 外玄関
S セキュリティシステム
R ロープ
Claims (8)
- 建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体と、
前記認証媒体を発行する情報コード発行機と、
前記認証媒体に示される前記情報コードを読み取る情報コード読取機と、
前記情報コード読取機によって読み取られた前記情報コードの内容が有効であるか否かを判定し、有効である場合に前記情報コードの内容に基づいて乗りかごの昇降を制御するエレベータ制御装置と、
を備えることを特徴とするエレベータのセキュリティシステム。 - 前記情報コード発行機は、前記建物の玄関、各階のエレベータホール、各居室内にそれぞれ設置されていることを特徴とする請求項1に記載のエレベータのセキュリティシステム。
- 前記情報コード発行機近傍には、前記建物への訪問者と前記建物内の居住者との連絡に使用されるインターフォンとカメラが設置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエレベータのセキュリティシステム。
- 前記エレベータ制御装置は、前記インターフォンと前記カメラから得られた情報を該当する前記情報コードの内容と関連づけて記憶することを特徴とする請求項3に記載のエレベータのセキュリティシステム。
- 前記建物の管理者の駐在場所には、前記管理者と前記訪問者との連絡に使用されるインターフォンと、前記カメラによって撮影される前記訪問者を映し出すモニタと、前記認証媒体の発行を許可する許可スイッチとが設置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のエレベータのセキュリティシステム。
- 建物の居住者が認証した前記建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体を訪問者に対して情報コード発行機が発行するステップと、
前記認証媒体に記載された前記情報コードを玄関に設置された情報コード読取機が読み取るステップと、
前記情報コード読取機によって読み取られた前記情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、エレベータ制御装置が内玄関を開くステップと、
前記認証媒体に記載された前記情報コードをエレベータホールに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、
前記情報コード読取機によって読み取られた前記情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、前記エレベータ制御装置が乗りかごを玄関階に移動させ戸開させるステップと、
前記認証媒体に記載された前記情報コードを前記乗りかごに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、
前記情報コード読取機によって読み取られた前記情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、前記エレベータ制御装置が前記乗りかごを昇降させて前記訪問者を前記居住者が居住する訪問階まで移動させるステップと、
を備えることを特徴とするエレベータのセキュリティシステムの制御方法。 - 建物の居住者が訪問者と応答した場合に、前記居住者が認証した前記建物への入退館に関する許可条件の情報を有する情報コードが保持され、一定期間のみ利用可能な認証媒体を訪問者に対して情報コード発行機が発行するステップと、
前記認証媒体に記載された前記情報コードを訪問階のエレベータホールに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、
前記情報コード読取機によって読み取られた前記情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、エレベータ制御装置が乗りかごを前記訪問階に移動させ戸開させるステップと、
前記認証媒体に記載された前記情報コードを前記乗りかごに設置された情報コード読取機が読み取るステップと、
前記情報コード読取機によって読み取られた前記情報コードの内容が有効であるか否かを判定し有効である場合に、前記エレベータ制御装置が前記乗りかごを昇降させて前記訪問者を玄関階まで移動させるステップと、
を備えることを特徴とするエレベータのセキュリティシステムの制御方法。 - 前記居住者が前記訪問者に応答しなかった場合に、前記認証媒体に記載された情報コードを基に前記訪問者の言動を特定するステップと、
前記特定された訪問者の言動と前記情報コードの内容とから前記訪問者が不審者であるか否かを判断するステップと、
前記判断の結果、前記訪問者が不審者ではない場合、前記訪問者の近傍に設置されている前記情報コード発行機が前記訪問者に対して、退館に関する許可条件の情報を表わす情報コードが記載された使い捨て可能な前記認証媒体を発行するステップと、
前記判断の結果、前記訪問者が不審者である場合には、通報を行うステップと、
を備えることを特徴とする請求項7に記載のエレベータのセキュリティシステムの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010016501A JP2011153002A (ja) | 2010-01-28 | 2010-01-28 | エレベータのセキュリティシステム及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010016501A JP2011153002A (ja) | 2010-01-28 | 2010-01-28 | エレベータのセキュリティシステム及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011153002A true JP2011153002A (ja) | 2011-08-11 |
Family
ID=44539250
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010016501A Pending JP2011153002A (ja) | 2010-01-28 | 2010-01-28 | エレベータのセキュリティシステム及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011153002A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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