JP3106346B2 - 封筒自動封緘装置 - Google Patents

封筒自動封緘装置

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JP3106346B2
JP3106346B2 JP07343636A JP34363695A JP3106346B2 JP 3106346 B2 JP3106346 B2 JP 3106346B2 JP 07343636 A JP07343636 A JP 07343636A JP 34363695 A JP34363695 A JP 34363695A JP 3106346 B2 JP3106346 B2 JP 3106346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、封筒自動封緘装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、印刷物を媒体とする情報の
伝達手段としてダイレクトメールや自宅配達便(宅配
便)の利用度が益々高くなってきている。このような情
況下においては、封筒に情報としての印刷物を詰め、さ
らにこの封筒を封緘する作業が増大している。これに鑑
み最近では各種の封筒自動封緘装置が提案されている
(例えば特開平7−25197号公報)。これらの封筒
自動封緘装置は、挿排口からケース本体内に封筒送り機
構にて送り込まれた封筒のフラップを立ち上げ、さらに
これを粘着テープまたは糊を用いて、封筒本体に貼り付
ける自動封緘機構を備えている。これによって封緘され
た封筒は、封筒送り機構を逆転させることによって挿排
口から排出するようにしてある。
【0003】上記した粘着テープを用いた自動封緘機構
は、封筒を挿排するための封筒送り機構、送り込まれた
封筒のフラップを折り曲げるフラップ曲げ機構、テープ
ロールからテープを引き出すためのテープ引出し機構、
粘着テープをフラップに貼着するためのテープ貼着機構
及びテープを切断するためのテープ切断機構等を備えて
いる。そして封筒送り機構には、装置内に挿入された封
筒をさらに内部へ引き込んだり、封緘済みの封筒を排出
させたりする挿排ローラと、内部に送り込まれた封筒の
先端を押圧してテープを介してフラップを封筒本体に粘
着させるための押圧ローラとを備えている。これらのロ
ーラはモータの回転によって駆動するようにしてある
が、いずれも1対のローラのうちの一方のローラだけが
モータによって駆動され、他方のローラは駆動される一
方のローラに押し付けて得られる摩擦力によって回転す
るようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、1対
の押圧ローラのうち、一方のローラにだけにモータの駆
動力を伝達するようにしたものでは、駆動されてない方
のローラ(従動ローラ)に封筒の先端が衝突した場合
に、この封筒をローラ間に送り込めなくなる問題があ
る。すなわち、ローラ間に封筒が介在してないときのロ
ーラ間の摩擦力は小さいために、従動ローラにフラップ
を折り曲げた状態の封筒の先端が当ると、そのローラが
停止してしまい、封筒をそれ以上送り込めなくなる原因
となることがある。特に封筒の厚味が大きいものでは、
ローラ間の間隔の余裕を大きくとってあるため、従動ロ
ーラに対する抵抗が大きくなり、このようにローラの停
止によって封緘不良を起し易くなっている問題がある。
さらに装置の小形化を図るためにローラの径を小さくし
た場合や処理の高速化にともない挿排ローラを高速に駆
動させる場合にはその問題が顕著になる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに本発明は、1対の押圧ローラのいずれに対しても輪
列を介して、モータによって強制駆動されるようにし
た。これにより、封筒の先端がいずれのローラに衝突し
てもローラの回転が妨げられず、常に1対の押圧ローラ
間に封筒を送り込み可能とすることによって封緘不良の
発生を防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の封筒自動封緘装置は、封
筒を挿排する封筒送り機構と、封筒のフラップを折り曲
げるフラップ曲げ機構と、封筒の封緘用粘着テープを引
き出すテープ引出し機構と、このテープ引出し機構によ
って引き出されたテープを所定長に切断するテープ切断
