JP3106043U

JP3106043U - ティッシュ箱

Info

Publication number: JP3106043U
Application number: JP2004001863U
Authority: JP
Inventors: 克之秋田
Original assignee: 克之秋田
Priority date: 2004-04-06
Filing date: 2004-04-06
Publication date: 2004-12-16
Anticipated expiration: 2010-04-06

Abstract

【課題】使用の際に広告を意識せずに使えるにもかかわらず有効に広告として機能するティッシュ箱を提供する。
【解決手段】本考案に係るティッシュ箱は需要者が組み立てて完成させるティッシュ箱であって、収納されたティッシュの詰め替え時に現れる部分に広告を表示したことを特徴とするものである。また、収納されたティッシュが少ない場合でも取り出し可能なようにティッシュを押し上げるティッシュ押し上げ板を有することが望ましい。該ティッシュ押し上げ板の高さが調節可能であるのが望ましい。さらに、引渡しの際には平面的に折り込まれているものを、需要者が組み立てて完成させるのが望ましい。
【選択図】図９

Description

本考案は、ポケットティッシュを収納して取り出し穴からティッシュペーパーを１枚ずつ次々と取り出すティッシュ箱に関する。

特許文献１にはボックスティッシュの取り出し口の切り取り片と保護シートを特定の用途、例えば広告媒体に利用しうる形態にしたボックスティッシュが開示されている。

特許文献２には広告宣伝の媒体として活用できるティッシュ箱が開示されている。

特許文献１のティッシュ箱における広告媒体はそれを使い始めるときに広告として利用可能なものである。

特許文献２のティッシュ箱における広告媒体は使用の際に広告として利用可能なものである。
特開２００３−３７２７８３号公報実用新案登録第３０７２１３０号公報

本考案の考案者は、ティッシュ箱はより装飾度の高いものほど好まれる傾向にあり、外観そのものに広告があったのではそのティッシュ箱の使用を避けてしまう向きもあること、そして、ポケットティッシュの場合量が少ないために頻繁に詰め替えする必要があることに着目して有効な広告媒体となりうるティッシュ箱の形態があるのではないかと模索しさまざまな試行錯誤を行った結果、ついに天啓を得て本考案に思い至った。本考案が解決しようとする問題点は、使用の際に広告を意識せずに使えるにもかかわらず有効に広告として機能するティッシュ箱を提供することにある。

本考案に係るティッシュ箱は需要者が組み立てて完成させるティッシュ箱であって、収納されたティッシュの詰め替え時に現れる部分に広告を表示したことを特徴とするものである。
また、収納されたティッシュが少ない場合でも取り出し可能なようにティッシュを押し上げるティッシュ押し上げ板を有することが望ましい。
該ティッシュ押し上げ板の高さが調節可能であるのが望ましい。

さらに、引渡しの際には平面的に折り込まれているものを、需要者が組み立てて完成させるのが望ましい。

本考案のティッシュ箱は目立たない広告媒体として需要者に多く受け入れられる可能性を秘めている。さらに外観を装飾度の高いものにすることによってノベルティグッズなどとして機能する。また押し上げ板などによりさらに効果が高まる。

以下図面を参照しつつ本考案の実施形態について説明する。図１は、本考案に係るティッシュ箱の展開図である。図１において太い実線で表したのは切り取る部分であり破線を用いて表したのは折る部分である。図１に示す破線が山側になるように折る。底板差込み３６、側板２５、天板１０、側板２０、底板３０、底板３１は上から下に向かってつながっている。一方、側板２０の左には側板のりしろ２４がつながり、側板２０の右には側板２１、側板２２、側板２３がつながる。側板２１の上には天板受け１１、側板２１の下には底板３２がつながる。側板２２にはその下に底板３３そして底板３４がつながる。底板３３からは上に向かって底板差込み３７がつながるが、図１に示すように底板差込み３７は側板２２のおよそ長方形の領域をやや侵食する形で伸びる。また、底板差込み３７と底板３３とは底板差込み３７の左右において指が入る程度の空間が設けられている。底板差込み３６と側板２５の間には底板差込み３７が挿入される隙間がある。側板２２と側板３３の間には底板差込み３６が挿入される隙間がある。側板２３の上には天板受け１２がつながり側板２３の下には側板３５がつながる。天板１０にはティッシュ取り出し穴１５が設けられ、このティッシュ箱の中に収納したティッシュを一枚一枚取り出すのに適当な大きさとなっている。

