JP3106000U - プルスタッドボルトを設ける主軸装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 主軸内部にある切削油の残液を残さず吐出できるプルスタッドボルトを有する主軸装置を提供する。
【解決手段】 工具ホルダー(16)に取り付けて使用されるプルスタッドボルト(17)を設ける主軸装置において、プルスタッドボルト(17)が、その軸心上に延びていて切削油を通過させるための貫通穴(17a)と、その貫通穴(17a)からプルスタッドボルト(17)の外周面に向かって延びていて外周面で開放されている横穴(C)を有し、プルスタッドボルト(17)の外周面に接して残ろうとする切削油が、横穴(C)を通って貫通穴(17a)に到って流れ出る構成になっている。
【選択図】 図1

Description

本考案は、工具ホルダーに取り付けて使用されるプルスタッドボルトを設ける主軸装置に関する。
図2は従来の主軸装置の一例を示す。
この主軸装置50は、切削油を主軸51内に通して工具ホルダー56の中心から出す構成のものである。切削油は、加工時に図示しない工具並びにワークに供給され、冷却や磨耗防止に用いられる。
切削油を供給した後、切削油を止めて工具交換をする際に、主軸51の内部に切削油が残らない様に、主軸51の内部に設けたドローイングボルト54の穴Aから圧縮空気を数秒間供給して、主軸51内の残液をプルスタッドボルト57及び工具ホルダー56を介して吐出するようにしている。
特許文献1には、主軸装置の一例としてドローイングボルトの軸芯上に設けた主通路を通してクーラントを供給する構成の主軸装置が示されている。
特開平6−155224号公報
しかしながら、この様に空気によって残液を取り除こうとしても、図2のD部(主軸51、コレット55、工具ホルダー56、及びプルスタッドボルト57によって囲まれる領域)に少量の液が残り、工具交換の際に主軸51のテーパー部から流れて出てくる。
そこで、本考案は、主軸内部に存在する切削油(残液)を残さず流出可能な主軸装置を提供することを目的としている。
本考案の解決手段を例示すると、以下のとおりである。
(1) 工具ホルダー(16)に取り付けて使用されるプルスタッドボルト(17)を設ける主軸装置において、プルスタッドボルト(17)が、その軸心上に延びていて切削油を通過させるための貫通穴(17a)と、その貫通穴(17a)からプルスタッドボルト(17)の外周面に向かって延びていて外周面で開放されている横穴(C)を有し、プルスタッドボルト(17)の外周面に接して残ろうとする切削油が、横穴(C)を通って貫通穴(17a)に到って流れ出る構成になっていることを特徴とする主軸装置。
(2) プルスタッドボルト(17)の横穴(C)が、軸心と直角に延びた複数の横穴の形で構成されていることを特徴とする前述の主軸装置。
(3) プルスタッドボルト(17)が、工具ホルダー(16)の端部に着座する鍔部(17c)を有し、プルスタッドボルト(17)の横穴(C)が、鍔部(17c)の外周面で開放していることを特徴とする前述の主軸装置。
本考案によれば、主軸内部に切削油が残ろうとしても、残液を残さず流出させることができる。
本考案によれば、プルスタッドボルトに所定の横穴を形成しているので、この横穴を利用して、プルスタッドボルトの外周面に接して残ろうとする液を残さず流出させることができるのである。
とくに、横穴をプルスタッドボルトの軸心と直角に延びた複数の横穴として構成し、又は、プルスタッドボルトが、工具ホルダーの端部に着座する鍔部を有し、プルスタッドボルトの横穴が、鍔部の外周面で開放している構成にすれば、切削油が残液とならずに効率よく流出できる。
本考案の工具ホルダーに取り付けて使用されるプルスタッドボルトを設ける主軸装置は、プルスタッドボルトが、軸心上に延びていて切削油を通過させるための貫通穴と、その貫通穴から外周面に向かって延びていて外周面で開放されている横穴を有し、プルスタッドボルトの外周面に接して残る切削油が、横穴を通って貫通穴に到る構成になっている。
横穴は、プルスタッドボルトの軸心と直角に延びた複数の横穴として構成されているのが好ましい。その他本考案は吐出のために横穴を適宜傾斜させる場合を含む。
プルスタッドボルトが、工具ホルダーに着座する鍔部を有し、プルスタッドボルトの横穴が、鍔部の外周面で開放している構成が好ましい。その他本考案はプルスタッドボルトの他の部分に横穴を形成する場合を含む。
以下、本考案の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本考案のプルスタッドボルトを設ける主軸装置の一例を示す拡大断面図である。なお、見易くするために断面部分を示すハッチングは省略している。
本考案のプルスタッドボルトを設ける主軸装置は、通常のマシニングセンタにおける主軸装置の構成を基本的に採用できる。
主軸装置10は高速で駆動可能なスピンドル11を備えている。スピンドル11はベアリング12を介してベアリングハウジング13に設置されている。
