JP2005034964A - 工具ホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ケースの側から回転中の主軸に対して流体を供給する場合、ケースの内周面側と、主軸の外周面側との間に環状流路を、またその環状流路よりも軸中心近くに第2の環状流路を具備させ、それらの環状流路にケースの側から流体を注入することにより、回転させる主軸に対する流体の受け渡しを順調ならしめるようにする。
【解決手段】 主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路に対してケースの側から流体を供給できるように主軸周面には流体受入孔18を備え、ケース40の内周面と、主軸20の外周面との間には第1環状流路17を形成し、第1環状流路17よりも軸中心に近くには第2環状流路19を具備させ、かつ、この第2環状流路19には、上記第1環状流路17から工具Cに向けて流通させる流体を、この第2環状流路19を経由して流通可能にさせてある工具ホルダ。
【選択図】 図1

Description

この発明は、切削工具を工作機械のスピンドルに装着するための工具ホルダに係り、特に、工作機側から供給される潤滑用又は冷却用の流体を主軸内を通して切削工具の切削部に供給する構造を備えた工具ホルダに関する。
従来の工具ホルダは、工作機械のスピンドルに対する装着部を備える主軸と、主軸の中間部を回転可能に支持するケースとを備え、上記主軸における前部には、工具装着部を備え、工作機械から受け取った流体を、前記ケースの内側に設けた流体送出口から、主軸内において半径方向に向けて設けられている流体通路を通して軸芯位置に備えさせる流体通路に供給し、その供給される切削油を刃先部より噴出しつつ切削を行わせることにより、刃先部の冷却と潤滑を図り、切削工具の耐用寿命を延ばすと共に仕上げ面を良好にし得るようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−277876号公報(図1、図2、図3,図5)
この従来の工具ホルダでは、工作機械のスピンドルの回転速度が比較的低速の場合は、上記主軸の外周側から、冷却用の流体を所定圧力でもって供給すれば、上記主軸内において半径方向に向けて設けられている流体通路を通して軸芯位置に備えさせる流体通路に順調に供給できる。
しかしながら、工作機械のスピンドルの回転速度が今日のように高速化すると、上記主軸内において半径方向に向けて設けられている流体通路内の流体には、ケースの側からポンプの加圧力を利用して軸芯位置に向けて押し込む通常の押込力と、遠心力の作用によって外周方向へ放出する力との、相反する力が加わり、軸芯位置に備えさせる流体通路に向かう流体の量と力とが減少し、刃先部の冷却効率が低下する大きな問題点があった。
またこのような、軸芯位置に備えさせる流体通路に向かう流体の量と力とが減少する問題点は、工作機械のスピンドルの回転速度があまり高速ではない回転速度で回転している場合でも、冷却用の流体を加圧する圧力が低下する場合にも発生する。
本件出願の目的は、フレームの側から回転中の主軸に対して流体を供給して刃先部の冷却を効率よく行うことができるようにした工具ホルダを提供しようとするものである。
他の目的は、フレームの側から回転中の主軸に対して流体を供給する場合、ケースの内周面側と、その内周面側に対向する位置にある上記主軸の外周面側との間に環状流路を具備させ、その環状流路にフレームの側から流体を注入することにより、回転させる主軸に対する流体の受け渡しを順調ならしめるようにした工具ホルダを提供しようとするものである。
他の目的は、上記第1番目の環状流路よりも軸中心に近くなるように内側に寄せた位置に、もう一つの第2番目の環状流路を具備させ、かつ、この第2番目の環状流路には、上記第1番目の環状流路から上記工具装着部に装着される工具に向けて流通させる流体を、この第2番目の環状流路を経由して流通可能に、上記主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路を連通させ、主軸を高速回転させるときに、或いは主軸に向けて供給される流体の加圧力が低下したときに、上記第2番目の環状流路と軸芯位置に備えさせる流体通路との間の放射方向に設けられる流体通路に対する遠心力の影響を減少させ、上記従来品の問題点を解決するようにした工具ホルダを提供しようとするものである。
