JP3103760B2 - Icソケットにおけるic押え機構 - Google Patents

Icソケットにおけるic押え機構

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JP3103760B2
JP3103760B2 JP08075230A JP7523096A JP3103760B2 JP 3103760 B2 JP3103760 B2 JP 3103760B2 JP 08075230 A JP08075230 A JP 08075230A JP 7523096 A JP7523096 A JP 7523096A JP 3103760 B2 JP3103760 B2 JP 3103760B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はICをソケットに
接触させるに際し、ICを押圧して接触を安定にするI
C押え機構に関する。
【0002】
【従来の技術】IC本体の下面から多数のIC端子を剣
山状に突出して成るPGA形ICにおいては、ソケット
本体の上面に沿い横動する移動板によってIC端子とソ
ケットコンタクトとの接触及び接触解除を図る方法が採
られている。このPGA形ICソケットにおいては、I
C端子をコンタクトで挟持しICを拘束している。
【0003】又IC端子をIC本体の対向する各側面か
ら突出して成るICパッケージとしては、IC端子を二
段曲げして成るガルウィング形IC端子を持つガルウィ
ング形ICパッケージ、又はIC端子を水平に突出して
成るフラット形ICパッケージ、或いはIC端子をJ形
に突出して成るJベンド形ICパッケージ等が存する。
【0004】これらICパッケージ用のソケットにおい
ては該ソケットに保有させたコンタクトにIC端子を載
接すると共に、ソケット本体に開閉可(回動可)に軸支
した押えカバーを閉合し、このカバーにロックレバーを
係止することにより、IC端子又はIC本体を押圧し上
記IC端子とコンタクトとの接圧を確保する方法を採っ
ている。
【0005】又多数のIC端子をIC本体の下面に密着
配置した導電箔で形成したリードレス形ICパッケージ
やIC本体の下面より半球形に突出したバンプによりI
C端子を形成したBGA形ICパッケージ等において
も、上記と同様、ソケット本体に開閉可に軸支した押え
カバーを閉合し、ロックレバーを係止することによりI
C本体を押圧し上記IC端子とコンタクトとの接圧を確
保する方法を採っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の通りPGA形I
Cのソケットにおいては、IC端子をコンタクトにより
挟持しているが、外的衝撃により、この挟持摩擦力に抗
してICの浮上りを生じIC端子の表面を損傷する恐れ
や、ICを傾いた不正常な姿勢で移動板上に搭載しIC
端子とコンタクトとの接触を不安定にする問題点を有し
ている。
【0007】又PGA形ICにおいてはIC本体の下面
に密着配置した接地用端子にソケット本体に設けた接地
用コンタクトを加圧接触し静電気を放流する方策が良く
採られているが、この場合には接地用コンタクトにより
IC本体を浮上らせんとする突上力がIC本体に加わ
り、コンタクトとの接触を不安定にする問題を招来す
る。
【0008】以上の問題はガルウィング形ICやフラッ
ト形IC、或いはBGA形IC等においても同様であ
る。
【0009】殊に、これらIC端子をコンタクトに載せ
接触を得る形式のガルウィング形IC用ソケット等にお
いては、ICの浮上りは直ちに接触瑕疵を生ずる原因と
なる。又従来はこのICの浮動を防止する手段として、
ソケット本体の一端にIC押えカバーを回動可に軸支
し、このIC押えカバーをソケット本体に対し閉合し、
これにソケット本体に設けたロックレバーを係合する機
構が採られているが、この押えカバーは回動軌跡上にお
いてICを押圧するので、押えカバーの軸支側のIC端
子と軸支側から離間したIC端子に対する押圧タイミン
グにずれを生じがちであり、これによりICが傾いた
り、ジャンプ或いは横ずれを来しコンタクトとIC端子
の接触を損なう問題点を有している。
【0010】更にこのIC押えカバーの閉合状態を保持