スピンドル11はその軸心上に貫通穴を有し、その先端には工具ホルダー16を支持するテーパー部が形成されている。貫通穴内にはドローイングボルト14が挿入されている。スピンドル11とドローイングボルト14の間の空間には、多数の皿ばね18が挿入されている。皿ばね18はドローイングボルト14を後方に押圧している。ドローイングボルト14の軸心上には穴Aが設けられていて、その下流端には図示しない切削油供給手段が接続されている。ドローイングボルト14の後方には皿ばね18のばね力に抗してドローイングボルト14を押出すための図示しない機構が設けられている。
ドローイングボルト14の先端には、全体的に管状のインナースリーブ23が接続されている。インナースリーブ23の先端部には、工具ホルダー16をグリップするためのコレット15が支持されている。インナースリーブ23の軸心上には切削油通路24が形成されている。切削油通路24は穴Aの延長線上に位置する。
インナースリーブ23の外側には、インナースリーブ23よりも長尺のアウタースリーブ19が配置されている。アウタースリーブ19はスピンドル11の貫通穴内に位置し、皿ばね18の先端からスピンドル11のテーパー部付近まで伸びている。アウタースリーブ19の内側には、ドローイングボルト14の先端部、インナースリーブ23、コレット15が軸方向にスライド可能に配置されている。
工具ホルダー16は、軸心上に延びた穴Bが設けられていて、切削油が穴Bを通過するようになっている。
工具ホルダー16の端部にはプルスタッドボルト17が取り付けられている。
プルスタッドボルト17には、軸心上に延びていて切削油を通過させるための貫通穴17aが設けられている。
プルスタッドボルト17は、更に、頭部17b、首部17c、鍔部17d、及び図示省略した係合部を有する。
頭部17bは、プルスタッドボルト17の先端に設けられていて、コレット15に係合する。
首部17cは、頭部17bよりも径が小さくなっていて、首部17cと鍔部17dを接続している。
鍔部17dは、首部17cよりも径が大きくなっていて、首部17cと反対側で工具ホルダー16の端部に着座する。
係合部は、鍔部17dに接続していて工具ホルダー16に係合する。
鍔部17dには横穴Cが設けられている。横穴Cは、プルスタッドボルト17の軸心と直角に延びた対向する2つの横穴として構成され、その貫通穴17aから鍔部17dの外周面に向かって延びていて、鍔部17dの外周面で開放されている。
次に、プルスタッドボルト17を用いた主軸装置10における切削油と圧縮空気の流れを説明する。
切削油は、ドローイングボルト14の穴Aから供給され、インナースリーブ23の切削油通路24、プルスタッドボルト17の貫通穴17a、及び工具ホルダー16の穴Bを通る。
工具交換をする際には、切削油を止めて穴Aから圧縮空気を数秒間供給する。圧縮空気は、ドローイングボルト14の穴Aから供給され、インナースリーブ23の切削油通路24、プルスタッドボルト17の貫通穴17a、及び工具ホルダー16の穴Bを通る。横穴Cが形成されているので、コレット15とプルスタッドボルト17の間から流入した圧縮空気による押圧作用と貫通穴17aを流れる切削油による吸引作用等により、プルスタッドボルト17の外周面に接して残る切削油の残液が横穴Cを通って貫通穴17aに到る。すなわち、図1のD部(スピンドル11、コレット15、工具ホルダー16、及びプルスタッドボルト17によって囲まれる領域)に残った残液が、横穴Cを介してD部から残さず吐出されるのである。
なお、本考案は図示された実施例に限定されない。とくに、横穴の形状、位置、個数は図示されたものに限定されない。
本考案のプルスタッドボルトを設ける主軸装置の一例を示す拡大断面図である。 従来の主軸装置の一例を示す。
符号の説明
10 主軸装置
11 スピンドル
12 ベアリング
13 ベアリングハウジング
14 ドローイングボルト
15 コレット
16 工具ホルダー
17 プルスタッドボルト
17a 貫通穴
17b 頭部
17c 首部
17d 鍔部
18 皿ばね
19 アウタースリーブ
23 インナースリーブ
24 切削油通路
A、B 穴
C 横穴

Claims (3)

  1. 工具ホルダー(16)に取り付けて使用されるプルスタッドボルト(17)を設ける主軸装置において、プルスタッドボルト(17)が、その軸心上に延びていて切削油を通過させるための貫通穴(17a)と、その貫通穴(17a)からプルスタッドボルト(17)の外周面に向かって延びていて外周面で開放されている横穴(C)を有し、プルスタッドボルト(17)の外周面に接して残ろうとする切削油が、横穴(C)を通って貫通穴(17a)に到って流れ出る構成になっていることを特徴とする主軸装置。
  2. 横穴(C)が、プルスタッドボルト(17)の軸心と直角に延びた複数の横穴(C)の形で構成されていることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  3. プルスタッドボルト(17)が、工具ホルダー(16)の端部に着座する鍔部(17c)を有し、プルスタッドボルト(17)の横穴(C)が、鍔部(17c)の外周面で開放していることを特徴とする請求項1又は2に記載の主軸装置。

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