機構と、テープをフラップに貼着するテープ貼着機構と
を備えたものによって構成してある。上記した封筒送り
機構は、封筒を挿排する1対の挿排ローラと、これらの
挿排ローラによって挿入された封筒のフラップをテープ
を介して封筒本体に貼着可能に折り込み、かつこの折り
込み位置を押圧する1対の押圧ローラとからなる。この
うち1対の押圧ローラは、いずれもモータによって強制
駆動すべく輪列を介して当該モータに繋げようにしてあ
る。
【0007】
【実施例】図1に示すように、側板1と側板2が種々の
大きさの封筒を挿入可能な間隔をおいて互いに平行に設
けてある。側板1,2は、対向方向に突出するボスに
り接続固定されている。側板1,2の前端部には、封筒
4の挿入または排出される際のガイドの役目を果たす封
筒ガイド3が図示しないケースに着脱可能に取り付けて
ある。封筒4は、封筒ガイド3からケース内に挿入する
ときには、その先端部のフラップ4aを開いた状態にし
てこの部分を先頭にして挿入するようにしてある。側板
1,2の間には、それぞれの内側に突出する支持部2b
上(図2参照。)に挿入される封筒の先端部を案内する
ガイド5が設けてある。ガイド5には、封筒4が挿入さ
れたことを検出する検出レバー5aが上下に揺動可能に
設けてある。
【0008】ガイド5の先方には、封筒送り機構を構成
する挿排ローラ6,7が上下に対向して設けてある。挿
排ローラ6,7の下流側には、封筒4のフラップ4aを
折り曲げるベンダーレバー8を含むフラップ曲げ機構が
設けてある。ベンダーレバー8は、後述の輪列R3(図
4参照)を介してフラップ曲げモータ9により駆動可能
である。さらに、ベンダーレバー8の下流側には、ガイ
ド10が設けてあり、このガイドの下流側に押圧ローラ
11,12が上下に対向し、かついずれも輪列(図3,
4参照)を介して強制駆動可能に設けてある。さらに押
圧ローラ11,12の下流側には、ガイド13が設けて
ある。ガイド13には、ガイド5の検出レバー5aと同
様の検出レバー13aが設けてあり、封筒の先端部が行
き止まり位置に来たことを検出可能である。挿排ローラ
6の駆動ローラ及び押圧ローラ11,12は、いずれも
封筒送りモータ14の回転を輪列R1,R2(図3,4
参照)を介して駆動されるように繋げてあり、後述する
ようにそれぞれ強制的に等速回転される。
【0009】ベンダーレバー8の上方には、貼着しよう
とする封筒のフラップ4a及びテープTを当接可能に形
成してなる受台15が設けてある。受台15は側板1と
側板2の間に配置されており(図1参照)、受台の正面
には、粘着テープの粘着面が容易に剥がれるようにする
ための小突起を形成してなる受面15aが設けてある。
また、受台15の下端部には、ベンダーレバー8の溝部
8aとの間に封筒4を挟持するエッジ部15bが形成し
てある。さらに、受台15には挿入された封筒4の先端
部がエッジ部15bに当たらないようにガイドするため
の可動ガイド16が設けてある。可動ガイド16は、そ
の一端部16aを支点として受台15に揺動自在に支持
してあるとともに、バネ17により下側に付勢されてい
る。
【0010】ガイド10にはセンサ18が設けてある
(図1参照)。すなわち、ガイド10は、側板2に一体
に形成された受部2cに取り付けてあり、センサ18は
回路基板19を介して2番ガイド10に形成された凹部
内に配置されている。センサ18は図示しない制御回路
に接続され、挿入された封筒4の先端がここに到達した
ことを検出可能である。そして、センサ18の位置は、
封筒4の先端がセンサ18の位置に到達したときに、封
筒4のフラップ4aの折り曲げ部がベンダーレバー8と
対向するエッジ部15bの真下に来るように設定してあ
る。
【0011】図1に示すように、側板1,2にはそれぞ
れボス20,21が形成してある。側板1のボス20,
21にはガイド軸22が固定してあり、側板2のボスに
も同様のガイド軸23が固定してある。この2つのガイ
ド軸22,23には、スライド板24が摺動自在に支持
してある。図2に示すように、側板2の内側にはスライ
ド板送りモータ25が設けてあり、このスライド板送り
モータの回転は、後述の輪列R4及びクランク機構(図
4参照)を介してスライド板24を往復移動可能であ
る。
【0012】次にテープ引出し機構について説明する。
図1に示すように、スライド板24には、このスライド