するためにソケット本体にロックレバーを付設せねばな
らない。又ICの着脱の都度上記ソケット本体に回動可
に軸支した押えカバーとロックレバーの双方を回動操作
せねばならず、加えて単純に垂直に上下動するロボット
で開閉操作することができず、IC着脱の自動化を図る
上で支障となっている。
【0011】本発明は上記の如き問題点を解決するIC
ソケットにおけるIC押え機構を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の手段としてソケッ
ト本体の上面に沿う移動板の横動によりソケット本体が
保有せるコンタクトと、移動板上に搭載せるIC本体の
下面から突出せるIC端子との接触及び接触解除を図る
ようにしたICソケットにおいて、上記IC本体の一端
部上面と他端部上面とを下方へ向け押圧する少なくとも
一対の回動ラッチレバーを備える。又該各回動ラッチレ
バーを押圧方向に付勢するバネ手段と、該各回動ラッチ
レバーをバネ手段に抗し押圧解除方向へ回動せしめる移
動板の上位に上下動可に設けたアクチュエーターを備え
る。そして上記各回動ラッチレバーを移動板の一端部と
他端部とに夫々回動可に軸支し、両回動ラッチレバーが
上記移動板と一緒に横動する構成とする。
【0013】第2の手段としてソケット本体にICを搭
載し、IC本体の対向する各側面から突出せるガルウィ
ング形IC端子をソケット本体に設けたコンタクトに載
接する構成としたICソケットにおいて、上記IC本体
の一側面から突出するIC端子の上面と同他側面から突
出するガルウィング形IC端子の上面とを下方へ向け押
圧する回動ラッチレバーを備える。又、該各回動ラッチ
レバーを押圧方向に付勢するバネ手段と、該各回動ラッ
チレバーをバネ手段に抗し押圧解除方向へ回動せしめる
ソケット本体の上位に上下動可に設けたアクチュエータ
ーを備える。そして上記コンタクトには上下に撓むこと
ができる横外方向に延ばされた片持ち構造の弾性接片を
具備させ、該弾性接片の自由端に上向きに突設された突
片を設け、この突片に上記ガルウィング形IC端子の先
端部下面を載せ、上記各回動ラッチレバーでガルウィン
グ形IC端子の先端部上面を押圧することにより上記弾
性接片を下方へ撓ませその復元力により接触圧を得る構
成する。
【0014】第3の手段として、ソケット本体にICを
搭載し、IC本体の下面に配置された導電性パッドや導
電性球面形バンプから成るIC端子をソケット本体に設
けたコンタクトに載接する構成としたICソケットにお
いて、上記IC本体の一端部上面と他端部上面とを下方
へ向け押圧する少なくとも一対の回動ラッチレバーを備
えると共に、該各回動ラッチレバーを押圧方向に付勢す
るバネ手段を備え、該各回動ラッチレバーをバネ手段に
抗し押圧解除方向へ回動せしめるソケット本体の上位に
上下動可に設けたアクチュエーターを備え、上記各回動
ラッチレバーは上記IC本体の一端部上面と他端部上面
とを下方へ押圧して上記コンタクトに載せられた上記I
C端子を同コンタクトに弾力的に押し付け接触圧を得る
手段を構成する。
【0015】本発明によれば上記一対の回動ラッチレバ
ーがバネ手段によって押圧方向へ回動されつつIC本体
の左右側方へ突出したIC端子の上面又はIC本体の上
面の両端を下方へ押圧してICの浮動を抑止し、コンタ
クトとIC端子の接触を確保することができると共に、
アクチュエーターの下降操作により上記回動ラッチレバ
ーを押圧解除方向に回動しICの着脱が容易に行なえ
る。
【0016】又単純に上下動するロボットをアクチュエ
ーターに作用させることにより一対の回動ラッチレバー
を容易に開閉でき、IC着脱の自動化に有効に資するこ
とができる。更に一対の回動ラッチレバーをIC端子や
IC本体に対し同時に押圧力を与えるようにすることが
でき、押圧タイミングのずれによるICのずれ等を有効
に防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】第1実施形態例(図1乃至図
照) この例はPGA形IC用のICソケットにおけるIC押
え機構を示している。PGA形ICは前記の通り、IC
本体1の下面からピン端子から成る多数のIC端子2を
突出している。
【0018】他方ICソケットはソケット本体3に上記
