JP3104499B2 - 層状燃焼内燃機関 - Google Patents

層状燃焼内燃機関

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JP3104499B2 JP05279014A JP27901493A JP3104499B2 JP 3104499 B2 JP3104499 B2 JP 3104499B2 JP 05279014 A JP05279014 A JP 05279014A JP 27901493 A JP27901493 A JP 27901493A JP 3104499 B2 JP3104499 B2 JP 3104499B2
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    • F02F1/00Cylinders; Cylinder heads 
    • F02F1/24Cylinder heads
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に層状燃焼に適した
燃焼室および吸気ポート構造を備えた層状燃焼内燃機関
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より低燃費運転を目的として、燃焼
室内に混合気の濃い層を生成し、この濃い層に点火する
ことより、全体として空燃比の薄い混合気を着火可能に
した層状燃焼内燃機関が知られている。
【0003】層状燃焼内燃機関の1つとして、例えば図
29、図30に示すような縦向きの層状の縦渦(Vertic
al-Vortex )、すなわちタンブル流を発生さる層状燃焼
内燃機関が、すでに実用化されている。図29、図30
は、2吸気ポート式内燃機関の1つの気筒構造を示す。
同図において、符号322はシリンダブロック、324
はシリンダボア、326はピストン、328はシリンダ
ヘッド、330は燃焼室である。そして、334は燃焼
室330の上壁部であり、2つの斜面334a,334
bを有するペントルーフ型に形成されている。吸気ポー
ト340,342が燃焼室330の上壁部334の斜面
334aにそれぞれ開口され、両開口にはそれぞれ吸気
弁358が設置されている。なお図中の符号347は排
気通路360に連通する排気ポート、359は排気弁で
ある。そして各吸気ポート340,342からの燃焼室
330内に流入した吸気は、斜面30bに沿って各吸気
ポート340,342の延長軸線上のシリンダボア32
4の内壁面に向かって流れ、これにより、燃焼室330
内にそれぞれ矢印Fa,Fmで示すようなタンブルを生
成する。
【0004】また図29に示すように、一方の吸気ポー
ト342のみにインジェクタ312が設けられ、点火プ
ラグ310は、このイジェクタ312を装備した吸気ポ
ート部分342の吸気弁358の近傍に配設されてい
る。このため、この点火プラグ310の近傍には、イン
ジェクタ312から噴射された燃料と吸入空気とによる
混合気のタンブル流Fmが形成され、これにより燃焼室
330内に、混合気のタンブル流Fmと空気のタンブル
流Faとの層状化したタンブル流が形成される。
【0005】したがって、燃焼室330内の空気と燃料
との空燃比が大きい状態、つまり燃焼室330全体とし
ては燃料濃度が薄い希薄燃焼時であっても、点火プラグ
310の周りには他の部分よりも濃い混合気が存在して
いるため、安定した燃焼状態を得るとができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、燃焼室内の
タンブル流が弱い場合は、空気と混合気との層状化が弱
くなり、点火プラグ近傍に集中するはずの濃い混合気
が、点火プラグから遠い空気と混ざり合い、点火プラグ
近傍の混合気は薄くなる。このため失火などをおこし、
希薄燃焼が成立しない恐れがある。そこで層状化をより
完全に行うことによって、より空燃比の大きい希薄燃焼
が可能となり、またタンブル流をより強くすることによ
って、層状化をより完全に行うことが可能となる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃焼室の層状
化をより完全に行うために同燃焼室内に、より強いタン
ブル流を生成させ、これによってより空燃比の大きい希
薄燃焼を可能にする層状燃焼内燃機関を提供することを
目的とするものであり、シリンダ内面と同シリンダ内に
嵌挿されるピストンの上面とシリンダヘッド下面とで定
められた燃焼室と、上記燃焼室天井中心近傍に設けられ
た点火プラグと、上記シリンダヘッド下面におけるシリ
ンダ軸線を含む仮想平面の一側に2つの吸気弁によって
開閉される2つ吸気流開口と、吸入空気により上記燃
焼室内のほぼ全体において互いに平行でかつ同じ向きの
タンブル流を生成するように上記吸気開口から上記シリ
ンダヘッド下面に沿って上記仮想平面の上記一側から他
側に吸気を流入する吸気ポートと、同吸気ポートの上側
内面から下側内面に向かって延設され上記吸気ポートを
複数に区画し同タンブル流を互いに平行な複数の流れに
区画する2つの隔壁と、上記点火プラグに対応する位置
のタンブル流を生成する吸気のみに燃料を供給すること
によって上記燃焼室内に層状のタンブル流を存在せしめ
燃料供給手段と、上記ピストンの頂面に上記タンブル
流の流れ方向に沿った上記仮想平面の少なくとも一側に
その頂上を有し上記仮想平面側の斜面によって上記層状
のタンブル流を助長する***部とを備えたことを特徴と
する。
【0008】
【作 用】シリンダ軸線を含む一側から2つの吸気弁に
よって開閉される2つの吸気流開口を有した吸気ポート
によって燃焼室内のほぼ全体で互いに平行でかつ同じ向
きのタンブル流が生成され、上記吸気ポートの上側内面
から下側内面に向かって2つの隔壁を延設して吸気ポー
トを複数の通路に区画することで、吸気ポート内の吸気
流が整流され、バルブステム近傍の吸気流の乱れを防止
し、燃焼室内のタンブル流が助長される。さらに上記2
つの隔壁によってタンブル流を互いに平行で複数の流れ
に区画するとともに、その複数に区画されたタンブル流
のうち燃焼室の天井中心に配設された点火プラグに対応
する位置のタンブル流のみに燃料を供給することで、燃
焼室内に層状のタンブル流を形成でき、ピストン頂面の
うち仮想平面の少なくとも一側にその頂上を有した***
