JP3104118U - コードブッシング付きキャブタイヤコード - Google Patents

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藤悟 小松
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Abstract

【課題】 コードブッシング付きキャブタイヤコードのコードブッシングの近傍における
導体の損傷や変形を防止しながら、コードと電気用品側端子との接続部に力が作用するの
を十分に防止でき、しかも、合成樹脂製バンド止めや金属製リング止め等のように周囲に
スペースを必要としないコードブッシング付きキャブタイヤコードを提供する。
【解決手段】 導体11を絶縁体12で被った複数の線心10をシース21で覆うと共に
、該シース21とコードブッシング30を一体成形したキャブタイヤコード1A,1Bに
おいて、前記コードブッシング30の近傍において、前記絶縁体12と前記シース21を
高周波溶着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は電気器具等に使用されるコードブッシング付きキャブタイヤコードに関するも
ので、より詳細には、電気器具等のキャビネットからコードを外部へ導き出す部分におけ
るコード引き止め構造に関する。
電気器具等に使用される電気用のコードには、図4及び図5に示すように、銅線等の導
体11をビニル等の絶縁体12で覆って線心10を形成し、色違いの線心10を複数本よ
り合わせて、その上を塩化ビニル等を材料とするシース21で覆ったビニルキャブタイヤ
コード20等が使用されている。
このキャブタイヤコードを電気器具等に使用し、電気器具等のキャビネットからコード
を導き出す場合には、電気器具等を使用する際の曲げや捩じりによるコードの断線を防止
するために、図6に示すように、コードブッシング30を用いているが、このコード取出
し構造においては、キャビネット2の外側に伸びているコード20を98Nの力Fで引張
っても、コード20と電気器具側の端子との接続部に力が作用しないことが、「電気用品
の技術上の基準を定める省令」の別表第8の1共通の事項の(2)構造のヲで要求されて
いる。
通常は、このコード20のキャビネット2からの引き出しに際しては、キャビネット2
のコード取り出し口2aにコードブッシング30の引抜き止め部31を嵌め込んで、この
コードブッシング30にコード20を挿入して通して、コードブッシング30の外側をキ
ャビネット2等で押圧することにより、コード20をコードブッシング30を介して押圧
しコード取り出し口2aに固定している。
しかしながら、単に、コードブッシング30にコード20を挿通して、コードブッシン
グ30に外部から圧力を加えてコード20を止めているだけでは、コード20が引張られ
た時に、コード20と電気器具側との接続部に力が加わるのを十分に防止できないという
問題がある。
これに対応するため、キャブタイヤコードでは無いが、複数の導体を一体に被覆した絶
縁体で形成したコード、つまり、シースが無い平形コードに関するものであるが、軟質の
合成樹脂被膜を有するコードの一端部を、軟質の合成樹脂からなる筒状のコードブッシン
グを介して電気器具のハウジング(キャビネット)に固定し、他端部をハウジング外部に
導出すると共に、コードブッシングとコードを嵌着部において高周波溶着する電気器具の
コード取出し構造が提案されている(例えば、実用新案文献1参照。)。
また、他の方法として、同様の平形コードにコードブッシングをモールド成形により一
体成形することにより、コードブッシングをコードと固定し一体化しているものがあり、
これによって、コードブッシングとコードのずれを防止している。
しかしながら、図4に示すように、線心10をシース21で覆ったキャブタイヤコード
20の場合には、コードブッシング30とシース21とをモールド成形によって一体成形
してずれ防止をしているが、コードブッシング30を、電気器具側の引抜き止め溝2aに
固定しても、外部Pfにおいてコード20を引張った場合に、コードブッシング30と一
体化されたシース21は、弾性変形しないが、コードブッシング30とPfとの間のシー
ス21が弾性変形して延びてしまうために、引張り力Fの作用点Pfで線心10に引張力
が作用し、線心10とシース21との間が滑って、シース21内部の線心10において作
用点側への移動Mが生じて矢印方向に引き込まれ、コード20と電気用品側端子との接続
部に力が加わってしまうという新たな問題が生じた。
この新たな問題に対処するために、コードブッシング30に対して接続部側の、線心1
0をシース21から露出させた部分において、線心10を、図7〜図9に示すようにイン
シュロックタイと呼ばれる合成樹脂製のバンド3で締め付けたり、あるいは、金属製のリ
ングを潰して押さえたり、金属製の細い棒状のものを巻き付けたりして、線心10の回り
に凸部3を設けて、この凸部3をシース21の端面に当接させることにより、シース21
内部の線心10が引張力Fの作用点Pf側に引き込まるのを防止して、接続部に力が加わ
るの防止している。
しかしながら、樹脂バンド3で線心10を締付ける場合には、この締め付けの程度が難
しく、締め付けが弱いと引き込まれ、締め付けが強過ぎると導体11を傷付けてしまうと
いう問題がある。また、金属製リング等においても、線心10に押圧して固定すると、導
体11の損傷や変形が生じるという問題がある。更に、合成樹脂製のバンド3や金属製リ
ング等の取付けに手間が掛かるという問題や、これらを配置するスペースの問題等もある