IC端子2に対応する多数のコンタクト4を保有すると
共に、ソケット本体3の上面に沿い横動可能な移動板5
を備えている。この移動板5には上記IC端子2及びコ
ンタクト4に対応する多数の貫通孔6が設けられてお
り、上記IC本体1が移動板5の上に搭載された時、I
C端子2は上記貫通孔6を貫通してコンタクト4との接
触に供される。
【0019】上記移動板5はソケット本体3の上面に沿
う一方向への横動によりコンタクト4の接片を開状態に
し、この開状態においてICを移動板5上に搭載し、I
C本体1を移動板5の上面に支持すると共にIC端子2
を移動板5に設けた貫通孔6を通しコンタクト4の接片
間へ無負荷挿入する。
【0020】次にこの移動板5を他方向へ横動すること
によりコンタクト4の接片が閉状態になり、IC端子2
を弾力的に挟持する。例えば図等に示すように、上記
コンタクト4の接片対の一方を移動板5に係止させて置
けば、移動板5の横動によってコンタクト4を開閉する
ことができる。
【0021】この第1実施形態例においては、移動板5
がコンタクト4の接片と係合してこれを開閉する場合を
示しているが、他のPGA形ICパッケージ用のソケッ
ト形式として、IC端子2を移動板5の貫通孔6を通し
てコンタクト4の側部に無負荷挿入し、次で移動板5を
横動することによって上記IC端子2を上記挿入位置か
ら移動板5と一緒に横動してコンタクト4の接片間に弾
力的に強制介入する方式のソケットが既知である。本発
明は上記何れの形式のソケットにも実施できる。
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】上記アクチュエーター8は移動板5と対向
する中央開口25を有する方形枠体によって形成され
いる。
【0026】上記ソケットにIC本体1の一端部上面と
他端部上面とを下方へ向け押圧する少なくとも一対の回
動レバーから成るラッチレバー13を具備させる。
【0027】上記各回動ラッチレバー13は図1又は図
等に示すように、移動板5の一端部と他端部に夫々軸
14により移動板5の上面に接近する方向(前方)と離
間する方向(後方)とに回動できるように枢支する。一
方の回動ラッチレバー13は前方へ回動した時に移動板
5上に搭載されたIC本体1の上面一端を下方へ押圧
し、他方の回動ラッチレバー13は前方へ回動した時に
IC本体1の上面他端を下方へ押圧する。
【0028】即ち、各回動ラッチレバー13は互いに対
向方向に回動しIC本体1の上面の両端を同時に下方へ
向け押圧する。
【0029】上記回動ラッチレバー13に押圧力を付与
するため、各回動ラッチレバー13を押圧方向に付勢す
るバネ手段15を設ける。このバネ手段15としては例
えば、図1,図等に示す如き、軸14に装着された二
又バネを用いる。この二又バネは金属線材から成り、回
動ラッチレバー13の軸14に巻装されたコイル部16
とこのコイル部16の両端から同方向に延ばされた弾性
アーム17を有し、このアーム17の端部を移動板5に
係止すると共に、図1に示すように上記コイル部16の
中央部の線材部分で回動ラッチレバー13に対する加圧
バネ部18を形成している。
【0030】上記回動ラッチレバー13はその自由端に
軸14を中心に回動する押え部20を有し、この押え部
20を移動板5の辺に沿い延ばし、その両端に軸継手2
1を設け、該各軸継手21の外側に移動板5と一体の軸
継手22を設け、軸14を上記軸継手21,22に挿通
して、軸継手21間の軸延在部分に上記二又バネのコイ
ル部16を巻装し、このコイル部16の中央部に上記加
圧バネ部18を形成する。
【0031】上記各回動ラッチレバー13は上記アクチ
ュエーター8を下降操作することにより、バネ手段15
に抗して押圧解除方向(後方)へ回動され、ICに対す
る拘束を解く。
【0032】上記アクチュエーター8は前記の通りIC
を装脱する中央開口25を有し、該中央開口25を画成
する枠フレームの縁部下面に上記回動ラッチレバー13
を押圧解除方向へ回動せしめる加圧部23を形成する。
【0033】以下図乃至図に基づいてアクチュエー
ター8と回動ラッチレバー13と移動板5の動作につい
て説明する。
【0034】図乃至図はアクチュエーター8を下降
操作した時の回動ラッチレバー13と移動板5の動作状