部の上記仮想平面側斜面によって、この層状のタンブル
流を助長できるものである。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図1〜図13を用い
て説明する。まず図1および図3を用いて第1実施例の
層状燃焼内燃機関の概略構成を説明する。内燃機関の各
気筒には、シリンダブロック22に形成されたシリンダ
ボア24とピストン26とシリンダヘッド28とで囲撓
されて、燃焼室30が形成されている。この燃焼室30
には吸気ポート46が連通されている。この吸気ポート
46は、詳細には、分岐部46Cによって二分され、そ
れぞれ燃焼室30に開口する2つの吸気ポート部分46
A,46Bを有するサイアミーズポートとなっている。
各吸気ポート部分46A,46Bの燃焼室30への吸気
開口には、それぞれ吸気開口を開閉する吸気弁58が配
設されている。また、燃焼室30への排気ポート47が
接続されている。排気ポート47は、詳細には、途中で
二分され、それぞれ燃焼室30内に開口する2つの排気
ポート部分47A,47Bを有するサイアミーズポート
となっている。各排気ポートの燃焼室30への開口に
は、排気弁61が配置されている。なお、各吸気ポート
部分46A,46Bは、シリンダ軸線Lを含む仮想平面
FCの一側で燃焼室30に開口し、各排気ポート部分4
7A,47Bは仮想平面FCの他側で燃焼室30に開口
している。また、シリンダヘッド28の下面60により
定められる燃焼室30の天井は、ほぼ仮想平面FC上に
頂上を有するように2つの斜面60a,60bを備えた
ペントルーフ型に形成されている。また、燃焼室30の
天井のほぼ中心には着火手段としての点火プラグ11が
設けられている。
【0010】吸気ポート46における分岐部46Cの上
流側部分には、後で詳述する燃料供給手段としてのイン
ジェクタ12が取り付けられている。このインジェクタ
12により、燃料が吸気ポート46の分岐部46C付近
より下流側に向けて噴射される。
【0011】各吸気ポート部分46A,46Bの軸心線
1A,1Bは、図1及び図2に示すように、互いに平行
な直線になっている。つまり、各吸気ポート部分46
A,46Bは互いに平行な直線状の吸気流を生み出す方
向付け部を有している。また、各吸気ポート部分46
A,46Bには、その軸心線1A,1Bにほぼ沿って、
縦方向に延びた隔壁21がそれぞれ形成されている。そ
して、各吸気ポート部分46A,46Bからの吸気は、
隔壁21によって巳画され互いに平行な状態で燃焼室3
0に流入するようになっている。吸気行程においてこの
各吸気ポート部分46A,46Bから燃焼室内に流入し
た吸気は、燃焼室天井を形成するシリンダヘッド28の
下面60の斜面60bに沿って、仮想平面FCの上記他
側へ流れ、さらに該吸気はシリンダボア24の内面に沿
って下降してピストン上面35へ流れ、そしてさらに該
吸気はシリンダボア24の内面に沿って上昇して、シリ
ンダヘッド28の下面60の斜面60aへ流れ、これに
より燃焼室30のほぼ全体に吸気縦渦流(吸気タンブル
流)を生成する
【0012】各隔壁21は各吸気ポート部分46A,4
6Bを中央通路4とその外側の側方通路5とに区画して
いる。そして、インジェクタ12は点火プラグ11に相
当する位置のタンブル流を生成する中央通路4に向けて
燃料を噴射するように構成される。
【0013】以上の構成により、燃焼室30内には吸入
行程において、燃料を含んだタンブル流Fmと、燃料を
含まないタンブル流Faとが層状に生成される。なお、
このタンブル流Fm,及びFaは互いにほぼ平行でかつ
同じ向きであることが重要であり、これにより圧縮行程
においても、燃焼室30内に層状のタンブル流Fm,F
aが存在し得る。
【0014】なお、本実施例において各構成はそれぞれ
特徴を有しており、以下、順に説明する。先ず、ピスト
ン26の頂面形状について説明する。ピストン26は、
図1、図3および図4に示されるように、その頂面34
に***部37とを備えている。***部37の頂上は、頂
面34における仮想平面FCの吸気ポート46の吸気開
口側に位置している。***部37の仮想平面FC側の斜
面vf1が、ピストン26の頂面34に滑らかに連続す
るように構成されている。また、***部37の斜面vf
1は、仮想平面FCと平行な断面がピストン26の頂面
34の基準面と平行な直線となるように構成されてい
る。つまり、この***部37の斜面vf1は吸気行程に
おいて、タンブル流Fm,Faがピストン26の頂面3
4からシリンダボア24の内面に向けて方向を変えると
きに、互いに混ざり合うことなく、きれいな層状化を保
つように構成されている。
【0015】次に上述した吸気ポート部分46A,46
B内に設けられた隔壁21について説明する。各隔壁2
1は図2、図5に示すように、その吸気ポート部分46
A,46Bの下流側端21Bが、吸気弁58近傍まで延
設されている。詳細には、各隔壁21の下流側端部21
Bは吸気弁58の傘部56や、吸気ポート部分46A,
46Bを横切るステム部57に接触しないように、これ
らと適当なクリアランスを確保して形成されている。こ
のため、吸気弁58の作動には何ら影響が及ぼさないよ
うになっている。また、各隔壁21は各吸気ポート部分
46A,46Bの各流線45の中心線45Aおよび吸気
ポート部分46A,46Bの軸心線1A,1Bに沿って
形成されている。これによっって、吸気ポート46を流
入する吸気流が、より整流されるため、バルブステム5
7の近傍、吸気ポート分岐部46Cおよび吸気ポート周
辺部側において、吸気流の剥離を防止し、吸気流の乱れ
を抑制して燃焼室30内のタンブル流が助長される。こ
こでは吸気ポート部分46A,46Bが互いに略平行で
あるため、これら隔壁21,21も互いに略平行に配設
されている。すなわち、直線的な形状の吸気ポート部分
46A,46Bに直線的形状の隔壁21,21を設け、
吸気流がより直接的に燃焼室30内に流入するように、
隔壁21,21が方向付け部(シュラウド)として作用
している。
【0016】また図2、図6に示すように、隔壁21の
上流端部21Aおよび下流端部21Bは、いずれも吸気
流の整流効果が向上するように凸状曲面に形成されてい
る。このように上流側21A,および下流端21Bを形
成するのは、吸気流を整流することで流体抵抗軽減効果