実開昭61−53976号公報
本発明の目的は、上記の問題を解決するためになされたものであり、コードブッシング
付きキャブタイヤコードのコードブッシングの近傍における導体の損傷や変形を防止しな
がら、コードと電気用品側端子との接続部に力が作用するのを十分に防止でき、しかも、
合成樹脂製バンド止めや金属製リング止め等のように周囲にスペースを必要としないコー
ドブッシング付きキャブタイヤコードを提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のコードブッシング付きキャブタイヤコードは、導
体を絶縁体で被った線心をシースで覆うと共に、該シースとコードブッシングを一体成形
したキャブタイヤコードにおいて、前記コードブッシングの近傍において、前記絶縁体と
前記シースを高周波溶着して構成する。
この構成により、引張力がコードに作用しても、コードブッシングとシースが一体化し
、更に、シースと線心が高周波溶着により接合されているので、この高周波溶着の部位よ
りも接続部側に引張力が作用しなくなる。従って、コードと電気器具との接続部に引張力
加が作用するのを防止できる。また、コードブッシング部位を避けて高周波溶着するため
、平坦部分で確実に溶着でき、容易に加工管理できる。
そして、更に、前記高周波溶着する部分を前記コードブッシングより電気器具との接続
部側とすると、より接続部に近い部分でシースと線心とが固定されるので、より接続部に
引張力が作用しなくなる。また、高周波溶着部が電気器具のキャビネット内に入るので、
高周波溶着部が外から見えなくなり、外観上の見栄えも良くなる。
本発明のコードブッシング付きキャブタイヤコードによれば、コードブッシングの近傍
部位において、高周波溶着によりシースと線心の絶縁体とを接合するので、金属製リング
や合成樹脂製バンドのように線心の導体に強い押圧力を加える必要が無くなり、押圧力に
起因する導体の変形や損傷を回避できる。
そして、導体への締め付けが無いためコードの折り曲げに対し有利となる。また、合成
樹脂製バンドや金属製リング等を使用しないのでこれらを収容するためのスペースを必要
としない。
その上、高周波溶着を用いているので、シースと絶縁体とが少しでも溶着していれば、
線心固定の効果が得られる。また、コードブッシング部位を避けてシースと線心を高周波
溶着するため平坦部分で確実に溶着できる。そのため、加工管理が著しく容易となる。
以下、本発明に係る実施の形態のコードブッシング付きキャブタイヤコードについて、
図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に、第1の実施の形態のコードブッシング付きキャブタイヤコード1Aの
構成を示す。このコードブッシング付きキャブタイヤコード1Aは、電気を通すための線
状の導体11をビニル等の絶縁体12で囲み周囲との間を電気的に絶縁して線心10を形
成すると共に、更に、線心10を複数本(図では2本)を塩化ビニル等の外被となるシー
ス21で囲んでコード20を形成し、このコード20にコードブッシング30をモールド
成形により一体成形して形成される。
本考案においては、このコードブッシング付きキャブタイヤコード1Aにおいて、コー
ドブッシング30の近傍において、線心10の絶縁体12とシース21を点、線、又は、
面で高周波溶着する。この高周波溶着する部分Aは、コード30を引張られる部分Pfよ
りも、接続部側の部位とすることが必要であり、コードブッシング30の両側、即ち、電
気器具のキャビネット2内の部位A(図1)と外の部位B(図2)を選ぶことができるが
、第1の実施の形態では、電気器具のキャビネット2内の部位Aとする。この高周波溶着
は、コード20の溶着部位Aを高周波電場に置いて誘電加熱を利用して溶着部位Aで内部
発熱させて絶縁体12とシース21を溶着するものであり、図3に示すように、絶縁体1
2とシース21の間の部位Wが溶けて接合する。
なお、このコードブッシング30の部分を避けて高周波溶着することにより、シース2