板24上を封筒4の送り方向と直交する方向(図1左右
方向)に往復移動可能にキャリア26が設けてある。キ
ャリア26は、スライド板24の裏側に設けてある図示
しないキャリア送りモータによって駆動可能である。こ
のキャリア送りモータの駆動軸27は、スライド板24
を貫通して表側に突出している。この駆動軸27にはモ
ータピニオン28が固着しており、このモータピニオン
には減速歯車29が噛合している。
【0013】さらにこの減速歯車29にはキャリア駆動
歯車30が噛合している。キャリア駆動歯車30にはベ
ルト車31が一体に形成してある。スライド板24の中
央部には、ベルト車31と連動するベルト車32が設け
てある。ベルト車31とベルト車32には、歯形を形成
してなるタイミングベルト33が掛け回してある。さら
に、タイミングベルト33に近接してこれに張力を付与
するテンションレバー34が軸35を支点として揺動可
能に設けてある。テンションレバー34の先端部には、
テンションローラ36が回転自在に軸支してある。テン
ションレバー34は、バネ37により図1の上方に付勢
することによりタイミングベルト33をたるみのない状
態に常時保っている。
【0014】一方、スライド板24には、上記したキャ
リア26をこれに沿って往復移動可能に支持しているガ
イド軸38が設けてある。このガイド軸38の両端は、
スライド板24の支持部24a,24bにより支持して
ある。図2に示すように、キャリア26は、タイミング
ベルト33の歯形に係合するように形成された係合部2
6aを介してタイミングベルトによって移動可能であ
る。また、キャリア26には、スライド板24の一部と
係合する係合部26bが形成してあり、この係合部とガ
イド軸38によってキャリアが平行に移動するようにし
てある。
【0015】図1に示すように、キャリア26には、テ
ープTを引き出す際にテープの突出端部を保持するテー
プ保持機構が設けてある。テープ保持機構は、キャリア
26上に搭載してあるソレノイド39と、このキャリア
に支持され、ソレノイドによって駆動可能に設けてある
クランパ43とからなる。クランパ43は、支軸44に
より揺動自在に支持され、連結部41を介してバネ45
により開く方向(図1反時計方向)に付勢されている。
ソレノイド39の一端から突出しているソレノイド軸4
0には、連結部41が支軸42を介して揺動自在に連結
してある。これにより、連結部41の往復運動をクラン
パ43の上端部にピン41を介して伝達可能である。ク
ランパ43には、複数の突起からなる爪部を有するクラ
ンプ爪46が設けてある。これに対して、キャリア26
には、クランプ爪46の爪部に対向するように形成して
なるクランプ爪受26cが設けてある。
【0016】スライド板24の左側上面には、テープカ
セット47が係止爪47aにより着脱自在に設けてあ
る。テープカセット47には中心軸47bが一体に設け
てあり、この中心軸にはテープホルダ48が回転自在か
つ着脱可能に設けてある。テープホルダ48には、粘着
テープを巻き付けてなる市販のテープロール49が装着
してある。このテープロール49の装着に際しては、ロ
ール芯50にテープホルダ48のリブ48aが圧入され
るようになっている。また、テープカセット47の近傍
には、テープTの引出し端部を引き出す際に案内するガ
イドピン51が設けてある。さらにこのガイドピン51
に隣接して1対のガイド板52,53が設けてあり、引
き出されたテープTはこれらのガイド板に挾持されてク
ランパ43によって挾持されるように案内可能である。
ガイド板52は、図示しないバネにより反時計方向に付
勢され、ガイド板53はこれもまた図示しないバネによ
り時計方向に付勢されている。そして、テープTの先端
がガイド板52,53のクランパ43側に所定長だけ突
出可能にしてある。
【0017】次に、テープ切断機構について説明する。
スライド板24にはカッターモータ54が設けてあり、
そのモータ軸にはウォーム55が取り付けてある。ウォ
ーム55にはウォームホイール56が噛合しており、こ
のウォームホイールにはさらに駆動歯車57が噛合して
いる。駆動歯車57のアーム部には偏心ピン57aが設
けてあり、この偏心ピンはカッターホルダ58と一体の
U字状アーム58aの摺動溝部に嵌合している。駆動歯
車57とカッターホルダ58とは逆カムを構成してい
る。すなわち駆動歯車57の回転により偏心ピン57a