他の目的は、主軸を回転させるときに、その回転力を利用して、フレームの側から回転中の主軸中心に向かおうとする流体に力を与えることができるようにした工具ホルダを提供しようとするものである。
他の目的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により容易に明らかになるであろう。
本願発明における工具ホルダは、後部には、工作機械のスピンドルに対する装着部を備え、前部には、工具装着部を備え、中間部においては、工具装着部に装着される工具に向けて流体を供給する為に、主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路に対してケースの側から流体を受け入れて供給できるようにケースの内周面に向けて開口させる流体受入孔を備えている主軸と、前記主軸を、主軸の中間部において回転可能に支持するケースと、前記工作機械から受け取った流体を、上記流体受入孔に送る為に前記ケースの内側に設けた流体送出口とを備える工具ホルダにおいて、上記ケースの内周面側と、その内周面側に対向する位置にある上記主軸の外周面側との間には第1環状流路を具備させ、かつ、この第1環状流路には、上記流体送出口から第1環状流路に流入させる流体を、第1環状流路を経由して上記流体受入孔に流入可能に上記流体送出口と上記流体受入孔とを夫々連通させ、さらに、上記主軸には、上記第1環状流路よりも軸中心に近くなるように内側に寄せた位置に第2環状流路を具備させ、かつ、この第2環状流路には、上記第1環状流路から上記工具装着部に装着される工具に向けて流通させる流体を、この第2環状流路を経由して流通可能に、上記第1環状流路と、上記主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路とを夫々連通させたものである。
また好ましくは、上記第1環状流路と、それよりも軸中心に近くなるように内側に寄せた位置に設けられている第2環状流路とを連通させる流体受入孔における第1環状流路に対する開口部の形状は、主軸回転どきに第1環状流路の流体を第2環状流路に向けて掬い込み可能に開口部の後縁における外周側が先行するように斜状に構成したものであればよい。
また好ましくは、上記第2環状流路と、主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路とを連通させる流体通過路の第2環状流路に対する開口部の形状は、主軸回転どきに第2環状流路の流体を主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路に向けて掬い込み可能に開口部の後縁における外周側が先行するように斜状に構成したものであればよい。
以上のように本願発明は、静的に設けられるケース40の内周面側と、その内周面側に対向する位置にある回転自在の主軸20の外周面側との間に、第1環状流路17を具備させ、この第1環状流路にケースの内側に固定的に設けられる流体送出口42を連通させてあるから、ケースの内側に固定的に設けた流体送出口42からでも、高速回転中の主軸に設けられている流体の通路18に対して流体を連続的に供給できる効果がある。
その上本願発明にあっては、主軸20を極めて高速で回転させることによって主軸の周辺に大きな遠心力が作用する状態となり、主軸の外周面側に位置する第1環状流路17から主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路24に向けて流体を直線的に向かわせることに支障が出る状況下にあっても、
主軸20には、上記第1環状流路17よりも軸中心に近い内側位置で、比較的遠心力の作用が小さい位置に、第2環状流路19を具備させ、この第2環状流路19から、上記主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路24に流体を供給するものであるから、主軸20を極めて高速で回転させても、上記主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路24に対する流体の供給は、遠心力による悪影響を受けること少なく、極めてスムーズに行うことができる特長があり、工具装着部25の先端に装着する工具Cに対して安定的に流体を供給できる画期的効果がある。