をねらうとともに、隔壁21の製造上の効果を考慮して
いるためである。つまり、各隔壁端部21A,21Bを
凸状曲面に形成すると、例えば吸気ポート46を鋳造す
る場合などには、各隔壁端部21A,21Bに対応する
鋳型(中子)の抜けが良好になり、鋳造を確実で容易に
行えるのである。
【0017】さらに、***部37の内側斜面vf1は、
ピストン26が圧縮行程の上死点近傍にあるときに、ペ
ントルーフ60aとほぼ90度をなして近接するため、
タンブル流がFm,Faがペントルーフ60aに衝突し
て、タンブル流Fm,Faが細かい乱れ流になり、点火
時期直前のタンブル流を減少させ、タンブル流による失
火を防止している。
【0018】さらに、図1,図3,図4に示すように隆
起部37の外側斜面vf2には、吸気弁58との干渉を
防止するバルブリセス39が設けられている。これによ
り、上死点で吸気弁58が排気弁61の開弁時にオーバ
ーラップして開弁していても、ピストン26が吸気弁5
8と干渉せずに圧縮比の高い上死点位置を保つことがで
きる。なお、図3においては、説明の便宜上、隔壁21
の図示を省略している。
【0019】次にインジェクタ12の配置と、インジェ
クタ12と隔壁21との関係について図1,図3,図
5,図6を用いて説明する。図6に示すように隔壁21
によって、各吸気ポート部分46A,46B内は中央通
路4と側方通路5とに分離されている。燃料噴射手段と
してのインジェクタ12は図1,図3,図6に示すよう
に、2つの吸気ポート46内の分岐部46C上流側に配
設されている。また、このインジェクタ12は吸気行程
に合わせて2つの吸気ポート部分46A,46Bの下流
に向けて燃料を噴射するようになっている。なお、図
5、図6の符号6はインジェクタの軸線であり、かつ、
噴射範囲の中心線を示すものである。
【0020】つまり、図5,図6の噴射軸線6に示され
るように、吸気ポート上面部側から噴射された燃料は中
央通路4を通じて燃焼室30内に吸入されるようになっ
ており、側方通路5から空気のみが燃焼室30内に吸入
される。
【0021】これによって吸気ポート部分46A,46
B内において中央通路4と側方通路5とに分岐した流れ
は、隔壁21で整流されながら互いに分離した状態を保
ちつつ燃焼室30内に層状に流入するようになってい
る。したがって、このような隔壁21により、この吸気
の流れは、図6に示すように、燃焼室30に流入する
と、空気に燃料が混合された混合気の沿うFmと空気の
みのFa,Faとの3つの層(中央通路4とその両側の
側方通路5との計3つの流れ)に分離した状態、つま
り、層状化した状態のタンブル流が形成されるようにな
っている。
【0022】次にバルブステム57の太さと、隔壁21
との厚さについて、図2および図6を用いて説明する。
図2および図6に示すように、隔壁21の中心線とバル
ブステム57の中心線とが同一平面上に位置し、隔壁2
1の厚さはバルブステム57の径より薄く形成されてい
る。つまり、隔壁21の中央通路4側の表面121A
は、バルブステム57の中央通路4側の表面より側方通
路5側に偏倚された形となっている。
【0023】これにより、図6のように隔壁21の内側
面121Aに沿った混合気流内の燃料噴霧は、バルブス
テム57の内側表面に案内されながら、図6中に示す矢
印Pに沿って燃焼室中心の点火プラグ11に向けられ、
該燃料噴霧が点火プラグ11に集中するようになってい
る。
【0024】次に吸気ポート46の吸気流方向の断面形
状について、図7および図8を用いて説明する。図7は
吸気ポート46の吸気流方向に沿う断面図であり、これ
と直行する端面H−H及び断面それぞれS1−S1から
S6−S6の断面形状を示した図が図8である。吸気ポ
ート46は図8(a)〜(g)に示すように、下流側に
向かうにしたがって上側半部46A−1,46B−1が
下側半部46A−2,46B−2よりも徐々に相対的に
拡幅されて形成されている。これにより、吸気ポート4
6A,46Bからの吸気流が燃焼室30内でタンブル流
を形成し易いようになっている。そして、吸気ポート4
6は図8(f)のS3−S3断面でサイアミーズポート
に分岐し、吸気ポート部分46A,46Bを形成してい
る。さらにポート形状も逆三角形の形状を呈している。
また、この吸気ポート部分46A,46Bは下流側へ向
かう程、略逆三角形の断面形状を呈して、タンブル流の
強化を図っている。
【0025】つまり、吸気ポート46の各断面における
上側半部46−1を下側半部46−2よりも拡幅するこ
とにより、吸気ポート46に上側半部46−1の流速お
よび流量が下側半部よりも大きなものとなっている。他
方、吸気弁58が開いたときには、図7に示すように、
タンブル流Fa,Fmを増長する流れの成分aと、タン
ブル流Fa,Fmを抑制する流れの成分bとが存在す
る。したがって吸気ポート46の上側半部の流速および
流量が下側半部よりも大きくなることにより、タンブル
流Fa,Fmをより強いものとすることができる。しか
も、流れの成分aに関しては、タンブル流Fa,Fmの
向きと同じであるため、流れの成分aに対する流通抵抗
が極めて小さく、このため全体としての流量も大幅に増
大できる。
【0026】また、図8(a)〜(g)に示すように、
この吸気ポート46内には、隔壁21がほぼ全長にわた
って設けられている。この隔壁21が吸気ポート46
A,46B内を左右方向に2分するように吸気ポート下
側壁面7から吸気ポート上側壁面8までにわたって設け
られており、これより吸気ポート46A,46B内に流
入した吸気流は、中央通路4と側方通路5とに吸気の流
れが分岐することがわかる。
【0027】つまり、図8(a)に示すように、2つの
吸気ポート部分46A,46Bは、最上流側であるシリ
ンダヘッド側面28A(図7)近傍では1つの吸気通路
として形成され、この直後に隔壁21により、中央通路
4と側方通路5とに吸気の流れが分岐する。そして、図
8(b)〜(d)が示すように、徐々に中央側通路4が
2分され、図8(e)に示す、断面S4−S4より下流
では、吸気流が完全に2分される。そして、このように
して2分された吸気流はそれぞれ吸気弁58により燃焼
室30に流入する。
【0028】吸気ポート46について、図7,図8およ
び図9を用いてさらに詳細に説明する。図7に示すよう
に吸気ポート46は吸気流に方向付けをして、燃焼室3