態を示している。図示のように、アクチュエーター8を
下降すると、加圧部23が回動ラッチレバー13の後端
の受圧部24を押圧し、回動ラッチレバー13をバネ手
段15に抗し後方へ回動しICの押圧解除状態を形成す
る。
【0035】上記回動ラッチレバー13の受圧部24は
軸14の後方に存し、押え部20は軸14の前方に存す
る。回動ラッチレバー13はアクチュエーター8の中央
開口25の内域に配され、受圧部24を加圧部23の直
下に対向するように配置しており、アクチュエーター8
を下限まで下降した時、回動ラッチレバー13は図6に
示すように中央開口25内に略直立状態に回動し、押圧
解除状態を形成する。移動板5が一方向へ横動してコ
ンタクト4の接片を開状態にする。即ち中央開口25を
画成する枠フレームの縁部で回動ラッチレバー13背面
の受圧部24を押圧し、押え部20を中央開口25内へ
逃がしながら、回動せしめる構成である。
【0036】上記回動ラッチレバー13の押圧解除状態
において、ICを中央開口25を通し移動板上に搭載す
る。前記のとおりIC本体1は移動板5の上面に支承さ
れ、IC端子2は貫通孔6を通して開状態にあるコンタ
クト4の接片間へ無負荷挿入される。
【0037】図乃至図に示すように、上記IC搭載
状態においてアクチュエーター8への押下力を解除する
と、移動板5はコンタクト4の接片の弾性復元力により
他方向へ横動してコンタクト4によるIC端子2の挟持
状態を形成する。
【0038】又アクチュエーター8の上昇によって、図
,図10に示すように回動ラッチレバー13はバネ手
段15の弾力に従い前方へ回動しIC本体1の上面一端
と他端を下方向へ押圧する。この押圧によってICの浮
上りを阻止し、IC端子2とコンタクト4との接触状態
を確保する。
【0039】図1においては、回動ラッチレバー13を
移動板5の対向する端縁に取付けた場合を示した。
【0040】回動ラッチレバー13を移動板5に付設し
た場合には、同レバー13はIC本体1を押圧した状態
のまま移動板5と一緒に横動するので移動板5の移動に
際しレバー13の押え部20がIC本体1の上面を摺動
することがない。
【0041】又本発明は上記回動ラッチレバー13を左
右に二個設ける場合の他、移動板5の前後端縁に沿い二
個、左右端縁に沿い二個、計四個のレバー13を設け、
これらをアクチュエーター8によって同時に開閉する場
合を含んでいる。
【0042】第2実施形態例(図乃至図15参照) この例はIC本体1の対向する側面から多数のIC端子
2を突出して成るICと、このICを搭載せるソケット
においてIC押え機構を形成した場合を示している。
【0043】上記ICの代表例としてガルウィング形I
Cを用いた場合を示している。ガルウィング形IC端子
2は横方向に僅かに突出した基部2aと縦方向に延びる
中間部2bと横方向に突出せる先端部2cを有してい
る。
【0044】他方ソケット本体3は上記IC端子2を載
接する多数のコンタクト4を保有する。このコンタクト
4は上下に撓むことができる横外方向に延ばされた片持
ち構造の弾性接片26を有し、この弾性接片26の自由
端に上向きに突設された突片27を有しており、この突
片27にIC端子2の先端部2cを載せ接触を図る。
【0045】上記ソケットにIC本体1の一側方へ突出
されたIC端子2の上面と、他側方へ突出されたIC端
子2の上面とを下方へ向け押圧する少なくとも一対の回
動レバーから成るラッチレバー13を具備させる。
【0046】上記各回動ラッチレバー13は図等に示
すように、ソケット本体3の一端部と他端部に夫々軸1
4によりソケット本体3の上面に接近する方向(前方)
と離間する方向(後方)とに回動できるように枢支す
る。
【0047】一方の回動ラッチレバー13は前方へ回動
した時にソケット本体3に搭載されたIC本体1の一側
方へ突出するIC端子2の上面を下方へ押圧し、他方の
回動ラッチレバー13は前方へ回動した時にIC本体1
の他側方へ突出するIC端子2の上面を下方へ押圧す
る。即ち、各回動ラッチレバー13は互いに対向方向に
回動し各列のIC端子2の上面を同時に下方へ向け押圧
する。
【0048】上記回動ラッチレバー13に押圧力を付与
するため、各回動ラッチレバー13を押圧方向に付勢す
るバネ手段15を設ける。このバネ手段15としては例