更に本願発明にあって、主軸20の軸芯位置に備えさせる流体通路24に連なる流体受入孔18における環状流路(17及び/又は19)に対する開口部(18a及び/又は23a)の形状を、主軸回転どきに環状流路の流体を内側に向けて掬い込み可能に構成する場合においては、主軸の高速回転力を利用して、ケース40の側から回転中の主軸中心に向かおうとする流体に力を与えることができ、この点からしても、主軸の高速回転時、遠心力による悪影響を受けること少なく、極めてスムーズに流体を軸中心に向かわせることができる効果が生まれる。
以下本願の実施の形態を図面に基づいて説明する。Aはマシニングセンタ等の通常用いられている周知の工作機本体の存在を示す。Bは上記本体に工具を取付ける為の工具ホルダ、Cは工具を示すものである。
工作機本体Aは周知のもので、2はフレーム、3はスピンドル、5はホルダ装着孔で、テーパ状に形成してある。6はフレーム2に取付けた給液用の台、7はその先端部に設けた凹穴、9は流体通過用の道(孔)で、流体を加圧して供給する為のポンプに周知の如く連結してある。尚上記流体としは、例えば切削油、水、気体状のミストと称され流体、或いはクーラント等と呼ばれる流体状のものがあり、本件明細書中においてはそれらの個々を簡便のため流体と称する。
次に工具ホルダBについて説明する。
工具ホルダBは、スピンドル3によって回転される主軸20と、ベアリング41を介して主軸20の中間部を回転可能に支持するケース40と、フレーム2の給液用の台6の凹穴7に嵌合され、かつケース40に連結されている受流体筒31とを備える。
このケース40には、前記工作機械Aの流体通過用の道9から受け取る流体を、主軸20の流体受入孔18に送る為に前記ケースの内側に設けた流体送出口42を備える。具体的には、工作機械Aの流体通過用の道9から受け取った流体を、ケース40に向けて送るための受流体伝送手段30と、受流体伝送手段30とケース40における上記流体送出口42とを連結する受流体用の部材と、ケース40と主軸20との間に設けられ、受流体伝送手段30から供給される流体に対するシール機構とが備えられる。
次に主軸20について説明する。主軸20の後部には、工作機械本体Aのスピンドル3におけるホルダ装着孔5対する装着部21として、嵌合可能にしたテーパ形状の突子(シャンク)21を備える。
前部には、周知の任意構成による工具装着部25が設けられている。この工具装着部25には任意の工具が着脱自在に装着でき、しかも工具の先端又は工具の周辺から流体を噴出可能な構成にしてある。工具装着部としては、例えば流体路を備えるもので、工具Cの装着を可能にした受具25aを備えた工具装着孔25が設けられている。
主軸20の中間部においては、図示しない周知のマニュピレータの爪が嵌合する溝22aを有するホルダ把持部材22を備える。
さらに主軸20の中間部においては、工具装着部25に装着される工具Cに向けて(工具Cの刃先、或いは刃先の周辺に向けて)流体を供給する為に、主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路24と、流体通路24に対してケース40の側から流体を受け入れできるようにケース40の内周面に向けて開口させる流体受入孔18を備えている。
更に主軸20には、上記ケース40の内周面側に対向する位置に対して、上記ケース40の内周面側と上記主軸の外周面側との間に、流体を環状に配置する為に環状の流路(第1環状流路17)の一面を形成する。この環状の流路は、図示のように静的に位置するケース40の内周面側を凹ませて形成しても、回転(例えば500RPM~10000RPM~20000RPM〜で回転)する上記主軸20の外周面側を凹ませて形成してもこれらは相対的な構成であるから支障はない。
この第1環状流路17には、上記流体送出口42からの流体を、上記流体受入孔18に流入可能に上記流体送出口42と上記流体受入孔18とを夫々連通させる。
このように構成すると、静的に位置するケース40の内周面側の一つまたは複数の流体送出口42から噴出する流体は、第1環状流路に流入し、高速回転中の主軸20の周囲に位置する第1環状流路内を満たす。一方、高速回転中の主軸20にあっては一つまたは複数の流体受入孔18が高速で回転しているので第1環状流路内の流体を連続的に受け入れることができる。