0内でタンブル流を生成するため、略ストレートな形状
を成している。他方、シリンダヘッドの構造上、吸気弁
58により開閉される吸気開口の軸線と吸気流の方向と
を同じものとすることができない。このため吸気ポート
部分46A,46Bの下流側端部が大きな曲率を持った
湾曲部を介して吸気開口に連続されている。この湾曲部
における実質流通断面積は、図8(f),(g)に明ら
かなように最も小さくなり、特にバルブステム57、図
示しないステムガイドおよび隔壁21の存在もあいまっ
て、実質流通断面積の低下が甚だしい。
【0029】このため、吸気ポート部分46A,46B
は、同吸気ポート部分46A,46Bにおけるこの湾曲
部の内径の幅を最も大きく、かつ各吸気弁58により開
閉される吸気開口よりも大きく設定された膨らみ13が
設けられている。これによって湾曲部での実質流通断面
積の低下を防止し、十分な流速および流量を確保するこ
とが可能となっている。
【0030】しかも膨らみ13は、図9に明らかなよう
に、各吸気ポート部分46A,46Bの主に上側半部4
6A−1,46B−1に設けられたので、それぞれも上
側半部46A−1,46B−1の流速および流量が下側
半部46A−2,46B−2よりも、さらに大きくする
ことができ、タンブル流Fa,Fmの生成がより効果的
に行われる。
【0031】本発明の実施例としての層状燃焼内燃機関
は、上述のように構成されているので、吸入行程におい
て、各吸気ポート46A,46Bから燃焼室30内へ流
入した吸気は、燃焼室30内において、混合気のタンブ
ル流Fmと空気のタンブル流Faとを層状に生成する。
次いで圧縮行程に入っても該層状のタンブル流Fm,F
aは存在するが、圧縮行程上死点近傍に近づくと、各タ
ンブル流Fm,Faは崩され始める。しかしながら燃焼
室30内の点火プラグ11の近傍には依然として、濃い
混合気が存在した状態であり、この状態で点火プラグ1
1により点火が行われる。以後の爆発行程および排気行
程は従来の層状燃焼内燃機関の内燃機関と全く同じであ
る。
【0032】これにより、燃焼室30全体としては、理
論空燃比よりも燃料の少ない混合気であっても、点火プ
ラグ11近傍には着火に十分な濃度の混合気が存在する
ので、着火性を悪化させることとなくエンジンを運転す
ることができるのである。
【0033】特に本実施例においては、ピストン26の
頂面34に***部37の斜面vf1および吸気ポート4
6に設けられた隔壁21,21の整流作用により、より
強いタンブル流Fm,Faを助長して、より完全な層状
のタンブル流Fm,Faを得ることができる。これによ
り、燃焼室30内全体の混合気の空燃比をより薄くして
も十分に安定した点火及び燃焼を得ることができる。
【0034】また、***部37の外側斜面vf2にはバ
ルブリセス39が設けられ、ピストン26が上死点に達
した時に、吸気弁57がバルブオーバーラップにより開
いていても、外側斜面vf2と吸気弁57との干渉を避
けるように構成されている。このためピストン26の上
死点をより上げて、圧縮比を上げ、燃焼効率を向上させ
ることができる。
【0035】つまり図10のグラフに示すように、吸気
ポート46A,46Bに隔壁21を設けて混合気の層状
化を促進することにより、より希薄な混合気で機関を運
転することができる。ここで図の横軸は空燃比(A/
F)であり、縦軸はNOX 排出量およびPi(図示平均
有効圧)変動率である。また、線a及び線cは、吸気ポ
ートに隔壁21を設けた機関の特性を示し、線b及び線
dは、隔壁21を有さない通常のタンブル流の吸気ポー
トを備えた機関の特性を示している。また、線a,線b
はNOX 排出に関し、線c,線dはPi変動率に関して
いる。
【0036】この図10に示すように、隔壁21を設け
た機関(線a参照)では、通常のタンブル流を用いた機
関(線b参照)よりもA/Fの値がリーン(薄い)側で
NOX の排出量がピークとなる。またこのNOX の排出
量のピーク値自体も低減することが可能である。つま
り、燃焼室30内のタンブル流の層状化が促進されたこ
とにより、従来の機関よりもNOX の排出量がピーク値
となるA/Fがリーン側に移動するためである。
【0037】また、線cと線dとは、A/FとPi変動
率との関係を示したものである。ここで、Pi変動率と
は機関の燃焼安定性を判断する目安となるもので、この
Pi変動率が高過ぎると、機関の燃焼が安定せず、トル
ク変動を伴った不快な運転状態となる。なお図中の基準
線eは一般的に不快感のない状態で運転できる燃焼安定
限界のPi変動率である。
【0038】この図に示すように、気筒内での安定した
燃焼状態が得られるPi変動率の限界値に対して、隔壁
21を設けた機関(線c参照)では、通常のタンブル流
を用いた機関(線d参照)よりもさらにリーン側のA/
Fで機関を運転することが可能であり、また、この時の
NOX の排出量も大幅に低減することができる。つま
り、よりリーンなA/Fでも安定した燃焼状態を得るこ
とができ、燃焼安定限界のA/Fを向上させることを示
している。したがって、本構造により極めて低燃費であ
って、かつNOX をほとんど排出しない機関を実現する
ことができる。
【0039】さらに、隔壁21の厚さがバルブステム5
7の径より小さく、隔壁21の中心線とバルブステム5
7の中心線とが同一平面上に位置しているため、隔壁2
1の中央通路側壁面は、バルブステム57の中央通路側
壁面より側方通路5側に偏倚され、中央通路4内の隔壁
21に沿う混合気流内の燃料噴霧は、バルブステム57
の内側表面に案内されながら、点火プラグ11の方向に
向けられて、混合気内の燃料噴霧が点火プラグ11近傍
に集中し、着火が良好に行われ、リーン限界をさらに伸
ばすことができる。
【0040】特に本実施例においては、図7,図9に示
すように、吸気ポート部分46A,46Bの略逆三角形
の断面の上側半部46A−1,46B−1が十分に大き
く形成されているので、燃焼室30内の強いタンブル流
及びエンジン全開時の流量係数を確保することができ
る。
【0041】更に本実施例においては、吸気ポート部分
46A,46Bにおける最も実質流通断面積が小さくな
る各湾曲部に膨らみ13を設けるとともに、バルブステ
ム57の下流側には、流通抵抗となる隔壁21を設けな
いように構成されているので、上述の燃焼室30内の強
いタンブル流およびエンジン全回時の流量計数をより効