えば、図1,図等に示す如き、軸14に装着された二
又バネを用いることができ、この二又バネと回動ラッチ
レバー13の具体構造は既述の説明を援用する。
【0049】上記各回動ラッチレバー13は上記アクチ
ュエーター8を下降操作することにより、バネ手段15
に抗して押圧解除方向(後方)へ回動され、ICに対す
る拘束を解く。
【0050】上記アクチュエーター8は前記の通りIC
を装脱する中央開口25を有し、該中央開口25を画成
する枠フレームの縁部に上記回動ラッチレバー13を押
圧解除方向へ回動せしめる加圧部23を形成する。
【0051】以下図乃至図15に基づいてアクチュエ
ーター8と回動ラッチレバー13の動作について説明す
る。
【0052】図乃至図12はアクチュエーター8を下
降操作した時の回動ラッチレバー13と移動板5の動作
状態を示している。図示のように、アクチュエーター8
を下降すると、加圧部23が回動ラッチレバー13の後
端の受圧部24を押圧し、回動ラッチレバー13をバネ
手段15に抗し後方へ回動しIC端子2に対する押圧解
除状態を形成する。
【0053】上記回動ラッチレバー13の受圧部24は
軸14の後方に存し、押え部20は軸14の前方に存す
る。回動ラッチレバー13はアクチュエーター8の中央
開口25の内域に配され、受圧部24を加圧部23の直
下に対向するように配置しており、アクチュエーター8
を下限まで下降した時、回動ラッチレバー13は図13
に示すように中央開口25内に略直立状態に回動し、押
圧解除状態を形成する。
【0054】即ち中央開口25を画成する枠フレームの
縁部で回動ラッチレバー13背面の受圧部24を押圧
し、押え部20を中央開口25内へ逃がしながら、回動
せしめる構成である。上記回動ラッチレバー13の押圧
解除状態において、ICを中央開口25を通しソケット
本体3上に搭載する。
【0055】図12乃至図15に示すように、上記IC
搭載状態においてアクチュエーター8への押下力を解除
すると、図13乃至図16に示すように回動ラッチレバ
ー13はバネ手段15の弾力に従い前方へ回動し押え部
20が一方のIC端子2の先端部2c上面と他方のIC
端子2の先端部2c上面を下方向へ同時に押圧する。
【0056】上記の如く回動ラッチレバー13の押え部
20がIC端子2を押圧することによって弾性接片26
を下方へ撓ませ、その復元力によってIC端子2とコン
タクト4の接触圧を確保すると共に、IC端子2の先端
部2cを回動ラッチレバー13の押え部20とコンタク
ト4の突片27間にしっかりと挟持しICの浮上りを阻
止し、IC端子2とコンタクト4とを安定に接触せしめ
る。
【0057】本発明は上記回動ラッチレバー13を左右
に二個設ける場合の他、ソケット本体3の前後と左右に
各二個、計四個のレバー13を設け、これらをアクチュ
エーター8によって同時に開閉する場合を含んでいる。
【0058】又上記バネ手段15は図示の如き線材から
成る二又バネを用いる他、板バネ等の他のバネ手段を用
いることができる。例えば図示しないが、回動ラッチレ
バー13の後端に後方へ延びる薄肉の曲げ弾性を有する
尾部を一体合成樹脂成形し、この尾部の端部をソケット
本体3に係接し、アクチュエーター8の下降によって回
動ラッチレバー13を後方へ回動させた時に、この尾部
を反り曲げて弾力を蓄え、この弾力によってレバー13
に前方回動力を与えるように構成することができる。こ
の弾性尾部は第1実施形態例においても実施可能であ
る。
【0059】更に図15は上記第2実施形態例におい
て、ラッチレバー13がIC本体1の上面一端と同他端
を押圧する場合を示している。
【0060】第3実施形態例(図16参照) ここではIC本体1の下面に多数の薄箔から成る導電性
パッドを密着して配置した形式のICや、IC本体1の
下面に多数の導電性球面形バンプを配置した形式のIC
において前記押え機構を構成している。
【0061】上記薄箔パッドや球面形バンプをIC端子
2とし、ソケット本体3には上記IC端子2に弾力的に
押し付けられる多数のコンタクト4が設けられている。
【0062】上記IC用のソケット本体3にIC本体1
の一端部上面と他端部上面とを下方へ向け押圧する少な
くとも一対の回動ラッチレバー13を付設する。