特にこの場合、上記流体受入孔18の開口部の形状が、図4の場合とは異なり、図2のように第1環状流路17に対する開口部の後縁18a(回転方向29に対して後方となる開口縁)における形状が、主軸回転どきに第1環状流路17の流体を掬い込み可能になるように構成してあると、第1環状流路17の流体に対して半径方向(内側方向)の成分を生じさせる。これにより第1環状流路17の流体を第2環状流路19の流路に向けて強制的に掬い込むようになる。図2の開口部の構成は、高速回転中の主軸20にあって、遠心力の弊害に打ち勝つために、開口部の後縁18aにおける外周側が先行するように斜状18bに構成してある。
上記主軸20には、上記第1環状流路17よりも軸中心に近くなるように内側に寄せた位置に同軸的に環状の流路が得られるように第2環状流路19が形成してある。この第2環状流路19は、図1に現れているように主軸20の本体部材20aにおける外周に、耐摩耗性の高いスチール製の筒状体15を一体的に装着し、それの内面側に環状の流路19を形成することによって構成されている。
この第2環状流路19には、上記第1環状流路17から上記工具装着部25に装着される工具Cに向けて流通させる流体を、この第2環状流路19を経由して流通可能に、上記第1環状流路17に通じる1つ又は複数の流体受入孔18と、上記主軸20の軸芯位置に備えさせる流体通路24に連通させてある1つ又は複数の流体通過路23とを夫々連通させてある。
上記第2環状流路19は、軸芯位置にある流体通路24から半径方向には比較的近い位置にある。従って半径方向に伸びる上記流体通過路23は、半径方向には短かくなる。流体通過路23が軸芯位置から近いと遠心力の作用は比較的少ない。即ち遠心力は、回転軸心からの距離と座標系の角速度の2乗との積に比例するから、上記軸芯位置から近い位置にある流体通過路23は、遠い位置にある流体受入孔18の場合よりも遠心力の影響は極めて小さくなる。
しかしながら、上記流体通過路23の開口部の形状を、図4の場合とは異なり、図2のようにしておくと、遠心力の悪影響はさらに少なくなる。
上記流体通過路23の開口部の形状を第2環状流路19に対する開口部の後縁23a(回転方向に対して後方となる開口縁)における形状が、主軸回転どきに第2環状流路19の流体を掬い込み可能になるように構成してあると、第2環状流路19の流体に対して半径方向(内側方向)の成分を生じさせる。
これにより第2環状流路19の流体を主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路24に向けて強制的に掬い込むようになる。
図2の開口部の構成は、高速回転中の主軸20にあって、流体通過路23に対する遠心力の弊害を少なくするために、開口部の前縁23eを図示の如く開放させ、後縁23aにおいては外周側が先行するように斜状23bに構成しておくとよい。
次に、受流体伝送手段30は、給液用の台6の凹穴7に嵌合される受流体筒31と、この受流体筒31を軸方向摺動自在に保持すると共ケース40の側に固定される保持筒32とから構成されている。
上記ケース40は、図1に示す様に、図示左側部分にベアリング41,41を内嵌して主軸20を回転自在とする状態で一体化させてある。また広く知られているように中央より右側部分にシールケース35を配し、そこにシール36を抜き差し交換可能に備えさせてある。上記ケース40と、これの外周位置に固着してある保持筒32との間には、流体道46が介設されており、流体室38からの流体を流体送出口42に流通可能にしてある。
次に上記構成のものの使用方法及び使用状態を説明する。
上記構成の工具ホルダBは、マガジン内に収納されている状態では係止片37が嵌合凹部26に嵌合して主軸20の回転が阻止されている。上記工具ホルダBを工作機本体Aに装着する場合には、主軸20の突子21をスピンドル3の装着孔5に向けその軸線方向に挿入し周知の如く連結する。すると受流体伝送手段30の受流体筒31は給液用の台6に当接して保持筒32の内部に向けて押し動かされ、その結果、係止片37が嵌合凹部26からはずれ、主軸20の回転が自在の状態となる。
上記装着状態においてスピンドル3が回転すると主軸20が一体に回転し、工具Cも一体に回転して周知の切削加工がなされる。主軸20の回転数は、一般的には1分当たり例えば500〜10000近辺である。さらには20000回転に向けたもの、更にはそれ以上に向けたものもある。