果的に確保することができる。
【0042】また、吸気ポート部分46A,46Bにお
けるバルブステム57の下流側に隔壁21を設けない構
成には、以下述べる通り製法上大きな利点がある。すな
わち、もしバルブステム57の下流側にも隔壁21を設
けた場合、その隔壁におけるバルブステム57に対応す
る部分を隔壁の鋳造後にドリリングする必要が生じる
が、隔壁が薄いために上記ドリリング時に割れが生じる
恐れがあり、また吸気ポート46A,46B内のバルブ
ステム57の下流側に、片持ちの隔壁が存在することに
なるため、強度上も好ましくないという不具合も生じ
る。しかし本実施例では上述のとおりバルブステム57
の下流側に隔壁21が存在しないので、このような不具
合を一切避けることができる。しかも、バルブステム5
7の下流側隔壁21を存在させなくても、層状化にはほ
とんど影響がないことも確認されており、製造上大きな
利点を提供することができる。
【0043】ここで、図11はポート断面積と平均タン
ブル係数(タンブル流の回転速度/エンジン回転速度)
及び平均流量係数(全体としての流量)との関係を示す
ものである。ここで線aはポート断面積と平均タンブル
比との関係を示し、線bはポート断面積と平均流量係数
との関係を示すものであり、■印は、吸気ポート部分4
6A,46Bの断面の上側半部46A−1,46B−1
を十分に大きくした吸気ポートを備えた機関の平均流量
係数を示すものである。
【0044】また、○は、通常のタンブル流の吸気ポー
トを備えた機関の平均タンブル比を示すものであり、●
は、吸気ポート部分46A,46Bでは、上側半部46
A−1,46B−1を十分に大きくして、ポート断面積
を確保しているので、図に示すように、平均タンブル
比、平均流量係数ともに向上させることができる。
【0045】これにより、タンブル比と流量係数との関
係は図12に示すようなものとなる。この図12におい
て△印は従来のタンブル流を用いた機関、☆印は隔壁2
1を設けてはいるものの、この隔壁21により吸気ポー
ト部分46A,46B内の断面積が低下している機関、
★印は本構造をそなえた機関であって吸気ポート部分4
6A,46Bの断面の上側半部46A−1,46B−1
を十分に大きくしたものである。つまり、この図12が
示すように、吸気ポート46A,46Bに隔壁21を設
けるだけでは、吸気流の層状化を促進しても流量係数が
低下してしまい、全開性能の低下してしまう不具合があ
る。ここで、★印が示すように、吸気ポート部分46
A,46Bの断面積の上側半部46A−1,46B−1
を十分に大きくすることにより、タンブル比及び流量係
数を向上させることができる。このようにして、隔壁2
1を設けることによる吸気ポート部分46A,46Bの
断面積の減少を補うことができ、燃焼室30内の強いタ
ンブル流及び機関の全開性能を確保することができるの
である。
【0046】また、図13は機関の回転トルク及び出力
とを示すものであって、図中、線aおよび線cは本構造
をそなえた機関の特性を示すグラフ、線b及び線dは従
来の吸気ポート構造をそなえた機関の特性を示すグラフ
である。まず線a及び線bは機関の回転速度とトルクと
の関係を示しているが、この2つの曲線にほとんど差は
なく、本構造をそなえた機関が従来よりも希薄な混合気
で運転しても従来の機関と同等のトルクを実現している
ことを示している。
【0047】そして、線c及び線dは機関の回転速度と
出力との関係を示すものであるが、これらの線cと線d
とについても上述のトルク特性と同様に、ほとんど差は
なく、従来よりも希薄な混合気で運転しても従来の機関
と出力を得ることができることを示している。
【0048】したがって、図13に示すように、本構造
を備えた機関は吸気ポート部分46A,46Bのタンブ
ル比及び流量係数が大きくなる結果、従来の機関と同等
のトルク、出力特性の内燃機関を実現することができ
る。
【0049】このように、吸気ポート46に隔壁21を
設けて、かつ、吸気ポート部分46A,46Bの略三角
形の断面の上側半部46A−1,46B−1を十分に大
きくすることにより、トルク,出力とも従来の内燃機関
よりも低下させることなく、従来の内燃機関よりも希薄
な混合気で安定した燃焼状態を保ことができるととも
に、NOX をも低下することができる。また、同時に燃
費も向上させることができる。
【0050】次にピストン上面の形状に関する変形例に
ついて図14および図15を用いて説明する。第1実施
例の図1,図3のエンジンは図4(a),(b)のよう
な***部37を有したピストン26を備えていたが、こ
のピストンに代えて、図14(a),(b)に示すよう
なピストン26aを採用する。
【0051】図14(a),(b)のピストン26aは
その上面に***部37aを有する。***部37aの頂上
232は、頂面34における仮想平面FCの吸気ポート
46の吸気開口側に位置している。***部37aの仮想
平面FC側の斜面vf3はピストン26aの上面に滑ら
かに連続するように構成されている。斜面vf3は、凹
状に形成され、かつ仮想平面FCと直角でかつシリンダ
軸線Lを含む平面(タンブル流Fの幅方向中心)に関し
て対称な形状である。
【0052】この図14(a),(b)の変形例におい
ては、斜面vf3が上述のとおり凹状であるので、タン
ブル流Fa,Fmは、ピストン26aの上面からシリン
ダボア内壁面に沿うように方向を変える際に、全てタン
ブル流Fmの中心に寄ろうとする。しかし斜面vf3が
タンブル流Faの幅方向の中心面に関して対称であるの
で、タンブル流Fa,Fmの層状状態は崩れることがな
い。
【0053】次の変形例は、図15(a),(b)に示
すようなピストン26bを採用している。図15
(a),(b)のピストン26bはその上面に凹部35
及び***部37bを有する。このうち***部37bの頂
上232は、頂面34における仮想平面FCの吸気ポー
ト46の吸気開口側に位置している。他方、凹部35は
頂面34における仮想平面FC側に隣接して位置してい
る。***部37bの仮想平面FC側の斜面vf4は、仮
想平面FC上でシリンダ軸戦Lと直交する仮想線L1に
対して、これと平行な直線の集合により形成されてい
る。
【0054】この図15(a),(b)の変形例におい
ては、***部37bと共に凹部35が設けられているの