【0063】各回動ラッチレバー13は上記押圧方向に
付勢するバネ手段15によって弾持されており、アクチ
ュエーター8の上下動によって押圧解除位置と押圧位置
とに回動される。
【0064】このアクチュエーター8はソケット本体3
の上位に上下動操作可に設けられ、アクチュエーター8
を下降することによって上記各回動ラッチレバー13を
バネ手段15に抗し後方へ回動し押圧解除状態を形成
し、この押圧解除状態においてアクチュエーター8の中
央開口25を通しICの着脱を行なう。
【0065】又上記アクチュエーター8に対する押下力
を解除すると、コンタクト4の復元力により、アクチュ
エーター8が上方へ復帰し、これに伴ない回動ラッチレ
バー13がバネ手段15の復元力により前方へ回動し前
記押圧状態を形成する。
【0066】各回動ラッチレバー13はIC本体1の一
端上面と他端上面を同時に下方向へ押圧し、IC本体1
の下面に配置されコンタクト4に載せられたIC端子2
を同コンタクト4に押し付け接触圧を得る。このコンタ
クト4としては上下に直線的に弾力的に伸縮するコンタ
クトプローブを用いることができる。
【0067】このコンタクトプローブの一例として、外
部スリーブ28内にピン端子29を挿入し、このピン端
子29を外部スリーブ28に内装したバネ30によって
上方へ付勢し、ピン端子29の先端を上記IC端子2に
押し付ける形式のもの等を用いることができる。
【0068】上記回動ラッチレバー13やバネ手段15
の具体構造は第1実施形態例において詳述した通りであ
り、そこにおける説明を援用することができる。
【0069】
【発明の効果】この発明によればアクチュエーターへの
押下力を解除することによって少なくとも一対の回動ラ
ッチレバーをバネ手段により押圧位置へ前方回動させ
て、IC本体の両端上面、又はIC本体の対向する側面
から突出されたIC端子の上面に同時に弾力的に押し当
てることができ、これによってIC端子とコンタクトの
接触を良好に確保できると同時に、アクチュエーターを
押下げ操作し上記各回動レバーをバネ手段に抗し後方回
動させることにより回動ラッチレバーを同時に押圧解除
位置へ回動させて、ICの着脱が容易に行なえる。
【0070】又単に上下動するロボットをアクチュエー
ターに作用させることにより上記各回動ラッチレバーの
開閉が行なえるのでIC着脱の自動化に適切に対応し得
る。
【0071】又各回動ラッチレバーをIC本体の左右に
列設されたIC端子やIC本体の両端を同時に押圧でき
るので、押圧タイミングのずれによるICのずれを有効
に防止し、ICとソケットとを適切に接触させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】PGA形ICに本発明を実施した場合を示すソ
ケットの平面図。
【図2】上記アクチュエーターを下降操作した時の回動
ラッチレバーと移動板の動作状態を説明するICソケッ
ト断面図。
【図3】上記アクチュエーターを下降操作した時の図
に続く回動ラッチレバーと移動板の動作状態を説明する
ICソケット断面図。
【図4】上記アクチュエーターを下降操作した時の図
に続く回動ラッチレバーと移動板の動作状態を説明する
ICソケット断面図。
【図5】上記アクチュエーターを下降操作した時の図
に続く回動ラッチレバーと移動板の動作状態を説明する
ICソケット断面図。
【図6】上記アクチュエーターが上昇した時の回動ラッ
チレバーと移動板の動作状態を説明するICソケット断
面図。
【図7】上記アクチュエーターが上昇した時の図に続
く回動ラッチレバーと移動板の動作状態を説明するIC
ソケット断面図。
【図8】上記アクチュエーターが上昇した時の図に続
く回動ラッチレバーと移動板の動作状態を説明するIC
ソケット断面図。
【図9】ガルウィング形ICに本発明を実施した場合を
示すソケットの断面図であり、アクチュエーターを下降
操作した時の回動ラッチレバーの動作状態を説明するI
Cソケット断面図。
【図10】アクチュエーターを下降操作した時の図
続く回動ラッチレバーの動作状態を説明するICソケッ
ト断面図。
【図11】アクチュエーターを下降操作した時の図10
に続く回動ラッチレバーの動作状態を説明するICソケ
ット断面図。
【図12】アクチュエーターを下降操作した時の図11