が回転移動すると、それに伴ってカッターホルダ58が
テープTの突出端と直交する方向に進退可能である。カ
ッタホルダ58の先端には、鋭い切刃を有するカッター
59が取り付けてある。
【0018】図2に示すように、スライド板24には、
受台15に対向する位置に封筒4のフラップ4aに、テ
ープTの粘着面を押し付けて貼着するための押え板60
が設けてある。押え板60はゴムなどの弾性体からな
り、スライド板24の裏面側に固定された押え板ホルダ
61に取り付けてある。次に、封筒送り機構について説
明する。封筒送り機構は、既述した挿排ローラ6,7と
押圧ローラ11,12と、封筒送りモータ14及びこの
モータの駆動力を各ローラに伝達する輪列R1,R2と
からなる。これらの輪列R1,R2は、図3に示す側板
1の外側及び図4に示す側板2の外側に設けてある。
【0019】図4に示すように、側板2の外側に設けて
ある輪列R1は、側板2の内側に設けてある封筒送りモ
ータ14(図2参照)の出力軸14aが、この側板の外
側に突出しており、この出力軸に固着してあるモータピ
ニオン62が各輪列R1,R2の駆動源となっている。
モータピニオン62には減速歯車63が噛合しており、
この減速歯車と一体の小歯車63aには、一方の押圧ロ
ーラ11の駆動軸11aに固着してある大歯車64が噛
合している。したがって、一方の押圧ローラ11は、こ
の大歯車64の回転によって強制駆動可能である。一方
の押圧ローラ11の駆動軸11aの他端は、側板1,2
の間を横切って、側板1の外側に突出している(図3参
照)。
【0020】図3に示すように、側板1の外側に突出し
た駆動軸11aには、輪列R2の起点となる駆動歯車6
5が固着している。この輪列R2は、押圧ローラ11以
外の他のローラ、すなわち挿排ローラ6は、他方の押圧
ローラ12に回転を伝達するように歯車を配設したもの
で、これらの歯車の大部分は、側板1,2に突設してな
る軸部にスナップキーを介して軸支してある。駆動歯車
65の回転は、輪列R2を構成する中間歯車66,6
7,68を介して、挿排ローラ6の駆動歯車69に伝達
可能である。一方、中間歯車66の回転は、上方に分岐
して中間車70を介して他方の押圧ローラ12を駆動す
る駆動歯車71に回転を伝達可能に連結してある。な
お、3個の駆動歯車65,69,71の歯数を同数にし
てあるので、各ローラの回転速度は同一であり、中間歯
車の組み合わせにより駆動歯車65と69は同方に回転
し、駆動歯車65と71とは逆方向に回転可能である。
【0021】1対の押圧ローラ11,12のうち、上方
に位置するローラ12は、押圧用レバー72によって下
向きの押圧力が働くようにしてある。押圧用レバー72
は、一端を中間車70の支軸73に揺動自在に支持し、
中間位置で上側の押圧ローラ12の駆動軸12aに支持
された状態でほぼ水平に取り付けられている。押圧用レ
バー72の先端には、バネ74aが掛けてある。この押
圧用レバー72は、側板2の外側にも同様に取り付けて
ある(図4参照)。
【0022】また、挿排ローラ6,7のうち、上方に位
置するローラ7は、駆動ローラ6の回転による摩擦力に
よって回転する従動ローラとなっている。この従動ロー
ラ7も押圧用レバー75を設けて、下側の駆動ローラ6
に押圧されるようにしてある。この押圧レバー75の一
端は、側板1の外側に突設した支軸76に揺動自在に軸
支してあり、中間位置で上側の挿排ローラ7の支軸7a
によって支持されている。押圧レバー75の他端には、
バネ77aが爪77に掛けてある。この押圧レバー75
も押圧ローラのものと同様に側板2の外側にも設けてあ
る(図3,4参照)。
【0023】次にフラップ曲げ機構について説明する。
フラップ曲げ機構は、既述したようにフラップ曲げモー
タ9の回転を後述の第3の輪列R3及びリンクを介して
ベンダーレバー8を揺動可能にするものである。図4に
示すように、側板2の右下部近傍の外側にフラップ曲げ
モータ9の出力軸9aが突出しており、この出力軸に
は、第3の輪列R3の駆動源となるモータピニオン78
が固着してある。モータピニオン78には、第3の輪列
R3を構成する減速歯車79,80を介して、リンク歯
車81が回転を伝達可能に連結してある。リンク歯車8
1は側板2に突設してある支軸aに軸支してあり、アー
ム部に円筒状の偏心ピン81aが突設してある。リンク
歯車81の前面には、ベンダーレバー8と一体回転可能