1の平坦部で加工でき、深さも浅いので、厳密な加工管理を必要とせずに、絶縁体12と
シース21をより確実に溶着することができるようになる。
そして、高周波溶着する部分を、コードブッシング30の電気器具のキャビネット2内
に配置される部位Aとすると、高周波溶着部Aが外から見えなくなり、外観上の見栄えも
良くなる。また、接続部により近い部分Aでシース31と線心10とが固定されるので、
より接続部に力が作用しなくなる。また、この高周波溶着部分で線心10が結線作業に伴
って露出されないように、高周波溶着する部分はコードブッシング30の近傍とし、好ま
しくは、コードブッシング30の直近部位Aとする。
次に、第2の実施の形態のコードブッシング付きキャブタイヤコードについて説明する
。この図2に示す、第2実施の形態のコードブッシング付きキャブタイヤコード1Bでは
、高周波溶着する部分を、コードブッシング30の電気器具のキャビネット2外に配置さ
れる部位Bとする。それ以外は、第1の実施の形態のコードブッシング付きキャブタイヤ
コード1Aの構成と同じである。
この高周波溶着する部分を部位Bとすると、高周波溶着部Bが外から見え、外観上は多
少の問題を生じるが、高周波溶着する部分における、結線作業に伴なう線心10の露出を
確実に回避できる。なお、この場合においても、高周波溶着する部分がコード30に引張
力Fが作用する部位Pfよりもコードブッシング30側となるように、高周波溶着する部
分をコードブッシング30の近傍とし、好ましくはコードブッシング30の直近部位Bと
する。
上記の構成のコードブッシング付きキャブタイヤコード1A,1Bによれば、コードブ
ッシング30の近傍部位A又はBにおいて、高周波溶着によりシース21と絶縁体12と
を接合するので、金属製リングや合成樹脂製バンドのように導体11に強い押圧力を加え
る必要が無く、押圧力に起因する導体11の変形や損傷を回避できる。
また、導体11への締め付けが無いため、コード20の折り曲げに対し有利となる。ま
た、合成樹脂製バンドや金属製リング等を使用しないため、これらを収めるためのスペー
スを必要としなくなる。
その上、高周波溶着を用いているので、シース21と絶縁体12とが少しでも溶着して
いれば、線心固定の効果が得られる。そのため、加工管理が容易となる。
本発明に係る第1実施の形態のコードブッシング付きキャブタイヤコードを示す図である。 本発明に係る第2実施の形態のコードブッシング付きキャブタイヤコードを示す図である。 図1及び図2のコードの高周波溶着部分を示す断面図である。 従来技術のコードブッシング付きキャブタイヤコードを示す図である。 図4のコードの断面図である。 従来技術のコードブッシング付きキャブタイヤコードを電気用品のキャビネットに取り付けた状態を示す図である。 合成樹脂製のバンドを取り付けたコードブッシング付きキャブタイヤコードを示す図である。 合成樹脂製のバンドを取り付けた状態を示す図である。 合成樹脂製のバンドを取り付けたコードブッシング付きキャブタイヤコードを電気用品のキャビネットに取り付けた状態を示す図である。
符号の説明
1A,1B コードブッシング付きキャブタイヤコード
2 キャビネット
10 線心
11 導体
12 絶縁体
20 コード
21 シース
30 コードブッシング
A,B,W 高周波溶着部位

Claims (2)

  1. 導体を絶縁体で被った複数の線心をシースで覆うと共に、該シースとコードブッシング
    を一体成形したキャブタイヤコードにおいて、前記コードブッシングの近傍において、前
    記絶縁体と前記シースを高周波溶着したことを特徴とするコードブッシング付きキャブタ
    イヤコード。
  2. 前記高周波溶着する部分を前記コードブッシングより電気器具との接続部側とすること
    を特徴とするコードブッシング付きキャブタイヤコード。
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