に続く回動ラッチレバーの動作状態を説明するICソケ
ット断面図。
【図13】アクチュエーターが上昇した時の回動ラッチ
レバーの動作状態を説明するICソケット断面図。
【図14】アクチュエーターが上昇した時の図13に続
く回動ラッチレバーの動作状態を説明するICソケット
断面図。
【図15】アクチュエーターが上昇した時の図14に続
く回動ラッチレバーの動作状態を説明するICソケット
断面図。
【図16】リードレス形IC又はBGA形ICに本発明
を実施した場合を示すソケット断面図。
【符号の説明】
1 IC本体 2 IC端子 3 ソケット本体 4 コンタクト 5 移動板 8 アクチュエーター 15 バネ手段
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−47445(JP,A) 特開 平7−296922(JP,A) 特開 平6−223937(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソケット本体の上面に沿う移動板の横動に
    よりソケット本体が保有せるコンタクトと、移動板上に
    搭載せるIC本体の下面から突出せるIC端子との接触
    及び接触解除を図るようにしたICソケットにおいて、
    上記IC本体の一端部上面と他端部上面とを下方へ向け
    押圧する少なくとも一対の回動ラッチレバーを備えると
    共に、該各回動ラッチレバーを押圧方向に付勢するバネ
    手段を備え、該各回動ラッチレバーをバネ手段に抗し押
    圧解除方向へ回動せしめる移動板の上位に上下動可に設
    けたアクチュエーターを備え、上記各回動ラッチレバー
    を移動板の一端部と他端部とに夫々回動可に軸支し、両
    回動ラッチレバーが上記移動板と一緒に横動する構成と
    したことを特徴とするICソケットにおけるIC押え機
    構。
  2. 【請求項2】ソケット本体にICを搭載し、IC本体の
    対向する各側面から突出せるガルウィング形IC端子を
    ソケット本体に設けたコンタクトに載接する構成とした
    ICソケットにおいて、上記IC本体の一側面から突出
    するガルウィング形IC端子の先端部上面と同他側面か
    ら突出するガルウィング形IC端子の先端部上面とを下
    方へ向け押圧する回動ラッチレバーを備えると共に、該
    各回動ラッチレバーを押圧方向に付勢するバネ手段を備
    え、該各回動ラッチレバーをバネ手段に抗し押圧解除方
    向へ回動せしめるソケット本体の上位に上下動可に設け
    たアクチュエーターを備え、上記コンタクトには上下に
    撓むことができる横外方向に延ばされた片持ち構造の弾
    性接片を具備させ、該弾性接片の自由端に上向きに突設
    された突片を設け、この突片に上記ガルウィング形IC
    端子の先端部下面を載せ、上記各回動ラッチレバーによ
    るガルウィング形IC端子の先端部上面の押圧により上
    記弾性接片を下方へ撓ませその復元力により接触圧を得
    る構成としたことを特徴とするICソケットにおけるI
    C押え機構。
  3. 【請求項3】ソケット本体にICを搭載し、IC本体の
    下面に配置された導電性パッドや導電性球面形バンプか
    ら成るIC端子をソケット本体に設けたコンタクトに載
    接する構成としたICソケットにおいて、上記IC本体
    の一端部上面と他端部上面とを下方へ向け押圧する少な
    くとも一対の回動ラッチレバーを備えると共に、該各回
    動ラッチレバーを押圧方向に付勢するバネ手段を備え、
    該各回動ラッチレバーをバネ手段に抗し押圧解除方向へ
    回動せしめるソケット本体の上位に上下動可に設けたア
    クチュエーターを備え、上記各回動ラッチレバーは上記
    IC本体の一端部上面と他端部上面とを下方へ押圧して
    上記コンタクトに載せられた上記IC端子を同コンタク
    トに弾力的に押し付け接触圧を得る手段を構成している
    ことを特徴とするICソケットにおけるIC押え機構。
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