図２は、ティッシュ押し上げ板の展開図である。このティッシュ箱にポケットティッシュをたくさん収納しようとすれば７、８個のティッシュを収納できるほどの大きさであるが、１個又は２個程度のポケットティッシュを収納して使おうとする際には、図２に示すティッシュ押し上げ板を用いると便利である。図２に示すティッシュ押し上げ板は、中央にティッシュペーパー載置部１１０を設けその左側中央に中央脚１２０を、右側に右脚１３０及び左脚１４０を設けた構成になっている。中央脚１２０の先には切り込み１２１が設けられゴム輪１５０が二重に巻かれた状態で差し込まれている。右脚１３０及び左脚１４０の先には切り込み１３１、１３２、１４１、１４２が設けられ切り込みの一番奥は差し込んだゴム輪が安定するように小さな円状の穴を形成してある。この小さな穴は、切り込みがそれ以上深くならないためにも機能する。

図３は、ティッシュ押し上げ板を組み立てた様子を示す斜視図である。図２の展開図において破線部を山側にして折り込んでゴム輪１５０の二重になった一方を切り込み１３１に差し込み、もう一方を切り込み１４１に差し込む。図２に示すように、中央脚１２０、右脚１３０、左脚１４０は、先のほうがやや太い二段構造となっている。図３のように組み立てたときに安定した位置に落ち着くことができる。ゴム輪を差し込む位置を切り込み１３２及び切り込み１４２にすると、ティッシュペーパー載置部１１０の高さを変更することが可能である。収納するティッシュペーパーの量を勘案して高さを調整する。

図４は、本考案に係るティッシュ箱の組み立て第一段階を示す斜視図である。図１に示すティッシュ箱の展開図の側板のりしろ２４にのりをつけて側板２３と側板２０とがつながるように貼りあわせる。のりが十分に乾いてから底板３０、底板３１、底板３２、底板３３、底板３４及び底板３５を破線の部分を折りつつかみ合わせていくと、ティッシュ箱の底板ができる。図５は、本考案に係るティッシュ箱の組み立て第二段階を示す斜視図である。ティッシュ箱の内側から押す力を加えることによって、図５のようにティッシュ箱の底板が完成する。この段階では底板差込み３７は、十分に起こしておく。

図６は、本考案に係るティッシュ箱の組み立て第三段階を示す斜視図である。底板が下になるようにしてティッシュ箱を置いてその中に図３のティッシュペーパー押し上げ板を収納する。そしてその上にポケットティッシュ１７０を置く。ここでポケットティッシュ１７０は、図６においては裸の状態で積み重ねた物を描いたが、駅頭などで配られるような包装されたままの物をティッシュ取り出し可能な状態で収納してもよい。

図７は、本考案に係るティッシュ箱の組み立て第四段階を示す斜視図である。底板差込み３６を側板２２及び底板３３の間にある隙間に挿入する。ここでは、底板差込み３７はまだ遊んでいる状態である。