に設けられた揺動片82の摺動溝部82aが位置してお
り、この摺動溝部には、上述した偏心ピン81aが摺動
可能に係合している。ベンダーレバー8と揺動片82と
は、側板2を貫通するように設けてある連結軸8aを介
して一体回転可能に固着してある。リンク歯車81が回
転すると、摺動片82が連結軸8aを介して、側板に設
けてある透孔を中心として揺動し、これに対応してベン
ダーレバー8もこの連結軸を介して揺動可能である。
【0024】ここでテープTを封筒4のフラップ4aに
貼着するテープ粘着機構について説明する。テープ粘着
機構は、スライド板送りモータ25の回転を後述の第4
の輪列R4およびリンク機構を介してスライド板24を
往復移動させることによって、テープ押え板60を受台
15の受面15aに当接させるようにしたものである。
【0025】図4に示すように、側板2の左下隅部の近
くにスライド板送りモータ25の出力軸25aが突出し
ており、この出力軸には、第4の輪列R4の駆動源とな
るモータピニオン83が固着してある。モータピニオン
83には第4の輪列R4の第1番目の減速歯車84が噛
合している。輪列R4はこれからさらに減速車85,8
6を経てリンク歯車87を回転可能に連結したものから
なる。
【0026】リンク歯車87のアーム部には、円筒状の
偏心ピン87aが突設してある。この偏心ピン87aに
は、この歯車の外側に設けてある揺動リンク88の細窓
88aが揺動可能に係合している。揺動リンク88は実
質的に鋭角の二等辺三角形をしており、鋭角の頂点をリ
ンク歯車87の支軸87bの下方で支軸89によって揺
動可能に支持してある。上述した細窓88aは、一辺の
上端部近傍から、リンク歯車87の下部よりもやや下方
位置にかけて長溝状に設けてある。揺動リンク88の他
辺の上端には、一部上端から突出するように形成された
円弧状の摺動溝部88bが設けてある。この摺動溝部8
8bには、スライド板24の下部に垂設してなる連結部
24cに取り付けられた摺動ピン90が摺動可能に噛合
している。リンク歯車87が回転すると、偏心ピン87
aが細窓87aに沿って摺動しながら揺動リンク88を
支軸89を中心として揺動可能である。揺動リンク88
の揺動にともない、スライド板24が図4の左右方向に
移動する場合には、スライド板の下部に垂説されたガイ
ド片24d,24dを介してガイド軸23に沿って案内
するようにしてある。
【0027】次に本実施例における封筒自動封緘装置の
動作について説明する。まず、封筒4を封筒ガイド3か
らケース内に挿入すると、フラップ4aの先端が1番ガ
イド5の検出レバー5aに達したことが検出される。こ
れにより封筒送りモータ14が駆動して輪列R1,R2
を介してローラ6が時計方向に回転し、これに連動して
従動ローラ7が摩擦力によって反時計方向に回転し、封
筒4の先端部が1対のローラ間に挟まれて下流側に送り
込まれる。封筒4の先端が2番ガイド10のセンサ18
の検出可能位置に達すると、センサ18からの出力信号
によって封筒送りモータ14が停止し、それにより封筒
4も移動を停止する。その停止位置は、上記したように
封筒4の折り目に当たる部位が受け台15のエッジ部1
5bの真下に来た位置に当たる。
【0028】次に、フラップ曲げモータ9が駆動し、第
3の輪列R3及び揺動レバー82を介してベンダーレバ
ー8の先端部が上方に揺動する。ベンダーレバーの溝部
8aとエッジ部15bの間に封筒4の折り目が挟まれた
状態で、フラップ4aが受台15の受面15aに対接す
る位置まで約90度に折り曲げられ、この状態で封筒4
が保持される。
【0029】次いで、テープ貼着機構のソレノイド39
が駆動し、これによりクランパ43が揺動してガイド板
52,53から突出しているテープTの突出端をクラン
プ爪46とクランプ爪受26cとの間で挾持する。続い
てキャリア送りモータが作動し、キャリア26を右側に
移動させる。このとき、テープTは上述したようにテー
プ保持機構によって強力に挾持されているので、テープ
ロール49から剥離するための力が大きくても、ここか
ら離脱する恐れは生じない。こうしてテープTが受台1
5と押え板60間の空間に引き出されるが、その位置は
引き出されたテープの下半部が、ベンダーレバー8で折
り曲げられた封筒4のフラップ4aの上端部に対向する
位置である。テープTが一定の長さまで引き出される