で、タンブル流Fa,Fmがシリンダボア内壁面からピ
ストン26bの頂面に沿うように方向を変える際に、タ
ンブル流Fa,Fmの層状状態がより綺麗に保たれる。
【0055】ここで、図16には、従来のピストン上面
がフラットのエンジンの特性をN線で、図1の内側壁v
f1を有するピストン上面のエンジンEの特性をA線
で,図15(a),(b)の凹部35及び内側壁vf4
を有するピストン上面のエンジンの特性をC線で示し
た。ここでは燃焼安定性と、図示出力と、NOX 低減率
を順次示した。この試験は一定燃料量で空気量を変化さ
せることで空燃比を変更しており、この場合の図示出力
の差は、燃費の差を示すこととなる。
【0056】ここでリーン限界空燃比は標準タイプと比
べ、タイプAで1、タイプCで2改善された。その結
果、リーン限界時のNOX はタイプAで50%、タイプ
Cで16%まで低減される。
【0057】次に吸気ポート部分46A,46B内にお
ける隔壁21の変形例を図17を用いて説明する。この
変形例は、隔壁21に代えて、吸気ポート部分46A,
46B内のほぼ下側半部にのみに隔壁21Qを設けたも
のである。しかし、上述したようにインジェクタ12が
吸気ポート46の分岐部46Cより上流側で、吸気ポー
ト上面側から下方に向けて配設されている。燃料が吸気
ポート下面側に集まりやすいため、隔壁21Qのように
吸気ポートの比較的下面側にのみ設置した場合にも、中
央通路4と側方通路5によるタンブル流Fa,Fmの層
状化が十分可能である。
【0058】次にインジェクタ12の配置および方向と
隔壁21との関係の変形例について、図18〜図25を
用いて説明する。図18,図19のインジェクタ12軸
線方向6に示すように、インジェクタ12は吸気ポート
46の下部側からこれら吸気ポート部分46A,46B
の下流側の斜め上方に向けて燃料を噴射する。そして、
斜め上方に噴射された燃料は、吸気ポート46、吸気ポ
ート部分46A,46B内の中央通路4を通じて燃焼室
30内に吸気される。
【0059】図20は図19の隔壁21に代えて、吸気
ポート上面側から垂下し、上半部のみに隔壁21Cを設
けたものである。これら図19および図20に示す変形
例によれば、燃料がインジェクタ噴射軸線6に沿って、
上面側内壁8に向けて噴射され、点火プラグ11近傍に
形成された混合気のタンブル流Fmでは、このタンブル
流Fmのタンブル流心内側の流れよりも点火プラグ11
近傍のタンブル流心外側の流れの方が濃い混合気とな
る。したがって、より希薄燃焼を安定して成立させるこ
とができる。
【0060】次に、インジェクタ12の噴射に関する変
形例を、図21の(a)〜(d)を用いて説明する。
(a)はサイアミーズ型吸気ポート46の分岐部46C
に向けて燃料を噴射するもので、分岐部46Cに燃料を
積極的に衝突させた後、拡散した燃料を吸気ポート部分
46A,46B内の中央通路4に流入するようにしたも
のである。この吸気ポート46の分岐部46Cは、イン
ジェクタ12の噴射方向に対して、ほぼ直交するような
積極的な衝突面を有しており、この衝突面に衝突した燃
料を拡散させるようになっている。
【0061】(b)は燃料噴射孔を2つ備えたインジェ
クタ12を用いるタイプのもので、各燃料噴射孔から噴
射された2つの燃料の流れは、それぞれ各吸気ポート部
分46A,46Bの中央側通路に直接流入していく。こ
の場合は吸気ポート46の分岐部46Cは曲面状に形成
されて、吸気流の吸気抵抗を低減している。
【0062】(c)は、燃料噴射孔が1つのインジェク
タ12を用いて、各隔壁21、21には燃料が付着しな
いように、中央通路4内に向けて直接燃料を噴射するタ
イプのものである。この場合、燃料が吸気とともに滑ら
かに吸入されるように、吸気ポート46の分岐部46C
を鋭角的に形成している。
【0063】(d)は上述の(c)とは逆に、燃料を積
極的に各隔壁21、21までにわたって広角に向けて噴
射するインジェクタを用いるタイプのものである。この
場合は吸気ポート46の分岐46Cは、抵抗を減らすべ
く上記(b)と同様に曲面状に丸められている。なお、
上述の(a)〜(d)はインジェクタ12に関する噴射
の変形例であって、インジェクタ12の配設位置や噴射
軸線6はいずれも第1実施例と同一である。
【0064】次にバルブステム57と隔壁21の配置と
のバリエーションについての変形例を図22〜図24を
用いて説明する。上述したとおり、本願発明の第1実施
例では、図6に示すように隔壁21を幅狭に形成してい
る。これは隔壁21の内側の面121Aを、バルブステ
ム57の内側表面より、側方側通路5に偏倚させている
のである。これによって、隔壁21の面121Aに沿っ
て流れる混合気中の燃料噴霧が図6中Pで示すような方
向で、点火プラグ11の近傍への集中させる効果を得る
ことができる。
【0065】図22に示すバリエーションは、第1実施
例と同様な効果を得る目的で、バルブステム57の内側
表面よりも、隔壁121Aの内面が側方通路5に偏倚さ
せると共に、隔壁21の中心線自体もバルブステム57
の軸線より側方通路5側に偏倚させたものである。
【0066】図23,図24に示すようなバリエーショ
ンのものも考えられる。隔壁121B,121Cの上流
側及び中間部をバルブステム57の軸心よりも外側に偏
倚する。そして、隔壁121B,121Cの下流部12
2,123における着火手段側隔壁(内壁面)122
a,123aが、中央通路側4の吸気流を点火プラグ1
1側に向けるように中央寄りに向けて傾斜されている。
この場合には、吸気流がより滑らかに点火プラグ11側
に向けられ、エンジンの希薄燃焼化をより促進でき、層
状燃焼エンジンに極めて有効である。なお、図23に示
す例では、隔壁121Bの内壁面122aのみが屈曲し
ていて、隔壁121Bの外壁面は平面状になっている。
また、図24に示す例では、隔壁121Cの厚みがその
全長にわたってほぼ一定に設定されて、隔壁121Bの
内壁面122aとともに外壁面も屈曲形成されている。
【0067】このように隔壁の少なくとも内側面をバル
ブステム57の内側面よりもやや側方通路側に偏倚させ
るか、あるいは隔壁の下流側端の内壁面自体を中央通路
側に傾斜させることで、隔壁の内壁面に沿って流れる混
合気中の燃料噴霧を点火プラグ側へ集中化させることを
を実現できるのである。そして、この混合気の点火プラ