その過程において給液用の台6の流体道9を通して送られてくる流体は受流体筒31内に流入し、前述の通り、流体室38、流体道46等を通ってシールケース35の内側、ケース40の内側に至り、さらに、ケース40の流体送出口42からの流体は、第1環状流路17,流体受入孔18,第2環状流路19,流体通過路23,流体通路24,流体孔43を経由して工具Cに向けて流通し、工具Cの刃先45の周辺、或いは工具の流体路44を通過して刃先から勢いよく噴射する。この流体によって、切削作業中の工具Cの潤滑乃至は冷却が行われる。
次に、前述の図1、図2の工具とは流体受入孔18、流体通過路23の構成の点において異なる例を示す図3、図4について説明する。なお、図3、図4の説明に当り、前述の図1、図2と同符号を用いた構成、部材等の機能、性質、特徴等は、以下に於て加える新規な部材構成、組合せ等の説明に係わる事項を除き、前述した説明と同旨と理解できるので、重複する説明は一部省略する。
図3、図4において、流体受入孔18、流体通過路23の構成は、共に第1環状流路17に開口する開口縁18dの構成と、第2環状流路19に開口する開口縁23dの構成が前述の図1、図2の工具ホルダBの場合とは、図示のように半径方向にストレートに開口している点で異なっている。
このように構成した場合においても、第2環状流路19がなく、かつ、流体受入孔18と流体通過路23とが一本に連通している従来構成の工具ホルダに比較して、高速回転時における流体の流れに対する遠心力の影響は改善されており、即ち、工具Cから噴出する流体の流れには大幅な改善が見られる。
工作機本体と工具ホルダの縦断面図。 II−II位置断面図。 工具ホルダの縦断面図。 IV−IV位置断面図。
符号の説明
A・・・工作機本体、
B・・・工具ホルダ、
C・・・工具、
2・・・フレーム、
3・・・スピンドル、
17・・・第1環状流路、
18・・・流体受入孔、流体の通路
19・・・第2環状流路、
20・・・主軸、
21・・・突子(シャンク)、
23・・・流体通過路、
24・・・流体通路、
25・・・工具装着部、
30・・・受流体伝送手段、
40・・・ケース、
42・・・流体送出口、
43・・・流体孔。

Claims (3)

  1. 後部には、工作機械のスピンドルに対する装着部を備え、前部には、工具装着部を備え、中間部においては、工具装着部に装着される工具に向けて流体を供給する為に、主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路に対してケースの側から流体を受け入れて供給できるようにケースの内周面に向けて開口させる流体受入孔を備えている主軸と、
    前記主軸を、主軸の中間部において回転可能に支持するケースと、
    前記工作機械から受け取った流体を、上記流体受入孔に送る為に前記ケースの内側に設けた流体送出口とを備える工具ホルダにおいて、
    上記ケースの内周面側と、その内周面側に対向する位置にある上記主軸の外周面側との間には第1環状流路を具備させ、かつ、この第1環状流路には、上記流体送出口から第1環状流路に流入させる流体を、第1環状流路を経由して上記流体受入孔に流入可能に上記流体送出口と上記流体受入孔とを夫々連通させ、さらに、
    上記主軸には、上記第1環状流路よりも軸中心に近くなるように内側に寄せた位置に第2環状流路を具備させ、かつ、この第2環状流路には、上記第1環状流路から上記工具装着部に装着される工具に向けて流通させる流体を、この第2環状流路を経由して流通可能に、上記第1環状流路と、上記主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路とを夫々連通させてあることを特徴とする工具ホルダ。
  2. 上記第1環状流路と、それよりも軸中心に近くなるように内側に寄せた位置に設けられている第2環状流路とを連通させる流体受入孔における第1環状流路に対する開口部の形状は、主軸回転どきに第1環状流路の流体を第2環状流路に向けて掬い込み可能に開口部の後縁における外周側が先行するように斜状に構成してあること特徴とする請求項1記載の工具ホルダ。
  3. 上記第2環状流路と、主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路とを連通させる流体通過路の第2環状流路に対する開口部の形状は、主軸回転どきに第2環状流路の流体を主軸の軸芯位置に備えさせる流体通路に向けて掬い込み可能に開口部の後縁における外周側が先行するように斜状に構成してあることを特徴とする請求項1又は2記載の工具ホルダ。
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