と、キャリア送りモータが停止し、テープはその上半部
が封筒4のフラップ4aの上端部から更に上方へ突出し
た位置に静止する。
【0030】次いで、スライド板送りモータ25が駆動
し、輪列R4及び揺動リンク88を介して、スライド板
24が封筒の挿入方向の上流側に前進し、これによりテ
ープTの上端部は押え板60により受台15の受面15
aに押し付けられる。これと同時にテープTの下半部を
折り曲げられたフラップ4aの上端部に貼り付けられ
る。ここでカッターモータ54が作動し、テープ切断機
構のカッター59をテープ面に向けて前進させ、このテ
ープを切断すると同時に、ソレノイド39によるテープ
Tの先端部を保持していたクランプ46が開いてテープ
をテープ保持機構から解放する。
【0031】次に、スライド板送りモータ25が逆回転
駆動し、スライド板24が後退し、押え板60がテープ
Tから離脱して図1の状態に戻る。これと同時に、フラ
ップ曲げモータ9が逆回転し、ベンダーレバー8が下方
へ揺動して封筒4から離脱する。次に、キャリア送りモ
ータを逆転してキャリア26を図1の元の位置に戻すと
同時に、封筒送りモータ14が再駆動し、挿排ローラ
6,7が回転して封筒4を更に上流側に移動させる。
【0032】封筒4の折り目が押圧ローラ11,12ま
で達し、さらにこの押圧ローラ間を通過すると、封筒4
のフラップ4aが閉じて、テープTの上半部が封筒4に
貼着して封緘される。このとき押圧ローラ11,12
は、輪列R1,R2を介して挿排ローラ6と連動してい
るため、封筒の先端部が押圧ローラに達すると、封筒は
そのまま押圧ローラに送り込まれる。そして、封筒4の
通過がガイド13の検出レバー13aに検出されると、
封筒送りモータ14は逆回転駆動され、封筒4を逆送り
する。これによりフラップ4aは再度押圧ローラ11,
12間を通過する。このため、テープTの貼着が確実な
ものとなる。更に、封筒4は上流側に逆送りされ、ガイ
ド板3に排出され、装置が停止して次の封筒が挿入され
るのに備えて待機する。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、1対の押圧ローラを輪
列を介してモータによって強制駆動するように繋げてあ
るので、挿入された封筒の先端が押圧ローラに達したと
きに、1対のローラのうちのどちらかのローラに偏って
衝突したような場合にも封筒を確実にローラ間に送り込
み、テープを介してフラップを封筒本体に貼着可能とな
る。このため封筒の厚さが厚くても封緘不良を起すよう
なことがなくなるとともに、ローラを小径化することが
可能となり、装置を小型化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の構成における初期状態を示す平面図
である。
【図2】一実施例の一方の側板を除去した状態を示す正
面図である。
【図3】一実施例の一方の側板の外側を示す正面図であ
る。
【図4】一実施例の他方の側板の外側を示す正面図であ
【符号の説明】
4 封筒 4a フラップ T 粘着テープ 6,7 挿排ローラ 11,12 押圧ローラ 14 モータ R1,R2 輪列
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43M 5/00 B43M 5/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 封筒を挿排する封筒送り機構と、上記封
    筒のフラップを折り曲げるフラップ曲げ機構と、上記封
    筒の封緘用粘着テープを引き出すテープ引出し機構と、
    上記引き出されたテープを所定長に切断するテープ切断
    機構と、上記テープを上記フラップに貼着するテープ貼
    着機構とを備えた封筒自動封緘装置において、 上記封筒送り機構は、上記封筒を挿排する1対の挿排ロ
    ーラと、上記挿排ローラによって挿入された封筒の上記
    フラップを上記テープを介して上記封筒本体に貼着可能
    に折り込みかつ該折込み位置を押圧する1対の押圧ロー
    ラとを備えており、 上記1対の押圧ローラは、いずれもモータによって強制
    駆動すべく輪列を介して当該モータに繋げてあることを
    特徴とする封筒自動封緘装置。
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