図８は、本考案に係るティッシュ箱の組み立て第五段階を示す斜視図である。最後に底板差込み３７を、底板差込み３６と側板２５との間の隙間に挿入する。これによりこのティッシュ箱の組み立てが完成し、天板１０の上に設けられたティッシュ取り出し穴１５からティッシュ１７０が一枚ずつ取り出せる。この状態で最後の一枚を取り出すとこのティッシュ箱の使用者は中のティッシュを詰め替える。このティッシュ箱の外観がデザイナーによって装飾されたものであって、このティッシュ箱自体が高価なものであったりこの使用者の気に入った絵柄であったりすれば特にこの使用者は繰り返し使おうという動機を持つ。そこで、先ほどの組み立ての順序とは逆の順序をたどってティッシュ箱の使用者はティッシュ箱を開ける。つまり、底板差込み３７を抜き出し、底板差込み３６を抜き出して図９に示す状態までティッシュ箱を開ける。前述したように底板差込み３７の両側には指の入るスペースを設けてあるから、抜き出しが容易にできる。図９は、ティッシュ詰め替えのためにティッシュ箱を開けた様子を示す斜視図である。この状態でティッシュの詰め替えが可能である。図９において側板２２の斜線部に広告を設ける。この広告はティッシュペーパー使用時には隠されており目立つことはないが、ポケットティッシュ詰め替え時に目に付くものである。前述したようにティッシュ箱の外観は装飾度の高いものであるので外観に広告を設けたのではその装飾のデザイン的価値が下がってしまう。そこでこの側板２２に広告を設けることによって控えめな広告手段を提供できる。同じ意味において、ティッシュペーパー押し上げ板のティッシュペーパー載置部１１０も同様に広告スペースとして利用できる。

側板２５の裏側、天板受け１１、１２なども広告スペースとして利用できる。上記実施形態では展開図からのりしろに糊をつけて組み立て始めることとしたが、糊付けを出荷時に済ませておき、需要者にはその後の組み立てから行わせることができる。このティッシュ箱を販促品、プレミア商品、ノベルティグッズなどとして利用するほか需要者個人が他の個人にギフトとして贈る際に広告欄をグリーティングカードのように用いることとする他の実施例も可能である。

控えめな広告媒体として販促品などとして用いることができる。またグリーティングカードの代用として用いられる。

本考案に係るティッシュ箱の展開図である。ティッシュ押し上げ板の展開図である。ティッシュ押し上げ板を組み立てた様子を示す斜視図である。本考案に係るティッシュ箱の組み立て第一段階を示す斜視図である。本考案に係るティッシュ箱の組み立て第二段階を示す斜視図である。本考案に係るティッシュ箱の組み立て第三段階を示す斜視図である。本考案に係るティッシュ箱の組み立て第四段階を示す斜視図である。本考案に係るティッシュ箱の組み立て第五段階を示す斜視図である。ティッシュ詰め替えのためにティッシュ箱を開けた様子を示す斜視図である。

符号の説明

１０天板
１１，１２天板受け
１５ティッシュ取り出し穴
２０，２１，２２，２３，２５側板
２４側板のりしろ
３０，３１，３２，３３，３４，３５底板
３６，３７底板差込み
１１０ティッシュペーパー載置部
１２０中央脚
１２１，１３１，１３２，１４１，１４２切り込み
１３０右脚
１４０左脚
１５０ゴム輪

Claims

需要者が組み立てて完成させるティッシュ箱であって、
収納されたティッシュの詰め替え時に現れる部分に広告を表示したことを特徴とするティッシュ箱。
需要者が組み立てて完成させるティッシュ箱であって、
収納されたティッシュが少ない場合でも取り出し可能なようにティッシュを押し上げるティッシュ押し上げ板を有し、
収納されたティッシュの詰め替え時に現れる部分に広告を表示したことを特徴とするティッシュ箱。
需要者が組み立てて完成させるティッシュ箱であって、
収納されたティッシュが少ない場合でも取り出し可能なようにティッシュを押し上げるティッシュ押し上げ板を有し、
該ティッシュ押し上げ板の高さが調節可能であり、
収納されたティッシュの詰め替え時に現れる部分に広告を表示したことを特徴とするティッシュ箱。
引渡しの際には平面的に折り込まれているものを、需要者が組み立てて完成させるティッシュ箱であって、
収納されたティッシュが少ない場合でも取り出し可能なようにティッシュを押し上げるティッシュ押し上げ板を有し、
該ティッシュ押し上げ板の高さが調節可能であり、
収納されたティッシュの詰め替え時に現れる部分に広告を表示したことを特徴とするティッシュ箱。