グ側への集中具合は、例えば、内壁面121Aの偏倚状
態や内壁面122A,123A自体の傾斜状態の設定に
応じて、層状度合を調整することができる。
【0068】次に吸気ポート46内に流入する吸気流の
方向に関した隔壁の構造のバリエーションとして、図2
5を用いて説明する。本実施例では隔壁21の内壁と外
壁とがほぼ平行に設定されている。これは、製造上のこ
とから考えて形状を単純化したものである。吸気ポート
部分46A,46B内を流入する吸気流を整流し、バル
ブステム57の部分での吸気流の乱れを防止することを
考慮すると、図25に示すように、隔壁21の厚みをバ
ルブステム57の上流側に行く程薄く形成し、さらに上
流側端部21Aでは極力薄く形成することが好ましい。
更に下流側のバルブステム57に近付くにしたがって、
徐々にバルブステム57の外径と略同等の厚さになるよ
うに形成することが好ましい。このようにすることで、
吸気流の流れは、隔壁21及びバルブステム57によっ
て乱れることなく、円滑に燃焼室30に流入することが
できる。
【0069】次に吸気ポート46および同吸気ポート4
6の上流側に接続される吸気マニホールド14の変形例
について図26〜図28を用いて説明する。上述のとお
り、本実施例では、吸気ポート部分46A,46Bの上
側半部46A−1,46B−1が下半部46A−2,4
6B−2より拡幅されている。しかし、さらに吸気ポー
ト46の上流側に接続される吸気マニホールドの形状を
も改良することにより、燃焼室30内でより強いタンブ
ル流Fa,Fmを得ることができる。
【0070】図26において、符号14はシリンダヘッ
ド28の側面28Aに固定され吸気ポート46の上流側
端に接続される吸気マニホールドである。そして吸気ポ
ート46および吸気マニホールド14の各部の断面形状
は、図27に示されるように構成されている。つまり、
この吸気マニホールド14では、各吸気ポート部分46
A,46B内に滑らかに吸気が流れ込むように(即ち、
吸気の流速を低下させないように)、図27(a)〜
(c)に示すように、上流から下流に行くにしたがっ
て、断面形状を徐々に変化させ、吸気通路部分14A,
14Bと接続している最下流側(図27(c))では、
吸気ポート部分46A,46Bと吸気マニホールド14
との各断面形状がほぼ一致するように形成されている。
【0071】つまり、この吸気マニホールド14内は、
2つの吸気通路部分14A,14Bにより、各吸気ポー
ト部分46A,46Bの断面形状と同様に、下流に行く
にしたがって、上側半部14A−1,14B−1を下側
半部14A−2,14B−2よりも相対的に拡幅された
偏心形状になるように形成されいる。
【0072】これによって、吸気は吸気マニホールド1
4内の2つの吸気通路14A,14Bで吸気流心45が
上側半部14A−1,14B−1へ偏心されて吸気ポー
ト部分46A,46Bに流入するので、各吸気ポート部
分46A,46Bでのタンブル流の形成をさらに促進す
るようになっている。
【0073】さらに、本実施例では吸気ポート内だけに
隔壁を設けたが、図28に示すように、吸気マニホール
ド14に各吸気通路部分14A,14Bを左右方向に二
分するような隔壁15、15を設けることも可能であ
る。この隔壁15は、各吸気通路部分14A,14Bの
上端から下端にわたって設けられており、これにより各
吸気通路部分14A,14B内では、それぞれ、吸気流
の中央側通路4’とのこの側方通路5’とに二分される
ようになっている。この隔壁15は、吸気マニホールド
14の下流側端、つまり、吸気ポート部分46A,46
Bとの接合面近傍まで設けられおり、隔壁15により吸
気マニホールド14および吸気ポート部分46Aは、吸
気流は中央通路4,4’と側方通路5,5’とに分離す
るようになっている。これにより中央通路4,4’と側
方通路5,5’とに分岐した吸気流が混合気と空気とに
完全に分離され、燃焼室30内のタンブル流Fa,Fm
の層状化をより強化することができる。また、本実施例
の吸気ポートおよび吸気マニホールドの断面形状は、上
側半部が拡幅された形状となっているが、本発明の吸気
ポートおよび吸気マニホールドの断面形状はこれにこだ
わることなく何れの形状でもよい。すなわち、本発明は
直線的な吸気ポートと、吸気を整流する隔壁と、斜面を
有した***部を持つピストン26によってタンブル流F
a,Fmが生成されるものである。
【0074】
【効 果】本発明は、燃焼室の層状化をより完全に行う
ために燃焼室内により吸気ポート内に設けられた隔壁で
吸気流を整流することと、ピストン頂点のうち仮想平面
の少なくとも一側にその頂上を有した***部の仮想平面
側斜面によってタンブル流を助長し、さらに隔壁によっ
て仕切られた吸気ポートの点火プラグに対応した吸気流
に燃料を噴射するので、空燃比の大きい希薄燃焼を可能
にする層状燃焼内燃機関を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての層状燃焼内燃機関を
示した模式的斜視図である。
【図2】吸気ポートの要部構成を示す模式的上面図で、
図1におけるA矢視図である。
【図3】燃焼室の要部構成を示す模式的側面図で図1に
おけるるA’矢視図である。
【図4】ピストン上面形状を詳細に示す模式的斜視図で
ある。
【図5】吸気ポート構造の構成を示す模式的な部分断面
図であり、図2におけるC−C断面図である。
【図6】燃焼室内での構成を示す模式的上面図で図1に
おけるA矢視図である。
【図7】吸気ポート構造の構成を示す模式図であって図
1におけるA’矢視図である。
【図8】吸気ポート構造の構成を示す模式図であって図
1におけるH矢視図(b)〜(g)はそれぞれ図7にお
けるS1−S1断面からS6−S6断面までの断面図で
ある。
【図9】吸気ポート構造を示す模式図であり図5におけ
るB−B断面図である。
【図10】本発明の吸気ポート構造の効果を示すグラフ
である。
【図11】本発明の吸気ポート構造の効果を示すグラフ
である。
【図12】本発明の吸気ポート構造の効果を示すグラフ
である。
【図13】本発明の吸気ポート構造の効果を示すグラフ
である。
【図14】ピストン上面形状を詳細に示す模式的斜視図
であり、図4の変形例である。
【図15】ピストン上面形状を詳細に示す模式的斜視図
であり、図4の変形例である。
【図16】本発明のピストン上面形状の効果を示すグラ
フである。
【図17】本発明の吸気ポート構造の構成を示す模式図
であり、図5の変形例である。
【図18】層状燃焼内燃機関の構成を示した模式的斜視
図であり、図1の変形例である。
【図19】図18に示す実施例の吸気ポート構造を示す
模式的な部分断面図であり、図5に対応する図である。
【図20】図19に示す吸気ポート構造の変形例を示す
模式的な部分断面図である。
【図21】吸気ポート内における燃料噴射の種類を示す
模式図である。
【図22】本発明の吸気ポート構造の隔壁構造の変形例
を示す模式図である。
【図23】本発明の吸気ポート構造の隔壁構造の変形例
を示す模式図である。
【図24】本発明の吸気ポート構造の隔壁構造の変形例
を示す模式図である。
【図25】本発明の吸気ポート構造の隔壁構造の変形例
を示す模式図である。
【図26】本発明の吸気通路構造を示す模式図であり、
図7の変形例である。
【図27】本発明の吸気通路構造を示す模式図であり、
図26のR1−R1〜R6−R6断面およびG−G断面
図である。
【図28】本発明の吸気通路構造の変形例を示す模式図
でさり、図27(c)に対応する図である。
【図29】従来の層状燃焼内燃機関を示す模式的斜視図
である。
【図30】従来の層状燃焼内燃機関を示す模式的断面図
である。
【符号の説明】
1A 吸気ポート46Aの軸心線 1B 吸気ポート46Bの軸心線 4 中央通路 5 側方通路 6 噴射軸線 11 点火プラグ 12 インジェクタ 13 膨らみ 21 隔壁 21A 隔壁21の上流端部 21B 隔壁21の下流端部 22 シリンダブロック 24 シリンダ 26 ピストン 28 シリンダヘッド 30 燃焼室 34 ピストン頂面 37 ***部 39 バルブリセス 46 吸気ポート 46A,46B 吸気ポート部分 46−1 吸気ポート上部 46A−1,46B−1 吸気ポート部分上部 46−2 吸気ポート上部 46A−2,46B−2 吸気ポート部分下部 46C 吸気ポート分岐部 47 排気ポート 57 バルブステム 58 吸気弁 60 シリンダヘッド下面 60a,60b シリンダヘッド下面の斜面 61 排気弁 121A 隔壁21の中央通路側表面 232 ***部頂上 vf1 斜面 vf2 外側斜面 FC 仮想平面 SF スキッシュ L1 仮想線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02F 1/42 F02F 1/42 A F02M 69/00 360 F02M 69/00 360B 360P (72)発明者 北田 泰造 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 秋篠 捷雄 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 田村 保樹 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 畠 道博 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 岩知道 均一 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 元持 政行 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 松尾 俊介 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 村上 信明 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 (72)発明者 古川 恵三 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動 車工業株式会社内 審査官 村上 哲 (56)参考文献 特開 平3−185266(JP,A) 特開 平5−133307(JP,A) 特開 平4−314962(JP,A) 特開 平5−133252(JP,A) 実開 平1−125863(JP,U) 実開 平3−52333(JP,U) 実開 平5−83328(JP,U) 実開 平4−125626(JP,U) 実開 平4−125628(JP,U) 実公 平4−15938(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 17/00 F01L 3/06 F02B 23/08 F02B 31/00 F02F 1/42 F02M 69/00 360

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内面と同シリンダ内に嵌挿される
    ピストンの上面とシリンダヘッド下面とで定められた燃
    焼室と、上記燃焼室天井中心近傍に設けられた点火プラ
    グと、上記シリンダヘッド下面におけるシリンダ軸線を
    含む仮想平面の一側に2つの吸気弁によって開閉される
    2つ吸気流開口と、吸入空気により上記燃焼室内のほ
    ぼ全体において互いに平行でかつ同じ向きのタンブル流
    を生成するように上記吸気開口から上記シリンダヘッド
    下面に沿って上記仮想平面の上記一側から他側に吸気を
    流入する吸気ポートと、同吸気ポートの上側内面から下
    側内面に向かって延設され上記吸気ポートを複数に区画
    し同タンブル流を互いに平行な複数の流れに区画する2
    つの隔壁と、上記点火プラグに対応する位置のタンブル
    流を生成する吸気のみに燃料を供給することによって上
    記燃焼室内に層状のタンブル流を存在せしめる燃料供給
    手段と、上記ピストンの頂面に上記タンブル流の流れ方
    向に沿った上記仮想平面の少なくとも一側にその頂上を
    有し上記仮想平面側の斜面によって上記層状のタンブル
    流を助長する***部とを備えたことを特徴とする層状燃
    焼内燃機関。
  2. 【請求項2】上記ピストン頂面が上記***部の上記仮想
    平面側に隣接する凹部を備え、上記凹部が上記***部の
    上記斜面と滑らかに連続する表面を有したことを特徴と
    する請求項1記載の層状燃焼内燃機関。
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